2023年4月 トレード歴134ヶ月(「Webマーケティングを勉強した」)

2023年4月

※2023年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

順張りスイングがプラスだが、デイトレがマイナス。トータルではプラス。

JPNエンジンやAbalanceのデイトレをスルーしてしまうなど、裏目が多かった。

画像は特になしです。

 

Webマーケティングを勉強した

株ブログを始める前から、「Webマーケティングについて学んでみたらどうだろうか?」とは思っていました。

それで、Web解析士という資格に興味を持ちました(この資格は取っても無駄にお金が掛かるだけなので、本だけで十分です)。

Web解析士の問題集だけ買いましたが、特に手付かず。

2023年3月、ライターの繋がりでクライアントさんから、メタバース記事などのビジネス記事の依頼が来ました。

それは偶然にも、Webマーケティングして見出しを作ってから作成するというものでした。

Webマーケティングを学ぼうと思っていたら、なんという偶然……。

それから「ラッコキーワード」などの使い方について、仕事を通してちょっとだけ学ぶことができました。

なお、Web解析士の問題集はちょっと読んでから、メルカリに出品してほぼ定価で売れました。

その後、ライターの繋がりで知ったWebマーケティング(SEO対策)のブログ記事を読む機会がありました。

「コンテンツマーケティング」や「SEO対策」など、今までさらっと聞いていたことでしたが、本腰を入れてやってみようと思いました。

前回の株サイトは、Googleのキーワード調査は全くやらず、「みんかぶ」の人気テーマ株ランキングをもとに作っていたのです。

2020年に作った、ETF・iDeCo・つみたてNISAに特化した自分の投資サイトについて、昔から導入だけはしていた「Googleアナリティクス」や「Googleサーチコンソール」の内容についてまとめてみました。

すると、ETFのコンテンツでの流入が多いことが分かったのです。

次回に続く。

 

2023年3月 トレード歴133ヶ月(「株ブログを始めてみたが上手くいかなかった」)

2023年3月

※2023年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・月初めは順張りスイング、逆張りスイング、デイトレ好調で月率10%超えていたが、後半からダメダメになってしまった。

 

株ブログを始めてみたが上手くいかなかった

2022年10月頃から、収益目的で株ブログを始めてみました。

自分の投資サイトでお金が稼げたらいいなあ、自分のサイトが仕事場になったらいいなあと思ったからです。

「みんかぶ」の人気テーマ株ランキングやkabutanを参考にした、テーマ株(関連銘柄)の解説サイトを作ることにしました。

テーマ株系の記事は、ライターとして他のメディアでも書いているので、書くこと自体は問題ありません。

最低でも1記事1万字のコンテンツを、2022年10月から12月の3ヶ月に掛けて54記事書きました。

1記事あたり2~3時間掛かりました。

自サイトで結果が出てPVに反映されるまでは最低でも3ヶ月程度は掛かるだろうと思っていたので、労力は掛かっても何とか続いていました。

しかし、1日2時間から5時間程度を使って、すぐに結果が出ない作業を続けること、また結果が出るかどうか分からないことを続けるのは、やはり大変なものです。

最初の頃は楽しいと思って書いていましたが、徐々にモチベーションがなくなってきました。

そして、3ヶ月で54記事書いても、PVが増える気配はありません。

2022年12月には、もはや書くモチベーションもなくなって、2023年1月以降は更新が完全に停止しました。

その後も、PVは全く増えませんでした。

つまり、テーマ株の株ブログを始めてみたけど、何の成果もありませんでした!

次回に続く。

 

2023年2月 トレード歴132ヶ月(「改訂版・インデックス投資のルール」)

2023年2月

※2023年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・スイング順張り絶好調、デイトレも良しで、月率+11.08%。

 

改訂版・インデックス投資のルール

2023年6月から、SEO対策をしたETFコンテンツを作り始めました(これについてはまた後日書きます)。

東証ETFについて情報をアップデートしたことで、ETF投資の売買ルールもやや変更しました。

具体的には、次の3点です。
・オルカン、S&P500指数、NASDAQ100指数の3分割とした。
・通常時の積立はオルカン、暴落時はS&P500指数とNASDAQ100指数に半分ずつ拠出する。
・NASDAQ100指数は銘柄変更した。

