2022年1月 トレード歴119ヶ月(「高配当米国株再投資」)

2022年1月

※2022年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・順張りスイングは絶好調、逆張りも好調、デイトレはエントリー銘柄なし。月率10%スタート。

・Yahoo!ファイナンスのランキングのデータ形式が変更になったことから、Excelでデータ取得ができなくなってしまった。「株マップ」の売買代金ランキングを使ってコピペするようにした。

 

高配当米国株再投資

2022年1月には、それまで興味があった、連続増配年数30年以上で、配当利回り3%以上の高配当米国株について「Dividend.com」というサイトで調べて、記事も作りました。

https://trademaster.jp/us_dividend/

調べる前には、連続増配年数30年以上で減配リスクが低い高配当米国株に投資して、配当金を再投資すれば無敵だろうなと思っていたのです。

ただ、実際に調べてみた結果(当時の日記から抜粋)、
「(連続増配年数30年以上で)配当利回りが大きい銘柄はそこまでないんだな……。」
「AT&Tスゲー!!と思って、月足チャートを見てみたら。これ、ついこの間までのJTやん……。個人投資家に人気銘柄になってるというのも、JTそっくり」
→案の定、AT&Tの連続増配はこの後に止まってしまった!NISAランキングの逆張り指標ぶり!

米国株にもあんまり幻想を抱かない方がいいですなと。

米国株に個人投資家の資金が流れてるといいますが、個人投資家は基本的に損する生き物です。

2022年には円安でキャピタルフライトが懸念されて、米国株投資をするのは賢い投資家のような風潮がありましたが、半分以上は損しているように思います。

連続増配年数30年以上で、配当利回り3%以上の高配当米国株10銘柄に分散投資したとしても、配当利回りは4.5%程度です。

米国株の場合、20%の配当税とは別に、配当金の10%は源泉徴収されて、これはNISAでも防げません。

また、そもそも高配当株投資は、配当利回りの分母に株価があるため、株価が下落すればするほど配当利回りが大きくなる、逆張り投資という性質があります。

だから、高配当米国株再投資の期待収益率は、配当利回り分しか期待できないと思った方がいいかと。

となると、世界株や米国株のインデックス投資と高配当米国株再投資とでは、期待収益率は変わらない(どちらも年率5%程度)。

個人的には、感情的には高配当米国株再投資が魅力的に感じるものの、世界株ETFでインデックス積み立てをしています。

 

2021年11月 トレード歴117ヶ月

2021年11月

※2021年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・順張りスイングややプラス、逆張りスイングややマイナス、デイトレややマイナス、トータルはややマイナス。

・順張りのスイングトレードは代金1位と代金2位とやっていたが、(同時に統計を取り続けていた)終値1位もありじゃないかと。

・~2021年10月で、代金1位+25.80%、代金2位:-40.71%、終値+74.47%。終値は2020年並み!
※終値の年ごとデータは、2016年:+38.91%、2017年:+15.96%、2018年:+42.00%、2019年:-11.71%、2020年:+100.17%、2021年10月まで:+74.47%。
※こういうことに気付いた途端に、ドローダウンに入る現象は何と呼ぶのだろうか?

 

2021年10月 トレード歴116ヶ月(単元株はなぜ廃止されないのか?)

2021年10月

※2021年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・スイングトレードでトータル月率+3.26%。デイトレはサインなし。

 

・逆張り高勝率トレード(シミュレーション)は、2LCから始まるも、途中で10連続利食いも挟み、17/22でトータル+5.89%。行ける?

 

単元株はなぜ廃止されないのか?

この時期には、岸田政権の金融増税が話題になっていました。

金融増税はともかく、私個人としては、政府に真っ先に要望したいことは、単元株制度を廃止して欲しいということです。

100株からではなくて、1株から買えるようにしてくれと。

単元株が廃止されれば、1ユニットの資金管理がしやすくなるため、トレードの幅が広くなります。

投資においても、NISAのポートフォリオが非常に幅広くなります。

現状では、個人投資家がファーストリテイリングや東京エレクトロンや任天堂やキーエンスに分散投資をすることは非常に敷居が高い状態です。

単元株が廃止されれば、通信キャリア3社と7大商社に分散するといった高配当株ポートフォリオを組むことも容易になります。

なぜ、単元株は廃止されないんだろうか?

