2017年6月
※2017年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
〇6月2日
・検証の結果、3陰線はとてつもなく良いルールだということで、ASJを買った。
・バックテストの結果から、10%利食いが最適だということが分かっていたため、利益目標ラインは10%に設定した。
〇6月5日
・ASJは-1.41%LCに(画像は省略)。
・その後もこのルールで入り続け、ベクター-1.16%LC、インフォテリア-1.67%、エムアップ+5.00%利食い(嫌な感じがしたため、5%で早めに利食い。その後、保有していたらLCになっていた)(エムアップ以外画像省略)。
・4トレードでややプラスであるが、それは運良く5%利食いしたからであって、ちょっとおかしいぞと。と言うか、精神的にきついぞと。
・そして、更なる検証をした結果、このルール(3陰線)では3桁の価格の銘柄はトントンになっていたことが判明した。
・一旦入るのはやめて、ルールの検証というか統計を取ることになった。
※これは正解。バックテストだけでは不十分。バックテストはルールを決めるきっかけになるかもしれないが、銘柄選びなどで統一感がないため、あてにならない。リアルタイムに統計を取らないことには何も分からない。
・なお、このルールの検証などにより、日足の2陰線の検証をしたら、2陰線はよく下げて寄り付くが、3陰線にも中々ならないみたいなことが統計から分かってきた。新しいルールの検証によって、デイトレの銘柄選びにも徐々に良い影響を及ぼすことになっていった。
※3陰線パターンはバックテスト詐欺だったことが徐々に判明していくが、もう一つの大暴落後の大逆行パターンはとんでもない成績を叩き出すルールになっていく。しかし、このときはまだ標本も少なく、ルールも確立されておらず、利食いもどうすればいいのかが決まってなかった。このときの売買日記を見直してみると、このときはまだ確立されてなかったルールが、どうやって確立されていくのか全く想像が付かない。ルールを決めて統計を取るって本当に凄いことだと思う。
認知行動療法(コラム法)
これまでに、天国言葉やホ・オポノポノ、セドナメソッドなどの方法論を紹介してきましたが、今回は認知行動療法を紹介したいと思います。
ただ、私は2017年6月から7月までの2ヶ月しか実践していないため、詳しい効果については分かりません。そのため、あくまで方法の紹介に留まることを留意しておいてください。
さて、認知行動療法というのは、鬱病の治療のために開発されたもので、とても体系的で優れた方法論です。簡単に言うと、自動思考と呼ばれる思考の解釈の方向性を修正することを目的に用いられます。
認知行動療法の方法論の中でも、コラム法がとてもやりやすいです。
「ロスカットに関する自動思考」を修正する場合を例にして、コラム法のやり方を説明していきます。
まず、ノートとペンを用意してください。
(1)状況
まずは、ネガティブな感情を感じる状況を書き込みます。
今回の場合は、「大きなロスカットになってしまった」とします。
(2)気分
次に、(1)の状況から感じる感情を書き込みます。
今回の場合は「不安」や「恐怖」だとします。
感情が複数あるなら、複数書き込みます。
(3)自動思考
(2)で出てきた感情から連想される考えを書き込みます。これを自動思考と呼びます。
「不安」だったら、「こんなに大きなロスカット(ドローダウン)になってしまって、このルールはもう機能しないんじゃないかと思う」とか「このままでは破産に向かう展開しか見えない」など。
(4)根拠
(3)の自動思考を裏付けする根拠となる具体的な事実を書き込みます。
例えば、「現に、今回のロスカットで資金が大きく減ってしまったじゃないか」など。
(5)反証
(3)の自動思考とは反対の事実となる反証を書き込みます。
例えば、「今回のロスカットは大きかったが、まだ前回の最大ドローダウンまでは達してない」とか「資金管理がされてる以上、このまま一直線に破産に向かうことは確率的にあり得ない」など。
反証を述べるときは、同じ思考を他人がしていたら、自分はどういうアドバイスをするかという視点で考えてみるといい感じです。
(6)適応的思考
自動思考を裏付ける根拠と反証から、自動思考を修正した現実的なバランスの良い思考を導きます。
例えば、「確率統計的に考えれば、今回みたいな大きなロスカットになるのも不思議ではない。売買ルールを守って駄目ならしゃあない。ルールだけしっかり守っていこう」。
(7)今の気分
最後に、(2)の気分がどう変わったかを書き込みます。
「不安」が「やや希望」「やや達観」など。
~~
この7ステップをノートに順番に書きながら行うわけですね。具体的には、次のような感じになります。
○コラム法
(1)状況
・大きなロスカットになってしまった。
(2)気分
①不安
(3)自動思考
①このルールはもう機能しないんじゃないかと思う。このままでは破産に向かう展開しか見えない。
(4)根拠
①現に、今回のロスカットで資金が大きく減ってしまったじゃないか。
(5)反証
①今回のロスカットは大きかったが、まだ前回の最大ドローダウンまでは達してない。資金管理がされてる以上、このまま一直線に破産に向かうことは確率的にあり得ない。
(6)適応的思考
①確率統計的に考えれば、今回みたいな大きなロスカットになるのも不思議ではない。売買ルールを守って駄目ならしゃあない。ルールだけしっかり守っていこう。
(7)今の気分
①不安→やや希望
~~
コラム法の素晴らしいと思う所は、ちゃんとその感情を認めて、思考も認めて根拠も提示した上で、反証を列挙してバランスの良い思考に持っていく所です。
私自身、今までに心についてたくさん学んできて、色んな方法論を実践してきましたが、シンプルながらも完成された体系的な方法論だなと思いました。こんな素晴らしい方法論が鬱病の人達に独占されているのは勿体ないです。鬱病の治療やトレード以外にも、色んな分野で応用できると思います。
ただ、自己改革は1日でならずなんで、1週間程度継続しただけでは思考は変わりません。半年位継続してみれば、色々と分かってくることがあるんじゃないですかね?私はセドナメソッドの方が続けやすかったんで、コラム法は2ヶ月で飽きてやめてしまいましたが。
書評:「こころが晴れるノート」
コラム法について詳しくはこの本に、更に具体的なことが書いてあります。コラム法に興味があり、実践・継続する場合は読んでみるといいでしょう。
メンタルについての本としてもクオリティーが高く、鬱病の人達だけが読むのは非常に勿体ないです。
ただ、読んだだけでは絶対に何も変わりません。最低でも、半年間は継続しましょう。この本の通りに出来なくても、どんなに不器用でもいいんで、とにかく継続することです。
と言うか、いきなりこの本に書いてあること通りに全て実践するのは、まず無理だと思います。とにかく1日5分でいいから、出来ることだけ継続してみる。続けていると、コツが分かってきて、出来ることが増えてきます。とにかく継続していくしかありません。
本を読んだだけとか、誰かから話を聞いただけとか、方法を知っただけでは、何も変わらないです。人間の心は良いことも悪いことも変わらせないように出来ているため、最低でも半年以上の断続的な継続をしないことには何も変わりません。心の自己改革を行う近道はないのです。


