トレード日記

コンテンツ

2012年1~2月

トレード記録について書いていく前に、私の簡単な経歴を書いておきます。

○2006年~2010年
・地元のコンピュータ理工学部の大学に入学するも、プログラミングが絶望的に理解出来ず(だが、アルゴリズムは大好き)。大学1年の最後に、人生のお師匠様(日本で誰もが知ってるであろう某コンテンツのクリエイター)と出会う。人生で初めて、この人みたいになりたいと、この人みたいにコンテンツ作りたいと思う。だが、コンテンツ制作をしたいが、目の前には大学に行くしか道がない。単位取りゲームと割り切っている内に、大学生活が滅茶苦茶楽しくなってくる(プログラミング以外)。大学2年の冬に、TSUTAYAで「ザ・シークレット」を手に取る。ここから成功本に嵌まり、大学時代には100冊以上読むことに(読むだけで実践はせず)。大学3年時には、興味が沸かない理系分野を避けて、経済性工学のゼミに入る。これはプログラミングや回路と違っておもしれえ……。複利やらサンクコストやら。大学3年の終わりから就活開始。だが、ほとんど何もせず。心の中には「コンテンツ制作したい!」という2年以上熟成した思いがあり、プライベートでコンテンツを作り始めてみる。就活をちょっと始めてみるも……。卒業したら、何かしら道が切り開かれるんでないか?と楽観的に思い込み、就活終了!で、卒論、滅茶苦茶おもしれえ……。

○2010年
・既卒で卒業する。そして現実を知り、人生オワタヽ(・∀・)ノ
・余りの逆境に、オカルト思考に傾倒していく。社会は誰も助けてくれない中で、オカルトと毎日作り続けていたコンテンツ制作だけが唯一の希望の光となった。

○2011年
・仲間と一緒に趣味で作っていたコンテンツが、3月に起きた世界史の教科書にも載るとある出来事と完全に同期してしまう。わざわざコンテンツ制作でメシ食えるようになる必要なかったじゃねえか!趣味でやってても、やりたいこと出来るじゃねえか!と気付く。お師匠様から、「オカルティスト」と呼ばれるようになる。

○2012年~
・さあ、どうやってメシ食っていこうか?

~~

私は既卒になったことで、日本が抱える大きな問題(人口減社会、財政危機)について気付くきっかけを得ました。更に、就職氷河期世代(通称”ロスジェネ世代”)がどのような仕打ちを受けてきたのかも知り、国や企業は絶対に助けてくれないなと、自分で何とかするしかないなという現実を知ります。

それで、「格差脱出研究所」や大前研一氏の「知の衰退からいかに脱出するか」などを読み、この状況で自分が生き残れる可能性が一番高い道(人生の期待値が最も高くなる道)は、株なのでは?と思ったのです。

そして、2011年10月頃にネット上の広告からCMBトレード塾を知り、メールを受信することになります。その流れで、CMBトレード塾の内田博史さんのサイト:トレード日記 内田博史のろくでなし日記も知りました。
※株のメンタルトレーニングには成功本が役に立つんか!と、希望を持ちます。「心のブレーキの外し方」も「ツキの大原則」も「ザ・シークレット」も、大学時代に既に買って読んでました(ただ、実践はしてなかった)。
※内田さんのブログは、トレードのメンタルに関するコンテンツとしては、右に出るものがありません。必読のサイトです。

で、「これ、売買ルールって、パワポケの育成理論と同じようなものなのでは?」と希望を持ちます。
※パワポケの育成理論というのは、こういうのです。
※注:似ている面もありますが、実際はほとんど関係ないです。ちなみに、パワポケの難易度(当サイト並みの育成理論を作る難易度)に比べたら、トレードの難易度はその5000倍位はあるかと思います。

ただ、楽天証券に口座を開いたはいいものの、全くモチベーションが上がらない。「先物市場のテクニカル分析」を買って、テクニカル分析の勉強を少しはしていたんだけども、売買記録を付けるまでのモチベーションが中々出てこない。と言うか、何をしたらいいのかが分からない。

だから、継続するためのモチベーションを上げるためにも、これは投資だと思って、内田博史さんの情報商材:「ザ・トレンドマスター」を買いました(2012年1月)。
※「ザ・トレンドマスター」のレビューは後述。

それで、チャートソフトはマネックス証券の「マーケットライダープレミアム」が良いんだなということを知ります。
※「マーケットライダープレミアム」はチャートソフトとしておすすめです。当ブログに載せるチャートは全て「マーケットライダープレミアム」のものです。
※有料チャートソフトですが、本気で株をやるのならば、絶対必要な投資です。

更に、「ザ・トレンドマスター」の中に、売買代金から銘柄を絞り込む方法というのが載っていました。で、CMBトレード塾に入っていたら、コピペするだけで一瞬で貼り付け作業が完了するという。これはいいなあと思ったんですけど、「CMBトレード塾に入らなくてもこの作業圧縮が出来ないもんだろうか?」「コードフリークでポケモンの育成が劇的に作業圧縮出来たように、株でも同じように出来ないだろうか?」と、ダウンロード世代の血が騒ぎました。

その方法を書いておきます。

○マーケットライダープレミアムにランキングを貼り付ける方法(要・Microsoft Excel)
1.「Yahoo!ファイナンス」にアクセスして、上の「株式」→「株式ランキング」をクリック。株式ランキングページの横にある「売買代金上位」をクリックする。

2.1のURLをコピーしておく。

3.Excelを開く。データタブの「Webクエリ」をクリック。アドレスに、2でコピーしたURLを貼り付ける。更に、売買代金ランキングをチェックする。

4.絞り込みをクリックして、okをクリック。Excelにデータが読み込まれる。1位から50位までのコードをコピーする。

5.マーケットライダープレミアムに貼り付ける。

6.同様にすれば、代金1~50位以外でも同じように貼り付けられる。

7.日常的に使うために、ExcelのWebクエリのプロパティを設定しておくとよい。「バッググラウンドで更新する」「ファイルを開くときにデータを更新する」にチェックを入れる。
※これで、このExcelファイルを開くたびに自動でデータを収集してくれるようになる。
※なお、手動更新する場合は、データタブの「すべて更新」をクリックすればよい。
※「Yahoo!ファイナンス」側のURL変更などで更新出来なくなったら、URLを更新して修正する。

~~

これで、日々のチャート確認作業が一気に作業圧縮されました。雑用がこれだけ減れば、これなら継続出来そうかもしれない!!

しかし、依然として、全くモチベーションが出てきません。モチベーションが上がるかなと思って、「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」(レビューは後述)を読んでみたんだけども、確かに面白くはあるけども、モチベーションには繋がらない。

で、ちょうどこの時期に、パワポケ14の育成理論を作っていたんですね。それから、後に当サイトを作ることにも繋がったゲームの資料を整理していたんですよ。

そこで、閃いたんです。

「これ、ゲームの資料みたいに売買日記をWordで作って印刷するようにしたら、株も続くようになるんじゃないか?」と。

この目論見は大当たりし、私のトレーダーとしてのキャリアがスタートしていくことになります。

 

情報商材レビュー:ザ・トレンドマスター

※「ザ・トレンドマスター」の販売ページはこちら。

・売買ルールがなく、何かしら売買ルールの叩き台が欲しい人にはおすすめです。ただし、おすすめなのはあくまで、この情報商材を叩き台にして、売買日記を書き続けて、統計を取り続けて、検証し続けることが大前提です。仮にこれらの作業を続けたとしても、利益を出し続けられるようになるまでには、最短でも1~2年は掛かります。トレードに聖杯は存在しないです。

・エントリーや資金管理、トレイリングストップなど、トレードの基本的な概念を知ることが出来る。
※この情報商材では、あくまで、資金管理や損切りなどの概念を知ることが出来るに留まります(そもそも実践しないと身に付かない)。ただ、資金管理・損切りの概念がないままマーケットという戦場に突入していく場合のコストを考えたら、10万円の投資は余りにも安過ぎます(このDVDを見て、株で利益を出すのは難しい、自分には出来なさそうだ、他の道の方が合ってそうと思って、一生株をやらない判断をすることになったとしても、10万円の投資で済んだなら安いと思います)。

・例として載っている、利食い10%、損切り-2%、勝率30%……というのは、東証一部の銘柄ではほとんどないです(相場状況にもよるが、東証一部銘柄が10%まで順行するケースはあまりないため)。これはあくまで数値の例なんであって、重要なのは、トータルで勝てればいいという思考です(ただ、頭では分かっていても、この思考が身に付くまでに、どれだけ長い道のりを歩むことになるか……)。

・この情報商材を叩き台にして、売買日記・統計を付ける作業を習慣化して2~3年継続すれば、1日20分程度の作業で、年率20~50%程度のリターンが可能かと思います。
※ちなみに、管理人がこの情報商材を叩き台にして作った順張りスイングトレードシステム(東証一部専用)の2016年の実績は、300トレード、107利食い、勝率35.67%、リスク・リターン比率(平均):2.52(損切り平均1に対しての利食い平均)、年率+52.33%、最大ドローダウン-20.71%。
※ただこのルールは、順張りの損小利大という以外には、「ザ・トレンドマスター」のルールとの共通点はほぼなくなっています。

・この情報商材通りにやらなくてもいいですが(と言うか、このまんま実行するのは難しいと思います)、具体的な銘柄選び・エントリーの仕方、資金管理・損切り・トレイリングストップを実際に見れるというのは本当に大きいです。あと、上述したように、マーケットライダープレミアムを使った作業圧縮の方法を知れたことですね。もしも、このDVDを見て、日々の作業をここまで効率化する方法があること自体を知らなければ、私はトレーダーの道には進まなかったんじゃないかとすら思います。

・逆に言えば、これらの基本的な概念を既に知っていて、売買ルールがあって、売買日記・統計を取る習慣が既に身に付いているのならば、買う必要はないです。

 

 

情報に対する考え方

「ザ・トレンドマスター」以外の情報商材は買ったことがないので、他の情報商材がどうなのかは分からないですが(聖杯を求めたくなる衝動が何度かあったことは確かですが)、どのような情報商材であれセミナーであれ、それはあくまで一番基本の叩き台にしかならないです。情報商材で学習したら次に必要な行動は、その情報商材を参考にして、適当でもいいからルールを作ってみてエントリーしてみる、売買日記を書く、統計を取るといった、自分の足で歩き続けて試行錯誤していくことです。決して、次の情報商材を買ったり、次のセミナーに行くことではないと思います。そっちにカネを落とすんだったら、東証にカネを落として欲しいものです。

そもそも、本当に凄い情報がそんな安値で落ちてるはずがないんですよね。情報を持ってる立場から考えたら、そんな価格で売るはずがねえだろうと。

ちなみに、私はこの情報に対する考え方を、2ちゃんねるのダウンロード板で学びました。高校時代に、ダウンロード板にいたネットに詳しいおじさん達(多分)から色々なことを教えてもらい(あんまり大きな声では言えないようなことですが……)、そこから自分で試行錯誤して、P○Pソフトや中○サイト巡りなどをして、ネットには物凄いフリーミアムな世界が広がっているということを知ってしまったのです。それは、私の人生で世界観が変わった出来事ベスト10に入るほどの衝撃でした。ネットってスゲー!!!と。

でも、そういう物凄いサイトの存在というのは、絶対に表には出てこない(だから、潰されない)。そのサイトを知ってる一部のユーザーだけがそのサイトから果実を落とし続けることが出来る。つまり、ネット上には、ガチの情報は絶対に出回らない、自分で検索して探すしかないんだなと。で、本物の情報が広まってしまうと、そのサイトは偉い人達に潰されてしまうから、結局は同じこと(※)が繰り返される。
※検索スキルがある情報強者が果実を独占して、情報弱者が群がってくるとそのサイトは潰される。だから、情報強者は情報弱者に本物の情報を流したくない。本物の情報が2ちゃんねるとかに書かれるはずがない(それは、情報強者にとって狩場を壊すリスクにしかならないため)。だから、情報強者が情報を流すとしてもゴミサイトしか教えない。

この考え方は、トレーダー効果(ある機能している売買ルールが世間一般に広まると、そのルールを真似する者が増えて、そのルールが機能しなくなってしまう現象)にも通じるものがありますね。

もしもダウンロードを通じて”貴重な情報は絶対に出回らない。自分で探すしかない”ということを知っていなければ、私も聖杯探しに嵌っていたかもしれません。学校で学んできたことよりも、こういうアングラな世界で学んできたことがトレードの役に立ったというのは結構あります。

で、私はもろにネット世代なんで、ネット上にアップロードされているファイルなら何だって落とせると思っております。だから、今度は「マーケットからカネをダウンロードしてやるんだ!」と。この「カネのダウンロード」というのは、私の中で一種のスローガン的なものになりました。

※なお、誤解のないように言っておきますが、当サイトで扱っているコンテンツは、全て正規に購入したものです。

 

 

書評:「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」


世界恐慌で巨額の富を築いた、伝説の投機家:ジェシー・リバモアについて書かれた本です。

具体的なトレード手法についてはほとんど書かれていないんですが、読み物としても非常に面白く、トレーダーになるためのイントロダクションとして絶対に読んでおいた方が良いです。

まさに、トレード道の入口で読むべき本だなと思いますね。

自分の売買ルールを貫くこと、ロスカット・資金管理の重要性、相場は自己責任、休むも相場、素人(群衆)の株に対する考え方など、今現在でも変わらない相場格言の数々が具体的なエピソードとともに記述されています。

「今もってよく分からんのだが、なんで株で金を儲けることが簡単だなどど誰もが思うのだろうか。それに、だれもが何らかの仕事に従事しているわけだが、わたしはエド・ケリーにフルーツ・ビジネスで絶対儲かる秘訣を教えてくれとか、ウォルターに自動車ビジネスの神髄を明かしてくれなどと言った記憶はない。だれもがそうだと思うんだが、相手が相場師のわたしとなると、まるで様子が違ってくる。口々に「どうすれば株で濡れ手に粟の儲けをつかむことができるんだ?」と迫ってくる」

「どうすれば株で儲けられるかという質問は、どうすれば脳外科手術で金儲けができるか、どうすれば殺人犯の弁護で金儲けができるか、と医者や弁護士に聞くのと同じことだ」

 

これを、世界恐慌(1929年)の頃に全盛期だった人が言ってるというのが凄い。あれから科学技術は確かに発達したけど、人間の本質は全く変わってないんだなと。

相場は世界一難しいゲーム。トレーダーになるということは、言わばプロゲーマーになるのと同じことです。ウメハラにストⅣで勝つのは無理だと諦めるのに、どうして株なら簡単に稼げると思ってしまうんだろうか?

リバモアについて書かれた本には、「欲望と幻想の市場―伝説の投機王リバモア」もありますが、被ってる部分も多いんで、こちら(「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」)をお薦めします(両方読むのが推奨です)。

 

2012年3月

※2012年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○3月27日
・前日の売買代金1~150位の中から、順張り買いの銘柄を選び、HOYAを買った(引け間際で買い)。
※証券会社はマネックス証券。
※なぜ、終値でエントリーをしなかったのかは不明。

※注:初エントリーにしてはテクニカル的に悪くなかった。三角持ち合い抜け/抵抗線抜けの買い。

・初エントリー、夜に逆指値(1919円以下で成り行き売り)を設定しておいた。
※私は、今までに一度も逆指値設定と執行を怠ったことがないです。これだけは最初から徹底しようと決めていました。初心者期間中のこの習慣、逆指値(損切り設定)を入れておく重要性はどれだけ強調しても強調しきれません。もしも、損切りの習慣がなければ、絶対に生き残れなかったことでしょう。逆指値を設定する習慣の重要性はどれだけ強調しても強調しきれるものではないです。
※この逆指値の根拠:(1934円買いで-15ティックにした理由)は書いてないので分からないが、前日安値以下?

 

○3月28日
・日経平均が反落し、HOYAはギャップダウン。

※以下、拡大図と結果。

※以下、5分足。

・結果的にはロスカットになったが、前日夜に設定しておいた逆指値のお陰で、陰線の高値でLCに。終値は-2.4%まで下がっていたため、逆指値ってすげえなと。もしも、ロスカットを設定しておかなかったら、大変なことになっていたなと。
※注:この時点で最大の無知は、東証一部銘柄のボラティリティーはどの程度なのか?という知識が全くないことです。そのため、果たして-1.4%で切れたのはどうなのか?ということすら分からない(しかし、これは経験で身に付けていくしかないのです)。にも関わらず、逆指値ってスゲー!となって、逆指値設定をする習慣が身に付いたのは、運が良かったと思います。

 

・この日は前日の売買代金250位(売買代金10億円以上)まで見て、Fマートを買った(終値間際に)。

※注:これは前日に抵抗線抜け。抵抗線抜けでエントリーするには1日遅い。損切りラインの根拠は何だったんだろうか?

・夜に、逆指値(3389円以下になったら成り行き売り)を設定。

 

○3月29日
・日経平均は続落も、ファミマは続伸で+1.1%の含み益(画像は省略)。

・アイフルを買った。

※注:これは見事な三角持ち合い抜け。ただ、低位銘柄で、169円に対して166円というのは-1.77%ライン。

 

○3月30日
・ファミマ続伸で+2.0%保有、アイフル上昇で+1.77%保有(画像省略)。

~~

・と、このようにして始まっていったわけですが、とにかく重要なのは、損切りを徹底したことと売買日記を書いて継続したことです。

・それで、最初なんで一通りエントリーした銘柄と画像を貼りましたが、今後は一部の印象的だった銘柄や教訓を与えてくれた銘柄に絞って掲載していきます。

・あと今日は、トレードをするために必要な道具、売買日記の書き方について書いておきます。

 

トレードをするために必要な道具

・パソコン(チャートを見たり、売買日記を書いたり、統計を取るのに絶対必要)
※ハイスペックなのは特に必要ない。ディスプレイも1台で十分。
※ノートパソコンでも出来ないことはないかと思いますが、デスクトップ推奨。

・バックアップ用の外付けHDD
※これも一番安いものでokです。もしものときに備えて、毎週1回は定期的にバックアップを取っておきましょう。これはトレードに限らず、本当に必要な習慣です。なくすことでしか・失うことでしか気付けないバックアップの重要性。私も、2012年5月に10年使ってきた98SEが突然お亡くなりになられて、趣味のデータ(4年分のコンテンツ制作の資料、音楽4000曲以上、10年分近くのゲームの資料など)が飛んでしまったんですが、外付けHDDにバックアップしておいたお陰で何とか最小限の被害で事なきを得ました。もしもバックアップを取ってなかったら、このサイトを作ることもなかったんじゃないかと思います。
※バックアップに必要なファイルの容量が小さい場合は、Dropboxなどの無料クラウドを使ってもよい。とにかく、もしものことがあった場合に備えて、すぐに復元出来る環境を構築しておくこと。HDDがカコンカコンという断末魔をあげてからでは遅いぞ!

・Microsoft Word(売買日記を書くのに必要)
※他の文書ソフトでも良い。

・Microsoft Excel(統計を取って検証するのに必要、銘柄貼り付けでも使う)
※機能が十分なら、他の表計算ソフトでも良い。

・マーケットライダープレミアム(チャートソフト)

・プリンタ(売買日記を印刷するのに使う)
※その日の売買日記は印刷して、見直して、加筆したり、アイデアをメモしたりします。

・トレード資金(言うまでもない)
※最低でも100万円以上あると良い。

・趣味、親友、恋人、家族など(とにかく何でもいいから、自分自身にとってストレスを解消する手段)
※個人的にはこれは絶対必須。

・本業もしくは生活資金もしくはパラサイト環境
※つまりは、生活環境を維持するための環境です。本業もしくはパラサイト環境がなければ、トレード資金の他に生活費3年分は確保しておくことを推奨します。
※なお、管理人の場合は、就活にて余りの無能さにボロボロになったことで、寄生先の宿主も諦めて(適性がありそうな)トレーダーの道を応援するしかなくなったため……。

 

スマホさえあれば十分、売買日記も統計も取らなくても十分、無料チャートソフトで十分、売買日記を印刷して復習しなくても十分という甘い考えを持ってるんだったら、株なんて即刻やめた方がいいです。それは言わば、FPSのプロゲーマーになるために練習するのに、20年前のPCで十分と言ってるようなものなんで。株のプロゲーマーになってやる!的な気がないんだったら、マーケットには一切手を出さないのが一番賢明です。別に、ハイスペックのPCを組む必要も(マウスコンピューターで組める最低限のスペックで十分)、高級ディスプレイ複数枚とかハイエンドのプリンタも必要ないんで、最低限これらの道具は揃えてください。

 

 

売買日記の書き方

(これは2014年9月5日に書いたブログ記事を修正・加筆したものです)

売買日記を書くというのは要するに、自分のトレードについて、画像と文字が表示できるソフト(Wordなど)で書いて記録を残すということです。そして、それを印刷してその日の内に復習する(思い付いたことをメモしたりする)。それから、1ヶ月単位で、収支をExcelで出します。この流れをとにかく継続することです。そうすると、分かってくることがあるんです。

どんな著名なトレード本やトレードサイトよりも、自分の手で取った売買日記と統計の重要性に比べたら劣ります。著名なトレード本やトレードサイトは売買日記の補助以上の役割はないです。

売買日記で書く内容については、まず、チャートの画像(+エントリーした価格、株数)は必須です(寄付/終値エントリーなら日足チャートだけでよいが、ザラ場中にエントリーしたならば分足チャートも)。あと、エントリーした日には、エントリーした根拠を必ず書きます(レンジブレイクしたから、ゴールデンクロスしたから、ここで買わなければ置いてかれてしまう!と思ったからなど)。出来れば、感情も書くといいです(エントリーに恐怖を感じていた、利益を出さなければいけないという焦りがあった、爆発を取った後だったから余裕があった、利益目標ラインに達していないがチキン利食いしたくてたまらなかったなど)。

百聞は一見にしかずということで、私の売買日記の例をアップしてみたいと思います。これは2014年9月にエプソンを買って、下ヒゲでLCに掛かったエントリーだったのですが、参考になれば。

~~
[エントリーした日]

・決算での爆発から1ヶ月経過しており、5400~5430円で4回機能している抵抗ラインを抜けたため買った。上昇トレンドラインがサポートしている。売買代金68億円。

・損切りラインは5400円。利益目標ラインはXXXX円(+XX.XX%)。3%ラインの5630円でXXX株増し玉する。

[1日目]

・+0.18%の上昇。5550円(+1.64%)で寄り付き、9時28分に高値5590円(+2.38%)を付ける。しかし、そこから下落して、14時16分には5460円(+0%)まで下落。

・これは保有。まだ節目上。

[2日目]
diary

・5500円(+0.54%)で寄り付くも高値寄りとなり下落、後場寄り後すぐに5400円(-1.27%)まで下落して-1.09%LCに掛かった。

・節目を割っているため、再エントリーはなし(仮に入るとしたら、レンジ抜け後の高値抜けとなる)。

・決算並みに順行していくかなと思ったんだが、爆発しなかった。
~~

こんな感じで売買日記を書いていきます。そして、1ヶ月単位で、その月の収支計算をExcelで出します(この作業が一番大事)。収支計算の結果と売買日記から、最上級の教訓が得られます。
※収支の付け方について詳しくはこちらを参照。

最後に、これはあくまで、私の書き方・やり方です。とにかく、自分なりに売買日記を書いていけばいいと思うのです。勉強法でもアイデア出しでもそうだと思うんですが、その人にとって一番効果が高い方法論というのは、自分で確立するしかないと思います。だから、どんなことでも、自分に合った方法論を確立していくことが重要になるかと思います。まずはやってみて継続してみて、それから自分に一番合うオリジナルの方法論を確立していけばいいです。大切なのは、最初は真似でも何でもいいから、行動を継続して習慣にすることです。そうすると、思考が良くなってくる。思考が良くなれば、自分に合った方法論は後から勝手に付いてくる。

 

○Wordにチャートを貼り付ける方法
1.Wordに貼り付けたいチャートを表示させてある状態で、キーボードのPrintScreenキーを押して、その画面をコピーする。
※例:マーケットライダープレミアムで、日経平均の日足をWordに貼りたい場合(左が5分足、右が日足。右のチャートを貼りたい)。この画面でPrintScreenキーを押す。

2.ペイントを起動して、1でコピーした画面を貼り付ける。所望するチャートを選択してコピーする。

3.Wordの貼りたい箇所に貼り付ける。

4.画像を小さくしたい場合は、画像を右クリックして、レイアウトの詳細設定からサイズの倍率を小さくする(Wordの場合)。

 

 

書評:「先物市場のテクニカル分析」

テクニカル分析について一番体系的にまとまったトレード本です。テクニカル分析の基礎を勉強する際は、この本を推奨します。この本で1ヶ月位集中的に勉強すれば、テクニカル分析の基本的な知識は身に付くかと思います(特に、第2章~第5章のトレンドライン・支持線/抵抗線・基本的なチャートパターン、第6章の出来高、第7章の移動平均線、第8章のオシレーター、第13章の資金管理は最低限理解しておかないと話にならない)。

なお、テクニカル分析が出来るようになったからといって、利益を出せるようになるわけではありません。ただ、マーケットでは参加者の大半(素人も含めて)が知っています。テクニカル分析が出来るようになったからといって利益を出せるようになるわけではないですが、テクニカル分析を知らなければ生き残ることは出来ない。

例えば、狂った値動きをしている新興銘柄を毎日見てると分かるんですが、ストップ高を連発して売り圧力がパンパンになってるにも関わらず、チャートの知識がないあまりに(恐らく、何も知らない初心者が値上がりランキングを見て参入してきているんだと思います)、「なんでそこで逆指値置かずに買っちゃうの?」という恐るべき取引をしている素人が常にいます。テクニカル分析を知らないあまりに、新興銘柄を高値で掴んで塩漬けにしてしまい、わずか3日で虎の子の資金をふっ飛ばしてしまう。まあ、こういう人が常に供給され続けるからトレーダーは飯が食えるんですが。

あと、テクニカル分析を勉強するときは、試験勉強のように暗記しようとするんじゃなくて、その意味を理解していくことが重要です。

例えば、抵抗線/支持線だったら、「このラインで3度機能したから、このラインは抵抗線/支持線として機能するんだ」といったような数学の法則のように理解するのではなくて、その裏にある群衆心理を理解する。「このラインで3度機能したから、ここで買い/売りを入れる奴が出てくるだろう。突破されたら、買いの損切り/空売りの踏み上げが出てどうなるだろう」と。

これはトレード全般に言えることですが、暗記はマーケットに全く通用しないです。例えば、ガンホーやミクシィのチャートを印刷して、そのチャートパターンを暗記するとか、全く意味のない行為です。

では、この本でテクニカル分析の基礎(トレンドラインの引き方、支持線/抵抗線、出来高、移動平均、オシレーター)を知識の上では理解したら、次は何をすべきか?

あとは、実際のチャートを見まくって、トレンドライン・抵抗線・支持線を自分の手で引きまくるしかないです。

1日最低でも100銘柄は見続ける(前回説明したランキングからの作業圧縮を使いましょう)。これを毎日続ける。これを数年継続すると、チャートを見れるようになってきます(利益を出せるようになるとは言ってない)。

あと、人によってトレンドラインや支持線/抵抗線の定義は異なります。ただ、これはそれでいいんです。人間一人一人の認知能力が異なる以上、そうなるものだし、問題でも何でもないです。むしろ重要なのは、その定義を変えずに一貫し続けることです。

例えば、”レンジ抜けでエントリーする”というルールだったら、”(自分が定義した)レンジ抜けのチャートパターンでエントリーする”ことを一貫して繰り返すことです。やり続けていると、「レンジ抜けは自分の定義で大丈夫なんだろうか?」という心配が出てくるかもしれないですが、それは心配するベクトルが違います。他の人のレンジ抜けの方が勝率が高そうとか、期待値が高くなりそうとか思うときもあるかもしれないんですが、それは隣の芝生以外の何物でもないです。

最初の内は上手くチャートを見れるはずがないんで、後々修正が必要になってきますが、とにかくチャートを見続けることです。それ以外にないです。継続に勝る努力なし。

しかし、この本のヘッド・アンド・ショルダーは、ギガイアス・エンペルトにしか見えないのは私だけだろうか……。

 

2012年4月

※2012年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○4月2日
・ファミマは反落して+1.9%保有。アイフルは大幅続伸+7.55%となり、+9.5%保有。キター!!!!
※以下、アイフルの日足の拡大図。

・トレイリングストップを終値から2%下の181円に設定した。
※注:高値は187円であるため、+10%利食いラインの186円で利食いすることが出来た。運良く10%まで行ったのだから利食いすべきであるのだが……(東証一部銘柄のボラの知識がないため、+10%行くのが当たり前のように思っている)。

 

○4月3日
・アイフル下落となり、トレイリングストップに掛かり7.1%利食い。

※注:+7.1%取れたわけで、初心者にしてはナイストレードだった。

・その後も、順張り買いと思った銘柄を買っていった。が……。

 

○4月4日
・日経平均。

3ヶ月続いた上昇波動の終わりは意外と静かに……。「トレンドラインを割ってしまった……」と気付いてはいたが、それでも順張り買いの銘柄を買い続けた。

 

○4月5日
・日経平均続落。売買代金250位までで、買いサインなしと判断。うーむ、これは空売りなんだろうけどなあと。

・と言うことで、今年の目標は空売りが出来るようになること(つまり、信用口座を開くこと)となった。で、信用口座を開くには、株取引の経験(1~3年以上)と金融資産の大きさ(100~200万円以上)が問われるそうだ。だから、まずは買いだけで資金を200万円にしよう!そして、信用口座を開こう。それが今年の目標。
※注:確か、この当時の資金は約80万円だったと思います。

・なお、アイフルの利益は、ファミマ-0.4%、アドバンテスト-1.3%、セガサミー-2.4%でほとんど相殺されてしまった(画像は省略)。

・と、上述した目標が出来たため、日経平均の上昇トレンドが終わったような感じではあったことは分かっていたが、それでも順張り買いでエントリーを続けた。

 

○4月9日~4月30日
・LCLCLCLCLCLCLCLCLCLC。…………。が、とにかく続けることだ、ちゃんと損切は出来ている!と自己正当化して継続した。

・テクニカル的には、例えば……。

※注:これは三角持ち合い抜け(上値抵抗線抜け)で買った。これは、直近高値圏で買い玉を保有したトレーダーの売りが入ってきそうと考えると、直近高値から真横に抵抗線を引く方が適当。テクニカルの形だけを真似してエントリーしている(それよりも、順張りエントリーの定義が一貫していないことが問題)。

 

・こんなこともあった。

・損切りラインは”上下のトレンドラインの下となる370円”。だが、安値でLC。

・この2日後……。

・あと1ティック、あと1ティック耐えてくれていれば……。「結果論であるが、LCを2%の369円にしておけば、振り落とされずに済んだ」。
※注:これは際限がない議論。LCラインはあるラインに決めてしまうしかない。

・と言うか、もし再エントリーしていたらと……。再エントリーの概念を習得した!

~~

・と、このようにして2012年4月は幕を閉じて、トータルではマイナス(-3.9%)だったんですが、「ただ、楽しいね」と。

・本当に思うのは、何も分かってなくて滅茶苦茶なトレードではあるけど、損切りだけは徹底して、売買記録を取りながら続けてくれたこと。タイムマシーンに乗ってこの当時の自分にアドバイスするとしたら、「それでいい。ありがとう」としか言いようがないです。

 

規律ある消費

この時期には、トレードと同時並行して始めた習慣があります。それは、消費スキルを鍛えることです。

お金のスキルというのは、収入、運用、消費の3つに分類されると思ったんですね。収入・運用がないのはこれから鍛えるとして、消費だけは徹底していこうと。この時代に生き残るために、今出来ることは全部やっておきたい。

ただ、単に節約するだけでは苦しいだけです。それで思ったのは、(一つの指標として)国民年金が月6万円貰えるわけだから、住居費以外で月6万円の生活だったとして、それで満足いく楽しい生活を送れるようにしたいということです。つまり、ただ節約するんじゃなくて、滅茶苦茶効率の高いカネの使い方が出来るようになろうと決めました。

それで、売買日記が書き終わったら、その日の復習を兼ねてスーパーまで散歩に行って翌日の昼食を買ってくることにしたんですね。あと、毎週金曜日には焼肉をやろうと。で、焼肉って、それまでは勝手に高いものだと思ってたんですけど、スーパーで買うと家族4人で食うとしても3000円以内で腹一杯食えるんだなと、これは知らんかったわと。消費はスキルなんだと考えてからというもの、こんな感じの発見が今までに数え切れないほどたくさんありました。

例えば、毎日スーパーに行ってると、食べ物の相場というのが分かってくるんですね。専業主婦も面白いことやってるんだなあと。消費ってのは、限られた生活費で最大の満足度を得る最適化ゲームじゃないかと。

売買日記を書き終わったら、スーパーまで散歩に行く。週末金曜日には金曜日の夕日を見てから焼肉を食う。夜には、仲間達とコンテンツ制作をしたり、ポケモンBW2をやったり。2012年はこんな日常が続きながらも、とにかく売買日記を書き続けていきました。
※今になって思うと、売買日記を書き終わってからのこれらの習慣が見事な条件付けになってたんだと思います。意図してやったわけではないんだけど、このようなご褒美を自分に与えることが、トレードを続ける条件付けになっていたんだと思います。

消費スキルというのは、「その価格はどんな価値に対して払っているものか?」を考えてカネを使う思考・習慣を身に付けることだと思います。それに価値があれば(価格に十分見合っていれば)、高くても買う。価値がなければ、どんなに安く叩き売られていようと買わない。食費や携帯代、国民年金なども含めて、全てのカネを使う行為は投資であると考えてカネを使う。

この習慣を継続していくと、消費規律が身に付き、自分の価値観を第一に消費行動が取れるようになるため、無駄な浪費がなくなっていきます(価値がなかったモノ・サービスにカネを使ったとしても、それで学習するようになるため、一時的な浪費はあっても、長期的に見たら全ての消費が投資になる)。このスキルはトレーダーになるか否かに関係なく、身に付けるべきスキルであると思います。

○消費を抑えるためにやったこと一例
・クレジットカードを使うようにした。
※国民年金もカード払い。キャッシング・リボ払いは一切使用せず。
楽天カードYahoo! Japanカードで実績を作ってから、リクルートカードプラス(現在募集停止中)かレックスカードにするのを推奨(2017年6月現在)。

・欲しいモノは出来るだけ安い店で買う。
※私の場合、趣味であるゲームと音楽のCDはJoshin(CDでポイントを溜めて、ポイントはゲームで使う)で買います。
※プリンタのインクは、Amazonマーケットプレイスで中古の純正品を半額以下で仕入れる。ここ最近は、メルカリの方が安く仕入れられますな。
※本はなるべくAmazonのマーケットプレイスで買う(モノレートで過去の中古相場を見て高値で掴まないようにする)。更に、Amatenを使うことで、Amazonで買う商品は全てが実質-5%以上引きに(95%以下になったときに仕入れる)。

・スマホをMVNOにした。

~~

それで、この当時は、毎週金曜日には、意図して夕日を見るようにしていたんですね。高度経済成長期の頃の日本人は、三丁目の夕日を見て、未来に希望を持っていたらしい。でも今だって、こんなに素晴らしい「2010年代の夕日」が出てるじゃないか。今はカネを稼げるスキルを持ってないけど、未来への希望だけは誰にも負けてなるものかと。

「日本の未来は暗い」「日本の若者には絶望的な未来しか待っていない」「この時代に希望なんて持てるはずがない」と世間では言われているけど、まさに自分はその筆頭の立ち位置にいるのかもしれないけど、未来は明るいと信じ切ってやる。たとえそれが社会の中でマイノリティーであろうと、日本が沈んだとしても、自分だけは栄光を掴んでやる。

だから、今見てるのは、「1960年代の夕日」なんて比べ物にならないほど素晴らしい未来が待ってる「2010年代の夕日」なんだと。今の自分に出来ることは、消費を徹底して、売買日記を書き続けていくしかないけど、「あのとき、もしも何かやっていたら……」と、未来で後悔することだけはしたくない。未来は明るい。いや、明るくしてやるんだと。

 

 

書評:「デイトレード」

タイトルは「デイトレード」ですが、デイトレーダーでなくても必読のトレード本です。トレーダーの成長過程やトレーダーとマーケットとの関係性について書かれた本では、この本の右に出るものはないです。

トレードスキルが身に付けば、世界中のどの場所にいても、ネット上からカネを合法的にダウンロード出来るようになります。煩わしい人付き合いも、理不尽なサービス残業もする必要がなく、(予習・復習時間を含めて)9時-16時の仕事で、あとの時間は全て自由に使える。他に仕事をしてもいいし、趣味に全振りしてもいいし、家族サービスに使ってもいい。それでいて、得られる報酬は青天井と来たものです。

しかし、その領域に至るまでの授業料は想像を絶するほど高いです。茨の道なんてものじゃない、恐らく今までの人生で体験したことのない最も過酷で厳しい道を歩むことになるでしょう(続けられればの話ですが)。言わば、人生の総力戦になるかと思います。

ただ、この道は本当に楽しいし、自分自身の人生と向き合うこれ以上ない機会が得られることになるでしょう。トレーダーの報酬って、表面的にはカネや時間の自由なんだと思うんですが(私自身もそれが目的で始めたし、継続してきました)、私的にはそれ以外にもたくさんあると思うんですね。でも、その報酬はこの道を歩むことでしか分からないし得られない。

とまあ、そんな過酷な道を希望を持って歩んでいくためのメッセージがこの本には書かれています。特に、トレーダーはまず内面から成長して、その成長は表面上には結果として現れないというのは、この道で一番辛いことなんじゃないかと思います。収益という目に見える結果としては出てこないから、成長してる実感が得られない。でも、内面では絶対成長している。だから、諦めないで続けることがとにかく大事。

あと、これは個人的なことですが、266ページに書かれているこの記述にはとても感銘を受けました。

「ポジション・トレードやスウィング・トレードは富を築くことを主眼においたものである。他方、デイトレードは日々の生活の糧を得るものである」

 

つまり、デイトレで生活費で稼いで、スイングで資産運用する。マーケットでこんなことが出来るようになればいいなあと、初めてこの本を読んだときに思いました。

 

2012年5月

※2012年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○5月7日
・順張り買いでエントリーし続けていたが、うーむ……。買いでサインが出ているのは、代金が10億に満たない銘柄ばかり。

※なお、日経平均はこんな感じ。

・一方で、空売りが出来れば、こんな銘柄が。

※注:かなり都合の良い線の引き方をしていますな。ただ、この相場状況、空売りフェーズなのは間違いなし。

 

○5月8日
・「ああ、これから買いだけでやっていけるんだろうか……」。現時点で買いだけでやるのは、資金が減っていくだけでは?。そして、考えに考えた結果。「今と同じモチベーションを保てるのならば、シミュレーションして、順張りの売買ルールについて深く知っていく方が有効だと思う」。「今の下降トレンドで買いだけってのは、どう考えても危険過ぎる。現時点での目標は来年の4月までに信用口座を開くことにある」。ただ、抵抗も……(早めに信用口座を開いておいた方が早く稼げるようになるのでは?……)。

○5月9日
・前日に買いエントリーした銘柄がLCに。これで、売買シミュレーションで行く方針が決定した。
※来年の4月までに(トレード以外で)150万円作って、信用口座を開いて、毎日シミュレーション(つもり売買)による売買日記を書き続けていこうということが決まった。
※これは英断。大英断以外の何物でもなかった。
※売買シミュレーション(つもり売買)のやり方は後述。

※と言うことで、2013年3月14日までの売買は全てシミュレーション(つもり売買)によるものです。

・「空売りさえ出来れば、この相場状況で利益を出すのは簡単だ」(と思っていた)。しかし、マーケットはそこまで甘くはないのであった……。

※この先端の終値で空売り。結果は755S→763LC(-1.05%)。再エントリー。
※注:エントリーしたいという欲求が無意識にあり、順張りエントリーの定義がまだ定まっていない。買いは右上突破、空売りは右下突破と定義してしまえばいいのだが……。

 

○5月11日
・SUMCO(再エントリー)、落ちたー!と思ったら、微妙に損切りラインに掛かっていた。

 

・あと、チャート研究的な検証をやっており、「これはスゲー!」的なことやっていました(これは売買記録ではなく当時の検証画像)。

※コメントは無視してください。
※注:これは都合の良い、余りにも都合が良過ぎる検証です(落ちている銘柄を見つけてきて後付けでサインだったと思っている)。このような無意味な検証を山のようにしてきました。これ、無意識の内に聖杯探しをしているんですね。でも、順張りエントリーの条件を定義して、そのサインに入り続ける以外にないんです。それは(検証の時は意図的に避ける)ドローダウンの時期も当然ある。
※注:更に言うと、プロのトレーダーは「絶対に機能するレンジ」を見極められる的な思い込みがある。プロのトレーダーでもドローダウンを体験するということが信じられない。

 

○~5月31日
・5月は、この2つはまあまあ上手くいった。

~~

・しかし、それ以外にLCが重なったため、トータルではマイナス。勝率は12.5%。

 

売買シミュレーション

統計を取る際にも絶対必要となる売買シミュレーション(つもり売買)のやり方について説明します。

まあ、実際に注文を入れるかどうかの違いでしかないんですが、スイングトレードの場合、エントリーは終値の値で固定して行うといいです。
※デイトレの場合は、エントリー時の板の情報も記録しておく必要があります。デイトレのデータの取り方について詳しくはこちら

〇売買シミュレーション(つもり売買)のやり方(スイングトレード編)
1.~14時50分位までに、エントリーする銘柄(を買いか空売りか)を決定する。
※つもり売買なんだから、リアルタイムで見てた方がいいです。大引け後に抽出しては、実際の売買とは違う状況になってしまいます。単に統計を取るんだったら、引け後でもいいですが、シミュレーションの場合は、出来るだけ実際の売買の状況に近付けてください(エントリーのクリックをする以外は全く同じ状況にする)。例えば、1500円を超えたらエントリーだというのに、14時58分時点で1495~1505円をウロウロしてるなんてのはザラにあります。実際の売買では、引け後の終値を見てからのエントリーというのは出来ません。

2.大引けとなったら、エントリーする銘柄のエントリー価格(=終値の値)、買いか空売りか(LorS)、株数をチャート上に記録する。

3.売買ルールに基づき、損切りライン及び利益確定ライン(増し玉する場合も記述)をチャート上に記述。
※例.2017年3月14日にレンジ抜けでアルプスを300株買い。損切りラインが-1%、利益確定ラインが+3%ラインとする。

4.あとは翌日以降、ルールに基づき機械的に運用する(損切りライン、利益確定ラインのいずれかにタッチした所でout)。
※トレイリングストップのルールがある場合は、損切りラインを動かしていってok。
※損切りラインはその価格まで逆行した時点でoutとするが、利益確定ラインは利益確定ライン+1ティックまで順行したらoutとした方がよい。これはどういうことかと言うと、例えば、1050円が利益確定ラインだとして、高値がジャスト1050円まで順行して、その後下落していった場合は、1050円で利食いにならない場合が多いです。そのため、1051円以上まで順行したらokとシミュレーションするわけです。

 

売買シミュレーション(つもり売買)で出来るのはここまでとなります。実際の資金を投じないつもり売買では、精神的負荷が掛からないため、ザラ場中の判断で利食いするなどの裁量的判断は全く意味のない行為です。つもり売買は、機械的なシミュレーションに限り効果があります。一切の裁量を入れずに機械的に行ってください。必要なのは、エントリー価格、買いか空売りか、(資金管理のルールから算術的に決定された)株数、損切りライン、利益確定ライン、(トレイリングストップ)で、機械的に運用することです。

 

 

書評:「くそったれマーケットをやっつけろ!」

個人トレーダーがマーケットを攻略する方法について、愉快な語り口で書かれた本です。個人のトレーダー向けに書かれた本としては、この本が一番参考になるかもしれないです。まあ、著名なトレード本では、結局同じことしか言ってないんですがね。自分のルールを確立せよ、その売買ルールを忠実に執行せよ、資金管理・損切りだけは何があっても守れと。

特に、第13章の「自分の夢を実現するためにトレードする」は、企業に所属してるわけでもない個人のトレーダーが、なんのためにトレードするのか?について書かれています。ただ単に楽に大金を稼げそうだから、ただ単に自由時間がありそうだからという程度の動機では、この道を最後まで走り続けることは到底不可能でしょう。

あと、世間一般では、機関投資家の常識が個人投資家の常識にも当てはまると勘違いしている人が余りにも多いです。例えば、バフェットでさえ年率10%行かないんだから、個人が年率10%達成するのは無理だとか(さすがにこのレベルの意見を述べる人はチャートすら見たことがないんだと思いますが)。何百億~何千億円の資金を年率10%で運用するのと、個人が食い扶持を得るために運用するのとでは、マーケットに対して全く違うアプローチをとる必要があるということが世間的には理解されてません。

この道を歩いていく途中では、世間の声に戸惑うことがあるかと思います。しかも、社会的に成功しているとてつもなく頭の良い人達が、株の話をしていることが結構あります。これに戸惑うことがあるかと思います。「はあ?何言ってんの?」と。ただ、凄い人が言ってるもんだから、「もしかして、自分が間違っているんか?」と思ってしまうことがあるかと思います。

でも、その人達は社会的には成功者でフォロワーも凄い数いるのかもしれないけど、売買日記を書いたり、統計を取るなり、本気でマーケットについて継続的に学ぼうとしたことがあるのか?

どんなに頭が良かろうと、(相場以外の分野で)成功していようと、その現場を知らない人の話は、現場を知ってる側からすると滑稽な話になるものです。他分野でどれだけ成功していようが、マーケットを知らない素人の戯言。流されないように。

なぜかは分からないですが、(専門外にも関わらず)株について語りたがる人は驚くほど多いです。しかも、その中の2000人中100人は運だけで成功してしまうため、声だけはでかいから厄介なものです。四季報の読み方とか第二のガンホーの見つけ方をとくと説明してくれます。
※これは生存バイアス。運だけで莫大な利益を出す素人が5%だとしても、1万人いれば500人。9500人は損したことを隠したいため何も言わないが、運が良かった500人は自慢したくて仕方ないため……。でも、この500人の声こそが、次なる95%をたくさん連れてきてくれるのです。

どんな成功者であろうとも、訓練を積んでなければマーケットではただの素人。流されずに自分の道を進み続けること。この道に近道はないのです。

 

2012年6月

※2012年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇6月1日
・空売りしていたJSRとグリーが大幅下落。キター!

※注:JSRはともかく、グリーは最弱銘柄の三角持ち合い割れ。ナイスエントリー。

・中々、目に見えるような結果が出ない中、ようやく光が見えてきたような感じとなった。

 

○6月4日
・グリーは上ヒゲがトレイリングストップに掛かり、+8.37%で決済(TSは終値の2%上)。

※注:トレイリングストップはともかく、利食いが遅いですな。これは、まだ最大順行幅(MFE)の概念がないため。東証一部銘柄のMFEがどの位かを知らない(そもそもその概念すらない)ため、10%行くのは珍しくないと思い込んでいる(この時期に暴騰していたルックや高島を(都合良く)検証してたのも大きい?)。

 

○6月5日
・JSRがトレイリングストップに掛かる。

 

○6月11日
・こういうエントリーが少なくなかった。

※エントリーの理由は、「下降トレンドで下値支持線を割ったため」。
※注:直近安値から真横に引け!これは、都合の良い検証で、大きく動いた銘柄に都合の良いラインを引いて、「これは下値支持線割れだ!」とか都合良く解釈して、こういうパターンが行くんだなと都合良く理解してしまうために、こういうエントリーが出てきてしまう。ただ、こういうエントリーでも順行したケースがあるために、トレードは理解が難しいのです。まあぶっちゃけ、エントリーはどうでもいいんです。エントリーの定義が一貫してないのが問題。

 

○6月13日
・(売買日記より)「今一番大事なのは、生き残って、知識・経験・スキルを蓄えること」。
※注:全くその通り。

 

○6月25日
・前日に買ったアークが+10%以上の暴騰。キター!