ETFは1株から投資できる銘柄がたくさんあるわけで、できないはずがないんです。

株式分割が材料にならなくなるからとか?

いずれにしても、日本株に単元株制度がある以上、個人投資家の資金が1株から投資できる米国株や投信に流れるのは仕方ありません。

日本には、解雇規制を始め多くの規制がありますが、私自身が最も規制緩和を要望したいのは、単元株の廃止です。

 

2021年9月 トレード歴115ヶ月(高学歴主婦トレーダーの罠)

2021年9月

※2021年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・逆張りスイングはマイナスも、順張りスイング絶好調で+25%(サインポスト+12%)、デイトレはグローバルウェイで+17%(他が駄目だったためデイトレトータルでは+9%)。

※なお、もしこのまま保有したままだったら、2021年11月に7倍になっていたもよう。

 

・先月から始めた逆張りルール「インバース」は乱高下しながらも+2.28%。

※1年後の現在からすると、銘柄を絞り切れておらず、エントリー数が多過ぎる。ただ、こういうことは継続していかないと分からないのです。

 

高学歴主婦トレーダーの罠

トレードを始める人の属性は様々ですが、環境面で見て最も有利なのは、主婦トレーダーだと思います。

何度も何度も書いているように、他に収入がある兼業トレーダーこそが最強です。

ただ、サラリーマントレーダーの場合には、ザラ場が見れません。

一方で、主婦トレーダーは、夫の安定収入があり、ザラ場を見ることも比較的容易です(偏見だったら申し訳ございません)。

私は今から振り返ってみると、私自身が個人トレーダーとして蹴落とされるライバルがいたとしたら、高学歴主婦トレーダーだったと思うのです。

ただ、今現在、カリスマ的な高学歴主婦トレーダーが溢れているかというとそんなことはなく、大半はミセスワタナベとして養分になってしまうか、SNSで情報商材ビジネスをしているわけです。

これは私の仮説ですが、恵まれた環境にあって能力もあるであろう高学歴主婦トレーダーは、売買日記を書いたり、統計を取ったりする泥臭い作業を継続できなかったからだと思うのです。

もしくは、暴落で諦めてしまったからか。

ただ少なくとも、泥臭い努力を継続できた高学歴主婦トレーダーが1000人位いたら、私は間違いなく淘汰されていただろうし、投資ライターとしてお金を稼ぐことも不可能だったことでしょう。

日本は、高学歴女性が結婚・出産後に復帰できるキャリアパスがないことが社会問題の一つになっており、「L字カーブ」とも呼ばれているようです。

高学歴主婦トレーダーからしたら、意図的な努力をしたり、投資ライターとして収入を得るなんて、馬鹿馬鹿しくてやってられないことなのかもしれません。

ただ、トレーダーも投資ライターも、主婦のライフスタイルを補完するキャリアとしては完璧なものです。

トレードスキルを習得していく過程では、恵まれた環境にある人を目にすることも多いかと思います。

もちろん、本気で努力したら、環境や遺伝的能力に恵まれてる奴が勝つでしょう。

ただ、必ずしもそうなるわけじゃない。

挑戦できるチャンスも環境もお金もあるのに、ほとんどの人はそれを活用しないまま、可能性の中で生きてしまう。

私のサイトにしても、FFやドラクエの攻略サイトとして、まとめサイトや動画配信サイトで紹介されることもあるようですが、「ファイナルファンタジー用語辞典」や「ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!」を作っている人達と比べたら、私なんてゴミです。

私は「ファイナルファンタジー用語辞典」や「ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!」を作っている100人以内にすら入れないと思いますが、個人サイトとして作ったら意外とヒットしてしまった。

もしも、「ファイナルファンタジー用語辞典」や「ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!」を作っているトップ100人のユーザーが、それぞれ個人サイトを立ち上げていたら、私のサイトは絶対に日の目を見ることはなかったでしょう。

