自分史の書き方

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当サイトへのアクセス、いつもありがとうございます。

こちらで自分史に特化したブログを書いております。良ければどうぞ。
※こちらのブログは、過去を思い出す方法や自分史の検証にフォーカスした内容になっています。

なお、自己啓発目的の自分史のゴールとしては、時期の検証が出来るようになることです。

 

 

概要

このコンテンツの目的は、自分史を書くことによって、自分の人生を好きになることにあります。

「自分をもっと愛しなさい」とか「人生をもっと好きになりなさい」と言われても、人間の思考はそう簡単には変わらないものです。

自分史を正しく理解することによって、自分史を楽しめるようになれば、人生を楽しむことに関しては究極のスキルを身に付けたと言っても過言ではありません。

どれだけ社会的に成功しようと、どれだけカネを稼ごうと、どれだけ仲間との思い出を作ろうと、どれだけ趣味が充実してようと、人生が楽しいかどうかにはそこまで深く関係ありません。自分史を楽しめる能力が身に付けば、100%人生は楽しくなります。自分史を楽しめるなら何があろうと人生は楽しいものであり続けます。

自分史を書くことは、敷居が非常に高いと思われています。少しでも敷居を下げることが出来ればと思って、このコンテンツを作成しました。一人でも多くの人に、人生の素晴らしさに気付くきっかけとなってもらえれば幸いです。

さあ、自分史を書いて、人生を攻略していきましょう!!

 

 

イントロダクション

自分史を書く目的

まず初めに、自分史を書く目的なんですが、これは単純に一つしかないです。それは、自分の人生をより好きになること。

他にも、自己肯定感が高くなったり、プラス思考が身に付く土台となったり、過去の全ての悪い出来事が良い出来事だと気付けるようになったり、自分史を理解することで多くの副産物的な効果があります。

○自分史の目的
・自分史を書く目的は、自分の歴史(人生)が面白いと思えるようになり、自分の歴史(人生)を好きになること。

 

自分史と聞くと、ちょっと真面目に考え過ぎてしまうかもしれませんが、自分史は誰かに見せるためじゃなく、自分のためだけに書きましょう。自分史は、自分で書いて、自分が見て、自分だけで楽しむコンテンツです。自分史を楽しめるのは、この世界で自分一人しかいません。

逆に言えば、誰にも見せないんだから、いくらでも自分の好きなように書けます。このキャンバスはあなただけのもの。自由に楽しく書きましょう。

○自分史の目的
・自分史は、誰とも一体感を得られないコンテンツなので、誰にも見せないことを前提に、自由に楽しく作成すること。自分史を楽しめるのは、この世界で自分一人だけ。

 

あと、絶対に勘違いしないでおいて欲しいことがあります。それは、自分史は既に人生を楽しんでる人しか楽しめないということ。自分史の素晴らしい所は、誰がどんな人生を歩んできていようと、今から楽しめることにあります。自分にとって自分の人生こそが一番面白いということを、自分の手で気付いてください。ここまでの人生、何一つ失策はないんです。

ただ、思考はすぐには変わりません。でも、必ず、劇的に変わる瞬間がやってきます。そして、思考が変われば、世界が変わるんです。自分の過去も周りの状況も何一つ変わってないにも関わらず、今まであんまり好きじゃなかった自分の人生が、オセロが全てひっくり返ったような感じで、全てを愛せるようになります。こうなれば、もうオセロが逆に引っくり返ることはありません。その歴史は、一生助けてくれます。何があろうと、最終防衛ラインとして機能し続けてくれます。

○自分史の目的
・自分史の素晴らしい所は、誰がどんな人生を歩んできていようと、今から楽しめることにある。自分の人生以上に面白いコンテンツは存在しない。

 

 

 

自分史の面白さ

自分史の面白いところは、その圧倒的なフロンティアにあります。世界史や日本史も面白いですが、現代まで勉強してしまうと、もう未来の部分にフロンティアが残りません。

この次のページではどうなるんだろうか?次は一体どういう人物が出てきて、どういう出来事が起きて、どういう政策で歴史を切り開いていくんだろうか?その背景で、どういう文化が花開いているんだろうか?などなど、日本史や世界史には、もうそういうワクワク感はほとんど残ってないのです。

もう本の最後のページまで来ちゃってるし、これから未来の教科書に載るような出来事ってのは、生きてる間には余りにも起こらないわけですから。人類の歴史は余りにも時間軸のスケールが大きすぎて、リアルタイムで楽しむのには向かないんです。

自分史は日々進展していくため、死ぬまで一生フロンティアがあり続けます。しかも、自分史の1年は、世界史・日本史の100年分位に相当します。つまり、自分史なら、本の次のページをめくるようなワクワク感をリアルタイムで体験出来るのです。

自分史というのは単に過去を振り返って楽しむコンテンツなのではなく、過去を楽しんだ上で未来のフロンティアにワクワク出来るコンテンツでありライフスタイルなのです。

○自分史の面白さ
・自分史の面白さの一つは、その永遠のフロンティアにある。
・自分史は単に過去を振り返って楽しむコンテンツなのではなく、過去と未来を繋ぐ役割を果たすコンテンツ。

 

そして、もう一つ。私的に、これこそが自分史の最も面白い部分だと思うのですが。

世界史の教科書には、「産業革命」という語句が太字で載っています。「世界恐慌」も「第二次世界大戦」も太字で載っています。「チンギス・ハン」や「イエス・キリスト」という人物が太字で載っています。「ピラミッド」や「万里の長城」が太字で載っています。

日本史の教科書には、「大化の改新」や「明治維新」という語句が太字で載っています。「刀狩」や「地租改正」という語句が太字で載っています。「聖徳太子」や「伊藤博文」という人物が太字で載っています。「法隆寺」や「源氏物語」という文化的作品が太字で載っています。

自分史においても、産業革命のような出来事、世界恐慌のような出来事、明治維新のような決断・政策、聖徳太子のような重要人物、源氏物語のようなコンテンツがあったと思います。自分史の教科書には、自分の人生におけるこれらの重要事項が全て載っているんです。全て書いてください。

人生で重要な役割を果たした人物や、人生を変えるきっかけとなった出来事や、一番好きなコンテンツが大活躍する物語。それが自分史なのです。

○自分史の面白さ
・自分史とは、人生で重要な役割を果たした人物や、人生を変えるきっかけとなった出来事や、一番好きなコンテンツが大活躍する物語。

 

世界史や日本史を楽しむには、Wikipediaで調べたり、ググったり、本を買うなりすれば出来ます。

しかし、自分史を楽しむには、自分の手で過去を検証したり、自分史を書いたりするしかないです。どんなにカネを積んでゴーストライターに自分史の本を作ってもらったとしても、自分の手で書いた自分史こそが一番クオリティーが高いのです。なぜなら、それは自分にしか知り得ない歴史だからです。ゴーストライターには書けません。

当サイトでも、書き方の方法やテンプレート的なものを示しはしますが、結局は自分にしか書けません。当サイトにおける自分史の書き方では、主観的事実を重要視します。これを描写出来るのは自分だけです。

○自分史の面白さ
・自分史を書けるのは、この世界で自分自身だけ。

 

 

自分史を書くために必要なこと

当サイトで示す自分史の書き方は、かなり本格的なものです。そのために、以下のことが必要になると思います。

○自分史を書くために必要なこと
(1)過去を検証・考察し続け、自分史を書き続けられる継続力
(2)過去の嫌な出来事に怯まない精神力
(3)過去の出来事を詳細に思い出せる記憶力・調査力

(1)過去を検証・考察し続け、自分史を書き続けられる継続力

当サイトのコンテンツを実践してもらえれば、多くの人に自分史を楽しんでもらえると信じていますが、そう簡単な作業ではありません。今まで自分史を書いたことがなくて、初めて自分史を書く場合、現在の年齢にもよりますが、1日1~2時間費やすとしても2~3ヶ月は掛かると思います(ただ、一旦、現在までの自分史を書いてしまえば、あとは数年に1ヶ月位のペースで改訂・追加していくだけになるので時間も掛かりません)。

人間は楽しくなければ続かないんで、過去を検証して自分史を書くのが楽しくなければ、続きません。当サイトで言っている継続力とは、そういうことです。だから、自分史を書くのが楽しくなければ、即刻やめた方がいいです。自分の人生を好きになる方法は、自分史を書く以外にもいくらでもあるんで、何も自分史に拘る必要はないです。

それに、楽しくないと最後まで続かずに、自分の人生に対してネガティブなイメージを持ってしまう可能性があります。だから、楽しくないなら、即刻やめた方がいいです。

ですが、ここから先は、自分史を書くのが楽しくてしょうがないということを前提にして話を進めていきますよ。

 

(2)過去の嫌な出来事に怯まない精神力

これはどういうことかと言うと、歴史には流れを変えた悲劇的な出来事が存在します。そのような出来事についてちゃんと記述されてなければ、自分史とは言えません。だって、それは言わば、世界恐慌や第二次世界大戦が載ってない世界史の教科書のようなものですからね。

自分にとって最高の自分史を書くためには、過去の嫌な出来事について何度も何度も繰り返し思い出して検証する必要があります。自分史を書くにあたって、自分の人生を好きになるにあたって、この作業は避けては通れません。

でも、過去の嫌な出来事を何度も何度も繰り返し思い出していると、不思議なことにその出来事が好きになってくるんですね。そして、その出来事が人生に多大な好影響を及ぼしていたという事実に気付けるようになってきます。良い出来事も悪い出来事も含めて、自分の人生が線で繋がっていることが見えてきます。自分の人生なのに、第三者的な視点で人生を評価出来るようになってきます。そして、良い出来事も悪い出来事も、人生の全てが好きになります。

ただ、最初の内は、楽しかった出来事を中心に書いていってください。無理に嫌な出来事について触れて、人生が嫌いになってしまったら、元も子もないです。自分の歴史を好きになってくると、少しずつ嫌な出来事にも触れられるようになってきます。

もう、黒歴史なんて言わないでください。どんな人の人生にも、黒歴史なんて存在していません。全てが素晴らしいんです。

 

(3)過去の出来事を詳細に思い出せる記憶力・調査力

自分史を書くにあたっては、何度も過去を思い出すことになるんで、記憶力が重要なのは言うまでもないと思います。

でも、どうしても思い出せない場合があります。そういうときは、過去を調査します。例えば、家族や友達に聞いてみたりする。特に、小学校低学年位までの歴史を調べるにあたっては、家族から聞いてみるのは非常に有効な方法です。

あとは、いつ登場したのか記憶が曖昧なコンテンツがあったら、ネットで調べましょう。そうやって、思い出(記憶)と情報を照合していけば、より精度の高い自分史を書くことが出来ます。

~~

さて、自分史を書くために必要なことを書いてきましたが、楽しく継続できるんだったら、あとはもうどうにでもなります。とにかく何でもいいんで、まず書いてみることです。1単語でいいから書いてみると、そこから広がっていきます。自分の人生に嵌ってください。自分の人生以上に面白いコンテンツなんて、この世界に存在しません。

 

 

自分史とモチベーション

今日は、質問に答えさせていただきたいと思います。質問ありがとうございます。

「自分史を書くモチベーションを保つ秘訣はありますか?」

まず、人間というのは基本的に自分が好きでたまらない生き物です。だから、自分史に嵌ってくれば、一気に行けると思います。問題は、その軌道に乗せるまでなんですが……。

条件付けしてみたらどうでしょうか?

条件付けというのは、自分が何か行動をしたら自分にご褒美を与えるというものです。言わば、自分自身をパブロフの犬のようにしてしまうのです。

具体的に言うと、1日5分、1ヶ月分でいいから自分史や年表を書いたら、自分にご褒美を与えましょう。これは、継続するための投資だと思ってください。投資と言っても、ケーキとかジュースとかで十分ですよ。”自分史を書いた→ご褒美が与えられた”という体験をすることです。

1日5分でいいから継続していけば、自然と自分史が楽しくなってくると思います。それから、1時間や2時間継続できるようになってきます。モチベーションが必要ない段階です。そして、気付いたときには現在までの自分史を書き終わっていると思います。

いきなり1時間とか1年分とかやろうとするから中々続かないと思うんです。1日5分でいいです。焦る必要は全くありません。少しずつでいいんで、自分の人生に興味を持つことです。

 

 

 

自分の人生を好きになるには?

自分史に関するコンテンツを作っていて、ふと私の中に一つの問いが浮かんできたのですが。それはズバリ、

「自分史を書いたり、自分史を検証するだけで、自分の人生を好きになれるものなのか?」

これは、自分史だけでは無理です。断言していいです。自分史を記述/検証することは、自分の人生を好きになるために有効な手法の一つではありますが、これだけでは難しいです。

まず、自分の人生が好きじゃないっていうのは信念(思考)なんですよ。別に、その人の人生がつまらないわけじゃなくて、自分の人生はつまらないものだという信念を持ってるだけなんです。だって、どんな人だって、一日の中に楽しい時間ありますよね。人生が楽しいかどうかなんて、そこに重点的にフォーカスするかどうかなんです。

「人生が好き・楽しい」という信念の方が強いと、人生の中で好き・楽しい部分に視点が向けられるようになる。逆に、「人生が嫌い・つまらない」という信念の方が強いと、嫌い・つまらない部分に視点が向けられるようになる。信念によって、このようなバイアスが無意識に掛かってしまうんです。

だから、信念(思考)さえ変わってしまえば、どんな人だって、今から自分の人生を好きになれます、これ以上に楽しい物語は存在しないと気付けます。

じゃあ、具体的にはどうすればいいのかというと、人生を楽しむために十分な努力をしてかつ、「滅茶苦茶楽しいぜ!」って体験をたくさんすると、「人生が好き・楽しい」って信念の方が強くなって、「人生が嫌い・つまらない」という信念は機能しなくなります。この瞬間、世界が変わります。だから、自分の人生を好きになるために自分史を書くよりも重要なのは、楽しい体験をたくさんして、なるべく良い気分でいること。

自分史を書いたり検証するのもいいんですけど、今を充実させることを絶対に忘れないでください。自分史を書くより楽しいことがあるなら、絶対にそっちを優先させましょう。

世間様の空気に迎合して、自分にとって好きなこと・楽しいことを過小評価してませんか?

人生で一番価値があることは、自分が楽しいと思ったことです。それについて世間がどれだけ非難していようと、関係ありません。

特に日本では、熱しやすく冷めやすい風潮があります。それだけじゃなく、中毒になっていたり熱狂していたものが冷めると、熱狂していたものやその時期の自分をいとも簡単に貶してしまう傾向があります。

これは、人生を楽しむことにおいても、自分史を書くにあたってもタブー的な行為と言っていいです。今すぐにやめてください。

自分が過去に熱中していたことを、どうか貶さないでください。自分の過去を作ってくれたことを、自分の人生から切り捨てないでください。それが何であろうと、過去の自分が本気で熱中して楽しんでたんだから、どうか誇ってください。その当時に感じていた”楽しい”という感情は本物です。レベルの低い世間に迎合しないでください。

自分史を書くときには、過去の自分を最大限に尊敬・尊重してください。もちろん、今の自分も尊敬・尊重してください。

 

 

自分の人生を好きになるには?2

「人生が嫌い・つまらない」という信念を持っていると、その信念を強化するための他の信念も同時に持っている場合があります。それは例えば、「人生は自分で改善することが出来ない」という信念。

だからこそ、今を楽しむための努力をすることが重要です。今を楽しむための努力をして人生を改善することが出来れば、「人生は楽しい」「自分の人生は自分で改善することが出来る」という2つのポジティブな信念が強くなるからです。

ただ、ここで気を付けなければいけないのは、信念には一方的に強くなる性質があるということ。そして、人間は信念の生き物であるため、今機能している信念に背くことは、人格否定されたように感じてしまいます。

「人生が嫌い・つまらない」「人生は自分で改善することが出来ない」という信念を持っていると、今を楽しむことに罪悪感のような感情が出てきます。今が楽しいという状態は、「人生が嫌い・つまらない」という信念に背くからです。この信念が邪魔をするため、今楽しいことを認められません、人生を楽しんでいる自分が認められません。1日の中に良い気分で笑っている時間があるにも関わらず、そのような時間が存在していることを認められません。それは、信念に背く自分だからです。だから、罪悪感という感情を発生させることによって、笑って楽しんでいる自分に対して罰を与えるんです。人生を楽しんでいない自分がアイデンティティーになっています。このアイデンティティーを守るために、楽しんでる自分に罰を与えるんです。

自分の人生を好きになるには、今自分が楽しいと感じることについて、素直に「楽しい」と認めることから始まります。「楽しい」というポジティブな感情を認めることから始まります。

「楽しい」「幸せだ」という良い気分を感じている時間があるにも関わらず、罪悪感のようなものが出てくる場合、自分自身を客観的に観察してください。「これは、私の中で「人生がつまらない」という信念と「人生が楽しい」という信念が戦っているんだな。今はまだ「人生がつまらない」という信念の方が強いから、楽しむことに対して罪悪感が出てきているんだな。でも、楽しい体験にフォーカスし続けていけば、「人生が楽しい」という信念の方が強くなるときがやって来る。私は幸せになっていいんだ」と。このようにして、自分の感情を客観的に把握してください。必ず、決壊するときがやってきます。感情に呑まれないでください。

 

 

自己肯定感が高いとは?

