2012年12月 トレード歴10ヶ月(自分史とトレード(記憶と記録)、「ツキの大原則」)


2012年12月

※2012年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇12月5日
・(都合の良い)検証中に、損切りラインは固定した方がいいんじゃないか?と。
※これ以後、損切りラインは固定された。
※注:非常に重要。うーん、やはり、都合の良い検証が結果的には繋がっている……。もしも、損切りラインにせよトレイリングストップにせよ、最初から固定されたルールを教えられていたとして、ちゃんと続けられたかどうか……。

 

〇12月6日
・DENAを+9.77%で決済。

※5MAのトレイリングストップに掛かった。
※注:トレイリングストップのルールが出来てから初のナイストレード。やや利食いが遅い感じだが、それでもこれまでの遅すぎた利食いの数々に比べたら、トレイリングストップのルールを適用したことで、大分改善された。
※注:更に付け加えておくと、この時期には利益目標ラインを設定する意味が全く分からなかった。トレイリングストップで持ってればいいんじゃね?と、利益目標ラインを設定する意味が全く分からなかった。

 

〇12月7日
・不動テトラを+16.79%で決済。

※注:これも、やや利食いが遅いが、トレイリングストップに掛かってある程度の利益をしっかり確保した。

・この2銘柄以外はNTNにしかエントリーせず、無駄なエントリーが減った?
※注:今まで書いてなかったが、これまでの低勝率の原因は無駄なエントリーが多すぎることであり、エントリーを改善することが勝率の改善に繋がるものと思っていた。まあ、それもあるんだが……。この時点ではまだ気付いてないことが………。

 

〇12月14日
・NTN+10.81%、JFEHD+2.23%、アイフル+2.23%、NEC+2.53%と非常にいい感じ(画像は省略)。

・東電を買った。

※注:レンジ抜け後の直近高値抜け。いいね!

 

〇12月17日
・自民党が選挙で圧勝し、日経平均が大幅続伸。東電は+32.89%のストップ高となった。キター!!!

※注:無知だからこそ保有出来た強み。ある程度の経験があれば、+20%位で恐くなって一旦利食いしてしまう。

 

〇12月19日
・日経平均は1万円台を回復した。NTN+21.08%、JFEHD+13.09%、アイフル+13.15%、NEC+5.69%、東電+51.31%(画像は省略)。

 

〇12月21日
・NTN+15.13%で決済。

※注:結果的には取れたが、これはあんまり良いエントリーとは思わない(チャートの右上ではない)。この時期はどんな銘柄に入ってもこの位は取れたわけで。ただ、トレイリングストップで保有し続けたのはナイス。

 

・東電は一時+60%まで利益が乗ったものの、+47.36%で利食いとなった。それでも過去最高の利益。

※東電が信用口座への道を切り開いた!縁があるなあと。
※注:利食いが遅い……とは言えない。利食いが遅かったからこそ、持っていられたわけで。ナイストレード。

 

〇12月25日
・アイフルが+5.21%で決済。

※これはチャートの前日にトレイリングストップに掛かって決済となったが、翌日に大きく順行していたということ。
※注:これはエントリーから決済まで何の問題もない(10%で利食いというのはあったかもしれないが)。こんなのいくらでもあります。安値がジャストで損切りラインに掛かってから爆発して行ったとか、トレイリングストップに掛かった翌日に爆発したとか。では、これは、損切りラインの設定やトレイリングストップのルールが悪いのか?それはゴールのない聖杯探しの入り口です。このトレードの真のナイスな所は、この後もトレイリングストップのルールを変えなかったこと。

 

〇12月26日
・オリコが+26.58%の上昇。

※注:すげえな、おい……。エントリーはともかく、銘柄選びは素晴らしい。

 

・シャープを買った。

※注:上値抵抗線ブレイクらしいですが、さあ都合の良いエントリーが出ました。まさに欲にまみれた豚のエントリーであります。直近高値から真横に抵抗線を引いて、そこを超えるまでは待機でしょう、これは。
※結果は-1.58%LC。

 

