2016年2月 トレード歴48ヶ月(素人の相談、「老人喰い」)

2016年2月

※2016年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~2月29日
・引き続き、(都合良く)統計を取り続けていった。

・新興銘柄のデイトレの統計を取っている内に、上昇波動(陰線がほとんど出ず陽線連発で上げて行くもの)が一旦出てしまうともう上昇波動が出ることはまずないということや、3ケタの価格の銘柄はデイトレではほとんど取れないなということなどが分かってきた。また、ボトムから何%上昇したか?トップから何%下落したのか?ということも注目するようにもなってきた。あと、安値を切り上げている2陰線、トップから-10%以上下落後のサインは比較的行きやすいかなと。
※注:どんなことだろうと、継続すると気付きはあるもの。とにかく継続すること。

 

〇2月10日
・前日の統計指標から日経平均が売られ過ぎのサインが出ていたので、三菱UFJ、野村HD、マツダを買った。

 

〇2月12日
・が、ダウが2日で下げて円高が更に進んだことで、日経平均は-287円で寄り付き。三菱UFJ-4.11%、野村HD-6.89%、マツダ-8.61%LC(マツダ以外画像省略)。ギリシャショックを超える1日で総資金の-7%……。うぼぁー。

・だが、依然、日経平均売られ過ぎだったため、マツダと野村HDを買った(三菱UFJの分の資金を割り増し。トータルでは変わらず)。

・ああこわ……。戦争で爆撃を受けてる町に、群衆の群れと逆行して火事場泥棒に行くような心理やなと。指標的には絶好のバーゲンセールなのだが、(引け後に見た)2ちゃんねるのニュース系のスレは総悲観だった。

 

〇2月15~16日
・日経平均大反発。1日目は野村+10.84%で10%ラインで半分決済、マツダ+8.41%の上昇。2日目に、野村+13.07%で残り玉を決済、マツダ平均+11.68%で全て決済。トータルでは総資金+5%となった。

 

素人の相談

2016年の2月に、親戚から株の相談をされたことがあったんですが、そのときの話をします。それはそれは信じられないような話の連続でしたが、「素人ってこんな感じなのか……」ということが分かった貴重な体験でした。長くなるので、2回に分けて書いていきます。

それで、2016年2月の始めに、私の祖父から、株の相談をしたいという話がありました。

その話によると、パナソニックを買ったが、この件について相談したいとのことでした。まあ、この時点で既に???なわけですが……。

そもそも、買ってから相談したいってのは相談と言わない。単に「上がる」と言ってもらいだけ、安全・安心を保証して欲しいだけ。「パナが上がるかどうか?知らねーよ、そんなの」というのが本音です。

……って言うか、パナは今日決算発表じゃなかったか?

そう、私の祖父は、タイムリーに決算発表の日にパナソニックを買ってしまったんですね。何も、1年で数回しかない決算発表当日に合わせて買わなくてもいいだろうに……。素人の潜在意識恐るべし……。

もっと早く相談してくれていれば、決算発表を待ってから買うべしという最低限のアドバイスが出来たんだけど、残念ながら、決算発表の日に最悪のタイミングで買ってしまったわけですね。

さて、この翌日に、決算結果を受けてパナソニックは約-10%暴落しました。素人の潜在意識ってすげえ!

そして、私を含めて家族で話し合いをすることになったんですが……。

どうやら1000万円をパナにぽーんと投じてしまったようで、1日で約100万円の含み損になってしまったと。資金管理どころか分散投資の概念もないまま、単一銘柄にポーンと1000万円投資出来るのもアッパレですが、世代間格差のリアルを感じました。

さて、投資スタイルは配当目当ての長期保有ということだったんで、私がしたアドバイスは、「決算を食らってマイナスになってしまったのはしゃあないんで、数年保有の配当目的だったら、あとは放置しておけばいい。だから、気にすることはない」というものでした。というか、これしか言いようがないわけで。

ところが、ここからの展開が想像を絶するものでした……。

私がしたアドバイスは、「数年保有すると決めたんだったら、そのルールを守ること。だから、株価はもう見ないこと」というものです。つまり、何もするなということです。

でも、「株価を見ていたい」って言うんですよ。それに対して、「その株のソフト、今すぐにアンインストールすべき」とアドバイスしました。

だって、数年間長期保有するんだったら、わざわざ毎日、株価なんて見る必要ないわけで。たかが株の動きで一喜一憂するなんて馬鹿らしい。

ちなみに、どうして株価を見ているのは駄目なのかと言うと、5000%の確率でルールを破ることになるからです。株価を見ていると、含み損に耐えられなくなって、損切りしてしまう。そして、そこが大底になって反発していく……。

株価を見なければ、この最悪のパターンだけは回避出来るんです。このことをちゃんと説明しました。

ところが、これだけ説明しても、「何もしないから、株価を見ていたい」と言います。

この時点で、「ああ、これは信念になっちゃてるね。もう何話しても無駄だな」と思ったんですけど、身内が養分になるのはちーとあれなんで、ちょっとテンションを上げて話してみました。マーケットの現実を突きつけるような話です。

それでも全く何も変わらず、「これからもアドバイスが欲しい」と言われました。でも、アドバイスも何もありません。「何もするな、株価見るな」以上のアドバイスはありません。

それに、何か行動を起こしてからアドバイスが欲しいと言われても、それは単に安全・安心の言葉を貰いたいだけです。そもそも、本当に私を信頼してたら、買う前にアドバイスを聞いてくるわけで。現に、そうしていたら、決算の暴落による損失は防げたわけで。

私も徐々に怒りが込み上げてきました。プロ舐めんじゃねーよ?と。株でカネを増やそうというのは、この世界で一番難しいことでカネを増やそうとしているのと同じなんだぜと。

それに、この世界には、本気でトレーダーになりたいって思って努力してる人がいる。毎日チャート見て、統計取って、売買日記付けて、トレード本読んで、メンタルも勉強して自己改革に取り組んで、それでも結果が出なくて、どれだけ泣きたい夜を過ごしたか知れず。それでも未来を信じて、トレードで飯を食いたい、プロのトレーダーになりたい、絶対にトレーダーになってやると諦めない人がいる。

そういう人がいるのに、株は簡単だ、自分は例外だから努力なんて必要ないと思うのは、プロのトレーダーに対する冒涜以外の何物でもないだろうと。

単に株価を見なければいいだけの話なのに、これからずっと株価を見ながら、毎日悶々と過ごすことになるんだろうなと。たかが株の動きで一喜一憂して毎日が楽しめなくなってしまうなんて、実に勿体ない(一喜より一憂の方が大きい。一喜は飽きるが、一憂はその度に精神にダメージを与えるため)。金銭以上の損失ですわね。

(次回に続く)

 

 

書評:「老人喰い」

「老人喰い」鈴木大介

オレオレ詐欺について書かれた本です。読み物としても非常に面白いのでおすすめです。

私も上述の体験をしてから、オレオレ詐欺が減るわけがねえなということを実感しました。どれだけ周りが止めたとしても、信念を形成してしまったら、止めるのは無理です。

さて、この円グラフは、日本の金融資産はどの世代が持っているかを表したものです。

これを見れば、今の日本で若者向けの商売をやることが、いかに非合理的かが分かります。

そりゃあオレオレ詐欺が減らねえわなと。ちなみに、オレオレ詐欺の被害規模は年間500億円相当で、年々増加傾向にあるそうです。ここまで来ると、一つの産業です。無知と不安はカネになるんですね。

この本にも書いてありますが、カネを持ってる高齢者への詐欺は弱者を狙った犯罪ではないなと。詐欺の電話が掛かってきて、現ナマをポーンと出せる高齢者が弱者ではないわけで。どう考えたって、ストックがない若者の方が弱者なわけで。正直言うと、莫大なストックに加えて年金というフローもあるんだから、何千万も貯め込むのはやめてくれと思います。貯め込むんだったら、徹底的に贅沢して社会にカネを流してくれと。

これは冗談じゃなく、日本の未来が明るいかどうかは、いかに若者達が老人達が持ってる金融資産を切り崩して、未来に投資出来るかどうかに掛かってると思います。

だから、あんまり大きな声では言えないけど、オレオレ詐欺は社会的には必要悪である面もあるよなと。

ちなみに、株式市場の参加者も、大体このグラフ通りだと思われます。
※リンク先のページは既に消えてますが、「「若者の株式市場離れ」を食い止めろ : 東証、アプリ開発コンテストを初開催」というNHKの記事によると、20代での株式投資経験者は2.94%、30代での株式投資経験者は13.37%とのことです。

つまり、株で稼ぐということは……。イメージからすると中々信じられないことではあるけども、新興銘柄を高値掴みしてるのって……。

 

2016年1月 トレード歴47ヶ月(目標設定について、「金鉱まで残り3フィート」)

2016年1月

※2016年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~1月31日
・引き続き、統計を取っていった。
※銘柄を1日2~3銘柄に絞るようになっていった。
※2陰線と3陰線→陽線に機械的に入るという統計から、(順行しそうな)2陰線と3陰線→陽線の統計のみという方向に。
※注:これは、LCラッシュになるのを避けたいということでそうなっていったわけだが、方向性が間違っていたと言わざるを得ない。都合の良い統計になっていってしまった。上昇してない場合や安値を切り上げていた場合など、エントリー条件を絞り込むことで機械的に入るという条件で統計を取らないと、統計の意味をなさなくなってしまう。

※こんな感じになってしまった。
※注:機械的に統計を取った3~4ヶ月分のデータを使ってすべきだったのは、そのデータをエントリーの種類で場合分けして、再度統計を取ることだった。その中で最も期待値が高いエントリー条件で、機械的に入っていたらどうなっていたか?という検証をしていくべきであった。
※注:トータルで大きくプラスになってるのに入れないのは、「自分のメンタルが弱いからだ」みたいな思い込みがあったが、そうじゃなくて、ルールを自分のメンタルに合わせる必要があった。

 

