2012年7月
※2012年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
※注:赤字決算はともかく、エントリーした理由は「上昇トレンドで上値抵抗線を突破したため」の再エントリー。こういう、チャートの中盤でのエントリーがとても多い。そして、3桁の低位銘柄が多い。都合の良い検証の賜物かと。
〇7月6日
・ルネサス、前日に一時+7.24%まで行っていたのが、LCとなった。
・こちらの銘柄も一時+9.06%まで行ったのに、大幅LCに。
※注:勿体ないとしか言いようがない。エントリーはともかく、ボラのある銘柄に入れていた証左なのだが。
※注:この時期の収支計算でやっていたのは、単にトータル収支、期待値、勝率を出していただけだった。MFEを記録していなかっため、「全てX%で利食いをしてたらトータル収支はどうなってたか?」というような検証をしていなかった(そもそも、そのような発想すらなかった)。このような検証をするためにも、Excelで統計を取る必要がある。
〇7月11日
・ドワンゴ爆発で+7.02%で利食い。高値は+9.74%。
※注:7月6日の2銘柄から、10%ではなく7%利食いにしてたら取れてたと気付いことで、7%利食いにしたら取れた。
〇7月17日
・東電の空売りが+10.27%決済。
※注:三角持ち合い割れ。文句なしのナイストレード。
・更にこの日は、アーク空売りが+3.80%、光通信の買いが+2.22%、ルネサスの空売りが+6.81%の含み益。我が世の春がキター!!
〇7月18日
・アーク暴落で+13.80%利食い(1日-10%ラインで決済)。
※エントリー根拠は上昇トレンド割れ。
※注:悪くない。ナイストレード。これはもう月間プラスだろうな。
〇7月26日
・日経平均が反発し、野村の+5.40%、ルネサスの+6.19%の利益がいずれも手数料負けとなった。
〇7月27日
・前日に空売りしたルネサスとアークが踏み上げを食らった。ほげえええええええ!!!!!
※エントリー理由は「下降トレンドで、下降トレンドラインが機能するというシナリオに基づいて」。
※注:なんてとこでエントリーしとるんじゃあ!!!最低最悪のエントリー。じゃあ、下降トレンドが機能しなかったら?空売りの玉持ってる連中がパニック起こしたら?どうすんだよ?。欲にかられてルールにないエントリーをした。たまたまやったクソエントリーが、このような結果となったのは最高に運が良かった。これ以後、一度もこのようなエントリーをすることはなくなった。
※注:これは直近でルネサスが2回、+5%以上順行していたから、欲が出たんだろうなあ。
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・7月の収支は過去最大のマイナスとなった。37トレード7利食いの勝率18.91%。
※注:どうして、これでトータルマイナスになるんだ……。
トレーダーになる理由
前々回の「くそったれマーケットをやっつけろ!」のレビューでも書いたんですが、トレードをやる理由、トレーダーになる理由ってのは、本当に大事です。ただ単に、カネが簡単に稼げるから、自由があるからでは、続かないです。
自分の人生にとって、トレードはどういう位置付けなのか?
自分の人生にとって、トレーダーになる理由は何なのか?
私の場合は、やりたいことがたくさんあり、趣味の時間を確保したかったからというのがトレーダーを志望した第一の理由です。つまり、自由時間をたくさん確保できる仕事であるから、御社を第一志望にいたしました!
