2015年10月 トレード歴44ヶ月(自分の既得権益(エッジ)を生かす、「オニールの相場師養成講座」)


2015年10月

※2015年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~10月31日
・機械的に統計を取っていると、ロスカット祭りになるなあと。

 

・その後も機械的に統計を取り続けていった。

・こういうのも出るから、デイトレは夢があるなあと。

 

・統計を取るうちに何となく分かってきたことは、上昇波動の押し目か急落からの切り返しが取れるパターンである一方で、上昇波動後の調整と下降波動では損切りラッシュになるなあと。

 

〇10月9日
・9月30日からの9日分の機械的利食いについてまとめてみた所、ある銘柄でデイトレで取れるターンは1~2日間続き、その後は取れない調整ターンが来る傾向があるなと。この9日間では、機械的に入って3%利食いとしていたら、ベステラは53の19(勝率35.84%)、ジグソーは34の9(勝率26.47%)、PCIHDは36の11(勝率30.55%)、クルーズは46の16(勝率34.78%)で、4銘柄トータルで169の55(勝率32.54%)、単純計算で収支は+51%となっていた。

・引き続き、前日に決めた銘柄について、機械的に統計を取っていった。

 

〇10月12日(祝日)
・機械的に取ってきたデータをExcelに入れてみたら、なんと7%利食いが、3%利食いにダブルスコア以上の成績を付けていた!終値まで保有して決済としていた場合も思っていたほど悪くなく。やはりイメージではなく、実際に統計を取ることが大切だなと(統計を取る前は3%利食いが最強だと思っていた)。
※注:これぞまさに、感覚で思い込んでしまうリスク。そして、もしも記録を残しておかなければ、こういうことには一生気付けない。

・10月14日からは、3%利食いに加えて5%利食いにもフォーカスするようにした。

 

・こういう見事に嵌った銘柄もあれば(5%利食いなら1日で+39%、この銘柄だけで日給78万円(@200万))。

 

・こういう化け物もあり(あくまで理論上だが、10%利食いなら日給100万オーバー)。

 

・東証一部銘柄でスイングトレードしていたときには知る由もなかった、とんでもない世界が存在していることは分かったが、機械的エントリーであるため、こういう事案も多く(上記2つのような狂った展開より、当然こっちの方が多い)。

 

・あと、この機械的に統計を取る作業は、非常に退屈であった。

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・10月の全てのデイトレについて統計を取ってみた所、547トレードで次のグラフのようになっていた。

※3%:+15.81%、5%:+96.75%、7%:+110.69%、保有:+75.50%。
※注:ここで特筆すべきは、一番良い成績になっていると思い込んでいた3%利食いが、ダブルスコアどころかそれ以上の圧倒的な差を付けられていること。

・これは、確かに、機械的にエントリーして5~7%で利食いするだけで、100万の種でも月給100万行く計算になる、そうなっている。でもこれは、精神的に無理じゃ!!1ヶ月に547トレードは……(手数料を1回200円としても10万円以上になる。更に、スリッページも絶対に出るわけで……)。
※注:ちなみに、保有は一時100%以上ドローダウンしている。

・11月も引き続き、機械的に統計を取ることにした。

 


自分の既得権益(エッジ)を生かす

自分の持ってるもの・強み・環境・既得権益にフォーカスして、それらを徹底的に生かしながらトレードスキルを鍛えていくことは重要です。

引き寄せの法則では、「持ってるものにフォーカスして感謝することが大事」と言われてますが、これは「自分が持ってる既得権益にフォーカスしろ!その既得権益を最大限に生かせ!」ってことなんじゃないかと、最近になって思います。
※あと、ちなみにこれは余談ですが、「ありがとう」の反対の言葉は「当たり前」だそうです。

トレードの用語で言うと、既得権益とは優位性やエッジと言い換えることが出来ます。

それで、自分の持ってる既得権益や強みは、具体的な金銭に換算してみると分かりやすいです。

私の場合、実家に住んでいたため、住宅費などの生活費を払う必要がありませんでした。もしも、住宅費などが月10万円掛かるとしたら、年間120万円のコストを削減した計算になります。