自分史を理解することによって、間違いなく自己肯定感(正確に言うと”人生肯定感”)は高くなります。

ただ、自己肯定感が高くなるからといって、もう一生何があろうと過去に懐疑的になったりしなくなるのかというと、それはないです。

自分史を理解すれば、何があろうと過去に後悔しなくなるとか、これは絶対にないです。自己肯定感が高いというのは、そういうことではないです。

何らかの逆境が立ち塞がったとして、一時的には過去に懐疑的になることはあります。逆境があるとどうしても、自分がやってきたことを過小評価して、自分がやらなかったことを過大評価してしまいます。「もしも、あのときこうしていれば理想に近付けたかもしれない……」と。

でも、自分史を正しく理解して自己肯定感が構築されていると、その結論が異なるんです。

過去に懐疑的になって自分史を検証してみます。でもその結果は、何度やっても自分が歩んできた過去が理想に圧勝してしまうのです。何回やっても同じです。どんなに未来に絶望しても、過去を後悔しても、絶対に過去を否定じゃなくて肯定する方が圧勝してしまうのです。最初は過去を否定する方が勝ってることもあるけど、いつも最後には肯定する方が圧勝してしまう。

自分が歩んできたこの道で得てきたものに比べれば、この道で得られなかったものなど取るに足りないのだと。過去の全てが現在を全肯定してくれます。そして行き着く結論はただ一つ、”この道が好き”。

だから、逆境が立ち塞がると過去に懐疑的になってしまうのは、自分史の理解が足りないからではありません、自己肯定感が低いからでもありません。ここを勘違いしないでください。

自分史を理解してからも、過去に対してどんどん懐疑的になってください。”逆境が立ち塞がって過去に懐疑的になる→過去を検証してみる→やっぱりこの道が良かったと思う”、このプロセスを体験すればするほど、自己肯定感は強くなっていきます。そして、自分自身も自分の人生も更に好きになっていきます。

自己肯定感が高いというのは、何があろうと過去に後悔しない鋼の自己肯定感ではなく、柔軟性のあるカーボンナノチューブのような自己肯定感のことです。

 

 

 

 

自分史を書く前に(過去を思い出す方法)

「自分史を書きたい!」「もっと自分の人生を好きになりたい!」という欲求は同じであっても、自分史の理解度は人によってバラツキがあります。

大別すると、次の4グループに分かれると思います。

①自分の人生が好きじゃないし、つまらない。でも、人生を変えたい。
②自分の人生が好きで楽しい。だけど、あんまり過去を振り返ったこともないし、自分史は書いたことがない。自分史を書いてみたい!
③自分の人生が好きで楽しい。何度も過去を振り返って人生について理解しているし、流れも大体理解している。
④自分の人生が好きで楽しい。自分史はもう既に書いた。

では、それぞれのグループにおいて、自分史をより楽しむためには何をすべきか?

 

①自分の人生が好きじゃないし、つまらない。でも、人生を変えたい。

自分史を書くよりも、今を充実させることが先です。

自分史を書くことが一番楽しいこと(今、一番やりたいこと)ならともかく、そうじゃないんだとしたら、この状態で過去を振り返ってみても「人生が好きじゃない・つまらない」という信念が更に強化されていく可能性が高いです。

この段階で大事なのは、「人生が好き・楽しい」という信念を強化していって、”気付く”ことにあります。

1日の中で楽しいことにフォーカスして、「人生って楽しいじゃん!」って思う時間を増やしていきましょう。

今を充実させていって、「人生が好き・楽しい」という信念が強くなってくると、必ず決壊するときがやってきます。

そして、「この大好きな人生についてもっと知りたい!」と思うようになったら、②へ行きましょう。

 

②自分の人生が好きで楽しい。だけど、あんまり過去を振り返ったこともないし、自分史は書いたことがない。自分史を書いてみたい!

この項目は、このグループのために作られたものです。

いきなり自分史を書いていってもいいですが、過去について忘れている部分があると思うので、準備をした方がいいです。詳しくは後述します。

 

③自分の人生が好きで楽しい。何度も過去を振り返って人生について理解しているし、流れも大体理解している。

特に準備も必要なく自分史を書けると思います。その頭の中にある人生への理解を自分史という形にすれば、更に深く理解出来るようになります。

 

④自分の人生が好きで楽しい。自分史はもう既に書いた。

基本的にはこの段階まで来たら一旦ゴールです。

この段階まで来れば、自分史が一つのコンテンツになっていると思うので、好きなときに好きなテーマで過去を検証して自分史を楽しむという遊びが出来るようになっているはずです。

~~

と言うことで、ここからは”人生が好きで楽しい。もっと自分の人生を知って、人生を好きになるために自分史を書きたい。でも、過去を詳しく覚えていない。”という人を対象に話を進めていきます。

過去を思い出すための方法論について述べていきますが、どれが良いということではなくて、自分に合う方法を選択してください。

 

 

俯瞰的な検証

まず最初にすべきなのは、ある2,3のテーマで人生全体を俯瞰して振り返ってみることです。これはどのようなアプローチで過去を思い出していくにせよ、一番初めにやっておくことを推奨します。

具体的には、次の3点で振り返ってみるといいです。

○検証例
・滅茶苦茶楽しかった出来事(時期)は?
・歴史的逆境といえる出来事(時期)は?
・歴史的決断(歴史の分岐点)だったと言える出来事は?

この検証は、紙に書き出して行うことを推奨します。紙じゃなくて、例えばPCのメモ帳でもいいですが、とにかく書き出しておくことです。これが自分史の一番基本的なアウトラインになります。

まずは、今までの人生において、滅茶苦茶楽しかった出来事を箇条書きしてみます。記憶が残ってる所から現在までを脳内で再生して、滅茶苦茶楽しかった出来事を箇条書きしていきます。

次に、歴史的逆境といえる出来事について、同様に箇条書きしていきます。ただ、これは嫌な出来事である場合があるので、スルーしてもいいです。

最後に、人生における歴史的決断・歴史的分岐点となった出来事を同じように箇条書きしていきます。

逆境については無理にやらなくてもいいですが、滅茶苦茶楽しかった出来事と歴史的分岐点については必ずやってください。

で、無理に思い出す必要はありません。このテーマ(切り口)で過去を思い出すとパっと出てくるものを書き出していってください。あとからいくらでも修正や追記が出来るんで、上手くやろうとしなくていいです。

自分史では、完璧を目指す必要がありません。自分史を完璧に理解することは、絶対に不可能です。完璧に過去を思い出そうとしたり、完璧な記述で自分史を書こうとしたり、それは絶対に無理です。自分史で大事なのは、思い出せることだけ思い出す、記述できることだけ記述していくという姿勢です。なので、完璧主義は今から捨ててください。完璧にやろうとしても、それは無理なことをしようとしているんで、モチベーションが下がって嫌な気分になってくだけです。重箱の隅を突くようなことを一生懸命思い出そうとするんだったら、自分の人生の王道(主要テーマ)をもっと理解するように努めたほうがいいです。

 

 

自分史年表の作成

自分史年表について説明したいと思います。

ただ、ぶっちゃけ、私的には、自分史年表の作成はそれほど必要ないと思うんですね。そもそも、年表が書けるんだったら、もう自分史書けるだろうと。だから、一応項目としては作りましたが、私的に年表はそこまで重要だと思いません。

で、自分史年表の位置付けとしては、自分史の下書きのようなものです。”ある1年について年表作成→その年の自分史を書く”という流れで1年ずつやっていけば、自分史は書けると思います。

具体的にそのフローを説明していきたいと思います。ただ、必ずしもこのフロー通りにやらなくていいです。これはあくまで参考例なんであって、自分にとって役に立ちそうな部分だけ取り出して実践してみてください。

 

1.年の検証を行う

まず、自分史を書きたい年について検証します。

脳内でその年の1月から順に再生して、各時期に何があったのかを思い出していきます。出来事・エピソード・コンテンツなど、その年の各時期毎の構成要素を思い出すことによって、出来るだけその年の雰囲気を味わいます。この作業は何度も繰り返すことによって、その年に対する理解度が深まっていきます。

上記の方法でその年について思い出せない場合は、その年について強く印象に残っている記憶やエピソードから、少しずつ記憶を広げていきます。詳しくは、下記断片的な記憶から過去を思い出す方法を参照してください。

 

2.その年の自分史年表を作成する

次のテンプレートを使った年表の作成方法について説明していきます。

※自分史年表のテンプレート:年表template(横)

年表(横)

年の検証で理解した情報を、自分史年表に書き込んでいきます。

まず年月について記述しますが、これは基本的に出来事に合わせます。コンテンツ・その他は、年月に合わせた場所に記述します。

出来事には、重要な出来事を記述します。連絡や仕事のイベント、趣味の重要イベントもこちら。

コンテンツには、その時期を代表するコンテンツ名を記述します。コンテンツに限らず、連絡や趣味もここ。

その他には、それ以外のことを全て記述します。出来事・コンテンツ以外の事項は全てここに放り込んでいいです。その出来事やコンテンツについてのメモや、その当時の状況、その当時の雰囲気など、その年に関する重要なことは書いておくといいでしょう。文章で書いていいです。

どこに分けたらいいのか曖昧なことは、自分で判断して分けてください。それが正解です。

事例とまではいかないんですが、イメージとしてはこういう記述になると思います。

年表書き方イメージ

年表はあくまで自分史の下書きに過ぎないんで、完璧にしようと思わなくて大丈夫です。その年を代表する出来事やコンテンツ、その当時の状況や雰囲気を思い出せればもう言うことありません。あとは、自分の言葉で自分史を書くだけです。

 

3.その年の自分史を記述する

年表が1年分完成すれば、あとはそれを文章化して、重要な出来事やエピソードについては肉付けして記述するだけで、その年の自分史は書けると思います。

 

 

箇条書きメモの作成

年の検証とか年表作成とか一々やってられねえよ!と思うんだったら、その年について箇条書きでokです。

PCでメモ帳を開いて、ある年について箇条書きしていくのです。

例えば、2010年についてだったら、2010年にあったことを思い付くがままに箇条書き・殴り書きしてみます。遊んだ人でもいいです、学校のイベントでもいいです、良く聴いた曲でもいいです、よくやったゲームでもいいです。とにかくその年にあったことについて列挙してみてください。何が重要だったとか、どういう順番だったとか、文章にするとか全く考えなくていいんで、2010年にあったことを思い付くがままに書き出していきます。

時期が曖昧なことでもいいです。「これは、もしかしたら2010年じゃないかもしれないんだけど……」ということでもいいです。とにかく書き出してみてください。後から調べて修正すればいいだけの話です。

いきなりその年の全ての要素についてやるのが大変だったら、趣味だけとか、仕事だけとかでもいいです。

それで、その年についての箇条書きメモが出来たら、答え合わせをしましょう。

日記、当時の資料、証言者、ネットなどを活用して、箇条書きして出てきた要素一つ一つについて調べます。特に、正確な時期について調べてください。可能な限り調べてください。分からなかったら分からなかったでいいです。修正する部分は修正して、新しく分かったことなどについてはメモに追記していきます。

このようにして出来た箇条書きメモを基にして、その年の自分史を書いていくわけです。

自分史を理解するためには、方法論に拘る必要はないです。年表を作る、検証してみる、自分史を書く、これらは全て、自分の人生を理解するための方法論の一つに過ぎないのです。とにかく大事なのは、自分にとって一番楽しい方法で自分史を理解していくことです。

 

断片的な記憶から過去を思い出す方法

年の検証をしても、その年について全く思い出せねえよ!という場合について。

まず、年の検証(1月からその年を脳内で再生してみる)というのは、方法論の一つでしかないので、別にこの方法に拘る必要はないです。

どれだけその年について思い出そうとしても、断片的にしか思い出せません、時系列的な流れが全く分かりませんという場合は、その断片的に思い出せる記憶から広げていきましょう。非常に強く印象が残っている思い出から、その前後に記憶を広げていくのです。これ、パズルをやってるようで面白いですよ。ピースが一つ埋まると、次々とピースが埋まっていきます。

例えば、2012年について思い出せなかったとしたら、強く印象に残っている2012年の重要な出来事を思い出してみます。で、その出来事が起こったとき、他に何をしていましたか?交友関係は?仕事や学校は?趣味は?などなど。強く印象に残っている出来事を起点にして、その当時は他に何をやっていたか?その前後はどんなことをやっていたのか?を思い出していくわけです。

もしくは、その当時の趣味から広げてみるというのもありです。例えば、「あのゲーム、発売日に買ってもらったよなあ」という記憶があるんだったら、あとはググるだけで具体的な時期が分かります。そこから広げていけばいいんです。

あと、もしも学生時代に学校から貰ってきていたプリントなどがあったら、これは自分史を書くにあたってA級資料です。これで、いつどういうイベントがあったのか全て分かります。あと、もしも日記の類が残っていたら、これは超A級資料です。その当時の自分のリアルな感情が分かるということで、これ以上に貴重な資料は存在しないです。

とにかく重要なのは、強く印象に残っている記憶やエピソード、資料に基づいた事実などから、一つずつ確実にパズルを埋めていくことです。

人間の記憶って、本当に曖昧です。私も自分史の研究をし始めたときに、自分の記憶と資料などから照合される事実との間に余りにも差があるので、「神の手が働いて、私の過去を改竄しているんじゃないか?」と、高次元体の存在を疑ったものです。

 

特定の年表の作成

人生全体の年表を作るのが難しいというのであれば、何か一つに特化した年表を作ってみるというのもありです。

交友関係でも仕事でも趣味でもいいんで、自分史というより、何か一つに特化した年表を作ってみるのです。つまり、自分史ではなく、人物史や仕事史、ゲーム史などの年表を作ってみるのです。

交友関係、仕事、スポーツ、ゲーム、音楽など、なんでもいいです。ただ、出来れば、人生において重要度の高い分野にした方がいいです。

この場合に使うテンプレートを貼っておきます。年表template(縦)

年表(縦)

年月と出来事との一対一で一致させて書いていきます。で、一番右の列は自由です。メモでも他のコンテンツとの関連でも、思い付いたことを書いていきましょう。

これも、時系列順に思い出せないんだったら、一番印象が強く残っていることから広げていくのがいいと思います。

これは自分史全般で言えることですが、まず書いてみることです。いきなりパズルが全て揃っている状態にはならないです。ただ、パズルを一つでも埋めると、その次が連鎖的に思い出せます。思い出せないんだったら、それでいいです。無理に思い出す必要はありません。

 

過去を思い出すための切り口

・人間関係(家族、友達、先生など)
「誰と何をしたか?」
「誰とよく遊んだ?」
「誰にお世話になったか?」
「誰に影響を受けた?」
「誰が好きだった?」
「ペットとのエピソードは?」

・コンテンツ(ゲーム、音楽、漫画、テレビ、映画、本など)
「その時期を代表するコンテンツは?」
「影響を受けたコンテンツは?」
「好きだったキャラクターやタレントは?」

・スポーツ
「よくやったスポーツは?」
「よく見たスポーツは?」
「好きな選手は?」
「応援してたチームは?」

・その他趣味

・学校生活
「イベント(運動会、文化祭、修学旅行など)の思い出は?」
「勉強で印象に残ったことは?」
「部活で印象に残ったことは?」
「努力が実ったエピソードは?失敗したエピソードは?」
「日常はどんな感じだった?(登校時の日常、クラスの日常、帰り道の日常など)」

・仕事
「印象に残った出来事は?」
「努力が実ったエピソードは?失敗したエピソードは?」
「日常はどんな感じだった?(出勤の日常、職場の日常、帰宅時の日常など)」

・初めての出来事
「(重要人物との)初めての出会いは?」
「初めてやったゲームは?」「初めて聴いた曲は?」など(コンテンツや趣味での初めて)
「入学式は?」「入社式は?」

・別れの出来事
「友達との別れ(転校など)のエピソードは?」
「卒業や退社のエピソードは?」

・滅茶苦茶楽しかった出来事

・嫌な出来事(歴史的逆境)

・人生の分岐点

・人生を変えた決断

・場所
「その当時、印象に残ってる場所は?」
「住まいはどんな場所だった?」
「学校や職場はどんな場所だった?」
「よく行った場所は?」
「帰りに良く寄った場所は?」
「旅行で行った場所は?」

・病気
「印象に残ってる病気のエピソードは?」

・食べ物
「好きだった食べ物は?よく食べてたものは?」
「給食で好きだったのは?」
「印象に残ってる食べ物のエピソードは?」

・お金
「主に何にお金を使っていた?」
「印象に残ってるお金のエピソードは?」

・社会的出来事
「あの社会的出来事が起きたとき、何をしていた?」
※社会的出来事についてはググったりwikiペディアなり、その年の年表を参照するといいです。

・日常
「(その時期の)平日の日常は?」
「(その時期の)休日の日常は?」

・科学
「科学の力ってスゲー的な出来事は?(家電製品やPC・ネット、スマホ、ゲーム機など)」

 

 

過去を思い出すツール

単に記憶を引っ張り出すのではなく、過去に関係するモノから記憶が引き出される場合があります。

○過去を思い出すツール
・写真、アルバム、ビデオ

・学校のプリント、テスト、創作物、卒業アルバムなど

・仕事や会社の資料

・日記、手帳、手紙

・遊んだもの(おもちゃなど)、集めたもの、作ったもの

・音楽、テレビやゲームの映像(youtubeを使う)

