2017年10月 トレード歴68ヶ月(高齢引きこもりがお金を稼ぐ方法2、「逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密」)

2017年10月

※2017年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○10月13日
・3陰線パターンでも、こういう風に取れているのもちゃんとあった。

○10月23日
・この月は3陰線パターンが好調だった。

※でも、問題はトータルでどうなの?って話なんですわな。月トータルで大きなプラスになる月があったとしても、年トータルではトントンに収束してはいかん。逆に、月トータルでマイナスになる月があっても年トータルでは右肩上がりの資金曲線に発散していけば問題ないわけで。

 

高齢引きこもりがお金を稼ぐ方法2

価値を低コストで手に入れる方法を確立する

障害年金と最低賃金でフローを確保したら、次は数年間掛けて消費スキル(生産性の高いお金や時間の使い方)を身に付けていきましょう。

◇消費規律の確立
消費規律というのは、お金を使うときに「これは自分の人生において価値があるものか?」と考えて消費する習慣のことです。お金を使う行為は全て、価値を手に入れるための投資であるという意識を身に付けてください。
※安く買えるサイトやメルカリで買う、クレカで年金払いする、スマホはMVNOで運用するなどのコスト削減も消費スキルの一環です。
※消費規律を身に付ける際は、家計簿を付けるといいです。家計簿を付けている内に、「価値>価格だろうか?」と考える習慣が身に付いてくれば、家計簿を付ける必要はなくなってきます。

消費規律を確立するには実践あるのみです。自分にとっての豊かさは何か?価格や労力に見合った価値はあるだろうか?と考えて消費することが習慣化されるだけで、人生に豊かさがもたらされます。

この習慣が身に付くことによる効果は次の通りです。
・消費行動を通して自己規律が身に付く。
・「自分はどんなことにお金を使えば喜ぶのか?」を追求することで、幸福度を上げる生産性が向上する。
・浪費がなくなり、生活コストが下がり、種銭を貯めやすくなる。

 

◇価値を手に入れるコストを意識する
消費スキルや消費規律の確立と同時に、娯楽に掛かる費用や時間などをダウンロードで合理化していくこともアリです。

ここで重要なのは、自らの行為を時給換算して考えるという習慣です。

例えば、250円で買える価値をネット上で5分で落とせれば、時給換算すると3000円に相当します。この場合、労働で得られる時給が3000円以下だったら、ダウンロードを活用した方が合理的ということになります。
※ダウンロードで捕まる確率は0%であるため、リスク管理の観点から見ても合理的であると言えます。

欲しい価値を手に入れるために、お金を使うか、時間を使うか。この使い分けを徹底することが大事です。

「欲しい価値をゲットすること」を目的として、最もコストが掛からない方法で価値手に入れる。そのためにはどうするか?

欲しい価値は最小のコスト(お金or時間)で手に入れて、その上で余ったお金と時間を自己投資(無形の資産の形成)にぶっぱすべしというのが基本方針になります。

ダウンロードを駆使するというのは抵抗がある場合もあると思うんですが、この方法で消費を置き換えていけば、自己投資に回せるお金を捻出出来るのは確かです。

自分の人生と業界の未来、どっちが大事か?

自己投資して、自分自身が豊かな生活を確立するのがまず先です。それから、いくらでも業界に貢ぎましょう。

日本では弱者が強者の味方をすることが多いです。

そのポジション取ったら益々弱者になるだろ!ってポジションを取る人が余りにも多すぎます。

東日本大震災のようなことが起きたら、生きるためにスーパーやコンビニの食べ物をタダで食べますよね?だって、死んでしまったら、社会貢献出来ませんもんね。つまり、社会のためにも略奪せざるを得ないわけです。

これを平時でもやればいいんです。と言うか、やるべきなんです。ネット上で社会に対する不平不満を述べる時間があるんだったら、ネット上で略奪すべきなのです。

自己投資して自分が社会貢献出来るようにならなければ、それは社会の損失になります。

このような社会貢献第一の価値観を身に付けるためにも、後述する自己肯定感を身に付けることが重要になってきます。自己犠牲は社会にとっても迷惑です。

~~

価値を手に入れるための習慣をまとめると、次の2つになります。

・お金を使うときは、「価値>価格」を考える。
※価値に見合う価格なら、どんなに高くても買う。価値に見合わないなら、どんなに安くても買わない。
・時間を使って価値を手に入れるときは、「この行為は時給換算すればいくらの価値になるだろうか?」と考える。

数年間掛けてじっくりと、この2つの行為を完全に習慣化してください。

お金と時間は人生において何よりも貴重な資源です。

例の記事の高齢引きこもりの人は月のお小遣いが6万円だそうですが、消費とダウンロードで価値の部分は据え置きで、消費額を徐々に下げていきます。

そのようにして温存したお金と時間を自己投資に使っていくわけです。

親に持ち家があって活用出来たら、障害年金と最低賃金でフローを確保しつつ消費規律を身に付けるだけでも相当に豊かな生活をすることが出来るようになるかと思います。

とにかく大事なのは、社会は助けてくれない、自分で何とかするしかないということを認識すること。そして、活用できる環境や権利を最大限に使うことです。

目標に向かって、焦らずに1ステップずつ達成していくことが大事です。1年間掛けて病院や市役所に行って障害年金を受けとるために頑張る。次の1年で、最低賃金を活用出来るようにバイトをしてみたり、クラウドワーキングをやってみる。1日5分でもいいので、何かやってみる。

PRESIDENT ONLINEの記事が酷いと思うのは、高齢引きこもりという社会のレールから外れた人に、社会のレールに乗った生き方をさせようとしていることにあります。

そんなの不利になるに決まってるだろ!取るべきポジションが違うんだっての!

高齢引きこもりが労働収入を主にして生きていくってのは、個人投資家が機関投資家がするような鞘取りをするようなものです。そもそも勝負すべき場所じゃない所で勝負しようとしているんだから、不利になるに決まってます。

レールから外れたんだから、労働収入はあくまで他の収入源を増やすためのツールとして捉えるべきなんです。

ただ、表に出てくるような雑誌や記事には、高齢引きこもりのようなレールから外れた人にとって有益な情報を書けない事情があります。

だって、消費規律を確立するとか、違法ダウンロードを活用すべしなんてアドバイスが、PRESIDENTの一般読者の目に触れるようなことになったら、どうなります?

もしも、中流以下の日本人全員に消費規律が身に付いて、ダウンロードの習慣が身に付いたら、日本経済は死にます。

だから、高齢ひきこもりに対する有益なアドバイスとしては、障害年金を貰うというような普通の人には活用できない方法しか書けないのです。

このように、情報を得るときは、相手の立場に立って、その裏にあるキャッシュフローから考えることが大事です。これだけで、少なくとも情報商材詐欺に引っ掛かることはなくなります。

次回に続く!

 

書評:「逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密」

「逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密」マルコム・グラッドウェル

社会的に不利な状況や、持ってないと不利になるとされているものが、むしろ強みになることがあります。

この本には、社会的に不利とされるアウトサイダーが既得権益を活かして成功した話が多数掲載されています。

ただ、いずれの場合も、アウトサイダーはアウトサイダー故の強みを生かし続けたからこそ上手くいったということです。

アウトサイダーがメインストリームと同じ戦略をとったら淘汰されるだけ。

社会のレールから外れたら、太平洋戦争のときの大日本帝国のような現実を無視したポジションを取るのではなく、現代の北朝鮮のようなポジションを取るべきなんです。

北朝鮮の徹底して核ミサイル技術の確立だけに注力するというその生存戦略は、アウトサイダーが生存競争を勝ち抜くためのモデルとして非常に参考になります。

ただ、アウトサイダーの戦略は絶対に社会には理解されません。だからこそ、誰もやらない独創的な戦略になるため、利益を享受出来るわけです。

私が推奨するのは、アウトサイダーは最新テクノロジーとマーケットメカニズムに信用三階建てすべしってことです。

既得権益を持った奴等がそれを明け渡すことは絶対にあり得ません。

そのため、最新テクノロジーとそれによってもたらされるマーケットメカニズムの変化に賭けるしか可能性はないです。

この20年で、インターネットがどれだけ多くの変化をもたらして新たなマーケットを作り出してきた(破壊してきた)ことか。

20年前にはネット証券がまだなかったため、個人トレーダーという職はなかったのです。

 

この本をレビューするために読み返していたら、第二次世界大戦時のロンドン空襲についてこんな記述がありました。

「空襲というものが初体験だったロンドン市民は、さぞ恐ろしいことにちがいないと予測した。(略)そして、いざ空襲が始まり、何ヵ月も何ヵ月も爆弾が雨あられと降ってくるなかで、リモートミスを経験した人びとは、思ったほど恐ろしくなかったと感じる。(略)どうやら勇気とは、困難をくぐりぬけたあと、「思ったほどきつくなかったな」と感じたときに湧いてくるものらしい」

 

とても信じられぬことですが、人間は空襲ですら適応してしまうんだから、あらゆる恐怖は思い込みに過ぎないってことでしょう。

この本に書かれている「人間は怖がることを怖がっている」とはまさに言い得てると思います。

 

2017年9月 トレード歴67ヶ月(高齢引きこもりがお金を稼ぐ方法、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」)

2017年9月

※2017年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・前の月に改定したルールが、山王、メタップス、エンバイオHDと4連続10%利食いとなった。

・4の4、勝率100%、月率+20%(10%利食い*4、資金管理50%より)。
※注意:このページだけ見た人が勘違いしないように書いておきますが、こういうときもたまにあるということなんであって、これがデフォでは断じてありません。

・一方、5月のバックテスト時点では最も期待されていた3陰線パターンは、細谷火が北朝鮮が何もしなかったことで-13.60%LCに(チャートはない)。
※ちなみに、8ヶ月ほど取った統計はトータルではトントンに。一応トータルマイナスではない。