・「+9%の所にTS設定しておくか」とか言ってたら、14時過ぎに大陰線が出現し、動揺が走る。「ルールを破ってはいかんし、日足で見れば大丈夫だし!戻ってくれー!」そして……。

※なお、何とか手数料負けとなった。

※注:だから、10%になったらすぐ利食いしとけと……。

・この教訓から、一日で+10%になったらその時点で利食いしようというルールが出来た。

~~

・6月の収支はややマイナス。ただ、勝率は36.84%と悪くない。利食いが遅くなった事例が多かった。
※注:見てみる限り、どうしてこれでトータルマイナスになります?って感じ。利食いが遅いのが原因。

・3ヶ月経過しても、トータルプラスにはならず。ただ、2010年に大学を既卒で卒業してからの2年間、専門的な勉強や作業をしていなかった私にとって、売買日記を書いたり収支計算を取ったりする日々は、卒業論文以来2年ぶりの知的作業となり、とても楽しかった。

 

いつ死んだとしても…

2012年6月時点のトレード日記の方ではまだ特に出てきてないですが、人間的成長なくしてトレーダーとしての成長はありません。

私は、既卒の2年間に、”安定・安全を求めて何か探す→既卒には用意されてない”という失望ループを何度も何度も体験しました。このコミュ力至上主義社会では、私のような人付き合いがあまり好きじゃない人間にとっては余りにも逆境過ぎる…と。

このループが2年ほど続いた結果どうなったかというと、「この性格・価値観では、いつ淘汰されても仕方ねえんだわ」という諦めに近い境地に至りました。ただ、「いつ淘汰されても不思議ではないんだから、いつ終わったとしても”最高の人生だった”と言えるように、毎日楽しく生きていこう」と考えるようになり、先の見えない未来なのは変わっていなかったけど、これで相当気が楽になったんですね。
※時期的には2012年3月。売買日記を書き始める直前にこの思考になりました。

で、安定・安全は保障されてない代わりに時間だけはあり余っているんだから、やりたいことは全部やろうぜと。いつ死んだとしても不思議ではない。でも、その日までは毎日笑顔でいよう。やりたいことは全部やって、食いたいものを食って、毎日笑顔で生きていこう。死ぬときは、理想に一番近い所で笑顔で朽ち果ててやろう。ただ、いつ死んでも不思議ではないけど、なるべく後悔を少なくしよう。「(やりたいことを)いつかやろう」と思っていても一生やれない。今、やらないと。今やりたいことを先送りにすることだけは絶対にやめよう。

誰かが、人生は長生きすれば長生きするほど、時間が経つのが早くなると言っていました。でも、私の場合は違いました。こう決意してからというもの、時間が進むのが明らかに遅くなったんです。

仮に明日死ぬことになったとしても「最高の人生だった!」と笑顔で死ねる準備をしておく習慣は、人生の満足度を最大限に高めるためにおすすめしたいライフスタイルです。

私の場合、トレーダーの道を目指したのも、「もしもこの道で挑戦しなかったら……?」と後悔したくなかったというのがあります。「どうせトレーダーになんてなれるはずがねえんだ」と挑戦すらせずに諦めていたら、それはそれで楽だったと思います。でも、もしも将来、自分と同じような状況だった人がトレーダーとして成功していたら?「もしかしたら、自分もやれば出来たかもしれないじゃないか!?」と絶対に後悔すると思ったんですね。自分に出来る限りのことをやって駄目だったらまだ諦めもつくけど、挑戦すらしないで諦めたら、絶対に後悔する。だから、出来る限りのことはやってみようぜと。
※ちなみに、私は大学時代に専攻していたプログラミングやコンピュータには何の後悔もありません。なぜなら、4年間いくら理解しようと努めても、全く理解出来なかったからです。コードを印刷して1行1行理解しようとしても全く理解出来ない。でも、全力でやったことで適性がないと分かったため、後悔はありません。このバックグラウンドがあったからこそ、トレーダーの道は諦めずにやり抜くことが出来たんだと思います。

 

 

書評:「死ぬときに後悔すること25」

トレード本もいいですが、こういう本の紹介もしていきます。人間的に成長したり、人生全体を改善することによって、トレードにも良い影響を及ぼす場合が少なくないためです。
※ちなみにこれは、潜在意識の全体性という性質です。

この本は、緩和医療医の大津秀一さんによる、人が死ぬときに後悔することについて書かれた本なんですが、こちらのインタビュー記事も併せて読むといいです。

で、人は死ぬときに何に後悔するのかというと、次のようなことだそうです。

○死ぬときに後悔すること25 ※上記の書籍より抜粋
1 健康を大切にしなかったこと
2 たばこを止めなかったこと
3 生前の意思を示さなかったこと
4 治療の意味を見失ってしまったこと
5 自分のやりたいことをやらなかったこと
6 夢をかなえられなかったこと
7 悪事に手を染めたこと
8 感情に振り回された一生を過ごしたこと
9 他人に優しくしなかったこと
10 自分が一番と信じて疑わなかったこと
11 遺産をどうするかを決めなかったこと
12 自分の葬儀を考えなかったこと
13 故郷に帰らなかったこと
14 美味しいものを食べておかなかったこと
15 仕事ばかりで趣味に時間を割かなかったこと
16 行きたい場所に旅行しなかったこと
17 会いたい人に会っておかなかったこと
18 記憶に残る恋愛をしなかったこと
19 結婚をしなかったこと
20 子供を育てなかったこと
21 子供を結婚させなかったこと
22 自分の生きた証しを残さなかったこと
23 生と死の問題を乗り越えられなかったこと
24 神仏の教えを知らなかったこと
25 愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

トレードオフの後悔もあるんで、この全ての後悔をなくすというのは難しいと思うんですが、心残りになっていたり、今すぐに解決への一歩を踏み出せるようなことはないでしょうか?

解決には至らなかったとしても、ずっと先送りして放置したままにしておく場合と、僅かでも問題解決しようと取り組んだ場合とでは、後悔の質が天と地の差になると思います。

あと、後悔に関連して、結構衝撃的な統計もいくつかあります。

まず、70歳以上の高齢者の実に70%が、「挑戦しなかったこと」に後悔しているみたいなんですね。
※”老人 後悔”でググるとソースがいくつか出てきます。
※更に言うと、これは自己肯定感が低い日本人じゃなくて自己肯定感の塊であるアメリカ人のデータです。

あと、日本人の中年男性(35~49歳)の72%が「人生がつまらなくなっている」と思っているらしい(標本は300人)。
※ソース:「毎日がつまらない」中年男性の72%が回答

70%といったら、順張りで損切りになる確率や「かみなり」の命中率と同じなわけで、相当高い数字です。自分だけが例外と思ったら大間違いで、他人事ではありません。特に、日本人の中年男性の72%が「人生がつまらなくなっている」と思っているってのはかなり衝撃的です。

死ぬときに「最高級に楽しい人生だった!」と言うために、明日からじゃなくて(その明日は一生訪れない)、今日から、今から何をしますか?

まあ、取り敢えず、自分史を書くのがおすすめです。

 

2012年7月

※2012年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇7月4日
・エスバイエル、赤字決算で-5.05%LC。

※注:赤字決算はともかく、エントリーした理由は「上昇トレンドで上値抵抗線を突破したため」の再エントリー。こういう、チャートの中盤でのエントリーがとても多い。そして、3桁の低位銘柄が多い。都合の良い検証の賜物かと。

 

〇7月6日
・ルネサス、前日に一時+7.24%まで行っていたのが、LCとなった。

 

・こちらの銘柄も一時+9.06%まで行ったのに、大幅LCに。

※注:勿体ないとしか言いようがない。エントリーはともかく、ボラのある銘柄に入れていた証左なのだが。
※注:この時期の収支計算でやっていたのは、単にトータル収支、期待値、勝率を出していただけだった。MFEを記録していなかっため、「全てX%で利食いをしてたらトータル収支はどうなってたか?」というような検証をしていなかった(そもそも、そのような発想すらなかった)。このような検証をするためにも、Excelで統計を取る必要がある。

 

〇7月11日
・ドワンゴ爆発で+7.02%で利食い。高値は+9.74%。

※注:7月6日の2銘柄から、10%ではなく7%利食いにしてたら取れてたと気付いことで、7%利食いにしたら取れた。

 

〇7月17日
・東電の空売りが+10.27%決済。

※注:三角持ち合い割れ。文句なしのナイストレード。

・更にこの日は、アーク空売りが+3.80%、光通信の買いが+2.22%、ルネサスの空売りが+6.81%の含み益。我が世の春がキター!!

 

〇7月18日
・アーク暴落で+13.80%利食い(1日-10%ラインで決済)。

※エントリー根拠は上昇トレンド割れ。
※注:悪くない。ナイストレード。これはもう月間プラスだろうな。

 

〇7月26日
・日経平均が反発し、野村の+5.40%、ルネサスの+6.19%の利益がいずれも手数料負けとなった。

 

〇7月27日
・前日に空売りしたルネサスとアークが踏み上げを食らった。ほげえええええええ!!!!!

※エントリー理由は「下降トレンドで、下降トレンドラインが機能するというシナリオに基づいて」。
※注:なんてとこでエントリーしとるんじゃあ!!!最低最悪のエントリー。じゃあ、下降トレンドが機能しなかったら?空売りの玉持ってる連中がパニック起こしたら?どうすんだよ?。欲にかられてルールにないエントリーをした。たまたまやったクソエントリーが、このような結果となったのは最高に運が良かった。これ以後、一度もこのようなエントリーをすることはなくなった。
※注:これは直近でルネサスが2回、+5%以上順行していたから、欲が出たんだろうなあ。

~~

・7月の収支は過去最大のマイナスとなった。37トレード7利食いの勝率18.91%。
※注:どうして、これでトータルマイナスになるんだ……。

 

トレーダーになる理由

前々回の「くそったれマーケットをやっつけろ!」のレビューでも書いたんですが、トレードをやる理由、トレーダーになる理由ってのは、本当に大事です。ただ単に、カネが簡単に稼げるから、自由があるからでは、続かないです。

自分の人生にとって、トレードはどういう位置付けなのか?
自分の人生にとって、トレーダーになる理由は何なのか?

私の場合は、やりたいことがたくさんあり、趣味の時間を確保したかったからというのがトレーダーを志望した第一の理由です。つまり、自由時間をたくさん確保できる仕事であるから、御社を第一志望にいたしました!

あと更に、人間関係の煩わしさも通勤する必要もなくて、それでいて大金を稼げるかもしれない。これらの、トレードを始める99%の人が持つ欲求がなかったらと言うと、嘘になります。

ただ、それだけではなくて、もっと深い動機もありました。

それは、勉強でメシを食えるようになりたいという欲求です。

大学で勉強してきたプログラミングは全く合わなかったけど、(プログラミングから逃げるようにして入った)ゼミで勉強してきた「経済性工学の基礎」は本当に楽しくて、工場の製品生産アルゴリズムについて書いた卒論もとても楽しかったんですね。私は、数学というか勉強が好きなんだなと。

それに加えて、私に勉強の楽しさを教えてくれた母校の中学校が、東日本大震災で被災しました(不思議なことに、市内で大きな被害が出たのはこの場所だけです)。

大学卒業後のバカンス期間中で時間だけはたくさんあったため、しょっちゅうお見舞いに行きました。

そして、東日本大震災からちょうど1年後になる2012年3月11日にもお見舞いに行ったんですが、見事に復興し始めていました。

それで、「やっぱり勉強でメシが食いてえわ」「専門家になりてえわ」「理系的な数字を使った仕事でメシが食いたい」と思ったんです。

今になってみると、この「(理系的な)勉強でメシが食いたい」「専門家になりたい」という目標がなかったら、絶対に続かなかったと思います。この目標があったから、何があろうと諦めなかった。絶対に何がなんでも専門家になってやるんだという、この目標が、私をトレーダーにしてくれたと思います。

あと、トレードの他に逃げ道が他になかったというのもあります。私は大学時代にプログラミングが合わなかったため、「やりたいことは何だろうか?」ってことを大学1年の冬から考え始めたんですね。それで、化学や電気電子、エネルギーなどの他の学部や大学院についても本を読んだりしてみたけど、どうにも合わない。資格から繋がる道もどれもないし、就活でも全くなかった。大学在学中には「自分には専門家になれるような道はこの世界にないんじゃないか……」と何度も何度も失望を繰り返しました。ただ、最後の最後でゼミで勉強した「経済性工学の基礎」だけは楽しかった。つまり、大学在学中に、大学院・就活・資格から繋がる道は全て検討済みであったため、「トレードで諦めたら、もう他に専門家になれる道はない」という状態だったんですね。もしも、大学時代のこの体験がなかったら、「トレード以外にもあるだろ」と早々に諦めていたんじゃないかなと。

私の場合、どんなに結果が出なくても、どんなに泣きたい夜があっても、少なくともこの道を辞めたいと思ったことは一度もないです。それはやっぱり、トレーダーになることが夢になっていた(”いつしかなっていった”とも言える)からだと思うんですね。

自分がやりたいことをやりつつ、専門スキルでメシが食える道は、この道しかなかったんで。その未来が待ってるんだったら何だって出来たし、トレード以外のどんな雑用だろうと、日常の全てが楽しくなった。その全ては、「トレーダーになる」という夢・目標があったからやってこれたんだと思います。

自分の人生にとって、何のためにトレードをするのか?
トレーダーになるのはどんな意味があるのか?

これ、本当に大事だと思うんですね。

ただ、ぶっちゃけると、確かにトレードは楽しいんですよ(そもそも楽しくなかったら続かないです)。でも、私の趣味であるコンテンツ制作、ゲーム、音楽、ライブなどで体感出来るこの世の至上とも言える体験に比べたら、正直言ってトレードはその領域には……。まあ、夢のような人生を実現するための手段です。

あと、私自身、トレーダーになることの人生的な意味というのは、最初からあったというよりは、徐々に気付いていったという方が正しいです。一番最初は、「やりたいことが自由に出来る道は株しかねえ。誰が日本のブラック労働環境に人生を売ってやるものか!」的な所から始まっています。だから、最初から思い付かなくても大丈夫。ちゃんと訓練を積んでいく内に、きっと出てきます。今必要なのは、未来を信じて、やるべきことを継続すること。

~~

ちょっとした思い付き程度でトレーダーになりたいという人を一人でも減らすために、私にとってのやりたいことというのがどれだけ本気で人生でやりたいことだったのかを書いておきたいと思います。

・コンテンツ制作:2008年12月から毎日欠かさず作り続けており、直近5年間で約2550000字相当(原稿用紙約6400枚分相当)。この印刷した紙は私の生体エネルギーそのものであり、トレードをやり続ける最大の原動力になった。

・音楽:毎日1~2時間はほぼ必ず聴く。毎年200~300曲のペースで増え続けている。トレーダーじゃなければ行けなかったであろう平日夜のライブ多数。

・ゲーム:このサイトを見てもらえれば。ただ、トレードを始めて以降は、(ジャストタイミングで)パワポケが完結し、ポケモンもWifiトレインが廃止されたこともあったため、ゲームに費やす時間はそれ以前と比べて減った。ただ、トレーダーじゃなければ、このサイトを作れたかどうか。

 

これらのやりたいことは、トレードスキルを身に付けて夢のようなライフスタイルを実現するための原動力になるばかりか、最高のストレス解消手段となりました。どれだけ結果が出ずに落ち込んでも、夜にはやりたいことをやってストレス解消して、また希望を持って前向きになってしまうんだから、これ以上のメンタルコントロール手段はなかったと思います。

トレードは、暇潰し程度のやりたいことではなくて、人生を掛けてやりたいことを実現するための手段です。それに別にトレードじゃなくても、土日休みをフル活用すれば、大抵のやりたいことは実現出来るんじゃないかと思います。
※事実、これらのやりたいことは、別にトレードじゃなくても他のビジネスでも出来たなと思います。やはり私にとってトレードでなければいけなかった理由は、「数字を使った専門スキルだから」というものが大きいです。
※会社を辞めてトレーダーになりたいという人は、よーく考えてみてください。本当に。その仕事を続けながらトレード出来ないですか?サラリーマントレーダーこそが最強ですよ。

 

 

書評:「ゾーン」

絶対に読まなければいけないトレード本です。メンタルに関してはこれ以上のトレード本はありません。個人的には、トレード本の中で最も重要な本だと思います。もしも1冊トレード本を選べと言われたら、間違いなくこの本を選びます。

リスク(損切り・ドローダウン時期)に対する考え方、トレードにおける確率的思考についてここまで深く書かれている本は他にありません。ちなみに私は、「トレードの確率的心構え」と「一貫性の七つの原理」は印刷して、いつでも読めるようにしてあります。

ただ、この思考に至るまでが、どれだけ難儀な道となるか……。本に書かれていることを読んだだけで、リスクに対する考え方、確率的思考が身に付いたら、誰も苦労しません。

~以下、トレードの話からちょっとそれる~

この本は、トレーダーじゃなくても読むべき心理学の本であり、昨今の引き寄せの法則やアドラー心理学ブームで、この本に焦点が当たらなかったことは残念でならなかったです。

この本の何がそんなに凄いのかというと、信念の性質についてここまで具体的に書かれている本って、私が知る限りでは他にないんですね。

私は、17歳から自分史に興味を持ち、それ以降、自分の人生を内省することがライフワークになっているんですが、自分史を理解する・書くことで得られる効果について、私を含めて誰もが口を揃えて言うことがあります。それは、自分史を何度も何度も検証することによって、過去の嫌な出来事が良い出来事に変わってしまうということです。

今まで、どうしてこのような内面の変化が起こるのかが分からなかったんですが、この本を読んで、「そうか!これは信念の変化だったんだ!」と理解出来ました。

自分の人生が楽しいかどうかというのは、人生の内容は全く関係ない。単に、「自分の人生は楽しい」という信念が機能しているかどうかのことでしかないんだと。自分史を何度も検証することによって、「自分の人生は楽しい」という信念が持つエネルギーが強化されて機能するようになってくる(「自分の人生は楽しくない」という信念からはエネルギーが抜けて非活性化されてくる)。だから、過去の嫌な出来事も良い出来事に変わってしまうんだなと。
※「人生が楽しい」という信念について詳しくは、当サイトのコンテンツ:自分史の書き方自分史の教科書に書いてあります。もしも、この本で信念の性質を知っていなかったら、「人生が楽しい」という信念についての部分は書けなかったです。

人間は誰もが幸せになるために生きているんじゃなくて、自分の信念を肯定するために生きている。

もしも、トレーダーになってなくてこの本と出会うことがなかったらと思うとゾッとします。

 

2012年8月

※2012年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇8月2日
・売買日記より、「(売買日記を見直してみると)市場は、最短ルート、最小の損失で、教訓を教えてくれているとしか思えない。」

〇8月3日
・東電、前日高値抜けでリバース注文を入れておいたら、1日で5.47%保有となった(図の数値は誤り)。

※下降トレンド抜け(エントリーは前日高値抜け)、損切りラインはエントリーから4ティック下。
※これに味をしめて、強そうな銘柄へのリバース注文が相次いだ。一つ上手くいったのがあると、都合良く考えてしまうのが僕の悪い癖。

 

〇8月9日
・東電は+8.90%で利食いとなった。

※途中で、利食いはどうする?10%で利食いすべきか、トレイリングストップで更なる爆発をか……と迷っていた。10%で利食いだったら、あと2ティック取れていた。
※注:利食いの件はともかく、ナイストレードではある。

・売買ルールを紙に書いてまとめてみた。

 

〇8月10日
・リバース注文からのLCが相次いだ。

※注:エントリー滅茶苦茶。ただ爆発してる銘柄の直近高値抜けで入ってるに過ぎない。ちなみに、一応表示してあるものの、移動平均線は目に入ってない。

 

〇8月13日
・リバース注文のロスカットが続いた。

※富士紡はリバース注文ではなく、終値エントリーだったら、1日で+10%になっていた。

 

〇8月14日
・懲りずに富士紡HDをリバース注文→ロスカット。

※注:おーい、誰かこいつを……。

 

・空売りしておいたケネディクスが一日で-10%下落し、+12.42%決済。

※注:安値割れ。ナイストレード、素晴らしい。取れてるトレードはちゃんと形になってるんだがなあ。

 

〇8月16日
・さが美、リバース注文で、+9.62%決済。

※根拠は、レンジの抵抗線抜け。
※注:5分足で入る根拠にはちょっと?であるが、見事なデイトレ。20分で+9.62%。日足で見ても、レンジ抜けで右上に出てる。

~~

・8月の収支もマイナスとなり、5ヶ月連続のマイナスとなった。19トレード3利食い(上記の東電・ケネディクス・さが美だけ)、勝率15.78%。ただ、気付いたことがあった。次回へ続く。

 

収支の付け方

収支の付け方について説明したいと思います。これは本当に重要な所です。

ただ、収支の付け方は各人の売買ルールによって異なります。以下では、Excelで収支計算用のテンプレートを作る例を書いていきますが、あくまで参考にするに留めて、自分の手で作ってみてください。これはあくまで一つの参考例でしかないです。絶対に、自分の手で収支計算用のExcelファイルを作るようにしてください。面倒がらずに、自分の手で作らないと意味がないです。これから必要に応じて、自分のルールに応じてカスタマイズ出来るのは自分しかいないんですからね。

それでは、収支計算用のExcelファイルのテンプレートを作る方法を説明していきます。具体的には、①銘柄名、②日付、③保有日数、④買いか空売りか、⑤株数、⑥エントリー価格、⑦手じまい価格、⑧最大順行幅という基本的なデータを入力することで、各種データを参照出来るようにするExcelファイルの作り方を説明していきます。

・まず、Excelを起動してください。

・1列目(A)は後から、利食いなら○、損切りなら×を表示するようにしたいので、列の幅を”2”にして、放置しておきます。
・2列目(B)の一番上に”銘柄名”と入力します。この列には、エントリーした銘柄名を入力していきます。
・3列目(C)には、”日付”と入力します。この列には、エントリーした日付を入力していきます。
・4列目(D)には、”日数”と入力します。この列には、エントリーからイグジットまでの保有日数を入力していきます。
・5列目(E)には、”L/S”と入力します。この列には、買い(L)か空売り(S)かをアルファベット1文字で入力します。後から多くのif文で参照するので、”L”か”S”を入力してください。
・6列目(F)には、”株数”と入力します。この列には、エントリーした株数を数値で入力します。収支計算で参照するので、数値だけ入力してください。
・7列目(G)には、”参入”と入力します。この列には、エントリーした価格(ばらけた場合は平均取得価格)を数値で入力します。収支計算で参照するので、数値だけ入力してください。
・8列目(H)には、”決済”と入力します。この列には、決済した価格(ばらけた場合は平均決済価格)を数値で入力します。収支計算で参照するので、数値だけ入力してください。

※なお、増し玉をするルールの場合は、必要に応じてExcelをカスタマイズしてください。

・ここまでで、最大順行幅以外のデータ入力用セルの設定が完了します。

・9列目(I)には、”結果”と入力します。ここはエントリー結果の数値(+3.02%や-1.20%など)を出力するようにします。つまり、参入価格を決済価格で割ればいいんですが、買いと空売りで場合分けして表示されるように、次のように入力します。
※=IF(E2=””,””,IF(E2=”L”,H2/G2-1,IF(E2=”S”,1-H2/G2)))
※見栄えをよくするために、”L/S”が未入力なら空白欄になるようにしています。これ以外の出力セルも同様です。
※つまり、買いだったらエントリー/決済の値を出力して、空売りだったらその逆を表示するということです。
※更に、2行目を右クリックして、セルの書式設定→表示設定→パーセンテージから小数点以下の表示桁数を2ケタまでにしておきます。
※2行目以降の行にも反映するために、セルの右下から十字線を表示させて下にずーっとコピーしておきます(この例では255まで。その他の出力セルの参照も全て255行までに統一してあります)。
※これ以降、Excelについて細かいことは説明しません。ググって調べてください。

・10列目(J)には、”手数料”と入力します。日数・建玉から手数料を出力するようにします。
=IF(E2=””,””,-ROUNDDOWN(F2*G2*0.023*D2/365,0)-172)買いと空売りで場合分けしてませんでした。正しくは下記。なお、下記の画像の手数料は修正前の値です。
※=IF(E2=””,””,IF(E2=”L”,-ROUNDDOWN(F2*G2*0.023*D2/365,0)-172,IF(E2=”S”,-ROUNDDOWN(F2*G2*0.011*D2/365,0)-172)))
※この例では、ライブスター証券の信用取引で計算しています。金利手数料(=日数*建玉価格*金利/365日)と往復手数料(=86*2)。なお、ライブスター証券の買い方金利は2.3%、貸株料は1.1%。

・11列目(K)には、”収支”と入力します。株数・エントリー価格・決済価格・手数料からそのトレードでの収支を出力するようにします。
※=IF(E2=””,””,IF(E2=”L”,(F2*H2-F2*G2)+J2,IF(E2=”S”,(F2*G2-F2*H2)+J2)))
※買いの場合は決済価格とエントリー価格との差額-手数料、空売りの場合はエントリー価格と決済価格との差額-手数料。

・放置しておいた1列目(A)について、利食いだったら”○”、損切りだったら”×”を出力するようにします。
※=IF(I2=””,””,IF(I2>0,”○”,”×”))

・ここまでで収支計算の一番基本的なデータは完備されるんですが、MFEについても記述しておきます。MFEのデータがあることで、利食いのシミュレーションをすることが出来ます。
※MFE(最大順行幅)とは、エントリーから損切り・トレイリングストップに掛かるまでに最も順行した値のことです。例えば、1000円で買いエントリーして、980円が損切りラインの場合、3日後に1050円まで上がったけど、6日目に980円で損切りになったとしたら、MFEは1050円になります。

・12列目(L)には”MFE”と入力します。ここにはそのトレードの最大順行幅を入力します。
・13列目(M)には”MFR”と入力します。MFRとは最大順行率のことです。最大順行幅をエントリー価格で割って求められます。
※=IF(E2=””,””,IF(L2=””,0,IF(E2=”L”,L2/G2-1,IF(E2=”S”,1-L2/G2))))
※書式設定でパーセンテージ表示の小数点以下2桁まで表示にしておきます。
※即LCになった場合はMFEは未入力となります。LCが-5.00%なのにMFE未入力な以下の例はちょっと不自然ですね……。

・続いて、その月の勝率と収支の推移について出力されるようにします。
※この部分はその月が終わったら、グラフとして出力するといいです。
※グラフを出力する場合は、範囲をドラッグして、挿入タブ→グラフから選択。

・14列目(N)には”勝率推移”と入力します。勝率の推移が出力されるようにします。
※=IF(E2=””,””,(COUNTIF($I$2:I2,”>0″)/(COUNTA($I$2:I2))))
※チャートは書式設定から縦の上限を1.0にしておくこと。

・15列目(O)には収支推移と入力します。収支の推移が出力されるようにします。
※=IF(K2=””,””,SUM($K$2:K2))

・ここまでで、基本的な部分の作成は完了です。他に必要なデータがあったら、その都度追加していきましょう。

・これだけでは、収支全体の傾向などがまだ分からないので、Excelの右の方に1画面ほどスクロールして、入力したデータから全体の統計が分かるようにしていきます。

・全体の統計で絶対必要なのは、トレード数、勝率、期待値、収支です。次の画像のような感じで入力します。

・一つずつ説明していきます。

・トレード数は、その収支のトレード数を出力します。
※=COUNTA(B2:B255)

・利益は、利益になったトレード数を出力します。
※=COUNTIF(I2:I255,”>0″)

・LCは、損切りになったトレード数を出力します。
※=COUNTIF(I2:I255,”<=0″)

・勝率は、その収支の勝率(利食い/トレード数)を出力します。
※=T3/S3
※書式設定で、パーセンテージ表示の小数点以下第2位まで表示するようにしておく。

・タネには、資金を入力します。
・月率は、その月のトレード収支(収支/タネ)を出力します。
※=S6/W3
※書式設定で、パーセンテージ表示の小数点以下第2位まで表示するようにしておく。

・下の段へ。
・収支は、その月の収支を出力します。
※=SUM(K2:K255)
・期待値は、その月の期待値(収支/トレード数)を出力します。
※=S6/S3

・下の段へ。
・利食い平均は、その月の利食いの平均(数値と率)を出力します。
※=AVERAGEIF(K2:K255,”>0″,K2:K255)
※=AVERAGEIF(I2:I255,”>0″,I2:I255)
・損切り平均は、その月の損切りの平均(数値と率)を出力します。
※=AVERAGEIF(K2:K255,”<=0″,K2:K255)
※=AVERAGEIF(I2:I255,”<=0″,I2:I255)
・利益・損失比率は、利食いと損切りの値の比率を表示します。
※=S9/ABS(T9)

~~

・以上で、収支計算に必要なデータは一通り揃いました。

・ただ折角MFEを入力したんで、利食いシミュレーションの方法も説明します。これは、やってみると革命が起こるかと思います。人間の脳の感覚では絶対に分からないことを、Excelが暴いてくれます。

・Excelを更に右にスクロールします。ここに、次の画像のような感じで、”2%”~”10%”と入力していきます。これはこの%で利食いしていたら?という意味です。

・次に、これらの下に、もしもこの値で利食いしていたら?というセルを作っていきます。
※=IF($M2=””,””,IF($M2>0.02,0.02,$I2))
※上記は2%利食いの場合。3%利食いは0.03、4%利食いは0.04……とする。
※これは離れているから分かりづらいが、一番左にある各銘柄のMFE及び結果に連動している。例えば、4.50%利食い(トレイリングストップ決済の場合含む)で7.30%まで順行していたら、2%利食いは2.00%、3%利食いは3.00%、4%利食いは4.00%、5%利食いは5.00%、6%利食いは6.00%、7%利食いは7.00%、8%利食いは4.50%、9%利食いは4.50%、10%利食いは4.50%となる。-2.00%損切りになったものの、4.50%まで順行していた場合は、2%利食いは2.00%、3%利食いは3.00%、4%利食いは4.00%、5%~10%利食いは-2.00%となる。

・そして、先程の全体統計の所に戻って、これらのシミュレーションをした結果はどうなるか?を示すセルを作っていきます。以下の画像(中央下段)のような感じになります。

・一つずつ説明していきます。

・合計(収支)には、その値で利食いした場合の収支が出力されます。
※=SUM(AB2:AB1000)

・期待値には、その値で利食いした場合の期待値が出力されます。
※=AVERAGE(AB2:AB255)

・勝率には、その値で利食いした場合の勝率が出力されます。
※=COUNTIFS(AB2:AB1000,”>0″)/$S$3

・ああ、あと比較するための収支平均を作っておくのを忘れてました。この下に作っておきます。
※=AVERAGE(I2:I255)

・さあ、どうなりました?何%で利食いしていたら、利益が最大化されたでしょうか?
※ただ、これはあくまでシミュレーション簡易版。ガチで調べる場合は、一つ一つのトレードについて「X%利食いだったらどうなったか?」をチャートを見ながら行う必要があります。なぜなら、スイングトレードの場合はギャップアップ・ギャップダウンがあるためで、3%利食いでも+5.25%利食いなどになっていたケースが出てくるため。結局、最終的には自分の手で統計を取ってみるしかないのです。

・あと、終始推移や勝率推移を応用して、「もしもX%で利食いしていたら、どういう推移になっていただろうか?」というチャートを作るのもいいですね。
※=IF(E2=””,””,SUM($AB$2:AB2))
※これはメンタル面で非常に大きな役に立ってきます。

 

・説明のためにここまで作ってきた収支計算用のテンプレートを一応置いておきますが(2012年8月 収支の付け方)、自分の手で作らないと何の意味もないですからね。自分の手でExcelをカスタマイズして、一つ一つこの統計にはどういう意味があるのか?を理解しておかないと、何の意味もありません。このテンプレートにただデータ入力して数値を見るだけでは、何の上達も起こらないことでしょう。何度も書きますが、本当にトレーダーになりたいんだったら、絶対に自分の手で一からExcelをカスタマイズしてください。ここまで説明してきたことは、参考にするに留めてください。

 

 

書評:「利食いと損切のテクニック」


Excelを使った収支の付け方について説明したんで、「投資苑」「投資苑2」より先に、この本をにレビューしておきたいと思います。

売買日記の書き方、Excelを使った収支記録の方法について、どのように記録すればいいのかが最も具体的に書いてあるトレード本です。

その他にも、トレードの基本的なことが網羅されていて、クイズ形式になっているので、理解もしやすいです。

ただ、あくまで、この本の著者の売買ルールで説明しているため、全てを真に受けるのではなく、「こういう概念があるんだなあ」とアイデアを拾っていくような感じで読んでいくのがいいと思います。

 

2012年9月

・8月の収支を付け終わって、あることを思った。それは、「月率+10%を達成するにはどうすればいいか?」ということ。単純な概算として、順張りの勝率が33%として、月に15回トレードするとして、+10%の利益が5回、-2%の損失が10回とすると……など、色々考えていて閃いた。1トレード毎に投じる資金量を一定にする必要があるのでは?と。これまでは、トレード毎に投じる資金量がバラバラで、例えば何かの銘柄が+10%決済となったとしても、他の銘柄の-3.33%LCで打ち消しとなってしまうようなことがあった。だが、5ヶ月やってきて、「どのトレードが順行するのかは分からない」ということに気付いたことで、トレード毎に投じる資金量を一定にする重要性に気付いた。ということで、これ以降、1トレード毎に投じる資金量を一定にしていくことになった。
※詳しくは下記”1ユニットの資金管理”で後述します。損切りの厳守と並ぶ、売買ルールにおける最重要概念なので必ず読んでください。

※2012年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇9月4日
・8月末に空売りしていた関西電力が+13.19%決済。

※終値ではなく、上昇トレンド割れで入った。
※ただ、これは1ユニットの資金管理前にエントリーしたため、小さい玉。

 

〇9月7日
・関電以降は空売りのLCが続いた。

・月率10%で計算してみたら、100万円が6年後に10億円になる。複利の力ってスゲー!

 

〇9月14日
・日経平均続伸で、DENA+11.86%保有、野村HD+3.46%保有、JFEHD+5.12%保有(画像は省略)。

 

〇9月19日
・日経平均続伸で、DENA+16.85%保有、野村HD+5.53%保有(画像は省略)。

・JFEHDを+6.28%決済。

※エントリー理由は「下降トレンドラインブレイクで上昇トレンドに乗っているため」。手仕舞い理由は「パナソニックの資金を捻出するため、抵抗線が見えているこの銘柄を決済した」。
※注:手仕舞い根拠の上値抵抗線は無理矢理であるが、理由はどうであれ、良いところで利食いしたなと。

 

〇9月20日
・DENA+13.60%で決済。

※エントリーは、終値ではなくレンジ高値抜けで入った。
※注:ナイストレード。利食い保有も文句なし。資金管理含めて、ここまでのベストトレードかと。

 

・野村HDは+1.73%で決済。

※注:利食いが遅い。せめて前日5MAで……。

~~

・9月の収支は、19トレード4利食い(つまり、上記4銘柄だけ)の勝率21.05%。収支は+0.60%。…………は?今月もLCしかなかったのに、プラスだと?ということで、半年目にして初の月間プラスを達成した!
※しかも、関電も1ユニットの資金管理で持ってたら+3%にまで利益が拡大していた。
※注:なんといっても、1ユニットの資金管理がでかい。これに尽きる。

※注:この時期にも引き続き、「今月の10%銘柄」とか、都合の良い検証(無意識聖杯探し)をたくさんしていた。ただ、今になって思うと、こういう都合の良い検証をたくさんすることで、安心するなりして、モチベーションを保っていた面もあったのかなと。そう考えてみると、都合の良い検証も捨てたものではなかったんだなと思う。あと、なんだかんで、チャートを何度も見ることにもなるわけだから、チャート慣れする効果もあったかなと。

 

1ユニットの資金管理

売買ルールにおける最重要概念となります。

簡単に説明すると、1トレードに投じるリスクを一定の範囲に統一します。なお、以下の資金管理の設定方法はあくまで一例であり、他にも様々な考え方があります。重要なのは、1トレード毎に投じるリスクを一定にすることです。

まず、1トレード毎に投じる資金量を「1ユニット」と定義します。1ユニットに投じる資金量は、総資金の何%と決定します。

・1トレードに投じる資金量(1ユニット)=総資金量×α

このαの値はある値に決めてください(25%、33%、50%、75%などの定数)。一度決めたら、この値は固定してください。

次に、1トレード毎の損切りルールを決めます(例えば、-1%ラインや-2%ラインなど)。このラインも一度決めたら固定してください。

1ユニットに投じる資金量と1トレード毎の損切りルールが固定されることによって、1トレード毎に投じるリスクが一定の値に固定されます。

・1トレードに投じるリスク=1トレードに投じる総資金量の割合×損切りライン

但し、1ユニットの資金管理において絶対に守るべき上限値があります。それは、1トレードで総資金の2%以上のリスクは投じないことです。

例えば、1ユニットが総資金の100%だったら、損切りラインは2%が限度になります。総資金の50%だったら、損切りラインは4%が限度になります。損切りラインが5%だったら、1ユニットは総資金の20%が限度になります。

ただこれはあくまで総資金の2%というのがリスク限度なんであって、総資金の2%のリスクにしなければならないということではないですからね。目安としては、総資金の0.5~1.0%程度にしておくのがいいと思います。

これだけでは分かりづらいかもしれないので、具体例を出して、1ユニットの資金管理について説明したいと思います。

○1ユニットの資金管理例
総資金量:300万円
1ユニット:総資金の33%
損切りライン:2%
※1トレードで投じるリスクは総資金の0.66%

上記のような資金管理ルールだったとして、2017年3月23日に、東電とソフトバンクを終値で買う場合、何銘柄ずつ買って、損切りの逆指値はどこに置けばいいのかを説明します。
※日付はこのコンテンツを作った日、銘柄は適当に選んだものです。

まず1ユニットは総資金の33%なので、300万円*0.33=100万円になります。

東電の終値は417円、ソフトバンクの終値は8049円なので、東電は2400株、ソフトバンクは100株買うということになります。
※東電は100万円/417円=2398株、ソフトバンクは100万円/8049円=124株となる。この値が単元株でエントリー出来る最も近い株数から極端に離れている場合(0.7倍以下、1.3倍以上など)は、スルーした方がいい。

損切りラインは-2%ラインなので、東電の損切りラインは終値から-2%の408円、ソフトバンクの損切りラインは終値から-2%の7888円になります。

それぞれ取るリスクは、東電は2400株×9円=21600円(総資金の0.72%)、ソフトバンクは100株×161円=16100円(総資金の0.53%)となり、いずれも許容リスクである総資金の0.66%に近い値になります。

 

あと、ボラティリティーが極端に大きい銘柄に入る場合などは、1ユニットの資金量を半分にして損切りラインを2倍大きく取ってもいいです(上記の場合だと、1ユニットを総資金の16.5%にして、損切りラインを-4%にする)。とにかく大事なのは、1トレード毎に投じるリスクを一定にすることです。

 

なぜ、資金管理は必要なのか?

なぜ資金管理が必要なのか?についても説明しておきます。それは一言で言うと、どのような期待値プラスの売買ルールであろうと、ドローダウンの時期が必ずあるからです。ドローダウンの時期を乗り越えるために、資金管理のルールが絶対に必要になってきます。

これは具体的なゲームで説明した方が分かりやすいと思います。

コインを投げて、表か裏かを当てるゲームがあったとします。当てたら掛け金の2倍返ってきて、外したら掛け金が没収されるルールだとします。これは明らかに掛ける側が有利なルールです。期待値は(2x-x)/2=+0.5xなので、1回やる毎に50%ずつ資金が増えていく計算です。現実には絶対にあり得ないゲームです。ドラクエ5とドラクエ7の100コインスロットでさえ、(ロード&セーブで無限にやり直せることを除いて)ここまで甘くはないです。

じゃあ、このゲームで破産することはあり得ないのか?
期待値プラスのルールで破産することはあり得ないのか?

今、手元に福沢諭吉が描かれたお札が100枚あるとします。
※資金管理のルールに当てはめてみると、こんな感じです。
○このゲームの資金管理
総資金:100万円
1ユニット:総資金の??%
損切りライン:100%(外れたら全部没収)

この絶対に儲かるゲームに興奮して、いきなり福沢諭吉を100枚ベッドしました。それで外したら、どうなります?50%の確率で破産ですよ。50%といったら、「かみなり」が外れる確率(30%)よりも20%高く、2004年のイチローの出塁率(41.4%)よりも高いんですよ。

ちょっと考えて、50枚ずつベッドすることにしました。50枚ずつ固定で賭け続けるとしたら、最初の2回(25%で破産)を乗り越えたとしても、その後も破産する可能性が残り続けます(期待値プラスなので基本的には増えていき、破産確率は時間経過とともにどんどん小さくなっていきますが)。もしも、常に全資金の半分を賭け続けるとしたら(2回連続外した時点で破産)、まず間違いなく30回以内に破産します(実際にコインを30回数セット投げて、統計を取ってみてください)。

常に全資金の25%を賭け続けるとしても(4回連続外したら破産)、100回以内には破産するでしょう(実際にコインを100回投げて、統計を取ってみてください)。

このような現実には絶対にあり得ない期待値プラスのゲームであっても、資金管理のルールがないと破産するリスクが常につきまといます。

期待値プラスのルールを手に入れたとしても、資金管理のルールがなければ(それを厳守しなければ)、意味がないんです。

 

 

書評:「タートル流投資の魔術」

個人的に資金管理について最も参考になった本がこちらです(「ポジションサイジング入門」もおすすめです)。トレーダー効果やルールを作るときのバイアス(カーブフィッティング)についても書かれていて参考になります。

この本、2012年の春頃に既に読んでたんですけどねえ(と思って記録を調べてみたら、2011年11月末~12月でした。やっぱり記憶って当てにならん)。資金管理がどれだけ重要だと本に書かれていても、実際に体験して学ばないことには、その重要性には気付かないんですね。

この本では1ユニットの資金管理にATRを使っていますが、概念としては上で説明したのと同じことです。

1ユニットの資金管理を徹底する必要があるのは、「どのトレードが利益になるのか損失になるのか、事前には絶対に分からないから」なわけですね。例えば、トヨタ・NTT・ソフトバンクをレンジ抜けで買ったとして、どれが順行するのかは全く分からない。何となく、ソフトバンクが行きそうだなあみたいな予感はあるかもしれないけど、統計を取ってみると、こういう予感的なものは全くあてにならないことが分かります。もしかしたら、全部損切りになるかもしれないし、全部利食いになるかもしれない。

あと、第4章に載ってる確率分布は、損小利大でトータルでプラスになりさえすればいいんだという考えを強化してくれます。

コインを100回投げたら、表は大体50回位は出るだろうということは分かりますが、どういう順番でどこで表が出るのかは全く分からないわけです。ただ、100回投げたらトータルで表が50回程度出るだろうということは分かります。で、表を1枚でも多く出すには、試行回数を増やせばいい。

~以下、トレードとは全く関係ない確率統計の話~

期待値プラスの恩恵を受けるには試行回数を増やせばいいというのは、確率統計思考の基本となる考え方なんですが、人生を楽しむことにも応用出来ます。

過去を振り返ってみれば分かると思うんですが、人生のどこで滅茶苦茶楽しい体験が出来るかというのは、基本的にはランダムだと思うんです。更に言うと、生きていればいるほど、楽しい思い出は増えていく。少なくとも思い出が減ることはない。と言うことは、過去から確率統計的に考えて、(生きてさえいれば)必ず未来では楽しい体験がまた体験出来るんだと。だから、人生で楽しい思い出を作るには、ただ毎日を一生懸命生きていればいい。これから1年また生きるとして、この1年間のどこで滅茶苦茶楽しい体験が出来るのかは分からないけど、1年後には今からは信じられないほど楽しい思い出が出来ていることは分かっている。

あと、私の場合、確率統計思考を応用して、趣味である音楽も更に充実しました。

同じように、「今までに、人生で登場した神曲って、登場時期が全くバラバラだよな」と気付いたんですよ。だから、好きなアーティスト達の新曲を年間200曲前後聴いてれば、年間トータルでその年を代表する神曲が12曲前後出現するんだなと。どのアーティストが、どのアルバムで、いつ出会えるのかは分からないけど、毎日聴いてれば、年間トータルでは物凄い曲と必ず出会える。じゃあ、そういう物凄い曲と出会うためには、どうすればいいか?ただ毎日楽曲を楽しく聴いてればいい。「今年は良い曲が出ねえなあ」とか「今回のアルバムは外れだったなあ」とか不満を言ってるんだったら、ただ毎日楽曲を楽しく聴くことに集中すればいい。

確率統計思考はトレードだけじゃなくて、人生を充実させることにも繋がるという話でした。

 

2012年10月

※2012年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇10月4日
・一時は+5%まで順行したDENAがトントンで決済。

※注:利食いが遅い。

 

〇10月9日
・東北電力が大幅下落で、+6.15%の含み益(下の画像の”-”は”+”の間違い)。

※上昇トレンド割れ後の空売りが損切りで、その再エントリー。

※注:売買日記を読むと、チャートを見ることに対して、続いてはいたが、モチベーションの低下を起こしていたりはした。ここまで特に書いてはいないが、この時期に限らず。売買日記を書いてからの楽しいご褒美という条件付けは大事。

 

〇10月12日
・DENAを空売りした。

※注:「三角持ち合いを下に抜けたため空売り」とのことだが、都合が良すぎる。このトレンドラインの引きかたはない。単に、ボラのでかいDENAに入りたいだけだろうと。エントリーするとしたら、上値抵抗線を抜けた所で買いで、空売りはちーとないなと。
※結果は-0.79%LC。
※なお、その後2回再エントリーして、いずれもLCとなった。

 

〇10月17日
・東北電力は結局、手数料負けとなった。

※注:利食いが遅い。+5%前後で利食いするチャンスはいくらでもあったのだが。

 

〇10月18日
・九州電力が上昇して、+5.63%の含み益に。

※3%以上の利益になったため、エントリーポイントにトレイリングストップ設定。
※注:エントリーに使ったトレンドラインは無理矢理であるが(上値抵抗線抜けの再エントリー)、ボラがあればいく。ボラのある銘柄に入ってるのはok。ただ、この利益目標ラインはなんだ、あり得んだろ……と思って調べたら「1日で+10%利食いライン」と。

 

〇10月19日
・九州電力+4.07%の上昇、含み益は+9.94%(画像は省略)。
※トレイリングストップは+5%確定ラインに。

 

〇10月22日
・九州電力、一時+10%以上の含み益になるも下落、含み益は+8.16%(画像は省略)。
※利益確定ラインを+10%ラインにした。
※注:遅い。余りにも遅すぎる。こういうときはその日の終値で利食いしちまった方がええ。

 

〇10月23日
・九州電力、-13.44%の暴落で、+5.04%決済。

※注:ほらだから、言わんこっちゃない…。

 

〇10月24日
・関西電力を空売り。

※上昇トレンドを割ったため空売り。
※結果は、翌日に+5.49%の上昇で、-1.37%LC。
※注:これは確かに、形だけ見れば、下値支持線割れ。だが、直近3日間の3陰線でトップからどんだけ下げてるか?直近トップで空売りしたトレーダーや反発待ちしているトレーダーが……。チャートの形は見れてるが……(しかし、これは経験で身に付けていくしかないのです。ただ、足組から他のトレーダーの気持ちを考えるという概念を知らないと、いつまで経っても…)。