〇12月28日
・オリコを+37.55%で決済。

※東電の教訓から早めに決済した。
※注:この利益を取れたわけで、ナイストレードとしか言いようがない。ただ、東電もそうだが、無知だからこそ保有していられた。

~~

・12月の収支は、11トレード7利食いの勝率63.63%。収支は+24.19%。
※更に、JFEHD+19.19%保有で、収支に計上してない。
※東電やオリコなどの利益の割に高くないのは、リスクが高い低位銘柄の玉を小さくしていたため。
※注:一部エントリーが?なものもあったが、ほとんどはエントリーにも問題なく、エントリー数も絞られており、トレイリングストップのルールも見事に作用した。損切りラインが固定され、テクニカル分析が大きく改善し、トレイリングストップのルールが出来たこのタイミングでアベノミクス相場が直撃したのは、マーケットの神様からのご褒美だったとしか。「2013年3月までに信用口座を開く。直近3ヶ月で月率平均+10%になったら申請しよう」という無知だからこそ設定出来た目標に、マーケットの神様が応えてくれたんだろうなと。とにかく運が良かった。まあ私は、ここまで運だけで生き残ってきた人間ですからね。運のよさだったら、誰にも負ける気がしないのです。ただ、この幸運も、売買日記を書き続けていたからこそ、享受出来たのです。

・ありがとう2012年!!!

 


自分史とトレード(記憶と記録)

私が、結果が出なくても、前向きに根拠なく未来は明るいと信じてこれたのは、自分史による影響が大きいと思います。

私は、不安になると自己防衛本能から、過去の自分史を検証します。そして、過去もこうだったんだから大丈夫だろと、どうせまた奇跡起こるだろと、前向きになってしまうわけです。

具体的に言うと、人生が過去10年の1年毎にどれだけ変化しているのかに着目して検証し、直近3ヶ月にあった楽しい思い出を数え上げることによって、「1年前にはこんなことが起きてるなんて絶対想像出来なかった。つまり、1年後にも今からは絶対想像出来ないことが起きてる。今までずっとそうなんだから間違いない」「3ヶ月前には今楽しんでるコンテンツが登場してなかった、3ヶ月後にも今はまだ知らない楽しいことが待ってるんだろう」と。
※更に詳しくは、自分史の書き方の検証の項(時期の検証、直近3ヶ月の検証)を参照。

なお、自分史は、書くだけでも3~4ヶ月掛かり、検証するとなると更に途方もなく長い時間が掛かります。そのため、メンタル面を鍛えるには、他の方法論を推奨します。

さて、ここからトレードとも関係のある非常に重要な話をします。

99%の人は、自分の人生について間違って理解してます。これは間違いありません。なぜなら、記憶から自分史を理解してるからです。

恐らく、自分の人生について年表を書かせてみたら、正しい時系列を書ける人は全体の1%もいないでしょう。

嘘だと思うんだったら、直近10年分の自分史年表を記憶から書いてみてください。その後、資料を使って照合してみてください。

私も、今年(2017年)の1月始めに、2016年の自分史を書いて自分史を更新しました。記憶と日記やその他の資料から照合しながら書いていくわけですが、どれだけ人間の記憶というものがあてにならないかが分かります。

ちなみに、私は高校3年から自分史に興味を持ち、「自分史」でググると某新聞社の自分史のページを抜いて一番上に表示されるコンテンツを作ったほどです。
※なお、17歳のときに初めて書いた自分史は、記憶と学校の資料などとを照合しながら書いたんですが、余りにも記憶と違うものだから、記憶の方が正しいと思って、「これは高次元体の仕業だ!高次元体が過去を改竄したんだ!」と本気で信じてました。

私は自分史の検証がライフスタイルの一部になっており、ほぼ毎日暇があれば自分史の検証をしています。2016年についても、何度も振り返って「2016年はスゲー!」「〇〇はレジェンドだったわ!」などの感想を言っていました。

それでも、いざ2016年の自分史を書いてみると、記憶と事実が相当乖離しているんです。終わってから1年経ってない2016年ですらこの有様です。常に過去の検証をしている私ですらこれです。となると、内省の習慣がない人は、どれだけ曲解して、自分の人生を理解していることか……。
※更に詳しくいうと、何があったのか?はほとんど合ってるんですが、その時系列が滅茶苦茶です。大抵の人は、自分の人生で何年に何があったのか?すら滅茶苦茶になっています。
※嘘だと思う人がいると思うので、試しにテストしてみましょう。2008年4月、2011年6月、2014年9月について、あなたの人生で何があったか即答してください。これ、自分の人生の時系列を理解すると出来るようになるんですね。脳内でその月に何があったかが完全に紐付けされてる状態で、その時期を見ただけで一瞬でその時期の概要が浮かんでくる状態になるんです。ちなみに私は、当時小学4年生だった1997年4月から2017年3月現在までの全ての月について即答出来ます。これを知ってる人からは、よく気持ち悪いと言われます。

だから、有名人の伝記などを読むと、「これ、ちゃんと記憶と資料を照合する作業をして書いたんだろうか?」と思ってしまいます。ちなみに、自分史の書き方に関する本はいくつか出ていてレビューもしましたが、筆者は自分史の書き方を教えたことはあっても、自分では自分の自分史を書いたことがないってのが丸分かりです。