トレードに限らず、環境が良過ぎるがゆえに生まれる社会の歪みというものがあります。

トレードの場合には、売買日記と統計を継続する。

これをやっている人はほとんどいません。

 

2021年8月 トレード歴114ヶ月(高勝率トレード)

2021年8月

※2021年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・商船三井の大幅増配。最初は海運株の逆張りをスルーしていたが(ナイス!)、後半から空売りで入っていってしまい、ボコボコにされる。
※海運株は配当激増という背景があるから、最初からスルーすべきだった。

・商船三井と日本郵船はボコボコにされたが、3大海運で配当がそうでもない川崎汽船の空売りは取れた(これはナイス。海運株を見ながら、川崎汽船だけやるべきだった)。

・川崎汽船は逆張りの逆張りも取れた。が、トータルでは日本郵船と商船三井にボコボコにやられたためマイナス。

・デイトレは好調で、全部トータルでは-1.59%の微減に留まった。逆に言えば、日本郵船と商船三井に手を出してなければ、+10%弱になっていたわけで。

・新しいルールの構想が始まり、シミュレーションを開始した。このルールは、順張り(名称:統計波)の逆をやることから「統計波インバース」と名付けることにした(詳しくは次の見出しで述べる)。

 

高勝率トレード

私は、勝率3割前後のルールしか使っていなかったため、高勝率トレードというものに興味がありました。

ちなみに、勝率を上げるには、損切りラインを長くするか利食いラインを短くする以外には基本的にはありません。
※損切りライン・利食いラインを変えずに、エントリーや銘柄選びで勝率を上げようとすると、永遠に抜け出せない毒の沼に嵌まります。トレードで利益を出すには、低勝率の損小利大でトータルプラスか{-1、-1、-1、+3、+3、-1}、高勝率の利小損大でトータルプラス{+1、+1、+1、+1、-3}しかありません。{+3、+3、+3、+3、-1}みたいなことはできず、精神的に苦しい大数の法則で利益を出すしかありません。

私は長らく、売買代金150位以内の銘柄について、新高値(新安値)を付けた銘柄の統計を取り続けており、このルールをスイングトレードのメインの順張りルールとしています。

+3%利食い・-1%損切りとする、この順張りルールはトータルでプラスとなっており、2017~2021年の直近5年間では+300%程度となっています(最大ドローダウンが50%程度のため、投じられる玉は総資金の50%となり、利率に換算するとこの半分です)。

私は、この順張りルールの逆をやろうと思ったのです。

単純に、+3%利食い・-1%利食いをそのまま逆にして、-3%損切り・+1%利食いとするわけです。

このルールの勝率は25~30%のため、勝率70~75%になるはずです。

もちろん、トータルプラスのルールの逆をやることになるため、何の考えもなしに銘柄を選んでいたら、高勝率であってもトータルマイナスになることでしょう。

ただ、私は売買代金150位までの順張りサインを毎日記録していますが、中には「これは行かんだろう」という銘柄もあります。

そのような、本来の順張りルールではLCになりやすそうな銘柄に絞って、逆張りで入ったらプラスになるんじゃないのか?

また、過去に取った他のルールの統計から、+1%利食いにしても、GU・GDの影響で利食いの平均が+1%を超過することも知っていました。

それに、順張りルールの逆をやれば、順張りルールがドローダウンになっているときはリスクヘッジになるんじゃないのか?

ワクワクするアイデアはすぐに形にした方がいいということで、8月16日からこのルールのリアルタイム売買シミュレーションを始めてみました。

 

2021年7月 トレード歴113ヶ月(資金曲線のどこで玉を大きくするか?)

2021年7月

※2021年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・イーレックスの逆張りショートが8LCとなるが、ネクステージ・SHIFT・タマホームが連続利食いとなりプラス。

・が、タマホームの逆張りの逆張り買いが上手くいかず連続LC、順張りは微増(前半好調・後半駄目)、デイトレも駄目で、トータルではややマイナス。

・見直してみたら、タマホームは買われ過ぎの反動の売られ過ぎと判断しての買いだったのだが。「一時-6.27%まで下げてから、ボトムから+5.72%まで戻したが、終値ではボトムから+3.09%」。これは、いったんボトムから戻している時点で、このルールで取れる反発の波はもう出てしまったと判断して見送りにしないと駄目だった。これで4LCになってしまったが、エントリーミスだった。
※1年前のことであるが、見直すとミスがあって学びがある。

・7月20日、統計を見ていて、JVCKWが予想通りLCだったことで、「JVCKWは予想通り駄目。逆にいうと、こういう逆鉄板パターンは、逆でやるべきなのかもな。高勝率系?」
※ここから新しいルールの発想に繋がった。

 

資金曲線のどこで玉を大きくするか?