あと更に、人間関係の煩わしさも通勤する必要もなくて、それでいて大金を稼げるかもしれない。これらの、トレードを始める99%の人が持つ欲求がなかったらと言うと、嘘になります。
ただ、それだけではなくて、もっと深い動機もありました。
それは、勉強でメシを食えるようになりたいという欲求です。
大学で勉強してきたプログラミングは全く合わなかったけど、(プログラミングから逃げるようにして入った)ゼミで勉強してきた「経済性工学の基礎」は本当に楽しくて、工場の製品生産アルゴリズムについて書いた卒論もとても楽しかったんですね。私は、数学というか勉強が好きなんだなと。
それに加えて、私に勉強の楽しさを教えてくれた母校の中学校が、東日本大震災で被災しました(不思議なことに、市内で大きな被害が出たのはこの場所だけです)。
大学卒業後のバカンス期間中で時間だけはたくさんあったため、しょっちゅうお見舞いに行きました。
そして、東日本大震災からちょうど1年後になる2012年3月11日にもお見舞いに行ったんですが、見事に復興し始めていました。
それで、「やっぱり勉強でメシが食いてえわ」「専門家になりてえわ」「理系的な数字を使った仕事でメシが食いたい」と思ったんです。
今になってみると、この「(理系的な)勉強でメシが食いたい」「専門家になりたい」という目標がなかったら、絶対に続かなかったと思います。この目標があったから、何があろうと諦めなかった。絶対に何がなんでも専門家になってやるんだという、この目標が、私をトレーダーにしてくれたと思います。
あと、トレードの他に逃げ道が他になかったというのもあります。私は大学時代にプログラミングが合わなかったため、「やりたいことは何だろうか?」ってことを大学1年の冬から考え始めたんですね。それで、化学や電気電子、エネルギーなどの他の学部や大学院についても本を読んだりしてみたけど、どうにも合わない。資格から繋がる道もどれもないし、就活でも全くなかった。大学在学中には「自分には専門家になれるような道はこの世界にないんじゃないか……」と何度も何度も失望を繰り返しました。ただ、最後の最後でゼミで勉強した「経済性工学の基礎」だけは楽しかった。つまり、大学在学中に、大学院・就活・資格から繋がる道は全て検討済みであったため、「トレードで諦めたら、もう他に専門家になれる道はない」という状態だったんですね。もしも、大学時代のこの体験がなかったら、「トレード以外にもあるだろ」と早々に諦めていたんじゃないかなと。
私の場合、どんなに結果が出なくても、どんなに泣きたい夜があっても、少なくともこの道を辞めたいと思ったことは一度もないです。それはやっぱり、トレーダーになることが夢になっていた(”いつしかなっていった”とも言える)からだと思うんですね。
自分がやりたいことをやりつつ、専門スキルでメシが食える道は、この道しかなかったんで。その未来が待ってるんだったら何だって出来たし、トレード以外のどんな雑用だろうと、日常の全てが楽しくなった。その全ては、「トレーダーになる」という夢・目標があったからやってこれたんだと思います。
自分の人生にとって、何のためにトレードをするのか?
トレーダーになるのはどんな意味があるのか?
これ、本当に大事だと思うんですね。
ただ、ぶっちゃけると、確かにトレードは楽しいんですよ(そもそも楽しくなかったら続かないです)。でも、私の趣味であるコンテンツ制作、ゲーム、音楽、ライブなどで体感出来るこの世の至上とも言える体験に比べたら、正直言ってトレードはその領域には……。まあ、夢のような人生を実現するための手段です。
あと、私自身、トレーダーになることの人生的な意味というのは、最初からあったというよりは、徐々に気付いていったという方が正しいです。一番最初は、「やりたいことが自由に出来る道は株しかねえ。誰が日本のブラック労働環境に人生を売ってやるものか!」的な所から始まっています。だから、最初から思い付かなくても大丈夫。ちゃんと訓練を積んでいく内に、きっと出てきます。今必要なのは、未来を信じて、やるべきことを継続すること。
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ちょっとした思い付き程度でトレーダーになりたいという人を一人でも減らすために、私にとってのやりたいことというのがどれだけ本気で人生でやりたいことだったのかを書いておきたいと思います。