まあ、別に、自分史の理解が間違っていようが、どうだっていいんです。そんなの間違えていたって、何も失うものはないわけで。

ただ、人間の記憶がいかにあてにならないものか、自分の人生についてすらほとんど出鱈目に記憶している。自分史を書く必要はないですが、これだけは覚えておいてください。

そして、虎の子の資金を失うリスクがあるトレードでも、記録ではなく記憶を頼りに改善しようとしている人が大量にいるわけです。人間の記憶がいかにあてにならないかを実体験したことがあれば、記録を取らないでトレードをするってことが、どれだけ恐ろしいことをしているか……。

前回話したポケモンでもそうです。負けたバトルの相手パーティやそのバトルの流れの概要を記録しておかないで、どうやって改善するんですか?と。自分の記憶から改善する?そりゃあ、一向に勝てないわけです。ちなみに、トレーダーになるのは、ポケモンの一番レベルの高い環境で上位1%以内に入るのとは比べものにならないほど難しいです。レートいくらに到達したとかいう低レベルな領域ではなく、任天堂にプロポケモントレーナー認定されてポケモンバトルでメシが食えるようになるレベルを想定してもらえればいいと思います。全世界に1000万人以上のユーザーがいる世界最大の知的ゲームとはいっても、たかがゲーム。マーケットではゼニが掛かったガチの騙し合いが行われているわけで、その難しさはポケモンバトルとは比較になりません。で、トレードに比べたらガキの遊びでしかないそのポケモンバトルですらも、記録を取らないと勝てるようにはならないのに……。

このブログのトレード日記についても、2012年12月にDENAと東電を取ったことは覚えてたけど、オリコは覚えてなかったですからね。アイフルじゃないその他金融銘柄の何かが滅茶苦茶上がったことはかろうじて覚えていたけど、それがオリコだったか、売買したのか検証だったのかは全く覚えてなかったです。

とにかく、記録を取ることです。人間の記憶ほどあてにならないモノはないですからね、本当に。

 

 

書評:「ツキの大原則」

完璧なタイミングでアベノミクス相場が直撃して運が良かったということで、運について書かれた本を紹介したいと思います。

運が良くなる思考になるために必要なことが書かれています。

詳細を書くと身元が割れるので書きませんが、私は20代にして、普通だったら既に6回はゲームオーバーになってる超アウトサイダーな人生を生き延びてきております。トレーダーになったのも普通の道からすれば特殊なのかもしれないですが、私の人生の経緯からしたらそこまで特殊でもないです。もしも運が良くなかったら、今のように「なんて楽しい人生なんだ!」と思うような人生を送ることは不可能だったことでしょう。
※私にとって最大級に運が良かった出来事はこちら(閲覧注意!オカルト信仰に抵抗を感じる方は読まないように。要約すると、日本史の教科書にも絶対に太字で載るであろう2つの歴史的出来事が私のためだけに起きたとしか思えなく、その歴史的出来事に夢を叶えてもらい、一生信仰することになる神様まで与えてもらい、更にトレーダーになるチャンスまで与えてもらった話)。これに比べたら、アベノミクス相場が直撃したのもそこまでツイてたとは思えん。

それで、自分史の書き方でも書きましたが、「人生は楽しい」というのは信念なんですね。だから、自分史を検証するときは、まずは楽しかった出来事から検証して、「楽しかったなあ」「○○年はすげえわ!」と感想を繰り返し繰り返し口に出して言うことが大事です(ただし、感想の捏造は絶対にして駄目。嫌な出来事や逆境は「あれはもうゴメンだね……」などの感想を素直に言う。「人生は楽しい」という信念が機能するようになってくると、この感想自体は変わらないが、エネルギーが変わってくる)。これを続けていると、自分の人生に洗脳されてきて、「人生は楽しいんだな……」となってきます。そうなると、無意識的にバイアスが掛かって、人生の楽しかったことにフォーカスが向かうようになる。そして、その信念を持ったまま、逆境や嫌だった出来事も評価することになると、「全ての出来事が良い出来事なんだな」となる。自分史の効果を論理的に説明すると、こういうことになります。

この本にも似たようなことが書かれており、運が良いかどうかというのも、同じ原理のようです。つまり、「自分はツイてる!」と思うから、(バイアスが働いて)本当にそうなる。「自分はツイてない…」と思うから、(バイアスが働いて)本当にそうなると。

この本にも書かれていますが、感謝することは滅茶苦茶大事です。ただ、感謝の習慣がいかに大事かは、ある程度トレーダーとして成長してからでないと分からないと思います。しかし、人間的成長をするためには、感謝することは避けては通れないのです。