玉の大きさを、資金曲線のどこで反映するのかは、銘柄選びやエントリーよりも重要なことじゃないかと思います。

単利で+100%であっても、複利効果で数倍の成績になってもおかしくありません(逆もまた然り)。

玉の大きさを反映するタイミングとしては、次のようなパターンが考えられます。

・資金と玉を即座に反映させる

メリット:最大限の複利効果を得られる。
デメリット:資金の山で大きくしてしまうと、ドローダウンで全て吐き出すこともある。

資金と玉を即座に反映させるようにすれば、最大限の複利効果を得ることができます。

しかし、資金の山で玉を大きくしてしまうと、ドローダウンで全て吐き出すこともあります。

例えば、+100%になって玉を2倍にしてからドローダウンで-50%になれば元通りです。

 

・月や年の始まりに反映する

メリット:ドローダウンを軽減できる。
デメリット:ドローダウンを防ぎきれないこともある。複利効果が緩やかになる。

月や年の始まりの資金に応じた玉で、その月(年)の玉を固定する方法です。

月の前半は好調だったけど、後半に軟調となった場合には、ドローダウンによる資金の減少を防ぐことができます。

逆に、月の前半は軟調だったが、後半に取り返してプラスなったような場合には、資金が小さくなっても玉を小さくしないことで取り返すことができます。

玉の大きさを決めるルールとしては、最も基本的なものでしょうか。

 

・一定のドローダウンとなった時点で反映する

メリット:ドローダウンの被害を抑えることができる。
デメリット:資金の拡大局面において複利の恩恵を受けられない。

ルールの最大ドローダウン率を把握している場合には、こちらの方法もあります。

資金の拡大局面では玉に反映せず、「だいだい、この位が資金の谷だろう(そろそろドローダウンは終わりだろう)」という時点までドローダウンしたら、その時点で資金の山の玉まで大きくします。

例えば、最大ドローダウン率が統計的に-40%程度のルールだったとします。

+120%まで順行した後に、-40~50%までドローダウン(累計+70~80%)した時点で、玉を+120%に相当する大きさにします。

「いつドローダウンが来るか分からない」「ドローダウン後は反発していくだろう」という2つの信念に基づいたルールとなります。

玉の大きさを即座に反映する場合に比べると、ドローダウンによる資金減少を抑えることができます。

逆に、資金の山では玉に反映しない点はリターンにおいてマイナスとなりますが、ドローダウン時点で資金の山の玉にすることでリターンを補います。

ただ、統計上の最大ドローダウン率はあくまで統計であり、いつ更新されてもおかしくないことには注意が必要です。

~~

初心者の内は「月や年の始まりに反映する」、その後はルールに応じて「資金と玉を即座に反映させる」「一定のドローダウンとなった時点で反映する」を使い分けるのが良いかと思います。

トレードの利益は、銘柄選びやエントリーよりも、建玉操作によって実現するものです。

 

2021年6月 トレード歴112ヶ月(インデックス投資も難しい)

2021年6月

※2021年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・順張りスイングはドローダウン継続。6月1日に最大ドローダウン目安に到達したが、その後もドローダウンが続いた。統計的には谷を示している!