 

〇10月30日
・カーバイドを買った。

※「上昇トレンドで、新高値を付けたので買い」。
※注:売り圧力パンパンや!下手に手を出すべきでない。ちなみに、新興市場では、こんな感じの動きをしてる銘柄に、資金管理・損切りの概念がないまま突撃していき、お亡くなりになられる方が常にいます。恐らく、右も左も分からないままマーケットに来て、値上がり率ランキングを見てしまい、チャートも見ないまま…(見たとしてもテクニカルの最低限の知識がないため…)。
※結果は翌日も+5.31%も安値でLCラインにかかり、-2.12%LC。

~~

・24トレード1利食い(九州電力のみ)の勝率4.16%。-6.87%。
※注:とにかく利食いが遅すぎる。利食いをちゃんとしてたら、ここまで酷いことにはなってない。

・それと、来月3月までに資金を作れそうな感じに。だが、問題は150万円で信用口座を開けるかどうかと、何よりトレードスキル。いくら資金が出来て、信用口座を開けても、利益を出せなければ意味がないのだ。そして、この頃から、「直近3ヶ月の平均成績が月率+10%以上になったら信用口座の申請をしよう!」と意識するようになっていった。
※注:この頃のスキルからして、その成績はアベノミクス相場でも来ない限り、達成できるはずがねえだろうが!……無知の強み。言っておくものです。引き寄せの法則的に言うと、意図しておくものです。どんなに無謀なことだろうと、口に出して言っておくものです、マジで。ただ、なぜか分からないけど、必ず達成出来るという確信のようなものがあったのです。

 

複利と資金管理

トレードスキルが身に付いて、運用出来るようになると、複利の力を享受出来るようになります。
※ただ、複利の力を享受出来るようになるまで、どんだけ長く険しい道を通ることになることか……。トレーダーじゃなくても、株やFXで財を作ることは出来ますが、たまたま持ってた株が数倍になったり、コツコツと積み立てた投資がたまたま上手くいったりするなど、複利の力を享受したというよりは、一発当てたことによって資産を作るケースか大半なんじゃないかと思います。年利平均+30%で転がしていくような感じで資産を作るのは、相当のスキルがないとまず無理です。一般人が複利について知ることで得られる最大の教訓は、借金はなるべくしない方がいい、リボ払いなどもってのほかだということでしょう。

複利の力がどんだけ凄いのかを見てみるために、200万円を年率+50%(税引き後+40%)で運用した場合、単利と複利でどの位の差が出るのかを実際に計算してみたいと思います。

〇単利年率+50%(税引き後+40%)
0年目 200万円
1年目 200万円*1.4=280万円
2年目 200万円*1.4=280万円(累計360万円)
3年目 200万円*1.4=280万円(累計440万円)
4年目 200万円*1.4=280万円(累計520万円)
5年目 200万円*1.4=280万円(累計600万円)
6年目 200万円*1.4=280万円(累計680万円)
7年目 200万円*1.4=280万円(累計760万円)
8年目 200万円*1.4=280万円(累計840万円)
9年目 200万円*1.4=280万円(累計920万円)
10年目 200万円*1.4=280万円(累計1000万円)
10年合計: +800万円(累計1000万円)

○複利年率+50%(税引き後+40%)
0年目 200万円
1年目 200万円*1.4=280万円
2年目 280万円*1.4=392万円
3年目 392万円*1.4=548万円
4年目 548万円*1.4=767万円
5年目 767万円*1.4=1073万円
6年目 1073万円*1.4=1502万円
7年目 1502万円*1.4=2102万円
8年目 2102万円*1.4=2942万円
9年目 2942万円*1.4=4118万円
10年目 4118万円*1.4=5765万円
10年合計: +5565万円

とまあ、これはあくまでシミュレーションではありますが、複利の力を味方に付ければ、こんなに凄い差になりますよと。すぐには実現出来ませんが、複利の力を味方に付ければ、こんなに凄い世界が待ってるんだというモチベーションにしましょう。

では、具体的にはどのような資金管理をすれば、複利の力を享受出来るようになるのかについて説明しておきます。

実は、前回説明した、1ユニットの資金管理の中に既に織り込まれております。

・1ユニット=総資金×α
※α:25%、33%、50%、75%などの定数

1ユニットに投じる資金量を総資金の一定割合とすることで、1ユニットは総資金を変数とする1次関数となります。

ただ、ここで問題があります。それは、この1ユニットの資金量はどのタイミングで更新するのかということです。
※プログラミング的に言うと、どのタイミングで変数を更新するかということ。

1日毎に更新するのか、1週間毎に更新するのか、1ヶ月毎に更新するのか、1年毎に更新するのか……。これも資金管理のルールに絶対に入れておいてください。

例えば、1ヶ月毎の更新の場合は、その月の中で資金が増えようが減ろうが、その1ヶ月はずっと同じ1ユニットの資金でトレードし続けるわけです。そして、その月が終わったら、変動した総資金に応じて1ユニットの資金を更新します。

更新する時間軸が早ければ早いほど、複利の恩恵をより受けれる一方で、利食いが続いて資金が大きく増えた後にドローダウンが来ると、被害が大きくなってしまいます。つまり、更新する時間軸が早ければ早いほど良いというわけではなく、リスクとリターンのトレードオフとなります。

なお、総資金の増減に応じて投じる資金量を変更しない場合は、+10%の後に-10%が来ても、0.1-0.1=0%になります。具体的に言うと、1000万円の資金で、+10%の後に-10%となると、100万円-100万円=0円となります。

一方、複利対応の資金管理にする場合(総資金の増減に応じて資金量を変更する場合)、+10%の後に-10%が来たら、1.1*0.9=0.99になります(つまり、-1%)。具体的には1ユニット:1000万円の場合、+10%で1ユニット:1100万円になってから-10%のドローダウンになったら、100万円-110万円=-10万円となります。
※これは乗算の性質上、逆でも同じです。0.9*1.1=0.99。1000万円の場合、-10%のドローダウンになって1ユニット:900万円になってから+10%の利食いとなったら、-100万円+90万円=-10万円。

自分の売買ルールは、利食いが続く場合は最大でもどの位まで順行して、ドローダウンが来たらどの位まで逆行するのか?これは統計を取って経験を積むことでしか分かりません(完璧には絶対に分からない。大体この位か?という所までしか分からない。なぜなら、同じ相場状況というのは二度と来ないため)。

スイングトレードの場合は、最低でも1ヶ月以上の更新間隔を取ることを推奨します。で、余りにも利食いが続いていたら翌月は据え置くなどして、とにかく統計を取っていくしかないです。

※複利計算をする場合は、スマホアプリ:Calculator++が滅茶苦茶便利です。

 

 

書評:「経済性工学の基礎」

この本はトレードとは全く関係のない本なんで、読む必要はありません。ただ、間違いなく私を作ってくれた本なんで、恩を兼ねて紹介しておきます。私が大学3年生のときに、この本を使ってゼミで輪講していたんですが、プログラミングも大学数学も全くチンプンカンプンだった私にとって、この本の演習問題を解いてる時間はオアシスのような時間でした。この本と卒論のお陰で、「勉強っておもしれえな」と思ってなかったら、トレーダーを目指すこともなかったことでしょう。

それで、この本では、演習問題(解答は付いてない)を通して合理的意思決定を学ぶことが出来ます。トレードに関係することで言えば、複利計算はもちろんのこと、サンクコストの概念が学べたのが滅茶苦茶良かったなと思います。
※ちなみに、サンクコストについては「タートル流投資の魔術」第二章にも書かれています。サンクコストを学ぶためにわざわざこの本を買って勉強する必要はないです。タートル流があれば十分です。

と言うことで、サンクコスト(埋没費用)の話をします。これは、なぜ損切りしないことを正当化してしまうのかという話にも繋がってきます。

で、サンクコスト効果というのは、意思決定の際に、既に使ってしまった費用について考えてしまい、合理的な意思決定が出来なくなることです。合理的に考えると、既に使ってしまった費用(サンクコスト)について考える必要はなく、キャッシュフローの観点からのみ意思決定すべきなんですが、バイアスが掛かって、既に使ってしまった費用を含めて考えてしまうことがあります。

例えば、パナソニックを買ったんだけど、含み損が-5%になってしまったとします。この場合、ここで保有しようが損切りしようが、-5%の含み損は変わりません(-5%はサンクコスト)。保有すればトントンまで戻るかもしれないけど、この日あるニュースが発表されて、ソニーを買えば+10%位まで上昇しそうだなと思ったとします(実際そんなことは分からないわけで、あくまで説明のための仮定の話です)。つまり、含み損が-5%になってるパナソニックを保有して+0%になったら売るか、パナソニックを損切りしてソニーを買って+10%になったら売るか。キャッシュフローの観点で見ると、前者は+5%、後者は+10%だから、後者の方が合理的です。なんだけど、含み損にサンクコスト効果が働いて、損切りという合理的な意思決定が出来なくなってしまう。
※現実的に起こってるであろうことは、損切り出来なくて、-5%の含み損が-15%、-25%……と拡大していって、塩漬けにしてしまうということですかね。そして、その間にエントリー出来た、利益になったトレードを逸してしまうと。

それでは、なぜ人はサンクコストに惑わされてしまうのか?

経済学者の池田信夫さんが書いたこの記事によれば、どうやら人間がサンクコストを重視してしまう性質は、人間が生き残る過程で身に付けてきた性質のようです。

人間の祖先達は過去何百万年と戦争をし続けてきて、その過程で、サンクコストを無視して合理的意思決定をし続けるならず者達で構成された組織は、他の組織との戦争に勝てずに集団淘汰されてしまったと。

例えば、ある集落の中で、家を作るのに1年掛かったとして、巨大台風が来て、自分の家だけ全壊してしまったという状況を考えてみます。この場合、合理的に考えたら、その集落の中にある他の家を略奪して奪えばいいわけです。自分でまた家を作るには1年掛かるけど、略奪すればすぐに家をゲット出来るわけで。なんだけど、そういう組織はまとまりがなくて戦争に勝てなかったから、集団淘汰されてしまった。

原始人「アーウー!(翻訳:「この家を作るのには1年掛かったんだから、何としてでも直さなければいかん!」)」と、サンクコストを重視する非合理的な者達で構成された組織では、集落の中で略奪が起こらないから、個人としては非合理的だけど、戦争ではそのような非合理的な意思決定をする集団が強くて、生き残ったと。で、今の人類は、そのような非合理的な意思決定をして戦争に勝ち抜いてきた者達の子孫だから、サンクコストを重視してしまう性質が残っているわけですね。

つまり、損切りしないのを正当化してしまうというのは、本能に基づくものなんですね。損切りを徹底的に守るというのはサンクコストに惑わされない合理的意思決定のスキルなんであって、敢えて鍛える必要があるのです。

 

2012年11月

※2012年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇11月9日
・LCラッシュとなっていたが、富士紡HDは+5%以上順行。しかし……。

 

・風邪をひいて、健康の有り難さを再確認させてくれた風邪に感謝し(オカルティストでも病気の効果は出ます)、風邪が治ったらあるメールが……。

・株の学校から送られてきた「証券会社の選び方」という動画で、ツール類はマネックス証券がいいが、手数料はSBI証券がいいと(更に、今月末から手数料改定で更に安くなると)。しかも、これに加えて、SBI証券は信用口座を開きやすいことで有名らしい……。これは……。
※注:今になってみると、なぜにこんなに信用口座を開くこと(空売りが出来るようになること)を難しく考えていたかは不明。ただ、滅茶苦茶運が良い。もしも、最初から資金があり、信用口座も簡単に開けていたら、シミュレーションにはならなかったわけで……。

 

〇11月14日
・(都合の良い)検証をしてたら、あることに気付いた。「これ、移動平均線って、利食い(トレイリングストップ)に使えるんじゃないか?」と。
※注:1ユニットの資金管理以来の閃き。こういうのがあるから、都合の良い検証もあながち悪くなかったんだよなあと。どんだけ都合の良い検証であっても、それだけチャートは見ることになるわけで……。聖杯探し以外で、チャートを見る動機って他に生まれたんだろうか?
※注:なお、これはトレイリングストップの固定ルールが出来たことが大きいんであって、「移動平均線をトレイリングストップに使うこと」が重要なのではないですからね。別に移動平均線でも他のオシレーターでも何でもいいから、ルールを固定してデータを取り続けることが重要なのです。

 

〇11月21日
・野村HDを+3.16%利食い。

※レンジ抜けで買ったが、期待通りに行かないから3%で利食いした。電力セクターに比べて上げ幅が小さかったものだから、「セクターが悪かった」なあと。こういう悪いセクターの銘柄はさっさと利食いしてしまうに限ると。
※注:3陽線ではあるが、レンジ高値抜け。直近3陽線が出ているため、調整になるのはおかしくない。

 

〇11月22日
・野村が開花した!

※注:なんで、こういうときに限って利食いを早くするんだ!これは一種の芸術ですな。

 

〇11月29日
・DENAの含み益が+7.05%まで上昇した。

 

・不動テトラを直近高値抜けのリバース注文で1日で+12.97%の利益。

~~

・11月の収支は、19トレード1利食い(野村だけ)の勝率5.55%。-7.03%。
※最後のDENA、不動テトラは決済してないため含まず。なお、仮に含んでもマイナスだったもよう。

 

ポケモンバトルとトレード

株はボロボロでしたが、この時期(2012年9~11月)には、その憂さ晴らしをするかのように、ポケモンバトルでは無双していました。

ちなみに、当サイトはFF・ドラクエ・パワポケの攻略サイトで、ポケモンはほとんどありませんが、私自身が一番やってきたゲームは間違いなくポケモンです。好きなポケモンはゲンガーとキノガッサ。

で、Wifiトレインに関しては、下手したら世界一攻略したんじゃないかと思います。余りにも勝ちすぎてしまったため、上位ランクには私のパーティしかいない状態になってしまいました。
※詳しくはこちら

この3ヶ月は、24時間、仕事以外の時間は常にバトル環境とパーティ構築について考えていました。そして、この時間が幸せで仕方ない。ポケモンについて考えているだけで幸せ。キノコのほうし→みがわり→ローキックの流れにどうやって嵌め込むかを考えているだけで幸せで、脳汁が溢れ出てくる。

全世界で1000万人以上のユーザーがいるゲームで世界トップクラスの成績。いつか、トレードでもこうなったらいいなと思ってました。

それで、ポケモンバトルとトレードの共通点は、何といっても確率ゲームであるということですが、他にもいくつかトレードにも通じる話をしていきます。

(1)トレーナー効果

ポケモンバトルでは、本当に勝ってるプレイヤーは、絶対に表には出てこないんですね。なぜなら、トレーダー効果ならぬトレーナー効果が起こるためです。

例えば、ガチ環境で勝率90%以上のパーティを構築したとして、もしもそのパーティをネット上に晒したらどうなるか?その情報を見て、同じパーティを使う人が増えたら、バトル環境が変わってしまいます。その結果、それまでの環境では勝率90%だったそのパーティは勝ち続けられなくなってしまいます。

だから、ポケモンで滅茶苦茶強いパーティというのは、絶対に出回らないんですね(少なくともネット上の人気サイトには)。それが出回った時点で、環境が変わって機能しなくなってしまうからです。現環境をカモに出来る滅茶苦茶強いパーティは、自分で構築するしかなくて、公にできない。ポケモンというゲームの性質上、そうなっているわけです。

つまり、ポケモンバトルの攻略サイトというのはネット上に存在出来ないんですね(ストーリー攻略、データ集まで)。ポケモンバトルに役立つ人気攻略サイトというのは、ポケモンバトルの本質を知っていたら、そもそも矛盾してます。

※トレードも同じなんですが、では、なぜ今回、トレードブログを公開しようと思ったか?を正直に書いておきます。それはズバリ、当ブログに書いてあることをガチでやる人は1000人に1人もいないと確信してるからです。でも、もしも、その1000人に1人の未来のトレーダーが当サイトを見たことで人生が変わったら嬉しいし、それはマーケットに対する恩返し、感謝の気持ちを形にすることになると思ったからです。

 

(2)聖杯探し

ポケモンバトルでは、勝率100%のパーティを構築しようとするのと、勝率90%以上のパーティを構築しようとするのとでは、180度違うアプローチが必要になってきます。

不思議なことに、トレードでもポケモンでも、勝てない人ほど勝てる情報(聖杯)を求める傾向にあります。なぜか、勝率100%に近付けることこそが改善になると思われているんですね。

でも、ポケモンで勝率100%のパーティを求めるとどうなるか……。そもそも、アズマオウがスカーフ巻いて「つのドリル」で特攻してきたら、どんなパーティだろうと2.7%(=0.3^3)で3タテされるわけで……。そんな滅茶苦茶なパーティに対応する必要はないんです。

その環境の最強のパーティであっても、10回に1回は別に負けてもいいんです。

改善の方向が間違っているし、自分の手で統計を取らないから、一向に勝率が上がらない。ポケモントレーナーの90%位はこの状態だと思います。

かつて、Wifiトレインで、ユキノオー、無限トド、シャンデラの3体を使っていたことがあるんですが。全員岩弱点。「ロックブラスト」を覚えているパルシェンが来たら、その時点で負けがほぼ確定のパーティです。ポケモンのタイプ相性を知っていれば、小学生でもその穴に気付けます。ほとんど冗談半分で組んでみたパーティだったんだけど、統計を取ってみると、勝率9割超え。滅茶苦茶機能してるし、滅茶苦茶つええ!パルシェンが来たらロックブラストが外れない限り負けるんですが、それ以外にはほぼ全勝だったからです。ガッサやラッキーやローブシンを組み込んで、誰が見ても穴がなさそうなパーティを構築しても、ランク7から10に上がるのは至難の業なのに、この穴があるパーティはいとも簡単にランク7→10を行き来してしまう(パルシェンが来たらまず3タテされますが)。つまり、天敵がいたとしても、その環境でトータルで勝てればいいんです。

シャンデラを代えて、岩弱点の穴を埋めれば、更に勝率が上がったのでは?と思うかもしれないです。でも、シャンデラ以外にすると勝率が劇的に下がったんですね。パルシェンには対応出来るようになるけど、それ以上に落とすバトルが多くなってしまうからです。つまり、岩弱点というデメリットよりも、パーティ全体の相乗効果の方が圧倒的に大きかったと。

このパーティ、もしもネットで評価してもらったら、酷評の嵐だったと思います(ちなみに、ネット上で評価してる人達ってのは、育成論は立派だけど、実際に運用してないですからね)。だって、岩に弱いことが一目瞭然なんですもん。でも、実際に統計を取ってみると、パルシェン以外の環境にぶっ刺さって、勝率9割オーバー。パーティを作るときは共通の弱点を作るなってのは、パーティ構築の一番基本中の基本なんだけど、こういう例外もありますよと。今から振り返ってみると、岩で要注意はバンギラスとテラキオンだけという環境だったから行けたんでしょうね。でも、勝率100%を目指してパーティ構築してしまうと、こういうアプローチは絶対に採れなくなります。

※なお、このパーティはこのページの霰パです。

勝率という観点で見ると、トレードとポケモンとで違うのは、ポケモンの場合はガブリアスで勝とうがフライゴンで勝とうが1勝は1勝でしかないですが、トレードの場合は違うということです(ポケモンでは1勝は単なる1勝だが、トレードでは+10%の利食いと+1%の利食いとで異なる。確率の用語で言うと、対称的な事象と非対称的な事象)。この点で考えると、使用パーティによってスコアが変わるドラクエモンスターズの方が、トレードに近いのかな?

 

(3)体感確率と実際の確率

ポケモンバトルは確率ゲームなわけですが、勝てるパーティを構築するために重要なことは、「自分の手で統計を取ること」です(ここ、どれだけ強調してもどれだけ太字にしても足りないほど重要です)。自分のパーティの勝率を記録しておくことは当然として、自分のパーティが負けたバトルの相手パーティの構成やバトルの流れを、自分の手でちゃんと記録しておくこと。これをやらないトレーナーがどれだけ多いことか……。

確率統計思考を身に付けてないとポケモンマスターには絶対なれんのです。これ、誰でもいいからサトシに教えてくるべきです。
※ただ、ポケモンバトルでの確率統計思考を身に付けていた私も、実際のカネが掛かってるトレードでの確率統計思考を習得するまでは非常に長い長い……。

実際に統計をとった本当の確率と、体感確率とでは、大きなズレが生じます。これを知らない人が余りにも多過ぎます。この確率に関する知識がないから、統計を取らない。その結果、ネット上では、「タワークオリティ」という用語が蔓延する始末です。
※「タワークオリティ」とは、ピンチの場面で命中率70~95%の技が外れるのは、何らかのゲーム内調整が入ったとする主張。「同じ条件で100回統計取ってみ?」の一言で終わりなんですが……。

ネット上のお前らが「タワークオリティ」と揶揄するものこそが、確率の正体なんです。でも、人間の脳は確率を理解できないようになっているから、肝心な場面で「ストーンエッジ」(命中率80%)や「だいもんじ」(命中率85%)が外れると、「タワークオリティ」と言われてしまう。

「つのドリル」(命中率30%)が3回連続で当たることもあれば、「どくどく」(命中率90%)が3回連続で外れることもあります。しかし、何百回とやっていれば、命中率の値に収束します(大数の法則)。だから、期待値(威力×命中率)が高い技を選ぶということは、その時点で統計的な優位性がある(役割により例外あり)。肝心な場面で1回や2回外れただけで、「ストーンエッジ」(期待値80.0)を「いわなだれ」(期待値67.5)にしたり、「だいもんじ」(期待値102)を「かえんほうしゃ」(期待値95)にするのは改悪にしかならない(データは第五世代)。

人間は実際の確率を全く理解してないです。ギャンブラーのように、日常的にサイコロを振ってる人種ならともかく、99.9%の人間が感じる体感確率と実際の確率は、大きく乖離しています。これは、ポケモンでもトレードでも、実際に統計を取ってると嫌というほど分かります。逆に言うと、これは自分の手で統計を取ってみないと分からないと思います。人間の体感確率ほど信用してはいけない統計はないと断言してもいいです。

まず、体感確率(各人の確率の定義)というのが、人によって皆バラバラなのです。確率30%とは言うけども、人によってその定義がバラバラなのです。しかもそれに加えて、皆バラバラの体感確率と実際の確率も大きく乖離している。自分にとっての体感確率50%は、実際の確率では65%かもしれない。一方で、相手にとっての体感確率50%というのは、実際の確率では40%かもしれない。だから、野球の解説を聞いてるときも、確率の数字が出てきたらニュアンスだけ受け取るのがいいです。プロ野球選手であっても、体感確率と実際の確率は間違いなく乖離しています(ただ、体感確率のブレは少ないと思います)。現に、2011年の日本シリーズの解説で、フジテレビ(確か)が取った杉内投手のアウトローの統計に対して、ノムさんが「そんなはずがない!(多い・少ないのどっちだったかは忘れた)」と反論していました。これ、今になってみると、フジテレビの方が正しかったんじゃないかと思います(ノムさんが自分の手で統計を取ってなければ)。

と言うか、ポケモン世代のお前らは、小学生時代にニドキングが表紙の「ポケットモンスターを極める本」を読まんかったんか?と。

詳しく説明すると、この本のコラムに、ゲンガーの「さいみんじゅつ」は余りにも(体感的に)当たるものだから、「さいみんじゅつ」の命中率55%というのは嘘で、実はもっと高いはずだということで、実際に100回統計を取ってみたらという企画があったんですね。その結果は、100回中56回命中して、公式の確率通りじゃないか!と。私が一番好きなポケモンであるゲンガーによる実験だったことから、「へえー、そうなんだ」とこのコラムは強く記憶に残っています。まさか、小学4年生のときに破れるほど読んでいたこの本の知識を、仕事で使うことになるとは想像出来るはずがありませんでした。

 

(4)勝者への勘違い

ポケモンに関することだったら、いくらでも書けるんですが、確率統計に関することでいうと、勝ってるトレーナーに対する勘違いがあるかと思います。

恐らく、ポケモンバトルで一番白熱するのは、勝率50~60%位の中途半端なトレーナーなんじゃないかと思うんですね。この位の勝率は、プロ野球の贔屓のチームを応援するような一種のギャンブル的な白熱があるんじゃないかと思います。だからか、勝率80~90%の上位1%以上になっても、この白熱が続くものだと勘違いされている。

でも実際、夢のない話をしますけど、90%以上の勝率になると、飽きてくるんですよ。ポケモンバトルが淡々とサイコロを転がすのと同じゲームになってしまい、勝ってもそれは当たり前だから嬉しくないし、負けても悔しいどころかむしろ相手の珍しい戦略やパーティに感嘆出来ることがあるため、むしろ負ける方が嬉しいときすらあるという状態になります。淡々とコマンドを入力し続けるだけで、白熱する部分なんて何もありません。勝率90%以上のパーティを構築するまでは、世界中にユーザーが1000万人以上いるゲームを攻略するという究極の知的ゲームになるんだけど、いざ構築してしまうと、勝つのが当たり前でつまらないクソゲーになってしまう。
※だから、ポケモン廃人の大半は勝率60%前後なんじゃないかと思います。勝率90%以上のあのつまらなさを継続出来たら、それは一種の才能じゃないかと。

~~

※かつて、ポケモンと確率について書いたブログ記事がこちら:ポケモンの確率トレードとポケモントレードとポケモン2
※今回の記事はこれらの記事をまとめてやや修正を加えたものです。

何が一番言いたいのかというと、ポケモンバトルで勝ちたかったら、自分の手で統計を取れ!ってことです。あと、育成するときは改造コードや乱数をフルに使って、出来るだけ育成を効率化すること(アドレスの知識が少しでもあり、公式がどのようにして改造ポケモンを弾いているかを考えて使えば、改造コードを使ってもBANされません。直接ポケモンを改造で出すからBANされるんであって、極限まで育成を効率化するようにして使うことがポイントです)。育成に時間掛けてる暇があったら、パーティ構築にその時間を使え!そして、ちゃんと自分の手で統計を取れ!

 

 

書評:「たまたま」

確率統計思考について書かれている本としては、確率・統計の教養やエピソードも兼ねているこの本を推します。

この本にも出てますが、モンティ・ホール問題という確率に関する有名な問題があります。全文この本から引用させてもらいますと、

「テレビのゲーム番組で、競技者が三つのドアの選択権を与えられてるとします。一つのドアの後ろには車が、残りのドアの後ろにはヤギがいます。競技者が一つのドアを選択したあと、すべてのドアの後ろに何があるかを知っている司会者が、選ばれなかった二つのドアのうちの一つを開けます。そして競技者にこう言います。「開いていないもう一つのドアに選択を変えますか?」。選択を変更することは競技者にとって得策でしょうか?」

 

これ、答えがどうかはともかく(答えは得策。確率33%→確率50%に上がるため。詳しくはこの本を参照)、トレーダーだったら、どういうアプローチでこの問題の答えを探ります?

答え(反転してね):自分の手で統計取るっしょ!

ちなみに、この問題の答えについてはアメリカで一騒動起き、数学者までもがこの問題の答えは間違っているとして、多くの数学者が抗議の手紙を書いてきたとのことです(アメリカ人の92%がこの問題の答えに反対した)。

実際に統計を取ってみれば一発で分かることなのに、数学者でさえも間違うほどに、人間の脳というのは確率を理解するようには出来ていないわけですね。

現に、私も大学で確率統計学の単位を取りましたが(しかも、成績は100点だった!)、確率統計学と確率統計思考って全く違いますからね。「ポケットモンスターを極める本」のコラム以上に確率統計思考について書かれた本は、少なくとも大学までの学校教育では出会うことはなかったです。

あと最後に、当サイトからも問題を出しておきます。これ一発で、トレーダーやギャンブラーとその他を見分けることが出来る問題です。

確率33%とはどういうことか一言で説明せよ。

 

これは、実際に自分の手で統計を取ったことがないと、絶対に引っ掛かる問題です。

答え(反転してね):3000回中1000回位当たること。(3回に1回は×。大数の法則を理解してるかどうかが分かる)

 

2012年12月

※2012年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇12月5日
・(都合の良い)検証中に、損切りラインは固定した方がいいんじゃないか?と。
※これ以後、損切りラインは固定された。
※注:非常に重要。うーん、やはり、都合の良い検証が結果的には繋がっている……。もしも、損切りラインにせよトレイリングストップにせよ、最初から固定されたルールを教えられていたとして、ちゃんと続けられたかどうか……。

 

〇12月6日
・DENAを+9.77%で決済。

※5MAのトレイリングストップに掛かった。
※注:トレイリングストップのルールが出来てから初のナイストレード。やや利食いが遅い感じだが、それでもこれまでの遅すぎた利食いの数々に比べたら、トレイリングストップのルールを適用したことで、大分改善された。
※注:更に付け加えておくと、この時期には利益目標ラインを設定する意味が全く分からなかった。トレイリングストップで持ってればいいんじゃね?と、利益目標ラインを設定する意味が全く分からなかった。

 

〇12月7日
・不動テトラを+16.79%で決済。

※注:これも、やや利食いが遅いが、トレイリングストップに掛かってある程度の利益をしっかり確保した。

・この2銘柄以外はNTNにしかエントリーせず、無駄なエントリーが減った?
※注:今まで書いてなかったが、これまでの低勝率の原因は無駄なエントリーが多すぎることであり、エントリーを改善することが勝率の改善に繋がるものと思っていた。まあ、それもあるんだが……。この時点ではまだ気付いてないことが………。

 

〇12月14日
・NTN+10.81%、JFEHD+2.23%、アイフル+2.23%、NEC+2.53%と非常にいい感じ(画像は省略)。

・東電を買った。

※注:レンジ抜け後の直近高値抜け。いいね!

 

〇12月17日
・自民党が選挙で圧勝し、日経平均が大幅続伸。東電は+32.89%のストップ高となった。キター!!!

※注:無知だからこそ保有出来た強み。ある程度の経験があれば、+20%位で恐くなって一旦利食いしてしまう。

 

〇12月19日
・日経平均は1万円台を回復した。NTN+21.08%、JFEHD+13.09%、アイフル+13.15%、NEC+5.69%、東電+51.31%(画像は省略)。

 

〇12月21日
・NTN+15.13%で決済。

※注:結果的には取れたが、これはあんまり良いエントリーとは思わない(チャートの右上ではない)。この時期はどんな銘柄に入ってもこの位は取れたわけで。ただ、トレイリングストップで保有し続けたのはナイス。

 

・東電は一時+60%まで利益が乗ったものの、+47.36%で利食いとなった。それでも過去最高の利益。

※東電が信用口座への道を切り開いた!縁があるなあと。
※注:利食いが遅い……とは言えない。利食いが遅かったからこそ、持っていられたわけで。ナイストレード。

 

〇12月25日
・アイフルが+5.21%で決済。

※これはチャートの前日にトレイリングストップに掛かって決済となったが、翌日に大きく順行していたということ。
※注:これはエントリーから決済まで何の問題もない(10%で利食いというのはあったかもしれないが)。こんなのいくらでもあります。安値がジャストで損切りラインに掛かってから爆発して行ったとか、トレイリングストップに掛かった翌日に爆発したとか。では、これは、損切りラインの設定やトレイリングストップのルールが悪いのか?それはゴールのない聖杯探しの入り口です。このトレードの真のナイスな所は、この後もトレイリングストップのルールを変えなかったこと。

 

〇12月26日
・オリコが+26.58%の上昇。

※注:すげえな、おい……。エントリーはともかく、銘柄選びは素晴らしい。

 

・シャープを買った。

※注:上値抵抗線ブレイクらしいですが、さあ都合の良いエントリーが出ました。まさに欲にまみれた豚のエントリーであります。直近高値から真横に抵抗線を引いて、そこを超えるまでは待機でしょう、これは。
※結果は-1.58%LC。

 

〇12月28日
・オリコを+37.55%で決済。

※東電の教訓から早めに決済した。
※注:この利益を取れたわけで、ナイストレードとしか言いようがない。ただ、東電もそうだが、無知だからこそ保有していられた。

~~

・12月の収支は、11トレード7利食いの勝率63.63%。収支は+24.19%。
※更に、JFEHD+19.19%保有で、収支に計上してない。
※東電やオリコなどの利益の割に高くないのは、リスクが高い低位銘柄の玉を小さくしていたため。
※注:一部エントリーが?なものもあったが、ほとんどはエントリーにも問題なく、エントリー数も絞られており、トレイリングストップのルールも見事に作用した。損切りラインが固定され、テクニカル分析が大きく改善し、トレイリングストップのルールが出来たこのタイミングでアベノミクス相場が直撃したのは、マーケットの神様からのご褒美だったとしか。「2013年3月までに信用口座を開く。直近3ヶ月で月率平均+10%になったら申請しよう」という無知だからこそ設定出来た目標に、マーケットの神様が応えてくれたんだろうなと。とにかく運が良かった。まあ私は、ここまで運だけで生き残ってきた人間ですからね。運のよさだったら、誰にも負ける気がしないのです。ただ、この幸運も、売買日記を書き続けていたからこそ、享受出来たのです。

・ありがとう2012年!!!

 

自分史とトレード(記憶と記録)

私が、結果が出なくても、前向きに根拠なく未来は明るいと信じてこれたのは、自分史による影響が大きいと思います。

私は、不安になると自己防衛本能から、過去の自分史を検証します。そして、過去もこうだったんだから大丈夫だろと、どうせまた奇跡起こるだろと、前向きになってしまうわけです。

具体的に言うと、人生が過去10年の1年毎にどれだけ変化しているのかに着目して検証し、直近3ヶ月にあった楽しい思い出を数え上げることによって、「1年前にはこんなことが起きてるなんて絶対想像出来なかった。つまり、1年後にも今からは絶対想像出来ないことが起きてる。今までずっとそうなんだから間違いない」「3ヶ月前には今楽しんでるコンテンツが登場してなかった、3ヶ月後にも今はまだ知らない楽しいことが待ってるんだろう」と。
※更に詳しくは、自分史の書き方の検証の項(時期の検証、直近3ヶ月の検証)を参照。

なお、自分史は、書くだけでも3~4ヶ月掛かり、検証するとなると更に途方もなく長い時間が掛かります。そのため、メンタル面を鍛えるには、他の方法論を推奨します。

さて、ここからトレードとも関係のある非常に重要な話をします。

99%の人は、自分の人生について間違って理解してます。これは間違いありません。なぜなら、記憶から自分史を理解してるからです。

恐らく、自分の人生について年表を書かせてみたら、正しい時系列を書ける人は全体の1%もいないでしょう。

嘘だと思うんだったら、直近10年分の自分史年表を記憶から書いてみてください。その後、資料を使って照合してみてください。

私も、今年(2017年)の1月始めに、2016年の自分史を書いて自分史を更新しました。記憶と日記やその他の資料から照合しながら書いていくわけですが、どれだけ人間の記憶というものがあてにならないかが分かります。

ちなみに、私は高校3年から自分史に興味を持ち、「自分史」でググると某新聞社の自分史のページを抜いて一番上に表示されるコンテンツを作ったほどです。
※なお、17歳のときに初めて書いた自分史は、記憶と学校の資料などとを照合しながら書いたんですが、余りにも記憶と違うものだから、記憶の方が正しいと思って、「これは高次元体の仕業だ!高次元体が過去を改竄したんだ!」と本気で信じてました。

私は自分史の検証がライフスタイルの一部になっており、ほぼ毎日暇があれば自分史の検証をしています。2016年についても、何度も振り返って「2016年はスゲー!」「〇〇はレジェンドだったわ!」などの感想を言っていました。

それでも、いざ2016年の自分史を書いてみると、記憶と事実が相当乖離しているんです。終わってから1年経ってない2016年ですらこの有様です。常に過去の検証をしている私ですらこれです。となると、内省の習慣がない人は、どれだけ曲解して、自分の人生を理解していることか……。
※更に詳しくいうと、何があったのか?はほとんど合ってるんですが、その時系列が滅茶苦茶です。大抵の人は、自分の人生で何年に何があったのか?すら滅茶苦茶になっています。
※嘘だと思う人がいると思うので、試しにテストしてみましょう。2008年4月、2011年6月、2014年9月について、あなたの人生で何があったか即答してください。これ、自分の人生の時系列を理解すると出来るようになるんですね。脳内でその月に何があったかが完全に紐付けされてる状態で、その時期を見ただけで一瞬でその時期の概要が浮かんでくる状態になるんです。ちなみに私は、当時小学4年生だった1997年4月から2017年3月現在までの全ての月について即答出来ます。これを知ってる人からは、よく気持ち悪いと言われます。

だから、有名人の伝記などを読むと、「これ、ちゃんと記憶と資料を照合する作業をして書いたんだろうか?」と思ってしまいます。ちなみに、自分史の書き方に関する本はいくつか出ていてレビューもしましたが、筆者は自分史の書き方を教えたことはあっても、自分では自分の自分史を書いたことがないってのが丸分かりです。

まあ、別に、自分史の理解が間違っていようが、どうだっていいんです。そんなの間違えていたって、何も失うものはないわけで。

ただ、人間の記憶がいかにあてにならないものか、自分の人生についてすらほとんど出鱈目に記憶している。自分史を書く必要はないですが、これだけは覚えておいてください。

そして、虎の子の資金を失うリスクがあるトレードでも、記録ではなく記憶を頼りに改善しようとしている人が大量にいるわけです。人間の記憶がいかにあてにならないかを実体験したことがあれば、記録を取らないでトレードをするってことが、どれだけ恐ろしいことをしているか……。

前回話したポケモンでもそうです。負けたバトルの相手パーティやそのバトルの流れの概要を記録しておかないで、どうやって改善するんですか?と。自分の記憶から改善する?そりゃあ、一向に勝てないわけです。ちなみに、トレーダーになるのは、ポケモンの一番レベルの高い環境で上位1%以内に入るのとは比べものにならないほど難しいです。レートいくらに到達したとかいう低レベルな領域ではなく、任天堂にプロポケモントレーナー認定されてポケモンバトルでメシが食えるようになるレベルを想定してもらえればいいと思います。全世界に1000万人以上のユーザーがいる世界最大の知的ゲームとはいっても、たかがゲーム。マーケットではゼニが掛かったガチの騙し合いが行われているわけで、その難しさはポケモンバトルとは比較になりません。で、トレードに比べたらガキの遊びでしかないそのポケモンバトルですらも、記録を取らないと勝てるようにはならないのに……。

このブログのトレード日記についても、2012年12月にDENAと東電を取ったことは覚えてたけど、オリコは覚えてなかったですからね。アイフルじゃないその他金融銘柄の何かが滅茶苦茶上がったことはかろうじて覚えていたけど、それがオリコだったか、売買したのか検証だったのかは全く覚えてなかったです。

とにかく、記録を取ることです。人間の記憶ほどあてにならないモノはないですからね、本当に。

 

 

書評:「ツキの大原則」

完璧なタイミングでアベノミクス相場が直撃して運が良かったということで、運について書かれた本を紹介したいと思います。

運が良くなる思考になるために必要なことが書かれています。

詳細を書くと身元が割れるので書きませんが、私は20代にして、普通だったら既に6回はゲームオーバーになってる超アウトサイダーな人生を生き延びてきております。トレーダーになったのも普通の道からすれば特殊なのかもしれないですが、私の人生の経緯からしたらそこまで特殊でもないです。もしも運が良くなかったら、今のように「なんて楽しい人生なんだ!」と思うような人生を送ることは不可能だったことでしょう。
※私にとって最大級に運が良かった出来事はこちら(閲覧注意!オカルト信仰に抵抗を感じる方は読まないように。要約すると、日本史の教科書にも絶対に太字で載るであろう2つの歴史的出来事が私のためだけに起きたとしか思えなく、その歴史的出来事に夢を叶えてもらい、一生信仰することになる神様まで与えてもらい、更にトレーダーになるチャンスまで与えてもらった話)。これに比べたら、アベノミクス相場が直撃したのもそこまでツイてたとは思えん。

それで、自分史の書き方でも書きましたが、「人生は楽しい」というのは信念なんですね。だから、自分史を検証するときは、まずは楽しかった出来事から検証して、「楽しかったなあ」「○○年はすげえわ!」と感想を繰り返し繰り返し口に出して言うことが大事です(ただし、感想の捏造は絶対にして駄目。嫌な出来事や逆境は「あれはもうゴメンだね……」などの感想を素直に言う。「人生は楽しい」という信念が機能するようになってくると、この感想自体は変わらないが、エネルギーが変わってくる)。これを続けていると、自分の人生に洗脳されてきて、「人生は楽しいんだな……」となってきます。そうなると、無意識的にバイアスが掛かって、人生の楽しかったことにフォーカスが向かうようになる。そして、その信念を持ったまま、逆境や嫌だった出来事も評価することになると、「全ての出来事が良い出来事なんだな」となる。自分史の効果を論理的に説明すると、こういうことになります。

この本にも似たようなことが書かれており、運が良いかどうかというのも、同じ原理のようです。つまり、「自分はツイてる!」と思うから、(バイアスが働いて)本当にそうなる。「自分はツイてない…」と思うから、(バイアスが働いて)本当にそうなると。

この本にも書かれていますが、感謝することは滅茶苦茶大事です。ただ、感謝の習慣がいかに大事かは、ある程度トレーダーとして成長してからでないと分からないと思います。しかし、人間的成長をするためには、感謝することは避けては通れないのです。

 

 

2013年1月

※2013年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇1月4日
・大発会は日経平均暴騰で始まった。去年終わりに決済したオリコは+22.69%の暴騰。

※注:これを持ってたらなあとか言っててもキリがない。+37%の時点でナイストレード。

 

〇1月8日
・JFEHDを+18.97%決済。

※注:素晴らしい!ナイストレード。

 

・不動テトラが1日で+10.05%の含み益。

 

〇1月10日
・都競馬が-3.23%LC。

※注:エントリー根拠は「上値抵抗線抜け」だそうだが……。貴様には直近3陽線が見えんのかー!それに、12月中旬に買ってた奴等は、2倍近くになっとるんやぞ!全体的にエントリーは改善されているんだが、こういう訳の分からないエントリーがちらほら見受けられる。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(by ノムさん)ですな。

 

〇1月11日
・不動テトラ+7.40%決済。

※注:7%取れてるわけでナイストレード。ただ、1日目に一時+18%まで行ってから終値+10%だった。2日目に出来高が急減した時点で終値決済するのがベターだったかと。

 

・シャープを買った。

※注:「上昇トレンド後のレンジを抜いたため」だそうだが……。直近高値圏で買って損切りスルーした奴等がさ……。
※結果は-1.51%LC。

 

〇1月25日
・ミヨシが-4.65%LC。

※注:だから……。これ以外にもLCラッシュにはなってるものの、エントリーは悪くなくちゃんと-1~2%で切れてる。

 

〇1月29日
・エプソンが-2.16%LC。

※注:上記の他の豚エントリーに比べたら悪くないが、これは1ヶ月近く、前日5MAを割らずに上がっている。さすがに、そろそろ……と、入るとしたら一度でも前日5MAを割ってからにした方が良かったかと。これは、移動平均線の知識の欠如。こういうことは経験で学んでいくしかないのです。

 

〇1月31日
・日経平均上昇で、マツダ+7.89%、JFEHD+11.56%、三菱UFJ+4.82%の含み益(画像は省略)。

~~

・1月は、21トレード3利食い、勝率14.28%、収支は-0.63%。
※ただ、最後の3銘柄の含み益を加えると月率+10%以上のプラス。
※注:JFEHDと不動テトラが取れて、なぜにトータルマイナス?ブタエントリーが軒並み大幅LCになったからだろう。勝ちトレードはどれも納得のエントリーで、大幅LCになったトレードはどれも納得のエントリーだった(こうなるのは意外と珍しい)。
※注:これ、ブタエントリー達って、よくよく考えてみると、飛びつきエントリーなんですな。テクニカル的には売り圧力パンパンになってたり、損切りスルーした人達の決済売りが入りそうな所で順行買いするんだから、そりゃあ逆行される可能性が高くなりますわと。5分足での急騰では買ってなかったから、自分は飛びつきエントリーをしてないと思っていたけど、無意識的には飛びつきエントリーをしていたと。なるほど……。

 

統計の取り方

統計の取り方について、説明したいと思います。超重要です。私がこれを始めたのは2013年9月からですが、もしも最初からこれをやっていたら、トレーダーとしての成長が1年位早くなっていたんじゃないかとすら思います。非常に重要なことなんで、売買日記とは同期させずに早めに掲載します。
※この記事は、管理人が2014年9月に書いたこの記事を一部修正・加筆したものです。
※Excelについては、収支の付け方でも書きましたが、自分の手で一から作らなければ意味がないです。テンプレートも置いておきますが、必ず自分の手で統計用のExcelファイルを作成するようにしてください。

統計を取るには、次の4点を決めておいて、Excelに淡々とデータ入力してその統計を取っていきます(出来るだけ、自分の売買ルールと同じものにした方がいい)。
①絞り込み条件
②エントリー条件
③損切り条件
④保有条件(トレイリングストップ)

①の条件下にある全ての銘柄について、②の条件を満たしていたらエントリーしたとして、③もしくは④のどちらかに掛かるまでのデータを取ります。

①の絞り込み条件というのは、例えば、値上がり/値下がり率上位100銘柄とか、出来高上位100銘柄とか、売買代金30億円以上とか、銘柄を絞り込む条件のことです。個人的におすすめなのは、売買代金で絞り込むことです。

②のエントリー条件というのは、ゴールデンクロスで買う/デッドクロスで空売り、レンジ抜けで買う/レンジ割れで空売りするなどのことです。2つ以上組み合わせてもokです。売買ルールと同じ条件でやりましょう。

③の損切り条件というのは、エントリーした価格からどの位逆行したら損切りするかということです。-1%や-2%のような固定の逆行幅でも、④と同じルールでもokです。

④の保有条件というのは、トレイリングストップのことです。移動平均線でもボリンジャーバンドでもいいんで、売買ルールと同じものを使ってください。

ここで注意点があります。統計を取るにあたっては、①~④の条件を最低でも3ヶ月分位は一切変えないことです。この作業の目的は、自分の売買ルールで全ての銘柄にエントリーしていたらどうなったのか?という統計を取ることにあります。そして、この統計を取っていると、分かってくることがあるんです。
※3ヶ月としましたが、もっと欲しいですね。せめて半年~1年ほどは……。

百聞は一見にしかずということで、具体的な統計の取り方を説明していきます。良かったら、私が使っていたエクセルファイル:統計を使ってください。このファイルをもとに説明していきます。

まず、条件は次のように設定したとします(即席で決めたものです)。
①東証一部の売買代金100位以内
②抵抗線抜けで買い/支持線割れで空売り ※終値エントリー
③-2%切り上げラインで損切り
④5MAで保有

この場合、東証一部の売買代金100以内の銘柄について毎日スクリーニングして(スクリーニングの仕方は2012年1~2月を参照)、抵抗線抜けした銘柄を終値で買い/支持線割れした銘柄を終値で空売りとする(銘柄名、日付、エントリーの根拠、L/S、参入価格を記入)。2%逆行するか、5MAを割ったら(抜いたら)、終わり(決済にその価格を記入する)。あと、エントリーしてからエグジットするまでの間に、最も順行した価格(最大順行幅)をMFEに記入しておきます。

銘柄の記入方法について、2014年9月1日に化工機を買っていた場合で説明します。

統計1-1

売買代金100位以内の銘柄で、上値抵抗線を終値で抜けました。銘柄名に”化工機”、日付は”9月1日”、エントリーの根拠は”上値抵抗線抜け”、L/Sは”L”、参入は終値の”499”と記入しておきます。このエントリー価格から2%逆行した489円になるか、前日5MAを割ったら決済となります。

翌日に大爆発して、それから乱高下したんですが、エントリーから4日後の9月5日に前日5MA割れとなる523円まで下落。ここで決済となります。

統計1-2

日数に”4”、決済に”523”、MFEはエントリーしてから決済するまでの高値は3日目に付けた582円なので”582”を記入。これで終わりです。次のようになったかと思います。

統計2

こんな感じで、該当する全ての銘柄について統計を取っていきます。

 

統計を取る副産物として、その統計そのものが一つの指標として使えるようになることが挙げられます。例えば、最大順行幅(MFE)の統計を取ることによって、ボラティリティーの指標が得られます。つまり、自分のルールで統計を取り続けることによって、オリジナル指標を得ることが出来るのです。もちろん、あくまで指標に過ぎないため、聖杯にはなりません。ただ、相場全体が過熱気味/売られ過ぎというのを判断する指標として使えるときがあります(あとはここから特殊ルールを作れば!)。ただ、一度でも①~④のルールを変えてしまうと、その指標の有効性はリセットされてしまうわけです。だから、統計は同じルールで一貫して取り続ける必要があるのです。

騰落レシオなどの相場全体の状態を示す指標は、滅茶苦茶頭の良い人にしか作れないと思ってませんか?実は、同じルールで一定の標本を集められる統計を取り続ければ、誰にだって簡単に作れるものなのです(それで利益を出せるようになるとは言っていない。騰落レシオだけを見ても利益を出せないのと同様)。

私が思うに、サラリーマントレーダーの場合は、下手にどうこうやるよりも、帰宅後に淡々と毎日統計を取り続けて、1年に1~2回あるかどうかの売られ過ぎのサインが出た翌日の寄付or終値で複数銘柄を信用全力買いして、数日後に利食いするのが一番良いと思うのです。これこそ、ザラ場を見なくても出来る、最もリスクが少なく、それでいて年利20~30%程度は確保できる唯一の方法なんじゃないかと。個人的には、これこそが安定収入があるから出来るローリスクハイリターンの最強の投資法だと思うんですが、(それが将来的には本業よりも利益を生むことに繋がる行為だとしても)99%の人は毎日淡々と統計を取り続けられないだろうから、別にここに書いておいても大丈夫でしょう。

 

 

書評:「投資苑」

精神分析医であるエルダー博士が書いたトレード本です。

トレーディング心理学・マーケット分析及びトレーディングシステム・マネーマネジメントの3つこそが、トレードで成功する鍵であるとして、この3つの分野について体系的に書かれています。

精神分析医の観点から、トレーダー個人の心理と群衆心理について書かれているため、非常に分かりやすいです。そして、記録を取ることの重要性についても繰り返し繰り返し書かれています。

トレーダーになるということは、マーケットのスペシャリストになるのは当然として、心理学のスペシャリストになるということでもあります。トレードスキルが向上すれば向上するほど、必然的に、心理学についても詳しくなっていきます。

なお、エルダー博士の本では、「利食いと損切りのテクニック」は2012年8月にレビュー済みで、次回「投資苑2」をレビューします。全部読むのが推奨ですが、1冊だけ読むとしたら、次回紹介する「投資宛2」を推奨します。

 

2013年2月

※2013年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇2月4日
・日経平均上昇で、マツダ+22.80%、JFEHD+30.05%、三菱UFJ+6.63%保有(画像は省略)。
※注:5MA保有しか出来なかったのに、それに合わせたような相場が来た。運がいいねえ。

・目標であった直近3ヶ月平均で月率+10%の達成がほぼ確実となったため、(電話審査があると思って)信用取引についての簡単な勉強を始めた。
※注:資金管理・損切りがきっちり出来れば、別にそこまで勉強しておく必要はありません。ただ、信用金利や逆日歩については知っておいた方がいいです。

 

〇2月8日
・JFEHD+23.35%で決済。

・三菱UFJ+6.03%で決済。

 

〇2月12日
・マツダ+27.63%で決済。

※注:この3銘柄保有の副産物としては、5MAで長く保有したものだから、その間に他の銘柄に(無駄な)エントリーをしなかったこと。いずれもナイストレード。

 

・DENAを空売り。

※注:うーむ……。逆張りになるが、ここで空売りはそこまで悪いとは思わない。ただ、レンジ割れにしても、一貫してないことが問題。ボラもでかい銘柄だし10%位落ちるかもしれない。ただ、レンジ抜けはチャート右上、レンジ割れはチャート右下と決めないとエントリーが一貫しない。逆張りだと理解した上で入るならいいんだが……。

 

〇2月14日
・オリコの空売りが-4.36%LC。

※注:こういうことになるわけです。

 

〇2月19日
・DENAの空売りは+3.77%決済。

※一時+14%まで順行していた。
※注:ってこれ、行ってたんかーい!ただ、この相場状況でまたいつ暴騰するか分からないわけで、10%で利食いしないと駄目。なぜ、ここまで持ってたのかというと、アベノミクス相場の弊害で、「+10%でなんて利食いしてられねえ!」ってのがあったからだろう。狂乱相場はこれが恐ろしい。

 

〇2月25日
・丸山製作所+37.03%のストップ高(画像は省略)。

 

〇2月26日
・丸山製作所+59.25%、ヤマタネ+15.06%保有(画像は省略)。

 

〇2月27日
・丸山製作所は+43.05%で決済。

※注:よく入れたし、よく持ってられたなと。無知だからこそ出来たこと。ただ、狂乱相場は無知な者が一番強い。

 

・ヤマタネは+7.22%で決済。

※注:狂乱相場の賜物とはいえ、エントリーラインは直近高値抜けのレンジ抜けで問題ない。まあ、利食いが遅いが……。

~~

・2月は、15トレード6利食い、勝率40.0%、月率+29.46%となった。
※こうして、信用口座開設にゴーサインが出た!