・5月時点では同じような好成績が期待されるとワクワクした2つのルールだったが、見事に明暗が分かれた形となった。

・更に、節目抜けから10%順行した銘柄の逆張りパターンでも、保土谷・ディスコ・ルネサスが見事に利食い(ルネサスは省略)。本当に統計は嘘をつかないねえと。バックテストは嘘をつくけど。

 

○9月29日
・上記の、節目抜けから10%以上まで行った銘柄を逆張りで取るルールの統計を見ていて閃いた。この逆張りで10%まで順行した場合は、そのまた逆張りで取れるんじゃね?と。検証の結果、半年分のデータで+22%となることが判明した!
※つまりどういうことかと言うと、1030円が抵抗ラインの節目で、1050円終値で買いサインが出た銘柄の10%順行ラインは1155円となる。東証一部銘柄で節目抜けから10%以上順行する銘柄はほとんどないため、1155円以上になったら逆張り売りを仕掛ける(これが逆張りのルール)。しかし、この逆張りからまた10%順行することはまずないため、10%まで順行した場合は逆張りの逆張りの買いを入れて取れるということ。つまり、順行幅で逆張りのスクリーニングをするということですな。こういう諸作業が多くなるため、逆張りは順張りに比べて複雑なルールになりやすい。順張りは節目を抜けたらエントリーするだけなんで非常に単純。
※こうして、統計からまた新たなルールが生まれた。

 

高齢引きこもりがお金を稼ぐ方法

その衝撃的な記事が話題になったのは、2017年秋のことでした。

PRESIDET ONLINEに掲載されたその記事は、5ちゃんねるを始めとして大きな話題となり、私自身も非常に大きな衝撃を受けました。

その記事のタイトルは「44歳ひきこもり「僕もお金を稼ぎたい」

これまで紆余曲折にサバイバルな人生を送ってきた私には、レールを踏み外してしまったマイノリティー・アウトサイダーの役に立ちたいという思いがあります。

この記事は、そんな私への挑戦だと勝手に思ったのです。

恐らく、この記事から誰よりも色んなことを調べて考えたんじゃないかと思います。

トレーダーになるのは余りにも厳し過ぎる道になるため勧めませんが、高齢引きこもりから豊かな生活が出来るようになるまでのグランドデザインを示すことは出来るんじゃないかと。

全て私の自己満足に過ぎませんが、日本でレールから外れた場合どうすればいいのか?その逆襲のグランドデザインを余すことなく書いていきたいと思います。

このグランドデザインを一言で書くと、障害年金や最低賃金やクラウドワークスなどでフローを確保して、消費規律の徹底をして、それで余った時間やカネを副業や投機のようなスキルを磨くことに自己投資するというものになります。

それでは、3回に分けて詳しく説明していきます。

 

フローを確保する

まず、日本で弱者に用意されているセーフティネットは、生活保護や雇用保険などの社会保障と最低賃金だけということを理解することが大事です。

そして、この二つを最大限に活用することです。

◇負債を活用して障害年金を受給する

生活保護だと所得があると減らされてしまうので、まずは障害年金を貰うことに全力を尽くすことです。

ネット上では生活保護が目の敵にされてますが、真の狙い目は障害年金です。
※障害年金は個人情報保護がされており非課税であるため、受給することによって他者にばれることは絶対にないそうです。そのため、就職や結婚においても支障になることはないとのことです。

さて、老齢年金や障害年金も生活保護と同じように国の財政を圧迫しているのに、なぜそれほど叩かれないかというと、その裏にある利権の強さにあります。

生活保護を叩くように、「財政圧迫しとるんじゃ。カネがなくなった老害は自己責任、さっさとくたばれ!」というような風潮には、様々な利権が交錯するために出来ないのです。

なお、日本でこの利権が弱くなることはあと30年位はありませんが、これから生まれてくる子供達が喜んで負担してくれることでしょう。まだ生まれていない子供達よ、ありがとう。

で、どうしても障害年金が貰えない場合は、市役所から紹介された面接に落ちるという”実績”を積むことによって、生活保護や障害年金を貰えるようになる可能性が上がるそうです(5ちゃんねるの当該ニューススレによると)(※1)。

更に言うと、一度断られたとしても、何度も何度もチャレンジすることが大事だと思います。障害年金や生活保護の支給基準は国で決められているものですが、それを解釈して運用するのは現場の人間です。法律で決まっている支給基準は変わりませんが、人間の解釈は感情によっていとも簡単に変わるものです。特に、補助金を支給する公務員の仕事は書類仕事であるため、書類さえ揃えて再チャレンジすれば支給されるかもしれないです。

このような相手側の背景を、相手の立場(この場合は公務員)に立って、自分の頭で考えていくこと(この場合は「どうすれば補助金が支給されるか?」)が大事です。
※自分が補助金を支給する公務員の立場であったらどう考えるか?横柄な態度を取る人と、一生懸命ながら本当に困っている人のどっちに支給したくなるか?

そして、補助金が支給されるようになったら、その細則をしっかりと読み込んで理解しておくこと。不正受給に当たらないことをしっかりと確認しておくこと。あとは、そうやって線引きしたスレスレのラインで美味しく税金をいただきましょう。

 

※1:補足

とんでもない負債は、強みに化けることがあります。

かの英雄カエサルが偉大な功績を残せたのは、天文学的な借金を盾に出来たからというのは一部では有名な話です。

まさに、リアル世界でトリックルームが発動するようなものです。

「引きこもっていた」という履歴は、社会でプラスになることはまずあり得ません。しかし、生活保護や障害年金を貰うということにかけては、プラスに働くのです。

中途半端な負債が資産に化けることはまずありませんが、とんでもない負債は一転して強みに化ける可能性があります。

だから、とんでもない負債を持っていたら、「それが強みに化ける場所はないか?」と考えてみることが大事です。

 

※2:補足

この件で障害年金について調べていて思ったことがあります。

障害年金を受け取れるのは、2級か3級に認定された場合になります。

ただ、仕事に影響があるレベルの障害とされる3級の場合は、厚生年金じゃないと障害年金は支給されないんですね。国民年金では、生活に支障があるとされる2級に認定されないと障害年金は支給されないんです。

例えば、コミュ障が酷くて発達障害の3級と認定された人が2人いたとします。

一人は就職して厚生年金に入っているけど、もう一人は就職出来なくて国民年金だったら、支援が必要なのは後者にも関わらず、前者にしか支給されないという。

これは、おかしいよなと。

この件に限らず、日本では弱者保護を謳いながら、本当の弱者を益々窮地に追い込む制度が少なくありません。

正社員になれた人を保護する一方で、正社員になれなかった人を非正規スパイラルに追い込んでしまう解雇規制はまさにそれです。

では、このような保護されない弱者になってしまったらどうすればいいのか?

残酷なようですが、強くなるしかありません。なお、ここでいう「強くなれ」というのは、社会的に弱者に認定されて既得権益を手にするということを含みます。

 

◇最低賃金orクラウドワーキングを活用する

障害年金が貰えるようになったら、最低賃金を最大限に活用することに舵を切るといいです。また、最低賃金は、夜間は25%割り増しになります。

自らに有利に働く制度が社会にあるんだったら、最大限に活用するに限ります。

(最低賃金のせいで)どこにも雇ってもらえないんだったら、補助金が貰える職業訓練を受けるといいかと思います。それでも雇ってもらえなかったら、無限ループで職業訓練を受けて補助金を貰い続ければいいかと。
※ただ、職業訓練は一括支給ではなく、1ヶ月の内に1日でも訓練を休んだら貰えなくなるらしいです。「なんとしてでも税金をくれてなるものか!おめえにくれる税金はねえ!」という国の意思が見て取れます。

なお、クラウドワーキングでテープ起こしやライティングをやった方が時給が高くなるならそれもありです。

さて、ここで重要なのは、日本人であるということです。世にも悪名高い外国人研修制度では、外国人を最低賃金以下で奴隷労働させているわけですが、日本人は最低賃金で守られているため、そんなことは出来ません。日本人に生まれたことを感謝して、この既得権益を最大限に活用しましょう。

とにかく、利用出来る既得権益を全て活用して、強くなるしかないんすね。社会で既得権益にあり付けないんだったら、自分で引き金を引いてシマウマを食らうしかない。

なお現在、日本は生産人口減少という人類史上未体験ゾーンである人口動態トレンドに突入しています。

このトレンドは大量移民を受け入れない限り、あと2~30年以上は続くため、人手不足はあと2~30年続く可能性が高いです。

これは朗報以外の何物でもありません。

これから最低賃金の大幅な引き上げもあり得ます。また、不動産価格の暴落もあり得ます。

これから日本で起こると想定される、この二つのトレンドは最大限に活用するといいです。

次回に続く!