・デイトレは1の1。

 

インデックス投資も難しい

インデックス投資は、素人でも簡単にできてかつ合理的な成績を期待できる投資手法のように言われています。

確かに、その通りです。

ただ、インデックス投資も簡単ではないのです。

トレードもそうですが、何が一番難しいかというと、ルールを守り続けることに尽きます。

「インデックス投資は、毎月特定の銘柄に積立てし続けるだけだから簡単だ!」

確かにその通りなんですが、人間は自分で勝手に期待して、自分で勝手に難しくしてしまいます。

トレードで一番難しいのは、ルールを守り続けることです。

しかし、これはトレードを始めたばかりの頃は信じられません。

むしろ、「期待値プラスのルールを守り続けるだけで稼げるなんて簡単そうじゃないか!」と思っています。

ただ、これは売買日記を検証すると唖然とすることの一つですが、初心者の頃はルールを守っているようで守れていません。

「自分は飛び付き買いなんてしていない!」と思っているのに、後から客観的に見てみると滅茶苦茶たくさんしているものです。

確かにインデックス投資の手法自体は非常に簡単なものですが、手法自体は誰でも簡単にできるものだったとしても、それを執行し続けるのは、誰でも簡単にできることではありません。

仮に国民全員にインデックス投資を教えたとしても、正しく執行し続けられる人が3割いたら奇跡のようなものでしょう。

「相場の下落時は平均取得単価を有利にするチャンスだ!」と、言うのは簡単です。

トレードも投資も難しいのです。

誰でもできる簡単な投資など存在しません。

インデックス投資を成功させるポイントは、忙しくしていて、成績を見ないことに尽きると思います。

インデックス投資をするなら、証券会社の自動積立てシステムを使って放置をおすすめします。

 

2021年5月 トレード歴111ヶ月(レバナスをやってる奴は全員不幸説、レバナスから学ぶ資金管理)

2021年5月

※2021年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・順張りスイングはドローダウン継続。月率-8.55%。

・逆張りスイングは日本製鉄が取れたが、いすゞが駄目でトントン。

・デイトレはサインなし。

 

レバナスをやってる奴は全員不幸説

「レバナス」という投資手法があります。

「NASDAQ100指数」に連動するETF【1545】NFNASDAQを信用取引を使って全力買いする投資手法のことらしいです。

これはあくまで私の持論ですが、「レバナスをやってる奴は全員不幸」なんじゃないかと思います。

まずそもそも、トレードスキルがあれば、レバナスなんてする必要がありません。

レバナスをするというのは、マーケットでレバナス以外にできることがないということの裏返しです。

で、トレードスキルがないなら、NISAやiDeCoでインデックス投資しておくのが一番無難です。

トレードに比べると、期待できる成績は10分の1程度になりますが、下手なことをして種を融かすよりはマシです。

私は、レバレッジを掛けるレバナスには反対ですが、「NASDAQ100指数」に連動するETF【1545】NFNASDAQに現物株の範囲で長期・積立・分散投資するのはおすすめです。

とにもかくにも、レバレッジを掛けるのがいかんのです。

なんで、レバレッジを掛けてしまうのか?
なんで、現物のインデックス投資では駄目なのか?
なんで、そんなに早くお金持ちになる必要があるのか?

そもそも、日常生活が楽しければ、わざわざレバレッジを掛けてリスクを取る必要がありません。

NASDAQが万一にでも暴落したら、楽しい日常がなくなってしまいます。

万一の可能性であっても、資産が融けて幸せを棄損するリスクを負うなんてあり得んでしょう。

つまり、レバナスは、投資スキルもトレードスキルもない情報弱者が、新型コロナ相場という特殊な環境で飛び付いてしまったんだと思います。

トレードでも投資でも資金管理がいかに重要かということですね。

資金管理が必要なのは、いつ来るか分からないドローダウン対策です。

トレードの資金管理はロスカットや建玉操作で実現し、投資では分散投資(銘柄分散、時間分散)で実現するためロスカットは基本必要ありません。

何度も書きますが、長期・積立・分散投資で「NASDAQ100指数」にインデックス投資するのはおすすめです。

期待できるのは年率10~20%程度かと思いますが十分でしょう。

短期的にはレバナスがおすすめできる時期があるとしても、長期的にレバナスがおすすめできる時期はありません。レバレッジを掛けて行う以上、いつかは破綻します。

個人がマーケットから利益を得るには、売買日記の検証を数年続けてトレードスキルを身に付けるか、インデックス投資で妥協するかのどっちかしかありません。

幸福だけど無知からレバナスを始めてしまった場合には、すぐにでも現物の範囲内に切り替えることを推奨します。

 