投資ルール
1 外貨建てETF3銘柄(※)に新NISA(成長投資枠)の範囲内で毎年80万円ずつ投資する。
※通常は【2559】世界株ETF。S&P500指数下落時は【2558】S&P500指数、【2631】NASDAQ100指数に投資する。
2 【2559】世界株ETFに、2月末・5月末・8月末・11月末に20万円ずつ分散・積立投資する。
※【2559】世界株ETFの分配金支払い基準日は「毎年6月8日、12月8日(年2回)」であるため。
3 【1547】S&P500指数連動型ETFが直近3ヶ月の高値からn%下落した場合には積み立てを先回りして、【2558】S&P500指数、【2631】NASDAQ100指数に半分ずつ投資する(四半期末のオルカンへの投資を、S&P500指数・NASDAQ100指数に置き換える)。
・15%:2回分(40万円→S&P500指数20万円分、NASDAQ100指数20万円分)先回りして積み立てを行う。
・20%:さらに2回分(40万円)先回りして積み立てを行う。
※根拠はこちらを参照。
※n%下落を確認した翌日の終値で買う。
4 注文は成行の引成注文で行い、当日中の後場寄り以降に注文を出すこと。

ずっとオルカンの積立でもよいのですが、S&P500指数とNASDAQ100指数の上昇率に誘惑されたことで3分割となりました。

ただ、ドローダウン時のリスクと分配金利回りはオルカンが強いため、4ヶ月末ごとの積立はオルカンを積み立てて、S&P500指数暴落時にはS&P500指数とNASDAQ100指数を積み立てることにしています。
※詳しくはTRADE MASTER「全世界株式型の東証ETF特集!オルカンへの投資はETFと投資信託のどっちがおすすめ?」

また、NASDAQ100指数連動型ETFについては、【1545】NEXT FUNDS NASDAQ-100(為替ヘッジなし)連動型上場投信から、【2631】MAXISナスダック100上場投信に変更しています。

信託報酬は同じですが、【2631】MAXISナスダック100上場投信の方が分配金利回りが優れており、流動性リスクも問題ないためです。

 

2023年1月 トレード歴131ヶ月(「インデックス投資の資金管理」)

2023年1月

※2023年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・スイング順張りプラスも、スイング逆張りがマイナス。トータル+2.00%。

・特に載せるようなチャート画像もない。

 

インデックス投資の資金管理

新型コロナ以降、米国株や世界株によるインデックス投資は情報強者の証といった風潮となっています。

ただ、私はこの風潮にはやや疑問を感じてもいます。

特に危険だと思うのが、新NISAが始まる2024年から、全財産をいきなりブッコンでしまうというような行為です。

ある程度の時間分散は必要だと思います。

特に、リーマンショック級の暴落が来た場合についてです。

リーマンショック級の暴落が来たとしても、長期・積立・分散投資をしっかりして平均取得単価をならしていくことで対策できます。

例えば、5年間で毎年80万円ずつ合計400万円投資して、リーマンショック級の暴落が来て一時的に資産評価額が200万円になってしまい、安値圏での推移が5年間続いたとしても、その間も長期・積立・分散投資を続けていれば、平均取得単価は75%まで戻せます(分配金も含めたら、ほぼトントン近くまで持っていけます)。

時価総額加重平均型のインデックス投資だったら、産業構造の変化が考慮された成長株が上位に来るため、長期で見たら高確率で上がっていきます。

では、具体的に、リーマンショックの際には、S&P500指数はどうなっていたのかを見てみましょう。

東証のS&P500指数連動型ETFはリーマンショックのときはまだ上場してなかったためデータがないので、Trading Viewで調べてみました。

S&P500指数は、2007年10月に付けた高値1576.09から2009年2月には666.79まで、-57.69%下落しました。

2007年10月の高値を回復したのは2013年4月で、5年6ヶ月掛かりました。

最大ドローダウン率-57.69%、最大ドローダウン期間5年6ヶ月。

円高も加わったら、-70%位下げてもおかしくないかもしれません。

ここから資金管理のルールを決めるとしたら、新NISAに回すのは最大でも総資産の半分までが一つの目安になるかと思います。

新NISAにフルでぶっ込んで、5年後にリーマンショック級が来て総資産が半分になってしまいましたみたいになったら耐えられますか?