〇1月15日
・スイングトレードの統計をExcelに打ち込むのが億劫だなあということで、統計を取るのを一旦やめてみた(チャートは見る)。「抵抗あるかもしれんが、やらなかったらやらなかったで、本当に有益な行動だったとしたら、その不利益が見えてくるわけで、統計取らない実験してみようぜ」。
※注:なぜ、このような馬鹿なことをしたのかはよく分からないが……。1月一杯は統計を取らなかった。

〇1月16日
・日経平均下げ過ぎか?ということで、村田製作所とマツダを買ったが、翌日に-1.13%LC、+0.44%チキン利食い(画像は省略)。
※注:これは、統計を取って得られていた指標を見ていれば、ここで買うことはなかった(マイ指標で空売り指数50を超えてたら日経平均下げ過ぎの特殊ルール)。統計を取るのを一旦やめたことで、「そろそろ反発か」的なニュースがあって、その影響で買った。

〇1月21日
・日経平均下げ過ぎか?と、ここで再び買いの検討をしたが、結局入らず。
※注:統計を取ってなかったため指標がなく。統計の指標からしたら恐らく買いだったことだろう。本当に勿体ないことをしてしまった。

〇1月22日~1月27日
・日経平均は大反発していった。チャートを見るにも、統計を付けながらやった方がやりがいがあるし、統計のありがたみを知った。もちろん、2月からまた統計を再開した。やめてみて分かる、統計の重要性。
※注:もしも、1月に日経平均下げ過ぎパターンが来てなかったら、非常に危ういことになってたような気がする……。統計は何があっても絶対に取り続けましょう。

 

目標設定について

目標の重要性について書かれた自己啓発書は多いですが、目標には結果目標と行動目標の2種類があります。

結果目標というのは「年率+100%を達成する」というようなもので、行動目標というのは「売買日記を付ける」とか「資金管理のルールを守る」といったものです。

私の経験上では、結果目標を立てただけでは、何の成果も生まれなかったことが山ほどあります。まあ、そりゃあそうですけどね。

人生で大きな結果に繋がってきたのは、その大半が行動目標をクリアしたもので、願望から立てた結果目標はそのほとんどが何の成果にも繋がらなかったなと。

ただ、不思議なことに、「こんなの実現するわけねえだろ!」と思うような結果目標が、数年後にいつの間にか叶ってたことが数回あります。その共通点としては、実現するとは思えないけど、そうなったらワクワクすることですね。何の成果にも繋がらなかった結果目標は、例えば「TOEICで900点取る」など、社会的には格好良いけど、その具体的な努力が楽しくなく、その目標にもほとんどワクワクしない(単に承認欲求が得たいだけ)ものが多いです。

だから、行動目標をクリアしていくことを基本にしながら(「統計を取る」「売買日記を書く」「売買ルールを守る」など)、「現時点からしたら信じられないけど、これが実現したらすげーわ!」というようなスケールのでかい結果目標を立てておくのがいいかなと思います。あくまで、私の場合ですけどね。

ただ、結果目標を立てたら、そこから色々とアイデアが浮かんできて、毎日の行動目標が出来たみたいなこともあるんで、一概にどうこうは言えないです。ああ、あと、次から次へと結果目標を立てるも何の成果も出ずということを繰り返していったら、なんかよく分からないけど繋がった、(成果が出ない結果目標を立てたことも)全て無駄じゃなかったみたいなこともあります。

それに、行動目標を立てたからといって、それが楽しくなければ続かないですしね。行動目標を立てただけでそれが出来たら、誰だって金持ちになってるわけで。

人生のとある体験がきっかけになって、その行動目標がいきなり楽しくなることもあります。でも、これも実質、運だわなと。

ワクワクするような結果目標にしたって、人生のテーマになるような結果目標を閃くかどうかは、ほとんど運命的な出会いなんじゃないのかと。

つまり、行動目標も結果目標も重要だけど、それを閃くかどうか、その道が楽しいと思えるかどうかは、結局は運の要素が非常に強い。

ただ、いずれにしても、人生はどうにかなってしまうんだから、案ずることはないと思います。

この観点から私が常に持ち続けている人生目標は、「今、やりたいことをやってるか?」「5年後、10年後の自分に感謝されるか?(後悔しないか?)」の2点を満たしてればゴールというものです。

今、5年前の2012年の自分にも、10年前の2007年の自分にも、最高に感謝出来ている。「この5(10)年間、最高だった!」と言える。今から5年後、10年後にも、これが出来てれば最高なわけです。

仮に今が不安だったとしても、この状態を維持出来ていれば(やりたいことをやれていて、やるべきことをやっている)、今は既に人生の目標をクリアしている。もし結果に繋がってないとしても、それは運が悪いだけ。とにかく、今の自分に出来るやりたいこと・やるべきことを全力でこなしていくこと。

 

 

書評:「金鉱まで残り3フィート」

「金鉱まで残り3フィート」 シャロン・レクター、グレッグ・S・リード

思考は現実化する」に載っているエピソードを題材にした物語形式の自己啓発書で、特に必読の本というわけでもないんですが、個人的に好きな本なので紹介します。

「諦めないこと」の重要性について書かれており、結果が出てないときの心理描写が秀逸です。努力してきたのに、中々結果が出ず、諦めたくなったときに読むことをおすすめします。

「じつは個人にしろ企業にしろ、最大の成果を上げるのは、いちばん苦しい時期であることが多いんだ。必ずしも儲けも最大になるとは限らんが、軌道を修正し、たるんだ部分を引き締め、自分を振り返り、発展の土台を築くのはそういう時期だ」

 

人間の意思はとても弱いため、逆境がないと、何らかの行動や自己改革は行われないんですね。逆境は、後から振り返ってみれば、奇跡だったことが分かります。ただ、何とかするのに必死なリアルタイムでは絶対に気付けない(気付けていたら逆境からの果実が得られない)。

「いちばんよくないのは、こんな思いをしているのは自分ひとりだと思ってしまうことだ。じつは誰もが同じ思いをしているのにね」

「きみだって、金鉱まであとたった三フィートのところにいるんだよ。だから自己憐憫のとりこになったり、被害者づらしたりするのはやめて、とにかく掘り続けることだ。次はきみの番だぞ!」

 

2015年12月 トレード歴46ヶ月(トレードスキル向上の習慣、「トレードコーチとメンタルクリニック」)

2015年12月

※2015年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~12月18日
・引き続き、機械的に淡々と統計を取っていった。

・こういうのとか滅茶苦茶取れてるんだが、LCラッシュになるものも多く。

 

・統計を取っている内に、ストップ高→高く寄り付きのパターンは取れない可能性が高いことなどが分かってきた。このような教訓は銘柄選びに反映された。

・(トータルプラスになるのに)エントリー出来ないのは、メンタルに原因があるからか?
※注:機械的に入った場合の統計を取るという方向性は◎だった。だが、このままではエントリー数が多過ぎて、全てに入るのは精神的にきつい。では、どうすれば良かったか?これは例えば、2陰線は2陰線でも、直近安値を突破する2陰線、直近安値切り上げ2陰線などに分けられる。3陰線以上→陽線の場合も同様。このようにしてエントリー状況を場合分けした統計も同時に取れば良かった。その中から最も期待値が高い条件のものだけにエントリーするようにすれば、エントリー数が減り、精神的負荷を減らすことが出来る。もちろん、順行をスルーすることになるエントリーも多くなり、トータル収支も減るが、それは仕方ない。

 

〇12月17日
・この日、あることに気付いた。それは、「今までは5分足終値で検証してたが、実際にエントリーする際は、本当にその値で入れるのか?」ということ。と言うことで、5分おきにprint screen出来るフリーソフトを使って、リアルタイム売り板の情報も取得して検証することになった。
※注:4ヶ月経ってようやくこれに気付いた。こういうのも、実際に気付くまでは分からない。当然、5分足終値の価格と実際にエントリー出来る価格には数ティックの差が出ます。
※デイトレデータの取り方について詳しくは、2015年8月を参照。

 

〇12月18日
・モチベーションもなく、年末ということもあり、「プロジェクトクロスゾーン2」が滅茶苦茶面白かったこともあり、この日で2015年のトレードを終了した。
※注:休むも相場とは言うが、統計を取る作業は途切れさせるべきではない。エントリーは休んでもいいが、統計は毎日淡々と取り続けた方が絶対に良い。翌年1月に、統計を取ることを休んだしっぺ返しをマーケットから食らうことになり(スイングトレードで絶好の機会を逃した)、これ以降は何があっても毎日統計だけは淡々と取り続けるようになった。恐らく、これから一生死ぬまで、この習慣は続けることだろう。統計取りだけは絶対に休むべきではない。どんなに忙しくても、1日1時間のこの作業だけは必ず続けるべし。翌日以降にも取れる統計だったらいいが、当日にしか取れない統計は自分の手で取っておくしかない。だが、このようなことも、実際に統計を取る作業を中断することで痛みを味わうことでしか気付けない。

・ありがとう2015年!!!