・コンテンツのパッケージ、本の表紙(Amazonを使う)
※実物を手に取れるならそちらを。実物に勝るものなし。

・地図、場所
※実際に現地に行くのが一番良いです。詳細はこちら

・乗り物(自転車、車)や製品(パソコンやゲーム機、スマホなど)

~~

なお、これらの過去のアイテムについては、カメラやスキャナを使うことによって自分史中に取り込んでokです。自分史で重要なのは、その時期について読んでいるだけで、その時期の情景や雰囲気が脳内で再生されるようになることです。それは何も、文章だけで呼び起こす必要はないのです。必要ならば、その当時を象徴する画像を挿入しましょう。

※自分史の作り方によっては、その当時を象徴する映像や音楽を流すことも可能かもしれません(例えば、2010年1~3月にスクロールするとその時期を代表する曲が流れて、2010年4~5月にスクロールするとその時期を代表する曲が流れるみたいな)。残念ながら、Wordでは出来ないようですが……。今後の技術発展を待ちましょう。

 

 

 

 

 

自分史の書き方(基本事項)

自分史を書くための準備(テンプレートファイル)

自分史を書くための環境について説明しておきます。まず自分史用のフォルダを作って、その下に章毎の文書ファイルを作っていけばokです。

PCの中で、自分史フォルダを作って、その中にファイルを作っていってもいいです。スマホで作っていってもいいです。EvernoteやGoogleドキュメントで作ってもいいです(これがお勧め!)。

で、文書作成ソフトなんですが、文字を太字に出来る機能さえあれば、どんな文書作成ソフトを使ってもいいです。Office Wordで作ってもいいです。ワードパッドで作ってもいいです。

ただ、Wordで作る場合も、クラウドで作る場合も、自分史フォルダ以下にあるファイルは章ごとに分けて作ることを推奨します。つまり、自分史のファイルは章単位で作成した方でいいです。

当サイトの自分史のテンプレートはこちらになります:自分史テンプレート

Wordファイルになりますが、クラウドで使う場合も、ぶっ込めば使えると思うので、良ければお使いください。

 

 

 

自分史の構造

自分史の具体的な書き方に入る前に、自分史の構造について説明していきたいと思います。

当サイトでは、自分史を各時期毎により深く理解するために、エピソードを羅列していく形式ではなく、各時期に何があったのかという概要を記述していく教科書形式で自分史を記述していくことを推奨しています。そのため、自分史の構造としては、中学校や高校で使用されている歴史の教科書を参考にしています。

まず、一つの例として、山川出版の「詳説世界史」の場合、序章があって、第Ⅰ部から第Ⅲ部まであって、第一章から第十七章まであります。そして、各章ごとに3~5節あって、その節の中にいくつかの項目があります。これが歴史の教科書の構造です。

つまり、部があって、章があって、節があって、項目があると。これを自分史に応用すると、部は人生の大きな区切りで、章は人生の節目で、節は年で、項目は年の中の時期で区切ればいいわけです。ただ、部はほとんど意識する必要ないです。

文章で説明しただけでは分かり辛いと思うんで、具体例を出して説明したいと思います。

例えば、1972年3月生まれで大卒で就職した場合だと、序章は誕生から幼年期で、第Ⅰ部は学生時代になります。で、第Ⅰ部の中には、第一章の小学校時代から第四章の大学時代まであります。そして、第一章の小学校時代には、1978年から1984年までの7節があります(第一章は小学校入学から中学校入学日前までとすると、1978年4月から1984年4月まで)。そして、これらの節(年)の中では時期毎に項目で区切られています。

この説明でもまだ分かり辛いと思うんで、上記の例を視覚的に提示すると、次のようになります(項目は省略)。

序章
第Ⅰ部.学生時代
第一章.小学校時代
1.1978年
2.1979年
3.1980年
4.1981年
5.1982年
6.1983年
7.1984年
第二章.中学校時代
(以下、同様)

で、これを文書ファイルではどのように記述するかというと、次のようになります。

第一章 小学校時代

1.1978年
○1978年4~7月
・(この時期の自分史を記述する)

○1978年夏
・(この時期の自分史を記述する)

○1978年秋
・(この時期の自分史を記述する)

○1978年冬
・(この時期の自分史を記述する)

 

2.1979年

まず”第一章”という章があって、”1978年”という節があって、その節の中には、“1978年4~7月”、“1978年夏”、”1978年秋”、”1978年冬”という時期で区切られた4つの項目があると。あとは、この4つの項目の中身を書いていけばいいわけです。

要は、人生の節目ごとに章分けして、章の中は年毎に区切ります。その年の中に時系列順に分けた項目を作って、その時期について記述していく。これが自分史の構造です。

で、注意して欲しいのは、これはあくまでテンプレートでしかありません。

ここで言いたいのは、章分けして、年で区切って、その年の中に項目を作って、その項目について記述していくのが、当サイトで推奨する自分史の書き方だということです。

で、項目の区切り方や、項目の名前は自由に付けていいです。上記の例では、そのまま時期の名前を付けてますが、その時期・その項目を象徴する名前を自由に付けていいです。例えば、世界史の教科書では、第一次世界大戦について書いてある項目名は、”第一次世界大戦”です。ただ、基本は時期名でいいです。自分の人生に対する理解度が深まってくると、歴史の教科書のように項目に名前を付けれるようになってきます。

○自分史の書き方
・自分史の構造:人生の節目ごとに章分けして、章の中は年ごとに区切り、その年の中に時系列順に分けた項目を作って、その時期(項目)について記述していく。

 

時代区分について

章分け(時代区分)について追記しておきます。

一番基本的な分け方は、学生時代だと、小学生時代、中学時代、高校時代、大学時代に分けることです。で、小学生時代が第1章、中学時代が第2章……と章番号と時代名を割り当てます。

あと、浪人するなどの期間があった場合についてなんですが、例えば、第3章と第4章の間に1年間そのような期間があったとしたら、第3.5章という番外編のような時代区分を定義してもいいです。

章分けで絶対に守って欲しいことは、第一章から現在までの全ての期間が必ずどこかの章(前述した番外編の章も含む)に属しているようにしてください。ただし、重複はなしで、もれなくあまりなくを意識してください。

社会人以降の時代区分はやや分かりにくいかもしれないですが、自分にとって一番しっくり来ることで分けてください。会社、職業、部署、役職、住んでる場所、結婚や子供の誕生などで分けるといいです。で、時代区分の要素は一貫してなくても大丈夫です(例えば、2010~2012が第5章(会社)時代として、2013~2015は第6章(場所)時代とするなど)。

 

 

項目名について

「自分史の構造について、時期で分けた項目にはその時期以外の名前を付けてもいいとのことですが、項目にはどのような名前を付ければいいのでしょうか?」。

これはズバリ、答えがあります。

その時期のあなたの人生にサブタイトルを付けるとしたら?

これが答えです。

例えば、その時期を代表する重要イベント名など。

ただ、慣れない内は時期名(XXXX年Y~Z月やXXXX年夏など)をそのまま付けておきましょう。あと、特に付けれるサブタイトルがない場合も時期名でいいでしょう。基本は時期名です。

 

 

自分史の記述内容

人生を章分けしたら、あとはもう自分史を淡々と書いていくだけです。例えば、”2000年4~7月”という項目には、2000年4~7月について記述していきます。それが終わったら、次の時期・項目について同じように記述していきます。と、このようにして、現在まで書き続けていけば、自分史が完成します。

じゃあ、具体的にはどんなことを書いていけばいいのかと言うと、主に次の通りとなります。

○自分史の書き方
・時期毎に、以下の事項を中心に記述していく。
-人生の重要イベント・重要なエピソード
-人物・交友関係(連絡)
-学業・仕事
-各種コンテンツ
-ライフスタイル
-その時期を象徴する雰囲気や情景、日常

これらの項目を、時期毎に淡々と書いていきます。自分史の書き方と大それた言い方をしていますが、何てことはない、小学校時代位から現在までを時系列的に書いていくだけの単純作業です。

この中の何について主に書くかは、人それぞれとしか言いようがないです。連絡中心の人生もあれば、仕事や勉強中心の人生もあれば、趣味中心の人生もあるからです。自分にとって重要だと思うことを書いてください。自分にとって重要じゃないことは一切書かなくていいです。

自分史の記述で最も重要なのは、その時期の文章(段落の集合)を読んでるだけで、その時期の出来事や雰囲気が頭の中で再生されるようになることです。このことさえ意識していれば、何を書けばいいのか自ずと分かってくると思います。

自分史の書き方についてこれ以上の説明は出来ません。自分史というのは、過去の雰囲気再生マシーンです。当サイトで定義する最もクオリティーの高い自分史というのは、その文章を読むことによって、その時期の雰囲気や情景が脳内で鮮明に蘇ってくるものです。この部分、どれだけ太字にしても足りません。私が、このコンテンツ(自分史の書き方)で一番訴えたいのはこの部分です。

もしくは、当サイトの自分史の書き方というのは各年についての記述であります。だから、その年について記述するには何を書けばいいのか?その文章を読むことによって、その年が再生されますか?

何をどう書いていいのか分からなくなったら、これらの点を意識してみてください。

 

 

自分史の記述イメージ

自分史の実際の記述例としては、こんな感じになります。なお、これはあくまでイメージです。

書き方イメージ

こんな感じで、その時期にあったことについて分野毎に段落で区切って記述していきます。重要イベント、連絡、学校・仕事、趣味、その他イベント、その時期の特徴などについて、段落で区切って、箇条書き的に記述していきます。この段落の集合こそが、その時期の自分史になります。

段落の長さは、20字~400字が目安になります。例外的に長くなる記述もあると思いますが、どんなに長くても800字以内には収めるべきです。

”ゲームでは、~~が登場した。”というような20字程度の記述から、400字前後に及ぶ重要イベントの記述まで、その時期の重要な要素について段落毎に記述していきます。

1年分の長さの目安としては、本文のフォントサイズを15として、Wordで5~10ページになります。

記述例をもう一つ示すと、こんな感じになります。

書き方イメージ(2)

ここで、一つテクニック的なことを書いておきます。

項目を作るときは、大抵は”XXXX年4~6月”というように2~3ヶ月毎の区切りになると思うんですよ。その項目の中で、その時期にあったことについて、分野毎に段落で記述していきます。

では、何をどのような順番で記述していけばいいか?これは自由です。ただ、出来るだけ、時系列的な記述になるように意識するといいです。

あと、仕事にせよ趣味にせよ、ある分野について、その時期に書くことがたくさんある場合(一つの段落で記述すると冗長になってしまう場合)は、段落で区切りましょう。

基本的には、1つの段落の中でその時期について全て記述するのがスマートですが、長くなってしまう場合は、段落で区切って記述した方がスマートな記述になります。

段落で区切った場合は、それぞれの段落を、その項目の中で時系列を意識した箇所に書くといいです。

例えば、”XXXX年4~6月”という項目の中で、ある分野について4~5月と6月とで段落を区切った場合、前者は項目の中の前半部分に記述して、後者は後半部分に記述するというようにして、時系列を意識した書き方をするのです。

 

 

自分史記述のルール

自分史を書くにあたって、絶対に守らなければいけないルールがあります。これさえ守れば、何を書いても良いです。

○自分史を書くための絶対的ルール
・主観的事実だけを記述していくこと。神話や未来への願望などは一切載せないように。

自分史というのは、自分の人生を題材にした歴史なので、事実だけを記述していきます。何度も書きますが、記述していいのは、事実だけです。自分の人生で実際に起きた出来事・感じたことだけを記述していきます。

だから、自分を大きく見せたいがための嘘だったり、神話だったり、未来への願望だったりは一切記述しないでください。実際にあった事実だけを記述していってください。

自分史を書くということは、現実逃避や懐古主義からは最も遠い作業になります。自分の人生をありのまま、あるがままに直視する行為です。

さて、このルールの事例説明とともに、歴史記述特有の言い回しについても説明しておきたいと思います。

で、私のお師匠様が、2012年5月某日に結婚されて、本人曰く今(2015年1月時点)も幸せなようなんですが。このことを、(私のお師匠様が)自分史で書くとどうなるか。次の3つの文を見てください。

×2012年5月XX日に結婚し、幸せな家庭を築いた。
○2012年5月XX日に結婚した。
○2012年5月XX日に結婚し、現在に至るまで幸せな家庭を築いている。

一つずつ説明していきたいと思います。

まず、一番上の文、“2012年5月XX日に結婚し、幸せな家庭を築いた”。これ駄目です。“幸せな家庭を築いた”と言いきっているのは、未来への願望なので、こういう書き方は自分史の記述としてアウト。

次に、二番目の文、“2012年5月XX日に結婚した”。これだけなら事実なので、オーケイです。

最後に、三番目の文、“2012年5月XX日に結婚し、現在に至るまで幸せな家庭を築いている”。これはオーケイです。なんでかと言うと、“現在に至るまで”と時期を限定しているからです。

まあ、こんな感じで、事実だけを記述して、未来への願望は一切記述しないことです。今まさに努力してることで結果が出て欲しいのは分かります。明るい未来が訪れて欲しいという気持ちは分かります。でも、自分史の記述においては、現時点で確定してる事実だけを記述してください。

ただ、 私から言わせてもらうと、この書き方にはユーモアがない。もっと自分の歴史を楽しみましょう。自分史は自由なんです。自分史を書く=自分の世界を楽しむことなのです。

さて、心の準備はよろしいでしょうか?これこそが、120点満点の歴史記述です。

◎2012年5月XX日にYYと結婚した。これによって、▲▲年続いた■■体制は崩壊し、●●体制が成立した。この体制は現在に至るまで続いている。

この領域まで来たら、何も言うことはないです。

今後詳しく説明していきますが、この書き方について説明しておきます。

まずは、結婚した日(重要イベントが起こった日)を具体的に書きます。誰と結婚したのかも当然書きます。で、結婚したということは、それまでの環境が変わったということですよね。それについて記述して、その新しい環境に名前を付ける。そして、重要語句になるので太字にする。

ただ、ここまで記述出来るようになったら凄いんですけど、この領域は別に目指さなくても大丈夫です。哲学者や独裁者の気質がある一握りの人間が自分史に嵌ると、この領域まで行ってしまいます。この領域まで行かなくても、自分の人生を愛することは出来ますので、何の問題もありません。

ちょっと話はそれますが、日本史と世界史の教科書って、何から何まで宝の山なのです。例えば、世界史で言うと、ヴェルサイユ体制とかブレトンウッズ体制とかあるじゃないですか。内に秘めた好奇心が、真似をしたくてたまらない。その衝動を自由に解き放てるのが、自分史というコンテンツの魅力の一つでもあります。

 

 

未来について書くには?

未来については全く書かなくていいというか、触れないでください。100%願望が入るだけです。

自分史で書いていいのは、現時点で確定していることまでです。確定していないことは絶対に書かないでください。それは歴史の捏造になってしまいます。

例えば、今一生懸命努力していることの成果が出て欲しいとか、今付き合ってる人と幸せな状態が続いて欲しいとか、未来で成功が確定していて欲しいという気持ちは分かります。誰だってそう思います。でも実際、そんなの分からないじゃないですか。だって、もしかしたら明日死ぬかもしれないわけで。

一生懸命努力したにも関わらず挫折して、自分が思い描いてなかった道に行くことになるかもしれないです。でも、結果的にそれが大正解の道になるんですよ(敢えて言い切ります)。「もしも、あのとき挫折してなかったらゾッとする……。あのとき挫折したのは奇跡だ……」と言ってる未来になります、きっと。

自分史を書けば成功が保障されるとか、絶対にないです。でも、自分史を理解して、「人生で起こることは全てが良いことに繋がっている」「人生に上方修正はあっても、下方修正は絶対にない」と気付くことが出来れば、未来がどうなるかは分からなくても、未来は確定していると思うのです。あとはその道を楽しんで歩んでいくだけです。

現実は理想を凌駕していきます。

理想と現実

 

 

 

 

自分史の書き方(記述例)

”自分史の記述内容”で、自分史では何について記述するのかを示しました。再掲しておきます。

○自分史の書き方
・時期毎に、以下の事項を中心に記述していく。
-人生の重要イベント・重要なエピソード
-人物・交友関係(連絡)
-学業・仕事
-各種コンテンツ
-ライフスタイル
-その時期を象徴する雰囲気や情景、日常

ここからは、具体例を交えて、これらの書き方について詳しく説明していきたいと思います。

ただ、注意して欲しいのは、当サイトで示す書き方の例はあくまで一例に過ぎません。そもそも、人間一人一人の壮大な人生についての記述を一般化・テンプレート化するというのには無理があります。

自分史で大事なのは、自分の言葉で記述することです。この世界に唯一無二である自分の物語は、自分自身にしか書けません。

ただ、気負わずに。書き方の例で示しているように、基本は「~~が登場した。」「~~があった。」で十分です。難しく考える必要ないです。人生は非常にシンプルです。自分史を理解していけばしていくほど、シンプルになってきます。

 

 

基本的な書き方(全て共通)

基本的には、その時期にあったことについての概要をシンプルに記述していきます。

重要なことだったら、その概要に加えて、具体的内容やエピソード、主観的感情、後世に与えた影響などについても記述します。

何が重要で、何が重要でないか?というのは、自分次第です。後から追記するのも削るのもいくらでも書き直し出来るんで、まずは思うがままに書いてみるといいと思います。

とにかく大事なのは、その文章を読んでるだけで、その出来事やその時期の雰囲気が頭の中で再生されるかどうかです。これを意識してみてください。あなたの人生において、その時期を代表することは何ですか?