その5年間で種銭を使ってしまっていたら、平均取得単価を有利にもできません。

ただ、米国経済や世界経済は今後も成長する公算が高いため、長期・積立・分散投資を継続していれば戻す可能性は強いと考えられます。

インデックス投資における資金管理のルールは次の通りになるかと思います。
・新NISAに拠出するのは最大でも総資産の半分までとする。
・「毎月5万円の積立を30年に渡って継続する」といった、長期・積立・分散投資を継続する。
・暴落が来ても売らずに継続する。

 

2022年12月 トレード歴130ヶ月(「インデックス投資の売買ルール」)

2022年12月

※2022年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・逆張りは資生堂が取れたが、順張りスイングがマイナス。デイトレはトレードなし。

 

インデックス投資の売買ルール

新NISAを使った世界株ETFの買い方のルールについて、トレード的なアイデアを出していきたいと思います。

米国株ETF・世界株ETFは、値上がり4%・分配金1%のトータルリターンで年率平均5%程度が期待できますが、買い方を工夫することによって+5%程度の上澄みが可能じゃないかと思います。

○投資ルール
1.世界株ETF【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信に、NISA(成長投資枠)の範囲内で毎年80万円ずつ投資する。

2.年80万円は、2月末・5月末・8月末・11月末に20万円ずつ分散して積立投資する。
※【2559】MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の分配金支払い基準は「毎年6月8日、12月8日(年2回)」であるため。”

3.S&P500指数【1547】上場インデックスファンド米国株式(S&P500)が直近3ヶ月以内の高値からn%下落した場合には積み立てを先回りする。
・15%:2回分(40万円)先回りして積み立てを行う。
・20%:さらに2回分(40万円)先回りして積み立てを行う。
※根拠は下記「S&P500指数ETFの最大ドローダウン率」を参照。
※n%下落を確認した翌日の終値で買う。

4.注文は成行の引成注文で行い、当日中の後場寄り以降に注文を出すこと。

 

○S&P500指数ETFの最大ドローダウン率
・S&P500指数ETF【1547】上場インデックスファンド米国株式(S&P500)の最大ドローダウン率

2011年7~8月 2012年4~6月 2013年5~6月 2013年12月~1月 2015年7~8月 2015年12~2月 2016年5~6月 2018年1~3月 2018年10~12月 2020年2~3月 2020年9~10月 2022年1~2月 2022年4~6月 2022年12~1月
高値 1195 1271 1852 2117 2861 2809 2539 3370 3595 4085 4150 6079 6259 6309
安値 900 1061 1620 1886 2421 2207 2200 2922 2762 2685 3685 5128 5285 5430
ドローダウン率 24.69% 16.52% 12.53% 10.91% 15.38% 21.43% 13.35% 13.29% 23.17% 34.27% 11.20% 15.64% 15.56% 13.93%

このルールは、流動性が十分あり価格形成されやすいS&P500指数連動型ETF【1547】上場インデックスファンド米国株式(S&P500)を指標として使うものです。

基本は四半期末ごとの積立投資としていますが、-15%を超えるドローダウンがあったら押し目と判断して、2期分先回りして投資するというものです。

このように押し目買いすることで、長期的には年率5%ほど利益が増分できることを期待しています。

参考指標としてはオリジナルのS&P500指数を参照してもよいですが、仕事のついでに参照しやすく、チャートが見やすいS&P500指数連動型ETFを参照するという楽をしているというのが実際の所です。

ただ、敢えてS&P500指数連動型ETFを参照指標にすることによって、米国株安だけではなく行き過ぎた円高の際にも押し目で買えるようになる効果もあると思います。

投資対象銘柄は世界株ETFとしていますが、米国株ETFや先進国株ETF、NASDAQでも使えるアイデアかと思います。

 