・コンテンツ制作:2008年12月から毎日欠かさず作り続けており、直近5年間で約2550000字相当(原稿用紙約6400枚分相当)。この印刷した紙は私の生体エネルギーそのものであり、トレードをやり続ける最大の原動力になった。
・音楽:毎日1~2時間はほぼ必ず聴く。毎年200~300曲のペースで増え続けている。トレーダーじゃなければ行けなかったであろう平日夜のライブ多数。
・ゲーム:このサイトを見てもらえれば。ただ、トレードを始めて以降は、(ジャストタイミングで)パワポケが完結し、ポケモンもWifiトレインが廃止されたこともあったため、ゲームに費やす時間はそれ以前と比べて減った。ただ、トレーダーじゃなければ、このサイトを作れたかどうか。
これらのやりたいことは、トレードスキルを身に付けて夢のようなライフスタイルを実現するための原動力になるばかりか、最高のストレス解消手段となりました。どれだけ結果が出ずに落ち込んでも、夜にはやりたいことをやってストレス解消して、また希望を持って前向きになってしまうんだから、これ以上のメンタルコントロール手段はなかったと思います。
トレードは、暇潰し程度のやりたいことではなくて、人生を掛けてやりたいことを実現するための手段です。それに別にトレードじゃなくても、土日休みをフル活用すれば、大抵のやりたいことは実現出来るんじゃないかと思います。
※事実、これらのやりたいことは、別にトレードじゃなくても他のビジネスでも出来たなと思います。やはり私にとってトレードでなければいけなかった理由は、「数字を使った専門スキルだから」というものが大きいです。
※会社を辞めてトレーダーになりたいという人は、よーく考えてみてください。本当に。その仕事を続けながらトレード出来ないですか?サラリーマントレーダーこそが最強ですよ。
書評:「ゾーン」
絶対に読まなければいけないトレード本です。メンタルに関してはこれ以上のトレード本はありません。個人的には、トレード本の中で最も重要な本だと思います。もしも1冊トレード本を選べと言われたら、間違いなくこの本を選びます。
リスク(損切り・ドローダウン時期)に対する考え方、トレードにおける確率的思考についてここまで深く書かれている本は他にありません。ちなみに私は、「トレードの確率的心構え」と「一貫性の七つの原理」は印刷して、いつでも読めるようにしてあります。
ただ、この思考に至るまでが、どれだけ難儀な道となるか……。本に書かれていることを読んだだけで、リスクに対する考え方、確率的思考が身に付いたら、誰も苦労しません。
~以下、トレードの話からちょっとそれる~
この本は、トレーダーじゃなくても読むべき心理学の本であり、昨今の引き寄せの法則やアドラー心理学ブームで、この本に焦点が当たらなかったことは残念でならなかったです。
この本の何がそんなに凄いのかというと、信念の性質についてここまで具体的に書かれている本って、私が知る限りでは他にないんですね。
私は、17歳から自分史に興味を持ち、それ以降、自分の人生を内省することがライフワークになっているんですが、自分史を理解する・書くことで得られる効果について、私を含めて誰もが口を揃えて言うことがあります。それは、自分史を何度も何度も検証することによって、過去の嫌な出来事が良い出来事に変わってしまうということです。
今まで、どうしてこのような内面の変化が起こるのかが分からなかったんですが、この本を読んで、「そうか!これは信念の変化だったんだ!」と理解出来ました。
自分の人生が楽しいかどうかというのは、人生の内容は全く関係ない。単に、「自分の人生は楽しい」という信念が機能しているかどうかのことでしかないんだと。自分史を何度も検証することによって、「自分の人生は楽しい」という信念が持つエネルギーが強化されて機能するようになってくる(「自分の人生は楽しくない」という信念からはエネルギーが抜けて非活性化されてくる)。だから、過去の嫌な出来事も良い出来事に変わってしまうんだなと。
※「人生が楽しい」という信念について詳しくは、当サイトのコンテンツ:自分史の書き方、自分史の教科書に書いてあります。もしも、この本で信念の性質を知っていなかったら、「人生が楽しい」という信念についての部分は書けなかったです。
人間は誰もが幸せになるために生きているんじゃなくて、自分の信念を肯定するために生きている。
もしも、トレーダーになってなくてこの本と出会うことがなかったらと思うとゾッとします。