○自分史の書き方
・基本的には、概要をシンプルに記述していく。
・重要なことには、その概要・詳細(具体的内容やエピソード、主観的感情、後世に与えた影響など)を記述する。
・その時期の文章を読んでるだけで、その時期の出来事や雰囲気、情景が頭の中で再生されるようになることを意識する。

 

具体的な書き方の例を出しておきたいと思います。

当サイトはゲーム攻略サイトということで、ゲーム(趣味・コンテンツ)での書き方の例を示したいと思います。

それで、これは私自身の事例なんですが、小学校低学年の頃は、ロックマンやマリオなどのアクションゲームが好きだったんだけど、初代ポケモンとFF7の影響で、RPGを中心にやるようになったんですね。そのことについて(FF7の登場について)記述すると、こんな感じになります。

○1997年1~3月
年が明けてもポケモンの勢いは衰えず、3月にはファイナルファンタジーⅦが登場した。この二つのゲームでは、育成やコンプリートといったRPG的なやり込み要素が登場した。これによって、ゲームの主役はアクションゲームからRPGへと移行することになった。この二つのゲームが後世に与えた影響は絶大であり、現在にも続くゲームの礎を築いた。

この文章について説明します。まず、重要コンテンツが太字となっています。で、概要が記述してあって、後世に与えた影響についても記述してあります。

これは趣味・コンテンツの記述になりますが、仕事や連絡など他の項目についても、こんな感じで記述していけばいいわけです。詳しくは、個別にこれから説明していきます。

当サイトで説明している教科書形式の自分史の書き方で重要なのは、内容ではなくて、概要を記述することです。

私自身、FF7の思い出について書けと言われたら、いくらでも書けます。でも、それは内容なのです。当サイトで推奨している自分史の書き方は、概要をシンプルに記述していくことです。

当サイトにある書き方の事例は、あくまで一つのテンプレートのルールを示しているに過ぎません。大事なのは、その文章を読むことで、その時期の雰囲気や情景が脳内で再生されるように書くことです。何度も何度も言いますが、これを強く意識してください。

そのためには、概要をシンプルに記述するのが良いです。これはなんでかと言うと、まず内容を記述してしまうと、冗長になってしまうというのが一つ。それに、概要さえ文章で書いておけば、その内容や情景は自然と脳内で再生されるからです。

ただ、内容をもっと書いた方が、その時期の雰囲気や情景が脳内で再生されるというのならば、そうしてください。その文章を読むことで、その時期の出来事や雰囲気・情景が脳内で再生されるかどうか。これこそが当サイトで示す自分史の書き方の羅針盤です。

 

 

後世に与えた影響について

人生において、何らかの出来事やコンテンツが、それからの人生に変化をもたらしたことってあると思うのです。

これは自分史の流れを理解するために非常に重要なんで、そのような出来事やコンテンツがあったら、その旨を記述しておくといいです。

ただ、後世に影響を与えた出来事やコンテンツというのは、それほど多くないと思います。なので、下手に全ての出来事やコンテンツに意味を見出そうとはしない方がいいです。

 

 

名前を付けること(ラベル付け)について

自分史上の重要な出来事や歴史的決断・政策については、固有の名前を付けておくことを強く推奨します。

どうして重要な出来事に固有の名前を付けるのかと言うと、ラベル化してその出来事を参照しやすくするためです。

名前の付け方は自由です。歴史の教科書からいくらでもパクって結構です。ユーモアをもって、自分の歴史に相応しい愛すべき名前を付けましょう。

ただ、名前を付ける出来事は、必要最小限に留めておくことが大事です。

自分史を書いてると、色んな出来事に名前を付けたくなるんですよ(私だけでしょうか?)。でも、シンプルでスマートなクオリティーの高い自分史を書きたいのなら、その欲求は抑えてください。名前(語句)が多くなればなるほど混乱して、訳が分からなくなってしまうからです。

自分史の年表に載るほど重要な出来事で、その出来事に名前がなくて参照しづらい場合にだけ、固有の名前を付けましょう。それ以外は、名前を付ける必要はないです。闇雲に何から何まで固有の名前を付けてしまうのは、自分史のクオリティーを下げるだけなので、名前の乱発はやめましょう。

まあこれについて一番分かりやすいと思うのは、自分史の教科書を書くのと同時並行して、自分史の年表を作ってみることですかね。そうすると、重要事項に名前を付ける(ラベル付けする)意味が分かると思います。

断じて、子供心(世間一般では中二病と言われる)から、人生の重要な出来事に名前を付けるのではありません。重要な出来事にラベル付けすることによって、人生の流れを理解しやすくするという目的があるんです。これは、やってみれば分かります。自分史をより深く理解するにあたって、重要な出来事にラベル付けするのは必須です。

○自分史の書き方
・自分史上の重要な出来事や歴史的決断・政策については、ラベル化して参照しやすくするために固有の名前を付けておくこと。ただし、名前の乱発は控えること。

 

さて、これについても、具体例を出しておきます。これも私自身の事例になりますが、2014年の4月から8月にかけて、ゲーム攻略サイトを作ったことについて記述すると、こんな感じになります。

○2014年春
3月末には、ゲームへの感謝の気持ちを形にするためにも、最強論に特化した攻略サイトを作るという案が出てきた。こうして、サイト作成が始まった。これをXXXXXXXXXXX(イベント名)と呼ぶ。XXXXXXXXXXXは、4月から8月半ばに掛けて行われ、この間の4ヶ月半を最大限に牽引した。全てのゲームで、記憶を消してまた一から再プレイしたような楽しさがあった。

概要が記述されて、その後に“XXXXXXXXXXX”という名前が付いています(プライバシー保護のためイベント名は省略させていただきます)。重要イベントなので太字にします。あと、最後にこのイベント(コンテンツ)特有の主観的事実も記述されています。

で、これは、名前を付けておかないと辛いんですよ。なんでかと言うと、例えば、私の年表の2014年4月の所にこのイベントを記述しようとしても、ラベルとしての名前が付いてないと一言では記述出来ないじゃないですか。でも、イベントに名前が付いてれば、2014年4月の所にこのイベント名を記述すれば一発で終わりなんですよ。これが、重要イベントに名前を付ける理由です。

どうして歴史上の重要事項には名前が付いているのか?それは認識しやすくするためです。大化の改新や応仁の乱という名前が付いているのは、歴史上の重要な出来事に名前を付けてラベル化して、その出来事を参照しやすくするためなのです。

 

○ラベル付けの例
-逆境的な出来事:「○○ショック」や「○○事変」など
-重要な政策や決断:「○○宣言」や「○○政策」など
-人生が転換した出来事:「○○革命」など
-その当時のマイブーム:「○○ブーム」や「第n次○○ブーム」、「○○バブル」など
※これらはあくまで基本的な例に過ぎません。自分の人生を反映するようなユーモアに富んだ名前を自由に付けていいです(ただし、自分史の世界観を壊すようなキラキラネームは付けない方がいいです)。
※名前を付ける出来事は1年に2~3程度が目安。その年やその章を代表する重要事項にしか付けないこと(参照を意識して)。
※参照を意識するとは、自分史の感想を言うとして、「○○ブームは凄かったなあ」とか「○○宣言があったから今があるんだなあ」的なこと。

 

 

 

重要事項について

自分史を記述する際は、自分の人生においての重要事項(人物・イベント・コンテンツなど)は太字で記載します。

人物やコンテンツの順位付けはしないですけど、重要だったかどうかという点で区別はします。自分の人生に与えてくれた影響について、人物・コンテンツは公平・対等に評価して、重要な人物・コンテンツは太字で記述します。

ただ、太字で区別することに抵抗があるんだったら、太字にしなくていいです。

○自分史の書き方
・自分史では、人物やコンテンツは公平・対等に評価する。重要人物や重要なコンテンツは太字で記載する。

 

 

 

 

重要イベント・重要エピソード

重要イベントの事例について

当サイトでは自分史の書き方について説明していますが、出来るだけテンプレートや事例は示したくないんですね。なんでかと言うと、型を示してしまうと、自分の人生をその型に当てはめて考えてしまう可能性があるからです。

例えば、ある重要な出来事における主観的感情やエピソードの記述についてなどは、書き方の例を示せるはずがないんですよ。どんなことを体験して、どんなことを思ったのか、それを主観で体験したのは自分しかいないんですから。そもそも、何が人生の重要イベントや重要なエピソードなのかも、自分で決める以外にないのです。

とにかく書いてみることだと思います。ある出来事についてのメモでも箇条書きでも感想でも何でもいいから書いてみることです。そこから少しずつ思い出せるようになってきます。頭の中でまとまってきたら、それを自分で文章にすればいいのです。それで100点満点です。

当サイトの自分史記述の道標は、「その文章を読んでるだけで、その時期の出来事や雰囲気が頭の中で再生されるようになること」です。

事実の記述だけでこの条件を満たすんだったら、そうしましょう。感情や情景についても書いた方がこの条件を満たすんだったら、そうしましょう。ただ、冗長にならないように出来るだけシンプルに記述します。重要なことだったら、しっかりと文章で記述します。このバランス感覚も、自分次第です。

あと、感情を書いておきたいんだけど書き方が分からない場合についてなんですが、そのときの感情を思ったまま文にしてみましょう。口語をそのまま文章にしていいんです。とにかく一番しっくりくる書き方をしましょう。誰かに伝えようとして書く必要はありません。自分にしか分からない書き方でいいのです。ブラッシュアップしていく内に、客観的な記述になっていきます。

 

重要イベントの事例について2

エピソードの書き方がどうしても分からないという場合は、立花隆さんのこちらのサイト:立花隆の自分史倶楽部を参考にするのがいいと思います。

ただ、当サイトの書き方をする場合は、ある重要イベントのエピソードを記述するとして、原稿用紙1枚分、つまり400字以内に収めるようにしてください。例外的に長くなる場合であっても、800字以内には収めてください。

何があったのか?どんな感情だったのか?などについて概要をシンプルに記述すれば、400字以内に収まると思います。

 

 

 

人物

自分史の素晴らしい所は、自分の人生を題材にして歴史の教科書を作れるということです。お世話になった人物や、自分が一番良く知っている出来事、自分が一番好きなコンテンツが大活躍する物語。自分の人生の全てをコンプリート出来ます。

と言うことで、自分の人生に登場した重要人物については余すことなく全員記述しましょう。

○自分史の書き方
・人物については、以下をフルネームで記述する。
-家族
-友達、恋人、クラスメイト、同僚など
-先生、上司など
-その他(重要な役割を果たした人、大きな影響を受けた人)

人生で重要な役割を果たした人物について、フルネームで記述します。重要人物は太字です。ただ、太字にするのは初登場時だけにします。これは、歴史の教科書に準じます。

まず、家族については、これは序章にでも書いておけば大丈夫でしょう。”母は~~、父は~~、祖父は~~”のようにしてフルネームかつ太字で記述しておきましょう。で、新しく家族が増えたら、その時期にフルネーム・太字で書いておきます。

友達、恋人、クラスメイト、同僚などについては、初めて出会った時期もしくは、よく付き合うようになった時期にフルネームで記述しておくといいでしょう。先生、上司などについても同じです。

その他にも、芸能人やスポーツ選手、作家や政治家など、人生で重要な役割を果たしてくれた人や大きな影響を受けた人は記述しましょう。

ただ、人生で出会った人、全員は記載出来ないです。全員記載してたら、それは自分史ではなくて、人物図鑑になってしまいます。重要人物に絞って記述してください。但し、重要人物は余すことなく全員記載してください。

書き方の一例ですが、これはクラスメイト・先生での例になりますが、こんな感じになります。学生時代のクラス分けの初めの頃は、こんな感じで記載しておくといいです(太字は省略)。

○XXXX年4月
X年X組では、XXXX(人物名)やXXXX(人物名)、XXXX(人物名)、XXXX(人物名)らがクラスメイトだった。担任はXXXX先生、数学はXXXX先生、理科はXXXX先生、社会はXXXX先生、英語はXXXX先生、体育はXXXX先生が担当となった。

そのクラスで仲が良かったクラスメイトなどを記載します。重要な先生についても記載しておきます。誰を記載するのかは人それぞれです。とにかく、自分の人生において重要な人物を記載することです。

記述テクニック的なことを言うと、人物名は流れの中で記載することです。例えば、ある時期の交友関係について記述するときに、その流れの中で友達の名前を登場させるといいです。上記の例では、ある時期の学業について記述している流れの中で友達や先生の名前を登場させています。こういうことは、自分史を書いてる内に慣れてきます。まずは箇条書きでもいいから、とにかく書いてみることです。

自分史を検証してみると、自分の人生では、こんなに多くの人物が登場してきたんだなということに気付けます。これは、やってみないと分からないです。どれだけ多くの人に助けられてきたのかということが分かります。

私自身、非常に特殊な人生を歩んでいるもので、人生で出会ってきた人の数は普通より少ないかもしれないけど、全ての人間関係・出会いに感謝してます。

 

 

重要人物について

今日は、質問に答えたいと思います。質問ありがとうございます。

「人物の書き方について質問です。重要人物について本格的に記述するにはどのようにすればいいでしょうか?」。

人物について個別に記述するということは、あんまりないんじゃないかなと思うのです。人物については、大抵の場合、交友関係もしくは学業・仕事での流れで記述することになるんじゃないかと思います。

で、重要な人物って、交友関係や学業・仕事の記述の中で、複数の時期に何度も登場すると思うんです。だから、重要人物についてそのメタ的な記述をするよりは、複数の時期に何度も何度も名前が登場するということで、滅茶苦茶重要な人物だということが自分史中で示されることになるかと思います。もしも、何らかの大きな影響をその人物から受けたのであれば、その都度その流れの中でシンプルに記述すれば良いと思います。これは大事ですね。その人物から何らかの影響を受けたことがあれば、必ず記述しておきましょう。

ただ、重要人物について個別に記述してもいいですよ。その裁量は自分次第です。詳しく記述するんだったら、その人物と出会った所がいいですかね。初登場時に「こうこうこういう形で出会った」と記述してから、「この人物からはこうこうこういう影響を受けることになった」みたいな。

人物についてもコンテンツと同じで、その人物についての内容を記述する必要は特にないんですね。なぜなら、その人物名を見るだけで、頭の中にその人がどういう人なのかが浮かび上がってくるじゃないですか。

 

 

連絡(交友関係)

連絡(交友関係)の書き方について説明していきます。なお、連絡というのは、人と遊ぶことです。

○自分史の書き方
・連絡(交友関係)については、以下の事項を中心に記述する。
-重要イベント
-その時期の連絡の特徴
-連絡中で主力となったコンテンツ

・重要イベント

これは例えば、小学生時代に友達と秘密基地を作って遊んだ忘れられない1日のことだったり、人生に大きな影響を及ぼすほどの楽しい出来事についてです。ある時期の特徴ではなくて、ある1日の出来事(1年に1回あるかどうかの重要な出来事)。

これについては、具体的内容に踏み込んで記述してもいいです。その日の出来事、その日の感情について、具体的に描写しましょう。ここで重要なのは、その文章を読んでるだけで、その日のことが脳内で再生されるように描写することです。

自分史は、基本的には概要の記述になります。でも、重要な出来事については具体的内容に踏み込んで記述していいです。これは自由です。

書き方の具体例は出しません(出せません)。自分の言葉で重要な出来事を記述してください。いつ?誰と?何を?どんな感情?について記述しておきましょう。

 

・その時期の連絡の特徴、連絡中で主力となったコンテンツ

これは、その時期の連絡の概要について記述します。例えば、小学校~中学校時代の連絡を例にすると、こんな感じで。

○連絡の記述例
連絡は、休日にはXXXX(人物名)らとXXXXXXXXXX(コンテンツ名)が中心で、平日の放課後にはXXXX(人物名)、XXXX(人物名)とXXXXXXXXXX(コンテンツ名)やXXXXXXXX(コンテンツ名)などをして遊ぶのが中心だった。

要するに、その時期の連絡について、誰と?何をして?遊ぶ傾向があったのかを記述します。これが連絡の基本的な書き方になると思います。その時期の連絡の特徴について、概要をシンプルに記述します。

 

 

書き方の例1(学生時代の連絡)

連絡の記述では、誰と遊んだのか?何をして遊んだのか?どういうことが楽しかったのか?などを各時期毎に記述していきます。その文章を読むだけで、その時期の雰囲気が蘇ってくるように記述しましょう。

書き方の例は次のような感じで。

○連絡の記述例
学校から帰ってきたら、XXXX(人物名)、XXXX(人物名)とすぐに遊びに行くというのが日課となっており、そこで中心になったのは、XXXXXXXX(コンテンツ名や遊び名)やXXXXXXXX(コンテンツ名や遊び名)などであった。

このようにして、その時期の連絡について概要を記述していきます。

このような概要を、時期毎に記述していくことによって、そのコンテンツ(今回の場合は連絡)の人生全体における流れが見えてきます。

 