 

トレード本について

トレード本を読むことは大事ですが、一番重要なのは、自分の手で書いた売買日記であり統計です。トレード本はあくまでその補助に過ぎません。そのため、どれだけ多くのトレード本を読もうが、自分の手で記録や収支をつけて復習してなければ、ほとんど何の効果もないです。

トレード本にはどのような効果があるのかと言うと、
(1)売買ルールの参考になることがある。
(2)今まで知らなかった新しい知識や概念を知れることがある。
(3)(1)(2)のため、新しいアイデアが閃くことがある。
(4)先人達の言葉はモチベーションに繋がる。

つまりは、知識が得られることで新たなアイデアに繋がることがあり、トレードを続けるモチベーションになること。これがトレード本を読むことで得られる効果です。

何度も言いますが、自分自身を最も成長させてくれるツールは、トレード本ではなく、自分の手で書いた売買日記であり収支であり統計です。

それと、私が住んでるのは人口10万人ほどの地方都市なんですが、パンローリング社のトレード本が売ってる所を一度も見たことがありません。一度、「デイトレード」が並んでたのを見たときは感動したものです。もしも「ゾーン」や「投資苑」が売ってたら、感動の余り立ち尽くしてしまうんじゃないかと思います。本屋の株のコーナーにはいつも、日本人が書いた、タイトルだけは一丁前の本がたくさん並んでいます。あのタイトルだけ見ると、株は簡単だと勘違いしてしまう人がたくさん出てしまうのも仕方ないかなと思ってしまいます。

トレード本は定評のある名著だけ読むようにしましょう。で、その購入にはAmazonを最大限活用するといいです。トレード本の名著は普通の本屋にはまず売ってません。

あと、トレード本はやや高いです。なので、比較的安く買う方法について説明しておきます。それはズバリ、Amazonマーケットプレイスを使って中古を買えばいいわけですが。

今すぐに読みたい本でなければ、モノレートというサイトで所望のトレード本の相場価格を調べておきます。中古価格の推移を見ておき、高値圏で掴まないようにして買えばいいです。

すぐに欲しいというわけではなく、1ヶ月位の間に買えればいい場合は、安値圏で買う方法があります。これはトレードスキルの応用で、その本の中古の売り板が並んでいるとして、出品者の気持ちを考えます。すぐに売りたい出品者は、何をするか?すぐに処分したいけど中々売れない場合は、投げてくるわけですよ。そのタイミングで買えばいい。これを具体的な作業に落とし込むと、毎日1分でいいから、その本の最安値価格を見ておき、新安値を付けた所で買えばいいんですね。毎日1分の作業で1000円安く買えたら、時給換算して6万円相当になります。私はこの方法を使って、トレード本を買い集めました。
※これ、トレードの練習だと思いましょう。マーケットプレイスやオークションなどで相場価格よりも安く買い叩く行為は、トレードで利益を出すことに比べたら圧倒的に簡単です。これもトレーダーになることで得られる副産物ですね。

あと一つ。Amazonで買う場合は、AmatenでAmazonギフト券を95%以下になったときに仕入れておくといいです。これはトレード本に限らず、他の消費にも応用出来ます。
※ただし、最近になって、AmazonはAmatenのような格安ギフトサイトで不正転売されているAmazonギフト券を無効化する旨の声明を規約に記載しました(これは恐らく、Amazonカードの還元率よりも安く買えてしまうために、取り締まりを強化したんじゃないかと思います)。私は一度も無効化されたことはありませんが、もしもの場合に備えて、大量にAmatenで買ってストックしておくのはやめた方がいいと思います。ストックするのは多くても1万円位までに留めておくのが賢明かと。使うときだけAmatenで買って、すぐに使ってしまうのがいいと思います。

なお、一部のトレード本がネット上に違法アップロードされてますが、紙の本をちゃんと買いましょう。電子書籍としてただ読むのではなく、紙の本に線を引くなり書き込むなりしてちゃんと勉強しないと学習効果が半減されます。必ず紙の本を買って勉強するようにしてください。

 

 

書評:「アイデアのつくり方」

あるアイデアが閃いて、それが劇的な改善に繋がる場合が少なくないです。これは意外なようですが、トレーダーにとってもアイデアや閃きというのは重要です。

この本は、クリエイターとして成功した私のお師匠様曰く「コンテンツ制作をする者は絶対に読んでおかなければいけない」、アイデア・閃きに関する本です。世に出ているアイデア・閃きの本は、その全てがこの本の亜種であるそうです。

それで、この本に書いてあるアイデアの出し方は、次の5工程からなります。

〇アイデアの出し方
1.知識を得る。
2.知識を組み合わせて、試行錯誤する。
3.仕事を放棄して遊ぶ。
4.ユーレカ!閃いた!!
5.閃いたアイデアの加工。

この5工程について、コンテンツ制作(アイデア)でメシを食ってる私のお師匠様から解説してもらったことがあり、その説明が非常に分かりやすかったので、その書き起こしを書いておきます。
※ちなみにこれはトレードとは全く関係ない場所での話です。20年以上コンテンツ業界の第一線で活躍しているプロのクリエイターからアイデアの話をしてもらったときの書き起こしのコピペです。

「じゃあ、この工程を一つずつ説明していきますか。まず1番最初は、「知識を得る」。アイデアってのは、概念の組み合わせでしかないんで、そのベースとなる知識がないことには、新しいアイデアは出てこない。無から有は生まれない。だから、まずは知識を得る。知識がなければ始まらない。でも、だからと言って、ガリ勉になれと言っているのではない。知識量は少なくとも構わない。重要なのは、概念化された知識であって、ただ量だけ詰め込んでも、何の意味もない。だから実は、知識量はアイデア出すのにそれほど重要ではない。重要なのは2番目、「知識を組み合わせて、試行錯誤する」。これはどういうことかと言うと、概念化された知識を、関連付けして組み合わせること。アイデア出しで一番苦しいのはここ。でも、ここを経過せずに、ただ知識を入れるだけだと、アイデアには繋がらない。次に3番目は、「仕事を放棄して遊ぶ」。換言すると、何も考えずに楽しいことやれってこと。私がよく言う、必死に考えていてもアイデアは出てこないってのは、この部分を無視しているからね。そして、4番目に、「ユーレカ!閃いた!!」となる。最後に、「閃いたアイデアの加工」、閃いたアイデアを煮るなり焼くなり、好きなようにしてくださいと。アイデア出しの部分は、2番目から4番目の工程。ここが苦しいんだよ。何が苦しいって、2番目の工程が苦しい」

「アイデア出しの工程では、とにかく2番目が苦しくてしょうがないんだよ。だから、皆避けようとする。でもね、この苦しみから逃れることは不可能なんです。じゃあ、どうして知識を組み合わせる作業ってのは、こんなに苦しいのか?それは、今まで自分が生きてきた中で習得してきた全ての概念化された知識を組み合わせるから。それが、考えて出来ますか?意識下では無理でしょ?だって、今ではほとんど思い出せない幼年期から、今現在に至るまでの全ての概念を、足し算、引き算、掛け算、割り算、微分積分、論理計算していくんだよ。意識的には絶対に無理でしょ?意識ってのは、言わば20年前の家庭用コンピューター並みの性能しかないから、そんなことは不可能。すぐにフリーズしてしまう。だから、それを潜在意識にやってもらうんだよ。潜在意識はやってくれるんだよ。潜在意識のスーパーコンピューターなら、それが可能なんだよ。潜在意識は、ちゃんと全ての概念を組み合わせてくれているんだよ。それが意識的には認識出来ないし、アイデアも思い浮かばない、だから苦しい。これが産みの苦しみの正体。でも、意識的には認識出来ないけど、潜在意識はアイデアを作ってくれている。そして、アイデアが完成すると、潜在意識から閃きとして意識に送られてくる。アイデアが閃きとして誕生するまでの過程が、意識的には認識出来ないから、苦しい。でも、潜在意識は、ちゃんとアイデアを作り続けてくれているんだよ。つまり、アイデアが出てこない状態が苦しいってのは、潜在意識でアイデアを作っている状態を認識出来ないから。完成品が閃きとして意識に送られてくるまでは、一切アイデアがどうなっているのか認識出来ないから。少し分かりやすい例を出して説明すると、大切な人が手術を受けていて、手術室の外で待っている状態を思い浮かべてみて。その人が手術室から出てくるまでは、不安でしょうがないでしょ?例え、成功率100%の手術だったとしても、不安でしょ?これと同じこと。じゃあ、潜在意識で起きてることを意識で認識出来るようにはなりますか?ならないですね。そんなの無理ですね。市販のコンピューターがスーパーコンピューターを認識することは出来ないですよね」

~~

これをトレードでのアイデア・閃きに換言して説明したいと思います。

トレード本を読んで新しい知識や概念を得ることで、新しいアイデアや閃きに繋がることがあります。でも、それは、自分の手で付けた売買日記や収支などの記録から何度も復習することで、トレードについての知識・経験を脳内で何度も何度も試行錯誤した所に、トレード本から新しい知識や概念が入ってくることで起こる化学反応なのです。

無から有は生まれない。

自分の手で記録を付けてなく、復習してもいないのに、トレード本で知識だけ入れても、事態を改善するようなアイデアや閃きは生まれないわけです。

でも、ちゃんと記録を付けて復習をしていれば、トレード本達は必ず力強い味方になってくれますよ。

「私は読者の皆さんの成功を望んでいるし、「幸運を祈る」と言わせてほしい。しかし実際には、適当な技術の習得に努めれば、幸運は必要ないだろう」(「ゾーン」より)

「転んでも、起き上がる過程で学ぶことができれば問題ない。私の被った損失はすべて次なる高みへの発射台となってきた」(「デイトレード」より)

「人生においてワーオッ!を見つける正しい道は一本だけではない。唯一肝心なことは、途中であきらめないことだ」(「くそったれマーケットをやっつけろ!」より)

「試みて失敗したら、その失敗から学び、もう一度挑戦すればいい。粘り強く続ければ、自分の目標にどんどん近づくことができる。あるいは、別の目標がもっと重要になってくるかもしれない」(「タートル流投資の魔術」より)

「株式相場に対する自分なりの戦略、取引手法をもつとよい。そのために必要な助言、有用な提案は、これまで歩んできた道のりがおしえてくれる」(「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」より)

 

2013年3月

※2013年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇3月8日
・「今日から、エントリーしなかった“売買代金~50位までもしくは売買代金100億円以上でサインが出た銘柄”については監視しておくことにする。それの結果について統計を取る」。
※注:いいねえ。

 

〇3月11日
・「金曜日から統計を取るように言ったけど、これはやめた方が良い気がしてきた。どうして統計を取ろうと思ったのかと言うと、取り逃した銘柄があったかもしれないから、それを探すため。だが、爆発した全ての銘柄にエントリー出来るわけではないのである。その思考はいかんと思う。ここは優先株に絞るべきだと思う。」
※注:補足説明しておくと、この時期まではずっと、売買代金150位くらいまでの中から、順張りのサインだと思った銘柄で行きそうなものを任意で選んでエントリーしていたわけです(つまり、エントリーしなかった他の銘柄がどうなっていたかは全く調べていなかった)。それを、売買代金50位までにサインが出た全ての銘柄について統計を取ってみて、どうなっていたか?を調べてみてはどうかという素晴らしいアイデアが出たのですが……。(体感的に考えて)別に必要ないだろうということで、見送られてしまいました。
※注:なお、この統計を取る習慣が始まったのはここから半年後になった。つまり、半年間、この部分での成長が遅れたとも言えるわけです。取ってみないと分からない、統計を取る重要性。それは、統計を取る前には絶対に分からないのです。

・SBI証券の信用口座に申し込んだ!資金も150万円出来たし、信用口座についても十分に勉強したから、これでいつ電話が掛かってきても大丈夫。ただ、もしも電話審査で落ちたらどうしようかと、ちょっと不安も。

 

〇3月13日
・電話来ねえなあ……。と、夜にSBI証券を見てみたら、「信用口座開設のお知らせ」。は?電話審査も信用口座に関するテストみたいなのもないんか!まあ、何はともあれ、2012年の目標を無事に達成した。おめでとう!

 

〇3月14日
・シミュレーション時代、最後の決済、大和証券が+11.86%で決済となった。

※3月前半はシミュレーションだったが、トータルではほぼトントンのややマイナスとなった。

※これ以降は、シミュレーションではない、リアルな売買記録となります。

 

〇3月18日
・キプロスショックで日経平均下落。ソニーが初値で-2.39%LCとなった。

※注:レンジ抜け(抵抗線抜け)のエントリーであるが、前日5MAをずっと割ってないため警戒が必要。まあ、キプロスショックはしゃあない。
※なお、再エントリーしてたら、翌日に+6.81%上昇していたもよう(終値では微妙に節目上だったが、大陰線に怖気づいて再エントリー出来なかった)。

 

〇3月22日
・オリコが初値で-4.34%LC。

※これは痛い。
※注:これ、エントリー時の終値が+25%超えてるわけで……。
※注:しかし、こういうエントリーも含めて、ミスっていきなり0にはならないんだなと。間違いに気付いたり、とある知識を得たからといって、その時点からいきなりミスが0にはならない。そうじゃなくて、徐々に減っていくものなんだなと。これは今回記録を見直してみたことで改めて分かった衝撃的な発見の一つです。

 

〇3月29日
・関西電力が+15.85%の保有。

※注:下降トレンド抜け。振り落とされなかったのはツイてた。

 

・ソフトバンクが+9.18%の保有。

※注:レンジ抜け。問題なし。取れてるトレードにはちゃんと理由があるなと思います。

~~

・2013年3月の(信用口座開設後の)収支は-4.77%となった。が、関電とソフトバンクの含み益を含めたらプラスであった。

※注:この時期のテクニカル分析について一つ言いたいのは、チャート右上のレンジ抜け/三角持ち合い抜け/抵抗線抜けなどが、なぜ順張り買いサインになるのか?ということが理解されてないなと。形だけで入ってる。なぜに、新高値を付けるようなチャートが順張りサインになるのかというと、抵抗ラインが少ないからなんですね。新高値を付けていくと、損切りスルーしてしまった人達のやれやれ売りが入ってこないため、その分抵抗がなく上がりやすくなるという仮説が立てられます。これが、チャートの途中(見えてるチャート内の高値~安値の間)になると、利食い売りだけじゃなくてやれやれ売りも入ってくるために、取れる値幅が限定されてきてしまいます。だから、抵抗ラインが少なくなると思われる右上のレンジ抜けで入るわけです。更に言うと、値幅が十分に取れるんだったら、別に右上のチャートサインで買わなくてもいいんです。でも、順張りのサインについて初心者に説明するとなると、結果的に、(抵抗ラインが少なくなる)右上のレンジ抜け・抵抗線抜けで買ってくださいとしか言いようがないんですね。なぜ、そこで買うのか?という説明は、経験を積まないことには説明しても分からないと思うんで。でもそれは、抵抗ラインがなくなる場所が、新高値を付けていく場所に限定されてしまうからなんであって、新高値を付けるサインが魔法のサインだからではないんですね。チャート分析の基本は群衆心理の分析なのです。

 

 

信用口座について

このときは、(信用口座を開くのは難しいという思い込みがあったため)信用口座が開きやすくかつ手数料が比較的安いという理由から、SBI証券の信用口座を開きました。

信用口座選びでポイントになるのは、次の2点です。
(1)信用手数料、信用金利・貸株料が安いこと。
(2)注文ツールが整っていること(逆指値注文が出来ないのは論外。OCO注文が出来てほしい)。

この2点からお薦めする信用口座は、ライブスター証券です。信用手数料はほぼ最安値であり、注文ツールであるlivestar RではOCO注文を始めとした様々な機能に対応してるからです。特に、注文と同時にOCO注文を設定出来るif-do注文は、デイトレでは必須の機能です。

ただ、SBI証券では、HYPER空売りという、一般信用取引で貸借銘柄ではない銘柄を空売りすることが出来ます(ただし、銘柄毎に異なる手数料が追加で掛かる)。

以上から、当サイトでは、ライブスター証券とSBI証券の信用口座を開いておき(ライブスター証券を主とし、SBI証券は新興銘柄の空売り専用とする)、チャートソフトはマネックス証券のマーケットライダープレミアムを使うことを推奨します(2017年4月現在)。

あと、ネット銀行についても書いておきますね。ネット銀行を一つでも開設しておくと、非常に便利なんで。

私がお薦めするネット銀行は、住信SBIネット銀行です。

他のネット銀行に振り込む際の振り込み口座にも使えますし、何より大きいのは、(引き出し無料回数はランクによりますが)セブンイレブンのATMで無料で引き出せることです。

つまり、ゆうちょ銀行と住信SBI銀行の口座があれば、日本中どこに住んでいようが対応出来ます。
ゆうちょ銀行は普通口座(総合口座)に加えて、ダイレクト口座を開いておくこともお薦めします。

あと、住信SBI銀行の口座とSBI証券の口座は、「SBIハイブリット預金」というサービスで連携させておくといいです。
※口座を連携させることによって、SBI証券で使っていない取引用資金が、住信SBI銀行の金利を受けられるようになります。ただ、これは計算式がどうなってるのかは分からないですが、何回か謎の追証が発生したことがあります。住信SBIのハイブリット預金の残高を0円にしてたら発生したので、住信SBIの残高に1000円弱は残しておくことを推奨します。

あと、これら証券・銀行の残高をまとめて管理しておくスマホアプリとして、「Money forward」が超お薦めです。

 

 

書評:「投資苑2」

投資苑」の続編となります。

口座の選び方やトレード記録の付け方といった基本的なことから、テクニカル分析、資金管理、メンタルまで、体系的に書かれている本です。トレードについて一から体系的に書かれている本としては、この本を推しします。

個人的には、機関投資家と個人投資家の違いについて書かれた部分がとても参考になりました。

あと、デイトレの難しさについても何度も書かれています。日足のスイングで利益を出せないのに、デイトレで利益を出すのは無理です。これを知らずに、無謀にもデイトレから始めてしまう人がどれだけいることか……。

エルダー博士の本を3冊レビューしてきましたが、どの本でも共通して言ってることは「記録を付けなさい。記録を付けて復習しないことには成長はない」ということです。

 

2013年4月

※2013年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇4月2日
・関西電力+10.48%で決済。

 

・ソフトバンク+5.53%決済。

※注:いずれもやや利食いが遅かったが、ナイストレードに変わりなし。

 

〇4月4日
・日銀が異次元金融緩和を発表。日経平均は大暴騰した。
※マーケットから「(トレーダーになりたければ)命を賭けてかかってこい!」と言われたような気がした。

・東電が-1.59%決済も、終値で再エントリー。

※注:前日は終値+24.20%。これはさすがに……。ここまで来ると、利食いの売りが入ってくる。再エントリーはナイスというか、一旦待ってからエントリーだけで十分だった。

 

〇4月5日
・日経平均が異次元緩和を受けて更に暴騰した。

・東電は一時+11.94%まで上昇するも、ブレイクイーブンとなった。

※注:勿体ねえ……。アベノミクス相場で上手くいってしまったがために、利益確定ラインで利食いするという概念がなく(その意味すら分かっていない)、トレイリングストップ保有しか頭にないのが理由。

 

〇4月8日
・日経平均が更に上昇し、ソフトバンク+5.30%、三菱UFJ+10.72%、東京機械+26.00%の保有(画像は省略)。

 

〇4月10日
・ソフトバンク+3.31%決済(画像は省略)。

・東京機械+18.50%で決済。

※高値切り下げ+出来高急減となったため決済した。
※注:ナイストレード。利食いが遅い……というのは結果論であって、利食い目標を設定してたら、ここまで持ってられないわけで。

 

〇4月15日
・三菱UFJ+14.70%、野村HD+17.49%、関西電力+41.86%保有(画像は省略)。

 

〇4月16日
・三菱UFJ+10.03%決済。

※注:メガバンクがここまで順行するという……。経験不足であるため、この異常事態に気付いていない。上値抵抗線抜けで入ってここまで持ってたのは悪くはない。

 

・関西電力+30.05%決済。

※注:これ、エントリーは「上昇トレンドで抵抗線を抜いたから」というものだが、そこまで良いわけではない。運良く爆発していったに過ぎない。ただ、30%以上取れてるわけで、ボラのある銘柄に入ったことがナイス。

 

〇4月17日
・野村HD+14.47%決済。

※注:特に問題はないかと。ナイストレード。

 

〇4月18日
・グリーを買った。

※エントリーの根拠は、「出来高急増の売買代金326億円でレンジ高値を抜けたため買い」。
※注:思いっきり、支持線が転換した抵抗線が見えてるやないか!ここまで問題ないエントリーでしっかり取ってきたのになあ……。
※結果は-1.10%LC。
※注:LCになってて良かった。こういうので下手に取ってしまうと、駄目な学習をしてしまう。

~~

・後半はLCが続いたが、4月の収支は31の8、勝率25.80%、月率+19.29%。
※注:この時点のレベルで+19.29%取れるんだから、アベノミクス相場は凄い。1ユニットを総資金の25~33%と控えめにしていたため、1ユニットを総資金の50%にしていたら+30%近く行っていた。果たして、アベノミクス相場が終わったらどうなるのか……。
※注:全部10%で利食いしてたらどうなったのかを検証しておいて欲しかったなあと。ちなみに、この時点ではまだExcelを使って収支統計を出してません。紙に書き出して行っています。
※注:ただ、何もかも全ては、色んなことを経験してきたからこそ言えるんです。だから、結局はオールオーケーなのです。マーケットは人間が作った究極のゲームです。マリオメーカーで作ったどんなステージよりも難しい、究極の死にゲーでもあります。死んで学習していくしかないんです。

 

自己責任

いつ死んだとしても「最高の人生だった!楽しかった!」と言えるように、やりたいことは全部やろうということで、2013年には、私の人生に関係があった思い出の場所に毎週毎週出掛けました。人は死ぬ間際になると、思い出の場所に行くようになるらしい。だったら、もう行ってしまおうと思い立ったのです。

いつ死んだとしても「最高の人生だった」と言えるように、やりたいことは全部やること」と「感謝の気持ちを形にすること」の2つは、トレーダーになっていく過程で、私のライフスタイルになりました。今回、トレード記録をこうして書いてみようと思ったのも、トレードの神様に対する感謝の気持ちを形にするためです。

ただ、「いつ死んだとしても……」と口では簡単に言えますが、この思考を身に付けて実践するのは、そう簡単なことではないと思います。心のどこかで「いつか出来る」と思っていて、今やりたいことを先送りしてしまう人がどれだけ多いことか……。本当に、「いつ死んだとしても……」と思っていたら、そんなことが出来るはずないんです。

私がこの思考に至ったのは、日本で道を外れてしまうと、どれだけ探しても安定・安全は得られないということに何度も何度も直面したことで、この思考にならざるを得なかったからなんですね。自分にはもう安定・安全は用意されてないんだと諦めたことで、結果的に、この思考にならざるを得なかったのです。

で、この思考になった結果、自分の死が不幸だとは思わなくなるとともに、他人の死も不幸だとは思わなくなりました。人生とはいつ終わったとしてもおかしくないし、別にそれは不幸ではないという人生観に変わった(変わらざるを得なかった)からです。人間一人一人に個性があるように、死というイベントすらも人間一人一人の人生の個性でしかないと。だから、他人の死に対しても「可哀想」という気持ちが全く出てきません。どのような終わり方をした人に対しても、「良い人生だったね」としか思わなくなってしまいました。

更に言うと、自己責任型の思考に変わったと言いますかね。

私は、コンテンツを楽しめないのは、コンテンツのクオリティーに問題があるんじゃなくて、自分自身に問題があるからだと思っています。仮にコンテンツに問題があったとしても、そのコンテンツを選んだ自分の責任である。つまり、人生を楽しめないのは、全て自分の責任であると。
※コンテンツに関しては、トレードを始める前からこの思考でした。自分史の検証の結果、これ以外の結論はなかったからです。それと、音楽にせよゲームにせよ、ネット上でオワコンと言われていたのに、自分の人生では全く違っていて「世間は一体何言ってるんだ?」という体験をしていたのも大きいです。最近でも、FF15が叩かれまくってるのは???です。貴様等の人生がつまらねえからって、FFに八つ当たりしてるんじゃねえぞ!と言いたくなります。

トレードで結果が出ない時期はマジで辛いです。先も見えないし、この先どうなるんだろうという不安がつきまといます。

でも、それは自分で選んだ道なんです。誰が悪いとか社会が悪いとか、それは違う。全て、自分の責任。そりゃあ、もどかしい部分ありますがね。いくら「いつ死んだとしても~」と思っていても、安定・安全を持ってる人が羨ましくなることもあります。でも、自分で選んだ道である以上、どういう結果になろうと、自分の人生として受け入れる以外にないんです。

この道を選んだことで体験出来なくなることも、この道を選んだお陰で体験出来ることもたくさんあります。社会的には、この道を選んだことで体験出来ないことがあって可哀想・不幸だと思われるかもしれない。それでも、私はこの道を非常に高く評価しています。この道を選んで体験してきたことが、余りにも素晴らしかった、楽しかった、最高の思い出になった。だから、過去に後悔は何一つないです。

自分の人生、全てに責任を取る。全て自分が選んだ道。仕事も趣味も恋愛も、死ぬことですらも自分で選んだ道。

成功するための努力は最大限にするけど、それでも駄目ならしゃあない。「ま、そういう運命だ、しゃあないね。よくやったね、自分は。楽しかったぜ、ありがとう!」って、人生の最後に言うだけのこと。世間的にはバッドエンドに思われたとしても、自分の人生が楽しかったかどうかを決められるのはこの世界で自分だけです。

~追記~

別に、誰が悪いとか社会が悪いとか責任転嫁してもいいかもしれないですよ。でも、それをやってしまうと、楽しいことの上限を他者に委ねることになってしまいます。その姿勢では、限界突破して突き抜けるような人生体験ってのは、絶対出来ない。なぜなら、その姿勢からは、主体的に楽しもうとする改善の余地が生まれないからです。

例えば、ライブに行ったけどそれほど楽しくありませんでした。誰の責任か?そのイベントを選択した自分の責任でしょうが。アーティストの選択は問題なかったのか?アルバムをちゃんと聴き込んだのか?ちゃんとやったんだけど、セトリが悪かった。そりゃあ、運だなと。そういうこともあるわなと。だったら、また次行けばいいだけの話です。これを自分じゃなくて、そのアーティストの責任にしてしまうと、称賛することが目的で楽しむことが二の次の信者になるか、すぐ離れる一時的なファンにしかならないんですよ。

コンテンツに限らず、楽しめないのは全部自分の責任って姿勢でいないと、改善の余地がなくなってしまいます。楽しめないのを他者や環境の所為にしてしまうと、楽しむ自由が奪われてしまうんです。

本当の意味で自己責任を取ると、リターンの上限が突破されます。

だって、もしも就職出来ないのは社会が悪いからだと社会に全ての責任を押し付けてたら、9時から15時30分まで作業するだけで同年代の何倍もの収入や自由が得られるスキルを社会が与えてくれたんですかね?もしも奇跡的に社会が最大限報いてくれたとしても、精々、生活保護レベルの待遇だったと思うんですよ。

 

 

書評:「道は開ける」

世界的なベストセラーにもなった、悩みについて書かれた本です。

私がこの本と出会ったのは大学3年生のときですが、一番最初の章に書かれている「今日、一日の区切りで生きよ」という思考・生き方は、トレーダーになってから益々その重要性を実感しています。

恐怖や不安は連鎖するものです。例えば、不安な感情を持ったまま、暇潰しにネットをやると、バイアスが働いて、不安な情報が益々目に入ってきます。そして、その不安を解消するような情報を求めると、また更に不安になる情報が目に入ってくる……。

人間の脳には、空白を埋めようとする機能があります。その空白には、恐怖や不安、嫉妬や羨望などの負の感情が入ってきやすい。特に、暇でいるときにこの機能はよく働くようです。

だから、恐怖や不安でどうしようもなくなったら、仕事でも趣味でもいいから、人生の豊かさに繋がる何か建設的な作業に打ち込むことであると。

貴重な時間を悩んで浪費するんだったら、1ティックでも多くの思い出を作ることに使った方がマシです。今日が人生最後の日だったら、何もしないで悩んで過ごすのか?と。

とまあ、偉そうなことを書いている私も、そうは頭で思ってはいても、スマホで暇潰ししてしまうんですがね。

 

2013年5月

※2013年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○5月7日
・東証一部銘柄が沈黙していたこともあり、今まで封印していた新興銘柄の封印を解いた。

 

○5月8日
・ナノキャリア、一時はストップ高まで順行するも、-1.42%LCに。

※注:勿体ねえ!10%で利食いしとけばいいんだが、アベノミクス相場でMFEの感覚がおかしくなっている。

 

○5月13日
・ソフトバンク+12.50%で決済。

※他の銘柄を買うために決済。

・野村HD+14.60%、アイフル+20.98%、シャープ+19.62%、マツダ+2.52%保有(画像は省略)。
※注:ちょっとおかしいわ、この相場……。相場がおかしかったから、必然的に抵抗ラインのない右上のレンジ抜け/三角持ち合い抜けへのエントリーが増えて、結果的に取れていたって感じ。とにかく運が良かったとしか言いようがないです。

 

○5月15日
・野村HD+13.37%で決済。

※注:三角持ち合い抜けで入って、ナイストレード。問題なし。

 

・アイフル、決算が悪くストップ安まで下落。寄り付きで+4.91%決済となった。

※注:勿体ない。前日終値時点で+16.61%あった利益を10%以上減らしてしまった。こんだけ利益が出ていたら、決算前に決済した方がいい。まあ、その概念すらなかったわけです。それはなぜか?決算で暴落するということが未体験だったからです。更に、アベノミクス相場でMFEの感覚がおかしくなっているため、「決算の日付を調べておくことも重要だと思うが、仮に昨日の時点で決算だと分かっていても保有だったと思われる」と書いております。

 

・シャープを+18.67%決済。

※注:これはナイス利食い(前日にトレイリングストップを安値割れに設定して掛かった)。ただこれも決算が悪く、前日+25.53%の利益をここまで減らしてしまったわけですが。

 

○5月22日
・三菱重工+6.08%、シャープ+8.87%、JFEHD+8.47%、日立造船+3.88%保有(画像は省略)。

・そして……。

 

○2013年5月23日

・この半年間平和だった東証に超大型陰線が出現し、1日-1143円の大暴落となった。

~~

・三菱重工+4.10%決済、JFEHD+5.37%(画像省略)。
※注:これどっちもナイス利食い。+5%前後を2つ取れてるんだから十分。

・シャープは-0.18%決済。一時-10%まで行ったが、この日1日でブレイクイーブンポイントまで落ちた。

※注:だから、10%で決済しとけと……。

~~

・日経平均大暴落。「そうだ、空売りだ!」と、特に下げていた金融・不動産系の銘柄を終値で空売りした。ただ、ケネディクスはストップ安張り付きで空売り出来なかった。
※注:大暴落を体験してないと、こうなるわけですな。こういうときはどうなるか分からないから、何もしないのがベターなんですが。ちなみに、この体験以降、大暴落でこのような飛びつき空売りをすることは一切なくなりました。ケネディクスがストップ安で空売りできなかったのは、とにかくツイてたとしか言いようがないです。

・引け後、夜にかけて、CMEを見て、「ダウは全く下げてないんだが……。日経先物は……」。

 

○5月24日
・日経平均はこの日も1000円以上大乱高下したが、始値は大きく上げて寄り付いた。

・三菱UFJ-2.99%LC。

 

・SBI-5.35%LC。

※注:どちらも飛びつきエントリーですが、絶対に必要な体験です。こういうときは見送る・何もしないに限ります。

 

・空売りで大幅LCを喰らったとはいえ、今月の利益はまだ相当残っていたため、このことでそこまで大きな心理的ダメージはなかった。それよりも、「アベノミクス相場に過適合してしまったんじゃないのか!?」「もう、今まで通りのスイングトレードでは利益を出せなくなってしまったんじゃないのか?」と、滅茶苦茶不安になった。この日(金曜日)を含めた週末3日間は、今までで一番トレードについて考えた。

 

○5月28日
・ブロードメディアが寄り付きで-7.78%LC。

※注:新興銘柄に初心者は手を出すべきじゃなーい!東証一部銘柄と同じ感覚で終値で入っても、ボラで振り落とされるだけ。こういうのも痛みからしか学べないのです。

~~

・後半はLCラッシュとなったものの、月率では+5%以上の利益となった。
※注:見直してみると、大暴落以降は本当に馬鹿なことしかやってないって感じです。でも、全部必要な体験なんですね。圧倒的経験不足なんだから、経験するしかないのです。
※注:このときの良かった点を挙げるとしたら、資金管理をしっかりと行っていたことでしょう。もしも、利益が積み上がるたびに資金量を指数関数的に増やしていて、大暴落時に全力で空売りをしてたら……。もしくは、全力でナンピンしてたら……。経験を積むこと、生き残ることが第一なのです。「もし全力で買っていたら……」とか、そんなの結果論ではいくらでも言えますからね。その逆の展開になってたら、どうするんですか?と。

 

経済学とトレード

後で後悔しないためにも、出来ることは全てやっておこうということで、この時期にはトレード本を読むのを一旦中断して、経済学の勉強をしていました。勉強に使ったのは、書評の所でも紹介しますが、「クルーグマン経済学」という本です。

結論から言うと、経済学の知識はあってもなくてもトレードスキルには何の影響もないです。

ただ、経済学を学ぶことによって、市場論理を理解しやすくなる点は利点かなと思います。経済学を1~2ヶ月集中して勉強することによって、需要供給曲線のモデルが何となく頭の中に構築されてきます。

このモデルが頭の中に出来ていないと、市場論理というものを中々理解出来ないと思うんですね。頭の中に需要供給曲線のモデルが出来てない人には、どう説明しても市場論理を理解してもらうことはまず不可能です。

個人的に、経済学を勉強して一番思ったのは、転売屋って滅茶苦茶社会貢献してるじゃないか!ということです。ネット上でチケット転売屋は滅茶苦茶叩かれてるけど、これは結局、チケットの販売価格が市場価格より安いから、サヤ取りしようとする転売屋が現れてるんであって、チケット価格を上げない販売元が悪いんじゃないかと。

あと、経済学では合理的な消費者を想定していますが、実際のマーケットでは、そんなものは幻想でしかないことが分かります。それはなぜかというと、感情が入るからです。恐怖や不安、欲望といった感情は市場の歪みを生みます。そして、市場の歪みから利益を出そうとする人種こそが、そうトレーダーです。

ただ、市場の歪みというのは経済学的には例外処理なので、本の隅っこの方に小さく書かれてるだけです。

市場の歪みとは、需要供給曲線上ではどういうことを指しているのか?
なぜ、市場の歪みから利益が生まれるのか?

経済学を学んで、市場論理のモデルが脳内に出来てくると、「これは経済学的にはこういうことなのね、なるほど……」と理解出来るようになってきます。

トレードスキルとは関係ないですが、マーケット理解の一環として、経済学を勉強しておくのはおすすめです。

特に、需要供給曲線と市場の歪み、消費者余剰と供給者余剰、比較優位と絶対優位の3つは知っておくと役に立ちます。

 

 

書評:「クルーグマン経済学」

 

 

 

 

 

 

ノーベル経済学賞受賞者でもあるクルーグマン博士が大学生向けに書いた経済学の本です。ミクロ経済学とマクロ経済学の2冊ありますが、両方お勧めします。

勉強の仕方としては、章内の文章を一通り読み、理解度チェックなどで理解していく(いきなり全部理解しなくて良い)→章末問題を全て解く(ここで理解する)。

章末問題は難しくなく、解答は付いてないですが、分からなかったら、その章の文章を読みながら解けば、絶対に解けます。全ての章末問題の答えを書いておくためのノートを5冊ほど用意しておくことを推奨します。

経済学は、恐らく読むだけでは理解出来ないと思います。だから、手を動かさずに経済学を勉強したい人にはおすすめしません。本を読みながらでいいから、章末問題を自分の手でグラフを書いたり計算することによって、経済学の概要が理解出来てきます。

本当に、市場原理や市場論理は、文章を読むだけでは理解出来ないですからね。具体的に、グラフではどういうことが起きているのか?どういう計算なのか?というのを、自分の手でノートに書いてみないことには、分からないのです。

 

2013年6月

※2013年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇6月4日
・野村HD+3.42%。

※注:利食いが遅い。一時は+10.90%まで行っていた。

 

・MDNT-2.74%LC。

※注:一時は+9%まで行っていた。勿体ない。あと、これは余談ですが、この銘柄、読み方はもちろん「マダンテ」ですよね?
※注:更に追記しておくと、この時期に新興銘柄の終値エントリーでことごとく大幅LCになったことで、無意識的なトラウマが生じたと思われる。そのため、「新興銘柄は終値でエントリーすべきではない」という強固な信念が無意識の内に形成されてしまった。これは不合理的なトラウマ。例えば、ルールを破ったことでの痛手は、「ルールは破るべきではない」という合理的なトラウマ(信念)として機能する。しかし、合理的な行動をとった場合にもトラウマ(信念)が出来ることがある。スキルがなかったことで(この時点では飛び付きエントリーしてしまうこと、利食いスキルの欠如)、このような勘違いによる不合理的なトラウマ(信念)が形成されてしまう場合がある。更に詳しくは「ゾーン」を参照してください。

・野村の空売りに、MDNTの買いに、両方でナイス銘柄選びであったのだが、利食いのスキルがないために……。

 

〇6月7日
・ケネディクス-2.20%LC。

※注:一時+7.03%まで順行したのだが……。勿体ない。アベノミクス相場のMFEの感覚が抜けきらないためだろうなあ。あと、これは、三角持ち合い割れでのエントリーで、順張りの感覚で入っている。しかしこれは、逆張り。単なる言葉遊びにしかならないため、順張り・逆張りの定義なんてものはどうだっていいんですが。順張りというのは抵抗ラインがないチャートの右上や右下で入ってどこまでも利益を積んでいくもの、逆張りというのは抵抗ラインが見えており一時的な逆行を取るものとすると。これは抵抗ラインが見えており、左下の安値まではどう考えても落ちないわけです。つまり、逆張りです。順張りの場合はトレイリングストップで思考停止しながら持ってるのが通用したけど、逆張りの場合は利益確定ラインを設定しないとこういうことになるわけです。こういうサインしかないため、こういうエントリーばっかりです。エントリー自体は問題ないんだけど、アベノミクス相場の時の順張りと同じ感覚で入ってる(保有してる)のが問題。

 

・ドワンゴ+11.30%決済。

※注:素晴らしい。ナイストレード。これこそが、この時の相場で最もベターなトレード。ちなみに、利食いした理由は、1日で+10%以上の利益となり、徐々に目減りしていったことで10%以上確保しなければいかん!と恐くなったため。

 

○6月10日
・日経平均暴騰で、マツダ-6.17%LC、JFEHD-4.40%LCとなった。

※注:これは痛いですな。でも、これ自体はそこまで悪いエントリーではない(順張り意識でやってるのが問題)。何が問題だったかというと、日経平均がトップから3000円前後落ちていて、それが売られ過ぎであるという意識がなかったこと。ただ、このときは全く気を留めておらず、「日経平均が微妙なラインにあるとき(三角持ち合い抜け直前など)にアメリカ雇用統計などの重要イベントが控えていたら、様子見すること」という教訓に。「日経平均が3000円前後落ちてたらそろそろ大反発がくるかも」ってことは、後に日経平均大暴落時の逆張りシステムを検証していたら気付いた。順張りシステムだけだと、気付きにくい。ここは買い。それも、絶好の買い時だった。
※注:この後は、買いでLCラッシュとなった。踏んだり蹴ったり。

 

○6月19日
・関西電力+6.21%決済。

※エントリー理由は、上値抵抗線抜けの再エントリー。
※注:これはナイス。そして、これはまさに逆張り(順張りのつもりで入ってるが)。直近安値からも既に+30%前後上げており、直近高値を超えていく可能性は相当低いと思われる(直近高値を超えていくということは、ボトム圏で買ったトレーダーの利食い売りを吸収し、直近高値圏で買って損切りスルーしてしまったトレーダーの売りを吸収するほどの買いが入る必要がある)。だから、アベノミクス相場で通用したトレイリングストップ保有はまず通用しない。早めに利食いしたのはナイス。

 

・苦し紛れにデイトレもどきをしようとするも、出来るはずもなくすぐに撤退した。

~~

・勝率14.58%の、月率-9%となった。これはちょっと……ということで、7月はシミュレーションで行くことになった。
※注:(Excelで検証してなかったため)トータルマイナスになったのは地合いが悪かったからだと思っていたが、もしも全部3%で利食いしてたら、月率+6%以上になっていたという衝撃的な事実を知るのは、これから2年後となる。そう、この地合いでも、ボラのある銘柄に入って損小利大をやってれば、全然余裕で利益が出せたのである。実際、銘柄選び・エントリーは悪くない。

 

孤独とトレーダー

個人トレーダーは、孤独であると言われます。

ただ、個人的な意見を言わせてもらうと、それの一体何が問題なんだろうか?