あと、これはあまり大きな声では言えないですが、私はダウンロード世代でありまして、高校時代から培ってきたITスキルが攻守に渡って大活躍しました。1日3000円として、年間で約100万円以上のコストを削減した計算になります。これがあるんだから、そりゃあ暇にならないわけです。ネット上にアップロードされてるものなら何だって落とせる、インターネットは私の既得権益だと思っています。

更に、私の趣味は、カネがほとんど掛からないものが多いです。ちなみに、トレードで一番辛かった時期に心の支えとなった攻略サイトの作成は、ドメイン代とサーバー代で8500円しか掛からなかったにも関わらず、4ヶ月半機能しました。

トレードスキルを鍛えて、トレード資金を守りながらも、やりたいことをやる満足いく人生を送れたのは、この三点の強み(優位性、エッジ)を徹底的に生かしたのがとにかく大きいです。

もしも、これらのエッジがなかったら、種銭の他に、1000万円位は必要だっただろうなと。

自分が持ってる既得権益は何だろうか?

ここにフォーカスして、徹底的に生かしていくことが、本当に重要になります。例えば、性格、価値観(趣味)、環境、人脈、スキル……。

それがどれだけ大きなものなのかは、金銭に換算してみると、とても分かりやすいです。

かけがえのない友達を既得権益と言ったり金銭に換算してみるなんてとんでもない!と思われるかもしれないですが、現実的に自分が持ってるものにフォーカスして、地に足を付けて全力で努力をしていくためにも、自分の強みを認識しておくことは重要です。

この話では敢えて、”既得権益”というあまり響きが良くない言葉を使っています。

ちなみに、既得権益が格好悪いというのは、社会から植え付けられた信念です。群衆がそう思うことで、都合が良い人達ってのがいるわけです。社会的に良い既得権益と悪い既得権益というものを作っておき、後者だけを既得権益や利権だと叩くような風潮を作っておけば……。でも、良い既得権益も悪い既得権益もあるかって話です。

人間、そんな凄いもんじゃなくて。既得権益を持たずに生かさずに、全てを自分の力で切り開くような人ってのは、いないですからね。漫画の中だけです、そんなの。

誰しもが何らかの既得権益を持ってるし、その既得権益を生かすことこそが、成功への最短ルートになります。

親のコネで良い会社に入る人もいれば、親の事業を継ぐ人もいます。でも、そういう既得権益を持った親がいること自体が、立派な人脈以外の何物でもないわけです。

他人の既得権益がどうだとかピーピーギャーギャー喚いていてもしょうがない。自分が持ってる既得権益にフォーカスして、その強み・環境を最大限に生かすことを考えた方が良い未来に繋がってると思うのです。

 

書評:「オニールの相場師養成講座」

「オニールの相場師養成講座」ウィリアム・J. オニール

順張りの本で、アメリカ市場でのエントリーや銘柄選びに関するテクニカルな内容が中心に書かれており、個人的にはそこまで参考にはならなかったんですが、「利益と損失を3対1に想定する方法」はまさにその通りだなと思いました。

初心者はこの方法(損切りライン1に対して、利食いラインを3~5にしておく)で資金を守りながらトレードしていって、経験を積むことを強く推奨します。

生き残って経験を積むこと、データを集めることを目的にやるとしたら、これが一番ですね。つもり売買をしながら経験を積むより、こっちの方が絶対良いと思います。

一回のトレードで取るリスクは総資金の0.5~2%にして、1ユニットに投じる資金量を一定にして、損切りライン1に対して利食いライン3のOCO注文を入れて機械的に利食いと損切りを執行し、資金管理と損切りの執行だけは何があっても絶対に守る。

この4つを徹底すれば、銘柄選びやエントリーが酷くても、スキルや経験や記録を積みつつ生き残ることが出来ます。

「もし3%利食いじゃなければ、15%まで行ってたのに!」みたいなことも絶対にあるでしょうが、トータルではそこまで変わらんです。