あと、 こういう記述法もあります。

○連絡の記述例
X月AA日にXXXX(人物名)、XXXX(人物名)と遊んだ。そこで中心となったのは、XXXXXX(コンテンツ名)とXXXXXX(コンテンツ名)であった。X月BB日には、(略)。X月CC日には、(略)。X月EE日には、(略)。

これは連絡に限らず、特定の1週間や特定の何日間について概要を記述する場合はこの書き方がいいです。

~~

以上、概要記述の例はこのようにして出せるんですけど、重要イベント・エピソードの事例ってのは、全て特殊で書き方が全部違うから、例が出せないんですね。だから、重要イベント・エピソードについては、好きなように書いてくださいとしか言いようがないです。

もちろん、良い出来事としての重要イベント・エピソードも書きますけど、滅茶苦茶悲しかったり滅茶苦茶悔しかった出来事もちゃんと書きましょうね。そういう出来事こそが、人生を作ってきたわけで。そういう出来事が載ってない自分史というのは、太平洋戦争について載っていない日本史と同じなのです。

連絡における悲しい出来事を描写するというのは、 何と言うか、アーティストが失恋ソングの歌詞を書くようなそんな感じであります。最初の内は、思い出すのが辛いかもしれません。でも、何度も何度もその出来事について検証していると、その出来事が面白くなってきます。もっと、そのときの自分の感情や状況が知りたくなってきます。リアルタイムで戦っていた当時の自分には悪いんだけど、歴史の面白さというのは激動期・転換期にこそあるのです。

最後に、これは連絡の事例だったんですが、友達と遊んだ思い出がそれほどない(重要でない)という人もいると思うんです。

自分史を書く上で何の問題もありません。連絡について書かなければいいだけのことです。人生において、人と遊ぶより面白いことはいくらだってあります。

自分史で重要なのは、徹底した人生の加点主義にあります。理想からの減点主義じゃないんです。自分にとって楽しかったことを中心に記述していってください。

 

書き方の例2(社会人以降の連絡)

前の例は、小学校~高校位の連絡の事例になります。ただ、それ以降の連絡であっても、書き方は全く同じです。

誰と?何をして遊んだのか?これが基本です。

これは友達であろうと、恋人であろうと、家族であろうと、同じです。誰と?何をして過ごしたのか?という概要を記述します。印象に強く残った出来事については詳細(具体的内容やエピソード、主観的感情、後世に与えた影響など)を記述します。

で、ここでは、重要度に応じた書き方について説明していきたいと思います。

まず、そのイベントの重要度がそれほど高くないけど、その時期を代表する出来事だった場合は、次のように概要だけ記述します。

○イベントの記述(重要度:低)
X月XX日には、中学校の同窓会が行われた。

 

次に、そのイベントがその時期やその年を代表するイベントだった場合は、概要を記載して太字にします。ただ、この事例では、”同窓会”というイベント名を太字にしてしまうと、時期の区別が出来なくなってしまうんですよ(年表を書く場合を想像してください)。だから、名前を付けて太字にします。

○イベントの記述(重要度:中)
X月XX日には、中学校の同窓会が行われた(XXXX年X月の同窓会)。

 

最後に、そのイベントがその時期やその年を代表する重要イベントであったとします(重要度自体は上と同じ)。更に必要だったら、その内容をシンプルに記述して(何があった?)、主観的事実も記述しておきましょう(どんな感情だった?どんな雰囲気だった?)。

○イベントの記述(重要度:高)
X月XX日には、中学校の同窓会が行われた(XXXX年X月の同窓会)。(その内容・主観的感情や雰囲気を記述)。

 

で、主観的感情・雰囲気の記述というのは、次のような感じになります。これは一つの例です。大事なのは、その文章を読んで、そのときの状況がなるべく蘇ってくるように描写することです。

終わってから、「じゃあね」の合図で皆バラバラになってしまった。帰り道が非常に儚かった。帰って来てからちょっと散歩してみたが、誰とも会えなかった。

 

 

 

学業・仕事

学業・仕事について、学校や会社(仕事)での出来事について、何を記述していけばいいのかを説明していきます。

○自分史の書き方
・学業・仕事については、以下の事項を中心に記述する。
-重要イベント
-その時期の特徴
-文化祭、修学旅行、飲み会などのイベント

・重要イベント

学業・仕事に関する重要な出来事について記述します。概要の記述に加えて、必要ならば詳細(具体的内容やエピソード、主観的感情、後世に与えた影響など)も記述しましょう。

 

・その時期の特徴

これが基本になります。学業・仕事について、その時期の概要や特徴について記述します。その時期に、何をやったか?どんなことが行われたか?を記述します。

例えば学業でだったら、勉強が楽しかった人は、それを中心に記述しましょう。部活が楽しかった人は、それを中心に記述しましょう。

あと、誰と一緒に?何をして?付き合うことが多かったかについても記述しておくといいでしょう。

 

・文化祭、修学旅行、飲み会などのイベント

学校や会社、特有のイベントについて記述します。

ただ、別に自分の人生にとって重要なイベントじゃなかったら、一切書かなくていいです。

例えば、文化祭楽しくなかった。だったら、書かなくていいんです。そういうことは書く必要がありません。自分史では、自分の人生において重要なこと(印象に残ったこと)だけを記述していきます。

ただ、あくまで重要でなかったら記述しないんですよ。

人生に影響を与えたトラウマ的な出来事があったりします。その出来事があったことで、何か大きな決断をすることに繋がった出来事などです。それは記述しておきましょう。重要度によりますが、具体的内容に踏み込んで、詳しく描写しましょう。そして、必要ならば、その出来事に名前を付けておきます(「○○ショック」や「○○事変」など)。

 

 

書き方の例1(学校生活)

ところで、学業・仕事とは書いてますが、それ以外の共同体での活動についても書き方は同じです。誰が一緒だったのか?何をやったのか?どういうイベントがあったのか?について概要を記述していきます。

ここでは、学校生活を例にして説明していきたいと思います。

まず重要だと思うのが、そのクラスについての概要の記述です。これは、クラス分けが行われる年度の初めに書いておくと良いと思います。

○クラスの記述例
X年X組では、XXXX(人物名)やXXXX(人物名)、XXXX(人物名)、XXXX(人物名)らがクラスメイトだった。担任はXXXX先生、数学はXXXX先生、理科はXXXX先生、社会はXXXX先生、英語はXXXX先生、体育はXXXX先生が担当となった。昼休みはXXXX(人物名)、XXXX(人物名)とXXXXXXX(遊び名)をして過ごした。

人物の所で示した事例と同じですが、こんな感じでクラスについて概要を記述しておきます。この概要だけで、そのクラス1年間についての説明は完了となります。

なお、この例では先生について記述してますが、特に重要だと思う先生がいなかったら、記述しなくていいです。

クラスの概要について年度の初めにでも記述したら、あとは各時期について、学校生活で印象に残っているエピソードやイベントについて記述していけばいいです。

イベントというのは、運動会・文化祭・修学旅行などのことですが、これも連絡で説明した場合と同じです。その時期を思い出すと出てくる程度のイベントなら概要を記述するだけでいいです。重要なら太字にします。更に重要なら、詳細(具体的内容やエピソード、主観的感情、後世に与えた影響など)もシンプルに記述しておきます。

○学校イベントの記述例(修学旅行など)
X月XX日からYY日にかけては、XXXX(場所名)に宿泊体験に行った(XXXX(※このイベント名))。1日目にはXXXXXXXなどをし、2日目にはXXXXXXXとXXXXXXXXが行われ、3日目はXXXXXXに行って、無事に帰ってきた。1年前に苦い経験となったXXXX(イベント名)とは違い、XXXX(このイベント名)は最高の思い出となった。特に、XXXXXXXXXXXXXXXXXXXの光景は忘れられない。

 

○学校イベントの記述例(文化祭)
X月XX日からYY日にかけて、XXXX(イベント名=文化祭名)が行われた。1日目にはXXXXXXやXXXXXXが行われ、2日目にはXXXXXXが行われた。そして、生徒会長が終了を宣言し、体育館から花火が上がり、XXXX(このイベント名)は終わった。

この2つは、それぞれ宿泊体験と文化祭についての記述例ですが、重要なのは、この文章を読んでるだけで、これらのイベントの情景や雰囲気が蘇ってくるように書くことです。

当サイトで何度も何度も概要を記述せよと言ってるのは、概要を記述しておけば、それを読むだけで思い出が脳内でブワっと蘇ってくるからです。つまり、記憶のトリガーとして概要を記述していくんです。

概要に加えて、その出来事に関する象徴的な内容やエピソード、情景があったら、それは強力な記憶のトリガーになるんで記述しておいてください。

更に言うと、自分史全体の記述では、各時期毎にこのような学業や仕事の記述と並行して、連絡や趣味についても書いていくわけですが。重要なのは、その時期の文章を読んでるだけで、その時期の出来事や雰囲気が頭の中で再生されるようになることです。「あー、あの文化祭の裏では、あのゲームをやったなあ。あの曲が流れていたなあ」みたいな。このことを強く意識してください。そうすれば、おのずと何を書けばいいのかが分かってきます。

 

あと、世界恐慌的な事例(悲しみや絶望的な事例)も載せておきたいと思います。

○学校イベントの記述例
一向に良くなる兆しがないままであった。むしろ、ますます悪化していた。周りは良くなっているにも関わらず、自分だけが没落していく。(略)。絶望に包まれた一人の帰り道、夕日を見て閃いた。(略)。この日の決断はXXXXと呼ばれ、未来を切り開いた。

こういうこともちゃんと書きましょうね。こっちの方が歴史的に面白いですし、人生を変えた歴史的な決断というのは、悲しみや絶望を伴う出来事がきっかけになっていることが多いものです。その当時の情景や雰囲気がなるべく蘇ってくるように記述します。そして、人生を変えた決断や政策には名前を付けます。これは必須です。例えば、世界史の教科書には、「独立宣言」や「ニューディール政策」などが載っています。自分史でも同じことです。「○○宣言」「○○革命」「○○政策」などを参考に。

初めの内は、人生における悲しい出来事について検証することに不快感を覚えると思うのです。でも、何度も何度も検証している内に、客観的に楽しく検証出来るようになってきます。当時の自分にとっては悲しい出来事だけど、人生全体で見れば全然悲しい出来事じゃない(むしろ、栄光の始まり)ということが分かってくるのです。

この段階になると、「自分の人生は、今現在まで何一つ無駄のない最高の物語を突き進んでいる」としか思えなくなってきます(実際そうなんだから仕方ないです。人生の真理に気付くだけのことです)。そうとしか言いようがない、これ以外に解釈しようがない、人生のどこをどう切り取ってみてもこの結論にしか至らない。そういう世界で生きることになるのです。

 

 

書き方の例2(勉強・部活など)

勉強も部活も書き方の本質は同じです。他の習い事でもサークルでも同じです。仕事でも同じです。

まず、イベントがあると思うんです。勉強の場合はテスト(中間テスト、期末テストなど)、部活の場合は大会(新人戦や中体連など)ですかね。

そのイベントに至るまでの概要を記述する→そのイベントについて記述する、基本はこの繰り返しになります。

例えば、ある半年間を時系列的に見ると、こんな感じだとします。

○XXXX年
4月
5月
6月 イベント
7月
8月
9月 イベント

この場合、まずは4~6月の概要を記述します。

具体的には、そのイベントまでに、何をやったのか?課題は何で、自分はどう立ち向かったのか?印象的なエピソード(栄光でも挫折でも)は?などについて記述します。

次に、6月のイベントについて記述します。その結果はどうだったのか?主観的事実(嬉しかった悔しかったこと、印象に残った情景など)は?そのイベントが後世に与えた影響は?などについて記述します。

イベントまでの概要→イベントの詳細、この繰り返しで記述していくとスマートになると思います。

勉強の場合で事例を出しますと、まず、イベントまでの概要はこんな感じで記述します。

○勉強の事例
社会、理科、英語はワーク中心の学習法に切り替わり、社会・理科のまとめノートは更に特化された。しかし、徹底してワーク中心の勉強になっていたのは社会だけであり、理科・英語はそれほど徹底されてはいなかった。だが、勉強が楽しくなってきたのは確かであった。

要するに、どういうことをしたのか?どういう努力をしたのか?について記述します。その当時の雰囲気が蘇ってくるように。

で、イベントの事例はこちら。

○勉強の事例
XX月XX日からYY日にかけて期末テストが行われた(XXXX年XX月のテスト)。だが、その結果はXX位と、まさかの順位低下であった。数学、英語は健闘したものの、理科が伸びず、社会も苦戦し、無対策だった国語は壊滅した。だが、モチベーションは下がることなく、これ以後、完全にワーク中心の勉強に切り替えていくこととなった。このテストでの順位低下は、翌年の栄光へと繋がる大きな起爆剤となった。

まずは、イベント名は太字にします。その結果の概要を記述します。後世にどういう影響を与えたのかについて記述します。

部活についても同じような感じで記述できるかと思います。

とにかく重要なのは、その文章を読むことによって、その当時の出来事や雰囲気が脳内で再生されるように書くことです。

部活で言うと、放課後の楽しかった時間やその帰り道がフラッシュバックされるように書きます。イベント(大会など)についても同様です。

自分史を書く目的は、自分の歴史を好きになることです。だから、自分にしか通じない文章をいくらでも書いていいんです。大事なのは、当時の自分がどう感じたかという主観的事実です。あの日の帰り道に見た忘れられない景色について描写して、それを読んで理解出来るのは、この世界で自分一人しかいないんです。

それから、勉強や部活の歴史を知るというのは、物凄く重要です。なぜなら、仕事に繋がってる場合が多いからです。

ちなみに、私の場合、仕事のルーツは勉強にあります。中学時代の勉強から今現在やってる仕事まで連綿として続いている一本の線があります。

で、私の場合は勉強ですが、今やってる仕事のルーツが部活にある人って多いと思うんですね。恐らく、勉強より部活の方が多いと思います(もちろん、両方の人もいるでしょう)。つまり、中学時代辺りの部活から今現在やってる仕事まで連綿として続いている流れがあると思うんです。

だから、仕事について理解するためにも、勉強や部活の歴史について理解するのは物凄く重要です。

 

 

書き方の例3(仕事)

仕事についてなんですが、これは学校生活と同じです。

その時期についての概要を記述していけばいいです。何があったのか?課題は何で、どう取り組んだのか?誰と何をしたのか?どういうプロジェクトだったのか?その結果は?主観的感情は?などについて概要を記述していけばokです。

例えば、ある3~4ヶ月位の時期について記述するならば、こんな感じになるかと思います。

○仕事の記述例
(仕事)では、X月XX日からXXXXXXX(プロジェクト名)が始まった。XXXXXXX(プロジェクト名)では、XXXX(人物名)、XXXX(人物名)、XXXX(人物名)が登場し、XXXXXXやXXXXXXXをした。X月中旬には、XXXXXXの前に体調不良に陥ったものの、点滴を受けて回復した。X月XX日には、飲み会がXXXXXX(場所名)で行われた。

なお、学業・部活・仕事の記述については、自分で世界で染め上げてしまっていいですからね。ガンガン自分で用語を作っていきましょう。仕事のスキル名だったり、個人的政策だったり、自分の人生に大きな影響を与えたことには名前を付けましょう。その時期のサブタイトルになるような個人的スローガンがあったら絶対に書いておきましょう。あと、プロジェクト名だって自分の呼び名でいいですからね。

あと、今回は仕事の事例で説明しましたが、専業主婦の方だったら家事や育児について同じように概要を記述しましょう。

とにかく大事なのは、その文章を読むことで、その時期の雰囲気や情景が脳内に浮かび上がってくることです。これを強く意識して書いてください。

もっと言うと、仕事について・連絡について・コンテンツについて記述するんじゃなくて、人生について記述するという感覚を意識してください。

”仕事・連絡・コンテンツについて記述するとその時期やその年についての記述になる”ではなくて、”その時期やその年について記述するためにその構成要素としての仕事・連絡・コンテンツを記述する”という感覚です。

自分史のメインテーマは常に自分の人生についてです。個別に書き方を説明してますが、仕事・学業も、趣味も、人間関係も、その時期における人生の中の構成要素の一つに過ぎないんです。つまり、その時期に仕事・連絡・コンテンツが特になければ書かなくていいんです。自分史では、常に最初から最後まで、自分の人生について記述していくのです。

~~

今日は、「仕事についてどう書けばいいんですか?自分の仕事観を知るにはどうすれば?」という質問がありましたので、答えさせていただきたいと思います。質問ありがとうございます。

で、仕事観についてなんですが、価値観や人生観というのは、言語化できないものだと思うんですね。ある価値観というものは、過去からその時点におけるまでの流れを理解することで、ぼんやりと浮かんでくるものでしかない。価値観というのは人生の流れの中にあって常に変動するものだと思うのです。

これは自分史を理解していくにあたって重要なことなんですが、各時期に何があったのか?という点(知識)を一つずつ理解していくことによって、自分史の線(流れ)が理解出来るようになってきます。

だから、仕事観(仕事の価値観)について理解するにはどうすればいいのか?と言うと、これは仕事に限らないんですが、まずは各時期について概要を記述して何があったのか?を理解していくしかないです。そうやって点を理解していくと、その繋がり(流れ・線)がうっすらと分かってきます。