私にとってトレーダーが魅力的だったのは、自分の世界に持ち込んで出来る仕事だからというのがあります。

トレーダーは全て自分で決断し、改善点も全て自分で見つけ出し、資金管理なども自分で律する必要があります。トレーダーの割合を考えると、相談相手も基本いません。モチベーションも夢も希望も目標も、その全てを自分で問題設定して、問題解決する必要があります。

そう考えてみると、孤独耐性がなく、一人の時間を楽しめない人にとっては、この道は地獄かもしれないですね。

一人の時間や自分の世界を楽しめることは、なぜか社会的にはあまり良しとはされてませんが、人生を楽しむうえで役に立つスキルの一つです。

他人と会話するように自分と会話することを、一人ブレーンストーミングと言います。ちなみに、創作活動をしている人間にとっては、この習慣は絶対に必要です。

そしてこれは、自分の内面との戦いであるトレーダーにとっても、役に立つスキルです。

特に、その日のトレードの復習をするときに非常に役に立ちます。

そのやり方の一例としては、今日のとあるトレードや銘柄やエントリーなどについて、「あれはどうだったよ?」と自分に対して話し掛けます。「こうこうだったな」と返答します。このように自分で1人2役以上の会話をすることによって、新たな疑問点なども生まれていき、復習効果は絶大なものとなっていくわけです。

このような自分との会話(独り言)を楽しんで行うことは一種のスキルなんですね。スキルだから身に付けることが出来るわけです。

よく、孤独耐性というと、孤独に耐えられる力と勘違いされてると思うんですが、そうじゃなくて、一人でも楽しめるスキルを持ってるかどうかなのです。

 

 

書評:「トレーダーの精神分析」

性格の話をしたということで、この本を紹介します。トレーダーがプロのレベルに至るまでの学習について書かれた本です。

この本は「ゾーン」や「タートル流」などと比べると、ややマイナーな印象がありますが、絶対に読まなければいけないトレード本です。

どのような分野であれ、プロになるためには相当の訓練が必要です。しかし、トレーダーになるために訓練が必要だとはあまり認知されていません。

ただ、訓練は楽しくなければ続きません。そのため、自分の性格やライフスタイルに合った、自分の強みを最大限に活かせるトレードスタイルにおいて訓練を継続していくことが重要です。

私の場合、ゲームや自分史などで培ってきた特性が、まさにそのままトレードに生かされてきたと思います。

記録を取りながら改善していくというのは、ポケモン・パワポケでは当たり前の習慣だったし、一人の時間を楽しめるという性格は継続的に学習していくのに役に立ちました。
※これらの特性がトレーダーになるために絶対必要だということではありません。自分の強みを活かせるかどうかということです。ただ、どのような場合においても、記録を取って意図的な学習に生かすことと、それを長期間継続することは絶対に必要となります。逆に言えば、記録を取って継続することが楽しいトレードスタイルこそが、自分の強みを活かせる分野であるとも言えるんじゃないでしょうか?

 

2013年7月

※2013年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
※2013年7月の1ヶ月はシミュレーションのつもり売買。

○7月2日
・東電をレンジ抜けで買い、+5.59%の利益のまま保有。

※注:これはナイスデイトレ。ただ一つ、これは順張りの三角持ち合い抜けで仕掛けているんだが、これは逆張りの三角持ち合い抜け。反発したとしても、5MAで持っていられるのは700円程度まで。

 

○7月3日
・東電は寄り付きで大幅下落となり、+2.54%決済となった。

※注:保有したこと自体に問題はない。ただ、アベノミクス相場全盛時とは違い、中々爆発はしていかない。株価というのは、このチャートパターンになったらこうなるというような物理法則に従って動くのではなく、人間が感情で動かしているものなのです。

 

○7月5日
・三菱UFJ+2.06%決済、ソニー+2.71%決済。

※注:これは中々動かないということで決済したが、テクニカル的に考えるとナイス利食い。日足で見ると、直近高値から半値戻し以上がほぼ完了した場所で入っているため、ここからどうなるのかが分からないライン。日経平均が戻し調子に入ってくれていたお陰で利食いになったという感じ。

 

・6月の結果を受けて、終値エントリーにやや懐疑的になったこともあり(?)、日足の終値ではなく5分足でブレイクした所で入ることが多くなった。しかし、結果はLCラッシュ。
※注:これは聖杯探しですな。5分足で入るのも終値で入るのも、メリット・デメリットがそれぞれにあるため、どちらが優れているというのはない(取れるエントリーも出てくるものの、損切りもそれだけ増える)。重要なのは、自分に合うルールを一つ決めて、それを一貫して継続すること、統計を取ること。ただ、自分のルールに懐疑的になって、他の方法を試してみるというのは、自分のルールを一貫するしかないと開き直るためには必要な体験なのだと思います。

 

・群栄化学をストップ高で買って、そのまま保有。何回も入り直した。

※注:日足のテクニカル的にも、直近高値抜けの順張り買い、問題なし。で、こういうエントリーは5分足で入ることでしか取れない(ストップ高だから終値では入れない)。ただ、だからといって、終値でのエントリーが5分足で入るエントリーと比べて劣っているということではないのです。

 

・UNITEDを同様にして買った。

○7月8日
・群栄化学+11.89%、UNITED+16.88%保有(画像は省略)。

 

○7月9日
・群栄化学+6.43%決済。

※注:利食いの是非はともかく、取れてる銘柄にはちゃんとした共通点がある。それは、ボラがあること。

 

・UNITEDは+7.35%決済。

※注:寄り付きで-10%利益を減らしているが、日足のどういう所でトレードしているのか?を考えたら驚くようなことではない。そして、こういう銘柄は、既に売り圧力パンパンであっても、どこまで行くのかは誰にも分からない。
※ちなみに、この終値再エントリーはLCになるも、その後は6000円も超えていった。

 

○7月16日
・野村HD+4.56%、東電+22.29%保有(画像は省略)。

 

○7月17日
・東電+17.03%で決済。

※注:終値エントリーからの保有。ボラのある銘柄に入ること、これに尽きる。

 

○7月24日
・アドウェイズ保有していたのが-6.03%LCになるも、デイトレで+13.15%。

※注:デイトレ+13%の根拠は前日高値抜け。ナイストレード。終値エントリーでもデイトレでもいいから、ボラのある銘柄に入ってさえいればいいのです。同じ1~2%のリスクを取るんだったら、精々5%までしか順行しない銘柄と、30%位まで爆発・暴落しそうな銘柄のどっちに入るのかと。

 

○7月29日
・日経平均暴落で、ケネディクス+9.50%、ソニー+3.56%、SBI+8.78%(画像省略)。

 

○7月30日
・ケネディクス+5.74%決済。

※注:レンジ割れの空売りで入っているが、これは順張りじゃなくて逆張り。だから、10%で利食いしておくのがベターだった(もちろん、この時期にはそんなことには気付いておりません!)。

~~

・利食いも多かったが損切りも多かったため、収支はややマイナスとなった(81トレード13利食い、勝率16.05%)。ただ、デイトレ部分のエントリーをなくしたらトータルプラスだったということで、デイトレ部分をなくして終値エントリーで行けばええんだなということで、シミュレーション期間は1ヶ月で終了となった。
※更に、この月から遂にExcelで収支を取るようになった!
※なお、全て3%利食いとしていれば、78トレード、勝率38.48%、月率+25.40%というとんでもない結果になっていたことを知るのは、これから約2年後のこととなる。

 

トレードとコミュ力

前回、私にとってトレーダーが魅力的だったのは、自分の世界に没頭出来る仕事であるというのも一因だったと書きました。実際、一人の時間を楽しめるスキルは大いに役に立ちました。

ただこれ、”人付き合いが好きじゃない性格の方がトレーダーに向いている・有利である”とは断じて一言も言ってないですからね。ここ、絶対に勘違いしないでおいてくださいね。

トレーダーになるというのはどういうことなのかというと、全ての仕事の中で最も習得するのが難しいスキルを習得するということです。

就活が上手くいかなかったから、人付き合いが好きじゃないから、その逃げ道としてトレーダーになるというような姿勢では、養分にしかなりません。

まあ確かに、トレーディングには日本社会で必要とされてるような協調性やコミュ力は必要ないです。ただ、それ以上に習得するのが圧倒的に難しいスキルが必要になります。

逆を言えば、トレーダーになれるんだったら、どんな職業にも就けるということです。どんな道も選べるけどトレーダーになりたいという人が、トレーダーになります。

トレーダーになるにはコミュ力は必要ない云々……ってのは、金融を軽視する風潮のある日本社会特有の思い込みだと思うんですね。

そもそも、「デイトレーダー」って聞いて、どういう人物像を思い浮かべます?

私の場合は正直に言うと、トレーダーになる前までは、デイトレーダーというのは、ちょっと引きこもり的なイメージがなかったかと言うと嘘になります。

とんでもないですよね。

トレーダーというのは、マーケットや心理学のスペシャリスト・専門家以外の何物でもなく、あらゆる職業の中で最も合理的に判断する人達です。常にプラス思考で明るく前向きで、私生活においても多くの規律を守って生活している。

ちょっと盛った部分もありますが、これがプロのトレーダーの実態です。

デイトレーダーに引きこもり・コミュ障的なイメージがあるのって、日本だけですからね。デイトレーダーって、日本ではあんまり良くないイメージがあるけど、欧米では普通に尊敬されているそうです。自分でリスクを取って投資するんだから、投資家以外の何物でもないと。

では、どうして日本では、デイトレーダーに対して何となく暗いイメージが付いてしまっているのか?これは、証券会社の陰謀の一つなんじゃないかと思います。

(社会的にはあまり良いイメージがない)引きこもりでもカネを稼げるよ的な社会的イメージを形成することによって、マーケットに養分を集めたいという思惑が働いているんじゃないかなと思うのです。もしも、プロのデイトレーダーの実態を明かしたら、誰も入って来なくなってしまうんで。

 

あと、私の場合は、”人付き合いが嫌い”ということじゃなくて”一人の時間が好きで好きでたまらない”んですよね。

それに、トレードで結果が出てなかったときも、普通に人生を謳歌してましたし。トレーダーとして成功しようがしまいが、「人生は楽しい」「いつ終わってもハッピーエンド」という結論が揺らいだことは一度もありません。

この時期(2013年7月)も未来が不安だったことは間違いないですが、それでも毎日笑顔で楽しんでました。2013年の思い出を語らせたら、楽しかったこともそうじゃなかったことも一日中話していられます。2013年をこの世界の誰よりも愛している自信があります。

だから、コミュ力の有無よりも圧倒的に大事なのは、前向きなプラス思考だと思います。

会社が嫌だからとか、人付き合いが好きじゃないからとか、そういう逃げの理由でトレーダーを目指すんだったら、今すぐに退場することをおすすめします。

トレーダーになるためなら何だってやってやる!!という強い意志をマーケットの神様に示せるかどうか。

 

 

書評:「思考は現実化する」

世界的ベストセラーとなった成功哲学に関する本です。原題は「THINK AND GROW RICH」。

大学3年のときに初めてこの本を読んだときの衝撃は忘れられません。私の人生観を大きくプラスに変えてくれた一冊でもあります。

トレード本の中で一番読むべき本としては「ゾーン」を推しますが、全ての本の中で読むべき本を挙げるとしたら、私は間違いなくこの本を推します。今までに、自己啓発書と呼ばれる本を200冊前後読んできましたが、この本以上はないです。

特に、逆境に対する考え方は必読です。

「逆境の中には、それがひどいものであればあるほど、その中に逆境のひどさに見合った、強力な幸せの種子が隠れているのです。不幸を幸運に変える、つまり、逆境であればあるほど、貴重な体験を重ねることができるのです」

「大きな成功というものは人々が敗北感に屈してしばらく経ったときにやってくるものである。敗北とは本当にいじわるなもので、皮肉なペテン師のようなものである。そしてこのペテン師は成功の一歩手前で人々を挫折させることを、何よりも喜びとしているのである」

「ときには何者かが陰に隠れていて、あらゆる種類の失敗を経験させることによって、忍耐力のテストをしているように思えるときすらある。だが、その失敗にもめげず、挑戦を続けている人たちだけが目標に到達するのだ。このとき、世界はこう叫ぶだろう。「おめでとう!あなたならきっとやり遂げると思っていた!」」

 

私も、どうにもならないような逆境に何度も何度も直面しました。「マーケットで利益を出す方法なんて存在しないんじゃないか?」とすら思ったこともあります。でも、そういう逆境がある度に、より深く考えるような精神的負荷が掛かります。事態を好転させるようなアイデアはいつも逆境がきっかけとなって生まれてきました。

 

2013年8月

※2013年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○8月2日
・シャープの空売り、決算で黒字転換を発表したことにより、寄り付きで-5.10%LC。

※注:人間は痛みからしか学習出来ない。テクニカル的にも、ここは……。レンジ割れのつもりなのだが、支持ラインが見えてるわけで。
※これ以後、エントリーする銘柄の決算発表時期について調べることになった。なお、決算の日時の調べ方は、Yahoo!ファイナンスの株式→決算スケジュール→銘柄コード入力でok。

 

・Dガレージは、一時+5.01%まで上昇するも、-0.45%TS(3%到達時点でTSをブレイクイーブンに設定して、4ティックずれて掛かった)。

※注:惜しい。銘柄選び、エントリー悪くない。

・東証一部以外の銘柄って、本当にエントリーすべきなのだろうか?ということで、これ以後東証一部以外の銘柄にはエントリーしないようになった。また、エントリーも終値で統一するように。
※注:これは、イメージによる非合理的な決定だった。ちゃんと統計を取って、MFEを見ていれば、東証一部銘柄よりも順行してることが分かるんだが……。

 

○8月13日
・ソフトバンク-3.00%LC、ケネディクス-3.38%LC。

※注:終値エントリーで統一したのは良い。しかし、レンジ割れ/レンジ抜けの定義を統一するのはまだまだ先のことになる。LCにはなったが、Dガレージこそがナイスエントリーだった。

 

○8月23日
・日経平均大幅反発で、空売り銘柄が軒並み大幅LCとなった。アイフル-3.07%、東電手数料負け、JFEHD-2.32%、マツダ-2.82%、関西電力-2.02%LC(アイフル・東電以外の画像は省略)。

※東電はあと1ティック耐えてれば、その後利益目標ラインまで達した(つまり、ジャスト高値でTSに掛かった)という不運も重なった。
※注:不運もあったかもしれないが、エントリーが良くない。東電はボラの賜物。

・こうして、4~5月の利益をほとんどを吹き飛ばした(原資はかろうじて保つ)。気分も良くなかったため、8月終わりの1週間は全て休養とした。

~~

・8月の収支は勝率0%の月率-8.71%。

・なお、トレードではあんまり良い気分ではなかったが、プライベートは絶好調で、2013年夏もまた最高の夏となった。
※注:日常生活や趣味が楽しいということは、モチベーションを保つためのこれ以上ない栄養剤となります。特に私の場合は、カネが掛からない趣味が山ほどあり、ネット上から何でも落とせる検索・ダウンロードのスキルがあることがどれだけでかかったか……。もしも、人生でやりたいこと・楽しいことがなかったら、絶対に続かなかったことでしょう。人生は今以上に良くならない。

 

インサイダー取引について

マーケットをよく知らない人がしている誤解の一つとして、インサイダー取引に対する誤解があると思います。インサイダー情報が手に入れば、誰でも簡単に利益を出せるものだと勘違いしていることが多いです。

でも、少なくとも私の場合は、インサイダー取引で利益を出すのは非常に難しいだろうなと思います。もし私にインサイダー情報が舞い込んできても、その情報をもとにトレードするのは恐くて出来ないです(捕まるリスクが完全に0だとしても)。

赤字決算予想が黒字に転換しそうだというような、明らかにカネになるようなニュースは数年に一回あるかどうかです。つまり、インサイダー情報の大半ってどうでもいいような情報ばっかりだと思うんですよね。株価を見てると分かりますが、ニュースで動くことってほとんどないです(あのニュースで動いたと後付けで説明されてることは山のようにありますが)。

だから、仮にインサイダー情報を貰ったとしても、マーケットに知られる前にその情報を手に入れたとしても、それでトータルで利益を出せる気が全くしないんですよね。

と言うか、そのインサイダー情報からした自分自身の判断が、マーケットの判断と一致しているという自信はどこから来るのだろうか?

例えば、あるインサイダー情報を手に入れたとして、上がると判断したとしましょう。でも、マーケットがそう判断するかどうかは分からないのです。コンセンサスより良い決算内容だったのに暴落するときも、コンセンサスより悪い決算内容だったのに暴騰するときもあります。

これは決算期に、引け後に発表される決算内容から翌日の株価が上がるのか下がるのかを50社程度予想してみて、その勝率を取ってみれば分かると思います。これは「もしも自分がインサイダー情報を手に入れていたら……」というシミュレーションです。これは今、即席で考えたシミュレーションなので私はやったことないですけど、勝率100%にはならないはずです。

インサイダー情報を手に入れたとしても、マーケットがどう判断するのかまでは分からない。インサイダー情報から企業の秘密情報は先に分かるかもしれないけど、その情報に対してマーケットがどう反応するのかは誰にも分からない。

だから、インサイダー情報を手に入れられる立場にありながらも、マーケットから退場していった人って少なくないんじゃないかと思うんですよね。高確率でカネになるであろうインサイダー情報にしても、ストップ高になると判断して大量に買い玉を仕込んでおいたのに、マーケットは失望してストップ安になったら、その1回のミスで全部終わりです。

と言うことで、インサイダー取引って、ほとんど旨味がないんじゃないかと思います。インサイダー取引から利益を得るにしても、予めどこで売るのか、どういう資金管理をするのかを徹底していないと、結局は利益を得ることは出来ないだろうなと。結局、トレードで利益を出すために必要なことと同じです。

つまり、「株で利益を出せないのは、インサイダー情報が手に入らないからだ!」と憤っている群衆は、仮にインサイダー情報を手に入れたとしても利益を出せるようにはならないわけですね。

 

 

書評:「まぐれ」

この本はトレーダーが書いた確率についての本です。人間の脳は確率を理解出来るようには出来ていないということが、繰り返し繰り返し説明されています。

マーケットでは、スキルがなくても運だけで稼ぐことが出来ます。しかし、スキルがなければ勝ち続けることは絶対に出来ません。勝ち続けるためには、トレードを確率ゲームだと認識して、確率統計思考を身に付ける必要があります。

確率統計思考はそう簡単に身に付くものではないですが、確率統計についての理解を深めるためにも、「たまたま」とともに読んでおくことを推奨します。トレーダーが書いた本なので、事例もマーケットに関するものが多く、読み物としても面白いです。

あと、この本では生存バイアスについても書かれているので、生存バイアスの話をしておきます。

アベノミクス相場のように、マーケットでは運だけで素人が大勝ちしてしまうときがあります。

このとき、群衆の間では何が起きているのか?なぜ素人がマーケットに大挙するのか?

まず、上昇相場になる前にたまたま株やFXをやっていた人が、たまたま大儲けしてしまいます。

しかし、株やFXで何百万何千万と儲けたら、会社の同僚や友達にどうしても言いたくなってしまいます。人間関係が壊れるリスクがあるわけで、カネの話は隠しておかないと駄目だと思ってはいても、どうしても言いたくなってしまいます。それが人間というものです。

そして遂に、会社の同僚や友達に、「アベノミクスで何千万儲けた!」と言ってしまいます。これで本人は満足ですね。めでたしめでたし。

……これ、聞かされた方は心中穏やかではないのです。

たとえ、株もFXも一生やらないと決めていたとしても、自分の周りで株やFXで儲けた人が徐々に増えてきて、ニュースでも「サラリーマンが何千万円儲けた」的な記事が出てきていたら、どういう感情になるか?

「自分だけ置いてかれてしまうんじゃないか!?」と、高まる不安・焦り……。そして、遂に耐えきれなくなり……。最悪の場合、2013年5月22日に買ってしまうわけですね。

アベノミクス相場のような狂乱相場では、この現象が日本中で起きてるわけです。これが買い圧力となって、どんどん相場を押し上げていきます。なんと素晴らしき同調圧力。その威力は、証券会社の営業トークとは比べものにならない。

でも、マーケットにはこの性質があるからこそ、何度も何度もチャンスが訪れるのです。

マーケットには運良く儲けた素人の存在は絶対に必要です。プロじゃ駄目なんです。素人じゃないと絶対駄目。もしも、マーケットがプロしか稼げない場だったら、誰も見向きしなくなり、とっくに衰退しています。運よく大金を儲ける素人が出現するからこそ、マーケットには何度も何度もチャンスが訪れるのです。

高確率で養分になるため、スキルのない素人は株やFXは一生やらない方がいいです。しかし、低確率ながらも大儲けする素人が必ず出現します。そして、この人達は、マーケットにとっては究極の広告塔になってくれるのです。

だから、偶然にもマーケットで大儲けした人達には「おめでとう!」と言いたい。ついでに、マーケットに対する感謝の気持ちを形にするためにも、マーケットの素晴らしさを更に多くの人に伝えてもらえませんかね?

 

2013年9月

※2013年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○9月4日
・エントリーする以外の銘柄について、サインが出た銘柄は全て統計を取るようにした。
※注:ようやく、ようやく……。トレーダーにとって最も重要な習慣です。統計を取る前には分からない、統計を取る重要性。
※統計の取り方については2013年1月参照。

 

○9月5月
・色々と考えていたら、あることを思い付いた。それは、分割建玉でトレードするといいんじゃないか?ということ。売買日記を見直してみると、1日目のロスカットが多い。だから、最初のエントリー時に投じる資金量をやや減らして、大体+3%位まで順行したら増し玉したら……。
※注:要するに一言で言うと、追撃の概念が出来たということです。そして、利益目標ラインを設定する重要性が遂に分かってきたんですね。しかし、このときの手法にはとんでもない欠点があった……。
※注:やっぱり、逆境は凄い。精神的負荷が掛かり、深く考えに考える必要性に迫られるため、統計を取るという新しい行動をする契機になったり、分割建玉法のような新しい解決策が閃いたり。「アイデアのつくり方」に書いてある、アイデアを生み出すための最も重要なプロセス(考えに考え尽くすこと)をせざるを得なくなるわけです。

 

○9月17日
・シャープ+3.03%の利食い。

※なお、増し玉は恐くて出来ず。結果的には正解だった。
※注:エントリー的にはうーむ……だが、結果的には利益になった。

 

○9月19日
・アイフル、増し玉するも、合計-1.71%LCに。

※注:この分割増玉法、3%で増し玉して10%で利食いというのが基本だったわけだが、3%増し玉後は損切りラインをエントリーポイントに移動する。つまり、エントリーポイントまで逆行したら、+3%利食いだったものが、-3%(最初の玉-0%、増し玉-3%より)になってしまう。これは折角利益が乗ったにも関わらず、精神的には辛いものがある。

 

○9月30日
・東電、平均+5.71%で利食い。

※大きく上げて寄り付いたため、増し玉はなし。最初の玉を2回に分けて利食いした。
※注:これは逆張りなんで、10%到達時点でラッキーだと利食いするのがベター。ただ、+5%以上取れたわけでナイストレード。

~~

・9月の収支は、10トレード4利食い、勝率40.00%、わずかにプラスとなった。

 

統計を取る利点

統計の取り方については、2013年1月の所で説明した通りなんですが、今日は統計を取ることによる利点を書いていきたいと思います。

(1)テクニカル分析のスキルが向上する

ある条件でエントリーしていたら?という統計を淡々と取ることによって、必然的にチャートを見る回数が増えてきます。

例えば、売買代金200位までの中から抽出して統計を取る場合は、毎日200銘柄のチャートを見る機会が生まれます。200銘柄を1年間に200日見るとなると、年間では40000のチャートを見ることになります。

更に、エントリー条件を満たす銘柄の抽出作業をすることで、エントリーの条件に使っているものがトレンドラインにせよ支持線・抵抗線にせよ移動平均線にせよ、そのテクニカル指標に精通することになります。トレイリングストップに移動平均線やオシレーターを使っていたら、やはりそのテクニカル指標に精通することになります。

テクニカル分析のスキルを上げたいのなら、ただ単に闇雲に多くのチャートを見るのではなく、統計を取る作業の一環としてチャートをたくさん見るようにすることを推奨します。

 

(2)一貫性が身に付く

損益は気にせずに淡々と統計を取り続けることで、一貫性のあるトレードを体験することが出来ます。

淡々と統計を取っていれば、損切りラインまでジャストで逆行するものもあれば、損切りラインまであと1ティックの所まで逆行したけど反発していったという事例も体験出来ます。これによって、最適な損切りラインなど存在しないということが理解出来ます。これを理解すると、損切りラインは何か一つのものに決めるしかないという結論に達します。
※余りにもLC幅を取り過ぎている場合は除く。順行したエントリーのMAE(最大逆行幅)を取ってみて、LCラインは大体の値に決めるしかない。

 

(3)売買ルールを作れる

淡々と統計を取り続けていると、その統計から分かってくることがあります。

例えば、50連続LCになった後は利食いが続きやすい場合が多いなとか、利食いが50銘柄に達したら、その後はとんでもないLCラッシュが来るからエントリーは控えた方が良い場合が多いなとか。
※重要なのは、”場合が多い”という傾向しか分からないことです。相場に絶対は絶対にあり得ません。そのため、どれだけ優位性のあるパターンを発見して、そこから売買ルールを作る場合でも、資金管理・損切りは絶対に必要になります。
※あと、発見したパターンは、必ず改めて自分の手で検証してください。人間の感覚はバイアスが掛かっていて当てになりません。統計から何らかの優位性のあるパターンを発見したと思ったら、絶対に統計を取って検証してください。人間の感覚は当てになりません。

 

(4)オリジナル指標が得られる

自分の手で取っている統計から、相場全体の指標を得られることがあります。

もちろん、この指標から売買ルールを作ることも可能です。

~~

統計を取る不利点は、1日30分~1時間程度の時間が掛かることだけです。それも慣れてくれば、半分位の時間で出来るようになってきます。

トレーダーにとって、淡々と統計を取る・記録を付ける作業は、スポーツ選手にとっての筋トレのようなものです。利点しかありません。

統計を取るのは、トレーダーとして成長するためには絶対必要不可欠な習慣なんで、毎日統計を取るようにしてください。

 

 

書評:「確率論的思考」

たまたま」「まぐれ」に続いて、確率統計思考について書かれたこの本を紹介します。

数学で扱う確率論と確率統計思考は異なるものであるという前書きから始まり、歴史や市場、生物といった題材を使って確率統計思考を分かりやすく説明されています。

ところで、株の相談をされたときに一番困るのは、その相手が確率統計思考(大数の法則)の概念すら知らない場合です。これはもうどうしようもないです。

「どの株が上がるのかは分からない。でも、トータルでは利益を出すことが出来る」ということを理解出来ない、理解してくれないために、不毛な時間を過ごすことになります。株の専門家でも、どの株が上がるのかなんて絶対分からないのに、絶対確実なアドバイスを求めてくるため……。「株なんてやるべきじゃないよ」と言うしかないです。

トレーダー以外で確率統計思考を身に付けている人種としては、ギャンブラーやナンパ師、オレオレ詐欺の詐欺師などが挙げられます。

かつて、私が確率統計思考の概念すらない人に「マーケットで強い人種としては、ナンパ師やギャンブラーなどが云々……」という話をしたときに、ナンパ師が強いのは「(声を掛ける)勇気があるからだね」という答えが返ってきたことがあります。

そうじゃないんですね。180度違います。

ナンパ師は、100人に声を掛ければ、その内5人位からは連絡先をゲット出来るという、トータルでプラスになればいいという確率統計思考に基づいた行動をしているんであって。目の前の1人1人に声を掛けることにフォーカスして、別に断られても、100人に声を掛ければトータルではいくつかの連絡先をゲットすることが出来る。これって、トレードで利益を出すために必要な思考と全く同じです。

 

人生は1回しか試行出来ないわけで、人生で選んだ道が確率何%で成功する道だったのかは絶対に分かりません。でも、もしも自分で選んだ道が仮に失敗に終わったとしても、「結果は失敗だったが、この道を選んだのは間違っていなかった。悪い判断ではなかった」と言いたいものです。

 

2013年10月

※2013年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇10月3日
・シャープを空売り。

※注:3陰線であるが、レンジ割れ。ボラもある。

 

〇10月4日
・シャープ-3.64%の下落。3%ラインで増し玉した。

 

〇10月7日
・シャープ-8.20%の下落、+10.03%で玉を半分決済した。

 

〇10月8日
・シャープ1ティック下落。+13.06%で残りの玉を全て決済した。

※注:増し玉後のトレイリングストップが取り過ぎだったこと以外、文句なし。ただ、通常玉だったら、この1トレードだけで月率+10%達成だったのだが、玉を小さくしていた。こういうのだけやってればいいんですがねえ。

 

〇10月16日
・関西電力-1.06%LC。

※注:シャープとの違い:直近のボラの大きさ、そもそも抵抗ラインが見えてる場所でのレンジ抜け。もちろん、こういう中盤のレンジ抜けから行く場合もあります。でも、一貫しないといかんのです。一貫するとしたら、抵抗ラインがないと思われる右上か右下がいいでしょと。

 

〇10月18日
・マツダ-0.87%LC。

※注:LCになってるが、これはok。直近の上昇波動で10%上げてるのが気になるが、関西電力よりは一貫していて良い。

 

〇10月21日
・エプソン+3.87%で決済。

※注:ちょっと利食いが遅かった。

 

〇10月23日
・熊谷組、増し玉後にほぼ手数料負けとなった。

※3%増し玉後に、+1.53%で決済した。このトレードから、増し玉後には、玉を加重平均した所で決済するのもありだなと(だが、全ての増し玉に適用されるようになったわけではなかった)。
※注:銘柄、エントリーともに悪くない。

 

〇10月24日
・熊谷組+11.80%となるも、寄り付きでLCとなった。

※注:これは惜しい!しゃあない。シャープやこういうのにだけ入り続けてればトータルではプラスになる。

~~

・10月の収支は12トレード2利食い、勝率16.67%。月率+2%。
※後半にLCが相次いだ。

 

継続するための方法(条件付けと潜在学習)

それがどんなことであれ、継続することが大事です。継続してやっていると、未知なる世界に連れて行ってくれます。

今日は、継続するための方法論やポイントをいくつか書いておきたいと思います。

(1)条件付け

条件付けとは、正しい行動をしたら自分にご褒美を与えることによって、その行動を習慣化しやすくするというものです。

例えば、売買日記を書くことを習慣化したいんだったら、売買日記を書いたら、そのご褒美として夜にステーキを自分に与える。

ある行動をした→ご褒美(楽しい体験)が与えられたという体験をすることによって、脳は学習します。これはやってみると分かるんですが、人間の脳って意外と単純です。

ただ、条件付けの注意点として、結果の良し悪しに関わらず、行動に対してご褒美を与えることが大事です。正しい行動(継続・習慣化したい行動)をしたら、結果が出る出ないに関わらず、意図してご褒美を自分に与えてください。

あと、最初の一歩は出来るだけ小さく始めることも重要です。
※詳しくは「心のブレーキの外し方」を参照。

統計を取る作業にしても、最初は5銘柄でもいいから、とにかくチャートを見て統計を取ってみる。で、どれだけ小さな一歩だろうと、その行動に対してご褒美を与えてください。

これって、心理的には、パラドックスが起きるんですよ。継続する前の段階では、継続している自分というのを信じられないんです。

心の中では「あれをやらなければいけない!」と思っているんだけど、どうしても続かない。で、理想が大きいものだから、「1日5分では意味がない」と思ってしまうんです。最初から「1日1時間はやらなければいけない!」って思ってしまうんです。だから、1日5分やっただけで自分にご褒美を与えるなんてナンセンスだと思ってしまう。「今の時点では1日5分ですら苦痛なのに、5分続けただけでは、何の効果もねえだろうが……」と。でも、それでは結局続かないんですね。時々1時間は何とかやるけど、あまり楽しくない。結局、続かなくて、何も身に付かないで終わってしまう。私自身、今までに色んなことでこの流れを体験してきているんで、よく分かります。でも、1日5分を1ヶ月継続出来れば、1日1時間が苦にならなくなるまでもう少しです。

大前研一さんの「低欲望社会」という本に書いてあったんですが、優秀なコンサルタントや経営者というのは、一つのことしか言わないそうです。以下、転載させてもらいます。

「良い会社の経営者は「我が社の問題はこれだ」と一つのことしか言わない。一つのことを、4~5年かけて徹底的に実行させる」

「一方、ダメな会社の経営者は、改善策を10も20も並べ立て、それらを全部やらせようと檄を飛ばす。しかし、社員は次々に出される指示に追いつけなくなり、結局は何も実現しない」

大前研一「低欲望社会」より

 

これって、コンサルタントや経営者に限らず、何かを継続して確立すること全てに当てはまるんじゃないかと思うんですよね。継続するためには条件付けも大事だけど、この姿勢も滅茶苦茶大事だと思います。

例えば、売買日記さえ書いてくれれば、あとはオフに何やってもいいよ的な。他の作業は別にしなくていいから、最低限、終値エントリーの売買日記だけは書き続けてくれと。これが最初から、フルタイムのデイトレーダーとしての検証記録を付けろとかだったら、まず絶対に続かないことでしょう。

とにかく、何か一つでいいから、それだけは絶対に何があっても続けてくれと。それさえ続けてくれれば、あとは何も文句言わねえよと。

トレードに限らず、今の時代、努力する対象が、資格に副業に資産運用に自分磨きにって……キリがないですからね。全部やるの無理ですからね。そりゃあ、全部欲しいかもしれないけど。中には全部出来てる人がいるのかもしれないけど。

継続する前の段階では、「たった一つ続けた所で、どうなるよ?」って思ってしまいます。でも、全部やらないと駄目って自分にプレッシャーを掛けて、結局、全部中途半端になってしまうよりは、何か一つ徹底的に継続する方が可能性は高いと思うのです。

 

(2)潜在学習

トレードは、継続しても、目に見える結果として出てくるまで非常に長い時間が掛かります。

ただ、記録を取りながら継続しているのなら、絶対に内面ではトレーダーとして成長しているんです。

希望を持てる話として、潜在学習というものがあります。

努力し続けていると、結果が早く出る人と遅く出る人がどうしても出てきます。では、中々結果が出ない人は、結果が早く出る人に比べて学習してないのかというと、そうじゃないんですね。

継続してるんだけど結果が中々出ない人が、あるとき偶然にも思わぬ楽しい体験や報酬が与えられると、一気に今までの努力が顕在化して開花することがあります。

つまり、目に見える結果には出てないから、継続してるのに何も進歩してない何も学習してないと思ってしまうんだけども、潜在的に内面ではちゃんと学習して成長しているんです。

だから大事なのは、とにかく継続することなんですよ。と言うか、もうそれしか出来ないんですよ。栄光に近道はない。目に見える結果が出てなくても、内面ではちゃんと成長しているんだと自分を信じて、継続していくことです。

 

 

書評:「金持ち父さん 貧乏父さん」

世界的ベストセラーになった、お金に関する本です。お金に関する自己啓発書としては、この本をお勧めします。お金に関する考え方は学校では絶対に教えてくれないですからね。

個人的に、この本で一番参考になったのは、資産と負債の定義です。
※資産とはキャッシュフローをもたらすもの、負債とはキャッシュフローとして出ていくものと定義されています。

ちなみに、最強の資産は、収入をもたらしてくれる本業のスキルなわけですが。

金持ちになるための方法論としては不動産投資を勧めてますが、不動産投資はどうなんでしょうか?私は、やったことがないため分からないです。ただ、株と同様に、ちょっと齧った程度ではカモにされる世界なのは間違いないと思います。

 

お金とはそもそも何なのか?というのは、時々考えることがあるんですが。私の定義としては、他者の労働力と交換出来るものですかね。食べ物にしても何らかのサービスにしても、お金で買えるものというのは、全て人間が作ったものだと思うのです。だから、お金で買えるものは、それを突き詰めていくと、全て他者の労働力に行きつくなと。

これは人生観の話になってしまうんですが、個人的には、人生のゴールは常に「やりたいことをやれていること」だと思うのです。人生の常々でやりたいことが出来ていれば、いつ死んだとしても後悔は少なくなります。でも、そのためにはどうしてもやっぱり、お金が必要になってくるわけですよ。

私の場合、一人で楽しめるスキルも趣味もいくらでもあるし、自分の価値観を理解していて消費規律も身に付いているため、月20万もあれば贅沢な暮らしが出来ます。

お金より大事なものはいくらでもあります。でも、お金は大事です。絶対大事です。

実際、トレーダーになる前に、東日本大震災が起きた直後の頃に、「自給自足の生活ってどうなんだろうな?」って考えたことがあるんですよ。でも、余りにも馬鹿らしくなったんでやめました。そんな非効率的なことをするんだったら、カネを稼いで資本主義を謳歌した方がいいじゃんと。

ちょっと話が逸れましたが、この本に書かれている、お金に関する考え方は、これから未曾有の人口減社会を迎える日本においては益々重要になってくると思います。

 

2013年11月

※2013年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇11月5日
・パナソニック+5.07%利食い。

※決算期待のレンジ抜けで買った。

 

〇11月8日
・Vコマース-2.43%LC。

※注:2%オーバーのロスカットになったが、ボラもエントリーも悪くはない。

 

〇11月12日
・DENA-1.17%LC。

※注:これは確かにチャート的にはレンジ割れ。確かにレンジ割れなんだが、直近でとんでもない窓を開けて落ちてる。この窓開けを含む下降波動が一旦収まってから、再び安値を割るまで待った方がよい。

 

・関西電力-1.02%LC。

※注:このラインで何度も空売りしては損切りとなり、「貴様は関電にどんだけ貢いだら気が済むんじゃー!」。このラインは、買いも売りも中途半端な所であるため(直近に抵抗ラインも支持ラインも見えてる)、抵抗ラインがない右上まで上がるのを待つか、支持ラインがない右下まで下がるのを待った方がいい。あと、ボラもそこまでなく、そもそも銘柄が良くない。3~4月に取れた体験からバイアスが掛かってたんだと思います。

 

〇11月13日
・シャープ、増し玉後の加重平均-1.63%決済。

※注:増し玉後のTS設定操作はともかく、そもそも入った場所があまり良くない。直近の下ヒゲ陰線の安値が意識されそうで、ここを完全に割るまでは買いが入ってきそう。

 

〇11月20日
・SBI、加重平均+9.37%で決済した。

※上値抵抗線抜けで入り、翌日にすぐ増し玉した。
※注:3日目の寄り付きで+13%になった時点で全部決済してもよかったが、ナイストレードに変わりなし。

 

〇11月27日
・野村HD、加重平均+4.98%で利食い。

※注:これは、半分決済後に一時+10%になったときに利食いでしたな。トレイリングストップというのは、利食いラインまでの保険のようなものなんであって、トレイリングストップで持ってればどこまでも行くというのは、アベノミクス相場のようなときだけ。このトレイリングストップで保有してたら、MFEは最大でどの位まで順行するのか?という統計を持ってないから、トレイリングストップに夢を見てしまい、現実的な利食いという手段がとれない。

~~

・2013年11月の収支は、勝率18.52%のややプラス。
※SBI・野村は取れたものの、シャープ・関電にどんだけ貢いどるんじゃー!という結果となった。

 

結果が出てないときの思考

結果が出ていないときは、それが自分で選んだ道であっても、思うところがあります。

後悔とまではいかないけど、「もしかしたら……」と、過去の決断が間違ってたんじゃないのか?とか、過去にどうこうしていたら……とか。

人間は、自分がやってきたことをとんでもなく過小評価する一方で、自分がやってこなかった道では究極的な奇跡が起こっていたものとして過大評価してしまいます。

そして、他人と比べる。しかも、バイアスが掛かって、出来る人・結果が出ている人と比べるんだから嫌な気分になるに決まってます。

でも、比較すべきなのは、環境も性格も価値観も違う他人ではなく、過去の自分自身です。それも、その努力をしてなかった場合の自分自身。

トレードの場合でいうと、努力してきて結果が出ていない自分と他のスーパートレーダーを比べるのではなく、過去に努力してこなかった場合の自分自身こそが比較対象になります。

これは自分史の方法論なんですが、直近3ヶ月の検証というものがあります。直近3ヶ月にあった楽しかった出来事・良かった出来事を単に羅列することで、「(これらの出来事は)3ヶ月前には想像出来なかったんだから、次の3ヶ月にも楽しい出来事が待ってる」と、未来に希望を持つ方法です。

これをトレードに応用すると、半年分位の売買日記を見直してみて、自分の成長を確認することで、未来でも更に成長している自分がいるだろうと希望を持ちます。
※目に見える結果ではなく、新たに分かったことや教訓などにフォーカスしてください。

私の場合だと、半年毎に事態を改善するような大きな改善策が出ているという傾向があり、この事実は大きな希望になりました。

つまり、売買日記は改善策の発見だけではなく、自分自身の成長を確認して、未来に希望を持つことにも使えるんですね。

いくら後悔してもいいし、出来る人と比べて嫌な気分になっても構わない。ただ、未来に希望を捨ててはいかん。諦めたらそこで試合終了だよ。

 

 

書評:「フルタイムトレーダー完全マニュアル」

プロのトレーダーとして自立するためには、自分に合った売買ルールを作り、その売買ルールに一貫して従うことの重要性について書かれた本です。

売買ルールを運用するにしても統計を取るにしても、そのシステムが2~3回上手く行かなかった(LCになった)だけで、別の方法を試してしまっては、そのルールがトータルで利益が出るシステムなのかどうかは分かりません。どんなルールであろうと、ドローダウンの時期があるため、ドローダウン期を敢えて避けたデータには何の意味もありません。

最低でも、半年から1年は全く同じルールで継続したらどうなったか?というデータがないと、何とも言えません。そのため、統計を取る際は、ただ淡々と同じルールで統計を取り続けることが重要です。
※ちなみに、私が2013年9月から統計を取る作業を続けられたのは、実を言うと、この作業に対して何の期待もしていなかったからです。何の期待もしていなかったため、トータルでプラスになってようがマイナスになってようが気にしていなかった。だから、淡々と統計を取り続けることが出来たんです。全く当てにしていなかったものが、後に売買ルールや指標に化けることになるんだから、まあ運が良かったです。運だけはいつもいいんです、私は。

トータルでプラスになればいいわけで、別に毎日・毎週・毎月プラスになっている必要はないのです(そのドローダウンを余裕で凌げる資金管理のルールがあれば良い)。

ただ、この本にも書かれてますが、”トレードは一般社会の通念とは無関係”な世界です。一般社会では、損をすれば失敗、利益を出せば成功と思われています。そのため、トータルでマイナスとなった日や週や月があると、それは失敗であると脳が認識して嫌な気分になります。

これは同じ条件で統計を取り続けられない抵抗として機能します。例えば、上手く行くと思ったルールを検証していて、10連続LCになっている所と遭遇すると……。統計を取るのをやめたり、その部分を除外して入力しなかったり、とまあ、都合の良いことをやってしまうわけです。

”トレーダーのことを理解できるのはトレーダーだけ”ということで、トータルでプラスになればいいという考え方は世間一般では理解されません。

でも、損切りしたり損失を出すのは、恥ずかしいことも何でもないんです。トータルでプラスになればいいんですから。

それよりも、資金管理や損切りをしないで口座を破壊してしまう方がよっぽど恥ずかしいことです。とにかくトレーダーとしての第一目的は生き残ること。生き残って経験やスキルを積むこと。これに尽きます。

 

あと、折角、売買ルールの重要性について書かれた本の紹介をしたんで、売買ルールを作るにあたって絶対に必要な項目を以下に書いておきます。

〇売買ルールに最低限必要なもの
・銘柄選びのルール(東証一部?新興市場? その市場から銘柄を選ぶ抽出条件は?)
・トレードの種類(デイトレ?スイング?スキャルピング?)
・エントリーのルール(エントリーに使うテクニカル指標は?どのようなチャートパターンで入る?など エントリーを見送った方がいいという例外事項はないか?)
・資金管理のルール
・損切りのルール
・トレイリングストップのルール
・利益目標ラインのルール

 

2013年12月

※2013年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇12月5日
・ドワンゴ、加重平均+6.37%で決済。

※注:これはナイストレード。ボラのある銘柄、エントリー、増し玉、利食い、問題なし。こういうのにだけ入ってれば良いのですがね。

 

〇12月12日
・JFEHD-1.03%LC。

※注:「下降トレンド抜け後の三角持ち合い抜け」らしいが……。うーむ……。取れてる銘柄は全てボラのある銘柄。この銘柄は、今ここの中途半端なラインで、果たして急激に買いが入ってくるかどうか?

 

・JPX-2.28%LC。

※注:これは-2%超えのやや痛いLCになったが、銘柄・エントリーともに悪くない。中途半端な銘柄の中途半端な所で3エントリーして-1%*3LCになるんだったら、こういう銘柄に入って-2%とか-3%LCになる方がマシ。

 

〇12月18日
・エプソン、+4.16%の上昇も、-1.00%LCに掛かった。

※注:これは惜しかった。こういう所で入ってればいいのです。

 

〇12月27日
・熊谷組、加重平均-2.15%LC。

※これは増し玉の方がエントリーした玉より多かった。
※注:損失になってしまったが、悪くない。

 

〇12月30日(大納会)
・マツダ+8.36%保有。大納会持越し。

 

・熊谷組、増し玉後に+10.17%でエントリー玉を決済して、残りの玉を+7.71%保有。

※注:どちらも悪くない。

~~

・2013年12月の収支はドワンゴ以外はマイナスとなり、勝率5.56%の月率-2%ほど。ただ、保有玉を含めたらプラスとなっていた。

・ありがとう2013年!!!

 

日本の未来

今日は、私が考える日本のマクロ経済見通しについて、つまり日本の未来について書いていきたいと思います。

(1)少子高齢化・人口減少社会の到来

まず、日本が今まさに直面している問題として、少子高齢化及び財政危機があります。特に、少子高齢化は非常に深刻で、これからの日本は人類が未だかつて体験したことのない未曾有の人口減少社会・超高齢化社会に突入していくことが確定しています。

単に人口が減るだけならまだしも、労働力となる若者人口が減少していく一方で、高齢者が増加していくという、逆三角形の歪な超高齢化社会になっていきます。

税金を納める労働者が減る一方で、社会保障の受益者である高齢者が増えていく。これは、国の財政に強烈なダメージを与えます。

恐らく、今日生まれた子供達は、所得の半分を税金として徴収され、消費税30%というような社会を体験することになるかと思います。

人口減少を食い止めるために、移民を入れればいいという意見もありますが、これから40年で4000万人の人口が減るのに、これを全て移民で補うのは無理です。
※なお、統計上は日本の移民受け入れは0人となっていますが、外国人労働者という名目で海外から労働力を入れているため、日本は既に世界第5位の実質移民受け入れ国だという見方もあります(ソース:移民問題、日本も当事者 年間34万人、世界第5位)。つまり、実質移民を受け入れてるにも関わらず、人手不足で社会保障費が上がり続けているのです。

更に言うと、人口減少で経済成長の見込みもなく、高齢化で税金が高くなっていく一方で、(他の先進国に比べて)賃金が安い、労働環境もブラックで排他的な日本は、移民の方から拒否されます。今まではある程度の経済力があったために、途上国から外国人労働者が来てくれましたが、アジア諸国が急成長中であるため、日本は移民からも選んでもらえなくなっていく可能性が高いです。むしろ、将来的には、日本の若者が中国やインド、東南アジアに出稼ぎに行くようになっていくと思います。

人口減少による市場の縮小を嫌気して、企業は既に日本市場から海外市場を重視し始めています。その動きの一例がこちら:日本企業の海外M&A、最高の11兆円 16年度
※ゲーム機市場はまさにこの典型ですね。プレステ4もSwitchも、明らかに日本市場より海外市場を重視しています。

人口減少による市場の縮小と少子高齢化による超重税社会の到来、これだけだと悪いことしかないような感じですが、実は良いこともあります。

まず、人手不足はこれから30~40年は続くトレンドになるため、これからの日本では仕事に困ることはないでしょう(ただし、高給を取れる仕事は限られてくる)。転職市場における35歳定年説とかも、そんなことは言ってられなくなります。

そして、不動産価格は軒並み暴落し、中古の一戸建てが自動車並の価格で買えるようになる可能性もあります。
※これは論より証拠ということで、不動産サイトで検索してみれば、既にもう関東郊外の中古の一戸建てが1000万以下でゴロゴロしてるのが分かります。

あと、日本にとって幸運なのは、国内は少子高齢化の影響で大変だけど、外患は特に気にしなくて良くなりそうなことです。中国はアメリカと並ぶ超大国になると思いますが、中国はこれから人口オーナスに突入します。国内問題で手一杯になるんで、日本にまで構っていられなくなると思います。東アジアは、中国はアジアの超大国、朝鮮半島は中国の傀儡国家、日本は独自路線という歴史に回帰していくんじゃないかと思います。

 

(2)財政破綻によるハイパーインフレが起きたら?