○上記ルールを実践すると

上記ルールを直近10年間、【1547】上場インデックスファンド米国株式(S&P500) で実践していた場合の違いについては次のようになります。

まずは、四半期末積立で投資していった場合は次のようになります。

2013/2/28 2013/5/31 2013/8/31 2013/11/30 2014/2/28 2014/5/31 2014/8/31 2014/11/30 2015/2/28 2015/5/31 2015/8/31 2015/11/30 2016/2/29 2016/5/31 2016/8/31 2016/11/30 2017/2/28 2017/5/31 2017/8/31 2017/11/30 2018/2/28 2018/5/31 2018/8/31 2018/11/30 2019/2/28 2019/5/31 2019/8/31 2019/11/30 2020/2/29 2020/5/31 2020/8/31 2020/11/30 2021/2/28 2021/5/31 2021/8/31 2021/11/30 2022/2/28 2022/5/31 2022/8/31 2022/11/30 2023/2/28 2023/5/31
株数 133 111 115 100 98 95 89 74 74 70 76 72 85 79 82 74 70 70 69 63 63 63 58 60 60 61 59 53 58 57 49 49 46 40 37 35 37 35 33 33 34 31
単価 1504 1800 1733 2000 2032 2113 2242 2697 2710 2840 2617 2784 2360 2536 2438 2706 2851 2865 2919 3175 3160 3175 3465 3350 3325 3265 3380 3740 3440 3515 4045 4100 4385 5010 5430 5689 5382 5794 6061 6011 5891 6367
投資額 200032 199800 199295 200000 199136 200735 199538 199578 200540 198800 198892 200448 200600 200344 199916 200244 199570 200550 201411 200025 199080 200025 200970 201000 199500 199165 199420 198220 199520 200355 198205 200900 201710 200400 200910 199115 199134 202790 200013 198363 200294 197377

投資株数:2,750株
投資額合計:8,395,920円
平均取得単価:3,053.062円

 

S&P500指数のドローダウンを狙った場合は次のようになります。

2013/2/28 2013/5/31 2013/8/31 2013/11/30 2014/2/28 2014/5/31 2014/8/31 2014/11/30 2015/2/28 2015/5/31 2015/8/1 2016/1/1 2016/2/1 2017/2/28 2017/5/31 2017/8/31 2017/11/30 2018/2/28 2018/5/31 2018/8/31 2018/11/30 2018/12/1 2018/12/15 2020/2/1 2020/3/1 2021/2/28 2021/5/31 2021/8/31 2021/11/30 2022/2/1 2022/6/1 2023/2/28 2023/5/31
株数 133 111 115 100 98 95 89 74 74 70 164 168 178 70 70 69 63 63 63 58 60 131 139 115 122 46 40 37 35 77 75 34 31
単価 1504 1800 1733 2000 2032 2113 2242 2697 2710 2840 2437 2387 2247 2851 2865 2919 3175 3160 3175 3465 3350 3055 2876 3472 3268 4385 5010 5430 5689 5167 5320 5891 6367
投資額 200032 199800 199295 200000 199136 200735 199538 199578 200540 198800 399668 401016 399966 199570 200550 201411 200025 199080 200025 200970 201000 400205 399764 399280 398696 201710 200400 200910 199115 397859 399000 200294 197377

投資株数:2,867株
投資額合計:8,395,345円
平均取得単価:2,928.268円

平均取得単価が、3,053.062円→2,928.268円、投資株数が2,750株→2,867株と約4.25%分だけ有利になったことが分かります。

~~

世界株ETF【2559】になってますが、S&P500指数の【2558】でもNASDAQ100指数の【1545】や【2631】でも構いません。
※管理人は、新NISAでは上記ルールで、【2559】【2558】【2631】の3分割する予定です。

また、年80万円になってますが、60万でも100万でも120万でも構いません。

分散投資についても、3ヶ月ごとになってますが、毎月末でも、4ヶ月末でも構いません(分配金支払い基準日は確認しておいて、分配金を貰えるようにしましょう)。

ただ、こういうルールのもとでインデックス投資をすれば長期的には利益になる公算が高いとしても、継続できるのは3割いるかどうかだと思います。

例えば、S&P500指数が-15%落ちてるときの空気で買い増しできるのかと。

「今回だけは違う!今回だけは違う!遂に、米国株の成長は終わってしまったんだ!」みたいな総悲観の状況で買い増しできますか?