 

トレードスキル向上の習慣

トレードスキルを向上させるための最短ルートになるような習慣を書いていきます。

まず、ExcelのWebクエリを使ってランキングをコピペする方法で毎日チャートを100~300見ます。
※詳しくはこちら

そして、チャートを見ると同時に、ある売買ルールのもとで、淡々と統計を取ります。
※詳しくはこちら
※エントリー条件、エグジット条件が明白ならどんなルールでもよい。
※チャートを見る際に、エントリーサインが出た銘柄は消さずに残しておき、Excelに記入。サインが出てからエグジットしてない銘柄は、その後の経過を見ながら、エントリーからエグジットまでの記録をExcelに入力して統計を取る。
※とにかく、淡々と統計を付けること。トータルプラスになることなんて考えなくてよい。「利益になってねえなあ。またロスカットかよ……」的な心理的抵抗やストレスが起こるかと思うが、それでも騙されたと思って淡々と統計を取ること。
※エントリーサインを探して、トレイリングストップに掛かるまでの経緯を見守るという作業を淡々と続けることで、それらに用いるテクニカルツールに精通することが出来る。そうなると、順張りの統計を取り続けることで、逆張りのルールが作れるようになったりする。引き出しを増やすには、一つのルールに徹底的に精通する以外にない。

この作業を毎日30分から1時間、(相場と関わる限りは一生)続けます。

何の目的もなく淡々とチャートを見るのではなく、売買ルールのサインを探して統計に付けるゲームだと思ってやるといいです。ただし、利益が出る云々は全く期待せずに。
※これは矛盾してるんですが……。利益を出すためにチャートを見るのに、利益になることを期待するなとは……。でも、そうとしか言いようがないのです。利益が欲しい心理で統計を付けたりバックテストをすると、ドローダウンを無視するか、ドローダウンでストレスが溜まってやめてしまうか(そして、聖杯探しが始まる)。直近でよく取れてたチャートパターンから作ったルールの検証をして、ドローダウンがあると分かると落胆する(直近にカーブフィッティングしたものであるため当然なんですが……)などなど。エントリーのルールや手法なんて、どうだっていいです。トータルプラスになるんだったら何だっていい。トレードの難しさは手法の確立ではなく、一貫性にあります。

あと、売買したら、必ず売買日記を書いておき、全ての売買の収支はちゃんとExcelで管理しておきます。
※売買日記の書き方はこちら。収支の付け方はこちら

私は、本当に本当に思います。なんで最初から、淡々と統計を付けておかなかったのかと。これは、記録と記憶の誤差を圧倒的に過小評価していたからです。記憶やイメージで思ってることは過小評価あるいは過大評価された思い込みであり、実際の記録とは全く違うのです。

「株の魅力は不労所得にあるはずだ!毎日1時間程度の作業をしなければいけないんだったら不労所得じゃないじゃないか!上がる銘柄をさっさと教えてくれ!」っていう方が絶対いると思うんですね。

そういう風に、株に幻想を抱いてる人は、悪いことは言わないんで、相場とは一生関わらないで生きていった方がいいです。

 

 

書評:「トレードコーチとメンタルクリニック」

「トレードコーチとメンタルクリニック」バン・K・タープ

ポジションサイジング入門」のタープ博士による、メンタルについて重点的に書かれた本です。

ただ、その大半がスピリチュアル的な内容であるため、スピリチュアル的な考え方に抵抗があるなら、読まない方がいいかもしれません。

なぜトレードにおいてスピリチュアル的な思考が必要になるのかというと、トレードルールを規律に従って淡々と執行するためです。どのような結果になっても受容出来る精神状態と、損失に対して恐怖心がある精神状態とでは、どちらがそのトレードルールを享受出来るかは明らかです。

期待値プラスのルールを構築したとしても、そのルールに従えなければ意味がないんですね。だから、自分の性格にあった、精神的負荷が小さいルールを構築する必要があります。

私にも、期待値プラスのルールさえ手に入れてしまえば全ての問題が解決する(=期待値プラスのルールなら従うことは簡単で問題にならない)と思っていた時期もありました。

私が知ってる期待値プラスのルールというのは、その検証をしているときもストレスが溜まっていくようなものです。トータルでプラスになってるんだけど、損してる感じしかしない。統計を取ってて嫌な気分になってきます。でも、トータルではプラスになっているし、1回当たりの期待値も悪くないという……。

検証の際に、儲かってる感じしかしなくて、トータルでも大きくプラスというものは、かなり都合の良いバイアスが掛かっている可能性が高いです。
※例外は、試行回数が年に数回しかないような特殊ルール。

試行回数が多くなるルールの場合、大数の法則で利益を出すしかありません。でも、人間の脳は確率を理解出来るようにはなってない。

 

2015年11月 トレード歴45ヶ月(数年間掛けてトレーダーになる方法、「馬券裁判」)

2015年11月

※2015年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~11月30日
・引き続き、前日に決めた銘柄について、機械的に統計を取っていった。

・こういうのもあれば、

 

・こういうのもあり。

 

・それで、そろそろ実際に入ってみてもいいかな?とも思うが、もしも↑のようなLC10連発になったら?ということで入れず。何となくイメージ的に、5%とか7%まで待つのではなく、1%ちょっと位なら取れるんじゃないかという気がする。じゃあ、小遣い稼ぎ的に1%利食いから入るか?と。だが、統計を見てみると、1%利食いでは決して取れておらず。もしも、「1%利食いでええわー」という感じで入っていたら、ボッコボコにやられているだけ。
※注:これはいかにイメージと現実のチャートとが、掛け離れているかということ。もしも記録を残さずに、「1%程度なら楽勝で取れるだろう」という先入観・イメージで入ってしまうと……。ちなみに、MFEは1%以上順行した場合のみ付けていた。つまり、画像でLCとなっているものは全て、1%以上すら順行せずにLCになっている。本当に、客観的な記録に裏付けられていない人間の思い込みやイメージって恐ろしい……。

・取れるときは↓のように思いっきり取れるんだが、取れないときは10連続LCとかになる。

~~

・機械的に入った場合のデイトレ統計は次のようになった。

※415トレードの、3%:-20.27%、5%:+27.05%、7%:+65.45%、保有(=終値決済):+40.74%。確かに、トータルでは大きなプラスになってはいるが……。
※注:このときはまだ気付いていなかった話を。機械的に淡々と統計を取るという方向性は◎だった。さて、スイングトレードのシステムを確立したときは、機械的に順張りエントリーに入った場合の統計を集めたら、その母集団全てで3%利食いしてたらトータルプラスになっていたことに気付いたというのが始まりだった。この母集団全てにエントリーするのではなく、代金1位と代金2位にエントリーするというルールにしてエントリー数を1日2エントリーに抑え、かつポジションサイジングをすることによって、年率+50%前後で運用するシステムを確立することが出来た(例えば、順張りサインが出た銘柄全て(母集団の全て)に総資金の10%で入るのも、順張りサインが出た母集団の中から代金1位と代金2位の2銘柄を選んで総資金の50%ずつで入るのも、(母集団のエントリーサインの数にもよるが)結果はそこまで変わらない(母集団の中から順行するものはランダムであるため))。デイトレでも、これと同じことをすれば良かったのだが……。月トータルでは月率+50~100%(なお、最大でも@200万の単利なので、複利効果は享受出来ない)位になるとしても1日で10連続LCになったりするのは精神的に耐えられないため、成績が落ちるとしてもエントリーをもう少し減らして精神的負担を減らす方向に行くべきであった。だが、”順行するサインを選別出来ないのか?”という聖杯探しの方向に行ってしまうことに……。

 

数年間掛けてトレーダーになる方法

当ブログは、 毎日1~2時間の学習を数年間継続して、トレードスキル・運用スキルを身に付けたいと思っている人にとっては、最高に価値のあるコンテンツになると信じて作っています。

さて、これを例えば、情報商材の売り文句にしたとすると……。

「3~5年の間、毎日1~2時間の学習をすれば、株で資産運用出来るスキルが身に付きます。なお、毎日の基本的な学習の他に、メンタルトレーニングをしたり、トレード本を読んだりする必要もあります。また、そのような自己改革は一朝一夕で成し遂げられるものではなく、中長期に渡る断続的な取り組みが必要になってきます」

うーむ、こう書いてみると現実的ですね……。そりゃあ、そんだけやればトレーダーにもなれるだろ的な。それの何が凄いんだ的な。

例えば、技術者や研究者になるには、大学の工学部や理学部に入学して、大学院の修士課程を修了するとしたら、最短でも6年掛かります。医者や弁護士の場合も同様です。

1年で医者や弁護士になる方法を教えます!的なサイトも情報商材もないと思うんですね。

それは、医者や弁護士のような専門職になるには、特別な教育や訓練を積む必要があるということが常識になっているため、そのような詐欺に近いコンテンツは社会から淘汰されるからです。

もちろん中には、1年程度の教育を受けただけで専門スキルを習得してしまうブラックジャックのような天才もいるでしょうが、例外なのであてになりません。

でも、トレーダーの場合は、(私を含めて)誰もが自分を天才だと思い込む……。

当サイトは数年間掛けてトレードスキルを身に付ける一助になるかもしれないコンテンツですが、そこまでしてトレードスキルを身に付ける価値はないと思うであろう大多数の人には、トレードスキル(マーケットでの運用スキル)ではなく、合理的思考を身に付けることをおすすめします。具体的には、消費スキル(自分の価値観を明白にして、価値>価格のものだけ買う規律・習慣を付ける)や、情報収集スキル(ITスキル、検索スキル、自分の手で調べて自分の頭で考える習慣をつける)を身に付けることをおすすめします。

普通の人がまず先に身に付けるべきは、マーケットでの資産運用のスキルではなく、合理的思考です。合理的思考を身に付けてしまえば、わざわざマーケットで虎の子の資産をリスクに晒す必要はないです。

 

 

書評:「馬券裁判」

「馬券裁判」

競馬で1億5000万円の利益を出して、外れ馬券が経費として認められるかどうかがニュースにもなった競馬師が書いた本です。

トレードとは一見関係なさそうではありますが、競馬データの取り方や検証の仕方に、資金管理の重要性に(この本に書かれている資金管理は1ユニットの資金管理そのもの)、ルールに淡々と従い続ける規律に、「これはトレードの話をしてるんじゃないのか?」と思うくらい、共通点が多いです。

ただ、この競馬のルールをそのまま実行するのは、絶対無理だなと思います。なぜなら、2006年に92%のドローダウン、2007年に69%のドローダウン(その後1億円達成)、2008年に93%のドローダウンを経験した上でトータルプラスになっているからです。

仮に、この本の著者が競馬の情報商材を作ったとして、使い続けられる人は本人以外にいないでしょうね。

テラ銭が25%取られる確率ゲームでトータルプラスを実現するには、これだけのリスクを受容しなければいけないんだなと。

ただ、100万円の種を1億5000万円にした超一流の競馬師が、その利益の大半を投資信託に投資してリーマンショックで失ってしまったというのは、やっぱり餅は餅屋だなあと思います。たとえ同じようなゲームであっても、自分の専門外の分野には手を出すべきではないなと。