人口減少で日本の内需が縮小していくのは、もはや避けられない未来ですが、少子高齢化による超重税社会になるかどうかはまだ分かりません。実は、もう一つの可能性もあるからです。それは、ハイパーインフレが起こって日本の借金がチャラになる場合です。

ハイパーインフレが起これば、世代間格差が是正されて、若者は楽になると言われています。

でも、私はそうは思わないんですよね。

確かにハイパーインフレが起きたら、若者の税負担は軽くなります。でも、高齢者はどうするんですか?

ハイパーインフレで最も深刻な被害を受けるのは、年金生活をしてる高齢者層です。

ハイパーインフレが起こったら若者の税負担は軽くなるけど、結局は高齢者の親の面倒も見なければいけなくなるから、トータルでの負担は変わらないか、むしろ介護離職などが増えて現役世代の負担が増えるんじゃないのかと思うのです。

結局、自分の人生をより良いものにするには、誰に頼るでもなく、何かが起こるのを待つのではなく、自分で何とかするしかないというのが、私が出した結論です。

 

(3)それでも日本の未来は明るい

人口動態で見れば、日本の経済的没落はほぼ確定していると言っていいでしょう。ただ、それでも株価がどうなるのかは分からないです(ちなみに、太平洋戦争中は株価が上がっていた)。

それに、日本は全体として没落したとしても人口1億人の経済大国であることに変わりないです。日本で成功する道はいくらでも残っています。人口ボーナスの時代のように、皆で一緒に仲良く成功するのが難しくなるだけです。

個人的には、それでも日本の未来は明るい、こんな面白い時代はないと確信しています。

あと、日本が滅びるのは絶対にあり得ないです。日本が滅びるとか言ってる人達は、日本がどんだけ凄い国なのかを分かってないです。

ちなみに、日本が凄い国だと認識する一番良い方法は、社会の底辺まで落ちてマイノリティーになって反社会的な思想を持つことです。キリスト教やアメリカですらも壊せなかった(むしろ、吸収されてしまった)日本教の凄さ・恐ろしさを実体験すれば、この国の真の凄さを理解出来ます。

ネット右翼の人達は移民を入れると社会が崩壊するとか言ってますが、それは日本を過小評価してます。日本が現在まで続いている世界最古の国家であるのにはちゃんとした理由があるんです。

 

~追記~

人口動態から予測した日本の未来に対する一般的な反応はこちら

「群衆は恐怖すべきときに希望を持ち、希望を持つべきときに恐怖する」(ジェシー・リバモア)

人口減少が日本経済にどれだけ強烈なインパクトを与えるのかを理解してない人が未だにたくさんいます。

いや、もしかしたら、奇跡的に出生率が回復したり、日本初の新産業が生まれたりして、未来の日本は滅茶苦茶発展してるかもしれないですよ。

ただ、人口動態から予測したような未来が訪れたとして、「どうして、あのとき現実を直視して、何かやっておいてくれなかったのか……」と、過去に後悔はしたくないんですよね。

日本の未来が発展してるにせよ衰退しているにせよ、自分の人生に後悔はしたくない。

そのためには何をするか?だと思うのです。

 

 

書評:「知の衰退からいかに脱出するか?」

今後衰退していく可能性が高い日本で、どうすれば個人が衰退に巻き込まれないか?について書かれた本です。

国も企業も、誰も助けてくれない。自分の人生を良くできるのは自分だけ。そのためには、自分の頭で考えて判断して行動するしかない。賢くなって、強くなるしかないと、私の背中を押してくれた一冊であります。

特に衝撃を受けたのは、136~139頁に書いてあったこの部分です。

「私が講演でよく言うのは、「日本人は死ぬ瞬間がいちばん金持ちである」ということだ。どういうことかと言うと、年金さえも3割を貯金に回して貯蓄に励み、死ぬ瞬間に1人平均3500万円を残して死んでいくということである」

「「自分は最期の瞬間になんて言うのか?」と、いまから考えておくことはとても大事なことだ。「ああ、あのおカネで若いときにこういうことをやっておいたら、こうやって使っていたら……」となっては、人生は後悔しか残らないだろう。貯めたお金はこの世に置いて、後悔だけ持って死んでいく。そんなバカな生き方があるだろうか。死ぬ瞬間に、「ああ、私は楽しい人生だった」と言い切れる自信がはたしてどれだけの日本人にあるだろう。私はこう言いたい。「3500万円もあったら、それは全部実現できます」」

 

あと、大前研一さんが東日本大震災直後に日経BPで書いたこの記事(メルトダウン寸前の日本経済――自分の将来をどう守るか)もとても参考になりました。特に、次の部分です。

1日2時間、5年間勉強すれば世界に通用する人材になれる

「「自分への投資」はどんなに高いものでも1000万円はしない」
「もう一つ投資を時間で測ることもできる。だいたいどんな人でも年間700時間(つまり1日に2時間)の勉強を5年間続ければ、世界に通用する人材に必ずなれる。しかし残念ながら、こういう発想をする人はあまりにも少ない」

 

 

2014年1月

※2014年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇1月6日
・マツダ+6.17%決済。

 

〇1月7日
・熊谷組、加重平均+4.00%で決済。

※増し玉はエントリー玉の2倍。
※注:決済した日も一時+10%超えまで上がっている。+10%を二度スルーというのは、欲張りトレード。利食いが遅かった。

 

〇1月14日
・川重、加重平均+1.25%で決済。

※増し玉はエントリー玉の2倍。
※注:途中まで悪くなく、一時+6%以上まで順行したんだが、日経平均-489円に飲まれてしまった。ただ、熊谷組でもそうだが、増し玉のエントリー玉の2倍ってのはなあ……。

 

〇1月20日
・シャープ、加重平均-0.81%決済。

※エントリー玉と増し玉は同数。
※注:これはそもそも、エントリーが良くない。直近に抵抗ラインが見えている。こういうエントリーで増し玉するってのは、リスクの方がでかい。仮に入るとしても、3%到達時点で利食いするのがベター。

 

〇1月23日
・KLab-1.20%LC。

※注:これも、抵抗ラインが見えている。本当に強い銘柄というのは、直近でLCをスルーした人達のやれやれ売りすらも吸収して上げていくのだが、これはまだ直近のやれやれ売りを吸収してまで上げていくかどうかが分からない。一時的に強いというだけ。

 

〇1月27日
・日経平均暴落で、空売りしておいたJPXを-3%ラインで増し玉。一時-4.75%まで到達。-3.55%で前場引け。しかし、なぜか後場寄りに買いが殺到。そして、-1.83%で後場寄り。「なぜに、JPXだけ?」と思ったら、どうやら決算が発表されていたらしい。そのまま成す術もなく見ていたら、ブレイクイーブンに到達し、加重平均-1.51%で決済となった。だが、ここで刈り取られてから+2ティック高値を付けてから再び落ちていき、一時-5.46%を付けた。

※なお、この決算発表は、当初は1月31日発表だったのだが、なぜかこの日になったという完全不意打ちだった。
※当時のリアルタイム感想:「もう、なんつーか、泣きてえ……。なぜに、JPXだけ……。何と言うか、狙い撃ちされたとしか思えんわ……」。
※これ以降、増し玉後は加重平均でブレイクイーブンとなるポイントにTSを移すようになった(CMBトレード塾のOBQさんの資金管理のページを見たことも大きかった)。
※この日、ほとんど衝動的にCMBトレード塾に入会した。
※注:これは究極的にツイてた。マーケットの神様から、CMBトレード塾に入るきっかけを与えてもらい、増し玉後のTS設定の教訓を得てと。この当時は嫌な気分だったが、後から振り返ってみると、どんな嫌だったことも逆境も最高にツイてたことになるのです。

~~

・収支は17トレード3利食いで、勝率17.65%、月率-1.69%。

 

CMBトレード塾

CMBトレード塾はこちら。

※管理人は、2014年1月から2015年8月までの間、入会していました。今現在は変わっている点があるかもしれません。

まずこれは当たり前のことですが、CMBトレード塾に入会しただけで利益を出せるようには絶対になりません。トレードはそんな簡単なものじゃないです。

私が、CMBトレード塾から得られた大きな利益は次の3点です。
①ブッコミ指数による逆張りトレードの概念を知れたこと
②テクニカル分析の使い方を知れたこと
③結局、自分の売買ルールを貫くしかないという結論に至ったこと

それぞれ説明していきます。

①ブッコミ指数による逆張りトレードの概念を知れたこと

この概念を知れるだけでも、授業料分は楽勝でペイ出来ます。ただこれは、検証しないと意味ないです。検証しないと、ブッコミ100が出ていても恐くて入れないわけで。

 

②テクニカル分析の使い方を知れたこと

内田先生と窪田先生の売買日記と解説を聞き続けたことによって、プロの人達はテクニカル分析をこういう視点で使うんだなというのが、非常に参考になりました。テクニカル分析というのは、相場参加者の感情を読むために使うためのツールでしかないというのが、よく分かります。

それまでは、単にチャートパターンしか見ていなかったものが、相場参加者の感情も考えるようにしてチャートを見るようになりました。

これは文章で説明するのには限度があります。実際に動画で解説を聞きながら学習しないことには分からないです。

 

③結局、自分の売買ルールを貫くしかないという結論に至ったこと

なぜに私は1年半で退会したのか?についてなんですが、それは内田先生と窪田先生の売買日記を見続けている内に、「自分のトレードに応用出来る点はもうないな」と思ったからです。

結局、自分は自分なんだなということに気付いてきたんです。「プロのトレーダーの手法をそっくりそのまま真似するのは不可能」「自分で作った自分の売買ルールを貫くしかない」ということは、実際にプロのトレーダーの売買記録・解説を見続けてから(聖杯はないと諦めたように)結論を出すのと、そうじゃないのとでは余りにも大きな違いです。

 

私は1年半で退会したんですが、ブッコミ指数による1トレードだけで元が取れたどころか、テクニカル分析の使い方の概念を知れたし、自分のルールを貫くしかないという気付きを得られました。CMBトレード塾がトレーダーとしての成長に大きく寄与したことは間違いないです。

 

 

書評:「規律とトレーダー」

ゾーン」の筆者であるマーク・ダグラスさんが書いたトレード本です(「ゾーン」の前作です)。トレードにおける心のあり方に関しては、「ゾーン」同様に参考になります。

私は「ゾーン」を読んでからこの本を読んだんで、心理的な部分は「ゾーン」に書かれていることとほとんど同じかなと思ったんですが、第16章「成功に至る道」に書かれていることが希望になりました。

まず、次の部分です。

「心の苦痛とトレードミスの恐怖心を克服するには、トレードミス(間違い)そのものに対する考え方を大きく変えなければならない。すなわち、すべての経験にはそれなりの意味と有効性があり、間違いというものは存在しないと考えるのである」

 

後から振り返ってみれば、どれだけ愚かなトレードで、どれだけ損失を出したとしても、そのトレードから教訓を学んで改善に繋がるんだったら、それは決して間違いではないんですよね。

だから、この時期のトレード日記の方で良く出ている、増し玉後のTS設定だったり、抵抗ラインが見えてるのにエントリーしてたり、それは確かに今ではやらないことだけども、実際にやらかしてきた経験があるからこそ、今ではもうやらないわけです。ちゃんと改善に繋がっているんだから、決して間違いではない。今までにしてきたどんなトレードも、間違ったトレードなんてものは一つもなかったのです。

あと、第16章には、まずは一つのパターンのエキスパートになることの重要性も書かれています。

初心者の頃は、自分が続けてやっているルールですらも、中々利益が出せないわけですよ。他に引き出しがなくて焦るどころか、自分が最も知っているルールですらも中々利益が出せない。だから、「もしかしたら、他のルールの方がいいんじゃないか?」という誘惑に駆られます。

でも、一つのルールに精通することによって、トータルプラスの感覚を身に付けてしまえば、引き出しを増やすことは難しくなくなります。そして、気付いたときには、「あら?いつの間にか、引き出しめっちゃ増えてるな……」となります。その段階になれば、テクニカルのスキルも相当身に付いているだろうから、いくらでも応用が効くようになっています。

トレードの引き出しを増やすには、とにかくまずは徹底して一つのルールに精通することです。引き出しがないと焦ると思うんですが、まずは徹底して一つのルールで統計を取り続けるしかないです。

 

2014年2月

※2014年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇2月3日
・アイフル、-11.70%の暴落となり、増し玉後、+7.37%で玉を半分決済。

 

〇2月4日
・アイフル更に-7.78%の下落。寄り付き前に一時ストップ安気配となり、寄り付きで残りの玉を+19.48%で決済した。加重平均は+12.08%。

※注:銘柄選び、エントリーライン、増し玉、決済、全てok(ただ、最初の玉を10%まで待たずに早めに決済してしまった)。こういうトレードだけしてればいいのだ。

 

・JFEHDも大きく下落し、玉を半分決済した。

 

・野村HD+3.56%で決済。

※注:これは確かにレンジ割れではあるんだが、レンジ割れに至るまでに急降下し過ぎ。ここから10%狙うのはちょっと……。だから、ここで決済したのはok。

 

〇2月5日
・スクエニの空売り、寄り付きで-3.73%LCになる。

※注:これは勿体ないねえ。野村の利益を吹き飛ばしてしまった。これはエントリーもうーん……っていうラインなのだが、直近でこんだけ上げてる銘柄の空売りは危険。しかも、前日に窓を開けて10%前後の2陰線になってる。直近2日間でトップから何%下げているか。あと、全体相場に対する知識の欠如が招いたエントリーであるとも言える。空売りで利食いが続いていたから、また空売りとやったわけだが、全体相場がこんだけ下げてて空売りの利食いが連続してたら、そろそろ反発が来そうだなと空売りは警戒すべき。経験不足が招いた飛びつきエントリーだった。

 

〇2月6日
・JFEHD、残りの玉を+5.76%で決済し、加重平均+5.89%。

※注:これは良いトレードだった。

・この後、日経平均は底を打って反発していき、サインが出ない展開が続いた。
CMBトレード塾のブッコミ指数100が出たが、恐くて入れず。この間、ブッコミ指数100について検証していた。
※注:CMBに入った直後に、1年に1~2回しか出ないブッコミ100が出たんだから、ツイてるなんてもんじゃねえ……。こういうの考えると、マーケットの神様から見捨てられてなかったんだなあと思います。

 

〇2月20日
・グリー、-8.68%の下落で、寄り付きで-3.25%LCとなった。

※注:勿体ないねえ……。折角、アイフルとJFEで月率+10%以上確保になってたんだから、待ってればいいのに……。前日に大暴騰してるわけで、もし買うとしたら、この暴落を見てこの日に買うべき。そもそも直近安値からの上昇波動でボトムから+40%位上げており、このボトム付近で買った連中の利食いが入ってくるわけで。まあ、人間は痛みからしか学習出来ないのです。
※注:更に言うと、この銘柄でこの当時に学習したことは、「エントリー条件となる節目から+6%以上乖離した銘柄には入るべきじゃない」というもの。これは着眼点がズレてる。そうじゃない。統計を取ってみると分かるのだが、節目から大きく順行してる終値エントリーは、確かに大幅LCになることもある一方で、大幅利食いになることも少なくないため、トータルでは実はそれほど変わらない。そうじゃなくて、これは日足で見て、直近安値から既に40%上げており、利食い警戒となっている所にドカンと上げた所で入ったら、こうなるのも不思議じゃないってこと。チャートが形でしか見えておらず、近視眼的にしか見えてない。でも、これも結局、経験を積むしかない。2年程度では、全然経験不足ってこと。で、この経験不足を解消する最も良い方法は、同一ルールで統計を取り続けるしかない。Excelで淡々と統計を取って、数値で色々なことが分かってくると、いかに感情に基づいた非合理的な思い込みを持っていたのかに気付ける。統計を取って数値で示されないことには、人は非合理的な思い込みに基づいた行動をし続けてしまう(信念が強固だと、たとえ数値で示されても信じることが出来ない)。

~~

・2月の収支は勝率37.50%の月率+9.74%。アベノミクス相場以来、久しぶりにまあまあの結果となった。

 

人生で逃げ続けてきたこと

この時期には、2年間一生懸命やってきたのに、未だにトレードで中々思うような結果が出ないのは、人生のある問題が原因なんじゃないのか?と考えるようになっていました。

今まで先送りし続けてきたこと、人生で心残りになっていること、今死んだとしたら後悔すること……。

トレーダーになるためなら何だってすると思ってはいたものの、本当に何だってしてきたのか?トレーダーになったらやろうと思ってきたこと、今すぐに出来ないか?

私は、大学を卒業して以来、学生時代の友達と疎遠になっており、このことがずっと心残りになっていたのです。
※大学を卒業した年にmixiに登録だけしてみたが、既卒になっていたこともあり、連絡は取らず。トレーダーでメシが食えるようになったら連絡取れるかな?と、トレーダーになりたい要因の一つでもありました。

そして、この時期に登場したのが、Facebook。

「mixiでおかしたミスをFacebookでも繰り返すのか?」
「このまま連絡を取らないまま死んだとしても、後悔はしないか?」
「このいいね!の輪に入りてねえなあ。だが、しかし……」
「あー、向こうから友達申請とメッセージが来ねえかなあ……」

そして、2月中に出した答えは……。

「あー、無理だわ、無理。多分、(トレードで結果が出ないことには)関係ない。そもそも、トレードスキルと連絡の何がどう関係する?」

この問題には蓋をしておくのが正解なのだ!!

(次回に続く)

※しばらくは、コンプレックスの克服・感謝の気持ちを形にするといった話が続きます。トレードスキルとは全く関係ないように思うかもしれませんが、私はそうは思いません。人間的成長がなければトレーダーとしての成長はないと確信しているからです。

 

 

書評:「生涯現役の株式トレード技術」

建玉操作について書かれているトレード本としては、この本をお勧めします。私が分割建玉法というアイデアを思い付いたのは、この本による影響が大きいです。

あと、この本では終始に渡って、自分の性格に合った型を確立して、その型を一貫して実行し続けることの重要性が書かれています。

「生涯現役を目指すなら、上げ相場でも下げ相場でも、どんな相場環境でも比較的安定的に儲けられる技術を、そして「再現性」を高める「相場技術」を向上させなければなりません。その第一歩が自分のトレーディングスタイルの決定なのです」

「トレードのうまい人は皆、例外なくその人独自の得意な型を持っており、それを実行しています。そしてまた、その人独自の得意な型とは、いかなる外部環境にも左右されない「不動の型」でもあるのです」

「大切なことは、まず自分の売買の型を決めることです。そして、その売買の型と相性が良い銘柄群を絞り込み、その売買の型の間合いに飛び込んできた銘柄のみを、その売買の型の通り手掛けることです」

 

ここでいう型とは、売買ルール(銘柄選び・エントリー・資金管理・建玉操作など)はもちろんのこと、日々の学習作業なども含まれます。

ただ、この型を確立するまでが、どれだけ長い道のりになるか……。

私の場合、スイングトレードにせよデイトレにせよ、型が確立したというよりは、諦めて型を確立せざるを得なかったと言った方が正しいです(詳しくは、今後の売買記録の方でその経緯を書いていきます)。

でも、この本を含めて、どのトレード本にもちゃんと書いてあるんです。”トレードスキルを習得するには短くても数年は掛かる”と。しかし、脳は都合の良い情報しか入ってこないように出来ているため、文面だけ読んでも全く信じてないんですね。

結局、自分自身の型を確立するには、毎日やるべきことを継続していくしかないです。継続していけば、嫌でも自分の型というものが確立していきます。

 

2014年3月

※2014年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇3月3日
・ミクシィ、-3.03%LC。

※前日終値で入って、一時+5.49%まで上昇するも、大きめにとったLCラインに掛かった。
※注:銘柄選び・エントリーは悪くない。しかし、+5%まで上昇したのに-3%LCにしてしまったのは……。これは統計を取ってないがために、2013年5~7月の新興銘柄トレードで思ったことそのままでトレードしている。この時期に新興銘柄で大きなLCが相次いだがために、「新興銘柄の終値エントリーは危険。入るなら損切幅を大きくしないと駄目」みたいな信念が無意識の内に形成されてしまっている。実際は、このトレードのように終値エントリーでも(LCラインに掛からずに)+5%まで順行している。だが、2013年5~7月に形成された「新興銘柄に終値で入るのは危険だ」という信念がバイアスを掛けてしまい、このような現実のデータが認識出来なくなっている。そして、案の定、この日に出した結論は「新興銘柄はやはり保留にしておかないか?」というもの。ミクシィは+5%以上まで順行していて、下記のケネディクスは+3%がやっとだったというのに、後者を優先した。

 

・ケネディクスは増し玉するも、加重平均-0.14%で決済。

※注:これはそもそも入った場所が悪い。下ヒゲが意識されての買いが入りそうな場所なので、暴落はなさそう(しかも4陰線)。むしろ、3%以上まで順行した時点でラッキーだったかと。ここでの増し玉は利益をドブに捨てるようなもの。

 

・エプソン、加重平均+3.31%で決済。

※注:これは悪くない利食い。利食い理由は「高値切り下げのパターンであったため、前日に最大順行幅を付けたと判断した」。分割増玉法で利益確定ラインの概念が出来て、最大順行幅に注目するようになったことで、ただ5MAで持ってるだけだった利食いのスキルが改善したということだと思います。

 

〇3月17日
・SBI、+0.26%で決済した。

※前日の復習で、「チャネル内でテクニカル的にエントリーに適さなかったのでは?」ということで、成り行きで決済した。しかし、その後、-4.52%まで下げていった。
※注:これは確かに、エントリーはちーとどうかなと思う。ただ、その理由はチャネルがどうこうじゃなくて、直近3陰線でありチャートで見える範囲の安値を上回っているため。それでも更に下に行き安値を下回って行ったんだから、結果オーライで取れていたエントリーだったということですな。ただ、仮にチキン利食いせずに持ってたとしても、増し玉はない。この日の下ヒゲは売りのMFEになる可能性が高いと判断する。

※注:そもそも、どうしてエントリーがおかしいことになってしまうのか?自分では一貫してるように思っているのに一貫していないのかというと、”大きく順行したチャートから(都合良く)ルールを作っているから”。そうじゃなくて、大枠のルールを決めてしまい、そのルールで入り続けること。そのルールでは取れてなかったケースがあっても脇目も振らずに、そのルールで一貫して入り続けること。これしかない。更に、トレードが難しいのは、チャート分析のスキルが未熟な状態でそれをやっても酷いことにしかならず、チャート分析スキルの向上と統計を取る作業を並行して行わざるを得ないため。恐らく一番良いのは、プロのトレーダーからマンツーマンで指導してもらうことだと思います。独学でこれに”気付く”には、聖杯探しを諦めざるを得なくなるきっかけに出会う強運が必要になってきます。
※注:”統計を取ってみて、それから微調整を加えていけばいい”、これ以外に売買ルールを作る方法はありません。ただ単に統計を取るだけなので、大きく順行した銘柄が最大逆行幅でジャストLCになって逃していたことになっても「フーン」って感じでしかありません。月率でマイナスになる月があっても、年トータルで取れてればいいという考えなので、「フーン」って感じでしかありません。しかし、素人にとって、それらの事象は一大事になってしまいます。だから、同一ルールで淡々と統計を取り続けることが極めて難しいのです。

 

〇3月24日
・ケネディクス、-1.30%LC。

※注:これは悪くない。

 

〇3月27日
・SBI、配当落ちで-2.93%LC。

※注:配当落ちと知らずに買ってしまった(配当調整金を含めると実質-1.25%程度)。あらゆる種類の失敗を経験しないことには学べないのです。あと、これはそもそもエントリーが良くない。上値抵抗線抜けとのことだが、もうそろそろ安値からの反発フェーズが止まってもおかしくない。

 

〇3月31日
・SBI、加重平均+0.52%で決済。

※注:これは結果が欲しかったものだから、「とにかく10%、とにかく10%、加重平均で10%!」って感じで焦りが強かった。が、上がりそうにないため、決済した。ちなみに、このときに使った判断は、「3%ラインで増し玉後に+10%まで順行する銘柄は、+2%まではまず逆行しない」という統計があり、増し玉後に+2%ラインを割ったために「もうこの銘柄は+10%まではいかん……」ということで早めに決済した(これはok。エントリーはともかく、この判断は素晴らしい)。まあ、そもそも、直近安値からこれだけ戻してるわけで、ここで増し玉するのがいかんわけですが。うーん、しかし、もしCMBトレード塾に入って内田さんの売買日記解説を聞いてなかったら、いつまで経っても形だけでチャート分析をしていたのかもしれないと思うと、恐ろしくなってきます。概念の学習って滅茶苦茶大事です。

~~

・収支は17トレード3利食い、勝率17.65%、月率-2.62%。もうボロボロ……。

 

コンプレックスの克服

(前回からの続き)

2月には問題を先送りしたわけですが、3月も相変わらずの結果であったため、やはり連絡(facebook)なのではないか?と。

そして、防衛本能(潜在意識の現状維持プログラム)が働いて嫌な抵抗が蠢く中で、勇気を出して、Facebookで友達に友達申請とメッセージを送ってみたのです。
※送ってから、「よくやった!」ということで、ドコモに行って、ご褒美としてスマホ(Xperia SO-01F)を自分に買ってあげました。条件付け。

で、その後、何事もなかったかのように、友達申請の受理と「久しぶりだね」のメッセージが……。

私は、一体何を恐れていたのだろうか?友達申請と「久しぶりだね」のメッセージを送るだけ。たった2クリックで済むことに、一体何をそんなに恐れていたのだろうか?

もしも、スルーされたとしても、「ちゃんとやるべきことをやった」ということで、行動した時点で含み益が確定している状態だから、気にする必要はないのです。

こうして、今死んだとしたら後悔することがまた一つ減り、肩の荷が降りました。

ただ、トレードで思うような結果が出てない現実は変わらなかったため、更に何かする必要があるなと。

そこで、内田さんのブログで推奨されていた斎藤一人さんの「地球が天国になる話」を聞き、天国言葉(ツイてる、嬉しい、楽しい、感謝してます、しあわせ、ありがとう、許します、愛してます)を毎日50回言うことにしました。

成功本は大学時代から読んでいたけど、具体的な方法論を腰を据えて実践し続けるのは初めてのことでした。

そして、「地球が天国になる話」を何度も聞いていて思ったことは、「もっと自分を好きになろう」ということでした。

私は、自己肯定感が低いんじゃないかと思ったのです。

高校3年から自分史の検証をしていて、自分の人生が好きでたまらないのに、自己肯定感が低い?と、現状が否定されてるようなことにやや抵抗がありましたが……。
※ちなみに、自分が好きという自己肯定感と、自分の人生が好きという人生肯定感は、異なる信念です。例えば、FF7が好きな人が、必ずしも主人公のクラウドが好きだとは限らないように。ちなみに、自分史で身に付くのは後者です。

いや、そんなの関係ねえ!人生をより良くするためなら、トレーダーになるためなら、何だってしてやる!

こうして、コンプレックスの克服が始まりました。

(次回に続く)

 

 

レビュー:「地球が天国になる話」

 

劣等感/コンプレックスに関するコンテンツでは、この音声をお勧めします。

私は「地球が天国になる話」を今までに200回以上聴き、天国言葉を毎日50回以上連呼してきました。その具体的な効果は次回以降で改めて書いていきますが、効果は絶大です。

特に、40:00以降の悪徳裁判官に関する話は必聴です。

「劣等感のある人は、人に認められる努力を一杯しようとすることよしな。あんたのことは神様が認めてるの。神が認めてるから、あなたを地球に産ましたの。だから、神が認めてるんだから、周りの人間が何て言ったって関係ないの。私の事は神様が認めてくれてんだって、そう思えばいいの」

「神様がこの地球で学びなさいと言ってることはたった一個なの。いいですか、無茶苦茶最後の核心は簡単だからね。あなたは、自分を尊重してください。自分を愛して、自分を尊重すればいいんです。で、尊重できない理由はたった一個なんです。あなたが完璧主義者だからなんです。人間は完璧じゃないんです。(略)で、完璧じゃないあなたが、完璧になる努力をしちゃ駄目なんです。「自分って、能力やなんかも大してないのに、よくこんだけ頑張ってるよなあ」とか、「偉いよなあ」って。(略)自分のことを、劣等感が出てきそうになったら、「しかし、自分はよく頑張ってるよなあ」とか。「いや、俺は自分のこと、尊敬して尊重しているんだよ」」。

 

自分自身の劣等感/コンプレックスに向き合うと、嫌な感情を繰り返し繰り返し体験することになるかと思います。そのときは、自分は一生この劣等感/コンプレックスに苛まれ続けて、一生この嫌な感情スパイラルから抜け出せないんじゃないかと思ってしまいます。劣等感/コンプレックスに向き合い続ける限り、この嫌な感情スパイラルが一生続くんじゃないかと。

でも、それは、劣等感/コンプレックスにちゃんと向き合っている何よりの証拠なのです。そして、必ず、劣等感/コンプレックスは克服出来るようになります。劣等感/コンプレックスに向き合っても、嫌な感情が湧いて出てこなくなってきます。

自分という存在は、自分以外の誰になることも出来ませんし、自分以外の人生を体験することは出来ません。

トレードでも何でも、思うような結果が出ない時期があると思います。でも、どんな状況だろうと、自分を諦めないこと、自分を信じ抜くことが大事です。

結果が出なくて苦しいときに、もしも自分を責めてしまったとしても、こんなことを思ってみてください(私がこの時期に作ったアファメーションです)。

「まあしかし、よくやってるよなあ。よくこの状況で、前を向いていける。思うような結果がまだ出ないだけであって、やるべきことは全部やってるんだよね。自分が決めた政策も決断も信じています。今までにそれが間違っていたことは一度もなかった。どんなに破天荒で非常識な政策や決断だろうと、いつも正解に繋がってきた。だから、今回も信じています」

~補足~

このCDの中では、「この問題は、分かると大体の謎が解けちゃうんです。だから別に、そんなに色々解決しようとしなくて大丈夫なんです。分かればいいんです」と言っていますが、これはそんなに簡単なことじゃないです。

何もしてない段階で気付けることは、苦しみの原因になってるコンプレックスではないんです。この音声を100回以上繰り返し聴いたり、天国言葉を連呼したり、自分を好きになる努力をしたり、精神分析をしたり……、本腰を入れてコンプレックスの克服に取り組み続けていると、深層心理から浮かび上がってくることがあります。

劣等感/コンプレックスは1日2日で倒せるようなザコ敵ではなく、人生のラスボスを倒す位の断固たる決意がなければ、先送りしておいた方がいいと思います。

 

2014年4月

※2014年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇4月7日
・日経平均全面安で、ケネディクスが寄り付きで-2.64%LC。

※久しぶりのエントリーだったんだが、寄り付きで大幅LCになってしまった。
※注:エントリーが良くない。ボトムから既に30%近く反発しており、抵抗ラインも見えている。

・このエントリーがきっかけとなり、この半年間で取ってきたパターンは、どれも抵抗ラインがなかったことに気付いた。だから、抵抗ラインがないサインでしか入るべきでないと。
※トレードを始めて26ヶ月。ようやく一貫するようになった。

・更に、この日偶然にも、CMBトレード塾の内田さんの売買日記のソニーの解説にて、ローソク足の見方について重要な概念を知った。ローソク足を1本1本ずつ見ていき、保有しているプレイヤーの気持ちを考えると。テクニカル分析とはチャートの形だけを見るのではなく、これが本質なのだと。
※注:これ、タイミングが奇跡。最高にツイてた。

 

〇4月18日
・不動テトラ、-2.95%LC。

※+0%で寄り付いたのだが、大陰線が出現してほぼ安値まで滑って約定した。
※ああ減っていく、ああ減っていく、資金が……(それでもトータルでは余裕でプラス)。
※注:不運。

 

・その後、全体的にボラも方向感もなく、サインも出ない地合いが続いた。モチベーションも地の底まで落ち、チャートを見るのも億劫となり、何とか統計だけは毎日取っていたが、以前のようなやる気が起こらなかった。

・で、思った。今まではトレードを本業にしようと思っていたが、何と言うかこう、トレードは(趣味ほどには)楽しくない。専業トレーダーになってデイトレでバリバリ稼ぐより、副業的にカネが入ってくる方がワクワクするなあと。だから、トレードは本業というより投機運用ツールだと割り切った方がいいんじゃないかと。
※注:2年間やるべきことをやってきたにも関わらず、思うような結果が出ていないことで、この時期にはモチベーションが急激に低下してました。ただ、それでも統計だけは取っていました(ほとんどサインが出なかったため、ほとんど記述はされなかった)。それでも、諦めずに未来を信じることが出来たのは、感謝の気持ちを形にするという名目でやることがあったからです(下記参照)。
※注:チャートを見たり検証するモチベーションは著しく低下していましたが、メンタルについて本気で勉強し、「地球が天国になる話」を毎日聴き、天国言葉を毎日連呼しと、やるべきことはやっていたんじゃないかなと思います。
※注:この時期は、私にとっては逆境の時期でした。しかし、この時期にやり始めた多くのことが、後の人生で大きく開花することになったのです。もしもこの時期の逆境がなかったらと思うと、ゾッとします。

~~

・収支は、5トレード1利食いの勝率20.00%、月率-1.70%。

 

感謝の気持ちを形にする

学生時代の友達と連絡をとり、「地球が天国になる話」を毎日聴き、天国言葉を50回連呼して、コンプレックスと向き合う……。

いつ死んだとしても、「最高に楽しい人生だった」と言うためには、あと何をするべきか?

この時期に偶然にも読み返した「心のブレーキの外し方」の第二章には、こんなことが書かれていました。

”感謝の気持ちは、それを持つだけでは意味がなく、いつか消えてしまう。だから、行動という名の形にしないと意味がない”

これがきっかけとなり、私の人生を豊かにしてくれた、ゲームの神様と音楽の神様に対して、感謝の気持ちを形にするんだと思ったのです。

ゲームの神様に感謝の気持ちを形にするために、4ヶ月半掛けて、このサイトを作りました。あと、音楽の神様に感謝の気持ちを形にするために、今まで全く行ったことがなかったライブに行くことにしました。

「感謝の気持ちを形にすること」は、人生を豊かにする間違いない方法です。今までに実践してきて、100%必ず奇跡的な出来事に繋がってきました。人生で奇跡を引き寄せる最も確実な方法と言っていいです。

ただ、注意点があって、「自分自身が満たされていて充実感を味わったことがあること」に対してでないと、効果がないです。

人間、満たされてないことは、与えることが出来ません。

感謝の気持ちを形にする効果だけを受益したいがために、満たされてないことに対して感謝の気持ちを形に~とやっても何の効果もありません。

 

 

書評:「心のブレーキの外し方」

潜在意識について書かれた本の入門書としては、この本をお勧めします。石井裕之さんが書いた潜在意識に関する本では「もう一人の自分とうまく付き合う方法」「心のDNAの育て方」「壁」なども良著ですが、この本(「心のブレーキの外し方」)を推します。

この本の内容をざっくり説明すると、
第一章:潜在意識に基づいた、継続するための方法について
第二章:感情を形にして残しておくことの重要性について
第三章:潜在意識の全体性について
第四章:潜在意識は常に考えているという性質(アイデアがなぜ浮かぶのか?にも繋がる話です)
第五章:潜在意識には時間という概念がない件について

ここでは、潜在意識の全体性について、私の実体験も交えて書いていきたいと思います。

潜在意識の全体性というのは、人生は何か一つの要素だけが突出して良くなるということはなく、人生全体が良くなることでしか、ある要素も良くならないというものです。

「確かな成功を手にしている人というのは、仕事ばかりではなく、家庭も、健康も、人間関係も、人生全般が充実しているものです。仕事が成功したから、その他のことも充実してきたのではない。すべてが充実しているから仕事が成功したのです」

 

私の場合、人生で最も比重が高いものは趣味だと思うんですが。2012年から2014年まで、今までどんだけ何をやっても爆発的な改善が見られなかったものが、Facebookを始めて連絡の心残りを解消したら、趣味が爆発的に改善したんですね。改善というより、革命が起きたに近い。

Facebookを始めたのは、人間関係の心残り解消と、その心残りがトレーダーとしての成長を阻害しているんじゃないか?と思ったからです。つまり、人間関係と仕事を改善しようと思ったためにやったことです。

ところが、全く改善を意図していなかった趣味の分野で、当サイトを作ったり、ライブに行くようになったりと、人生に爆発的な楽しみ・喜びをもたらすような革命が起こったのです。
※直接的には、Facebookとサイト作成やライブは関係なかったが、人生の流れからして無関係だったとはとても思えないのです。

つまり、人生を豊かにするために、仕事なり趣味なり恋愛なり何か一つに特化することがいかに非効率的なことかということです。

そして、それは何も大きなことをやる必要はないんですね。

「潜在意識の世界では、どれだけの時間をかけるかは問題ではない。どれだけお金をかけるかとか、どれだけ上手にやるかも問題ではない。ただ、”どれだけ真剣に心を向けたか”がすべてなのです」

 

もし私が、私みたいにコンテンツが大好きな人から「もっとコンテンツを楽しむにはどうすればいいか?」という質問を受けたら、人生で心残りになってたり充実してない部分で何かアクションを起こしてみるべきであるとアドバイスします。全く無関係なように思えますが、絶対に良い影響を及ぼします。

体験してみないことには、潜在意識の全体性って中々信じられないんですね。

だから、踏み込む前には、逆のことを思ってしまうんです。「そこにキャパシティーを使ったら、自分の好きなことにキャパシティー使えなくなるじゃん」って。だから、意識的には抵抗があるんですね。なんでわざわざ自分の強みを手放さないといけないんだ?的な。でも、絶対に大丈夫だから、強みがなくなるどころか益々強化されるから、一歩踏み出してみてみ?

 

2014年5月

※2014年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~5月31日
・日経平均はボラも方向感も特になく、サインがほとんど出ない地合いが続いた。エントリーすることはなかったが、新興銘柄でぶっ飛んでいた銘柄が結構あったため、検証をしていた。ややエントリー恐怖症気味に?

 

〇5月8日
・今まで取っていた統計に、MFE(最大順行幅)の項目を追加した。
※注:これによって、日経平均のボラティリティーの指標が得られるようになった。まあ、だからといって、特に売買に影響があった的なことはないんですが……。

 

〇5月23日
・NEC、+0.33%で途中決済するも……。

※恐くなって途中決済した。
※注:エントリー自体は上値抵抗線抜け。悪くはない。

 

・日本通信、直近高値を抜けた所で入るも、手数料負けで決済した。しかし……。

※当時の売買日記に書いた感情をそのまま転載。
~~
・「三角持合い抜け高値の540円を抜いた541円で買いのシナリオ。9時55分過ぎ、日本通信541円買い。上げるが、値動きに吐き気が……。1%のリスクなのは変わらんのだが……。その後、546円まで上げるが反落して537円まで付けるも反発(3度機能した539円を割った)、546円を抜けるが547円で反落して再び537円まで下落。レンジ推移で542円で前引け。これ、こういう展開は初めてですな……。出来高が集まらないから上に突き抜けていかない。こういうときは決済したいが、決済すると上げてくんだよなあ。後場になって一時上げたが、もう値動きについていけん……。で、急落があってまた537円まで下げたが、移動平均線を全て下回ったため決済した。541円(手数料負け)」
→ナイストレードだったと思う。節目超えてからレンジという展開は初めてであった。
→本音は、新興銘柄はもうごめんだ……って感じだが。
→上がっていったら、自分を責めてしまうかもしれんが、移動平均線割ってからの反発で決済したんだから、これでいい。この判断を尊重します。
→案の定、決済してから上げていった!まあ、+14ティックであるが……。その後更に上昇して3%ラインにも到達。……これはもう、潜在意識がそう望んでいるとしか言いようがねえわ。あと1回耐えてれば……。

・もしも、LCラインそのままで保有していれば、541L→567HD(+4.80%)

・しかし何も、ここまでドンピシャで手放さなくても……。ここまで耐えて見ていたのは一体何だったのかと……。これ、安全の欲求の味わう必要ねえじゃんと。

・ただ、一つだけ素晴らしい点を書いておくと、少なくとも今日は、トータルで損失にはなってないということ。

・ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!

・もう、今日は無理です。ノックアウトですわ。去年の大暴落から1年、どれだけ成長したんだろうか?
~~

 

〇5月26日
・NEC+3.34%、日本通信+17.63%のストップ高。
※注:これによって、トレードは投機運用ツールとして割り切るということになった。
※ところで、日本通信ってそもそも何の会社だ?と思って調べたら、MVNO……。トータルで見たら圧倒的にスマホ料金が安くなるじゃんと、ドコモからb-mobileにMNPした。後から調べたら、日本通信はネット上では「ポンツー」と揶揄されていた。ただ、私は満足している。

 

〇5月28日
・ここまで保有してたら、NEC+6.39%、日本通信+33.08%になっていた。本当に何やってんだ……。ああ、これはもう駄目かもなあ……。2年間やってきてこれかよ……。

・それで、この日は、人生初ライブということで、大引け後に、国立競技場で行われた「JAPAN NIGHT」のパブリックビューイングに行ってきた。

・あんまり良くない気分で開演を待っていたが、「全力少年」から始まったそれは、「あとひとつ」のイントロが流れて来た時点で……。あり得ねえだろ、このアーティストの人選に、このセトリは……。それが、なんでこのタイミングで……。2年間やっても思うような結果が出ておらず、世界中から馬鹿にされてるような惨めな気分でいたのに、少なくとも、音楽の神様からは見捨てられていないみたいだった。そして、「これ、まだ分からねえんじゃねえのか?2011年3月11日のような奇跡が起こってもおかしくねえんじゃねえのか?」と。「JAPAN NIGHT」によって、人生の空気が一変した。帰ってきたら、ゲームの神様への感謝の気持ちを形にするために、FF9の続きを作った。そして、翌日からはまた未来を信じて……。
※注:このタイミングで……奇跡、奇跡以外の何物でもない。一番苦しく諦めかけていたタイミングで、この世界から最高のエールがもたらされた。「音楽の神様に対して感謝の気持ちを形にするためにライブに行こう」と意図した次の月に、「JAPAN NIGHT」というライブが開催されて、しかもそのタイミングがドンピシャだったという……。たった一人私のためだけに、この世界が「頑張れ!」というエールを送ってくれたとしか思えなかった。
※注:人間、最大の逆境時にこそ、一番の強みが発揮されます。私の場合は、コンテンツ制作・ゲーム・音楽という趣味だったわけですが、ここでもまた……。こういう何があってもストレス解消につながって、人生を前向きに考えられるようになってしまうような趣味や人間関係というのは、トレーダーになるためには必須のものじゃないかと思います。トレーダーになってやりたいことをやるんじゃなくて、トレーダーになるためにはやりたいことが既にないとなれないというのが正解だと思います。トレーダーになるまでの道は人生の総力戦です。自由を掴み取るには、それまでの人生で培ってきたあらゆるものを総動員する必要がある。

 

天国言葉の効果

私は、2014年4月から天国言葉(ツイてる、嬉しい、楽しい、感謝してます、しあわせ、ありがとう、許します、愛してます)を毎日50回連呼するようにしました。

今日は、天国言葉を連呼することによって起こった変化について書いていきたいと思います。

(1)不安が軽減される

これは、天国言葉を連呼するようになってから8ヶ月経過した2014年12月のことなんですが、「もうそろそろいいんじゃないかな?」と思って天国言葉の連呼を一旦やめてみたんですね。

そうしたら、不安になるようなことに対して、ズブズブと心が沈んでいくんですね。「あー、こりゃやばい!」と思って、天国言葉の連呼をすぐに再開しました。そうしたら、不安が軽減されたんです。

つまり、天国言葉を連呼していたことによって、知らず知らずのうちに不安耐性が出来ていたんだなということに気付いたんです。

天国言葉の連呼を一旦やめてみて気付いた、天国言葉の効果。

天国言葉を連呼することによって、不安が軽減されます。そして、更に続けていくと、落ち込むようなことがあっても、引きずらなくなります。滅茶苦茶嫌なことがあっても、1~2日経てば元に戻ってしまう状態になります。

 

(2)何が起こってもツイてる・嬉しい・楽しいとしか思わなくなった

これは、天国言葉を連呼するようになってから400日以上経過した2015年6月のことなんですが、自分の外部環境で何が起きても、「人生ではツイてること・嬉しいこと・楽しいことしか起こらない」と思うようになってしまいました。

周囲にとってはどんな不謹慎なことだろうと、「ツイてるなあ」としか思わなくなってしまったのです(ただし、それを口に出すと顰蹙を買うと思います)。

これは恐らく、天国言葉を400日言い続けたことで、脳の神経経路がそのように形成されてしまったからだと思います。つまり、天国言葉に洗脳されてしまったわけですね。物事のポジティブな面にフォーカスするように脳の神経経路が形成されたことによって、一般的にはツイてないとされる事象が目の前で起こっても、勝手にツイてる出来事だと認識してしまうようになったんだと思います。

そしてこの状態になってからは、天国言葉の連呼をやめても不安耐性が消えなくなったため、天国言葉を連呼しなくても深く落ち込むことはなくなりました。

 

と言うことで、私の実体験からすると、天国言葉を累計2万回(=1日50回×400日)言うと、明らかな効果が出てくるなと思います。

なお、私は天国言葉を連呼する前から、自分史の検証が習慣化していました。そのため、天国言葉を連呼する前から、自分の人生についてのポジティブな感想を口に出して言うことは既に習慣化していました。このような習慣が既にあっても、天国言葉の連呼には効果があります。

少なくとも、成功本を100冊買って乱読するんだったら、騙されたと思って、天国言葉を毎日30~50回連呼する方が、経済的にも時間的にも圧倒的に良いです。

 

 

書評:「100%幸せな1%の人々」

感謝の効果について書かれている本として、この本を紹介します。

この本は大学3年の夏に買ったんですが、そのときは感謝の効果について書かれているページを読んでも「フーン」という感じでほとんどスルーしていました。

大学時代にこの本を読んで衝撃を受けたというか、納得したことがあります。

それは、人生というのは、自分自身がこの世界に来る前に書いたシナリオ通りに進行するというものです。

「私たちは自分のシナリオどおりに生まれ、自分のシナリオどおりに死んでいきます。私たちは、どういうところで生まれ、どういう名前で生まれ、そしてどのような人生を経ていつ死んでいく、ということを全部シナリオで書いてきたらしいのです」

 

この考え方は自分史の検証をやってると、「そうだよな」としか思えなくなってくるんですね。人生は生まれてくる前に書いてきた工程表通りに進行しているとしか思えない。

私の場合、トレーダーになるのも、最初からこうなることは全て決まってたんじゃないかと不思議に思うことがあります。

ポケモンやパワポケで確率統計は幼少期から身近なものだったし、大学時代に入ったゼミで勉強したのは偶然にも「経済性工学」だったし、大学時代に偶然嵌っていた成功本が役に立つことになったし、最初から、この道に来ることが決まってたんじゃないかと。いや、そうとしか思えないというか。最初から、トレーダーになるというシナリオを自分で書いてきたとしか思えない。偶然にしては余りにも出来過ぎている。

あと、成功本との縁を感じるなあとも思います。大学時代には成功本に嵌っていたのに、ただ読むだけでそれを実践することはありませんでした。にも関わらず、それから5年以上の時を経て、大学時代には実践しなかった成功法則の実践もするようになったわけです(正確に言うと、逆境から実践せざるを得なくなった)。

まあだから、人生は自分で書いてきたシナリオ通りに進行するんだから、何が起きても大丈夫だよと。

「「自分が書いたシナリオどおりに自分の人生が進んでいくのであれば、じたばたする意味はない。これ以上、じたばたしてもしかたがない」ということになります」

「自分のシナリオどおりに人生が存在していることがわかってしまえば、過去どのような選択をし、どのような判断をしたかについても悔やむ意味はありません。すべての選択、すべての判断が正しかったということになります」