しかも、全盛期にはたくさんあった含み益が消えてるか、含み損になってる状況です。

買いサインが出てたとして、そこで買えますか?

米中摩擦ショックやコロナショックのとき、買えましたか?

だから、上手く買うなんてことは絶対にできないので、ルールに沿って機械的に買うしかありません。

投資初心者の方々には、ここはいくら説明しても無駄だと思います。

何とかショックが起きてるときに底値で拾うのは不可能であるため、15%落ちたら買うとか20%落ちたら買うとか、ルールにするしかないのです。

このルールも、コロナショックのときは含み損になってるだろうし、リーマンショックのときはしばらく含み損となります。

次回は、インデックス投資でなぜ時間分散が必要なのかについて、リーマンショックのときにどうなっていたのかを説明していきたいと思います。

 

2022年11月 トレード歴129ヶ月(「新NISA拡充~岸田文雄は個人投資家の味方だった~」)

2022年11月

※2022年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・順張りスイングは大きくマイナスも、逆張りスイング、デイトレが好調で月間プラス。

 

新NISA拡充~岸田文雄は個人投資家の味方だった~

2024年1月からNISAが拡充されて、一般NISAとつみたてNISAが併合され、非課税期間が恒久化し、非課税投資枠が大幅拡充されます。

新NISAについては、別サイトなどで腐るほど記事を書いてきたので、詳しくはこちらの記事を参照ください。

https://trademaster.jp/etf_newnisa/

非課税投資枠が倍増して、非課税期間が恒久化になるインパクトは本当にでかく、就任当初は金融課税や自社株買い規制が警戒されていた岸田政権は、個人投資家の味方だったと言わざるを得ません。

キャピタルゲインが恒久的に非課税となる効果はもちろんですが、配当金・分配金が恒久的に非課税となる効果もインパクトがあります。

インデックス投資1,800万円分が非課税となるインパクトは、過小評価されていると言わざるを得ません。

もはや、長期の資産形成は、新NISAによる米国株・世界株のインデックス投資だけで十分と言ってよいでしょう。

10~20年程度掛けて、成長投資枠1200万円分で米国株ETF・世界株ETFに長期・積立・分散投資していき、成長投資枠を使い終わったら、残りのつみたて投資枠600万円分で同種の米国株投信・世界株投信を同様に積み立てていくということが基本戦略になるかと思います。

 

2022年10月 トレード歴128ヶ月(「投資をすると最新トレンドを知れるは本当か?」)

2022年10月

※2022年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・コーセーの逆張りスイング、ログリーのデイトレが取れるも、順張りスイングがジワジワやられて4ヶ月連続マイナス!

 

投資をすると最新トレンドを知れるは本当か?

投資をするメリットとして、「投資をすると最新ニュースや最新トレンドを知れる」ということがよく挙げられます。

私も、投資記事でそのような題材の場合には、文字数を埋めるために必ず入れます。

ただ、これは果たして、本当にそうなのでしょうか?

少なくとも、インデックス投資だけを淡々とやっていたら、このような効果はないはずです。

トレードだけをやっていても、少なくともあるように思えません。

例えば、2020年のDXや脱炭素、2021年の半導体・海運株、2022年の資源株・インバウンド、2023年のバフェット銘柄や金利上昇メリット株など、これらのトレンドを知ったとして、社会生活を送る上では具体的に何の役に立つのかが分かりません。

唯一、株式投資を通じて、社会のトレンドを知る上で最も有効な習慣は、IPOについて調べることじゃないかと思います。

私も、年に1回程度は、「96.com」でIPO初値について調べて、1銘柄ずつkabutanで企業概要を調べてエクセルに張り付けています。

ただ、この習慣も、新商品や新トレンドを知る上では役に立っているとは思えません。

私は、2021年12月からコンテンツ制作において「AIのべりすと」を使うようになりましたが、ネットコミュニティ内の情報で入ってきたものです。

マネーフォワードもメルカリもクラウドワークスもChatWorkも、上場する前から知っていました。

唯一、MVNOだけは、2014年5月に日本通信のチキン利食いから知ったサービスです。

だから、少なくとも個人的には、株をやっていて最新トレンドや最新製品・サービスを知れたということはMVNOだけです。

2023年にもChatGPTをちょっと使うようになりましたが、株をやっていたから知れたわけではありません。

そもそも、新製品情報で株価が上がるのは、ソシャゲ株位ではないでしょうか?