この本を読んでいても、著者の競馬愛がヒシヒシと伝わってきます。これは好きじゃないと絶対出来んわなと。少なくとも私は、この本を読んで、一生競馬はやらないだろうと思いました。「競馬で楽に稼ぎたい!」と期待してこの本を買った人は、相当ショックを受けるんじゃないかと思います。

どんな世界であろうと、「好きじゃないとここまでやってられんだろ、ここまでやるの馬鹿だろ」と世間一般から思われる位の努力をする者だけが生き残ってメシを食うことが出来るんでしょうね。

 

2015年10月 トレード歴44ヶ月(自分の既得権益(エッジ)を生かす、「オニールの相場師養成講座」)

2015年10月

※2015年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~10月31日
・機械的に統計を取っていると、ロスカット祭りになるなあと。

 

・その後も機械的に統計を取り続けていった。

・こういうのも出るから、デイトレは夢があるなあと。

 

・統計を取るうちに何となく分かってきたことは、上昇波動の押し目か急落からの切り返しが取れるパターンである一方で、上昇波動後の調整と下降波動では損切りラッシュになるなあと。

 

〇10月9日
・9月30日からの9日分の機械的利食いについてまとめてみた所、ある銘柄でデイトレで取れるターンは1~2日間続き、その後は取れない調整ターンが来る傾向があるなと。この9日間では、機械的に入って3%利食いとしていたら、ベステラは53の19(勝率35.84%)、ジグソーは34の9(勝率26.47%)、PCIHDは36の11(勝率30.55%)、クルーズは46の16(勝率34.78%)で、4銘柄トータルで169の55(勝率32.54%)、単純計算で収支は+51%となっていた。

・引き続き、前日に決めた銘柄について、機械的に統計を取っていった。

 

〇10月12日(祝日)
・機械的に取ってきたデータをExcelに入れてみたら、なんと7%利食いが、3%利食いにダブルスコア以上の成績を付けていた!終値まで保有して決済としていた場合も思っていたほど悪くなく。やはりイメージではなく、実際に統計を取ることが大切だなと(統計を取る前は3%利食いが最強だと思っていた)。
※注:これぞまさに、感覚で思い込んでしまうリスク。そして、もしも記録を残しておかなければ、こういうことには一生気付けない。

・10月14日からは、3%利食いに加えて5%利食いにもフォーカスするようにした。

 

・こういう見事に嵌った銘柄もあれば(5%利食いなら1日で+39%、この銘柄だけで日給78万円(@200万))。

 

・こういう化け物もあり(あくまで理論上だが、10%利食いなら日給100万オーバー)。

 

・東証一部銘柄でスイングトレードしていたときには知る由もなかった、とんでもない世界が存在していることは分かったが、機械的エントリーであるため、こういう事案も多く(上記2つのような狂った展開より、当然こっちの方が多い)。

 

・あと、この機械的に統計を取る作業は、非常に退屈であった。

~~

・10月の全てのデイトレについて統計を取ってみた所、547トレードで次のグラフのようになっていた。

※3%:+15.81%、5%:+96.75%、7%:+110.69%、保有:+75.50%。
※注:ここで特筆すべきは、一番良い成績になっていると思い込んでいた3%利食いが、ダブルスコアどころかそれ以上の圧倒的な差を付けられていること。

・これは、確かに、機械的にエントリーして5~7%で利食いするだけで、100万の種でも月給100万行く計算になる、そうなっている。でもこれは、精神的に無理じゃ!!1ヶ月に547トレードは……(手数料を1回200円としても10万円以上になる。更に、スリッページも絶対に出るわけで……)。
※注:ちなみに、保有は一時100%以上ドローダウンしている。

・11月も引き続き、機械的に統計を取ることにした。

 

自分の既得権益(エッジ)を生かす

自分の持ってるもの・強み・環境・既得権益にフォーカスして、それらを徹底的に生かしながらトレードスキルを鍛えていくことは重要です。

引き寄せの法則では、「持ってるものにフォーカスして感謝することが大事」と言われてますが、これは「自分が持ってる既得権益にフォーカスしろ!その既得権益を最大限に生かせ!」ってことなんじゃないかと、最近になって思います。
※あと、ちなみにこれは余談ですが、「ありがとう」の反対の言葉は「当たり前」だそうです。

トレードの用語で言うと、既得権益とは優位性やエッジと言い換えることが出来ます。

それで、自分の持ってる既得権益や強みは、具体的な金銭に換算してみると分かりやすいです。

私の場合、実家に住んでいたため、住宅費などの生活費を払う必要がありませんでした。もしも、住宅費などが月10万円掛かるとしたら、年間120万円のコストを削減した計算になります。

あと、これはあまり大きな声では言えないですが、私はダウンロード世代でありまして、高校時代から培ってきたITスキルが攻守に渡って大活躍しました。1日3000円として、年間で約100万円以上のコストを削減した計算になります。これがあるんだから、そりゃあ暇にならないわけです。ネット上にアップロードされてるものなら何だって落とせる、インターネットは私の既得権益だと思っています。

更に、私の趣味は、カネがほとんど掛からないものが多いです。ちなみに、トレードで一番辛かった時期に心の支えとなった攻略サイトの作成は、ドメイン代とサーバー代で8500円しか掛からなかったにも関わらず、4ヶ月半機能しました。

トレードスキルを鍛えて、トレード資金を守りながらも、やりたいことをやる満足いく人生を送れたのは、この三点の強み(優位性、エッジ)を徹底的に生かしたのがとにかく大きいです。

もしも、これらのエッジがなかったら、種銭の他に、1000万円位は必要だっただろうなと。

自分が持ってる既得権益は何だろうか?

ここにフォーカスして、徹底的に生かしていくことが、本当に重要になります。例えば、性格、価値観(趣味)、環境、人脈、スキル……。

それがどれだけ大きなものなのかは、金銭に換算してみると、とても分かりやすいです。

かけがえのない友達を既得権益と言ったり金銭に換算してみるなんてとんでもない!と思われるかもしれないですが、現実的に自分が持ってるものにフォーカスして、地に足を付けて全力で努力をしていくためにも、自分の強みを認識しておくことは重要です。

この話では敢えて、”既得権益”というあまり響きが良くない言葉を使っています。

ちなみに、既得権益が格好悪いというのは、社会から植え付けられた信念です。群衆がそう思うことで、都合が良い人達ってのがいるわけです。社会的に良い既得権益と悪い既得権益というものを作っておき、後者だけを既得権益や利権だと叩くような風潮を作っておけば……。でも、良い既得権益も悪い既得権益もあるかって話です。

人間、そんな凄いもんじゃなくて。既得権益を持たずに生かさずに、全てを自分の力で切り開くような人ってのは、いないですからね。漫画の中だけです、そんなの。

誰しもが何らかの既得権益を持ってるし、その既得権益を生かすことこそが、成功への最短ルートになります。

親のコネで良い会社に入る人もいれば、親の事業を継ぐ人もいます。でも、そういう既得権益を持った親がいること自体が、立派な人脈以外の何物でもないわけです。

他人の既得権益がどうだとかピーピーギャーギャー喚いていてもしょうがない。自分が持ってる既得権益にフォーカスして、その強み・環境を最大限に生かすことを考えた方が良い未来に繋がってると思うのです。

 

書評:「オニールの相場師養成講座」

「オニールの相場師養成講座」ウィリアム・J. オニール

順張りの本で、アメリカ市場でのエントリーや銘柄選びに関するテクニカルな内容が中心に書かれており、個人的にはそこまで参考にはならなかったんですが、「利益と損失を3対1に想定する方法」はまさにその通りだなと思いました。

初心者はこの方法(損切りライン1に対して、利食いラインを3~5にしておく)で資金を守りながらトレードしていって、経験を積むことを強く推奨します。

生き残って経験を積むこと、データを集めることを目的にやるとしたら、これが一番ですね。つもり売買をしながら経験を積むより、こっちの方が絶対良いと思います。

一回のトレードで取るリスクは総資金の0.5~2%にして、1ユニットに投じる資金量を一定にして、損切りライン1に対して利食いライン3のOCO注文を入れて機械的に利食いと損切りを執行し、資金管理と損切りの執行だけは何があっても絶対に守る。

この4つを徹底すれば、銘柄選びやエントリーが酷くても、スキルや経験や記録を積みつつ生き残ることが出来ます。

「もし3%利食いじゃなければ、15%まで行ってたのに!」みたいなことも絶対にあるでしょうが、トータルではそこまで変わらんです。

 

2015年9月 トレード歴43ヶ月(帰ってくる場所、「損切りか保有かを決める最大逆行幅入門」)

2015年9月

※2015年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~9月30日
・3陰線以上→陽線のパターンで入ったらどうなるか?という統計を淡々と取り続けていった。更に、3陰線はほとんど出ないということで、2陰線の統計も取るようにした。

 

・こういうの、新興銘柄のデイトレってすげえなあと。これは夢がありすぎる!
※注:ただこれ、機械的に全ての2陰線、3陰線→陽線で入ってるわけではない(それでもこの銘柄は狂ったように取れてるが)。あと、あくまで5分足終値の値での検証のため、リアルタイム売り板ではいくらで買えたか?というのは未検証。

 

〇9月18日
・9月分のデイトレの統計をまとめてみたら、85トレード45利食い、勝率52.94%、+87.68%。なんと、(役割が違うため単純な比較は出来ないが)システムトレード1年分の成績を半月で……。
※注:これは3%利食いでのみ計算してみた結果ですが、相当甘く都合が良かった統計だったと言わざるを得ません。更に、このときは、3%で利食いした場合の統計しか取らなかったのです。なぜなら、体感的に3%利食いが一番成績が良いだろうと思い込んでしまっていたからです。人間の脳は感覚的に統計データを理解出来るようには作られておらず、実際の確率と体感確率は絶対的にズレる。だからこそ、Excelで詳しく検証することが大事なんですが……。