レバナスから学ぶ資金管理

資金管理の観点からレバナスについて考えてみましょう。

円ベースのNASDAQ連動型ETF【1545】NFNASDAQを月足チャートで見てみると、2018年米中摩擦ショックのときは高値から-26.71%、2020年コロナショックのときは高値から-33.03%まで下落しています。

つまり、最大-30%位までドローダウンしてもおかしくないということになり、これを前提に資金管理を考える必要が出てきます。

最大ドローダウン率と最長ドローダウン時間を知っておくことは、資金管理の基本です。

なお、私が使っている順張りルールの最大ドローダウン率は今までで最大-60%で、最長ドローダウン期間が今までで最長8ヶ月です。リターンは直近5年間で+340%となっています。

このため、玉は資金の50%(レバレッジ0.5倍)です。これによって、年率換算した最大ドローダウン率は-30%に抑えられます。

重要なことは、どんなに期待値プラス、トータルプラスのルールであっても、資金管理を間違うと機能しないということです。

私が使っている順張りルールも、レバレッジ2倍にしたらドローダウンで破綻します。

詳しくは、「タープ博士のポジションサイジング入門」を参照ください。

最大限に分かりやすい例でいうと、コインで表が出たら10倍、裏が出たら没収というゲームの期待値は500%ですが、毎回全額を賭けていたらいつか絶対に破産します(最大値の10%ずつであっても、キラーマシン3体目が仲間になるのと同じ確率(1/2^10=1/1024)でいつか破綻します)。

どんなに優れたシステムであっても、資金管理を間違うと機能しません。

そもそも、トレード資金が純粋な複利で増えていくというのは都市伝説です。そんなに上手く行きません。

資金の山で玉を大きくして、そこでドローダウンが来たら、利益を全部吐き出す可能性があるためです。

私は、資金の谷で玉を大きくするのがベターだと思っています。

レバナスの場合には、高値から-30%の最大ドローダウンが来ても耐えられる資金管理をしておく必要があるということです。

そうなると、持てたとしてもレバレッジ1.5倍程度までになるかと思います。

ただ、NASDAQは新型コロナ相場で短期間に急騰したため、これからドローダウンが来たとして-30%で収まるかどうかは分かりません。

なお、これはトレードにおける資金管理の話です。

長期投資だったら、こんな気難しいことは考えなくてよく、毎月拠出して時間分散するだけで終わりです。

ドローダウン期間は、平均取得単価を有利にする期間となります。

つまり、レバナスは投資じゃなくて、どちらかというとトレードなのです。

そして、トレードスキルがあったら、わざわざレバナスなんてやる必要はありません。

 

2021年4月 トレード歴110ヶ月(ETF分配金の闇)

2021年4月

※2021年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・順張りドローダウン、逆張りも不調で、2020年3月以来のマイナスとなった。月率-10.5%だが、1年トータルで見れば+110%の内の-10.5%。なお、ドローダウンはあと2ヶ月続くことになるのであった。

・EAJのデイトレやラクーンの逆張りスイングは取れたが、LCも多くトータルではマイナスとなった。

 

ETF分配金の闇

私は2020年にETFについて調べて、「インデックス投資をしながら、分配金がこんなに貰えるんだ!」と凄いことを見つけたと歓喜しました。

インデックス投資が素晴らしい投資方法なのは間違いないですが、分配金についてはとんでもない誤解があったことに2021年気付くことになります。

2021年5月に、ETF投資をしようと、高配当ETFについて再度調べなおしました。

「分配金利回りが暴落している……」

~~
-日本株(1311):3.25% 8960円
-米国株(1546):0.81% 36350円
-欧州株(1386):1.68% 9610円
-環太平洋先進国株(1390):2.62% 5450円
-国内REIT(1343):3.33% 21970円
-海外REIT(2515):2.48% 10760円
~~

2020年時点では平均4%あったETFの分配金利回りが、半分程度に暴落していたのです(更にいうと、上記は2021年5月時点の分配金利回りであり、【1311】は2022年1月時点では1.20%にまで激減しています)。