 

トレードの場合で言うと、どのような最低のトレードをしようと、そこから教訓を学べたのならば、全てのトレードに意味があるということになります。仮に種銭を全て吹っ飛ばすことになったとしても、人生全体で見たら悪いことではない(ここ、断言します)。

この月の日本通信のトレードにしても、チキン利食いせずに持ってれば+30%だったわけですが、ここで最悪な気持ちになってなかったら、「JAPAN NIGHT」というレジェンドが私の中で生まれてないわけですよ。私にとって「JAPAN NIGHT」はウッドストックのようなものです。恐らく、「JAPAN NIGHT」という言葉をこの世界で最も口に出してきたのは私だと思います。

トレードという小さな視点ではなく、人生という大きな視点から見てみることも大事です。リアルタイムでは分からなくても、後から振り返れば、100%全ての出来事が良い出来事だったことが分かるのです。

 

2014年6月

※2014年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇6月9日
・DDSを直近レンジ抜けで買い。この日だけで+15.11%の含み益に。

※「嬉しいですなあ!」。
※注:ナイスであるが、これは日足だけ見ると微妙な所ではある。運も良かった。ボラが出そうな銘柄に爆発寸前に入ったのが良い。

 

〇6月10日
・DDSは-4.04%の下落。+10.46%含み益のまま保有。

 

〇6月11日
・DDS+13.54%の上昇で、含み益は+25.42%に。

※なお、直近高値抜けで増し玉する予定だったが、寝過ごしてしまったため出来ず。

 

〇6月12日
・DDSは更に+11.24%の上昇、前日高値抜けで増し玉した。

※上記の画像の日付表記は6/13→6/12の誤りです。
※当時の感情
~~
・増し玉したけど、やや怖かった。そして、その後は気になった。この含み益が消えたらどうしよう?みたいな。別に今回消えたとしても、これを何度も繰り返してればとんでもない大ホームランがいつかは出るわけだが。
・その後、後場になってチラっと見たら、大陰線で滅茶苦茶押しており、増し玉ポイントまで押す勢いであったから、イヤーな感じに。増し玉ポイントまで押したら個別で手放してえ!しかし、我慢我慢!これは本当に見てられねえ……。最後まで保有した。
~~

 

〇6月13日
・DDS-5.94%の下落。

※何とか持っていたが……。
・目の前で急落したーー!!こりゃあ、見てるの無理だわ……。で、今日中に5MA割って終値決算も覚悟して席を外したのだが、何とか耐えていた。
※注:確かこのとき、目の前で突然出現した5分足の大陰線で音が聞こえました。大陰線が出た瞬間、音が聞こえました(確か、つららが落ちるような音が、FF4のブリザガのような音が)。

 

〇6月16日
・DDSは+4.25%の上昇、途中決済し、エントリー玉+31.74%、増し玉+0.14%で決済となった。

※なお、当初の利益目標ラインは、三角持ち合いの幅率分ということで2330円だった。
※注:いや、それはさすがに無理だわ……。これ、下手に新興銘柄の知識や経験があったら+20%位で決済しているのが、ここまで保有出来たのは無知による所も大きい。ただ、逆境を乗り越えた先での、この特大ホームランは、マーケットの神様からのプレゼントだったんだろうなあと思います。私はいつも運だけは良いんですね。
※この一発が出たことで、資金が大幅に増え、嫌な雰囲気が緩和した。

 

コンプレックスと精神分析

この時期には、自分が抱えるコンプレックスと向き合っていたんですが、それに関連する話をします。

人間は、過去にトラウマのような嫌な出来事があったときに、何らかの決意をしていることがあります。その決意というのは、その当時の自分を守るために、防衛本能的にされてしまった場合が多いです。意識では気付かないんだけど、その当時の自分を守るために、ある決意が潜在意識でされてしまったと。

人間の決意というのはとにかく強いもので、防衛本能が働いてされた決意が、ずっと続いている場合があります。そして、その決意が願望への強固な抵抗になっている場合があります。

このような決意を解いてもらうには、そのトラウマ的な出来事が起きた当時の過去の自分と対話します。

そして、対話するときには、「どんなことを思っていたか教えてくれないかな?」「どんな感情だった?」「何がやりたかった?」と、とにかく聞いてみます。そうやって、過去の自分に対して質問を繰り返します。

そのトラウマ的な出来事が起きたときは、別に誰も悪くないし、もちろん自分自身も悪くないんです。悪者は誰もいないんです。

でも、悔しかっただろうなと、悲しかっただろうなと。その時は表には出さずに、その感情を溜め込んでしまった。だから、その当時の自分に、悔しさや悲しさといった、その時に溜め込んでしまった感情を吐き出してもらいます。「よく耐えたね。その気持ちを、今の自分に吐き出していいよ」って。そうすると、涙が泉のように溢れ出てきます。

これは体験してみると分かるんですが、本当に凄いです。昔押し殺した感情ってのは、心の奥底にずっと溜まっているということがよく分かります。

過去の自分に押し殺した感情を吐き出してもらって、涙が泉のように溢れ出てくると、心から何かがなくなって軽くなる感じがします。そして、過去の自分と対話していて最後に残る感情は「ありがとう」です。押し殺していた嫌な感情が解放されるんだから、後には感謝の気持ちしか残らないのです。

そうなると、そのトラウマ的な出来事は、もう嫌な出来事でも何でもなくなります。もう、そのときの自分と対話しても、嫌な感情はどこにも残っていません。過去の自分はそれを乗り越えたという、歴史的事実と思い出以外には何も残りません。
※その出来事から嫌なエネルギーが抜けたわけです。詳しくは「ゾーン」の信念の性質に関して書かれている所を参照。

あと、過去の自分と対話するときは、何を聞くにしても、愛をもってコミュニケーションを取ることが大事です。つまり、聞く側に徹して聞いてあげること。それで、どんな答えが返ってきても、それを絶対に否定しちゃ駄目です。今の自分自身の価値観や信念を押し付けるようなことは絶対にして駄目。とにかく、過去の自分が言ったことを100%全面的に肯定してあげることです。

 

こういう内面的な作業は、トレーダーになることには何の関係もないような気がすると思います。もしかしたら、トレーダーとしての成長には全く寄与してないのかもしれません(検証することは不可能であるため、実際どうなのかは分かりません)。こんなことをしても、何の意味もないかもしれない。でも、少なくともマイナスにはならないと思うんですよ。

しかし、本当にトレーダーになるって大変ですね……。チャート分析のスキルを極めただけでトレーダーになれるという世間一般の思い込みは余りにも甘過ぎます。心残りを解消し、コンプレックスと向き合い、過去のトラウマ的な出来事にも向き合い……。天国言葉や引き寄せの法則を実践し、「そんなことやっても意味ねえだろ」的なプライドは全て捨てなければなれない。

 

※私は2005年からずっと自分史の検証をして過去を振り返ることが習慣になっていたのに、この精神分析をするまで全く気付かなかった感情がいくつかありました。恐らく、無意識的にトラウマになったような過去の出来事を避けてたんだと思います。
※ただ、私の場合、自分史の検証がライフスタイルになっており、「過去にこんなトラウマがあったんか!」と過去に新しい史実を発見した喜びの方が勝ってしまうため、過去の嫌な出来事に向き合うのが快楽以外の何物でもないんですね。だから、自分史の検証をしたことがない場合は、この精神分析は辛い作業になるかもしれません。

 

 

書評:「嫌われる勇気」

アドラー心理学について書かれたベストセラーです。賢人と青年の対話形式で進んでいくため、とても読みやすいです。コンプレックス/劣等感の克服についても書かれています。

ただ、この本、とてつもなく厳しいことを言っています。100万部以上売れた本ですが、ただ読んだだけで終わった人が大半なんじゃないでしょうか。この本で書かれていることを実践するのは、余りにも劇薬過ぎる……。でも、この本に書かれていることは人生を自己責任で生きる思考であり、トレーダーに必要な思考そのものです。

「わたしの若い友人に、小説家になることを夢見ながら、なかなか作品を書き上げられない人がいます。彼によると、仕事が忙しくて小説を書く時間もままならない、だから書き上げられないし、賞の応募に至らないのだそうです。しかし、はたしてそうでしょうか。実際のところは、応募しないことによって「やればできる」という可能性を残しておきたいのです。人の評価にさらされたくないし、ましてや駄作を書き上げて落選する、という現実に直面したくない。時間さえあればできる、環境さえ整えば書ける、自分にはその才能があるのだ、という可能性のなかに生きていたいのです。おそらく彼は、あと5年10年もすれば「もう若くないから」とか「家庭もできたから」と別の言い訳を使いはじめることでしょう」

「賞に応募して、落選するならすればいいのです。そうすればもっと成長できるかもしれないし、あるいは別の道に進むべきだと理解するかもしれない。いずれにせよ、前に進むことができます」

 

このブログでも度々書いてる「いつ死んだとしても後悔がないように生きる」というと、聞こえはいいですが、その生き方をするには↑を実践し続けていかなければいけないわけですね。「人生でやりたいことを常にやる」「後悔や心残りがないように生きる」って、それがどれだけ難しい生き方か……。ちなみに、私がこのライフスタイルを実践するようになったのは意思が強かったからでも何でもなく、「安定・安全・長生きが保障されている人達が羨ましかったけど、それは自分には与えられないものなんだ……」と諦めたからです。「いつ死んだとしても後悔がないように生きる」ライフスタイルが結果的に長生きに繋がると思ったから、この思考を受け入れざるを得なかったわけです。安定・安全を保障されてる立場でこの思考をするのは、意志が相当強くないと無理なんじゃないかと……。

「自らの生について、あなたにできるのは「自分の信じる最善の道を選ぶこと」、それだけです。一方で、その選択について他者がどのような評価を下すのか。これは他者の課題であって、あなたにはどうにもできない話です」

 

個人的には、この部分こそが、この本の主旨だと思っています。

自分に出来ることを全てやったのに結果に繋がらなかったら、それはもうしゃあないと割り切るしかない。自分に出来ることをやって最善を尽くしたら、もうあとはこの世界に委ねるしかない。要するに、「人事を尽くして天命を待つ」ということですね。

これこそが、自己責任という考えの根底にあるものだと思うんですが、一般社会ではこの考えは中々受け入れられてません。

自己責任というのは、どのような結果になろうと自分で責任を取って、利益も損失も全て自分で受け入れるというものです。この対比にあるのは、失敗しても(誰かが)保障してくれるというものです(その代わり、大きな成功をしたとしても、利益も制限されてしまう)。

何かが保障されていて、その結果に対して責任を取らなくていいというのは、一見すると良いことのように聞こえますが、それは逆を言えば、保障されてれば保障されてるほど、自由も利益の上限も成長の機会も、(保障してもらっている母体に)奪われているということです。

個人のトレーダーは誰も成功を保障してくれず、社会的な評価も全くありませんし、履歴書にも当然書けません。でも、だからこそ、何の保障もなくて社会的評価もないからこそ、想像を絶するような自由と報酬が待ってるわけです。

 

続編の「幸せになる勇気」もおすすめです。

 

2014年7月

※2014年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~7月27日
・ボラがなく、1ヶ月以上エントリーしない展開が続いた。

〇7月28日
・ミクシィを直近高値抜けで買い。

※エントリーの根拠は三角持ち合い抜けで買い(前日に立てたシナリオ通りに、直近高値抜けでエントリー)。利益目標ラインは直近の三角持ち合いの幅から6070円(+39.54%)。明日は、本日の高値4670円を抜けたら4680円でエントリー玉と同数を増し玉し(4670円以上の逆指値で発動する4680円買い)、増し玉したら損切りラインをブレイクイープンとなる4515円に移動する。

 

〇7月29日
・ミクシィは+12.58%の上昇で、含み益は+19.31%に。なお、増し玉はスルーとなった。

※増し玉は、損切りラインが下がって順行を逃してしまうんじゃないかという恐怖で入れんかった。1ヶ月以上ぶりのチャンスだったため、そのような恐怖があった。ただ、もし入っていれば……。

 

〇7月30日
・ミクシィは-3.27%の下落で、含み益は+15.40%。

 

〇7月31日
・ミクシィ+19.32%の上昇となり、+34.94%で決済した。

※利益目標ラインにはまだ達してなかったが、もうこれは……ということで決済した。
※注:増し玉スルーというミスもあったが、ナイストレードに変わりなし。なお、ミクシィはこの後+53.10%まで順行していった。

※6月のDDSに続く、特大ホームラン。しかも、トレーダーになるために、mixiでの心残りをFacebookで解消してから取れた銘柄が……。これは確率何千分の1か?マーケットの神様が人生を監視していて、ご褒美をくれたとしか……。

※「素晴らしい!泣けてくるぜ!ナイストレード!よくやったなあ!よく、ここまでやってきた!本当に、よくやったなあ!」(この日の日記より)。
※注:2年間やってきたが思うような結果が出ず、その一番辛かった時期をそれでも継続してやってきた末に飛び出したこのホームランは、3~6月にあったどんよりとした空気を一変させた。
※注:今から振り返ってみると、4~5月に、「別にトレードを本業にする必要はない。あくまで運用ツールでいい」と、半ばトレーダーになることを諦めたような心境になったことで、それまで心の中にあった何らかの執着が抜けていた。そのため、「毎月取れている必要はない。これでいい。取れるトレードだけ取ればいい。専業トレーダーとして年率300%とか必要ない。運用ツールとして年率30~50%取れてれば十分」と、心の中に余裕が生まれていた。トレードだけで生活出来るようになる未来を諦めたことで生じた精神的余裕が、皮肉なことに、トレーダーとしての成長に大きく寄与することになった。
※注:これはトレード以外でも今までに経験したことがあるんですが、夢は諦めて執着がなくなってから、気付かない内に叶っていたという性質があるように思います。「は?あのとき諦めた夢が?は?嘘だろ?はあ?いつの間に、マジかー……」的な。

 

規律ある運動と筋トレ

コンプレックスの克服を始めてから約3ヶ月。「地球が天国になる話」を毎日聞き、天国言葉を毎日50回連呼し、感謝の気持ちを形にし、精神分析で過去の自分達に感情を吐き出してもらい……。

ガチで劣等感/コンプレックスと向き合っていたため、劣等感/コンプレックスを刺激されるような情報に接すると、その度に悪徳裁判官に生体エネルギーを全て持っていかれることもありました(心ない天使(FF6、FF7、LR)をくらったような感じになる)。

それでも諦めずに「やれることやっていこうぜ!」と自分を信じて色々なことを継続していったら、「こいつすげえわ……」と、内面から自分を好きになっている感覚がありました。

そして、もっと自分を好きになるために、本腰を入れてやり始めたことがあります。

それは、内面の次は外面ということで、見た目の改善です。別に自分の見た目が嫌いというわけではなかったですが、本腰を入れて自分の外面も更に好きになろうぜと思い立ったのです。

具体的には、1000円カットに行っていたものを美容院に行くようにして、毎日運動(エアロバイク)と筋トレを継続するようにして、ファッションにも興味を持つようにしました。メガネからコンタクトにも変えました。

この中でも特に、運動と筋トレは習慣化することをおすすめします。規律の養成に繋がるからです。

ちなみに私は、エアロバイクが届いた初日に15分やってから、その日のご褒美にファンタグレープを飲みました(条件付け)。あれから2年以上継続していて10キロ近く痩せたので、トータルでは結果が出ているかと思います。
※あと、運動が継続出来たのは、その時間をスマホ+bluetoothスピーカーで音楽を聞く楽しい時間にしたのが大きかったです。

トレーダーになるための一環として、見た目を改善して自分を外面からも更に好きになる。こんなことを書いてあるトレード本もトレードブログも他にないかもしれませんが、私がやってきたことは全て書いておくべきだと思ったため、書いておきます。もしかしたら、トレーダーとしての成長に寄与したかもしれないんで。

運動と筋トレは規律を養成するのにおすすめです。

~追記~

筋トレって、「あと1セットやるの辛いなこれ……」ってなりながらも、習慣にしてるとちゃんとやって、辛いけどちゃんと出来るわけですよ。

これって、仕事でもコンテンツ制作でも、良いものを生み出すために必要なことと全く同じだと思います。

「今日もコンテンツ作るの辛いな……。ちゃんと作れるんかな?アイデアもねえんだけどな……」って思ってても、ちゃんとやれば出来るんですよ、新しいもの生み出してるんですよ。

で、これを継続してると、後から振り返ってみたときに、物凄いものが出来ている。筋トレと同じです、これ。

 

 

書評:「高勝率トレード学のススメ」

自己啓発本の紹介が続いていたので、久しぶりにトレード本の書評をします。

この本の第1部では、トレードについての現実的な話が書かれていて、今になってみると、「そうだよなあ。2年程度で思うように稼げるようになるわけがないよなあ」と同意しながら読めるんですが、この本を読んだ当時トレード歴1年ちょっとの私の脳には全く響いていなかったことでしょう。

ちなみに、私の持っているこの本には、現実的なことが書いてある部分には線が引いてないのに、次の部分に線が引いてあります。

「現実を直視することももちろん大切だが、自分はいつかは地球上で最高のトレーダーになれることを信じ、それを常に思い描くことが大切だ。プラス思考も最高のトレーダーになるための重要な要素である」

 

これも確かに間違いなく大事ですが、現実に足を付けながら前向きに考えることが大事です。

成長曲線にせよ、利益目標にせよ、資金にせよ、トレードでは現実的に考えることが重要です。

だって、年率50%で200万円を10年複利で回せば、200万円×1.5^10=11533万円で1億超えるんですよ。資金管理を無視して、年率数百%を狙う必要がどこにあります?

とにかくまず第一は、生き残ってスキルを磨くことです。

 

この本のタイトル的には、この部分が主旨になるのかなと思うんですが。

「高確率トレードとは、明確な手仕舞い戦略に基づき、ストップ水準をあらかじめ決めたうえで慎重に行われるトレードで、高い成功率が過去のデータによって裏付けられた、リスク・リワード比率の良いトレードのことをいう」

 

まあ、確かにそれが出来れば良いんですけどね……。これは言うだけだったら、誰だってそう思うわけで……。この本は名著なんだけど、タイトルはマーケティングの結果だと思った方がいいです。

それで、私には、直近高値を抜けた所でしかエントリーしてはいけないという思い込みが長い間ありました。

そのため、下げすぎた所での買いやトレンドラインの押し目買いのようなエントリーはタブーのようなものになっていました。

レンジ抜けに達する前の直近安値圏で仕込むことが出来ればもっと大きく取れるのでは?もしくはトレンドの押し目で仕込めれば……など、時々思うことはあっても、「高値抜けしかないんだ!」と思考停止していたのです。

ただ、そのルールでの統計を取ったことがなくスキルのない時期に行う押し目買いや逆張りは、酷い結果になることが多いです。だから、結果的には、思考停止的に高値抜けに絞っていたのは大正解だったと思います(ただ、ある程度のスキルが身に付いてからも、この思い込みが継続していたため……)。

同一ルールで淡々と統計を取っていると、そのルールの限界(勝率や最大順行幅など)が統計的なデータとして分かってくるため、そのルールに対する幻想が良いも悪いも含めて消えてきます。

そうなると、「現実的に考えて、このルールでは何%で利食いするしかないな……」となります。

結局、高値抜けでのエントリーにせよ、押し目でのエントリーにせよ、あるルールに熟練するには一定の売買ルールのもとで統計を取り続けるしかないのです。

「レンジ抜けまで待ってから買うより、安値圏で25MAにタッチした所で買ってた方が取れていたじゃないか!レンジ抜けよりこっちの方が優れたエントリーなんじゃないか?」的なことを思うときがあると思います。

そのルールで改めて100エントリー分ほど統計を取ってみれば、きっと幻滅することでしょう。

でも、1ヶ月分の統計を取っただけで幻滅して、それ以上継続して統計を取る人がほとんどいないからこそ、統計はトレーダーのグレートウォールになってくれていると思うのです。

 

2014年8月

※2014年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇8月19日
・UBICを買ったが、-0.80%LCとなった。

※買ってから、+4.01%まで順行。+3%に到達した時点でブレイクイーブン設定したが、下ヒゲで-0.80%まで滑った。

~~

・8月はこの1トレードのみ。

 

コンプレックスの克服2

コンプレックスの克服に関する話をずっとしてきましたが、そろそろ締めたいと思います。

最後に、コンプレックスの克服について、私の実体験を書いていきます。

それで、私は、3月からFacebookを始めてみて、気付いたことがあったんですよ。「ああ、これか……」と。

それは、「友達が少ないこと」について劣等感/コンプレックスがあるんじゃないかということです。友達がFacebookで友達を増やしていったりするのを見ると、その度に中学時代の嫌な感情が再生されたんです。自分は友達が中々作れないのに、周りはどんどん仲良くなっていく・友達を増やしていくという、中学時代の嫌な感情が再生される。

今までずっと蓋をしてきたけど、ここに劣等感/コンプレックスがある。ここを刺激されると、生体エネルギーが全て吸い取られるような、まるで心ない天使(※)を喰らったような感じになる。
※:「心ない天使」とは、FFのラスボスが使ってくる、全員のHPを1にする技のことです。コンプレックスを刺激されると、どんなに良い気分になっていても、ガクっと生体エネルギーを全て吸い取られたような気分まで落ち込むために、このような表現を使っています。

地球が天国になる話」を毎日聞き、天国言葉を毎日連呼し続けました。

それでもまだ、悪徳裁判官が心ない天使を使ってくるんです。

そこで、恐らく原因があるであろう中学時代について精神分析をしてみたんです。

そうしたら、中学時代に押さえ込んでいた感情が出てくること出てくること……。知らんかったわ、ごめんな……。

で、精神分析をして解放を続けていったら、あることに気付いたんです。

私は、中学時代は、勉強は楽しかったけど、友達と遊んだ部分では充実してなかったとずっと思ってたんですね。中学時代はもちろん楽しかったし大好きな時代だけど、それは勉強が楽しかったからなんであって、ゆずの「友達の唄」とか「サヨナラバス」が情景になるような体験は出来んかったなと。それがちょっと残念だったなと。

それが、違ったんだわ……。ちゃんと体験してたんだわ……。楽しかったことを認められんかっただけなんだわ……。楽しいことをちゃんと体験してたのに、同調圧力に屈して、それを認められなかっただけなんだよ!

私が中学時代によく一緒にいた友達は、スクールカースト的には最下層で、いじめられるような人だったんですね。だから、その友達と一緒に昼休みに遊んでいても、「楽しい」とは言えないような雰囲気だった。

そこで「楽しい」と言うと、自分までスクールカーストの下層に入ってしまうんじゃないかと思ったからです。それに、カーストが下の方の人と一番親しいというのは、プライドが許せなかった的なのもありました。

でも、この当時は言えなかったし、認められなかったけど、一番話が合ったり、一番一緒にいて楽しかったのは、間違いなくこの友達だった。

昼休みも宿泊体験も文化祭も修学旅行も全部楽しかったじゃねえかと。認められなかっただけで、友達関係でもちゃんと楽しいを体験してたじゃないか!

※この部分は、天国言葉や精神分析によって、深層心理から浮き上がってきたことなんだと思います。何度も書いてますように、私は自分史の検証がライフワークになっており、普通の人とは比較にならないほど、過去をたくさん検証しています。にも関わらず、この点に全く気付かなかったということは、深層心理から浮かび上がってきたとしか説明が出来ないと思います。

それで、「楽しかったのに、そう堂々と言える強さが、自分にあったら……。なぜに、一番楽しい連絡があったのに、素直になっていけなかったのか?これは、スクールカーストとかいう低レベルのピラミッドが100%悪い。我々には何の罪もない。でも本当に、感謝しています。最高に楽しい思い出をありがとう。もう、絶対に屈したりはしません。たとえ70億人から顰蹙を買ったとしても、自分にとって楽しいことは楽しいと言います」とやりました。

ここに気付いて解放したからか、天国言葉を毎日言い続けたからか、自分を好きになるための努力をたくさんしたからかは分からないですが、「友達が少ない」的な劣等感/コンプレックスを理由に悪徳裁判官が悪さをすることは一切なくなりました。
※この解放をしてすぐというわけではないですが、この一年後には悪徳裁判官が心ない天使を使ってくることは完全になくなりました。
※記憶から過去を振り返っていると、人生を都合良く解釈してしまうことがあります。日記などの記録から自分史を書いていると分かるんですが、脳は都合良く過去を物語にしてしまいます。でも、人生、そんな漫画展開にはなってません。だから、コンプレックスを克服するのに何が一番有効だったのかというのは、正直言うと分からないです。ただ、コンプレックスを克服するために色んなことをがむしゃらにやってきたら、結果的に克服されたというのは事実なのです。

全くその原因が分からず、一時は生きてる限りは一生、この劣等感/コンプレックスに苛まれるんじゃないかと絶望的になったときもあったのに、ほとんど全く機能しなくなりました。信じられなーい。

心残りは一生残るとか、過去のコンプレックスは変えられないとか、そんなの嘘です。

滅茶苦茶しんどい作業にはなるけれども、本気でそれに向き合って、今出来ることを全力でやり抜けば、劣等感/コンプレックスは克服出来ます。

あと、更に不思議なことに、この解放をしてから、自分からコミュニティに参加したり、飲み会に行くようになったりするようにもなりました。
※もしかしたら、解放されずに残っていた何かが、新しい友達を作ることの抵抗になっていたのかもしれません。検証することは出来ないため、その真偽は不明ですが。

こういう話は、トレーダーとしての成長には全く関係ない?

そうかもしれないけど、やって後悔はないですぜ。

それに、心残りやコンプレックスからの心理的影響を克服してる人と、心残りやコンプレックスと向き合うことから逃げ続けたいがためにトレーダーになりたい人と、果たしてどちらがトレーダーになりやすいか?

本気でトレーダーになりたいんだったら、自由への障害は一つでもない方が良いとは思いませんか?

 

 

書評:「続高勝率トレード学のススメ」

高勝率トレード学のススメ」の続編です。トレードプランとゲームプラン(つまり、売買ルールとシナリオ)を決めて、それを守ることに重点が置かれて書かれていますが、前作と被る部分も多く、前作を持ってれば特別買う必要もないかなと思います(名著の続編というのはなかなか難しいということを実感します)。

この本の主旨とはあまり関係ない話になりますが、304ページに「倍賭け法」(マーチンゲール法)についてコラムが書かれています。

「倍掛け法」というのは、ギャンブルで負けたら負けた額の金額を賭け続けていくという手法です。

例えば、コイン投げで表が出たら掛け金と同額のリターン、裏が出たら掛け金没収というゼロサムゲームがあったとします。

このゲームで倍賭け法を適用すると、最初に1万円賭ける(ここで買ったら+1万円)。負けたら2万円賭ける(ここで買ったら-1万+2万=+1万円)。更に負けたら4万円賭ける。更に負けたら8万円賭ける……。

どこで表が出たとしても+1万円ではありますが、感覚的には、いつかは表が出てトータルでは必ず利益になりそうな気がしてきます。この手法を使えば、無限に利益が手に入り続けるんじゃないかと。

では、この手法の何が問題なのか?

実際にコイン投げの統計を自分の手で1000回位取ってみれば分かるんですが、確率50%の事象であっても、試行回数を増やしていけば、10回連続で裏が出るということは起こります。確率50%で10回連続裏が出る確率は0.5^10=0.000976より0.097%と、まず起こり得ないような確率ですが……。

でも実は、この確率、ドラクエ5ではぐれメタルやキラーマシン、ヘルバトラーの3体目が仲間になる確率と同じなんです(1024(2^10)分の1)。FF4でレッドドラゴンがクリスタルリングを落とす確率((15/256)*(4/256)=1/1092)よりも高く、FF12のヘネマラソンで最強の矛がゲット出来る確率(0.1*0.1*0.1=0.1%)よりちょっと低い位の確率なんです。更に言うと、はぐれメタル3体目もキラーマシン3体目もヘルバトラー3体目も仲間にしたプレイヤーは少ないながらもいます。クリスタルリングを5人分集めた人もいますし、ヘネマラソンで最強の矛を6人分集めた人もいます(どれも私はやってないどころか、どれか一つですらゲットしたことないですが)。

どんな超低確率の事象であろうと、試行回数を重ねれば、いつかは起こるんです。

ギャンブルの話に戻りますが、もしこのゲームで10回連続で裏が出たら、その時点での損失額は1023万円となり、次に必要となる資金は1024万円です。

倍掛け法は、(資金があれば)勝率自体は100%に近いです(資金が1000万円だったら、破産する確率は50%の10乗=1024分の1。つまり、勝率は1024分の1023(=99.90234375%)。破産する前に資金が2倍になる確率は、(1023/1024)^1000=0.37642379805=37.64%)。
※厳密に言えば、破産に至るまでの間に取った利益が残るため僅かに生存率は上がる。
※逆を言えば、どんなに資金があろうと、最初に投じる資金量を0.1%以上にしたら、キラーマシン3体目が仲間になりたそうにこちらを見ている確率で破産する。もし投じる資金量を1%(1000万円だとして10万円)にしたら、7回負けた時点でアウトとなる。確率は0.5^7=0.781%。これは相当危険。試行回数100回以内に破産してもおかしくない。
※ちなみに、このゲームの期待値自体は常に0のままです。資金管理を無理矢理弄っているだけで、このゲームの期待値が0であることには変わりありません。このゲームに一定額賭け続ける場合の期待値は、(利益:掛け金*50%)-(損失:掛け金*50%)=0となります。倍掛け法では、(利益:限りなく小さい利益*超高確率)-(損失:限りなく大きい損失*超低確率)=0としているだけです。

勝率99.9%のシステムでも(むしろ、超高確率だからこそ)、試行回数を重ねていけば、いとも簡単にあっさり破産してしまうのです。

だから、ナンピンはするもんじゃねえよと。勝率が低くなっても、ちゃんとロスカットしないと駄目だよと。

勝率が高いシステムの方が良くて、勝率が低いシステムは駄目というのも、一般社会の通念による影響が大きいのだと思います。

 

2014年9月

※2014年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇9月1日
・化工機+13.22%。

※利益目標ラインはレンジの幅から601円。

 

〇9月3日
・化工機-5.66%の下落で、+6.81%保有。

 

〇9月4日
・化工機一時+9.19%まで上昇して一昨日の高値を抜くも、終値では変わらず。

※注:これは一昨日の高値を抜いた時点で決済しておくべきだったかと。東証一部の銘柄はそこまで大きく順行しない。10%行った時点で利食いがベター。最大でも15%程度。

 

〇9月5日
・化工機は-3.37%の下落で、+4.60%決済。

※注:利食いが遅くなってしまったなと。10~15%で利食いするのがベターだった。

 

~~

・5トレード2利食いでわずかにプラス。
※注:「トレードは投機運用ツールでいい」ということで、でかく取れそうなものだけ入っていけばいいという心理に。

 

引き寄せの法則

私は、2014年8月下旬から、それまでほぼ毎日聴いていた「地球が天国になる話」から、「ザ・シークレット」のDVDを毎日聴くようになりました(天国言葉は継続)。

2015年1月からは「ザ・シークレット」のDVDを聴くのをやめて、およそ半年間に渡って引き寄せの法則の実践・研究をしました(夜寝る前に意図して、メモ帳に記録を残しておいて、後から見直して検証するなど)。2015年7月からは、引き寄せの法則の実践・研究をやめて、引き寄せの法則で飯を食っている人のブログを大量に読みました。
※なお、当サイトでは、引き寄せの法則関連のいくつかの書籍とDVD「ザ・シークレット」は紹介しますが、それ以外の引き寄せ関連DVD、引き寄せ関連のあらゆるセミナーは推奨しません。特に、引き寄せ関連セミナーは一種の貧困ビジネスと化しているものが多く見受けられます。

引き寄せの法則とは何かを簡単に説明すると、「人生は全て自分の思考が現実化したものである」ということです。方法論に落とし込むと、ワクワクするような願望を意図したら(声に出しても、紙に書いても、ビジョンボードに貼っても)、意図したことを忘れて(執着しないように)、あとはワクワクすること・楽しいこと・良い気分になることをやり続けるということになります。

つまりは、楽しいことからしか、楽しい未来には繋がってないよということです。

それで、この具体例として、かつて私が体験したエピソードを書いておきたいと思います。

 

~コンテンツ制作編~

私は、大学時代には、「コンテンツを作りたい」ということをただ漠然と思っていました。大学1年の冬に出会った人生のお師匠様がクリエイターで、人生で初めて、「この人みたいになりたい!」「この人みたいにコンテンツを作りたい!」と思ったからです。

ただ、コンテンツで飯を食うために全く何のスキルを磨くこともなく、そもそも、どんなコンテンツを作りたいのかも、それがゲームなのかテレビなのか音楽なのかすらも決まってなかったのです。ただただ、憧れの人のようにコンテンツを作りたいとしか思っていなかった。

プログラミングが楽しくなく、その逃避として、「大学を卒業したら、(憧れの人のように)コンテンツを作る楽しい日々が待ってるのだ」と全く何のあてもなく思い込んでいたのです。ただ、こうやって逃避して考えている時間は最高にワクワクして楽しかった……。

コンテンツ制作で飯を食うために何か努力するということも全くなく、成功本に嵌まったり、パワポケ・ポケモンで遊んでいたりしていただけでした。これらのことは私にとって、ワクワクして楽しいことだったのです。

就活も含めてコンテンツ制作に関することは何もかも全て先送りしていました。なぜなら、楽しくないからです。

それでどうなったかというと、今現在、コンテンツ制作は私のライフスタイルの一部になっています。トレーダーになる大きな一因にもなり、ストレス解消手段としてもなくてはならないものになりました。

大学時代には楽しいことしかせず、楽しくないこと(コンテンツ制作をするためにはやらなければいけないと思ったけど、楽しくないから続かなかったこと)は全て先送りしてきたにも関わらず、「大学を卒業したら、コンテンツを作る楽しい日々が待ってるのだ」と全く何のあてもなく思い込んでいたことが本当に現実化してしまったのです(ただ、コンテンツで飯を食うとはなりませんでしたが)。

 

~仕事編~

私は、就活はほとんどやりませんでした。私にとって、就活はこの世で最も楽しくない活動の一つだったのです。まあ、そのために既卒という地獄も体験しましたが、なんかよく分からない内に、トレーダーという道に進んでいました。
※ただ、既卒を体験したお陰で、資金管理とロスカットは最初から絶対厳守されたわけです。もしも既卒時代の地獄を体験してなかったら、資金管理とロスカットが最初から厳守されることは絶対になかったと断言します。

特に意図したわけではないのに、いつの間にか、自分にとって一番適性がありそうな道に辿り着いていたのです。

トレーダーは、大学のゼミでやってきたような経済や数字を使い、ポケモンやパワポケで培ってきた確率統計を最大限使い、メンタルには大学時代に嵌まっていた成功本が役に立つという。楽しくてやってきたこと全てが線になった道。冷静に考えてみると、あり得んだろと……。

楽しくなかった就活を一生懸命やっていても、絶対に辿り着けなかったであろう道に、いつの間にか気付いたら進んでいたのです。

大学時代には、コンピュータもプログラミングも数学も回路もそこに楽しさを全く見出だせなかったのに、ゼミで勉強した「経済性工学」は楽しかった。トレードはまるでその続きのようで、結果が出ないのは苦しかったが、楽しかった。

TOEICも他学部大学院の試験対策も資格勉強も就活の対策も、どれも検討したことはあったけど、どれも楽しくなくて続かなかった。TOEICだけは何とか続けた時期があったけど、やはり続かなかった。ただ、TOEICを受けに行く電車の中で読んだ「ザ・シークレット」は、私を成功本の世界へと引きずり込んだ。

既卒になってから焦って楽しくない就活をしたことが何回かあったが、その結果は……。その一方で、2012年の春にゲームの資料を楽しく作っていたら、「これ、ゲームの資料みたいに、Wordで売買日記を書くようにすれば、株も続くようになるんじゃねえのか?」と。

~~

日本で最も読まれているであろう自分史の書き方を作っただけあって、私は暇さえあれば自分史の検証をしています。これが楽しくて仕方ないんです。

で、自分史を検証していて明らかなのは、「人生を切り開いてきたことは、楽しくてやっていたことだけ」というものです。

逆に、「やらなければいけないと思っているんだけど、楽しくないこと」が、成果に繋がった試しはほとんどない。と言うか、全くない。

引き寄せの法則でも他の自己啓発本でも、”楽しいことだけやれ!”と書かれていることが多いです。でもこれって、「楽しいことだけやる」=精神的に楽であると勘違いされてることが多いです。「楽しいことだけやる」というのは、決して精神的に楽なことではないです。

でも、それがどんだけ社会的に非常識な行動だろうと、結局、楽しいことからしか繋がってないんですよねえ……。

今楽しくないことをやって、将来に楽しいことの貯金を作っておくことは出来ない。楽しくないことから繋がってるのは楽しくないことだけ。楽しいことからしか楽しいことには繋がっていない。

 

 

書評:「ザ・シークレット」

引き寄せの法則の存在を広めた世界的ベストセラーです。

本だけでなく、DVDもおすすめします。というか、DVDの方をおすすめします。
※以下の引用は全てDVDから。

「不満を抱いている物事を含めて、今あなたの周りにあるものは全て、あなたが引き寄せたのです。もちろん、こんなことは言われたくないでしょうから、「冗談じゃない」とすぐに反論するでしょう。「交通事故なんて引き寄せてない」「こんな口うるさい依頼人を私が?」「借金を引き寄せるわけがない」「自分から不満なんて引き寄せていない」とね。でも、それでも敢えて言いましょう。あなたが引き寄せたのです。これは確かに、受け入れがたい考え方です。でも、一度受け入れたら、人生が変わるのです。これは偉大なシークレットの一部です」

 

この考え方が、引き寄せの法則の要旨だと思います。

 

「本当に欲しいものは何か、それを紙に書き出してみるのです。しかも、現在形で。まず、今はこれこれのお蔭で幸せで感謝していますと書いたあと、人生をどうしたいか、分野ごとに説明します」

 

引き寄せの法則の実践について。なお、なぜ願望を現在形で書くのかというと、潜在意識には時間が流れておらず「過去」「現在」「未来」の区別が出来ないからです(「心のブレーキの外し方」参照)。例えば、潜在意識に「カネ持ちになりたい」という願望を落とし込むと、「カネ持ちになりたい」と思っている未来が引き寄せられてしまうと。

 

「多くの人が、本当に欲しいものを欲しがろうとしないのは、どのように現れるか見えないからです」

「少し調べてみると分かります。何かを達成した人は、どう達成したかを知っていたわけではありません。知っていたのはただ、達成するということだけです」

「願いがどのように現実になるか、宇宙がどう動くかを知る必要はありません」

「過程を知らなくても、願いは現れます。あなたが引き寄せるのです」

「「どのように?」は気にしなくていいんです。何への思いの強さや信念から、「どのように」が現れます」

「「どのように?」は宇宙の領域にあり、自分と自分の夢との間で、最も短く早く調和を取る方法を知っています」

 

ただ結果だけを、夢を叶えた自分を、欲しいものを手に入れて楽しんでいる自分をワクワクして想像することが大事ということです。このことは、今の自分からしたらそうなれるはずがない、手に入れられるはずがないとしても、夢を叶えている自分が未来にいると信じて努力を続ける希望になります。

 

「時に、行動が必要とされることがあります。そのとき、もし宇宙の行動と同調していれば、喜びを感じるはずです。充実した時間を過ごすのです」

「宇宙はスピードが好きです。遅れたり、後で文句を言ったり、疑ってはいけません。チャンスが来て、衝動を感じて、身体の内側から自然に湧き起こる直感にピンと来たら、行動です。それがあなたの仕事です。それだけでいいのです」

「良かったのは、“ひらめいたらそれを信じて行動せよ”を実行したことです」

 

引き寄せの法則では行動についてこのように言っています。ただ闇雲に行動すればいいというのではなく、閃いて良い気分になったら行動すべきであると。楽しくないワクワクしない行動は結果に繋がっていない。

 

「自分が今持っているものに感謝するようになると、すぐに良いことや感謝すべきことをたくさん引き寄せ始めるでしょう。もしかして、最低の車、嫌な家、病気が治らない、駄目な夫と、不満ばかり言っていませんか?そうでなく、自分が持っているものに感謝するのです。例えば、この映像を見るための目を持っていることや、持っている服でもいいです。もし、今持っているものに感謝をすれば、すぐに新しいものが手に入るでしょう」

 

感謝の気持ちを形にすることは、最も確実な方法です。感謝の持つパワーって凄まじいです。

 

「引き寄せを実際に生み出すのは感情です。イメージや思考ではありません。多くの人々が、前向きに考えればいいとか、欲しいものを持っていると想像すれば十分だと思っています。でも、そういうことをしていながらも、嬉しいとか楽しいとかいう気分を感じていなければ、引き寄せの力を生み出しているとは言えません」

 

これは引き寄せの法則を実践・検証すると強く実感するんですが、引き寄せの法則で人生に引き寄せるものは想像したものそのものではなく、それを想像したときに感じる感情です。想像したときに感じた感情を現実で体験出来る何かを引き寄せます。だから、別に特別欲しくもなく感情の高ぶりも起こらないのに、欠乏感から逃れたいがために想像したりビジョンボードを作ったりしても、何の効果もありません。
※例えば、貧乏が嫌だからという理由で、豪邸や高級車をイメージしても、その豪邸や高級車にワクワクしなければ効果がない。

引き寄せの法則を方法論に落とし込んだときのゴールは、「良い気分でいること」「意図して自分を良い気分にすること」になります。「良い気分」でいれば、「良い気分」を感じる体験を更に引き寄せることになるため、「今、良い気分でいること」がゴールです。

 

「借金返済の目標を持っていても、借金からは逃れられません。考えていることを引き寄せるからです。借金から抜け出したくても、そのことを考えている限り、借金が引き寄せられます。借金自動返済計画を立てて、成功を願ってください」

 

問題にフォーカスするのではなく、解決策にフォーカスすべしということです。問題にフォーカスすると嫌な気分になってきますが、解決策にフォーカスすると良い気分になってくるのでそれで分かります。

 

2014年10月

※2014年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇10月7日
・JDIを空売り。

※+3%になった所でエントリーした玉と同じだけ増し玉して、利益目標ラインはエントリー玉は10%ライン、追加玉は20%ラインに近い400円を基準に保有する。

 

〇10月8日
・JDI、-4.41%の下落。増し玉してそのまま保有。

 

〇10月9日
・JDI、-5.25%の下落で、試し玉を+10.04%で決済した。

 

〇10月10日
・JDI、+1.33%の反発、5MAトレイリングストップで保有(画像は省略)。

 

〇10月14日
・JDI、-3.93%の下落、+11.84%ラインの追加玉を決済し、加重平均+9.12%決済となった。

※注:これは利益目標ラインが400円だったが、恐くなって手放した。10%取れてるわけでナイストレードであるのだが……。

 

〇10月16日
・決済してから2日後、JDIは決算下方修正を発表し、375円(-14.57%)で寄り付いた。
※注:まあ、しゃあない。

 

〇10月31日
・日銀が追加金融緩和を発表、日経平均は暴騰し、前日にエントリーしたSUMCOを増し玉した。

~~

・10月は2トレード1利食い(SUMCO除く)。11月4日に利食いしたSUMCOの利食い分も含めたら、(資金が増えた分の複利効果もあって)過去最高利益となった。

・そして、10月は上記2トレードだけでなく、2013年9月から1年間、淡々と何の期待も執着もなしに習慣的に取り続けてきた統計を見ていて気付いたことがあった。「これはもしかして……」と色々検証している内に、3%~10%でそれぞれ利食いしていた場合を調べてみたら……。これは!!!!