 

・例えば、こういう都合の良いことを……。

※注:これは2陰線で入るというルールだったら、その直前にもたくさん出ている2陰線も全て統計に含めなければいけない。で、こういう上昇波動だったら2陰線買いは押し目として機能するからいいが、もしも下降波動になったら……。

・統計を取り続けた結論としては、やはり重要なのはボラだなと。

・9月25日からは、3陰線→陽線と2陰線に機械的に入ったらどうなるのか?という統計を取るようになった。

※注:大体こういうのが現実。
※機械的に入ったとして、3%利食いとしたら、8トレード3利食い(LTLTLLLT)の3*3-1*5=+4%……というような感じで売買日記の検証の所に記載していった。
※注:なお、L=LC、T=TS(トレイリングストップに掛かった場合の利食いという意味で使っていたが、私の中ではいつの間にか利食いを表す記号になっていた)。

 

帰ってくる場所

折角この道を志したんだから、デイトレに挑戦してみようと決意してから、私の心の中である変化が起きました。

それは、なんと表現すればいいのか分からないですが、今までに味わったことがない安心感に包まれたようになったのです。

それまでは、私にとってマーケットというのは、あくまでカネを稼げるようになるかもしれない場所でした。だから、もしもマーケットで破産したとしたら、帰ってくる場所ではなかった。それが、仮に万が一に破産したとしても、帰ってくる場所だと思えるようになったのです。

それまでは「本当にトレーダーでいいのか?」「本当にこの道でいいのか?」という迷いがあったものが、「もう、ここしかない。自分にはこの場所しかないんだ」という、一種の諦めにも似たような感覚になった。

これからどんなキャリアを歩むことになったとしても、マーケットを軸に据えてキャリアを形成していく。それが最も人生の期待値が高くなる道だろうと。

これまでの努力に裏付けられて、マーケットが帰ってくる場所、アイデンティティの一部になったこと。トレーダーが、単なるキャリアとしての可能性の一つではなく、真の意味でのキャリアになったこと。

個人的には、この五年間やってきたことで得られた最大の報酬はこれだと思います。

トレードスキルも、それを活用することで得られる自由も、誰にも奪うことは出来ないですが、このアイデンティティーも誰にも奪うことは出来ないものです。

それまでは、もしも万が一破産してしまったら「どうすんべ?」と絶望してしまったものが、人生のキャリアの軸が定まり、マーケットという帰る場所が出来たことによって、万が一破産したとしても、「トレード資金を稼げばいい」「誰かからトレード資金を借りればいい」とやるべきことが明白になったわけです。

この差はとんでもなくでかいです。

ただ、これだけ書くと、何かスマートで格好良いような話に聞こえるかもしれないですが、残念ながら、これは決してそういう話ではありません。

これは、「遂にトレーダーとしての道を見出した!」的な格好良い話ではなく、諦めの話です。

そう、諦めたんです、トレーダー以外の道を。

私自身、「自分のやりたいことは何だろう?」と人一倍悩んできたし、今だって思うことがあります。

でも、色んな道を検討して検討して検討して、合わない合わない合わないと何度も何度も絶望してきて、ようやく納得出来たんです。

「自分のやりたいことは何だろう?」って悩む人はたくさんいると思うんですが、一発で辿り着くってまずないと思うんですよね。仮に運良く一発でやりたいことに辿り着けたとしても、「他にまだ自分の天職があるんじゃないか?」と納得出来ないんじゃないかと。

やりたいことをやるって、やりたいことの道の上に辿り着くまでと、それがやりたいことだと納得する(諦める)までの2つのプロセスを経過しないと、それが自分のやりたいことだ、ここが自分の生きる道だってことには気付けないんじゃないかなと。

で、それは決して格好良いものじゃなくて、ほとんど諦めに近い感覚というか。

だから、単にやりたいことに出会っただけじゃ、不十分だと思うんです。やりたいことに出会えたら、それで人生バラ色だみたいな錯覚があるかもしれないけど、やりたいことに出会えた瞬間からそう気付けるってのは、相当に悩んできた下積みがあって、やりたいことを受け入れる・納得出来る精神状態が出来上がっていたからだと思います。

つまり、何が言いたいかというと、マーケットという無限の可能性を秘めた場所を何らかの情報源から知って、「トレーダーこそが自分の天職だ!」って思う人がいるかと思うんですが、それは単なる願望です。トレーダーはなりたくてなるものではなく、諦めてならざるを得なくてなるものだと思います。少なくとも、毎日チャートを見て、売買日記を書いて、統計を付けてなどの諸作業が継続出来ないのに、「トレーダーは俺の天職なんだ!」ってのは絶対にあり得ません。

 

 

書評:「損切りか保有かを決める最大逆行幅入門」

「損切りか保有かを決める最大逆行幅入門」 ジョン・スウィーニー

最大逆行幅(Maximum Adverse Excursion,MAE)と最大順行幅(Maximum Favorable Excursion,MFE)について書かれた本です。

個人的にはMFEとMAEはルールを作る上で必須の概念だと思うのですが、この二つについて書かれた本は少ないです。

MAEは、損切りルールを決めるのに使うといいです。

例えば、上昇トレンドの3陰線から大きく上昇していくパターンがあると思ったら、20~30位、そのチャートパターン(上昇トレンドの3陰線から上昇していったもの)を集めてきて、エントリーから順行していくまでに最大でどの位逆行したかを記録して、その統計を取ります(MAEの平均値や最大値など)。
※ここではあくまで上手くいったチャートパターン(勝ち筋)を集めて、そのMAEの統計から損切り幅を決めることになります。なお、エントリー→順行失敗になったパターンは入らないため、ここで統計を取っても意味がないです。この作業は、大まかな損切り幅を決めるために行います。

そこから、「これ位の損切り幅にしとけば、ノイズにそれほど掛からんだろう」という損切りラインを決めます。
※ここでの注意点としては、ノイズに掛からない最適の損切りラインを求めないようにすることです。そんなものは存在しないため、聖杯探しにしかなりません。
※全てのノイズに掛からないLC幅は存在しないため、順行したチャートパターンのいくつかはLCになります(ノイズに掛からずに順行に乗れるか、負けパターンになった場合の損切り幅をなるべく小さく抑えられるかはトレードオフ)。
※ここである損切りラインに決めたら、そのルールで固定して淡々と統計を取っていきます。

MFEの使い方についてですが、これは収支統計を取る際に記録しておくことで、利益確定ラインのシミュレーションが出来るようになります。統計を取る際は必須の値です。これは何度も何度も売買記録の方で言及していますね。

 

2015年8月 トレード歴42ヶ月(デイトレのデータの取り方、「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」)

2015年8月

※2015年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇8月3日
・デイトレのデータを機械的に取り続けることになり、FFRIを試しに売買してみたら、-1.04%LCに。

・その後は全て見送ったが、デイトレで初めてIFDO注文(逆指値と指値同時)を使ってみて、大丈夫だなということを確認した。

・そして、この日までで思ったのは、デイトレにおける日足の重要性。実際に仕掛けるのは5分足だが、日足の向きに影響を受けているのは明らかで、5分足で大きく上がる場合は、日足が上向きか、売られ過ぎか。

・とまあ、こんな感じで5分足のデータを集めていった。
※3陰線以上→陽線で機械的に入っていたらどうなっていたか?というデータを集めていった。
※デイトレのデータ(5分足)の集め方については後述。

 

〇8月4日
・なお、スイングシステムは、8月の初めに富士フィルム-1.53%LC、日電産-1.75%LCと損切り基準を超えるLCとなったことから(画像は省略)、デイトレのデータ集めに集中していくことになった。
※この後すぐに空売り相場となり、システム通りに入っていれば、2015年で最高の成績(月率+12.43%)となっていた。
※注:この感情センサーは凄過ぎる……。なんなんだこれは……。

※注:これ以降は、スイングトレードではなく、デイトレに関する記述が中心となります。なお、このシステムの2016年の成績は次のグラフのようになりました(資金管理は1ユニット50%であるため、年率はこの半分)(横線になってる部分は、月間利益がある水準に達したことでその月のトレードはスルーとした期間)。なお、2017年5月25日現在の2017年の収支は年率約-25%と、2016年後半のトランプ相場で利食いが続いた反動によるドローダウンが続いています(5月に入ってやや持ち直してきた)。とにかく、システムに従って淡々と入り続けていくしかないんですね。

※注:このシステムで思ったのは、資金管理を変更するタイミングは、1年に1回でいいなということです。資金が大きく増えた所で反映してしまうと、その後のドローダウンで想定以上の損失を喰らうことがあるため、資金は1年間そのままで通して、1年後に(もしくはドローダウン後に)反映するのがいいです。このようなことも、淡々と同じルールで統計を取り続けることでしか分かってきません。

 

〇~8月31日
・やはり、日足の向きが重要だなと。特に、日足の5MAが抵抗ラインとして機能していることが多い。あと、5分足が安値で切り上がっている所で入ると良い感じになってる。3陰線は中々出ない、単なる2陰線で入るのもありでは?など。
※注:特にあてもなく、「ボラのでかい新興銘柄の逆張りで、試行回数を増やせばトータルではプラスになっていくだろう。3陰線以上→陽線なら取れるんじゃまいか?」という仮説から、淡々とデータを取っていただけにも関わらず、多くの教訓を得ることが出来た。また、やることを明白化したことで、モチベーションも出てきて、デイトレのデータ取りと検証が習慣になった。どんなことでもいいから、とにかく適当な仮説を一つ立ててしまい、淡々と統計を取る。これ以外に近道はないのです。

 

デイトレのデータの取り方

デイトレの検証をするために必要な分足のチャートは、過去のチャートが見れないため、自分の手で集めていくしかありません。

それで、デイトレの検証記録としては、売買日記の方に、その日の対象となった銘柄の日足と5分足(+エントリー結果)を記載しておきます。
※日足で重要なのは、前日までの流れです。
※以下は、2016年11月24日のイグニスの事例。なお、売買日記の方には日足と5分足が1ページで収まるようにするといいです(大きさ:日足を67%~70位、5分足を100%)。