新型コロナ相場の値上がり分で下がったのもありますが、それ以上に分配金が減らされていた効果が大きかったのです。

分配金利回りだと分母に株価が入るため、上記ETFについて具体的な分配金の推移は次のようになっています(2020年8月31日→2021年8月31日)。なお、2022年4月26日現在、東証で見れるのは2021年8月31日時点のパンフレットであり、それ以前のデータは参照できなくなっています。
※私が運営するETF投資のサイトに過去データが記録してあります:https://trademaster.jp/etf/

○ETFの分配金(2020年8月31日→2021年8月31日)
-日本株(1311):26.8円→12.4円
-米国株(1546):1,015円→302円
-欧州株(1386):237円→203円
-環太平洋先進国株(1390):181円→132円
-国内REIT(1343):70.5円→69.9円
-海外REIT(2515):30.3円→26.5円
※参考:世界株ETF(1550):36.6円→38.6円

これはETFについて定点観測していなければ気付けないことでした。ETF投資サイトを作って、ドヤ顔でTOPIX Core30やダウをおすすめしていたことは穴があったら入りたい……。ただ正直、インデックス投資を始めたばかりで、こんなの分かるわけねえだろ!と言いたい。

私が立てた仮説は、「個別株の場合には減配は大きなニュースになるが、ETFの場合には減配してもニュースにならない。つまり、運用会社のサジ加減一つで決まってしまう」というものです。
※現に、ETFを定点観測していると、信託報酬が減った一方で、分配金利回りがそれ以上に減らされた銘柄が少なくありません。例えば、1546とか1546とか1546とか。もちろん、信託報酬が減ったことは大々的にPRされますが、分配金がそれ以上に減らされた情報は出てきません(既に前の分配金のデータは更新されてなくなっているため、まず分からない)。

私はこれまでETFによる分配金再投資をおすすめしてきましたが、この事実を知ったことで立場を転換しました。仮にETFの分配金投資でおすすめできるとしたらREIT型だけです。

ETF投資によるインデックス投資が合理的なことは変わらないためおすすめですが、分配金についてはおまけ程度に考えるべきと思います。

分配金利回りが2%以上のETFは、運用会社のサジ加減一つでいくらでも減配可能と認識しておくべきだと思います。

現に、TOPIXや日経平均、S&P500指数、MSCIコクサイといった2020年時点でも分配金利回りが1%台だった銘柄の分配金は変わっていません。

つまり、ETF投資では、基本はインデックス投資による値上がりを期待し、おまけ程度に貰える1%程度の分配金を再投資に使うことがおすすめです。

具体的には、先進国株ETFの【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信にのみ投資して、おまけ程度に出る分配金を再投資していきましょう。

改めて、おすすめのETF投資について述べると次のようになります。

【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信は、2017年1月→2022年1月までの5年間で+90.27%(2,037円→3,876円)の上昇率となっています。単純に年率に換算すると+18%/年の値上がり率です。また、同ETFからは約1%程度の分配金も出ます(2021年実績:1.08%)。

NISA120万円×5年分の枠を使って、【1550】MAXIS 海外株式(MSCIコクサイ)上場投信に5年間に分けて分散投資しておき、毎年発生する1%程度の分配金を再投資に回していくとしましょう。
※2024年から始まる新NISAでは、つみたてNISAの枠は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」にしておけばよい。

世界株ETFの値上がり率が世界経済の年成長率とほぼ同じ年4%となり(直近5年間の実績は年18%)、分配金1%を再投資していった場合には、NISA600万円分の世界株ETFは30年後に2593万円(元本600万円 実質利回り5% 年複利で計算)になります。

※なお、投資タイミングは1年に2回(半年ごとに1回)や1年に3回(3ヶ月ごとに1回)、1年に4回(4ヶ月ごとに1回)など機械的に決めてしまうことをおすすめします。一度に全額投資することは絶対に避けるようにし、長期・積立・分散投資を意識してリスクヘッジするようにしましょう。

※更に言うと、これは2022年4月あたりの日記に書くと思いますが、世界株ETFや米国株ETFは円安対策になることも大きなメリットです。