2022年のバンクオブイノベーションのように(ただ、バンクオブイノベーションが上がったことは多くの人が知っていますが、なんというタイトルのゲームを出したのかまで知ってる人はほとんどいません)。

だから、投資をやっていると、最新トレンドや製品・サービスを真っ先に知れるというのは、個人的には眉唾です。

IPO銘柄についてkabutanで概要を調べるのが一番早いとしても、最先端からは遅れるかと思います。

むしろ、投資をやるメリットとしては、新製品・サービスを知れるよりも、市場原理の考え方が身に付き、消費規律などの金融リテラシーが身に付く方が圧倒的にでかいです。

 

2022年9月 トレード歴127ヶ月(「FP2級の資格を取った」)

2022年9月

※2022年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・「今は何をしても裏目のような気がするな」(9月1日日記より)。
・↑の予感通り、逆張りが全滅。デイトレは、メンタルヘルスTなど入った銘柄は利食い直前で失速し、見送ったTORICOが10%以上順行するなどした。↓のように取れた銘柄もあったが。

・逆張りスイングはさらにひどく、レノバとWSCOPEにボッコボコにやられた。

※ただ、これだけやられても、このルールは年トータルでは+26%。

・なお、WSCOPE-7.14%喰らって見送ったら、翌日は寄り付きで+8.39%利食いだったという……。

・その後、WSCOPEは引き付けて逆張り買いが上手く行った。

・が、利食い後に再びWSCOPEの逆張り買いサインが出たが自主規制で見送ってしまった。翌日、利食いラインにまで到達していた……。

・「今年一時トータル56%あったんだが……」

 

FP2級の資格を取った

少しでも投資ライターとしての仕事を増やすために、2022年にはFP2級の資格を取りました。

参考になる人がいるかもしれないので、勉強したことを書いておきます。

・6月25日~7月9日:「スッキリわかる FP技能士2級」を毎日1~2時間勉強して基本事項を網羅した。

スッキリわかる FP技能士2級・AFP 2023-2024年」白鳥光良

・7月11日~8月22日:「史上最強のFP2級問題集」を毎日1~2時間通して、問題を解き続ける。間違えた所を何度もやった。

史上最強のFP2級AFP問題集 23-24年版」 高山一恵、オフィス海

・8月23日~9月10日:「FP道場(FP2級ドットコム)」の過去問を毎日1~2回解き続けて、間違えた場所を紙に書いてチェックしておいた。

9月11日の本試験では、学科52/60、実技88/100で無事合格しました。
※なお、株式分割の平均取得単価と、つみたてNISAの問題を間違える体たらく。

その後、投資ライターの仕事は増えませんでしたが、FPコンテンツの仕事が増えたため、取った甲斐がありました。

あと、毎日1~2時間の勉強が習慣化するのはいいことですね。ある程度知っていることではあったものの、知らないことを勉強し続けるのは、本当に世界が広まります。

FP2級では、生活に直結するお金の知識が学べますが、特に役に立つであろう知識としては給与所得や事業所得の損益通算があります。

なお、2022年には、国税庁が「収入300万以下は事業所得ではなく雑所得に」といった趣旨のパブリック・コメントを公表した所、抗議が殺到しました。

また、FP2級では、国民健康保険料の低所得者割についても一切出てきません。

これは自治体から送られてくるパンフレットを読まないと分からないことですが、低所得者割なら、トレード・投資収入がいくらあろうと健康保険料は年間16800円となります。

さらに、低所得者向けの補助金や給付金も全て受けられます。

「給与所得」+「副業で青色申告」+「トレード」+「NISAを使ったETF投資」+「ダウンロードなどで不労支出」

こういうことは嫌われるため、SNSなどでは絶対に書けませんが、表に出てくる情報と実際が違うということは少なくありません。

 

2022年8月 トレード歴126ヶ月(「高校投資授業の仕事をした」)

2022年8月

※2022年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・順張りスイング、逆張りスイング、デイトレ、全部駄目!月率-8%