 

書評:「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」

「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」橘玲

この本は、日本版「金持ち父さん 貧乏父さん」とも言える本であり、「FP3級の教科書」の応用編とも言える本です。

特に、フローをなるべくストックに残すために、個人と法人を使い分けるの項目は、個人的にとても参考になりました。

株式投資についてはトレードスキルがあれば参考になりません。が、大半の人の場合は、この本に書いてある通り、「投資をしないことが最大の投資になる」ため参考になるでしょう。

日本では、表向きには給与所得者が優遇されているように見えます。私もつい最近までは、計算上で給与所得者は優遇されていると思っていました。

しかし、これは逆を言えば、表向き優遇されてる所からしか税金を取るしかないということでもあります。

そこから外れた”弱者”から搾取するわけにはいかないのです。

個人トレーダーは弱者として扱われます。職歴としては認められません。

しかし、これは逆を言えば、弱者としての特権を与えられているということでもあります。

トレーダーの何が優遇されてるかというと、まず何と言っても税制です。

給与所得や事業所得なら最大55~65%が課税される所、株なら20%で済みます。

これほどフローをストックに残しやすい所得は、合法的なビジネスでは他にありません。

また、特別口座で源泉徴収すれば、確定申告の所得欄に書かなくてもよいため、国民健康保険の支払いでも優遇されます。トレード収入がいくらあろうが、国民健康保険は低所得者軽減で年間16800円ほどにすることが可能です(個人的体験に基づく実話)。

ただ、これらの恩恵を今後も享受し続けることが出来るかというと、相当厳しいと思います

団塊世代が後期高齢者入りする2025年問題も控え、日本の少子高齢化と財政難は益々悪化していく一方です。

そのため、マイナンバー紐付けもされてることから、株やFXの税制が変わってくることも予測されるかと思います。

分離課税で20%は変わらなくても、国民健康保険に収入が紐付けされるのはそう遠くないと思います。

※この本は何度か改訂されており、2018年4月現在で最も新しいのは文庫版の「新版 お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方」となっています。マイナンバー制度についてなど、いくつか追記されている箇所があるため、購入する際は最新版を買いましょう。

 

2017年8月 トレード歴66ヶ月(アイデンティティーのリスク、「錯覚の法則」)

2017年8月

※2017年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○8月8日
・ずっと統計を取っていたルール(大暴落の大逆行パターン)について、アエリアの上昇が取れなかったことからエントリーと再エントリーの条件について閃いた。そのアイデア通りに、6月と7月分のデータで検証したら、大きな改善が見られたことからルールがやや変更となった。
※統計を取り続けている中で、あるチャートパターンを見たりすると、このようなアイデアが閃き、大きな改善に繋がることがある。しかし、検証をするには、データをちゃんと取っていなければいけない。
※ルールが確立した瞬間。

○8月14日
・「オカルト銘柄を閃いた当初のワクワク感はどこへやら?と思うが、結局どんなルールだろうと淡々とルールに従い続けるしかなく、必ずドローダウンは訪れるわけでな」
※2017年3~4月に逆張りのルールを始めよう!と思っていたときにはあったワクワク感がいつしかなくなっていた。しかし、これはやや矛盾するが、ワクワクしながら現実的な検証を続けることが大事だと思う。やはり、ワクワクしないことには続かないわけで。
※2017年5月頃に検証したときには、「150%の玉でも行けるんじゃねえか!?」という夢のようなことを思っていたが、やはり50%が現実的であるという結論になった。

・厳密にはルールの定義通りではないアエリアが-4.77%LC。欲が出てエントリー範囲を広げると……。結局は、エントリーサインにのみ淡々と入って損小利大するしかない。例外ルールでも行っていた場合もあるだろうが、そうじゃない場合もある。そうなると、ルールに従うしかないという結論になる。

○8月24日
・「しかし、実際に回してみると、パターン1(統計波10%到達)と3(大暴落大逆行パターン)は良い感じだが、鉄板と思われたパターン2(トップから3陰線)は取れてねえなと」。
※いかにバックテストがあてにならないかということ。バックテストをしただけでは期待値プラスかどうかは絶対に分かりません。バックテストをして分かるのは、「もしかしたら機能するかもしれない」ということまでなんであって、リアルタイム検証をしないことには分かりません。更に言うと、リアルタイム検証をする中でルール自体にいくつもの改善点が見つかります。アイデアが閃きバックテストをしリアルタイム検証をして、実践として使えるようになるまでは最低でも3ヶ月~半年は必要だと思います。少なくとも私の場合、バックテストしただけでリアルタイム検証をしてないルールは恐くて使えません。

 

アイデンティティーのリスク

私は2015年の秋に、マーケットは自分の帰ってくる場所になったと思いました。

まあ、確かに、どのようなキャリアを歩むとしても、トレーダーという軸が出来たことは良かったんですが……。

ただ、トレーダーというアイデンティティーが身に付いた一方で、それを失うかもしれないという、この道に入ってきた当時はなかった新たな苦しみが生まれたと言いますかね。

最初に始めた頃は、別に失敗してそこから離れることになっても、失うものなど何もなかった。

リスクを取って仮に失敗したら、この業界を離れることになるかもしれない……、この仕事が出来なくなるかもしれない……。

この恐怖心は、アイデンティティーがまだ形成されてなかった駆け出しの頃にはなかったものです。

だから、マーケットが帰ってくる場所になった、キャリアの軸が出来た、トレーダーというアイデンティティーが出来た。これは、リスクでもあるんだなと。

ある仕事・ある業界が、自分の帰ってくる場所になりました、アイデンティティーの一部になりました。

それが、リスクなしで一方的なリターンだけをもたらすなんてことは、絶対にあり得ないんだなと。

まあ別に、私が破産しようが金持ちになろうが、誰にとってもどーでもいいことです。そんなことには誰も興味ありません(税務署を除く)。

アイデンティティーなんてのは、ただのサンクコスト幻想でしかないんですけどね。

人類は生存競争の過程で、サンクコストを評価してきた非合理的なグループが生き残ってきたために、その名残が残っているわけです。

ちなみに、アイデンティティーだけでなく、愛情もサンクコストの名残であります。

ただ、こういうことを外で言うと、間違いなくクズ野郎扱いされるため注意しましょう。

アイデンティティーや愛情というのは、無条件で絶対的に価値があるというのが社会的な通念となっています。それを、人類の進化の過程で身に付いてきたものだ~~みたいなことを言おうものなら……。

個人的には、アイデンティティーや愛情はとても素晴らしいものだと思います。ただ、トレードにおいては邪魔にしかならない。

トレードの最大の目的は理想の生活を実現するための手段。それ以上でもそれ以下でもありません。

本当に、色んな面からリスクについて考えさせられる道だなと思います。

 

書評:「錯覚の法則」

「錯覚の法則」西田文郎

ツキの大原則」の西田文郎さんによる、脳の性質について書かれた本です。

人間の脳は凄いもので、一度あることを信じてしまえば、主観ではそうとしか認識出来なくなります。

ちなみに私は「人生は小学生時代が永遠に続いているものである」と錯覚しています。あまり信じてはもらえないですが、私の主観では、そうであるとしか言いようがないのです。

暇があれば自分史を検証していて、「スゲー!」「楽しかった!」「奇跡だ!」と感想を連呼してるものだから、脳が錯覚しているんですね。

「楽しい人生」というのも錯覚に過ぎないのは分かっていますが、私の主観ではそうであるとしか思えないのです。

このように、脳がある錯覚を起こすような思い込みを「ゾーン」では信念と読んでいます。信念には、主観ではそうとしか思えないようにバイアスを掛けて解釈させる働きがあります。

「人生は楽しい」も「人生は楽しくない」も、どちらも錯覚なら、前者の信念を機能させた方が合理的です。

しかし、非合理的な信念が機能していると、不快な感情が出てきて合理的な信念を機能させることに抵抗してきます。

「人生は楽しくない」という信念が機能していると、「人生には楽しいことがたくさんある」ということを認めようとすると、恥や罪悪感といった不快な感情を出して抵抗してきます。

合理的な信念を機能させて非合理的な信念を機能停止させるには、非合理的な信念がもたらす感情をメタって、合理的な信念を機能させる行動をし続けることが大事です。

「人生は楽しくない」という信念が機能している場合は、どれだけ信じられなくても抵抗する感情が出てきたとしても、楽しい体験を積み重ねたり、人生の楽しかった感想を連呼したりして、 「人生は楽しい」という信念にエネルギーを注ぎ続けることが大事です。

そうすると、ある瞬間に閾値を超えて、「人生は楽しくない」という錯覚をしていた脳が、「人生は楽しい」という錯覚をするようになるため、世界が変わる瞬間がやってきます。

トレードにおいても、非合理的な感情をメタりつつ、確率的思考に基づく合理的な行動をし続ける必要があります。

感情をメタって感情と逆行する行動をし続けるというのは、ほとんど馴染みがない行為であるために、トレーダー的思考を身に付けるのは難しいのです。

 

2017年7月 トレード歴65ヶ月(トレーダーの理想と現実、「ゾーン最終章」)

2017年7月

※2017年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・この月は淡々と執行シミュレーションをし続けていたって感じ。この淡々とした作業が、多くの改善点に繋がるんだよなと。これを書いてる2018年4月時点から見ると、スイングトレードもデイトレのルールも同じようで別のものになったって感じ。

・本当に淡々とルールの執行をして統計を取っているだけのため、他に書くことがない。特に載せるような画像もなし。

 

トレーダーの理想と現実

これは、2013年のアベノミクス相場のときでしたかね?

まだそれほど経験を積んでなかった時期に、成功したトレーダーとはどういうものなのかみたいなことで、ネット上にあった2種類の書き込みに目が止まりました。

一つは左団扇の状態で利益がどんどん積み重なっていくというもので、もう一つは精神的に滅茶苦茶辛いんだけどトータルではプラスになってるというものでした。

このときは当然、目指したい理想のトレーダーは前者でした。だって、楽に稼げて、それでいて自慢も出来るんだから!