自分史の流れを集中的に理解するための方法があるんですけど(詳しくは”自分史の検証”を参照)、まずは自分史の知識を完璧にすることです。自分の人生について正確な知識がなければ、人生の流れや自分の価値観を理解することは出来ないんです。

 

 

コンテンツ

コンテンツの書き方について説明していきます。 なお、コンテンツというのは、ゲーム、音楽、テレビ、漫画、スポーツなどの趣味のことです。

○自分史の書き方
・コンテンツについては、以下の事項を中心に記述する。
-重要イベント
-その時期を代表するコンテンツ

・重要イベント

連絡や学業のときと同様です。コンテンツや趣味に関する重要な出来事について記述します。概要の記述に加えて、必要ならば詳細(具体的内容やエピソード、主観的感情、後世に与えた影響など)も記述します。

 

・その時期を代表するコンテンツ

コンテンツはこれが基本になります。書き方としては、”○○が登場した”という記述が基本となります。必要ならば、もう少し詳しく記述します。そのコンテンツの内容ではなく、概要をシンプルに記述します。

コンテンツの場合でも重要なのは、その文章を読むことによって、その時期の情景や雰囲気が蘇ってくるように書くことです。

 

 

書き方の例1(テレビ)

コンテンツと言っても色々あるんで、コンテンツ毎に事例を出して説明していきたいと思います。まず、テレビ番組から説明します。分かりにくいと思うので、具体的なコンテンツ名を出して説明します。バイアスが掛かってしまうかもしれないので、XXXXXとしました。

○テレビの記述例
テレビでは、XXXXXXX(番組名)、XXXXXXX(番組名)、XXXXXXX(番組名)、XXXXXXX(番組名)など、日本テレビ系のバラエティ番組が中心であった。なお、この当時のテレビの楽しみ方は、XXXX(タレント名)やXXXX(タレント名)といった贔屓にしている側が勝つかどうかが焦点になっており、スポーツの試合を見るような感覚であった。

その時期のライフスタイルにおいて、どの番組を主に見ていたか?ということを記述します。あと、重要人物として、好きだったタレントの名前も書いておくといいでしょう。ただ、番組名に入ってたら敢えて書かなくても大丈夫でしょう。

あと、出来れば、どういう楽しみ方をしていたか?を記述してください。これ、コンテンツの記述では非常に重要で、そのコンテンツがどういう楽しみ方で発展してきたのか?という流れの理解は、価値観の理解に直結します。覚えている限りで大丈夫なので、記述しておくといいです。

 

○テレビの記述例
テレビの勢いも全く衰えず、XXXXXXX(番組名)は終わったが、その後続番組としてXXXXXXX(番組名)が始まった。この時期のテレビは、ゴールデンタイムでは木曜7時台以外は全て見る番組が存在している状態であり、木曜8時や日曜7時など見たい番組が重複している時間帯すらも存在した(テレビバブル)。

人生において重要だったコンテンツは太字にします。ただ、太字にするのは自分史中で初めてそのコンテンツ名を記述するときだけでokです。あとは略称でいいです。

そして、ある時期にある特定のコンテンツが物凄いことになっていたことってあると思うんです。その時期や現象には名前を付けておきましょう。「○○ブーム」とか「○○バブル」とかですね。複数回ある場合は、「第n次○○ブーム」や「○○バブルXXXX(XXXX:年)」など。これも名前(ラベル)を付けておかないと、参照するのが大変になるからです。参照するときに、わざわざコンテンツ名を列挙してられません。名前を付ければ一発参照です。

 

○テレビの記述例
テレビは1998年からの勢いをそのまま保っており、ぐるナイの「XXXXXXX(企画名)」やウリナリの「XXXXXXX(企画名)」などが牽引した。

番組名に加えて、企画名も記述する場合は「」で括っておきましょう(番組名と区別するため)。前述したように、自分史中で一度でも登場したことがあるコンテンツ名は略称でいいです。太字にするのは初登場時だけでいいです。

 

○テレビの記述例
テレビでは、野村阪神が好調だったこともあり、他の番組を見る合間にプロ野球を少しずつ見るようになっていった。

テレビから派生したコンテンツがあったら書いておきましょう。

 

 

書き方の例2(ゲーム)

次は、ゲームの書き方を例にして説明します。

○ゲームの記述例
ゲームでは、1月からXXXXXXX(ゲーム名)が登場した。

その時期を代表するコンテンツがあったら、記述しておきます。これはコンテンツの記述で最も基本的な書き方となります。基本はこれでokです。

 

○ゲームの事例
10月12日には、ポケットモンスターXYが登場した。Wifiトレインは廃止されてしまったものの、ポケモンの相場と化したGTSを利用したポケモン図鑑収集が牽引した。

その年を代表するほどのコンテンツだったら、太字で記述しておきましょう。必要ならば、詳細を記述しておきます。

なお、ここではゲームを例にして説明していますが、基本的にコンテンツの記述はこのいずれかになると思います。その時期の特色の一つになっているコンテンツについては、”○○が登場した”と記述します。その年を代表するようなコンテンツについては、”○○が登場した”という記述に加えて、そのコンテンツで楽しんでいた情景や雰囲気が蘇ってくるかのように詳細を記述するといいです。

 

 

書き方の例3(音楽)

音楽を例にして説明していきます。分かりやすいように、具体的なコンテンツ名を出して説明していきます。バイアスが掛かってしまうかもしれないので、XXXXXとしました。

○音楽の記述例
音楽では、XXXXXXX(アーティスト名)のYYYYYYY(アルバム名)を購入した。

まず、自分の人生において重要なアーティストについては、人物の記述と同様に記述しておきます。但し、アーティスト名の記述は自分史中で一回だけでいいです。なお、どのタイミングで記述するのか(初めて曲を聴いたときか、初めてCDを買ったときか、自分の中でブレイクしたときか)は任意で。

 

○音楽の記述例
音楽では、「XXXXXX(曲名)」「XXXXXX(曲名)」などが登場した。YYYYYYY(アルバム名)から「XXXXXX(曲名)」「XXXXXX(曲名)」「XXXXXX(曲名)」などが登場した。

基本的には、その時期を代表する曲を記述していきます。その曲を聴くとその時期の出来事や雰囲気が脳内で再生されるような曲を記述するといいです。

音楽の記述では、アルバム名と曲名を区別するために、アルバム名はそのまま記述します。曲名は「」で括って記述します。その年を代表するような重要な曲は太字にします。重要なアルバムも太字にします。

で、曲名やアルバム名にアーティスト名は併記しなくていいです。重要なアーティストについては、上述したように自分史中のどこかに記述しておきます。しかし、それ以降、アーティスト名は特に記述しなくていいです。曲名さえ書いておけば、どのアーティストの曲なのかは分かりますよね?だから、書かなくていいです。アーティスト名まで一々併記してしまうと、冗長になってしまうので、シンプルな記述にするためにもアーティスト名は省略しましょう。

あと、滅茶苦茶重要な曲ってあると思うんです。その曲を聴くと、あのイベントが鮮明に思い出されるみたいな。そういう曲があったら、次のように書いておくといいと思います。

○音楽の記述例
音楽では、「XXXXXX(曲名)」「YYYYYY(曲名)」「ZZZZZZ(曲名)」などが登場した。特に、「XXXXXX(曲名)」はAAAAAA(出来事など)を象徴する曲である。

要するに、滅茶苦茶重要な曲があったら、通常の記述に加えて、詳細を一言加えておくわけです。卒業式の裏で流れていたとか、出会いや別れの裏で流れていたとかですね。これは音楽に限らず全てのコンテンツで言えることなんですが、太字にするだけじゃなくて、一言加えておくだけで、その時期におけるそのコンテンツの重要性が強調されます。

 

 

○音楽の記述例
X月XX日には、XXXXXXX(場所名)で行われたYYYYYYY(ライブ名)に行った。「ZZZZZZ(曲名)」から始まり(以下略)

ライブについてはこのように記述します。イベント全般がこの記述になります。 通常のコンテンツの記述と同じです。コンテンツ名(イベント名)を記述して、重要なら太字にして、必要なら詳細を記述します。

 

あと、音楽とは言っても、ゲームや映画などを通じて登場した曲というのがあると思うんです。その場合は、そのコンテンツについて記述している段落の中でそのまま記述します。

○音楽の記述例(ゲーム音楽の場合)
ファイナルファンタジーⅩが登場し、(以下略)。なお、エボンドームのバックで流れる「いつか終わる夢」は、(以下略)。

曲名は「」で括って記述します。わざわざ、「音楽は~」という段落で記述するのではなく、その楽曲が登場したコンテンツの段落の中で記述します。

 

 

 

書き方の例4(漫画・本)

書籍についてどういう風に書けばいいのかを説明していきたいと思います。

まず、漫画の場合は次のように記述します。

○漫画の記述例
コミックでは、XXXXXXXX(漫画タイトル名)が登場した。

重要コンテンツなら太字にします。必要なら詳細を記述しておきます。更に必要なら、人物の記述として作家名を記述してもいいです。

いつ記述するのかと言うと、その漫画が初めて登場した時期がいいです。

で、漫画の中でも、特に大きな影響を受けた場面ってあると思うんですね。その場合は記述しておきましょう。

○漫画の記述例
スラムダンクを全巻購入した。特に、山王工業戦は何度も何度も読み返した。

 

あと、ゲームや漫画で滅茶苦茶好きなキャラクターがいたとしたら、人物の記述として書いておきましょう。

○漫画の記述例
ドラゴンボールが登場し、ベジータはお気に入りとなった。

重要コンテンツは太字。重要人物も太字にします。

 

次は、漫画単体じゃなくて、週刊誌や月刊誌を記述する場合について説明します。

○週刊誌・月刊誌の記述例
X月には別冊コロコロコロコロコミックが登場した。
※コロコロコミックはXXXX年XX月まで継続したコンテンツであり、第一章では多大な影響力を持っており、連絡中でも影響力を発揮した。別冊コロコロでは「XXXXXX」(漫画名)、コロコロでは「XXXXXX」(漫画名)や「XXXXXX」(漫画名)、「XXXXXX」(漫画名)などが代表的。

これは説明しておきます。まず、自分史の本文中にそのコンテンツが登場したということを記述します(読み始めた時期に記述)。で、週刊誌や月刊誌については、印象に残ってる作品はあるけれども、わざわざ時系列ごとに書いていくのは面倒じゃないですか。だから、自分史中に登場した段階で、そのすぐ下にその週刊誌・月刊誌に関する全時系列における概要を、※印を使って注釈として併記しておく書き方を推奨します。

なお、この書き方は他のコンテンツでも使えると思います。

 

以上で、漫画関係については網羅出来たかと思います。続いて、漫画以外の書籍全般について説明します。

○書籍の記述例
一般書では、「XXXXXXX(書籍名)」が登場した。

書籍は「」で括って書籍名を記述します。小説、ビジネス書、参考書、攻略本、図鑑など、全て共通です。ただ、雑誌の場合、「」は必要ありません。ある一つの書籍を指し示すわけじゃないからです。

 

 

自分史を書き終わったら…

自分史の添削

自分史を現在まで一通り書き終わったら、最初から最後まで見直して添削することを強く推奨します。

なお、添削しながら書き進めていくというのは、あまり推奨しません。自分史で大事なのは書ける所から書いていくことなので、最初から出来るだけ完璧にしようと書いていくよりは、書ける所から書いていって最後に添削した方がいいです。

添削の仕方ですが、まず第一に楽しんで行いましょう。

添削というより、書き終わった自分史を読んで楽しむという気持ちでやりましょう。書き終わった自分史を読みながら、ついでに添削してブラッシュアップしようぜみたいな。

で、添削していく箇所にも2種類あります。

一つは、国語的な添削です。誤字・脱字を修正していって、読みにくい文章は修正していきます。要するに、校正作業ですね。

もう一つは、内容的な添削です。書き終わってから時間が経って、もう一度読んでみると、その時期や出来事について書き足したいことが出てきます。例えば、「この時期には、あのコンテンツについても書いておいた方がいいなあ」とか、「この出来事には、強く心に残ってる情景についても記述しておいた方がいいなあ」とか。

もしくは、冗長だなとか余分だと思う部分も出てきます。「このコンテンツはそれほど重要じゃなかったから、ここまで詳細を書く必要はないよな」とか、「この出来事のこの描写は余分だな。削った方がシンプルな記述になるな」とか。

そのようにして、必要な部分は追記して、余分だと思った部分は削除していくことによって、自分史はブラッシュアップされていきます。

なお、当サイトの自分史の書き方は、自己啓発目的であるため、基本的に自分しか見ないことを前提に作成するわけですが、ブラッシュアップしていけばしていくほど客観的な記述になっていきます。

とにかく、添削作業も楽しんで行いましょう。添削って結構労力を使うんで、1日1年のペースで十分ですよ。急ぐ必要はありません。

で、これは検証の所でも書いたんですが、添削するときも、自分史の感想を言葉に出しながら添削していくことを強く推奨します。

その年や、その時期の出来事やコンテンツ、その時期の自分自身に対して、ありのままの感想を言葉にしながら読んでいくんです。

この作家(=自分自身)、この物語(=自分の人生)の超ヘビーユーザーになったような感覚で、ありのままの感想を言葉に出しながら添削していくことを強く推奨します。

 

 

自分史の改訂・追記

自分史は一度書いたら終わりではありません。自分史を書いてからも人生は進行していきます。

そのため、一度書き終わってからも、数年に1ヶ月位のペースで、自分史の改訂・追記を行うことを推奨します。

ある出来事についての見解は、時間が経つにつれて、検証を重ねるにつれて変わっていきます。例えば、去年の出来事だったら、まだ歴史的な意味が確定してないことがあるわけですよ。去年下した決断や政策が、これからの人生にどのような影響を及ぼしていくのかは、未来になってみないと分からないですからね。

ただ、一度でも現在までの自分史を書いてしまえば、改訂・追記作業は難しくありません。

特に、当サイトで推奨している書き方(その年にあったことを時期毎に分けてシンプルに概要を記述していく教科書形式)で記述すれば、1年分が多くても10ページ以内に収まるため、年毎に簡単に見直せますし、後から改訂・追記するのが非常に楽です。

大体3年に1回のペースで自分史を書くとしても、1日10分・1ヶ月で20~30年分の改訂・追記作業は終わります。見解が変わる部分があるとは言っても、大半は変わらないですからね。既に書いた自分史を楽しく読んで、ちょこっと追記したり、誤字・脱字を直したり、必要ない部分をちょっと削除したりするだけで、改訂・追記作業は終わります。あとは、新しく追加された3年分は同じようにして書けばいいわけです。

あと、改訂・追記する前に、修正前のファイルは絶対に残しておいた方がいいです。バックアップは絶対に取っておいてください。

 

過去の場所巡り

自分史に関連した体験として、過去の場所に行ってみるのもありです。

今現在住んでる場所にもよるんですが、これはかなりお勧めです。

過去の場所に行ってみることによって、自分史を思い出す効果があるとか、そんなことどうだっていい。単純に、楽しいんですよ。自分史がどうとか全く考えない方がいいです。

これは自分史を書く・書かないを全く別として、是非お勧めしたい体験です。

自分史が、自分の過去を題材にして歴史を楽しむコンテンツだとしたら、過去の場所巡りは、自分の過去を題材にして地理を楽しむコンテンツだと言えます。自分史が歴史だとしたら、過去の場所巡りは地理なのです。

例えば、友達と一緒に秘密基地を作った場所に行ってみるとか、中学校の下校時の帰り道を一人で歩いてみるとか。もちろん当時を思い出しながら!