それで、デイトレの検証の場合は、これだけではまだ不十分なんですね。なぜなら、仮に5分足の終値(例えば、10時00分ジャスト)の価格が8000円だったとして、リアルタイムでそこでエントリーしたとしても、8000円でエントリーとはならないんです。デイトレの場合、5分足上の価格とエントリー価格とでは、ズレが生じます。

例えば、500株買いたいとして、5分足の終値の価格が8000円でも、売り板が次のようになってたら、8040円でのエントリーとなってしまいます(平均取得単価は8020円)。
~売り板~
100 8040
100 8030
100 8020
100 8010
100 8000

そのため、5分足でエントリーしたとして、いくらで玉を集められたのか?(=5分足チャートに記載するエントリー価格)は、板情報をリアルタイムで取得しないと検証できないわけです。

その方法を説明します。

まず、この時計を買ってください。PCの時計はよくズレますが、この時計は常に正しい時間に補正されます。
※別にAmazonで買わなくても、どこででも売ってると思います。ちなみに私はアピタで買いました。

セイコー クロック 目覚まし時計

次に、「AutoScreenCap」というソフトをインストールしてください。このソフトは、一定の時間ごとにPrintscreenして画像を保存してくれます。5分足の場合は、300秒毎に画面をキャプチャーするように設定しておき、SEICO CLOCKがジャスト5X分0秒になった瞬間からキャプチャーするようにクリックすれば、5分足の終値の板情報がPCに保存されていきます。これで5分足でのエントリー価格が検証できるようになります。更に詳しく、どういう画面で行えばいいのかは次の画像を参照してください。

さて、こうして、せっせと集めたデイトレのデータはどうするかって?

そりゃあ、もちろんExcelにぶっ込んで解析するわけですよ。

 

 

書評:「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」

「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」 ブレット・N・スティーンバーガー

トレーダーの精神分析」の著者が書いた、セルフコーチングに関する本です。

この本は分厚かったこともあり、買ってからはあまり読まずに放棄してあったんですが、今読んでみると必読の本ですね。ここまで具体的に、トレーダーに必要なセルフコーチングの方法が書かれている本は他にないです。今まで、「トレーダーの精神分析」推しだったんですが、この本は上位互換ですね。

特に、セルフコーチングによって自己改革するときに大事なことは、それを徹底的に継続することであると再三に渡って書かれてあります。

「トレーダーは初めて改革を行うと興奮してしまうものである。ボクシングのリングで対戦相手を痛めつけるだけで、とどめの一撃を加えに行かないのと同じである」

「悪しき習慣は大目に見てはならない。すでに述べたが、改革の敵は逆戻りである。新たなパターンを確立する努力をし、それを持続させなければ、すぐに過去のパターンに逆戻りしてしまうのだ」

 

過去に形成されてきた心のパターンは、一朝一夕にそう簡単に変わるものではないです。それを変えるには、どんなに小さくてもいいから、まず始めてみること、そして泥臭く続けること。

今日から始めただけで、今日から全てが変わるなんて、そんな魔法のような方法論はありません。どんな凄いメソッドだろうと、継続しないと意味がない。

更に、自己改革を推し進めていくには、習慣化(内在化)したいことを一つに絞って徹底的に行うことが大事です。

「トレーダーたちの自助努力の多くが失敗するのは、その焦点が合っていないからである。ある日のこと、あるトレーダーは日誌にポジションサイズのことを書き、それに取り組んだものの、翌日には心の動きをコントロールすることを強調し、また、その翌日には早めに損失を確定することを強調した。このように焦点を次から次へと変えているようでは、一つの方向性を維持できるわけがない」

 

多くの人が自己改革の必要性に迫られるのは、恐怖や不安・焦りを感じたときだと思います。そのときに何らかの自己改革ツール(引き寄せの法則でも天国言葉でもホ・オポノポノでもセドナメソッドでも)に出会って実践し始めたとします。

恐怖や不安・焦りといった精神的負荷があるときには、それを実践しているときはワクワクして(恐怖や不安を忘れて)、その方法論を継続することが出来ます。

ここまでは良いんですが、問題はここからです。人間は感情に飽きる生き物です。喜びや悲しみ、ワクワクや恐怖、それがどのような感情だろうと、飽きます。

恐怖や不安といった精神的負荷が掛かる状態のときに藁にもすがる思いで探していたら偶然見つけて安堵した自己改革ツールは、安心すると(恐怖や不安に飽きると)、それを継続するモチベーションもなくなってしまいます。「ああ、もういいやー」って感じになって、自己改革を継続するのをやめてしまうわけですね。

でも、ここで自己改革をやめてしまったら、結局、何も変わりません。それに、折角、逆境が与えてくれた利益を逸することにもなってしまいます。

ちなみに、自己啓発書を読む人の大半は、自分を変えたいから読むわけじゃなく、単に今の自分を肯定したいから読みます(私もそうだったからよく分かります)。例えば、スティーブ・ジョブズや孫正義の本を読みながら、自分にも当てはまって同意できる部分に線を引いて、「ジョブズはやっぱりすげえな!」的なことを思って良い気分になりながら読むわけです。

本気で思考や信念を変えたいんだったら、自己改革を徹底的に継続して、ネガティブな思考や信念を叩き潰すしかないです。精神的負荷がなくなって一時的に安心したとしても、ネガティブな思考や信念を叩き潰し続けなければいけない。

これは劣等感/コンプレックスの解消でも同じことです。「そんなの大丈夫だぜ!」とか「あなたしか気にしてないよ!」とか言われただけで劣等感/コンプレックスを解消出来るんだったら、誰も苦労しません。劣等感/コンプレックスを跡形もなく叩き潰すような気概で、徹底的に継続し続ける必要があります。

長年の間に身に付いてきた思考や信念を変えるのが、どれだけ難儀な作業になるか。

とにかく継続。自己改革は一日にしてならず。

 

2015年7月 トレード歴41ヶ月(デイトレーダーになるために、「規律とトレンドフォロー売買法」)

2015年7月

※2015年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~7月5日
・ギリシャショックによって、エントリーに恐怖心が出てきており、更にCMBトレード塾からのメールで「しばらく売買は控えた方がいい」という旨のメールが届いたことで、それに安堵してエントリーを控えた。……しかし、もしもルール通りにエントリーしていれば、イオン・ニトリと利食いが続いていた。それでも、ギリシャの選挙が終わる週明けまでは待機とした。

 

〇7月6日~7月21日
・ギリシャ選挙で緊縮反対派が勝ったことで日経平均は再び大きく下げた。この日からエントリーを再開した。ギリシャショックの次は上海市場の暴落で日経平均も影響を受けて、LCが続いた。買いではなく空売りのサインが出ていたが恐くてスルーしてしまい、利益を逸失……。第一三共やKDDIと利食いが続き持ち直してくるも、恐怖心からスルーしたJR西日本・ANNが仲良く利益目標達成……。その後は、日電産・JALと利食いが続き、利益が固まってきた(第一三共以外画像省略)。しかし……。

 

〇7月22日
・日経平均が-184円で寄り付き。これだけだったらそこまででもないんだが、7&IHD+0.56%(5MA割れ決済)、三住トラスト-1.41%LC、NTT-2.10%LC、アルプス-3.59%LC(アップルの決算でアップルウォッチが苦戦した)。

・なぜに、NTTとアルプスだけ……。狙い撃ちされたような……。
※NTTとアルプス以外は全て-1%程度の下落だった。

・その後も何とかかろうじて入り続けたものの、LCが続き、もうメンタルはボロボロに。

~~

・7月の収支は、20トレード6利食い、勝率30.00%、月率-2.02%。
※スルーせずに全て入っていた場合は、月率+3.13%だった。

・だが、色々とボロボロになっていったことで、このシステムに加えて、本格的にデイトレスキルを磨いていこうと決心することになった。そして、CMBのメールから影響を受けてしまった面もあったことで、CMBトレード塾に退会のメールを送った。結局、自分のシステムに従うしかない、もう独立してもやっていけるだろうと。

 

デイトレーダーになるために

ギリシャショックからの流れは、デイトレーダーになる決意を後押ししてくれました。

3~5月には、1日1時間弱の作業で済むスイングトレードでも十分稼げていたため、デイトレを本業にしようという踏ん切りが中々付かなかった部分があったんですね。

そのため、この3ヶ月は、利益は出ていたものの妙にモヤモヤした感覚があったのです。

でも、本当にこれでいいのか?と。

確かに、このシステムを回して年率50%を達成し続けていけば、バイトだろうと派遣だろうと金持ちになれるだろう。このシステムのお陰で、ようやく待ち望んでいた安定・安全が手に入る。でも、本当にそれでいいのか?

3年間で折角ここまで辿り着いたのに、ここで安住していいのか?

更に言うと、このシステムは種銭がある程度ないと機能しません。期待される利益は年率+50%前後なんで。

だから、もしも万が一にでも破産したら、もうトレードは出来なくなるんでは?

月率5%のシステムトレードで運用するだけ。果たしてそれで、トレーダーとして稼いでいると言えるんだろうか?

本物のトレーダーというのは、仮に社会的に抹殺されたような立場に置かれたとしても、100万円あれば、マーケットでそれを転がして1億円にしてしまう、そういうものなんじゃないのか?処刑しようとしても、処刑出来ない。誰にもその自由を奪えない。ナイフ一本あれば無双出来る。マーケットからカネをダウンロード出来る世界、日給20万円の世界……。

本当にこれでいいのか?

