2023年12月
※2023年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
スクリーン、トレンドマイクロ、野村マイクロ、住友化学と逆張りスイングで取れた。東電も取れたが自己判断スルーして逃してしまった……。
レバナスの検証4(レバナスのリターンについて)
レバナスのリターンについて見ていきましょう。
再三になりますが、レバナスへの投資タイミングは、NASDAQ100指数もしくは、為替込みのNASDAQ100指数連動型の東証ETFが直近高値から-20%程度落ちたタイミングです。
2011年10月 | 2016年2月 | 2018年12月 | 2020年3月 | 2022年2月 | 2022年6月 | 2022年10月 | 2024年8月 | |
NASDAQ100指数 | -16.55% | -17.95% | -23.45% | -30.45% | -17.23% | -27.70% | -23.91% | -15.73% |
(参考)東証ETF【1545】 | -22.37% | -23.90% | -26.72% | -33.03% | -21.49% | -21.32% | -21.38% | -26.82% |
NASDAQ100指数連動型ETF【1545】が直近高値から-20%以上落ちた、2011年8月、2016年2月、2018年12月、2020年3月、2022年2月の月末に、100万円分ずつ買っていた場合について、どの程度の利益になっていたのかを計算してみました(2024年7月中旬頃に計算したのをコピペです)。
次の通りです。
-【QQQ】Invesco QQQ Trust:2791万0795円
-【QLD】ProShares Ultra QQQ:1億1587万円
-【TQQQ】ProShares UltraPro QQQ:1億8269万円
→これは2011年8月と2016年2月分の利益がでかくなっており、2011年8月分が【QLD】は42倍、【TQQQ】は65倍となっています。
ただ、これは2011年8月と2016年2月分の2回が非常に大きくなっています。この2回分を除外した、2018年12月、2020年3月、2022年2月の3回分では次の通りです。
-【QQQ】Invesco QQQ Trust:611万円
-【QLD】ProShares Ultra QQQ:1431万円
-【TQQQ】ProShares UltraPro QQQ:2030万円
さて、この上昇率は、あくまでジェットコースターの上側にいる場合のものです。
では仮に、2022年米国利上げ相場と同程度、直近高値からの下落があった場合には、利益はどうなっているかを見てみましょう。
まず、2022年米国利上げ相場での最大下落率(直近高値→安値)は次の通りです。
-【QQQ】Invesco QQQ Trust:-37.78%(408.71ドル→254.26ドル)
-【QLD】ProShares Ultra QQQ:-65.11%(94.54ドル→32.98ドル)
-【TQQQ】ProShares UltraPro QQQ:-82.43%(91.68ドル→16.10ドル)
これを、この時点の株価に適応すると、
-【QQQ】Invesco QQQ Trust:313.24ドル(直近高値:503.52ドル)
-【QLD】ProShares Ultra QQQ:38.38ドル(直近高値:110.04ドル)
-【TQQQ】ProShares UltraPro QQQ:14.96ドル(直近高値:85.20ドル)
・↑の株価になった場合の、2018年12月、2020年3月、2022年2月の3回分の利益は次の通り(ドル円は不変とします)。
-【QQQ】Invesco QQQ Trust:229万円
-【QLD】ProShares Ultra QQQ:244万円
-【TQQQ】ProShares UltraPro QQQ:28万円
さすがに圧縮されましたが、それでもプラスなんですね。
また、以前にも出しましたが、NASDAQ100指数連動型ETFの最大順行率(上昇率)と最大ドローダウン期間については、次のようになっています(2024年7月時点)。
安値 | 高値 | 上昇率 | 上昇期間 |
1,541円(2011年8月) | 5,920円(2015年7月) | +284.16% | 3年11ヶ月 |
4,490円(2016年2月) | 8,870円(2018年10月) | +97.55% | 2年8ヶ月 |
6,500円(2018年12月) | 11,020円(2020年2月) | +69.53% | 1年3ヶ月 |
7,380円(2020年3月) | 19,400円(2022年1月) | +162.87% | 1年8ヶ月 |
15,230円(2022年2月) | 34,000円(2024年7月) | +123.24%(確定) | 2年5ヶ月(確定) |
NASDAQ100指数(もしくはETF)が、月足チャートの前回安値から+100%以上順行したら、レバナスの玉を半分利食いして、次回投資するためのキャッシュポジションにしておくはアリじゃないかと思います。
例えば、含み益が1000万円のときに半分の500万円分を利食いしたら、税引き後は400万円になるため、次の買いサインでは500万円(100万円+利食い分400万円)をぶっ込む的なことです。
とにかく、レバナスに手を出していいのは、NASDAQ100指数の暴落期のみです。
以上、レバナスについて検証した上で、レバナスの投資ルールは次のようになるかと思います。
1.【1545】NASDAQ100指数連動型ETFが直近4ヶ月の高値から-20%下落した場合には、特定口座で米国ETF 【QLD】レバナスETFに100万円(※任意)投資する。
※3倍レバナス型の【TQQQ】でもよい。
2.【1545】NASDAQ100指数連動型ETFが前回の安値から+100%以上の順行を確認したら、保有している玉の半分を決済して、その分を次回の買付に繰り越す。