もう死ぬほど儚くなってきます。泣きたくなってきます。

でも、不思議なことに、過去の思い出の場所に行ってみることによって、新しい思い出が出来るんですよ。あと、写真も撮りましょうね。

ただ、大人になってから子供時代の場所に行くときは、不審者扱いされて捕まらないようにだけは注意してください。

あと、出来れば、時期も一致させた方がいいです。過去の11月に思い出となった場所なら、現在の11月に行った方がいいです。なるべく過去の状態や雰囲気と一致させて、今行くんです。

これは本当に楽しい体験になると思うんで、自分史に関係なく多くの人にお勧めです。

 

エピソード形式の自分史

当サイトでは、各時期毎にあったことについて概要や詳細をシンプルに記述していく教科書形式の自分史を推奨しています。ただ、第三者にとっても楽しめるように、一種の読み物としてエピソード形式で自分史を書いてもいいわけです。

これはどっちが優れているということはないので、好きな方を選んでもらえればいいと思います。どちらにしても、過去を思い出す方法などについては共通です。エピソード形式でも、思い出せる部分から書く、書けるところからガンガン書いていくということは同じです。

ただ、教科書形式で自分史を作っておけば、エピソード形式で記述する際もかなり役に立ちます。

例えば、中学時代についてエピソード形式で書いてみようと思ったときに、教科書形式で書いてある自分史の中学時代の部分を読めば、それはカタログのような役割を果たすわけですよ。努力が報われた過程について更に詳細なエピソードを書いてみようかなあとか、修学旅行について更に詳細なエピソードを書いてみようかなあとか。

なので、エピソード形式で自分史を記述するとしても、まずは教科書形式で自分史を書いておくことを推奨します。

 

 

人生のプレイリスト作成

これは音楽好きの人に是非ともお勧めしたい自分史の応用的な遊びなんですが、人生のプレイリストを作ってみましょう。

まず、各年についてのプレイリストを作ります。その年を代表する楽曲で、20~40曲のプレイリストを作ります。そのプレイリストを聴けば、その年の情景や雰囲気が蘇ってくるようなプレイリストを作ります。なお、曲順は時系列順に。

次に、人生についてのプレイリストを作ります。各年を代表する楽曲を10曲前後(私は毎年12曲(年によっては18曲)で固定しています)ずつ抽出して、人生のプレイリストを作ります。そのプレイリストを聴いてるだけで、人生の名場面がフラッシュバックされるようなプレイリストを作ります。

これは、音楽好きの人には是非ともおすすめしたい方法です。自分史が左脳で過去の雰囲気を味わう方法だとすれば、人生のプレイリストは右脳で過去の雰囲気を味わう方法だと言えます。

これらのプレイリストは、この世界に一つしかない、あなたの人生を奏でるオーケストラになります。

邦楽・合唱曲・BGMなど、ジャンルを問わない編成になってくるかと思います。だから、音源の入手が難しい曲があると思うのです。

今は便利な時代になったもので、youtubeがあります。動画→音声の変換ソフトがあります。ここから先は自己責任でお願いします。

なお、再生ソフトは、Winampがお勧めです。

 

 

 

 

自分史の検証

現在までの自分史が書けました。何年に何があったのか、自分史の時系列をほぼ完璧に理解しました。

お疲れさまでした。もしも、当サイトのコンテンツが役に立てたなら、ありがとうございます。

ただ、これで終わりじゃないんです。むしろ、始まりに過ぎないんです。そして、ここからが楽しい所なのです。自分史の真骨頂はここから始まります。無限のフロンティアが広がっています。

自分史を書いて時系列上の知識をある程度理解したら、その知識を使って自分史を更に楽しめるようになります。その楽しみ方とは、自分史の検証です。

自分史の検証というのは、あるテーマを設定して、そのテーマについてブレーンストーミングを行うというものです。一般的に内省と呼ばれる行為でもあります。ただ、自分史を時系列的に理解した上で行う内省は、その楽しさもクオリティーも次元が違います。そして、自分史の検証を重ねることによって、自分史を更に深く理解出来るようになります。

自分史の検証は楽しくなければ意味がありません。興味があるテーマで自分史を検証して、この行為を楽しみましょう。もしも楽しくないなら、やる必要はないです。

ただ、ここから先は、自分史の検証が楽しいという前提で話していきますよ。

で、検証とか内省とか書いてますが、特に難しく考える必要はないです。要するに、過去を思い出して色々考えることを楽しもうぜというだけのことです。

例えば、特定の時期について検証してもいいですし、あるコンテンツの歴史について検証してもいいですし、あるコンテンツについて年同士で比較してもいいです。

その日の気分によって、思い出したいことや知りたいことが出てきたら、そのテーマで自分史を検証して、良い気分になってください。自分史は、良い気分になって未来を楽しむためのツールの一つでしかありません。

自分の人生について考えてるだけで、良い気分になれる。これこそが、自分史を理解することによって得られる最大の果実です。

それと、自分史の検証は一生終わらないです。一生答えが出ない行為です。だからこそ、この行為そのものを楽しんでください。

それでは、検証のやり方について、事例を出して説明していきたいと思います。

~~

基本的に、自分史の検証は自分史を書き終わってから行うものなんですが、今までに自分史を書いたことのない人が自分史を大まかに思い出す方法としても有効です。

そのため、検証の種類毎に、自分史の理解度に応じた難易度(?)を書いておきました。

★:今までに自分史を書いたことがなく、過去を断片的にしか思い出せない。
★★:自分史を書いてる途中で、自分史の時系列的な知識をある程度理解している。
★★★:自分史を書き終わり、自分史の時系列的な知識はほぼ完璧になった。
★★★★:過去の嫌な出来事も客観的に検証出来るようになった。
★★★★★:自分史の流れをほぼ完璧に理解しており、各年毎の特徴も理解している。

 

自分史の感想

これは非常に大事なことなので、ここに書いておきます。

自分史の検証をしているときは、検証してる部分に対して良い言葉をかけてあげるといいです。

例えば、「スゲエ!」「楽しかった!」「○○(人物名やコンテンツ名)はやっぱりレジェンドだわ」「XXXX年のクオリティーは異常」など。

検証の中で、その年や、その出来事、その人、そのコンテンツを称え尽くすんです。

自分史が好きになってくると、自分の過去に対して意図的にポジティブな言葉をかける必要がなくなってきて、ポジティブな感想が自然と言葉として出てくるようになります。この段階になると、自分史の検証が楽しくて仕方なくなります。

楽しかった出来事や楽しませてもらったコンテンツに対しては、ポジティブな感想を言うことは簡単だと思います。ここから始めましょう。

楽しかったのに素直になれてないことないですか?
世間の評価、全く関係ありません。あなたの評価は?

大事なのは、実際に言葉に出して言うことです。独り言になりますが、言葉に出しましょう。過去の楽しかった出来事やコンテンツに対して、ありのままの感想を言葉でかけてあげてください。

それで、過去の嫌な出来事に対する感想なんですが、これもありのままでいいです。絶対に感想の捏造だけはしないでください。それは歴史を捏造しているのと同じことです。ちゃんとその感想を言葉に出して認めましょう。

嫌な出来事に対する感想は、どれだけ自分史を好きになっても変わりません。でも、エネルギーが変わるんです。

どういうことかと言うと、例えば、ある逆境の時期に対して、「あれは辛かったなあ」「もう二度とごめんだね」という感想が出てきたとします。

自分史が好きじゃない、自分の人生は黒歴史しかないなど、自分の人生に対してネガティブな信念を持っている場合は、この感想にマイナスのエネルギーが伴っています。嫌な気分になってきます。

一方、自分史が好きで、自分の人生は最高に面白いという信念を持っていると、「あれは辛かったなあ」「もう二度とごめんだね」という同じ感想(言葉)が出てきたとしても、それは表面上はマイナスの言葉であっても、その言葉にはマイナスのエネルギーが伴ってないんです。最高に面白い自分の人生の重要な出来事を検証してるだけなんで、プラスのエネルギーを帯びてるんです。表面上はネガティブな感想であっても、実はポジティブな感想なんです。良い気分になってきます。

だから、まず必要なのは、自分の人生で楽しかった部分にフォーカスして、ありのままのポジティブな感想をたくさん言葉に出して、人生に対するポジティブな信念を形成することです。

自分史の理解が深まってくると、歴史そのものを愛するようになるため、その歴史の構成要素となった全ての出来事・人物・コンテンツを愛するようになります。存在してくれてありがとう、歴史を作ってくれてありがとうと。その出来事・その人物・そのコンテンツが、自分の歴史に存在してくれているだけで嬉しくなってきます。

自分史を書いたり検証することで人生を理解する最大の目的は、自分の人生を愛することにあります。愛というのは、好き/嫌いの次元にはありません。

あともう一つ忘れないで欲しいのは、人生の構成要素である、出来事や人物・コンテンツに感謝するのも大事ですが、物語の主人公にこそ最大限感謝です。

「あのときあの行動・決断をしてくれてありがとう」「諦めずに継続してくれてありがとう」「あの逆境を潜り抜けてくれてありがとう」など。極限を言えば、「生きて繋いでくれてありがとう」と。

人生のどんな出来事だろうと、自分自身が楽しいと思うから素晴らしいんですよ。その出来事や人物・コンテンツも素晴らしいけど、それを受け入れて楽しめる自分も素晴らしいんです。自分がいるからこそ、人生を楽しめるのです。

自分史を検証するにあたって、自分自身という最重要人物を忘れないでください。最も感謝すべき存在です。

 

 

 

基本的な検証

ここからは事例を通して、自分史の検証の方法を説明していきますが、これが絶対的な方法というわけではありません。あくまで一つの参考例です。

 

俯瞰的な検証(★★★~★★★★★)

○自分史の検証
・今になって考えてみると見えない力が働いたとしか思えない出来事はないだろうか?

このようなテーマを設定して、自分史を検証するとします。

では、どのようにして検証すればいいのか?

仮に小学生時代だけ検証を行うとすると、入学から卒業までの6年間について、脳内で俯瞰しながら時系列に沿った流れで小学生時代を再生していきます。そして、その流れの中で、該当する箇所を取り出していくのです。

要するに、脳内で過去を俯瞰しながら再生して、この条件にあう出来事やエピソードを検索して取り出していくんです(自分史の検証作業)

注意点としては、無理に思い出さなくていいです。思い出せないものは思い出せないでいいです。簡単に出てくることだけ拾っていきます。

 

○自分史の検証
・印象が強く残ってるお金に関するエピソードはないだろうか?

もう一つ例を出しますと、このようなテーマで検証してみるとします。脳内で過去を俯瞰しながら再生していって、この条件(お金に関するエピソード)に該当することを取り出していきます。

で、別にそこまで深く考えることはないです。ざっと人生を振り返ってみて、パッと出てくる出来事やエピソードを思い出していきましょう。もちろん、楽しんで(一番大事な所です)。

例えば、小学生時代に思わぬ大金を手に入れて滅茶苦茶ワクワクした体験とか、その大金を持って自転車で色んな所を飛び回った体験とか、欲しい物を一生懸命努力して買った体験とか。

あと、お金の使い方の歴史について検証してみると、連絡や趣味について何か新しい発見が得られるかもしれないです。

小学生時代のお小遣いの使い道は?中学時代は?高校時代は?社会人になってからは?初任給で何を買った?などなど。言わば、消費史の検証ですね。

このように、お金に限らず、あるテーマを切り口にして過去を検証することが大事です。様々な角度から検証することによって、自分史に関する理解が深まっていきます。自分が一番検証してみたいテーマを切り口にやっていきましょう。とにかく大事なのは、良い気分で楽しんでやることです。

 

 

 

特定の出来事(時期)についての検証(★★★~★★★★★)

○自分史の検証
・あの滅茶苦茶楽しかった出来事(時期)についてもっと知りたい!

ある特定の出来事について検証する場合は、このようなテーマで検証します。この事例では”滅茶苦茶楽しかった出来事”となっていますが、特定の出来事なら何だっていいです。

例えば、2010年の春にやったゲームについて振り返ってみるでもいいです。「もっと知りたい!」と思うことや思い出してみたいことを振り返ってみて、良い気分になることこそが自分史の検証の目的です。自分史の検証で大事なのはこれ以上でもこれ以下でもありません。

重要な出来事について深く検証する場合は、どのような流れでその出来事に至ったのか?その出来事が後世に与えた影響は?について検証するといいです。

自分史を検証すると、後世に何らかの大きな影響を与えた出来事がたくさん見つかると思います。それは良い出来事の場合もあるし、逆境という形を取ることもあります。

いずれの場合においても重要なのは、その流れを理解することです。

栄光に至った流れ、ドン底に至った流れ、ドン底から何らかの歴史的決断や政策に至った流れを理解すること。

人生において、いきなり栄光になったり、いきなりドン底になったりはしないと思うのです。そこに至るまでの流れ・物語があると思うのです。

例えば、何かしらの逆境がありました。その状態を好転させるべく、ある決断や政策を実行し始めました。それは逆境もありながらも、楽しく進展していきました。そして、一つの栄光を迎えました。

このような流れを、一つ一つ理解していくことが大事です。栄光に至るまでの流れを何度も何度も頭の中で再生してみてください。

まず、その栄光に至った流れは、どこから始まったと思いますか?例えば、逆境からの決断や運命的な出会いなどが挙げられると思います。次に、その始まりから順に、脳内で栄光までの流れを再生していきます。どのように発展していったか?あのとき何をしたか?どういう逆境があったか?嬉しかったこと・楽しかった・悲しかったことは?などなど。

例えば、2010年4月から始まって2012年3月に栄光を迎えたのだとしたら、2010年4月から2012年3月までの流れについて何度も繰り返し思い出します。

このようにして、自分史を点ではなくて線で切りとって検証してみると、より深く自分史を理解出来るようになります。

 

 

 

逆境の検証(★★★★~★★★★★)

○自分史の検証
・あの歴史的逆境についてもっと知りたい!

これは基本的には”特定の出来事(時期)についての検証”と同じことなんですが、やや難易度が高いです。なので別項目として作成しました。

だけど、「もっと知りたい!」と思うようになるまでは、検証しなくていいです。

自分史に対する興味が深くなってきて、「もっと知りたい!」という欲求が出てくると、歴史的逆境にはどのような経緯で至ったのか?という検証も出来るようになってきます。

過去の嫌な出来事やトラウマ的な出来事、歴史的逆境について、どのような流れでその出来事に至ったのか?その出来事が後世に与えた影響は?などについて検証します。

特に、その逆境が後世にどのような影響を与えたのか?を理解しておくことが非常に大事です。

その逆境によって、あなたは何を得たのか?どのような行動を起こすことになったのか?そこからどのような出会いがもたらされたか?その逆境のお蔭で強くなった絆はなかったか?などについて検証します。

もしくは、もしもその逆境がなかったら、何を得られなかったか?何をしなかったか?どのような出会いに繋がらなかったか?などを検証します。

これは精神的に辛い作業かもしれないですが、歴史的逆境の検証は本当に重要です。自分史を理解する上では、絶対に欠かせないです。

でも、歴史的逆境について何度も何度も検証していると、”歴史的逆境は栄光に繋がっている”という事実を何度も確認することになるため、人生では悪い出来事は何一つ起こらないということに気付けるようになってきます。

歴史的逆境についての検証は、たくさんしてください。自分史の最重要箇所と言っていいと思います。ここに気付くことさえ出来れば、自分史は最終防衛ラインとして機能するようになります。

ただ、いきなり歴史的逆境について検証しなくていいです。まずは、良い出来事について知識を入れていきましょう。とにかく大事なのは、自分史の理解を通して、自分の人生をもっと好きになること。自分の人生を好きになって、「もっと知りたい!」という欲求が出てきてから、歴史的逆境の検証にメスを入れましょう。

 

 

年の検証

ここでは年の検証について説明していきますが、年の検証をするときは、「あれは楽しかったなあ」「最高だった!」「○○はレジェンドだわ……」などなど、その年にたくさん良い言葉をかけてあげるといいです。つまり、その年の各要素に対して感想を述べるわけです。

年の検証をする目的の一つとして、その年を愛することにあります。

ただ、絶対に無理はしないでください。ナチュラルでそう思えることについてだけ褒めてください。たった1つでもいいです。ある年について良い出来事が1つしかなかったとしたら、褒めるのはその1つだけでいいです。良いこと1、悪いこと999で構成されてる年だったとしたら、そのたった1つの良いことを繰り返し褒めてください。良いことが1つもなかったとしたら、激動の年を生き抜いた自分自身を褒めてください。

必ず、XXXX年は最高の年だったなと、なんて素晴らしい年だったんだと思えるようになります。全ての年でそうなります。全ての年が素晴らしい年になります。

もちろん、楽しかった年や逆境だった年というような差はあります。でも、それを含めてその年の個性なのだと、全ての年を愛せるようになります。

 

 

年の検証(★~★★★★)

○自分史の検証
・XXXX年ってどんな年だっただろうか?

これは、ある1年について検証するもので、年の検証と言います。

検証の仕方は、脳内でその年の1月から順に再生して、各時期に何があったのかを思い出していきます(年の検証作業)。

例えば、1月頃にはああいうことがあったなあ、あのときはあのコンテンツで遊んだな、あのときはあの曲が流れていたなあなど、その年の各時期について思い出してみるのです。その時期の構成要素を思い出して再構成することによって、出来るだけその時期の雰囲気を味わってください。

最初の内は、ある年についてそこまで深く覚えてないと思うので、1ヶ月単位じゃなくて、3ヶ月単位でいいです。1~3月について検証→4~6月について検証→…とやっていくわけです。

年の検証を行うことによって、自分史の流れに関する理解が一気に深まっていきます。

ある年について自分史を書く前には、年の検証をあらかじめ数回やっておくことを推奨します。あとは、頭の中に構築されたその年の流れを文章にしていくだけです。次のような循環で。

ある年について検証→その年の自分史を書く→次の年について検証→その年の自分史を書く→…

年の検証はやればやるほど、自分史の流れを理解出来るようになってきます。1回目は、その年について思い出して何があったのかを知ることが出来ます。2回目は、既にその年に何があったのかが分かってるので、どの出来事が重要だったのかということが分かってきます。3回目は、どの出来事が重要だったのかが分かっているので、その年の流れや雰囲気について更によく分かってきます。

このように、繰り返しその年を検証することによって、その年について理解出来るようになってくるんです。

ただ、1日や1回で全てを理解出来なくても大丈夫です。と言うか、無理です。一番最初は、単にその年に何があったのかを思い出すだけでok。あとは、寝かせておきましょう。特に何もしなくても、数日後には確かな自分史の知識・理解になっています。

これはどうしてかと言うと、潜在意識がその知識を咀嚼してくれるからです。一度頭の中に知識が入ってくれば、意識で考えたり勉強したりしなくても、潜在意識は24時間その知識を咀嚼してくれているのです。ちなみに、アイデアがパッと出てくる原理もこれです。

学生時代に、一昨日は全く理解出来なかった問題が、なぜか理解出来るようになっていた!という体験はないでしょうか?