このように揺れ動いていた中で、6~7月のドローダウンを体験したことで、ようやく自分の本心と向き合うことが出来ました。

折角この道を志したんだから、ポケモンやパワポケでやったような気持ち悪い位の成果をトレードでも出したい。年率70%で安定とか言ってないで、年率522%とかいう気持ち悪い成果を出してみたい。

デイトレード」に書いてあった、「デイトレで生活費を稼いで、スイングで資産運用する」、これを実現したい。デイトレが出来るようになりたい。デイトレーダーになりたい。

 

ただ、今までに何度かデイトレは検証してきたけども、いつもすぐに撤退していました。そのため、自分はデイトレーダーには絶対になれないだろうという思い込みがありました。

でも、何となく今回は、デイトレが出来るようになるような気がしていたのです。過去に検証していたときと違って日足のテクニカル分析の精度が上がっており、トレード史の検証からトータルプラスの感覚・大数の法則を掴めてこともあり、今ならもう行けるんじゃないかと。

そして、ふとあることを考えてみたんです。それは、「デイトレーダーになる奴って、どういう奴かな?」と。

ある世代・ある学年の中には、必ず多様性が生まれます。例えば、19XX年生まれの学年においては、医者になる人がいて、サラリーマンになる人がいて、公務員になる人がいて、自営業になる人がいて、ニートになる人がいてというように。

そう考えたとき、じゃあ個人のトレーダーって、どういう人がなるんだろう?って思ったんです。

世代の中に多様性が生まれて、その中には必ず個人のトレーダーが出現するとしたら、じゃあどういう人がトレーダーになるんだろうか?

普通に就職した人や専門職の人は、トレーダーにはなる必要がない。そう考えてみると、自分自身の学生時代の学年やクラスメイトから考えてみても、この世代でトレーダーになるのは自分しかいねえわなと。
※このことに気付いたら、日本に対して感謝の気持ちが出てきました。ちゃんと居場所を用意してくれてありがとうと。

だから、諦めずにやってれば、必ずこの世代でトップクラスのトレーダーになれるのだと。今、この世代でトップクラスのトレーダーになれる位置にいるのに背骨を鍛えるのをやめたら、余りにも勿体無さ過ぎる。

今の自分の実力からすると、デイトレーダーになるのは夢みたいなことかもしれない。でも、ここでデイトレに挑戦しなかったら、絶対後悔する。

こうして、デイトレスキルを本格的に鍛えていくことが決まりました。

ただ、それまでのデイトレの演習では駄目だと思ったんで、考えました。これがポケモンだったら、どうする?と。

デイトレの情報商材を買う?CMBトレード塾のコンテンツを読み漁る?デイトレのトレード本を読みまくる?デイトレのセミナーに行ってみる?

全部違う。どれも聖杯探しにしかならない。

自分の手で統計を取るしかないだろう。

ポケモンバトルだったら、その環境でまず勝てそうなパーティで回してみて、それで一旦そのパーティの統計を取ってみる。そこから改善していけばいい。この方法で、勝率90%以上の気持ち悪いように勝てるパーティを大量に構築してきた。

だから、まずはボラの大きい新興銘柄の逆張りの統計を取ってみようと。3陰線を付けてから陽線を出した所で入ったらどうなるかという統計を取ってみることにしたのです。

具体的な作業としては、翌日に大きく動きそうなボラのでかい新興銘柄を前日に選んで、翌日に機械的に3陰線→陽線でエントリーしていたらどうなっていたか?という統計を取り始めました。

 

※なお、スイングトレードで利益が出せるようにならないと、デイトレは絶対に出来ません(なぜなら、デイトレは日足と分足を使って行った方が絶対的に有利になるため。日足のテクニカル分析に精通していないと、デイトレで利益を出すのは相当難しい)。デイトレは簡単そうだという先入観から、デイトレから始める初心者が少なくないですが、どれだけ恐ろしいことをしているか……。

 

 

書評「規律とトレンドフォロー売買法」

「規律とトレンドフォロー売買法」マイケル・W・コベル

トレンドフォロー(順張り)について書かれた本です。パンローリング社の書籍の中ではマイナーですが、まあまあ良い本です。トレンドフォローシステムを運用しているんだったら、お薦めします。

特に、規律を守ってトレードを続けることと、それに伴うドローダウンについて書かれている部分は、その通りだなあと思います。

そのシステムの去年のリターンは何%だったのか?ということも大事ですが、最大ドローダウンは何%だったのか?も大事です。

いくらトータルでは右肩上がりの資金曲線を描くからといって、そのドローダウンに心理的に耐えられるのかどうか?そして、ドローダウン率は単に数字で示されただけでは、100%間違いなく絶対確実に、その心理的負担を過小評価するわけですね。

少しでも心理的負担を軽くするには、そのシステムの統計を一貫して取り続けるしかないわけです。ドローダウンがあるからといって、ルールを大幅に変更したり、他のシステムに行ってしまったら、また一からやり直しです。

 

あと、

フォルクナー「私が会ったことのある成功したトレーダーは皆、トレーディングよりも生活のほうが大切だということを常に意識している。(略)数学であれ、音楽、哲学、心理学、野球であれ、身の回りの世界に対して関心を持っていたおかげで、相場や運用資産の変化も乗り切れた。儲かっても損しても、自分のやりたいことを毎日やれるようになる。それがポジションを抱えているときに本当に助けになると言う」

 

本当に、これ。

 

2015年6月 トレード歴40ヶ月(トレード史の書き方、「あなたも株のプロになれる」)

2015年6月

※2015年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~6月28日
・6月も入り続けていたが、ドローダウン気味の推移となった(以下の銘柄はエントリーの一例)。

 

・LC連発となってから、中外製薬・村田製作所と利食いが続き(画像は省略)。NTTが利食いとなればトントン回帰だったものの、+2.92%まで達してから、分割ついでの下落で-0.49%LCに。

~~

・2015年5月の初めに「自分史の書き方」でググると当サイトが一番上に表示されるようになったことを記念して、6月5日からは、(モチベーションが出てこなかった)デイトレの演習を一旦休止して、過去の売買日記を見直してみて、トレード史を書いてみることにしました。
※トレード史の書き方については、後述のコラム参照。

ただ、トレード史を単に書くだけでは面白くないなと思ったため、「もしも全てのトレードで3%利食いでやってたらどうなってたんだろうな」と、各時期のトレード史の記述と同時にチャートをマーケットライダープレミアムで見て、Excelで検証する作業もやってみたんです(今になってみると、結構凄い作業量で、1日に1~2ヶ月分やるペースで、約3年分を振り返るのに1ヶ月近く掛かりました)。

そうしたら、衝撃の事実が明らかになってしまったのです。

なんと、今までの全てのトレードを3%利食いでやってたら、普通にトレードするのと同じかそれ以上の結果になっていた……(結果は一貫してトータルプラスの右肩上がりの資金曲線。月トータルではマイナスもあるが、年トータルでは一貫してトータルプラス)。それも、トレードを始めた2012年3月から一貫してトータルプラスになっていた……。

と言うことは、最初からこのことに気付いていたら……。

これまでに、聖杯探しに費やしてきた何百~何千時間の努力は一体……。勝率が低いのはエントリーが悪いからだと思っていた。そのために莫大な時間をチャート検証に費やした。しかし実は、利食いが遅いだけだった……。

トレードの神様「この3年間、貴様が費やしてきた何千時間の努力は、この単純なことに気付くためのものだったのじゃ。全て、貴様が勝手に難しく考えていただけだったのじゃ!!」

でもこれは……。と言うことは、と言うことは、と言うことは……。

あとはもう、試行回数を増やして回しまくればいいってことじゃないか!!!!!

これは、トータルプラスとはどういうことなのか、大数の法則とはどういうことなのかを、ようやく理解した瞬間でした。

トレードで利益を出す、トータルプラスで稼ぐ方法は、これしかありません。私は、マーケットで利益を出す方法について、大数の法則が基になってない話は信じません。それは結局、聖杯を当てられるという話でしかないからです。

例えば、四季報を読んで、第二のガンホーが云々……。アベノミクス相場じゃなくて、リーマンショックが来てたらどうなっていたのか?偶然当たったものを、後付けで説明してるに過ぎない。でもこれ、チャート検証にしても同じことをやってるんです。

そして、厄介なことに、非常に厄介なことに、大数の法則(確率統計思考)は単に言葉で説明しただけで理解できるようなものではないです。

大数の法則という概念を知っている人はそこそこいるかもしれないですが、理解している人は絶滅危惧種並みでしょう。単に概念として知っているのと、体験を伴って理解しているのとでは、絶望的な差があります。そして、この壁こそが、グレートウォールとなってトレーダーを守ってくれているのです。

体験を伴わないことには、絶対に大数の法則の本質は理解出来ません。

そのためには、記録(売買日記、統計)を取るしかない。自分の手で記録を取り続けるしかない。そして、何かのきっかけで気付くしかない。

~~

〇6月29日
・トレード史で気付きを得て、「このドローダウンもそろそろ抜けるだろ」と思っていた、月曜日の朝。ギリシャ問題が週末に交渉決裂して、ギリシャデフォルト懸念が高まったことで、日経平均は-401円の暴落で寄り付いた。

・金曜日に買い保有していた、三住トラストは-3.31%LC、第一生命は-5.11%LCとなった。

・目の前で過去最大の資金が消失した(総資金の-5%)。ドローダウン中の暴落となったため、「マジかー」と言う他なかった。

・年トータルでは依然プラスのままだし、6月のドローダウンを含めても4月中盤~5月の含み益が融けただけのこと。ただ、このシステムだけでは……と思った。
※注:トレード史で気付きがあった直後、デイトレをやろうか決めあぐねていたこのタイムリーな時期にまあ……。

~~

・6月の収支は、24トレード4利食い、勝率16.67%、月率-8.24%。

 

トレード史の書き方

トレード史の書き方について説明します。

そこまで難しいことではなく、過去の売買日記を見直してみて、次の点にフォーカスして時系列順に箇条書きしていくといいです。
(1)印象に残ったトレード、教訓に繋がったトレード
(2)新しく取り入れることになった習慣や考え方など
(3)その月の収支

書き方の例としては、次のような感じです(私が作った造語が多くて分かりにくかったら申し訳ないです)。

 