理想とするトレーダー像は前者になり、後者にはなりたくないって思いました。

しかし、そこそこの経験を積み、ルールも複数確立したことで気付いたわけです。本物は後者だったんだろうなと。

前者のような人は、参考にならない超天才か、そのときだけ利益を出してただけの偽物だったか。いずれにせよ、参考にならない。

大数の法則に気付いてさえしまえば、トータルでプラスになる手法なんて、いくらだってあることが分かります。

でも、期待値プラスのルールにはある共通点があるんです。それは、精神的負荷が滅茶苦茶掛かるということ。

資金管理さえしっかりしてれば全然安全で、破産する確率は限りなく0に近くなります。でも、精神的負荷が滅茶苦茶掛かる。安全なのに安心じゃない。

だから、億トレーダーになっても、自慢する余裕すらないんじゃないか的な。

リスクを取って利益を出すって、リスクを取った時点で誰も理解してくれないし、その時点で誰にも自慢出来なくなる的な?
※私は、日本でトレーダーになる最大の障壁はこの部分にあるんじゃないかと本気で思っています。

少なくとも私は、他人に自慢出来るような、楽に稼げて左団扇で利益が増えていくような手法は何一つ知りません。精神的負荷が掛かるけど、トータルではプラスになりそうな手法しか知りません。月トータルでマイナスになるときもあるし、それは社会においては最も恥ずかしいことであります。それに、個人投機家というのはキャリアとしては社会的に全く評価されません。これらのリスク要因は、社会において最も恥ずかしい・最も自慢出来ないことであります。

ただ、この道で得られる圧倒的な自由は何物にも代えがたい。誰に遠慮することもなく、自由に言いたいことを言えて、自由にコンテンツを作れる自由な環境は他の道にはないものです。

 

書評:「ゾーン最終章」

「ゾーン最終章」 マーク・ダグラス、ポーラ・T・ウエッブ

2017年8月に「ゾーン」の続編が発売されました。

「ゾーン」以上に相場心理や確率統計思考について深く書かれており、絶対に読まなければいけないトレード本です。

心理的な要因がいかにトレードを難しいものにしているかが長いページを割いて書かれています。特に、「マーケットで次に起こることは絶対に分からない」ということについて、ここまでやるかというほど紙面を使って説明されています。

トレードで利益を上げる期待値が最も高くなる行為は、売買ルールに従うことです。

しかし、確実を求める心の機能や自らの相場観が邪魔をして、売買ルールに淡々と従い続けることがとてつもなく難しいことになってしまう。

特に不安があると、どうしてもロスカットになる未来しかないと思い込んでエントリーを躊躇したりしてしまいますが、絶対に先のことは分かりません。

しかし悪いことに、先のことはランダムであるがために、不安通りになることが当然あります。そうなると、「不安は正しい」といった信念が強化されてしまいます。

「マーケットでは何が起こっても不思議ではない」「利益を出すためにはマーケットでこれから起こることを知っている必要はない」。だからこそ、売買ルールに従うのが最も合理的であるにも関わらず、非合理的な信念が邪魔をして売買ルールに従うことが出来なくなるという矛盾が生じます。

これは、セドナメソッドでいう制御欲求です。

セドナメソッドを実践するとよく分かってくることなんですが、人間には「思い通りにしたい欲求」というのがあります。
※ちなみに私は、セドナメソッドを実践して初めて、この欲求があることを知りました。承認欲求と安全欲求については分かりましたが、制御欲求については理解するまでにやや時間が掛かりました。

先が見えなくて将来が不安であるというのも、実は「未来を制御したい」という制御欲求が根底にあるからです。

トレードはメンタルゲームであるため、テクニカルなスキルを習得するだけでは不十分です。心に関する知識の習得や実践検証が不可欠になってきます。

あと、この本の監修者まえがきに「日本人は確率統計に対する理解が希薄である」と書かれていたんですが、これは私自身を含めて本当にそう思いますね。

恥や空気や協調性を重視する日本の社会で育ってきたことで無意識の内に身に付いてしまう常識や信念は、トレードに必要な確率統計思考とは絶対に相容れないものです。

リスクや失敗に厳しい日本では、トレードで必要とされるリスクへの考え方が理解されることは絶対にありません。

 

2017年6月 トレード歴64ヶ月(認知行動療法(コラム法)、「心が晴れるノート」)

2017年6月

※2017年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇6月2日
・検証の結果、3陰線はとてつもなく良いルールだということで、ASJを買った。

・バックテストの結果から、10%利食いが最適だということが分かっていたため、利益目標ラインは10%に設定した。

 

〇6月5日
・ASJは-1.41%LCに(画像は省略)。

・その後もこのルールで入り続け、ベクター-1.16%LC、インフォテリア-1.67%、エムアップ+5.00%利食い(嫌な感じがしたため、5%で早めに利食い。その後、保有していたらLCになっていた)(エムアップ以外画像省略)。

 

・4トレードでややプラスであるが、それは運良く5%利食いしたからであって、ちょっとおかしいぞと。と言うか、精神的にきついぞと。

・そして、更なる検証をした結果、このルール(3陰線)では3桁の価格の銘柄はトントンになっていたことが判明した。
・一旦入るのはやめて、ルールの検証というか統計を取ることになった。
※これは正解。バックテストだけでは不十分。バックテストはルールを決めるきっかけになるかもしれないが、銘柄選びなどで統一感がないため、あてにならない。リアルタイムに統計を取らないことには何も分からない。

・なお、このルールの検証などにより、日足の2陰線の検証をしたら、2陰線はよく下げて寄り付くが、3陰線にも中々ならないみたいなことが統計から分かってきた。新しいルールの検証によって、デイトレの銘柄選びにも徐々に良い影響を及ぼすことになっていった。

※3陰線パターンはバックテスト詐欺だったことが徐々に判明していくが、もう一つの大暴落後の大逆行パターンはとんでもない成績を叩き出すルールになっていく。しかし、このときはまだ標本も少なく、ルールも確立されておらず、利食いもどうすればいいのかが決まってなかった。このときの売買日記を見直してみると、このときはまだ確立されてなかったルールが、どうやって確立されていくのか全く想像が付かない。ルールを決めて統計を取るって本当に凄いことだと思う。

 

認知行動療法(コラム法)

これまでに、天国言葉ホ・オポノポノセドナメソッドなどの方法論を紹介してきましたが、今回は認知行動療法を紹介したいと思います。

ただ、私は2017年6月から7月までの2ヶ月しか実践していないため、詳しい効果については分かりません。そのため、あくまで方法の紹介に留まることを留意しておいてください。

さて、認知行動療法というのは、鬱病の治療のために開発されたもので、とても体系的で優れた方法論です。簡単に言うと、自動思考と呼ばれる思考の解釈の方向性を修正することを目的に用いられます。

認知行動療法の方法論の中でも、コラム法がとてもやりやすいです。

「ロスカットに関する自動思考」を修正する場合を例にして、コラム法のやり方を説明していきます。

まず、ノートとペンを用意してください。

(1)状況
まずは、ネガティブな感情を感じる状況を書き込みます。

今回の場合は、「大きなロスカットになってしまった」とします。

(2)気分
次に、(1)の状況から感じる感情を書き込みます。

今回の場合は「不安」や「恐怖」だとします。

感情が複数あるなら、複数書き込みます。

(3)自動思考
(2)で出てきた感情から連想される考えを書き込みます。これを自動思考と呼びます。

「不安」だったら、「こんなに大きなロスカット(ドローダウン)になってしまって、このルールはもう機能しないんじゃないかと思う」とか「このままでは破産に向かう展開しか見えない」など。

(4)根拠
(3)の自動思考を裏付けする根拠となる具体的な事実を書き込みます。

例えば、「現に、今回のロスカットで資金が大きく減ってしまったじゃないか」など。

(5)反証
(3)の自動思考とは反対の事実となる反証を書き込みます。

例えば、「今回のロスカットは大きかったが、まだ前回の最大ドローダウンまでは達してない」とか「資金管理がされてる以上、このまま一直線に破産に向かうことは確率的にあり得ない」など。

反証を述べるときは、同じ思考を他人がしていたら、自分はどういうアドバイスをするかという視点で考えてみるといい感じです。

(6)適応的思考
自動思考を裏付ける根拠と反証から、自動思考を修正した現実的なバランスの良い思考を導きます。

例えば、「確率統計的に考えれば、今回みたいな大きなロスカットになるのも不思議ではない。売買ルールを守って駄目ならしゃあない。ルールだけしっかり守っていこう」。

(7)今の気分
最後に、(2)の気分がどう変わったかを書き込みます。

「不安」が「やや希望」「やや達観」など。

~~

この7ステップをノートに順番に書きながら行うわけですね。具体的には、次のような感じになります。

 

○コラム法
(1)状況
・大きなロスカットになってしまった。

(2)気分
①不安

(3)自動思考
①このルールはもう機能しないんじゃないかと思う。このままでは破産に向かう展開しか見えない。

(4)根拠
①現に、今回のロスカットで資金が大きく減ってしまったじゃないか。

(5)反証
①今回のロスカットは大きかったが、まだ前回の最大ドローダウンまでは達してない。資金管理がされてる以上、このまま一直線に破産に向かうことは確率的にあり得ない。

(6)適応的思考
①確率統計的に考えれば、今回みたいな大きなロスカットになるのも不思議ではない。売買ルールを守って駄目ならしゃあない。ルールだけしっかり守っていこう。

(7)今の気分
①不安→やや希望

~~

コラム法の素晴らしいと思う所は、ちゃんとその感情を認めて、思考も認めて根拠も提示した上で、反証を列挙してバランスの良い思考に持っていく所です。

私自身、今までに心についてたくさん学んできて、色んな方法論を実践してきましたが、シンプルながらも完成された体系的な方法論だなと思いました。こんな素晴らしい方法論が鬱病の人達に独占されているのは勿体ないです。鬱病の治療やトレード以外にも、色んな分野で応用できると思います。

ただ、自己改革は1日でならずなんで、1週間程度継続しただけでは思考は変わりません。半年位継続してみれば、色々と分かってくることがあるんじゃないですかね?私はセドナメソッドの方が続けやすかったんで、コラム法は2ヶ月で飽きてやめてしまいましたが。

 

書評:「こころが晴れるノート」

「こころが晴れるノート」大野裕

コラム法について詳しくはこの本に、更に具体的なことが書いてあります。コラム法に興味があり、実践・継続する場合は読んでみるといいでしょう。

メンタルについての本としてもクオリティーが高く、鬱病の人達だけが読むのは非常に勿体ないです。

ただ、読んだだけでは絶対に何も変わりません。最低でも、半年間は継続しましょう。この本の通りに出来なくても、どんなに不器用でもいいんで、とにかく継続することです。

と言うか、いきなりこの本に書いてあること通りに全て実践するのは、まず無理だと思います。とにかく1日5分でいいから、出来ることだけ継続してみる。続けていると、コツが分かってきて、出来ることが増えてきます。とにかく継続していくしかありません。

本を読んだだけとか、誰かから話を聞いただけとか、方法を知っただけでは、何も変わらないです。人間の心は良いことも悪いことも変わらせないように出来ているため、最低でも半年以上の断続的な継続をしないことには何も変わりません。心の自己改革を行う近道はないのです。

 

2017年5月 トレード歴63ヶ月(根源的な恐怖の検証2(毒親の検証編)、「毒になる親」)