自分史を理解する上では、この原理をフルに使っていきましょう。次のようなフローでやっていきましょう(書く場合も同じ)。

ある年について検証する→(何日か置く)→検証したくなったら検証する→(何日か置く)→検証したくなったら検証する→…

年の検証は本当に重要な作業なので、自分史を理解するためには、今現在までの全ての年で何度も何度も行うことを推奨します。

 

○自分史の検証
・XXXX年について、趣味はどういう感じだっただろうか?

このように、ある切り口から年の検証を行ってもいいです。

やり方としては、脳内でその年の1月から順に再生して、該当する出来事・エピソードを取り出していきます。

特に、あなたの人生においてその年を代表することについて検証するのは、その年を理解するために非常に大事です。

例えば、2011年に一番メインだったことが仕事なのだとしたら、2011年の1月から順に脳内で再生して、仕事に関する流れだけを取り出していくわけです。言わば、2011年の仕事史に絞って抽出していくのです。

年の検証はやればやるほど、その年の特徴や個性というのが分かってきます。まるで、その年そのものが、一人の人間であるかのような親近感を感じるようになってくるんです。

この段階に達すると、その年について自分史の記述をするとき、ある変化が生まれます。

例えば、友達について紹介するときって、テンプレート通りに紹介はしないと思うんです。個性を知ってますからね。これと同じように、年について理解してくると、テンプレート通りの自分史の記述というのはなくなってきます。全ての年について、その年の特徴や個性を最大限に理解した書き方になってくるんです。つまり、自分史の記述というのは、各年の個性の記述であると言っても過言ではないのです。

 

 

応用的な検証

時期の検証(★★★★~★★★★★ ※最重要!!)

○自分史の検証
・直近○○年間の夏について検証してみよう。

これは、ある程度、自分史を理解してから是非おすすめしたい検証方法なんですが、時期の検証というものです。

ある月(1月や12月など)やある時期(春や夏や年末など)について、1年毎にその変化を検証していきます(時期の検証)。

例えば、夏について検証する場合、2000年から検証を行うとすると、2000年の夏について検証→2001年の夏について検証→2002年の夏について検証→……と、夏について1年飛びで検証していきます。

これは本当におすすめの検証で、人生というものが、1年でどれだけ変化していっているのかが分かってきます。人生の凄さ・偉大さに驚愕するかと思います。なお、応用として2年飛びでやってもいいです。

ただ、この検証を行うには、各年の各時期には何があったのか?という自分史の知識が必要になってきます。

あと、この検証で重要なのは、優劣を比較する検証ではないということです。全ての年を楽しんでください。夏について検証するとしたら、全ての年の夏を楽しんでください。優劣を比較するのではなく、各年毎の個性を楽しんでください。そして、その変化も楽しんでください。

もちろん、ナンバーワン決めてもいいですよ。どの年の夏が一番良かったかな?という検証も非常に面白いものです。但し、この場合の心理的な大前提としては、全ての年が素晴らしいと思えていること。まあ、この検証が出来る段階にあれば、必要ない注意事項だと思います。

 

○自分史の検証
・1年前と今とで何が変わったか?

これは、時期の検証では最もシンプルな検証です。

今から1年前、何をしてましたか?この1年間でどれだけ多くのことが進歩してきたことか、自分自身がどれだけ成長してきたことか、理解出来ることでしょう。

今の自分が当たり前にやってることの多くが、1年前には想像できなかったことだと思います。それは、直近1年間だけじゃなくて、全ての年でそうなっているはずです。

例えば、今当たり前に聴いてる曲は、1年前どころか3ヶ月前には想像出来なかったものかと思います。当然、今は想像できないことが、3ヶ月後の自分には起こっているわけです。今の自分が楽しんでいるコンテンツが3ヶ月前には想像出来なかったんだから、3ヶ月後にはまた今からは想像出来ないものに楽しませてもらっているのです。つまり、未来が楽しいことは既に確定している。だって、過去の事例から100%そうなんだから、間違いない。

絶対確実に言えることは、1年後には、嫌でも人生は変わってるということです。しかも、大半は良い方向に。長期的に見れば、全てが良い方向に。

時期の検証を楽しんで出来るようになれば、自分史は一生助けてくれることでしょう。

 

~追記~

この検証の重要性は、どれだけ強調しても強調しきれないものです。

時期の検証が出来るようになれば、もう自分史から得られる実利的なことは何もないと言っていいです(趣味として楽しむ以外では)。

本当に重要な検証なので、もう少し詳しく説明しておきます。

時期の検証というのは、ある月や季節を軸にして、その1年前後の変化にフォーカスします。

例えば、1月を軸にして2005年から10年分検証すると、
「2005年1月には何があったか?」
→「2006年1月には何があったか?」
→………
→「2014年1月には何があったか?」
→「2015年1月には何があったか?」
と、1月について1年毎の変化にフォーカスして楽しんでみます。
※感想を言葉に出します。「あれは凄かった(楽しかった)なあ」とか「これは予測出来るはずねえわー」とか。

この検証によって得られる効果としては、人生が1年でどれだけ変化しているか、人生の凄さ・偉大さに自分の人生を通して気付けることにあります。

で、この検証と併せてもう一つ効果的な検証があります。それは、直近3ヶ月の楽しかった出来事やコンテンツにフォーカスすることです。

2016年1月現在で言うと、2015年10月から現在までの直近3ヶ月の間にあった楽しかった出来事やコンテンツを羅列します。
※嫌なことは完全無視で、徹底して楽しかった思い出やコンテンツにフォーカスしてください。

羅列したら、「3ヶ月前の時点では、この楽しかったことが想像出来ただろうか?」と。

出来なかったですよね?

と言うことは、次の3ヶ月も同じってことです。3ヶ月後には、今からは想像出来ない楽しい思い出が出来てるし、3ヶ月後に当たり前に楽しんでるコンテンツの存在は今からは想像出来ない。つまり、人生では、嫌でも楽しいことが起こってしまうのだと。

「1年前後の変化」にフォーカスして「人生は嫌でも奇跡が起こる」と中長期的視点で人生に希望を持ち、「直近3ヶ月に起こった楽しい出来事」にフォーカスして「これからの3ヶ月にも、今からは想像すら出来ない楽しいことが待ってるんだろうなあ」と未来にワクワクする。

これが出来るようになれば、自分史は一生死ぬまで助けてくれることでしょう。

 

 

 

 

比較の検証(★★★★~★★★★★)

○自分史の検証
・今までで、一番素晴らしい年って何年だろうか?

これは比較の検証と呼ばれるものです。その名の通り、比較することによって、各年を検証するわけです。

但し、注意点があります。

この検証は、全ての年が素晴らしいと思えるようになってから行ってください。そして、全ての年を徹底した加点主義に基づいて評価してください。ある年についてヘイト的な感情が出てきたら、その時点でこの検証はやめてください。それはまだ、比較の検証が出来る段階にありません。

ただ、ここからは、全ての年が素晴らしいと思えることを前提にして話をしていきますよ。

まず最初に答えを言っておきますと、この検証は明確な答えが出ないです。答えが出ない検証です。まあ、いくつか候補に上がる年は出てくると思いますが。仮に圧倒的な年があったとしても、そこで思考停止しないで、その年に対抗できる年は他にないかどうか検証してみましょう。

「一番素晴らしかった年は何年だろうな?」と考えることそれ自体に大きな意味があるのです。このテーマで考えてみると、他の年と比較することによって、各年の特徴が見えてきます。そして、人生全体を俯瞰して見たときに、各年がどういう意味/役割を持っていたのかということも見えてくるようになります。

 

 

○自分史の検証
・今までで最も素晴らしかった夏は何年の夏だろうか?

これは年そのものではなくて、夏に絞って比較しています。

「一番素晴らしかった夏は何年の夏だろうな?」と考えることそれ自体に大きな意味があります。各年の夏の特徴が見えてくるわけです。

 

○自分史の検証
・今までで最もテレビが素晴らしかった年は何年だろうか?

これは特定のコンテンツに絞って、各年を比較しています。

仮に、テレビを全く見てない年があったとしたら、その年は0ということで。自分の中で終わったコンテンツになったからといって、貶さない方がいいです。それは、過去に楽しませてもらったコンテンツに対して失礼です。絶対にやめた方がいいです。そのコンテンツに楽しませてもらった時期にも悪影響を及ぼしますよ。そのコンテンツが終わったんじゃなくて、単にあなたの人生での役割が終わっただけです。

これも、「○○(趣味)では何年が一番素晴らしかったか?」と考えて検証してみること自体に意味があります。

 

 

 

 

 

 

自分史本レビュー

自分史の書き方について書かれている本(自分史本)についてレビューしてみました。

これらの自分史本を読んでみて思うのは、基本的に言ってることは全部同じだなということです。自分史を書くとは、印象に残ってることを思い出して、それを文章にすること。これ以上でもこれ以下でもないです。モチベーションさえあれば、自分史は誰にだって書けます。

当サイトの自分史の書き方だって、何も特別なことは書いてないです。

例えば、自分史の書き方に関する本をいくつも読んでるんだけど、中々書き始められないという人がいたとします。それって、自分史に捉われ過ぎてると思うのです。少なくとも、自分史の書き方に関するコンテンツの中に答え(聖杯、完璧主義の欲求を満たしてくれるもの)はないです。自分史を書くための最高の資料は、自分の記憶であり、自分の身の周りにあるものです。

下記の自分史本の中でおすすめを挙げるとしたら、初心者には「あ、これならわかる自分史の書き方」(内藤洋子)をお勧めします。この本は100ページちょっとしかないんですが、他の自分史本は冗長になってるだけで、この本以上のことは書いてないです。

当サイトを参考にして自分史を書き終わった人には、「実習 自分史の書き方」(内海靖彦)をお勧めします。教科書形式で書いてから、人生の重要な出来事についてエピソード形式で書いてみるのは面白いと思います。

 

 

「自分史の書き方」(立花隆)

シニア向けの自分史の書き方についての本なんですが、自己啓発目的で自分史を書く場合でも参考になる部分が多いです。

当サイトとの違いは、日経新聞の「私の履歴書」を参考にされているため、具体的なエピソードの記述が中心になっていることです。

当サイトの自分史の書き方は、中学校の歴史の教科書を参考にしているので、重要イベントの記述はエピソードの記述になるんですが、基本的には各時期の概要をシンプルに記述していきます。

どちらがいいかは人それぞれとしか言いようがないです。書いていて気分が良い方を選択しましょう。

なお、この本に載っている自分史の事例はこちらのサイト:立花隆の自分史倶楽部に掲載されています。当サイトの書き方(教科書的な記述)をするにしても、重要イベント(エピソード)の書き方の事例として非常に参考になると思われます。

あと、自分を書くための三大準備として、自分史年表、人間関係クラスターマップ、エピソード帳の3つが挙げられているんですが。自分史年表とエピソード帳はともかく、人間関係クラスターマップはかなり役に立つんじゃないかと思います。人間関係クラスターマップについて詳しくは上記のサイトにある”講義「現代の中の自分史」講義録”の7ページ目で説明されています。

 

「斎藤式 自分史の書き方」(斎藤孝)

読み手を意識した自分史の記述が目的にされているためか、文章構成や書き方の記述が多いです。これは自分史の書き方というよりは、文章の書き方の本に近いような……。

あと、具体例は実際の自分史ではなく、有名作家の作品やエッセイであるため、自分史の例としてはほとんど参考にならないかと。

ただ、自分史を書くコツ(Step3)と、過去を思い出すテクニック(Step4)については非常に参考になります。

まず、自分史の書き方として、「現時点の意見・感想はなるべく入れず、事実を客観的に描写し、その当時の情景を描写する」というのは、本当に重要です。これは当サイトの書き方と全く同じで、私が言いたいことをシンプルに言ってくれたような感覚です。

過去を思い出すテクニックとしても、時系列・モノ・ヒトを軸にして探るということで、非常に参考になります。過去を思い出すための切り口についてしっかりと記述されています。

具体例が乏しいため、これ1冊で自分史を書くのは難しいと思いますが、書き方と過去を思い出すテクニック本としてはいいね!って感じです。

 

「失敗しない自分史づくり 98のコツ」(前田義寛、前田浩、野見山肇)

98のコツとありますが、3分の2以上が文章の書き方や文法、添削などについてです。ただ、この文法・添削については、実際の自分史を例にして説明されているため、非常に分かりやすいです。

残りの3分の1の部分には、自分史記述について基本的なことが書いてあります。

基本的なことはちゃんと書かれているため良書ではあるんだけど、可もなく不可もなくと言った所でしょうか。

あと一点。自分史で登場した思い出の場所を巡ってみるという方法が紹介されてますが、私も1年間に渡って毎週休日にやってみたことがあるんですが、これはかなり楽しいです。今住んでる場所にもよりますが、自分史を書いたら、この遊びをやってみることをお勧めします。
※この詳細はこちら

 

「“元祖が語る” 自分史のすべて」(色川大吉)

日本で自分史を一番最初に提唱した色川大吉さんの本。

自分史の書き方に関することは最初の40ページだけで、あとは自分史の前身となった「ふだん記」の歴史の話が中心です。

自分史の書き方については記述が少ないと思うんですが、「自分史の書き方」というコンテンツを作っている私的には、日本ではどのようにして自分史が広まってきたのかという歴史は面白かったです。

で、この本を読んでいて、一つ気付いたことあります。

もしも自分史がブームになったら、かなりの高確率で自分史本来の役割が無視されるなと。自分史が引き寄せの法則並みにブームになったら、出版社がこぞって自分史の賞を設立するなりして、個々の自分史に優劣や競争原理を持ち込むことになるんだろうなあと。そうなると、自分の人生を好きになるためではなくて、評価されるために歴史を捏造して自分史を書く人が続出してしまうんだろうなあと。つまり、自己肯定感を得るための行為が、承認欲求を得るための行為になってしまいますなあと。

 

「実習 自分史の書き方」(内海靖彦)

この本は、今までレビューしてきた自分史本では、一番良いと思います。エピソード形式の自分史を書くとしたら、この本をお勧めします。

年代を追って書く「半生記」、様々な体験を書く「体験記」、エッセイ形式の「自由記」という3種類の書き方について、具体例を交えつつ体系的に説明されています。

読んでいて、「人生のあの体験をエピソード形式で書いてみたいなあ(=詳細に書くことによってもう一度疑似体験したいなあ)」と思ったのはこの本が始めてです。

そもそも自分史を書くことで何が一番大事かというと、間違いなく、モチベーションなわけですよ。誰だってモチベーションさえあれば、自分史は書けてしまいます。

当サイトもそうなんですけど、自分史本を参考書のように片手で参照しながら自分史を書くというのは、それはちょっと違う姿勢だと思うのです。自分史を書くって、そこまで難しいことじゃないです。最初の一歩さえ乗り越えてしまえば、誰だって最後まで楽しく書けると思うんです。

だから、自分史の書き方に焦点を絞ったコンテンツで大事なのは、自分史を書いているユーザーの楽しい体験を途切れさせないことだと思うんですね。ユーザーが自分史を書いている3ヶ月の間に、参照されるのは数回で十分。とにかく、自分史を書いているユーザーに、自分の過去を題材にした楽しい体験、過去を思い出して良い気分でいられる時間、それを途切れさせないこと。

 

 

「あ、これならわかる自分史の書き方」(内藤洋子)

100ページちょっとしかなく、自分史本の中では薄いです。ただ、これで十分です。200ページ・300ページある自分史本はどうしても冗長になってしまうんで。

内容としては、質問に答える形で、自分史を書くためのメンタル面について書かれています。

書き方に関する基本的なことは網羅されてますし、短いため読みやすいです。自分史を書くのに必要なのはモチベーションの一点だけなんで、読みやすいって大事です。

ただ、これは他の自分史本もそうなんですけど、出版することを前提に書かれていることは差し引いて読む必要があるかと思います。

 

おわりに

自分史について色々と書いてきましたが、自分史というのはあくまで、これからの人生を更に楽しむためのツールに過ぎません。これを忘れないでください。

最後に、自分史がいつ完結したとしても、ハッピーエンドで終わるように生きようぜという話で締めたいと思います。

この物語、いつ終わるか分かりません。いつ淘汰されても、不思議ではありません。

だからこそ、いつ終わるとしても、今この瞬間に終わることになったとしても、「最高に楽しい人生だったな」と笑って終われるように、毎日楽しく笑顔で生きていきましょう。

そりゃあ、まだやりたいことも叶えたい夢もあるだろうし、今終わっても後悔しないと言ったら嘘になるでしょう。でも、人生の平均値を上げるために、自分に出来ることは全てやってきたんだから、しゃあないなと。自分に到達できる一番遠い所まで歩いてきたんだから満足だなと。

もしも、あと1年しか生きれなかったら?
この世界に、あと1年しかいられないとしたら?
あなたは何をしますか?

人が後悔するのは、出来なかったことではなく、やらなかったことです。

今やれないことは一生やれません。”いつかやる”、その”いつか”は一生訪れません。今やらないでいつやります?

”いつかやれるだろう”と先送りし続けていくと、一生やらないまま終わってしまいます。今すぐにやりたいことをやるべきです。

その一歩を踏み出すことには、恐怖と不安があるかもしれません。でも、勇気を出してその一歩を踏み出せば……。

そこからまた、自分史の新たな1ページが幕を開けていきます。

このコンテンツをここまで読んで頂き、ありがとうございました。