・光彩のデイトレが惜しかった。あと2ティック耐えていれば、ストップ高張り付き→翌日より利食いで+17%利食いになっていた。

 

高校投資授業の仕事をした

2022年4月から高校で投資教育が始まったこともあり、2022年には日本で最も生徒数が多い高校の投資授業資料作成の仕事に携わらせてもらいました(クラウドワークスで募集しており、私以外に誰も応募しなかった幸運により、仕事を受託させてもらいました)。

高校生の内からお金について触れることは、とても良い取り組みだと思います。

ただ、トレーダー・投資家の観点から本音を言わせてもらうと、日本人の金融リテラシーを劇的に上げる効果はないだろうなと思いました。

結局、教える側に金融村が入ってる以上、こうなってしまうわなと。

高校投資授業は、個人的には仕事が増えるため歓迎ですが、高校生は数学・理科・英語に使った方がいいと思います。

むしろ、金融教育の導入で、数学・理科・英語の時間が減るなら、日本の教育全体にとってマイナスだとすら思います。

投資は社会人になってからでも独学で学ぶことができますが、数学・理科・英語を独学で学ぶのは難しいからです。

金融教育と三角関数のどちらを高校で学ぶべきかといったら、三角関数に決まってます。

別に将来、個別株投資もトレードもやらなくても楽勝で生きていけるし、インデックス投資については2時間程度あれば学べることです。

ちなみに、高校の投資授業は、インデックス投資については全く触れず、むしろテーマ株投資や個別株投資重視の内容になっています。

ただ、高校生の皆さんには、投資教育を通して、一つだけ覚えておいてくれたらいいなと思うことがありました。

テーマ株投資とかグロース株投資とか、PERやROE、配当利回りとか、ポートフォリオの組み方とか、どうでもいいです。

高校の投資授業は、単位を取ったら、すぐに忘れて構いません。

ただ、一つだけ覚えておいて欲しいのは、あらゆる分野において、最新テクノロジーこそが未来を作っているという事実です。

これだけは、絶対に覚えておいて欲しい。

例えば、ESGの脱炭素では、メガソーラーに洋上風力に小型原子炉に電気自動車に全固体電池に、全てが最新テクノロジーです。

働き方改革ではロボットにAIにRPAに、DXではキャッシュレス化にテレワークにクラウドにマイナンバーに。

災害対策にしても緊急地震速報や天気情報に、耐震住宅も防災アイテムも進化してます。

コンテンツにしても、動画配信サイトにVチューバーに、VR・AR・XRに、電子コミックに。新しいコンテンツが出てるのは、最新テクノロジーの発達のお陰です。

スマホやゲーム機が進化してるのは当たり前かもしれないですが、これは半導体や映像技術、電池の進化によって、新しいコンテンツが楽しめるようになってることが大きく影響しています。

動画配信や電子コミックは、あるのが当たり前のように思うかもしれませんが、これは通信技術の進化によって拓けたコンテンツです。

コンテンツから脱炭素、少子高齢化対策に至るまで、全ての分野において、最新テクノロジーこそが未来へのカギになっているということ。

もちろん、かといって、これらのテクノロジーを手掛けているテーマ株が買われるわけじゃありません。AI株の大半はIPOゴールになって暴落です。

投資教育の単位を取ったら、その内容は全部忘れても構いません。

別に、大人になってから個別株投資やトレードなんてやらなくても、楽勝で生きていけます(NISAを使ったインデックス投資はやった方がいい)。

ただ、最新テクノロジーの発達によって、人生でできることが広がっているということ、これだけは覚えておいて欲しいと思いました。

本当に、これは当たり前のことで、社会の構成員が平等に享受することだから意識されないし、言語化されることもありません。

むしろ、最新テクノロジーを脅威に思ってしまう大人も少なくありません。

若いときはギークだったのに、中年になったら、最新テクノロジーに適応しなくなって、素人と同じになってしまった人もたくさんいます。

高校の投資授業は、テーマ株や指標なんてどうでもいいんで、この観点から授業を受ければ、とても有意義な時間になるんじゃないかと思います。

ただ、繰り返しになりますが、社会や生活において重要なテクノロジーと、テーマ株として買われるかどうかは一致しません。

もし高校生で投資に興味を持った人がいたら、個別株投資じゃなくて、インデックス投資に興味を持ってください。

インデックス投資については、こちらのサイトがおすすめです。

https://trademaster.jp/

なお、皆さんが授業で教えられているESG投信は、中身がTOPIX・S&P500指数と変わらないのに、信託報酬だけ高いぼったくり商品です。

これははっきり断言しますが、世の中の99%以上の人は、個別株投資やトレードを学ぶより、ダウンロードを学んだ方がいい。

最新テクノロジーの進化に適応していけば、まず表には出てこない領域で生きやすくなることが少なくありません。

 