2017年5月

※2017年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇5月16日
・4月に決めた逆張りのルールで見てみるも、大逆行パターンのサインが全く出ず。惜しかったenishとアエリアを見ていたら、あることが思い付いた。
・↑で閃いたルールについて検証してみたら、「なんじゃこりゃあー!!」。

 

〇5月24日
・あんまり出ないが、5MA上から終値が3日連続で下げている3陰線で入って3~5%利食いで入るってありでないかと。検証してみたら悪くなかった。

〇5月26日
・上述した2つのルール(3陰線、大暴落時の大逆行狙い)について、デイトレを始めた2015年8月からのデイトレ銘柄で検証してみた。その結果、次のような資金曲線に。

・3陰線

・大暴落狙いの逆行

※バックテストの結果、明らかに右肩上がりの資金曲線に。それでも感想は「しかし、相当精神的に消耗するな……」。

・これは行ける!先月に確立したスイングトレード10%到達時の逆張りをパターン1、3陰線をパターン2、大暴落時の大逆行をパターン3と名付けて運用していくこととなった。
※しかし、このときはまだ気付いていなかった。バックテストだけでは不十分だということを。ルールを閃いてから運用していくまでは、最低でも半年は必要になるということを……。

 

 

根源的な恐怖の検証2(毒親の検証編)

私の人生のテーマは楽しむことです。

例えば、私は24時間365日、暇があれば自分史の検証をして、「どうすればもっと人生が楽しくなるだろうか?」と研究しています。毎週日曜日の終わりには、その週の人生の通信簿を視聴率形式で付けており、小学4年から20年以上分の人生の通信簿のデータをExcelで管理した統計を付けているのは、世界広しと言えども私位かもしれません。

この人生を楽しむ習慣は私の最大の強みであり、これがあったからこそトレーダーの道で多くの逆境を乗り越えることが出来たのは間違いありません。

ただ、この楽しむ習慣は昔からあったんですが……。

友達と遊んだり、学校で楽しい思い出が出来たり、ライブが終わったりすると、とてつもない儚さを感じるんです。まるで、ハンマーで殴られたり、カッターで切り刻まれるような心の痛みを感じるんです。ちなみに、大学の卒業式の夜には、一人再び大学まで行き、そこで余りの儚さに吐きそうになりました。

これは「祭りの後の儚さなんだろうな」とずっと思っていたんです。「祭りの後」という言葉があるように、皆同じなんだろうなと。

2017年5月13日、「毒になる親」を読むまでは……

この日、仙台ゼビオアリーナにmiwaのライブに行ってきたんですが、行き帰りの移動時間中に「毒になる親」を初めて読んだんです。

そして、ライブの帰りには儚さという痛みを感じました。

「いつも何なんだろうな、これは」と思うと同時に、「毒になる親」に”離婚は子供の心に傷を与える”と書いてあったことから、ある仮説が思い浮かんだんです。

「この儚さの正体は、1歳半のときの親の離婚が原因なんじゃねえのかと。そのときの痛みが再現されてるんじゃねえのかと。楽しいことがなくなってしまうかもしれない恐怖心が、楽しいことがあってからの強烈な儚さという形で再現されてるんじゃないのかと」。
※逆を言えば、この強烈な儚さ故に確立された背景がある、私の最大の強みである人生を楽しむ習慣は、1歳半のときの親の離婚のお陰であるとも言えるわけです。

当然、私には1歳半のときの記憶はありません。

しかし、トレーダーになる過程で学んできた心の知識から、潜在意識には全ての記憶がインプットされてることが分かっています。

この日の帰りの電車の中で、2ヶ月後のケツメイシのライブまでにこの件を解放しよう!と思いました。

では、幼少期の傷や親から代々受け継がれてきた信念をクリーニングするにはどうすればいいのか?

それは「毒になる親」に書いてある方法をそのまま実践しました。

毎日ノートに、「君には親が離婚したことの責任はない」「君には不登校になった責任はない」「君には家庭環境が悪い責任はない」「君には何の問題もない」など、ノートの1ページの半分位書くことを習慣にしました。1日10分位を2~3ヶ月程度ですね。ちなみに、一番初めにやったときは、書くまでに抵抗があって中々書けませんでした(※)。
※典型的な信念の抵抗です。機能している信念が強いと、このような形で抵抗が生じます。場合によっては気持ち悪さなどの身体的な症状が出る場合があります。まずは、時間が掛かってもいいので、黙って機械的に感情を入れずに書くことです。この一歩を乗り越えてしまえば、あとは継続していくだけです。

そして、7月17日のケツメイシのライブでは、初めての最前列で滅茶苦茶楽しかったにも関わらず、帰りにはハンマーで殴られるような強烈な儚さは感じませんでした。

この解放の効果があったからかどうかは仮説に過ぎませんが、楽しい出来事があった後に感じる強烈な儚さはなくなりました。いや、そりゃあ楽しいことがあったら、祭りの後で儚いですよ。ただ、今まではハンマーで殴られたりカッターで斬り付けられたような痛みだったのが、滅茶苦茶軽減されました。

これは、1歳半のときの傷がケアされてなかったってことだったんだろうなと思います。

根源的な恐怖の検証を始めたときは、まさか1歳半の傷を解放をすることになるとは思いませんでした。

しかし、記憶には残ってなくても、心(潜在意識)には1歳半のときの傷が残っているわけです。そして、その傷が大人になってからも影響力を及ぼしている場合があります。これは精神分析をしてみると、本当によく分かります。

〇根源的な恐怖の検証まとめ
1.幼少期からの恐怖体験についてまとめてみる。
2.自分自身の家族や家について観察・調査して、代々受け継がれているコンプレックスがないか検証してみる。
3.特定したコンプレックス(信念)について、その信念と対立する信念を強化するアファメーションを2~3ヶ月程度書き続けてみる。
※参考書籍:「毒になる親」

この話は、トレードに深く関わってくるとてつもなく重要な話です。2017年度分のトレード日記で最も重要なのは間違いなくこの話です。

バックテストという名ばかりの聖杯探しをしているんだったら、毒親の検証をしてみた方が絶対いいです。

 

※補足

ネット上では「毒親」という言葉だけが一人歩きしていますが、このレッテルは一歩間違えば自らの人生を破滅させる危険もはらんでいると思います。

安易に毒親認定することで、努力を放棄する理由になってしまう言い訳になってしまう場合があるからです。

そのため、毒親の検証は、自分自身が出来ることを最大限に努力した上で平行して行うようにしてください。また、何があろうと、人生の最終責任は自分自身にあるという覚悟の上で行ってください。

なお、これは毒親の検証に限りませんが、全て仮説に過ぎません。本当にそれが原因なのかは、本当のところ一生分かりません(パラレルワールドでもない限り、検証することは不可能であるため)。ただ、やっておけば、やらなくて後悔することはないという程度のものだと思っておくといいです。

では仮に、親の影響で自分の人生に悪影響が出ていたんだとしたら、それは自分の責任なのか?

はい、そうです。そうとしか言いようがありません。親の所為かもしれないけど、親の責任ではありません。自分の所為ではないけど、自分で責任を取る必要があります。親の責任にしていたら一生何も変わらないけど、自分で責任を取って色んなことをしたら変わる可能性があります。

むしろ、努力不足や経験不足が理由にも関わらず、安易な毒親認定をして自分の人生への責任や努力を放棄してしまい、将来後悔することになるというのが一番恐ろしいことです。

少なくとも、トレードにおいては、毒親が原因で~というのはあり得ません。淡々と記録取りましょう、経験を積みましょう。その上で毒親の検証をしてみましょう。

 

書籍:「毒になる親」

「毒になる親 完全版」スーザン・フォワード

この本は、親から暴力を振るわれたりするなどの分かりやすい虐待を受けたとは思えない人ほど読むべきだと思います。

精神科医によると85%の家庭が崩壊家庭だそうですが、完璧な人間が存在しない以上、どのような家庭だろうと、大なり小なり親から何らかの影響を受けるものです。

本書で一貫して主張しているのは、次のようなことです。

「本書が示している希望とは、あなたの親がたちまち変わるなどという魔法のような偽りの希望ではなく、(略)。大人としてのあなたの責任とは、現在自分が抱えている問題に対していますぐ建設的な対策を講じ、問題を解決する努力をすることなのである」

つまり、親を変える努力は徒労に終わるだけ。自分の人生を変えられるのは自分しかいない。

ネット上で「毒親」というレッテルばかりが一人歩きしている現状は、本当に恐ろしいことだと思います。

絶対に読んだ方がいい、文句なしの名著です。

 

2017年4月 トレード歴62ヶ月(根源的な恐怖の検証、「反応しない練習」)

2017年4月

※2017年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○4月3日
・つもり売買ではあるものの、東芝空売りがいきなり暴落で寄り付きで+6.62%利食い!キター!「面白くなってきたぞ。やはり、トレードは楽しくないといかん」。
※こうして、毎日2銘柄ずつ、動きそうな銘柄を選んでいくこととなった。基本的なルールは3%利食い、-1%利食いで。
※エントリールールは非常にシンプル。主観で「上げていてそろそろ反落しそうなのを空売り」か「下げていてそろそろ反発しそうなのを買い」。

 

○4月5日
・アスカネット+13.80%の上昇で利食い!

