2015年5月 トレード歴39ヶ月(日給20万円の世界?、「株式上達セミナー」)


2015年5月

※2015年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~5月19日
・5月はゴールデンウィーク中はエントリースルーして(決算銘柄が多く、行き過ぎかと思ったため)、ゴールデンウィーク明けから再び入り始めた。ややプラスからトントンで推移していった(以下の画像は利食い銘柄の一例)。

 

〇5月20日
・日経平均が上がっているにも関わらず、保有銘柄は上昇せず。(LCが続いたら月トータルマイナスになるんじゃないかと)恐くなり、みずほと第一生命を、それぞれ手数料負け、-0.46%で途中決済した(第一生命は画像省略)。新しい銘柄にもエントリー出来なかった。冷や汗が出てきて、手が震えて……ノーポジにするしかなかった。

 

〇5月21~22日
・5月20日にエントリースルーしたNTTが見事に3%到達した。5月20~21日にエントリースルーしたが、22日からまた入り続けることに。
※5月21日にスルーした三菱重工も+3%に後日到達した。このスルーによって、月率3.065%相当の利益を逸失した。

 

〇~5月31日
・その後は利食いが連発した!(画像は一例)。

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・5月の収支は、25トレード11利食い、勝率44.00%、月率+6.97%。
※注:やはり、エントリースルーが勿体ねえなあ。
※注:データが少なかったため、このような平穏が毎月続いていくものだと思っていた。このシステムがドローダウンするとどうなるのか、このときはまだ知る由もなかった。

 

・新興銘柄で、デイトレの検証もやっていたが、この時期の演習は、5分足で安値割れ失敗した所で入った所でどうなるか?のような、裁量的なものだった。
※注:このような、裁量の余地が入るつもり売買は全く意味がありません。なぜなら、実際のカネを掛けてやると、絶対に入れないからです。つもり売買で意味があるのは、機械的に入る場合だけです。

・例えば、5月13日の演習内容はこんな感じ。

※注:これは、デイトレ検証の間違ったやり方として掲載しています。このような検証は100%都合の良い検証にしかなりません。つまり、このような検証をいくらしたところで、何の上達もないということです。

 


日給20万の世界?

この時期にデイトレの検証をしているときに、とんでもないボラティリティーで動くキチ〇イ新興銘柄を見ていて、ふと思ったんですが。

「これ、200万で+10%取れば、日給20万じゃねえか!」と。

「と言うことは、キ〇ガイ新興銘柄のデイトレが出来るようになったら、日給20万の世界が待ってるということか!?」

これ以降、「日給20万円の世界」という言葉は、デイトレスキルを習得するためのニンジン(スローガン)となりました。

人間、未来にとてつもない報酬が待っていると(それが勘違いでもいいから)思うと、頑張れるものです。

もしも、トレーダーになっても、年収500万円位の報酬が限度だったとしたら、私はここまで一生懸命色んなことをやらなかっただろうし、心残りの解消もコンプレックスの克服もやらなかったことでしょう。

報酬としてのおカネには、物凄い力があるのは間違いありません。

お金が全てではないし、お金よりも大切なものはあります。

でも、私の場合、未来に莫大な報酬が待ってると思ったからこそ、一生懸命色んなことをやって、その体験そのものがお金よりも大切な思い出になった。これが事実なんですよね。つまり、お金のために全力で頑張ったからこそ、お金よりも大切なものを得られた。

もしも、「カネは汚いものだ」とか思ってしまっていたら、このような機会を享受することは出来なかったわけです。

未来にとてつもない報酬が待ってる、今までに体験したことのないほど楽しい未来が待ってると、勘違いすること。これって、滅茶苦茶大事だと思います。その捏造した楽しい未来は、想像した理想を遥かに凌駕する形で現実化するからです。

これからの日本は、人類史上未体験ゾーンである人口減少社会に突入していくし、高齢化も進んでいって社会保障費も高騰していくだろうから、日本の未来は暗い的な風潮があるかと思います。
※私が考える日本の未来についてはこちら

私は、この日本の未来が楽しみで仕方ありません。

人類史上未体験ゾーンである人口減社会をどのようにして乗り越えていくんだろうか?世代間対立が深まっていって、それはどのような形で表面化していくんだろうか?不動産価格が暴落してどうなるんだろうか?2020年に起こると予想されている東京大震災は?2029年の西日本大震災(東海三連動)は?日本の財政は?移民は?東アジア情勢は?などなど、日本の未来には楽しみなことがあり過ぎるのです。
※2020年に東京大震災、2029年に東海三連動が起こるかもしれないという予測は、平安時代の三陸貞観地震(東日本大震災)から9年後に関東で大地震が起こり、18年後に東海三連動が起きたということから。

今までの日本の歴史上で、これからが一番面白い時代になっていくのは間違いないと確信しています。

いつ死んだとしても、最高に幸せな人生だった!」と言えるように生きてるけど、日本の未来がどうなっていくのかは見たい!絶対に見たい!この顛末を見れずに死んでなるものか!

そして、日本の未来は明るいと思っています。

日本の未来が明るい根拠?そんなものはないです。暗い根拠なら、上述したようにいくらでもありますが。

まあ、唯一あるとしたら、左翼から右翼に至るまで、ほぼ全ての人が「2020年以降の日本はやばい」という見解で一致していることですかね。でも、こういう人間の予測が当たった試しって、人類の歴史上では一度もないんですよね。

あと、私は、2010年に既卒になって社会の現実を知ったときには、もう二度と自分は専門的なスキルを活かした仕事は出来ないんだろうなと、もう学生時代のような楽しい思い出を作ることは出来ないんだろうなと、本気で思いました。

自分には(同世代のような)安定や安全が保障されてないことに絶望し、「いつ死んだとしてもいいように毎日楽しく生きていくしかない」と開き直って、現実を無視して未来は明るいと捏造して生きていくしかなかった。それが、まさかこんなに楽しい2010年代になるとは思わなかった。2010年代の全てに感謝しかないし、後悔も何一つありません。

今になってみると、絶望して、未来を捏造するしかない状況に追い込まれたことは、究極レベルでツイていたのだと確信しています。もしも最初から明るい未来が保証されていたらと思うと、ゾッとしてきます。

結局、やるかやらないかでしかないと思うのです。明るい未来が保証されていようがいまいが、やるかやらないか。

でも、人間は、信じられないような楽しい未来が待ってると思わないことには、そういう希望がないことには、パワーが出てこない。だから、根拠がなくても楽しい未来が待ってると信じる(自分を騙す)必要があるわけです。

 

 

書評:「株式上達セミナー」

「株式上達セミナー」林輝太郎

1986年に出版された本ですが、相場に関する考え方は非常に参考になり、例え話が中々ユニークで読み物としても面白いです。

特に、情報の扱い方(素人の動向)や売買技術を向上するための努力の方向性については、今現在でもその本質は全く変わってません。

チャートを自分の手で書いて変動感覚を養成し、実際の売買を実践して売買を習得し、記録から改善する。

IT技術は進歩しましたが、結局、上達のためにやることは変わってないなと思います。

IT技術の進歩で大量のチャートを簡単に手軽に見れるようになったからといって、その行為を継続したり、記録を付け続けるような意図的な訓練までしやすくなったかと言うと……。