1日に1~2ヶ月分のペースでやっていくといいですが、今の時点で、その時期を振り返ったときの感想を、その時期のトレード史を書いた日の売買日記にでも書いておくといいですね(トレード史ではなくて、他の所に書く)。例えば、こんな感じで。

 

それで、トレード史を書くことで得られる利点としては、教訓や習慣などにフォーカスして記述していくことによって、中長期的に自分自身の成長を実感出来ることです。これは、継続していくための大きな希望になります。

あと、注意点として、トレード史を振り返っていい時期は、最低でもその時期から半年は経過してないんだったら、やめた方がいいです。つまり、2017年1月のトレード史を記述するのは、2017年7月以降となります。これは、トレード史の効果を最大限に享受するためです。

 

 

書評:「あなたも株のプロになれる」

「あなたも株のプロになれる」立花義正

私は株で200万ドル儲けた」の日本版のような本です。

個人的に、この本の中で印象に残ったのは、中々株で稼げるようにならなかったため、株から(この当時、暴騰していた)小豆相場に鞍替えしようとしたときに出会ったおじいさんの次の言葉です。

「株で損ばかりしているので今度は小豆をやろうというのかね。証拠金も安いし儲けは大きい。株がだめなら小豆でという亡者がひとり来たのかい。(略)なにをいまさら商売替えをするんだね。となりのボタ餅は大きくみえるものだ。こちらに来たら一年生で経験なし。腕は未熟。それで儲かるかね。スッテンテンは時間の問題だ。悪いことはいわないから夢をおいかけるのはおやめなさい」

 

売買技法の上達についても詳しく書かれていて、結局、自分の性格に合った型を一貫して練習して身に付けていくしかないというのが結論です。特に、270~273ページに書いてある「損益の出方は個性を反映」は自分の型を貫いていくしかないという信念を強化してくれます。

売買ルールそれ自体に優劣はなく、自分に合った手法に徹底的に精通していくしかないわけです。他の人が使ってる手法が、「週トータルではまずマイナスにならず、年率1000%叩き出す」ものだったとしても、自分の性格に合ってなければ、何一つ参考になりません。
※情報商材などのマーケティングにおいては、月トータルでマイナスになりづらく、勝率も高いことが強調されます。なぜなら、世間一般的な欲求(学校教育や社会風潮によって植え付けられた、安定・安全を至上のものとする信念)に響きやすいからです。少なくとも、去年運用していた場合の勝率、成績、最大ドローダウンの3点が具体的に名言されてないシステムは、マーケティング目的だと思った方がいいです。セミナーであっても情報商材であっても、この3つを聞くだけで、すぐに分かります。

私も、この信念が結構強固で、「自分のルールは間違っていて、他のルールの方が優れてるんじゃないのか?」と何度も思いました。結果が出てないときは、いくらプロのトレーダーが口を揃えて「自分のルールに精通するしかない」と言っていても、中々信じられないんですね。

 

2015年5月 トレード歴39ヶ月(日給20万円の世界?、「株式上達セミナー」)

2015年5月

※2015年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~5月19日
・5月はゴールデンウィーク中はエントリースルーして(決算銘柄が多く、行き過ぎかと思ったため)、ゴールデンウィーク明けから再び入り始めた。ややプラスからトントンで推移していった(以下の画像は利食い銘柄の一例)。

 

〇5月20日
・日経平均が上がっているにも関わらず、保有銘柄は上昇せず。(LCが続いたら月トータルマイナスになるんじゃないかと)恐くなり、みずほと第一生命を、それぞれ手数料負け、-0.46%で途中決済した(第一生命は画像省略)。新しい銘柄にもエントリー出来なかった。冷や汗が出てきて、手が震えて……ノーポジにするしかなかった。

 

〇5月21~22日
・5月20日にエントリースルーしたNTTが見事に3%到達した。5月20~21日にエントリースルーしたが、22日からまた入り続けることに。
※5月21日にスルーした三菱重工も+3%に後日到達した。このスルーによって、月率3.065%相当の利益を逸失した。

 

〇~5月31日
・その後は利食いが連発した!(画像は一例)。

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・5月の収支は、25トレード11利食い、勝率44.00%、月率+6.97%。
※注:やはり、エントリースルーが勿体ねえなあ。
※注:データが少なかったため、このような平穏が毎月続いていくものだと思っていた。このシステムがドローダウンするとどうなるのか、このときはまだ知る由もなかった。

 

・新興銘柄で、デイトレの検証もやっていたが、この時期の演習は、5分足で安値割れ失敗した所で入った所でどうなるか?のような、裁量的なものだった。
※注:このような、裁量の余地が入るつもり売買は全く意味がありません。なぜなら、実際のカネを掛けてやると、絶対に入れないからです。つもり売買で意味があるのは、機械的に入る場合だけです。

・例えば、5月13日の演習内容はこんな感じ。

※注:これは、デイトレ検証の間違ったやり方として掲載しています。このような検証は100%都合の良い検証にしかなりません。つまり、このような検証をいくらしたところで、何の上達もないということです。

 

日給20万の世界?

この時期にデイトレの検証をしているときに、とんでもないボラティリティーで動くキチ〇イ新興銘柄を見ていて、ふと思ったんですが。

「これ、200万で+10%取れば、日給20万じゃねえか!」と。

「と言うことは、キ〇ガイ新興銘柄のデイトレが出来るようになったら、日給20万の世界が待ってるということか!?」

これ以降、「日給20万円の世界」という言葉は、デイトレスキルを習得するためのニンジン(スローガン)となりました。

人間、未来にとてつもない報酬が待っていると(それが勘違いでもいいから)思うと、頑張れるものです。

もしも、トレーダーになっても、年収500万円位の報酬が限度だったとしたら、私はここまで一生懸命色んなことをやらなかっただろうし、心残りの解消もコンプレックスの克服もやらなかったことでしょう。

報酬としてのおカネには、物凄い力があるのは間違いありません。

お金が全てではないし、お金よりも大切なものはあります。

でも、私の場合、未来に莫大な報酬が待ってると思ったからこそ、一生懸命色んなことをやって、その体験そのものがお金よりも大切な思い出になった。これが事実なんですよね。つまり、お金のために全力で頑張ったからこそ、お金よりも大切なものを得られた。

もしも、「カネは汚いものだ」とか思ってしまっていたら、このような機会を享受することは出来なかったわけです。

未来にとてつもない報酬が待ってる、今までに体験したことのないほど楽しい未来が待ってると、勘違いすること。これって、滅茶苦茶大事だと思います。その捏造した楽しい未来は、想像した理想を遥かに凌駕する形で現実化するからです。

これからの日本は、人類史上未体験ゾーンである人口減少社会に突入していくし、高齢化も進んでいって社会保障費も高騰していくだろうから、日本の未来は暗い的な風潮があるかと思います。
※私が考える日本の未来についてはこちら

私は、この日本の未来が楽しみで仕方ありません。

人類史上未体験ゾーンである人口減社会をどのようにして乗り越えていくんだろうか?世代間対立が深まっていって、それはどのような形で表面化していくんだろうか?不動産価格が暴落してどうなるんだろうか?2020年に起こると予想されている東京大震災は?2029年の西日本大震災(東海三連動)は?日本の財政は?移民は?東アジア情勢は?などなど、日本の未来には楽しみなことがあり過ぎるのです。
※2020年に東京大震災、2029年に東海三連動が起こるかもしれないという予測は、平安時代の三陸貞観地震(東日本大震災)から9年後に関東で大地震が起こり、18年後に東海三連動が起きたということから。

今までの日本の歴史上で、これからが一番面白い時代になっていくのは間違いないと確信しています。

いつ死んだとしても、最高に幸せな人生だった!」と言えるように生きてるけど、日本の未来がどうなっていくのかは見たい!絶対に見たい!この顛末を見れずに死んでなるものか!

そして、日本の未来は明るいと思っています。

日本の未来が明るい根拠?そんなものはないです。暗い根拠なら、上述したようにいくらでもありますが。

まあ、唯一あるとしたら、左翼から右翼に至るまで、ほぼ全ての人が「2020年以降の日本はやばい」という見解で一致していることですかね。でも、こういう人間の予測が当たった試しって、人類の歴史上では一度もないんですよね。

あと、私は、2010年に既卒になって社会の現実を知ったときには、もう二度と自分は専門的なスキルを活かした仕事は出来ないんだろうなと、もう学生時代のような楽しい思い出を作ることは出来ないんだろうなと、本気で思いました。

自分には(同世代のような)安定や安全が保障されてないことに絶望し、「いつ死んだとしてもいいように毎日楽しく生きていくしかない」と開き直って、現実を無視して未来は明るいと捏造して生きていくしかなかった。それが、まさかこんなに楽しい2010年代になるとは思わなかった。2010年代の全てに感謝しかないし、後悔も何一つありません。

今になってみると、絶望して、未来を捏造するしかない状況に追い込まれたことは、究極レベルでツイていたのだと確信しています。もしも最初から明るい未来が保証されていたらと思うと、ゾッとしてきます。

結局、やるかやらないかでしかないと思うのです。明るい未来が保証されていようがいまいが、やるかやらないか。

でも、人間は、信じられないような楽しい未来が待ってると思わないことには、そういう希望がないことには、パワーが出てこない。だから、根拠がなくても楽しい未来が待ってると信じる(自分を騙す)必要があるわけです。

 

 

書評:「株式上達セミナー」

「株式上達セミナー」林輝太郎

1986年に出版された本ですが、相場に関する考え方は非常に参考になり、例え話が中々ユニークで読み物としても面白いです。

特に、情報の扱い方(素人の動向)や売買技術を向上するための努力の方向性については、今現在でもその本質は全く変わってません。

チャートを自分の手で書いて変動感覚を養成し、実際の売買を実践して売買を習得し、記録から改善する。

IT技術は進歩しましたが、結局、上達のためにやることは変わってないなと思います。

IT技術の進歩で大量のチャートを簡単に手軽に見れるようになったからといって、その行為を継続したり、記録を付け続けるような意図的な訓練までしやすくなったかと言うと……。