 

○4月10日
・シャープ、寄り付きで-7.01%LCとプロの洗礼を浴びる。

※そりゃあ、今まで逆張りスイングをやったことがなかった素人が、主観で下げてるのを買い、上げてるのを空売りってやれば、こうなりますわね。ただ、素人とは違ったのは、相場の恐さを体験しているために、資金を入れずに遊び感覚でやっていたこと。

・この日、ずっと統計を取っている順張りスイングのルールについて、ある値まで上昇した銘柄の逆張りをしたらどうなったか?という統計を取ってみた。そして、気付いた。これは!!
※この当時の売買日記からそのまま参照。「これ、検証してるときは、利益がプラスになってる所は良い気分だが、ドローダウン時期になると途端に嫌な気分でモチベーションが落ちてくるんだよな。でも、この部分こそその売買ルールで知っておかなければいけないことなんだなあ」。

 

○4月11日
・シャープ、-5.44%LCと、再びプロの洗礼を浴びた。

※「逆張りは順張りよりムズいわ」と気付く。そうなんですね。順張りは節目を抜けたら買うだけとシンプルなものだけど、逆張りの場合は「トップから何%落ちたら」とか「利食いはどこまで」と、順張りに比べてルールがやや複雑になります。

 

○4月12日
・シャープ、-3.56%LC。シャープから3打席連続ホームランを打たれる。

※「逆張り、恐ろしいわ……」。逆張りの難しさを認識した。引き付けて……というのはその通りであるが、どこまで下がるのかというのは実際分からないなと。

 

○4月14日
・順張りスイングの統計からMFE10%まで順行した銘柄の逆張りということで入っていたニトリが3%利食いとなった。その後、イオンモールも利食いとなった(画像は省略)。統計に従ったトレードがちゃんと利食いになった。

※これは正確に言うと、統計に従ったルールが利食いになったから良かったというより、一貫したエントリーに出来るという点において有用。

 

○~4月30日
・東証一部の逆張りだけじゃなく、滅茶苦茶大きく下げた銘柄の逆張りは相当取れるんじゃないか?と思うようになってくる。そして、逆張りのルールは3パターンに絞ろうということになってきた。
※シャープの洗礼から、大きく下げたの定義は最低でも-20%以上とした。

※しかし、まだ1年経ってないのに、売買日記を見直すと本当に色んな発見があるなと思います。売買日記の見直しによる学習効果はとてつもないものがあるのに、記録を取らずにやる人が五万といるんだから信じられない。記録を取らずにトレードをするってのは、札束を投げ捨てる行為と同じです。

 

根源的な恐怖の検証

私は2016年12月に、セドナメソッドの「利点・不利点の解放」をしていたときに、あることに気付きました。

それは、私が恐怖や不安を感じることには、ある共通点があるということでした。

さて、例えばロスカットで恐怖や不安を感じるとしたら、それはロスカットそれ自体が恐怖や不安なのではなく、ロスカットになる→カネが減る→破産→破産したら~というような感じで、ロスカットをきっかけにして恐怖や不安を連想するから、ロスカットに恐怖や不安を感じてしまうわけです。

では、恐怖や不安を連想する根源的な恐怖は何なのか?

私は、セドナメソッドでの気付きや「地球が天国になる話」内田さんのブログで得た知識から、根源的な恐怖は幼少期の体験にあるんじゃないかという仮説を立てました。

親に寄生しなければ生きていけない幼少期の子供にとって、親は絶対的な存在です。しかし、多くの親は未熟なまま子供を育てるため、自らの劣等感やコンプレックスを無意識の内に子供に植え付けてしまうことがあります。が、子供は親が未熟なことが分からないため、全て自分の所為だと思ってしまう。

例えば、親に怒られたり、親が喧嘩していたり、親がコンプレックスを植え付けてきたりしても、子供は自分が悪い(自分に原因がある)と思ってしまうわけです。

親を怒らせたら子供は生きる術がなくなってしまうために、親に怒られたことで、恐怖心を感じるように脳の神経回路を形成してしまうんだと思います。この生まれて初めて形成された恐怖の感情を連想させる脳の神経回路こそが、大人になってからも抱く恐怖を連想させている根源的な恐怖というわけです。

こうして、私は2017年1月から、自らの幼年期から現在に至るまでの恐怖体験を検証するとともに、”家や家族の観察”を行いました。

それで見えてきたのは、祖母から代々受け継がれてきていたある信念でした。

私の祖母は祖父とともに商売で成功しましたが、高度成長期で非常に忙しくて苦労したため、「働くのは辛い、専業主婦の方が良い」と言いながら私の母を含む子供達を育てていたそうです。そして、今でも自営業で悠々自適に働いているのに自分のやってきたことを認められない(※)。
※これは、否定的な信念の性質そのものです。自分史の書き方でよく言ってるんですが、「人生は楽しくない」という信念を持ってる人に対して、どれだけ自身の人生が充実しているかをアドバイスしても、反発して聞き入れてくれないという現象が起こります。

では、アンチ労働の信念を持っている祖母に育てられた子供達はどうなったか?

まず、私の叔父にあたる祖母の長男は喘息で小学校を不登校に(その後、祖母から離れて暮らしたら医者に)。私の母である長女は大学在学中に目の病気で仕事を続けられず専業主婦に。次女は対人恐怖から中学校から不登校に。

……これは、明らかに相関あるやろ!!

祖母から受け継がれた「労働なんてするものじゃない」という信念の影響で、会社や学校といった悪いものから逃れるために、病気や対人恐怖などの症状となって危機回避行動が起こってるんじゃないのかと。そうとしか思えない。

そして、このような信念は代々親から無意識に受け継がれるものです。つまり、私にもこの信念は受け継がれているということになります。

何を隠そう、私は幼稚園と小学校は不登校でした。友達や先生に恵まれたお陰で中学校からは普通に行くことが出来ましたが、それ以降も非常に個性的な道のりを歩んできております。

また、私にとって記憶が残っている中での最初の恐怖は、「幼稚園のバスが来る恐怖」でした。また、就活のときも、得体の知れない恐怖に悩まされていました。だから、既卒になりトレーダーとなって現在に至るわけです。

私はそれまで、「自分は特殊で変わり種だから、不登校になったのだ」と思っていました。しかし、そうではなく、「親から受け継がれてきた信念が原因で不登校になった。そのお陰で学校教育に染まらなかったから、個性的になった」のだと。

不登校になったのは子供に原因があるのではなく、家庭環境にあった。言ってみれば、親の期待に応えて、子供は不登校になる。でも、親も問題を先送りしてコンプレックスの解消をしたくないから、子供に原因があるという説を支持してしまう。そうなると、必然的に、子供は自分に原因があると思ってしまう。

とまあ、根源的な恐怖の検証をした結果、私の人生観にパラダイムシフトが起きました。トレーダーの訓練の一環として始めたことだったのに、この衝撃的な発見だけでお釣りがきます。

さて、この検証を始めてから4ヶ月が経った2017年5月に、ある1冊の本と出会うことになりました。

その本の名は「毒になる親」。

次回へ続く。

※なお、この検証がやりやすかったのは、2014年にコンプレックスの検証精神分析をした経験があり、「ゾーン」に書いてある信念の性質に関する知識が私にあったからなのは言うまでもありません。トレードで培ってきた心に関する知識が役に立ったわけです。

※補足

この検証をするにあたって注意点があります。

大前提として、誰も加害者じゃないんです。誰も悪くないんです。だから、これは中々レベルの高い検証だと思います。完全に自己肯定感を確立してる人がやらないと、誰が悪いという人生のA級戦犯探しになってしまうかもしれません。過去に何があったとしても、自分を含めた全ての人に感謝してる精神状態が確立されてないと難しいと思います。私は、私を育ててくれた家族には感謝しています。これが揺らぐことは絶対にありません。

 

書評:「反応しない練習」

「反応しない練習」草薙龍瞬

心の反応について書かれた本です。

これは私の体験談になりますが、引き寄せの法則を始めとする自己啓発を実践しているときには、「悩みや不安がなく、楽しいことしかない領域がある」みたいな人生の桃源郷というか一生続く極楽浄土のようなものを無意識の内に求めていた部分がありました。

しかし、どんだけ楽しい体験をして、どんだけ楽しい思い出を作ったとしても、祭りの後で儚くなるし、新しい不安や悩みが出てくるだけ。しかも、それが楽しければ楽しいほど、祭りの後はより儚いものになる。

逆に、(理想では避けたいと思っている)逆境が深ければ深いほど、その後に体験できる喜びは爆発的なものになる。喜びや楽しみといった感情も飽きるが、恐怖や不安といった感情もそう長くは続かず飽きるときがくる。

これを繰り返している内に、私もさすがに気付いたのです。

何をどうしようが「心は渇くものである」という人間の心の性質に。

「心が渇かないこと」を目指すのは間違った(というか不可能な)アプローチであると。それは、腹が空かないことを目指すようなもの。でも、腹が空くからこそ美味いものを食べる喜びが生まれるように、心もまた同じことであると。

そして、皮肉なことに、この気付きがあってから、色んなことが腑に落ちて理解できるようになりました。

私はこの本を読んだ2年後にこのことに気付きました。この本にはしっかりと「ブッタですらも、心は完全に満たされなかった」ということが書いてあります。しかし、この本を読んだ当時の私にとっては、まさに馬の耳に念仏でありました。聖杯探しというのは、トレード以外の領域でも起こっているものです。

 

2017年3月 トレード歴61ヶ月(期待値プラスの正体、「原因と結果の法則」)

2017年3月

※2017年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇3月7日
・「トレードのコンテンツを作ったら面白そうじゃね?」ということで、ブログにトレード日記を作り始めた。
※詳しくは2017年1月参照。

・デイトレはパッとせず。特に載せるような銘柄もなし。

〇3月31日
・トレード日記を作ってたことも影響してか、はたまた暇だったからか、順張りスイング・日経平均大暴落時の逆張りスイング、逆張りデイトレだけでなく、もっと自由に楽しくいこうぜということで、終値で2銘柄選んで主観的売買をしてみようということになった。これを「オカルト銘柄」と名付けることにした。
・まずは、3陽線で直近高値に近い東芝空売りと、4陽線後の陰線のパナの空売りだ!
※実を言うと、逆張りスイングというのは昔からやってみたかったことではあった。※当然、資金は入れず、売買日記にはエントリーの根拠1行だけでチャートも載せず。だが、滅茶苦茶ワクワクした。
※自由に主観で選んだらどうなるだろうなーというこの試みが、スイングトレードのルールに繋がり、デイトレの改善に繋がることになるとは、このときはまだ想像出来るわけがなかった。

 

