2016年11月
※2016年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
〇~11月30日
・ルールの検証。
・イグニスが狂ってるほどよく取れてた。しかし、なぜにこのタイミングでよりにもよってこの銘柄名……(FF15 メガネの人)。時々、マーケットの神様が自分の人生を監視して遊んでいるんじゃないかと思う時があります。
〇11月10日~
・トランプ氏が当選したら、株安円高になると誰もが言っていたが……。
※注:いかにアナリストが当てにならないか。そして、こういう事例は枚挙にいとまがないのに、アナリスト(正確に言うと、「株を買うべき」という信念を正当化してくれるアナリスト、「必ずここから上がる!」という信念を正当化してくれるアナリスト)を信じる群衆がいかに多いか……。
セドナメソッド
私は、セドナメソッドは何回か実践してみたんだけど、中々上手く出来なかったんですね。そもそも、感情の解放というのがどういうことなのか分からないというか。だから、長い間、セドナメソッドの効果がよく分かりませんでした。
それが、2016年の11月終わり頃から、腰を据えてセドナメソッドをやってみようかなと、しっくりくることから続けてみることにしたんです。
一番やりやすそうだった、「お金についての利点・不利点の解放」をノートに書き出してやり続けてみることにしました。
具体的には、「金持ちになることの利点は何ですか?」と自分に問うてから、思い浮かんだことをノートに書き出して、「その感情は安全になりたい気持ち(安全欲求)?認められたい気持ち(承認欲求)?思い通りにしたい気持ち(制御欲求)?」(安・承・制のいずれかをノートに書き出す)→「その感情を手放せますか?」と自問して感情を解放する。次に、「金持ちになることの不利点は何ですか?」と自問してから同様に書き出す。これを複数回繰り返します。
※ただ、感情が解放されたような実感は湧かず。うーむ……って感じでした。
※「金持ちになる利点」はいくらでも出てくるのに、「金持ちになる不利点」はいくつかしか浮かばない。
それから、「お金についての利点・不利点の解放」以外にも、その他の利点・不利点の解放や目標の解放をやり続けていたら、抵抗があること(不利点)の共通点みたいなものが見えてきて、深層心理からある問いが浮かんできたんですね。
ん、これは?これは、もしかして?と。
あと、過去に無意識の内にしていた決意みたいなものが浮かんできて、涙が溢れ出てきたこともありました(「人生を変える一番シンプルな方法」の第9章コラムに書いてあることと似たようなことが起きた)。
これは感情の解放というセドナメソッド本来の効果ではないかもしれないんですが、続けることによって、何らかの効果はあるなあと思いました。
結局、どんなこともそうだけど、最初から上手く出来るはずがないんですわね。不器用ながらも継続していくと、徐々にコツなどが分かってくると。
※不安になって探す→方法を見つける→やってみるも上手く出来ない(そりゃそうじゃ)→不安に飽きて(安心して)方法の継続をやめる……のループを繰り返すから何も変わらない。不安になった瞬間に飛び付いて、いざその方法を始めても上手くいくはずがないんですね。自己改革の強敵は、皮肉なことに自己改革を始めた瞬間の目的である安心感であるという矛盾があります。その安心感は、自己改革による変化ではなく、不安の感情に飽きたという人生のバイオリズムによるものであることが大半。
ただ、私の場合、セドナメソッドの効果は実感したけども、しっくりこないんですよね。複雑なことをやる割には効果が分かりにくいセドナメソッドよりは、天国言葉やホ・オポノポノの方が単純で分かりやすくていい。こういう方法論の合う合わないも、数ヶ月継続してみないことには分かりません。
※あと、私の場合、言葉に出すだけでは記録として残せない(後から検証出来ない)ため、書いて実践してみる方がモチベーションが出て続けやすいというのがあります。後から検証することにワクワクするため、それが続けるモチベーションになるわけです。こういう部分は完全に個人差があるため、自分に合った形で楽しく継続することが重要です。そして、このような性格特性も、実践・継続してみないことには分からないのです。
書評:「人生を変える一番シンプルな方法」
・「 」
感情の抑圧と解放について書かれた本です。セドナメソッドを実践する場合は必須の一冊となります。感情について非常によく書かれており、セドナメソッドについて書いてある部分を差し引いても、おすすめの自己啓発書です。
あと、セドナメソッドを実践するにあたっては、こちらのサイト(「感情と向き合う」)が非常に参考になりました(セドナメソッドの効果が感じられなかったがために、実際にアメリカまで行ってセミナーを受けて、その後も数年以上に渡って実践し続けた方が書いた、この本の解説記事です)。
こちらのサイトによると、「解放しますか?」とやって解放するとちゃんと解放されていて効果はあるんだけど、エゴがそれを認めたくないがために、解放の効果を実感させないとのことです。だから、ちゃんと効果は出ていると信じて、継続していくことが大事であると。