2022年7月 トレード歴125ヶ月(「日本で「普通の投資」が広まらない理由」)

2022年7月

※2022年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・逆張りスイングはプラスも、順張りスイングがドローダウンで、月率-6.6%。

 

日本で「普通の投資」が広まらない理由

ブロガーのちきりんさんが「「普通の投資」を始めよう」という記事で、日本ではインデックス投資のようなまともな投資が広まらないという話を書いていました。

この話について私の意見を述べると、日本人にとって、まともな投資は需要がなく、投機の方が需要があるからだと思います。

私は、個人トレーダーの傍ら、投資ブログや投資記事を書いており、 テーマ株やテクニカル、全体相場、ニュース解説など、様々な投資・トレードコンテンツを作っています。

ETF・iDeCo・つみたてNISAなどのインデックス投資のコンテンツも作りますが、需要が明らかに低いというのが現実です。

インデックス投資より、例えば脱炭素やESG投資(レノバやAbalance、アースインフィニティなど)の方が何十倍も需要があります。

日本人にとってはインデックス投資で年率5%を積み上げていくよりも、レノバやAbalanceで一獲千金を狙う方が需要があるんです。

年末ジャンボ宝くじに行列を作っているのと同じ光景がそこには広がっています。

ちなみに、私は個人的には脱炭素には反対だし、ESG投資は信託報酬詐欺だと思っています。

2020年以降に上場したESG型ETFは、その中身がTOPIXかS&P500指数で、信託報酬だけ嵩上げしたぼったくり商品です(恐らく、ESG型ETFの成績があまりにも壊滅的だったため、中身だけ挿げ替えたものと思われます)。

しかし、仕事では、脱炭素とESG投資を持ち上げます。なぜなら、需要があって儲かるから。

「日本人にはまともな投資が根付かない。投機ばっかりだ」と言われますが、これは日本人の根源的な所に要因があるのではないでしょうか?

まともな投資は、日本人には需要がないんです。

需要があっても、すぐに声の大きい所(Abalanceで億り人になった!レノバで月100万稼いだ!など)に流されて、投機を始めてしまう。

これは、日本人が個人を持ってないからだと思います。

あと、私が思うに、投資家を装ってるインフルエンサーは想像以上に多く、投資未経験の人が思ってるより一桁か二桁多いと思います。

また、世界株ETFや米国株ETFの投資をフォロワーにおすすめしてるくせに、あんたらはやってないだろってケースも多過ぎです(ETFの流動性リスクについて触れないなど)。

投資家という肩書きは、ネット上でマウンティングしたり、他のビジネスをするには便利だからだと思います。

このため、投資未経験の素人が益々勘違いしてしまう。

例えば、投資で年率100%とか、当たり前ではありません。

少なくとも、それは投資じゃなくて、投機だから。

長期・積立・分散投資によるインデックス投資で年率5%を続けていくといった現実的な話は、(他人には再現性のない)投機によるインパクトある数字にかき消されてしまいます。

自分を持ってなくて流されてしまう日本人が余りにも多く、それが日本でまともな「普通の投資」が広まらない理由だと思います。

一つの仮説として、自分の仕事に満足してない人が多いのでは?

「今の仕事をしながら、年率5%で運用できれば、こんな生活ができる!」といった話に、日本人達は全く食い付きません。

むしろ、「レバナスを成功させて、今の仕事をやめて……」みたいな方向に行ってしまう。

以上が、私が考える、日本でまともな「普通の投資」が広まらない理由です。

年率5%を目標に運用するような投資は、そもそも日本人には需要がないため広まらないのだと思います。