期待値プラスの正体

トレードで一番難しいのは一貫性の確立であり、確率統計思考を身に付けることにあります。これは言い換えると、売買ルールを守り続けることとなります。

なぜ、これが最も難しいのかというと「ゾーン」に詳しく書いてありますが、日常生活や社会的通念においては非常識的な考え方であるからです。

これは、よく観察すれば分かってくるんですが、社会において一時的であれトータルマイナスであることを公言するのは、とても恥ずかしいことです。そのため、多くの人は株やビットコインで一時的に損したとしても「まあ、トータルではプラスだけど」みたいなことを言います。まるで、何かの罪から逃れるかのように……。

なぜなら、社会的通念においては、「毎月給料を貰うことが当たり前」になっているからです。この常識からすると、月トータルマイナスになったなんてことは落伍者の烙印を押されるのと同じなわけです。

そのため、一般的には、(期待値が低くても)勝率の高いルールが好まれます。

しかし、その社会的通念とは裏腹に、月トータルで100%必ずプラスになるルールは存在しないといっていいです。

毎月毎月トータル成績がプラスになるのは、期待値プラスのルールを複数運用しているからです。

個々のルールではマイナスになってるものがあっても、全てのルールをトータルすることで、毎月トータルプラスが実現されることが多くなります。

これはあんまり表に出てこないことですが、非常に重要なことです。私もこれが分からなかった余りに、長いこと聖杯探しをしてしまいました。

私の知る限り、このことが書いてあるトレード本はありません。今まで紹介してきたトレード本に付け加える知識があるとしたら、私はこれを選びます。

期待値プラスのルール=毎月トータルプラスになるルールではありません。これは本当に重要な認識です。

再度書きますが、毎月トータルプラスが実現されるのは、期待値プラスのルールを複数運用しているからです。毎月トータルプラスが達成されていても、個々のルールではマイナスになるものがあります。

ここを勘違いしてしまうと、聖杯探しに迷い込むはめになってしまいます。

月トータルマイナスになることを許容するだけで、期待値プラスのルールは簡単に見付かります。と言うか、損小利大だったら、どんなルールでもいいです。

 

確率統計思考の難しい所

確率統計思考について更に補足します。

確率統計思考の難しい点の一つとして、結果から改善しようとする試みが改悪になることが挙げられるかと思います。いや、もちろん結果から改善することは大事です。ただ、その結果の定義とする標本が余りにも小さ過ぎるのが問題なんです。

例えば、一発で-10%以上の損切りを喰らったり、-30%のドローダウンになった場合、一般的な常識や感覚では、「こんなことになるなんて、このルールは使ってられない!」となって、継続出来なくなる(この時点でこのルールは機能しないと決めつけてしまう)と思います。

そこでやめずに淡々とルールに従い続けたとしても、ドローダウン直後に利食いが連続する保証はありません。ルールに従い続けたことで、更に損失が拡大することもあります。でも、月レベルではマイナスから抜け出せなかったとしても、年トータルではどうなのか?

一般的な常識からしたら、結果に注目して、結果をコントロールしようとするのが普通です。結果から改善することが大事だと、学校のテスト勉強においてもそう教えられます。

しかしトレードでは、この思考自体が最初から間違っている場合があります。

人間心理の集合体、不確定要素の塊であるマーケットにおいて、結果をコントロールするなんて不可能です。喰らうときは喰らいます。どれが利食いになるかなんて、エントリー前には絶対に分かりません。だから、リスク管理とルールの執行にだけ集中することが大事なんです。というより、そうするしかないんです。

やや話は変わりますが、一流のナンパ師であっても、成功率は10%あるかないかだそうです。

しかし、断られてもそこでめげずに、すぐに次の人に声を掛ける。つまり、結果じゃなくて、声を掛けることに集中するわけですね。10人連続で断られても、その方法自体に疑問を持つことはなく、同じ方法で次に行く。そうすると、トータルで結果が残せる。

これぞまさに確率統計思考そのものなんですが、日常生活や社会生活においては、馴染みのない考え方です。「断られた時点で何が悪かったかを反省してから次に行かなければならない」という反応をするのが普通です。

トレーダーやナンパ師やギャンブラーといった一癖ある人達ではなく、例えばプロ野球選手が絶好のチャンスで凡退して、「この打法を続けていけば、年間トータルでは数字がちゃんと残せますんで。今日はチャンスで凡退してしまったけど、打席に集中した結果なので問題なかったです」みたいなことを言ったら、どうなるでしょうか?
※野球の打席が確率統計ゲームであると言いたいわけでは決してなく、確率統計思考がいかに社会的には拒否されるものであるかを説明するために、このような例を出しています。

まず間違いなく炎上して、「プロ失格」のような烙印を貼られるかと思います。言ったことが仮に本心であったとしても、力不足を認めないといけないわけです。

確率統計思考は、絶対に世間から理解されることはないと思います。

なぜなら、世間は「プロだったら100%間違うはずがない」という非現実的な期待を持つからです。

「100%はない。プロだって間違える」という現実に基づいて、その中での最善を求めるための思考が確率統計思考なのだと思います。

 

 

書評:「原因と結果の法則」

「原因と結果の法則」ジェームズ・アレン

「思考は現実化する」「道は開ける」など多くの自己啓発書の原典となったとされる本を紹介します。

私がこの本を初めて読んだのは大学時代に自己啓発本に嵌まっていたときで、ナポレオンヒル博士とデール・カーネギーが影響を受けたというからどんなことが書いてあるのか滅茶苦茶期待していたのに、「なんだこれ?滅茶苦茶薄いし、具体例が全く書いてねえじゃん……」と落胆した記憶があります。

あれから10年ほど経ち、様々な紆余曲折な人生体験を積み、天国言葉引き寄せの法則を始めとする自己啓発の実践を習慣化してきた今になって読んでみると、「答えが書いてあるやん!」としか……。読んだ本の損切りが中々出来ない性格で良かった。

とまあ、10年掛かってようやく、この本の偉大さを少しは理解できるようになりました。

極端なことを言うと、この本を繰り返し読めば、他の自己啓発書を読む必要はない(他の自己啓発書はこの本に書かれていることを、具体例を挙げて説明しているに過ぎない)となるわけですが、私を含めたほとんどの人には難しいでしょう。

自己啓発書を読み始めたばかりの人が、この本だけを繰り返し読み続けるってのは、モチベーションの観点からして相当に厳しいと思います。

 

2017年2月 トレード歴60ヶ月(売買ルールが生まれるとき、「勝負脳の鍛え方」)

2017年2月

※2017年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○2月2日
・アエリア、マイネットともにサインが出る前に上昇してしまい、スルー(マイネットのチャートは省略)。

※これこれ、こういう銘柄。

~~

・アエリアやアスカネットが急騰したこともあり、検証では、3%利食い:9.02%、5%利食い:43.03%、7%利食い:53.86%、保有:42.52%。
※2月10日にアエリアが+25.60%で寄与した影響がでかかった。

・しかし、どうにも腑に落ちない……。
※デイトレ銘柄を日足で選んでいたものの、「何となく行きそう」程度の基準だった。それに、何と言っても、1日中切り上げ2陰線待ちってのが、現実的じゃない。暇で死ぬし、集中力が持たない。
※9-10時だ、9-10時に集中していることに気付くんだ!と言うか、その時間帯だけにすると決めてしまうんだ。更に言うと、これは逆説的な話になりますが、9-10時だけデイトレすると決めることで、銘柄の選び方(日足の選び方)にも統一感が出てやりやすくなるってのもあると思います。やっぱり、こうして改めて振り返ってみると、色んな発見があるなあと。トレード史を振り返ってみたり、こんな感じでコンテンツを作るのは本当におすすめです。

 

売買ルールが生まれるとき

これは私自身の話ですが、新しい売買ルールが閃くときには、ある共通点があります。それは、使い続けているルールやテクニカル指標から、「あら?これもしかして……」みたいな感じで閃くということです。

最低でも1年以上は使い続けているルールやテクニカルツールから派生的に生まれると言いますかね。ある程度の経験や知識を積んでいないことから新しい売買ルールが生まれたことは一度もないです。

例えば、順張りのルールを使い続けている(統計を取り続けている)と、あるとき気付くことがあります。

「このルールでは、~~まで順行するのは稀で、ここまで順行したらその後は大きく逆行してるよな。ということは、ここまで順行したら逆張りすればいいんじゃね?」みたいな。
※なお、このようにして生まれた売買ルールでも、最低でも3ヶ月~半年程度はリアルタイム実践検証することが必要です。バックテストはバイアスが掛かるのであてになりません。新しい売買ルールが閃いてから使えるようになるには、バックテスト→リアルタイム検証を経て、最低でも3ヶ月は必要じゃないかと思います。

一方、使ってるルールがドローダウン中に思い付くようなアイデアは大抵使い物になりません。これは、直近のチャートに過適合(カーブフィッテング)してるだけです。

例えば、「節目抜けの陽線買い」のルールでロスカットを連発しているときに、「大陰線の逆張りで買えば反発が取れてるんじゃね?」とか、他のルールがとてもよく見えてしまう。でも、いざ検証してみると……。

私自身、こういう思いをどれだけたくさんしてきただろうかと思います。

絶対にどんなルールにもドローダウン期が訪れます。これは絶対です。だからこそ、資金管理が必要になるんです。もしも、ドローダウンがないルールがあったら、資金管理の必要なんてなく、常に信用二階建てしてればいいわけで。

途方もない数のチャートを見まくり、途方もない数の統計を取り続けることで、潜在意識に莫大な経験や知識が溜まります。そこからしか新しい売買ルールという閃きは生まれないと思います。なお、アイデアについて詳しくは、「アイデアのつくり方」をおすすめします。

つまり、新しい売買ルールを見つけるための最短ルートは、ある一つのルールのもとで統計を取り続けることになるんですね。

まずは一つのルールに精通することからしか引き出しは増えないということは「規律とトレーダー」にも書いてありますが、ルールが一つも確立してない時期には信じられないと思います。私自身、全く信じられませんでした。でも、本当にそうとしか言いようがないんです。

ちなみに、私が一番最初に確立したルールはブログでも毎日更新している順張りスイングトレードのルールです。このルールから派生した逆張りのルールがいくつかあります。

 

収支の付け方(売買ルールたくさんVer.)