だから、私は解放の効果を感じられんかったんだろうなと。感情の解放を感じることは出来なかったけど、数ヵ月継続したら、深層心理からの気付きがあったのは確かですからね。
思考は中々変わらない、長年の間に身に付いた信念を非活性化させるには徹底的に努力を継続し続ける必要があると常々思ってるのに、自分史の書き方では「人生は楽しくない」という信念を非活性化させる方法を説いているのに、いざ自分がその立場になると信じられないんだから、人間は個人的な確証があることしか信じられないように出来てるんだろうなと思います。
天国言葉にせよ、ホ・オポノポノにせよ、引き寄せの法則にせよ、セドナメソッドにせよ、断言法にせよ、ゲーム感覚(執着が入ってない状態)で出来るようになると、実践することにモチベーションが必要なくなります。「これを継続すれば、どうなるんかな?何が起こるんかな?」という単純な好奇心で続けられるようになってきます。
例えば、天国言葉を風呂の中で30回連呼してたり、願望を現在形でノートに何度も何度も書き綴っていたり、ビジョンボードを印刷して部屋に貼っておいたり(全て私の習慣です)。傍から見れば、ただの変人です。少なくとも、多数派の習慣ではないでしょう。でも、私にとってはこれが楽しくて仕方ないんです。ワクワクして仕方ないんです。趣味の一環なんです。別に効果がなくても構わない(そりゃあ、出来たら効果があって欲しいけど)。単にどうなるかが知りたくて、楽しくてワクワクするからやってるだけ。そして、これを実践してる自分が好きでたまらない。
でも、最初からこうでは決してなかったんですね。自己啓発書はただ読んで、自己正当化して終わりでした。書いてある方法論なんて、一度も実践したことがありませんでした。
それが、トレードで結果が出なかった逆境のお陰で、藁にも縋る思いで半信半疑で天国言葉を連呼する所から始まり、「ザ・シークレット」のDVDを毎日聴き続けて、引き寄せの法則を実践・検証し……。
もしも逆境がなければ、このような機会は生まれなかったことでしょう。精神的負荷が掛かってない状態では、信じていないことをやる機会は絶対に生まれません。
方法論の実践・検証を継続する中で、引き寄せの法則に対して聖杯意識を持っていた時期もありました。「引き寄せの法則をゲーム感覚で出来たらいいなあ」と思いつつ、執着が入って期待していました。引き寄せブログなどを読み、何かいい方法はないかなと聖杯探しをしていたこともありました。
それがいつの間にか、期待も執着もなく、ゲーム感覚で実践・継続出来るようになっていた。
そうなった理由としては、継続したことで「おお、これすげえわ!効果あったわ!」と、その効果を実感する機会があったこと、継続したことでこういう方法論を実践することがアイデンティティの一部になったこと、ある出来事がきっかけとなって聖杯意識が抜けたことなどが原因かなと思います。
※聖杯意識が抜けるきっかけとなった話はまたいつか書きます。簡潔に言うと、引き寄せの法則に対して聖杯意識を持ってるだけで実践・継続しない人達を見たことで、物凄い嫌悪感が出てきたことによって、聖杯意識が完全に抜けました。
あと、”効果を実感した”と書きましたが、これはもしかしたら、このような習慣は全く関係なく、単に人生のバイオリズムでそうなっただけかもしれません。本当に効果があったかのかどうかは神様にしか分かりません。自分史関連の話でよく書いてるように、人生は1年で信じられないほど変化します。だから、別にやってもやらなくても結局は同じことなのかもしれない。
でも、脳はそんなことを理解出来ないため、私の脳には、「天国言葉は効果がある」「ビジョンボードは効果がある」「断言法は効果がある」と条件付けされています。
だから、トレードにしても自己改革にしても、とにかく大事なのは、継続することなのです。継続すれば、本やDVDなどには書いてないコツや、自分の性格特性などが分かってきます。どういう方法論であっても、最初からゲーム感覚で出来るなんてことはまずあり得ないんじゃないかと思います。
※あと、成功してる人が願望意図の習慣を実践していて欲しいと思っていたときもありました。成功してる人がやってる習慣なんだから、自分もそれにあやかりたい的な、成功が保障されていて欲しい的な感情ですね。これもなくなりました。別に誰もやってない習慣だろうと構わない。単に好きだから・楽しいからやってる、それだけ。もしも成功した人で誰にもこういう習慣がある人がいなかったとしたら、私が成功して、こういう習慣があるよということを表明してその先駆者となって、引き寄せの法則に対する感謝の気持ちを形にしてやればいいじゃんと。
~追記~
もちろん、このような方法論を実践するときには、「人生が更に良くなって欲しい」「更に楽しい体験をしたい」という期待もあります。こういう期待感が完全に0で、好奇心・アイデンティティーだけでやってるのかと言ったら、それは嘘になります。でも、聖杯意識を持っていた頃からすると、明らかにこういう期待感が小さくなって、執着が入らなくなりました。