紙面が余っているので、売買ルールが増えてきた場合の収支や統計の付け方の話をしたいと思います。

ルールが増えてくると、収支及び統計で使うエクセルのファイルもやや工夫する必要が出てきます。

ルールが一つしかなかったときは、エクセルファイルの中に「〇〇〇〇年1月」のようなタブを作り、翌月には新しいタブを作れば良かったわけです。つまり、エクセルのファイルを新たに作る必要はなく、新しいタブを作るだけで済んだため、1つのファイルで完結させることが可能でした。

しかし、ルールが複数になると、それでは対応出来なくなってきます。

「〇〇〇〇年1月」というような収支ファイルを毎月作り(テンプレート化しておく)、その中にルール毎のタブを作っておき、「収支合計」みたいなタブでルール毎の収支を一括管理しておくといいです。

具体的には、こんな感じのエクセルファイルを使って管理します。収支(売買ルールたくさんVer.)

つまり、何が言いたいかと言うと、当たり前の話ではありますが、売買ルールはルール毎にちゃんと分けて収支・統計を取らなければいけないということです。

 

 

書評:「勝負脳の鍛え方」

「勝負脳の鍛え方」林成之

脳と心の観点から、上達の仕組みについて書かれた本です。

ワクワクしながら作ったビジョンボードが、作った時点では実現するとは思えなかったのに、いつの間にか実現していた!信じられねえ!マジかー!というような体験をすることがあるかと思います。これは脳は心と連動していて、心がワクワクするようなイメージを実現させようとする機能があるからです。

脳と心は連動しているため、得意なことや好きなことに連動させて行うと、学習効率が大幅に上がります。そのため、トレードの学習においても、好きなことや得意なことに連動させて行うことが重要です。

私の場合も、ゲームの資料を印刷するようにしたら売買日記を書くのが続くようになったし、大数の法則が腑に落ちたのは自分史を応用したトレード史の作成をしたことがきっけけだったし、トレードのコンテンツ制作をしたらトレードスキルの向上に繋がりました。

あと、この本には「人間の心と連動したイメージ記憶は必ず実現させるように脳は機能する」ということが書かれていますが、規律あるトレーダーというイメージ記憶を強化するためには、日常生活においても規律を守った生活をすることが重要です。

私は、トレード時間を離れていても、「価値>価格のものにしかカネを使わない」規律を守ることを徹底して心がけています。「全ての消費は投資である」と思ってるため、消費はトレード時間の延長であると思っています。平日休日関係なく、24時間365日この規律を徹底厳守しており、規律を守った消費行為を楽しんで行っています。

これはトレーダーになるために消費を効率化するために始めたことですが、この習慣・規律があるからこそ、私は今までに一度もルールにはない飛びつきエントリーをしたことがないんじゃないかなと思うのです。

ザラ場中だけ規律を守って利益を稼ぎ、場が引けたら規律なく浪費しまくるという生活をするのは、憧れるかもしれませんが多分無理です。

トレーダーはマーケットが閉まっているときも365日24時間トレーダーである。

 

2017年1月 トレード歴59ヶ月(トレードのコンテンツを作ってみた、「上達の法則」)

2017年1月

※2017年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・デイトレのルールは一応は確立しました。全ての2陰線に入るのではなく、安値を切り上げているものにだけ入ればいいのだと。

・しかし、中々思うように取れない……。

・1月18日:メタップス

・1月25日:マイネット

・うーむ……。このルールならもっと取れると思っていたんだが……。
※1年2ヶ月後から解説します。まず、切り上げ2陰線というルールを決めたことはグッドでした。全ての2陰線に入るのは精神的に無理であるから、一番期待値が高くなっているサインに絞って入ると決めざるを得なかったわけです。

※で、これはズバリ言うと、銘柄選びが悪い。切り上げ2陰線というサインは聖杯でも何でもありません。日足の下げ波動で、5分足の切り上げ2陰線に入り続けたらロスカット地獄にしかなりません。精神的負荷が掛かりすぎない範囲で、ルールを一貫するという点において、売買ルールを決めることは有効になってきます。では、5分足の切り上げ2陰線で買うという逆張りが有効に機能するのは、どのような日足の銘柄か?

※もう一つ言うと、このときは体力的(集中力的)な負荷という点において全く考慮されてませんでした。「9~14時までに出た切り上げ2陰線は全て入る」というルールだったのです。しかし、モチベーションや集中力の点から考えると、これは現実的ではありません。現実的な売買ルールというのは、精神的負荷に加えて、集中力的な限界も考慮したものでなければいけません。

※ここで必要だったのは、かつてプロのトレーダーが言っていたけど理解できなかったこと、「9~10時に絞るべきである」と……。

 

トレードのコンテンツを作ってみた

2017年2月にGoogle Adsenseを導入してみたら、趣味で作ったサイトが年間のサーバー代どころか、年間の趣味代を稼いでくれるようになった!不労所得が実現した!

とまあ、本当にユーザーの皆様には感謝しかないのですが、お金の力というのは凄いものです。これがきっかけになって、あることを思い付いたのです。

「2012年からのトレード記録を、リアルなトレーダーの成長記録として作ったら面白いんじゃね?(PVが滅茶苦茶稼げるコンテンツになるんじゃね?)」と。

と言うことで、2012年から2016年までの5年分のトレード記録から、トレードのコンテンツを作ることになりました。2017年3月7日から6月中旬までの約100日間、毎日欠かさずコンテンツを作り続けました。

具体的にやったこととしては、1ヶ月分を3コンテンツとして、
(1)売買日記を見直して、その当時の売買日記からコンテンツ制作。
(2)重要事項についてコラム記事を作成。
(3)重要な書籍のレビュー(全部の本を読み返した)

こう書くだけなら簡単そうですが、そこそこ莫大な作業になりました。毎日3時間はやってたと思うので、最低でも300時間は費やしたかと思います。

この作業をやる前には、自分のためというよりも、後進のトレーダーのために作ろうと思っていました。で、ついでに人気コンテンツになったら嬉しいなと。

このときは、このコンテンツ制作がトレーダーとしての爆発的な成長に繋がり、新たな売買ルールの発見やデイトレルールの確立に繋がることになるとは思いもしなかった……。
※どのようにして売買ルールの発見に繋がったのかは、2017年3月の日記を参照。
※また、トレード日記を読んでいただければ分かるかと思いますが、売買日記を見直してコンテンツ制作を行う過程で多くの気付きがありました。

トレードスキル向上のための訓練の一環として、このようなトレードのコンテンツ制作をしてみることを強く推奨します。

ちなみに、トレード日記は5年分で24万字(+画像たくさん)になりましたが、作成から1年近く経った現在、1日のPVは15前後です。とまあ、PVはそれほど稼げなかったかもしれませんが、PVがどうこうというような当初期待していたリターンが可愛く思えてくるほどの莫大なリターンがありました。

トレードのコンテンツ制作をするために何百時間費やすことには、とんでもない学習効果があります。

誰かに見せることを前提にコンテンツを作ると、間違いなくクオリティーが上がります。特に、日本人なら尚更です。

私はトレード以外にも、エンタメコンテンツにゲーム攻略サイトにと、20代のほとんどの時間をコンテンツ制作とトレードに費やしてきました。

私がトレーダーになった最大の理由は、趣味であるコンテンツ制作の時間を捻出するにはこの道しかなかったからです(なお、この価値観は誰にも理解されません)。

貴重な20代のほぼ全てをコンテンツ制作に捧げてきた経験からも断言しますが、人に見せるという圧力が掛かると、必然的にコンテンツのクオリティーが上がります。コンテンツ制作のために必要な売買日記の検証やトレード本の読み返しなど、人の目がないと面倒でやらないようなことをちゃんとやるようになるからです。そして、それは自分自身に多大な学習効果をもたらします。

と言うことで、トレードスキル向上の一環として、ネット上にトレードに関するコンテンツを作ることをおすすめします。

※補足:トレード史もそうですが、このような多大なる学習効果が得られることは、売買日記という形でちゃんと記録を残しているからこそ出来たわけです。

 

書評:「上達の法則」

「上達の法則」岡本浩一

上達について書かれた本を紹介します。

初めてチャートを見たときには全く何とも思わなかった(分からなかった)のに、数年間チャートを見ていると、サインが出ているチャートが輝いて(?)見えるようになるメカニズムが詳しく書かれています。

特に、中級者から上級者になるための上達の方法論として、得意なものに徹底的にこどわることで他の技能の上達に繋がる、記録やノートをとる、概論書や理論書を読むことが挙げられています。

これはトレードで言うと、一つのルールに精通することで引き出しが増える、売買日記や統計をとる、トレード本を読むことに相当するわけですね。

なぜにこれらの訓練が上達するために必要なのかが詳しく書かれているため、訓練が中々続けられない場合は読んでおくといいですね。

私の場合は、トレーダーとして上達していく過程で、何事も市場原理や自己責任の観点から考えるようになりました。市場原理で考えることがアイデンティティーの一部になってるような感じです。

ただ、こういう思考は規制が大好きで、リスクを嫌い、アンチ市場の風潮が強い日本社会では受け入れられていないため……。

私は、移民の大量受け入れや解雇規制の撤廃、原発の再稼働・新規増設といった自由主義的な政策を支持しています。巷では大反対されているチケット転売も支持しています。

これは逆張り炎上マーケティングを狙ってるわけではなく、トレーダーとして生き残ってきた過程で形成されてきた思考の賜物としか言いようがないんですよね……。

自由主義的な政策が社会の利益を最大化して、日本の国益に繋がると信じているから、市場原理主義的な政策を支持しているわけです。出来る限り規制緩和して市場に委ね、社会保障やインフラなど必要なことだけ規制すればいいと思っています。

だから、トレーダーとして上達すると、必然的に日本の多数派とは違う思考回路になっていくものと思います。