 

引き寄せ実践の効果

私が引き寄せの法則の実践としてやったことと、その効果について書いていきたいと思います。

(1)感謝をしてから、願望を現在形で意図する

ザ・シークレット」で説明されていた方法そのままに、毎日夜寝る前に、その日にあったことに感謝してから(「人間関係に感謝します。〇〇さん、~~してくれてありがとうございました」「仕事に感謝します。~~して、ありがとうございました」など)、実現したい願望が叶った状態を想像してその感情を味わってみました。

メモに書きながら半年ほど継続してみたところ、いくつか「マジかー」ということが起きました。
※なお、引き寄せられるときは、過去に意図していたことを忘れていて(執着が入っていない状態で)、現実化してから「ああ、そういや意図したな……マジかー……」となる展開しかないです。

これって、日記を見直してみたときにも、同じことがかなり起きてるんですよね。

売買日記でも、数年後に見直してみると、その当時はたまたま偶然あてもなく書いたことなのに現実化していて、「マジかー」ってことが結構あります。
※例えば、私はトレードを始めたばかりのときに、「デイトレード」を読んで、「デイトレで生活費を稼いで、スイングで資産運用出来るようになったらいいだろうなあ」と書いていたんですが……。

そのため、他に感謝の習慣があって、日記を書く習慣があれば、この習慣は特に必要ないかなと思って、この習慣はやめました。

ただ、意図して感謝して、意図して願望を形にする習慣には、間違いなく効果があります。

※願望意図の方法論としては、「断言法」をお勧めします。

 

(2)ビジョンボードの作成

是非おすすめしたいのはこちらです。

(1)と比べて、現実化する確率が違います。それに、強い衝動を感じたときにビジョンボードを作って貼っておけばいいだけのため、時間もほとんど掛かりません。つまり、思考が現実化する確率も高く、時間もほとんど掛からないのです。

ビジョンボードの作り方ですが、「こうなったらいいなあ」「これが手に入ったらすげえわ!」「こんな体験が出来たらワクワクするだろうなあ」など、強い高揚感を感じるイメージを画像にして(売買日記作成時にも使っているペインタを使うとよい)、その画像を印刷して、部屋の見える所に貼っておきます。

なお、こちらも例に漏れず、執着がなくビジョンボードを作ったことすら忘れているときに現実化します。だから、ビジョンボードを作って見える所に貼っておいたらあとは忘れるのがいいですね(恐らく、無意識では見ているため、サプリミナル効果的な感じで潜在意識に刷り込まれていくんじゃないかと思います)。

私がビジョンボードで現実化したことをいくつか書いておきます。

まず、映画版「20世紀少年」の最後のライブみたいなことが体験できたらいいなあと思って、この画像を部屋に貼っておいたら……(作成日時:2016年3月2日)。

※画像は映画版「20世紀少年 第3章 ぼくらの旗」より。VLC Media Playerでスクリーンショットを保存。

2016年8月6日のケツメイシの日産スタジアム公演で、アリーナD席から見た光景がこの画像とほとんど同じだった!
※注:いや、正確に言うと、ちょっと左斜めだったし、ここまで鮮明に見えなかったし、この画像そのまんまではなかったです。でも、野外ライブで最高の高揚感という、この画像から引き起こされる高揚感が現実化したのです。

 

オメガの400万する時計が格好いいなあと思って貼っておいたら……(作成日時:2016年2月28日)。

これは、ビジョンボードを貼った時点から、「まあ年収1億円位あるんだったら、時計に400万使ってもいいけどねえ、これは実現しねえだろうなあ」と思ってたんですよ。別に、時計に興味あるわけでもないですし。

さて、2016年11月初めに、それまで使っていた時計を落として、壊してしまいました。経済状況的に、時計に400万なんて使いません。それで、色々と新しい時計を探してたら……。

「おい、マジかよ……」と。価格は1万円ちょっとだけど、ほとんど全く同じデザインの時計を発見したんです。それで、これは宇宙の導きだろうなと思って買ってみたら、「まあ、こんなもんか」という程度だったんですけど、ビジョンボードはすげえなと。
※なお、引き寄せたのは、fossilのFS4835という時計です。

他にも「マジかー!」ということがいくつもありました。カネも掛からないことだし、騙されたと思ってビジョンボードを作ってみることをおすすめします。

※ビジョンボードについて補足しておくと、引き寄せの法則で現実化するのは、その感情です。イメージした物事そのものが現実化する場合もありますが、厳密に言うと、その感情を引き起こすものが現実化するわけです。ビジョンボードの場合で言うと、そのイメージ画像そのものが現実化するのではなく、そのイメージから引き起こされる感情を起こすものが引き寄せられるということになります。なので、高級車や豪邸をビジョンボードに貼っておいても、それを見てドキドキ・ワクワクするような感情が伴わないと現実化しないということです。

 

(3)引き寄せブログをたくさん読んだ

これは暇潰しになったし、結構面白かったんですが、具体的な効果があったかと言うと……。これって、意図したことが中々現実化しないから、引き寄せが上手くいってる人を参考にすれば、上手くいくんじゃないか的な心理なんですよね。今になってみると、引き寄せの聖杯探しをしてたんだろうなと思います。

確かに、引き寄せの法則を実践すれば、本やDVDには書いてなかったことが分かってきます。個人的にそれで一番よく分かったことは、「意図すると現実化することがあるけど、引き寄せの法則は聖杯でも何でもない。やらないよりはマシだからやる程度のもの」だということです。

結局、「ザ・シークレット」「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」の2冊に書いてある以上のことはないというのが個人的な結論です。

(私は行ったことはないですが)引き寄せセミナーに行くなんてもってのほかで、ありもしない聖杯探しをしてカネをドブに捨ててるのと何ら変わりありません。ちなみに、聖杯探しをする人が一定数いるのは、トレード業界とスピリチュアル業界の共通点です。

願望を意図する、感謝する、自分を良い気分にする。たったこれだけのことにテクニックも何もありません。やるかやらないかでしかないです。現実化する速度が速くなる願望意図の仕方とか感謝の仕方とか、ないです、そんなもんは。夢を叶えるには、夢が現実になるまで泥臭く努力し続ける以外にないのです。

あんまりこういうことを言うのもあれですが、引き寄せの達人と言われてる人の習慣よりも、それにすがって聖杯探しをしている人達の方が、反面教師として参考になった部分もあります。

だから、引き寄せの法則に対して聖杯意識を捨てることに役立ったということで、引き寄せブログをたくさん読んだのは良かったです。

引き寄せの法則は、特定の願望を狙って現実化させる的なことではなくて、過去に意図したことの何らかが実現していて、「マジかー」と気付くことがほとんどです。

そして、最強の引き寄せは、感謝の気持ちを形にすることです。これこそが、過去に体験したことのないような楽しいことを人生にもたらす究極の方法です。

で、引き寄せの法則を実践するときは、実現したら儲けもん程度の軽い気持ちで、実現したら驚くようなことを意図することが大事だと思います。

 

※個人的には、感謝の習慣としては天国言葉が、願望意図の習慣としてはビジョンボードと断言法が一番しっくり来ました。なお、これらの方法論の合う合わないは個人差があるため、様々な方法を数ヶ月に渡って実践・検証してみないことには自分自身に合うかどうかは分かりません。

 

 

書評:「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」

こちらは、引き寄せの法則の原典と言われる本です。

ザ・シークレット」と言ってることはほとんど同じですが、抽象的な書き方になっています。あと、エイブラハムという高次元体との対話という形式を取っているため、スピリチュアル的な思考を受け付けない人は読まない方がいいかもしれません。

「思考は監視しきれるものではない。思考を監視しようとするよりも、自分の感情に関心を向けたほうがよろしい」

 

ここが、引き寄せの法則の最重要な所だと思います。意図したことが現実化することではなく、「今、良い気分になること」そのものがゴール。

 

「せっかちにいきなり行動して欲求を実現しようとする場合がある。だが、波動の中身が十分に改善されないうちに行動すると、欲求ではなくて、そのときの状況の波動と一致した結果が実現してしまう」

「前向きの期待とともに考えれば、必要な行動ははるかに少なくて済むし、はるかに満足できる結果が得られる。きちんと時間をかけて思考を整えておかなければ、余計な行動が必要になるうえに、結局は満足できる結果にならないのだ」

「今を基に行動しても、それが楽しい行動でなければ、決して幸せな結果にはつながらない」

 

行動について。望まないことを避けたいがために、楽しくもないのにいきなり焦って行動しても、その結果は……。

 

「解決策に焦点を定めているときには、前向きの明るい気持ちになる。問題に焦点を定めていると、ネガティブな暗い気持ちになる。その違いは微妙だが非常に重要だ。なぜなら前向きの明るい気持ちでいるときには、欲していることを経験に引き寄せているのだから。ネガティブな暗い気持ちでいるときには、望まないことを経験に引き寄せている」

 

問題と解決策の違いについて。

 

2014年11月

※2014年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇11月1日
・SUMCO、+7.55%で寄り付き、エントリー玉+12.45%、増し玉を+8.28%で決済した。加重平均は+8.75%。

※注:なお、5MAで持ってれば、11月10日に決算で+18.19%まで行っていた。まあ、そんなことを言っててもキリがない。

 

・10月中に、統計を取っていて気付いたことがあった。それは、順張りエントリーで全ての銘柄に入っていたとして、全て3%利食いとしてたら、トータルではプラスになっているということ(3%利食いが最も利益が大きかった)。と言うことは、毎日1銘柄、一番順行しそうな銘柄に入って3%利食いとやってたら……。
※統計的に言うと、母集団が3%利食いでトータルプラスになってるのだから、その中から選定した標本集団を3%利食いしたら、母集団よりも良い結果になるんじゃないか?ということ。

・このシステムを「統計波(とうけいは)」と命名し、統計に記載される順行エントリーの内、順行しそうなものに3%利食いでエントリーしていくことにした。

 

〇11月12日
・リクルートHD、+3.09%決済。

 

・富士フィルム、+4.44%の上昇(ボラがあるため3%利食いではなくした)。

※早速、利食いとなった。富士フィルムも含めれば、利食い*2。これは……。

 

〇~11月30日
・その後、JX-1.14%、パナソニック-0.81%、マツダ増し玉後ブレイクイーブン(3%には到達)、JFEHD+3.00%利食い、エプソン増し玉後ブレイクイーブン(3%には到達)となった(全て画像は省略)。これは……。

 

トレーダーの副産物

しかし、何とも皮肉な話です。

趣味の時間を確保したいがために、トレードを始めた。それがいつしか、トレーダーになるために、趣味は究極のストレス解消手段となっていた。

いつかトレーダーとして一端になったら、学生時代の友達に連絡を取ろうと思っていた。その心残りがトレーダーになるための障害になってるんじゃないかと、自分から連絡を取ってみた。

人付き合いがあまり好きじゃないから、トレーダーは適性があると思った。それがいつしか、自分から飲み会などに参加するようになっていた。

お金をたくさん稼げて青天井だからトレーダーはいいなあと思っていた。それが、消費規律が確立されて、月に20万もあれば相当贅沢な生活が出来るほどの生活力が身に付いていた。

トレーダーになってからやる予定だったことが、全部、トレーダーになるためにやったことになってるじゃねえか!と。

心残りやコンプレックスに向き合ったり、トラウマを精神分析したり、今までやらなかったようなこともやってみたり、これらの行動がトレーダーとしての成長に影響したのかどうかは実際分かりません。

ただ、もしも、この道に進んでいなかったら、私は未だに心残りを抱えたままだっただろうと思います。

簡単にカネが稼げて、安定も保証されている、心残りやコンプレックスと向き合う必要のない人生は、正直言って、いいなあと思います。

でも、意思があまり強くない私の場合、 もしもそのような安定した道を歩んでいたら、この道を歩んできたことで得られた数多くの爆発的な喜びや楽しい思い出は生まれなかっただろうと思うのです。

「本当に、この道で良かったのか?」と何度思ったことか知れない。ただ、幸運にも、この道を選んだことで、常に人生でやりたいことをやれてきて、心残りやコンプレックスとも向き合う機会に恵まれた。そして何より、挑戦することが出来た。

だからこそ、私はいつ死ぬことになったとしても、「最高に楽しい人生だった」と言えるわけです。

もしかしたら、これらの話は、トレーダーに対して様々な希望を持ってる人の希望を壊す話かもしれません。もしも、最初から「トレーダーとして稼げるようになるには数年は掛かる」とか「心残りやコンプレックスと向き合う必要がある」とか聞いてたら、果たしてこの道を選んでいたかどうか……。

 

 

書評:「こうして、思考は現実になる」

引き寄せの法則の実践については、この本をおすすめします。

タイトルからすると、とんでも本のような感じですが、思考が現実化する理由をちゃんと脳の仕組みの観点から説明されています。

「スピリチュアルの法則を理解するもっともいい方法は、本を読むことでもなければ、セミナーを受けることでもない。それは、仕組みがわかるような仮説を立て、自分で実際にやってみることだ」

 

実践して、検証してみることで、引き寄せの法則は聖杯ではないということが分かります。

 

「どの情報を取り入れるかを決めると、脳はさまざまな神経細胞をつなげる作業を始める。(略)そして、悲しむべきことに、脳内の神経経路ができあがり、いつも通る道が決まると、もう他の道は通らなくなってしまう」

「私たちは世界をありのままに見ているのではなく、自分が見たい世界をあらかじめ決めているということだ」

 

個人的に、この本で一番印象に残ったのはこの部分です。

これは信念やコンプレックスにも通じる話だなと思いました。 「ゾーン」で言ってる信念の性質も、「地球が天国になる話」で言ってる悪徳裁判官も、要するに、脳のこの性質に基づいた現象なんじゃないかと思います。

トラウマ的な嫌な体験をすると、脳はその嫌な感情を呼び起こす神経回路を形成する。そして、似たような体験をすると、そのときに形成した神経回路を再び通ることによって、嫌な感情を何度も何度も再生する。このループから逃れるためには、新しい神経回路を意図して形成することによって、過去に形成した神経回路を通らないようにするしかないと。
※これを、「ゾーン」では、「信念からマイナスエネルギーが抜き取られて機能しなくなる(信念そのものは残る)」と表現しています。「地球が天国になる話」では、「悪徳裁判官が悪さをすることがなくなる」と表現しています。

では、脳に新しい神経回路を形成するには、どうすればいいのか?

「自分の幸運や幸せだけに意識を集中すると、文字通り脳の構造が変化する」(「こうして、思考は現実化する2」より)

「ある物語を何度もくり返すことで、脳の中には、その物語を現実にするような神経の通り道が作られるのだ」(「こうして、思考は現実化する2」より)

 

つまり、意図する、感謝する、持ってるものにフォーカスする……。

「叶うはずがない!」「自分に手に入れられるはずがない!」と思っていたとしても、そうなった自分を想像してみたり、目標を紙に書いてみたり、ビジョンボードを作ってみたりする。

「カネがない!」と思っていたとしても、現時点で持ってるものに感謝してみる。今ある環境に感謝して、その環境を最大限に享受して豊かさを実感してみる。

「自分が嫌い」「自分の人生が好きじゃない」と思っていたとしても、自分の良い所にフォーカスして「よくやってるじゃないか!」と自分を褒めたり、過去の楽しかった思い出にフォーカスして「なんて楽しい人生なんだ!」と思ってみる。

「〇〇がない」ということに思考がフォーカスしているときには、今あるものにフォーカスして感謝することには抵抗が出てきます。「そうしたら、現状に満足してしまって、〇〇が手に入らないじゃないか!」と思ってしまうんですね。でも、そこはそうじゃなくて。持ってるものに感謝して良い気分になった状態で継続していくか、持ってないものにフォーカスして嫌な気分のまま継続していくか。今あるものにフォーカスしても、モチベーションが途切れないんだったら、前者の方がよくないですか?ということです。

 

続編の「こうして、思考は現実になる2」もおすすめです。

 

2014年12月

※2014年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~12月31日
・KDDI-1.01%、KDDI-0.79%、マーベラス-0.97%、大成建設-1.08%、ミネベア+3.78%、東電増し玉後に+1.86%で保有(3%以上順行)(全て順張り買い、ミネベアのみ転載)。

 

・統計について、検証検証検証検証……。1ユニット25%なら?1ユニット50%なら?利食い3%なら?利食い5%なら?などシミュレーションした。そして、それまで取っていた統計に加えて、この統計で3%利食いした場合、5%利食いした場合の2通りについても、自分の手で統計を取るようになった(エクセルの簡易出力(MFE4.50%なら自動的に3.00%になって計算)ではなく、目視で利食いを入力(例えば窓を開けて+2.00%から+4.00%で寄り付いた場合、3%利食いなら+4.00%利食いとなる))。
※注:この時点ではまだデータが少なく、この統計を基にした売買をしたとして、月間での最大順行利益(月にどの位まで利益が伸びれば、勝率や利食いがどの位まで連続すれば、行き過ぎか)や最大ドローダウン率などのデータがなかった。このようなデータが欲しい場合は、過去のシミュレーションではほとんど意味がなく、現在進行形で自分の手で統計を取っていくしかない。

・この売買ルールだとエントリー数が増えると思ったため、証券会社をSBI証券から、手数料最安のGMOクリック証券に変えることを検討した。年明けにGMOクリック証券の信用口座も開いたが……。

・ありがとう2014年!!!

 

トレーダーの社会的地位

なぜかは分からないですが、トレーダーと聞くだけで一方的に否定してくる人がいます。(その人のコンプレックスが)酷いと、トレーダーというだけで、人格や人生まで否定してくる場合もあります。

こういう人は今までに、仕事で楽しい体験をしたことがねえんだろうなと思います。もしも、仕事で楽しい体験をしたことがあるんだったら、そんなことは絶対言えないわけで。自分の仕事にコンプレックスがあるから、それが外側に攻撃的に出ているだけです。

ただ、こういう人には、いくらトレードの面白さを説明しても無駄だと諦めます。楽しい体験をしたことのない人にいくら説明しても、その概念がないんだから納得させるのは無理です。不毛な信念の戦いになるだけ。

今の時代、別にトレーダーであることを隠す必要は全くないですが、偽装する肩書きなんていくらでも作れます。例えば、ネットビジネスをやってると言えばいい。

でもなぜか、株というワードを出すと違う反応が返ってくるんですよね。

一体何なんだあれは!

「データ解析的な仕事をしています」
「個人でネットビジネスをやっています」
「確率統計を使った仕事をしています」

これだと、「へえー」で終わりです。ところが、一言でも「株」というワードを出してしまうと、空気が変わります。

FF4で例えると、「バトル1」(通常戦闘BGM)が流れていたのに、突然「ゴルベーザ四天王とのバトル」が流れ始めてくるようなものです。

一体、何なんだこれは!トレーダーが何か悪いことをしたのか?

ただ、私の場合は、コンピュータ理工学部卒なのが役に立ちます。大学で勉強したことはほとんど全く役に立ってないけど、この経歴は役に立つ。

「コンピュータ理工学部を卒業して、ゼミでは経済性工学を学んだんで、それに関連したネットビジネスを~確率統計が~データ分析が~メンタルが大事で~」とか言っておけば、IT系の仕事だと勘違いされるため、それ以上詮索されることはないです。ちなみに、私はプログラミングほど苦手なことはないんですけどね。
※それに、当サイトにもGoogle Adsenseを貼ってるわけで、ネットビジネスだって嘘じゃないのです。

ただ、ポケモン世代はまだ比較的、トレーダーに理解があるように思います。これは同世代に、ブロガーやyoutuberなど、ネットで飯を食ってる人達がいるからじゃないかなと。

少なくとも、転売屋に比べたら、全然悪役にはされてないですね。転売屋に対する風当たりの強さは酷いものです。日本社会のマーケットに対する無知の象徴だと思います。

「投機でカネを稼ぐなんて……」という信念が社会に形成されてしまっている以上、投機家がいないと流動性が確保出来ないから云々などと、いくら説明しても無駄です。

社会にトレーダーの社会的地位を認めてもらおうなんて期待するだけ無駄。社会が変わることを期待して待ってるんだったら、自分が何かやって変わった方が絶対に良い。

それで、私が到達した結論は、たとえ誰にも理解されなくても、とにかく与えるしかないということです。与えて与えて、与え尽くす。それで何も変わらなくても別に構わない。認めてもらいたいとか、社会に変わって欲しいとかではなく、ただ与えたいから与える。与えること、奉仕すること、それ自体を目的にやる。誰かに認めてもらわなくても、マーケットの神様に認めてもらえればいい。

「トレーダーの社会的地位は低い」、これは自分自身には変えられないことです。変えられないことを嘆くんだったら、その分のキャパシティを使って何か建設的なことをした方が絶対良いです。

アンチトレーダーの人と信念の戦いになったとしたら、論破するでも譲歩するでもなく、自分の信念をそのまま主張すればいい。ただ、時間がもったいないんで、そこで切り上げる。相手を論破するのではなく、自分はこういう考えであるという意見表明をするだけ。

「神よ、変えることの出来ない事柄については、それをそのまま受け入れる平静さを、変えることの出来る事柄については、それを変える勇気を、そして、この二つの違いを見定める叡智を、私にお与えください」(ラインホールド・ニーバー)

 

ところで、「株で稼いだカネはあぶく銭」みたいな信念って、一体どこで身に付くものなんでしょうか?「株=簡単に稼げる」という間違った思い込みは、一体どこで刷り込まれてしまうのか?学校教育では、金融市場というのはその存在に触れることすらないわけで、これは不思議です。株式市場に対して批判的な教育がされているわけではないにも関わらず、株で稼ぐことに対しては否定的な社会風潮が形成されています。

これは私の仮説ですが、教育や社会風潮などを通して、「カネは労働への対価である」という信念が強く機能するようになってしまうんだと思います。特に、日本ではそのような風潮が強いため……。

その信念を変えることに対する抵抗として、株で稼ぐことに対する非難という形で表現が起こされているんだと思います(株で稼ぐことを認めるということは、「カネは労働への対価である」という信念に対する否定となり、それは当人にとっては人格否定されたのと同じことを意味する)。

つまり、株で稼いでいるトレーダーに対する非難という形にはなっているけれども、それはその人が抱えている何か別の信念が機能したことによって起こった行動なわけです。

自分自身が持ってる非合理的な信念からマイナスエネルギーを抜き取るだけでも相当大変な作業になるのに(例えば、コンプレックスやトラウマの克服など)、他者の信念を変えるのなんてまず無理です。

※なお、このような信念の性質について詳しくは「ゾーン」を参照してください。

 

 

書評:私は株で200万ドル儲けた

「ボックス理論」の発案者であるニコラス・ダーバス氏が、素人から200万ドル稼ぐに至るまでを綴った本です。

書かれた時期は1952年から1959年までですが、今現在でも変わらないマーケットの原則がその体験からたくさん書かれており、読み物としても面白いです。

結局、トレーダーとして成長していくには、失敗・損失から学んでいくしかないとともに、どれだけ失敗しても諦めずにやり抜く姿勢こそが大事だということが分かります。

「部屋に入ると電報を開いて、破り取った新聞のページを広げ、ゆったりとくつろいで満足げにため息をついた。200万ドル儲けたからだけではなく、最も好きなことをしているからでもあった」

 

この描写で終わってるのがええなあと思います。

最初から好きなことだったから続けられたこともありますが、諦めずに続けてきたからこそ愛着が湧いて好きなことになったというのもあります。

 

 

2015年1月

※2015年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇1月5日
・GMOクリック証券の信用口座を午前中に申請して、午後に開設された。こうして、取引口座をSBI証券からGMOクリック証券に引っ越しした。

 

〇~1月31日
・順張りのサインが出た銘柄の中で、最も順行しそうだと思った銘柄を選んでエントリーして、3%利食いとやったが……。

・アステラス薬+0.02%(途中決済)、武田-0.93%、TDK-2.16%、村田製作所-1.10%、エーザイ+2.06%、ダイキン-1.67%、東レ-1.03%、東レ-0.63%、ソニー+0.01%(途中決済)、HOYA+0.00%(途中決済)(決済となった順)(エーザイ、HOYA以外は画像省略)。

・GMOクリック証券だと、OCO注文(指値(利食い)と逆指値(損切り)を同時に執行する注文)が出来なかったために、エーザイは3%利食い出来たにも関わらず逃してしまった。

※マーケットライダープレミアムで3%利食いラインとなる5228円でアラームがなるように設定しておき、アラームが鳴った瞬間にスーパーはっちゅう君(GMOクリック証券の注文ツール)で逆指値注文を取り消してすぐに5228円指値注文を入れるという手順だったんだが、3%に到達した所は動きが早く、操作している間に3%ラインを割ってしまった。で、「ああ、もう無理だ……」って所で+2.06%で決済。しかし、案の定、その後、3%ラインまで戻していった。

※注:うーむ……。我ながら見事だ……。

 

・あと、利益が2%に到達したら、LCラインをエントリーポイントに動かすとやっていたのだが、HOYAにて……。

※一時、累計+2.73%まで上昇。ブレイクイーブン設定。その後、エントリーラインまで下落して決済。……が、13時30分に発表された決算発表で一気に5%以上上昇していった。

~~

・システムの初運用となったが、11トレード3利食い、勝率27.27%、月率-3.09%。

・「当てよう当てよう」という気持ちが強く、損失を恐れてエントリーすることに抵抗感もあった。

 

感謝の気持ちを形にする2

もうしばらく、引き寄せの法則に関する話を続けます。

トレードスキルを向上させるには、売買日記を書くこと収支を検証すること統計を取ることなどを淡々と継続していく以外にないです。

未来に希望をもって、人生を楽しみながら、これらの作業を継続していくための一環として、引き寄せの法則に関する話をしていきます。

それで、感謝の気持ちを形にすることこそが、人生に最大の喜びをもたらす究極の引き寄せです。

それは、今の時点で想像出来る喜びを凌駕していくため、事前に意図のしようがないんです。これから想像以上に素晴らしい人生体験をすることになるのに、想像出来る範囲内でイメージ出来るはずがない。

意図するのは、「今年は、〇〇に対して感謝の気持ちを形にしよう!」ということだけ。そして、そのためにやることを決めてやるだけです。やることが特に分からなくても、不思議なことに出てくるんですね。

ただし、本当に満たされていて、心の底から感謝していることでないと、意味がない。カネがないのに、カネが欲しいから、「カネに対する感謝の気持ちを形にしよう!」とやっても、効果がないわけです。見返りは何一つ期待せず、純粋なる感謝の気持ちで奉仕出来ること。特になかったら、やる必要はないです。感謝の気持ちを形に出来るようなことなんて、人生にそうあるものではないんで。

感謝の気持ちを形にする行為は、その行為自体が最高の報酬となるフロー状態を伴うことが多いです。

私は、攻略サイトを作った4ヶ月半は、感謝の気持ちが溢れでてきて、毎日莫大な作業になったけど、それが楽しくてしかたなかったです。一部のゲームのコンテンツを作ってるときは、過去の楽しかった記憶がフラッシュバックしてきて、嬉しくて嬉しくて泣きながら作ってました(無感情ながら涙が流れてきて、楽しいながら淡々と作業をしてる状態)。

私のゲーム人生で最も楽しかった体験は、間違いなくこのサイトを作ったことです。

それで、この楽しい体験があり、更に2014年12月には1日1000PVになったことで、「こんな超コアな内容に特化したサイトなのに、こんなにたくさん見てくれる人がいるんだな。嬉しいなあ」と。「感謝の気持ちを形にするってスゲエ!」「無償奉仕すると、カネ以外の形でちゃんと報酬が与えられるってのはガチだったんだわ!」と思ったんです。

そのため、2015年には、ちょうどキャリアが10年になる自分史に対する感謝の気持ちを形にするために、3ヶ月掛けて体系的な自分史の書き方を作りました。

更に、2015年は故郷に対する感謝の気持ちを形にしよう!と決めたんです。

そうしたら、奇跡としか言いようがないことが、この1年の間に次から次へと……。

例えば、たまたま役員になってた親友からボランティアの誘いが来たり、偶然にも2015年は町のシンボル50周年の年でたくさんイベントに参加することになったり。そして、意図してからちょうど1年後の3月には解散騒動真っ只中だったSMAPが……などなど。

金銭的な報酬はゼロです。でも、いくらカネがあっても買えない楽しい思い出がたくさんできました。

~補足~

では、感謝の気持ちを形にすることは果たして聖杯なのかというと、感謝の気持ちを形に出来るほど満たされてることってのは、人生で数える位しかないわけです。それを形にする至福の体験も、数ヶ月から長くて1年位で終わってしまいます。そこから、また形に出来るほどの感謝の気持ちを貯めるには、また数年以上の積み上げが必要になってきます。だから、常に人生にフロー体験をもたらす聖杯とは言えないですね。短くても5年~10年以上の積み上げがないと、この至福の体験は出来ないんじゃないかと思います。

 

 

書評:「トレーディングエッジ入門」

トレードにおける統計的優位性について書かれた本です。

書評を書くために改めて読み返してみたんですが、必読の本です。この本を読んだのは、まだ統計を取り初めて間もなかった2013年の秋頃だったんですが、まだトータルプラスになるとはどういうことかを経験してなかったため、あまり理解出来てなかったんだなと思います。

それで、この本に書かれているようなトレードの優位性(エッジ)は、(記録を取り続ける正しい努力を積み重ねることによる)経験からしか出てこないと思います。

統計的優位性は、一貫したルールで統計を取り続けることでしか、それに気付く機会すらも生まれないのです。

例えば、順張り(右上高値で買い、右下安値で空売り)の統計を取っていると、下降相場のときに、空売りの利食い銘柄数がいくらで、利益がトータルでいくら以上になったら、そろそろ空売りを続けるのはやばい……ということが統計的に分かってきます。

このようなことが分かれば、その水準(売られ過ぎ)になったら、順張り空売りではなく、逆張り買いを入れた方がいいということが分かってくるわけです(統計的優位性があるだけで100%ではないため、資金管理・損切りはもちろん必要)。

このような統計的優位性は、ちょっとトレード本を読んでみたり、過去のチャート分析をしてみた所で理解出来るものではありません。

2~3ヶ月程度、寝食を忘れてチャート検証してみた所で、絶対に分からない領域にあるのです。

あと、この本では、低勝率ながらもリスク・リターン比率が高いトレードの優位性についても書かれています。

高勝率トレードを実現するには、損切りラインを大きくして、利食いラインを小さくすればいいです。ただし、リスク・リターン比率は低くなります。

リスク・リターン比率を高くするには、損切りラインを小さくして、利食いラインを大きくすればいいです。ただし、勝率は低くなります。

どちらの手法であっても、トータルでプラスになればいいわけです。

ちなみに私は、とても長い期間に渡って、損切りラインを小さくしたまま、勝率も高くなる方法を探し続けていました。勝率が低くなるのは、銘柄選び・エントリーラインが悪いからだと思っていたため、莫大な時間をチャート検証に費やしました。

 

2015年2月

※2015年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~2月4日
・SUMCO-1.09%、SUMCO-1.35%、アイフル-1.21%LC……。

・LCラッシュになってきて、精神的に辛くなってきた。で、”順張りサインが出た銘柄の中から、順行しそうなものを自分で選んだ銘柄”にエントリーとしてきたが、資金が掛かっているとバイアスが掛かってしまうような感じがしていた。そのため、一時このシステムでエントリーするのは保留としておき、順張りサインが出たものの内、代金1位/終値順行率1位の銘柄に機械的に入っていたらどうなるか?の統計を取ることにした(つもり売買で、自分が選んだ銘柄とも比較)。

・なお、エントリーをやめてからすぐに、案の定ではあるが、利食い連発期間が到来した。

 

〇~2月28日
・更に統計の検証を進めていった結果、順張りサインが出た銘柄の内、順行するのはランダムである可能性が非常に高いという仮説に到達した。そのため、順張りサインが出た銘柄の内、代金1位と代金2位の2銘柄に機械的に入るのがいいんじゃないか?と(選択するとなるとメンタル的な負担があるが、機械的に入るとなるとその負担がなくなる)。順張りサインになったものがランダムで順行したとして、(過去の統計通りに)損切り-1%・利食い+3%として勝率33%になるならば、{-1%、-1%、+3%}の塊が出来ていくわけだから……。理論上は、例えば150トレードすれば、この塊が50セット出来るから+50%になる。1ユニット(1銘柄)の資金管理を50%とすれば、1ヶ月21トレード行うとして月率+3.5%となる(この塊が7セット出来るため、+1%*7セット*総資金の50%=月率+3.5%)。そのため、代金1位と代金2位で1日2銘柄ずつエントリーすれば、その期待値は月率+7.0%になるのでは?
※注:実際はこんなに上手くいきません。ただ、この考え方は、大数の法則に基づいたものです。トレードを始めて3年、ようやく大数の法則に基づいた売買ルールに到達したわけです。ただ、もしも統計を淡々と毎日取る習慣がなければ、この気付きには到達出来なかったことでしょう。

・このシステムでは利益目標ラインに到達したら、すぐに利食いすべきであるため、手数料が安くOCO注文も出来るライブスター証券に引っ越しすることにした。

 

自分の人生に希望を持つ方法

トレーダーになるために自分史を書く必要はありませんが、自分史の方法論の中には、未来に希望を持つのに役立つものがいくつかあるので紹介しておきます。
※更に詳しくは、自分史の書き方自分史の教科書を参照してください。

(1)人生の感想を言う

「自分の人生が大好きだ」という信念を活性化させる習慣があります。

それは、過去を振り返るときに、正直なありのままの感想を言葉に出すことです。

感想というのは例えば、ある年に対して「〇〇〇〇年はやっぱりすげえ!」とか、人生の展開について「あの展開は予想出来んかったわー」とか、ある人物について「~~してくれて本当に嬉しかった」とか、あるコンテンツについて「~~はレジェンドだわ」とか。

ただ、これには注意点があります。人生の感想は絶対に捏造しないことです。楽しくなかったのに「楽しかった」とか、実は楽しかったのに「楽しくなかった」とか、感想を捏造しては絶対に駄目。

そのため、最初の内は、楽しかった出来事を中心に過去を振り返って、ポジティブな感想をたくさん言うのがいいです。

過去を振り返る度に「〇〇〇〇年スゲー」とか「~~おもしろかったなー」とか言い続けていれば、嫌でも自分の人生に洗脳されていくわけですね。

そうやって、自分の人生に対するポジティブな信念を活性化させてから、過去の逆境や嫌な出来事を振り返ると、「あれは辛かった……」「もう二度とごめんだ……」という表面上ではネガティブな感想が出てきても(過去の出来事に対する感想そのものは変わらない。そこが変わったら歴史の捏造になってしまう)、その感想に伴うエネルギーがポジティブなものに変わっているために、嫌な気分にはならないんですね。

こうすることで、過去の嫌な出来事も、最高に素晴らしい自分の人生の一部であるため、(その当時は辛かったが)最高の出来事以外の何物でもなかったと思うようになってきます。

 

(2)逆境の検証

「人生で起こるどんな逆境も何らかの栄光に繋がるために起こっている」という信念を活性化させる方法があります。

過去の逆境について、次の2点に絞って検証します。
①それはどのような逆境で(逆境の内容・概要)、どのような経緯でその逆境に至ったのか?
②その逆境が後世に与えた影響は?

①はその逆境について詳しく理解するために行うものです。

重要なのは②です。

具体的には、その逆境によって、自分は何を得たのか?どのような行動を起こすことになったか?そこからどのような出会いがもたらされたか?その逆境のお蔭で強くなった絆はなかったか?などについて検証します。もしくは、もしもその逆境がなかったら、何を得られなかったか?何をしなかったか?どのような出会いに繋がらなかったか?などを検証します。

このようにして、何度も何度も逆境を検証していると、”歴史的逆境は栄光に繋がっている”という事実を何度も確認することになるため、「人生では悪い出来事は何一つ起こらない(その全てが良い出来事に繋がっている)」ということに気付けるようになってきます。
※自分史を書いた多くの人が口を揃えて言うことが、過去の逆境や嫌な出来事に対する見解が良いものに変わったということです。この現象を信念の観点から説明すると、過去の嫌な出来事を何度も何度も繰り返し検証することによって、マイナスのエネルギーが徐々に抜けていって機能しなくなったということになります。

ただ、現在進行形で起こる逆境については、その逆境がどのような栄光に繋がっているのかは、ある程度の時間が経過しないと分かりません。

この検証で分かるのは、「どんな逆境も何らかの栄光に繋がるために起こっている」ということまでです。

そのため、いくら人生に対してポジティブな信念が形成されていたとしても、逆境で一時的に不安になったりするのは変わりません(そのような逆境の症状が出なかったら、逆境に含まれている果実を享受出来ません)。

 

(3)時期の検証と直近3ヶ月の検証

自分の人生ではもう奇跡なんて起こらない、無力であると思い込んでしまうのは本当に辛いものです。

では、奇跡は常に起こってるんだけど、実はそれに気付いてないだけだったとしたら?

自分の人生で常に奇跡が起こっていることに気付く方法があります。

これは私が「時期の検証」と命名した方法なんですが、ある月や季節を軸にして、何年分かその1年前後の変化にフォーカスします。例えば、今は5月なんで、5月を軸にして10年分検証すると、

「2006年5月には何があったか?」
→「2007年5月には何があったか?」
→………
→「2015年5月には何があったか?」
→「2016年5月には何があったか?」

と、5月について1年毎の変化にフォーカスして楽しんでみます。
※感想を言葉に出します。「あれは凄かった(楽しかった)なあ」とか「(1年後こうなってるなんて)予測出来るはずねえわー」とか「この時期独特の雰囲気めっちゃ好き」とか。
※何があったか?は、「~~(イベント)があって、~~(コンテンツ)をよく見ていて、学校(仕事)では~~があった」のように、大体の概要で結構です。イベントやコンテンツを2~3列挙するだけで、その時期の雰囲気まで甦ってくると思います。

これはやってみると分かるかと思うんですが、人生が1年でどれだけ変化していってるものか、人生の凄さ・偉大さに驚愕します。

この検証ともう一つセットでやると効果的な方法があります。

それは、私が「直近3ヶ月の検証」と命名した方法なんですが、直近3ヶ月にあった楽しかった思い出を羅列します。

2017年5月現在で言うと、2017年2月から今日までの直近3ヶ月の間にあった、楽しかった出来事やコンテンツを羅列します。
※嫌なことは完全無視で、徹底して楽しかった思い出にフォーカスして、羅列してください。

羅列したら、「3ヶ月前の時点では、この楽しかったことが想像出来ただろうか?」と自問してみます。

出来なかったですよね?

と言うことは、これから3ヶ月後には、今からは想像出来ない楽しい思い出が出来ているし、3ヶ月後に当たり前に楽しんでる何かの存在は今からは想像出来ない。つまり、人生では、(生きてさえいれば)嫌でも楽しいことが起こってしまうのだと。

「1年前後の変化」にフォーカスして「人生では嫌でも奇跡が起こる」と中長期的視点で人生に希望を持ち、「直近3ヶ月に起こった楽しい出来事」にフォーカスして「これからの3ヶ月にも、今からは想像すら出来ない楽しいことが待ってるんだろうなあ」と未来にワクワクする。

仮に今が滅茶苦茶辛かったとしても、中長期視点で見たら絶対に何か変わるし、これからの3ヶ月には必ず、今からは想像出来ない楽しい出来事が何か待っている。

だから、やれることやっていこうぜと。生きてさえいれば、絶対に何かしらの奇跡が起こるんだから……。
※更に言うと、人生にはバイオリズムというものがあります。逆境でどうしても未来が見渡せないとしても、ただ淡々とやることをやって生きているだけで、道が開けてくることが多々あります。
※もう一つ言うと、思い出というのは、その大半が運(運命的な出会い、偶然)から生まれたものであることが多いです。人生を変えることになった出会いは全て運によるものであって、再現することは絶対に出来ない。努力なんてものは、そこまで大きく関係ない。よくやっている。今は単にツイてないだけ。

~~

ちなみに、(1)と(2)は、私がトレーダーになる以前から習慣的にやっていたことなんですが、(3)についてはトレーダーになる過程で生み出したものです。

もしも、誰にも成功を保証されてなく、中々結果が出ないトレーダーの道を歩むことになってなければ、自分の人生から論理的に未来に希望を持つ方法を生み出せなかったのは間違いないと思います。

 

 

書評:「ポジションサイジング入門」

トレーダーに必要な思考とポジションサイジングについて書かれた本です。資金管理がなぜ必要なのか?を理解するための本としては、この本を推します。

どれだけ期待値プラスの売買ルールであろうと、資金管理のルールがなければ意味がないということが、簡単なゲームを通して分かりやすく説明されています。

この本に載ってるゲームでは、期待値プラスの確率ゲームであるにも関わらず、参加者の3分の1が破産し、3分の1が損をし、3分の1が大儲けするようです。

期待値プラスのルールがあったとしても、そこに資金管理のルールがないと、(どのようなルールでも必ず訪れる)ドローダウン期を耐えることが出来ずに破産~もしくは損失になってしまうわけです。

利益というのは、期待値プラスの売買ルールから得られるのではなく、ポジションサイジングによってコントロールすることで生まれるものなのです。

例えば、勝率33%で{-10%、-10%、+30%}のいずれかになるルールがあったとします(ギャップアップ・ギャップダウンは考えないとする。結果は必ずこの3つのどれかになるものとする)。このルールの期待値は、(-10-10+30)/3=+3.33%です。明らかな期待値プラスのルールですが、1エントリー毎に資産の100%を投じるとしたら、10回連続LCになった時点で破産します。その確率は、0.67^10=0.01822=1.82%と、100回試行した時点で破産してもおかしくないです。これを、例えば1回のエントリーで失う資産を全体の2%としたら、1エントリー毎に投じる資金量は資産の20%となり、破産する確率は限りなく0に近くなります(破産する確率:0.67^50)。

 

2015年3月

※2015年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~3月6日
・2014年5月~2015年2月までの間に、順張りサインが出たものの内、代金1位と代金2位で入っていたとすると、次のグラフのようになった。

※「手で統計を取ってると、これ恩恵受けてなくないか?と思ったんだが、どちらも見事に期待値プラスとなった」(この当時の売買日記より)
※「統計取ってると、「こりゃあ損切り連続してるしトータルではマイナスだろうなあ」と思っているんだが、プラスになってる。「なんじゃこりゃ?」って感じ」(この当時の売買日記より)
※注:人間の脳は確率統計を理解できるようになっていないため、↑のような感覚に陥る。この感覚こそが、多くの人が淡々と統計を取り続けられない理由となる。期待値プラスのルールであっても、人は淡々と統計を取ることが出来ずにやめてしまう。

 

・そして、この二つを合成したグラフは……。

・10ヶ月で+106.22%となったため、1ユニットを総資金の50%とすると、10ヶ月で年率+53.11%。月率に換算すると毎月+5%。

・このシステムで運用していけば、年率+50%として……。

・相場が過熱気味であったため、エントリーするのはしばらく控えた。

 

〇3月9日
・7&IHDとホンダにエントリーした(画像は省略)。

・こうして、このシステムで運用していくことになった。

 

〇3月12日
・LCが続くも、味の素が利食いとなり、ほぼトントンの流れで来ていた。「連続でロスカットになっていたら……」という不安感も強く。だが、統計で考えよ!ということで入り続けていった。
※注:これだけ統計的裏付けがあるにも関わらず、リアルタイムで運用していくとこのような心理に陥るわけです。

 

〇3月13日
・ファナックが寄り付きで+7.73%(増配・自社株買い検討)。そのまま決済となった。

・これで1~2月の含み損を一気に取り戻した。
※注:システム運用始めたばかりでこれはツイてた。

 

〇~3月31日
・その後も、LCと利食いが交錯していった。収支は27トレード10利食い、勝率37.04%、月率+7.16%。

・ただ、月末に掛けては7連続LCとなった。
※注:これはかなり後から分かることなるのだが、行き過ぎになっていた。このようなシステムの性質は、そのシステムで淡々と統計を取り続けることでしか気付けない。間違い。行き過ぎになってたのは2月であり、3月は行き過ぎになってませんでした。記憶から書いてしまいました。ただ、行き過ぎかどうかなどのシステムの性質は、そのシステムを淡々と統計を取り続けることでしか気付けないのは確かです。

 

天国言葉とホ・オポノポノ

天国言葉と似たような方法論として、ホ・オポノポノというものがあります。

天国言葉は「ツイてる、嬉しい、楽しい、感謝してます、幸せ、ありがとう、許します、愛してます」を連呼するわけですが、ホ・オポノポノでは「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています」を連呼します。

更に正確に言うと、天国言葉は、悪い感情を引き起こす心の中にいる悪徳裁判官に対して「もう、やめてください!その罪は既に償いました。そもそも、最初の罪すらも自分の罪ではありません。もうその感情を引き起こすのはやめてください!」と言って、心の中にすっぽりと出来た空白に対して天国言葉を連呼するというものです。
※私はこのやり方ではなく、ただ天国言葉を1日50回連呼していただけですが、それでも相当な効果がありました。

一方、ホ・オポノポノは、「自分の潜在意識の中にあるどの情報が原因になって、この問題が起きているのだろう?」と自問してから、その部分に対して(具体的には何が原因かは分からなくても)、「ごめんなさい、許してください、ありがとう、愛しています」を連呼するというものです。

個人的には、感謝の習慣としては天国言葉の連呼が、特定の問題に対してはホ・オポノポノが有効だと思いました。ただ、これは個人差があるので、実践してみないと、どっちが合ってるかは分からないです。

 

あと、これは天国言葉でもホ・オポノポノでも共通して言えることなんですが、数回やった程度では変わらないです。1日5分でいいので毎日継続しないと、効果は出てこないです。

昨日はちゃんと実践したのに、また嫌な感情が出てくる、また悪徳裁判官が悪さをする……。それは効果がないんじゃなくて、継続が足りないだけです。

どんなに効果がある薬でも、1滴では傷は全回復しません。

天国言葉やホ・オポノポノで心を改善していく作業をポケモンで例えると、レベル5のワンリキーの空手チョップでレベル95のメガバンギラスを倒していくような感じです。空手チョップはバンギラスに効果抜群だけど、1発では倒せません。
※計算してみると、27~32発必要なようです。
※レベル5のワンリキー:顕在意識、レベル95のメガバンギラス:潜在意識、空手チョップ:天国言葉やホ・オポノポノ。

そして、継続していくと、それまでは気付かなかった、問題の本質になった情報が潜在意識から顕在意識に浮かび上がってくることがあるんですね。

~補足~

天国言葉でもホ・オポノポノでも継続しないと効果が出てこないということは、厄介なことに思えるかもしれません。

でも、これは逆に言えば、もしも長年の間に身に付いたネガティブな思考回路がちょっと感謝の習慣を取り入れただけですぐにポジティブな思考回路に変わってしまうようだったら、長年の間に身に付けたポジティブな思考回路もちょっと落ち込んで塞ぎ込むような時期があるだけでネガティブな思考回路に変わってしまうということになります。

つまり、継続しないと中々効果が出ないということは、長年の生活で身に付いてきた良い部分もすぐには変わらないということでもある。思考が中々変わらない・効果が出ないというのは、自分自身の強みの部分を守る役割も果たしているわけです。

 

 

書評:「豊かに成功するホ・オポノポノ」

ホ・オポノポノに関する本については、この本以外に持ってないんで他の本がどうかは分からないんですが、イハレアカラ・ヒューレン博士が書いた本なら、どの本を選んでも大丈夫かと思います。

この本は、ホ・オポノポノの具体的なやり方についてQ&A形式で書かれているため、分かりやすいです。

「ホ・オポノポノでは世の中に起こる問題は、「潜在意識のなかの情報(過去の情報)の再生」と考えます」

「すべての問題は自分のなかで起きていることであり、「100%自分の責任」なのです」

 

この部分が、ホ・オポノポノの根幹となる考え方です。つまり、自己責任ということですね。

 

「問題を考えるとき、「自分のなかの潜在意識に一体何があって、この現象を自分が生み出しているのだろうか」ということを常に探求するのです。そして、その情報(過去の記憶)を消去することによって、問題の原因を取り除くのです」

 

全てが自分が原因で起こっている問題ということは、解決するのも自分で出来るということになります。

 

「まず、「一体、自分の潜在意識のなかのどの情報に原因があってこの問題が起きているのだろうか」と自分自身に尋ねます。続いてその部分に対して「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」というホ・オポノポノの四つの言葉を心のなかで唱えるのです」

 

で、これが、ホ・オポノポノの問題解決法となります。

 

「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」のホ・オポノポノの四つの言葉は、潜在意識のなかにある情報に対して言います。他人に向かって言うのだと解釈している人がいるようですが、他人に向かって「ごめんなさい」と謝ることでも、「許してください」と許しを請うことでも、「ありがとう」と感謝するのでも、「愛しています」と愛を伝えることでもありません」

「「わたしの潜在意識の情報のなかのどの部分が今の問題を引き起こしているのだろう」と自問して、その部分がどこにあるのか分からないながらも「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」というホ・オポノポノの言葉を発して、それを消去(デリート)するのです」

 

やり方は非常にシンプルです。嫌な感情を引き起こす情報は何か?と自問してから、その問題が何かは分からなくても、「ごめんなさい」「許してください」「ありがとう」「愛しています」と連呼します。ちなみに、人間の脳は他人から言われた言葉であっても、自分が発した言葉であっても、その違いが区別出来ないようです。

 

「わたしたちは、何か問題が起きている対象や原因に向かってホ・オポノポノをしたいと考えてしまいますが、実は、自分が気になっていることが原因で問題が起きているとは限らないのです。なぜならば、本当の原因というのは潜在意識のなかで起こってくる1秒間に1100万ビットの情報のなかにあって、どれが問題の本当の原因なのかわからないのです。それどころか、何が消去(デリート)されたかすらも気がつかないのです」

 

これはコンプレックスの克服にも通じる話なんですが、嫌な感情を引き起こしている原因については、問題を解決する前には全く当てずっぽうなことが原因だと勝手に思っている場合が多いです。天国言葉なりホ・オポノポノなりを継続していくと、潜在意識から真の原因になっている情報が浮かび上がってくることがあります。

 

2015年4月

※2015年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~4月7日
・過去のデータから、このシステムのドローダウンを調べてみたところ、+36.68%→-11.73%→+17.07%→-17.15%→+69.78%→-19.83%という山と谷を形成していることが分かった。そして、この3つのドローダウンを形成するのに要した日数は、-11.73%:20日、-17.15%:20日、-19.83%:14日。
※資金管理は1ユニット50%だったため、月率換算するとこの半分となる。
※注:このデータはともかく、システムの最大ドローダウンについて調べておく・知っておくことは重要です。ただ、実際に運用してみないことには詳しいことは分からないんですがね。

 

・3月終わりにはLCラッシュとなったが、4月初めは利食いが続いた(以下は利食いの例)。

※しかし、この2銘柄はLCが続いていたことでドローダウンを恐れる余り、玉をやや小さくしてしまった。

 

〇4月8日
・ソニーは3%で増し玉したが、トレイリングストップに掛かってトントンに。

※3%利食いがトントンに……。システム通りにやっていれば、統計上とほとんど同じ結果になるのだが、これで3%の差が付くのはメンタル的に嫌な感じだなあと。これ以降、3%増し玉することはなくなった。

 

・更に、統計上と実際の利益に差が出てきたことで(利食い銘柄の玉を小さくしたことと、増し玉→ブレイクイーブンでふいにしてしまったため)、統計上はプラスになってるにも関わらず、実利益はマイ転しそうだったため、LCを恐れて、代金2位だった楽天をスルーしてしまう。更に、(スルーを正当化するように)統計への記載もスルーした。翌日、3%に到達していた。
※注:システムを運用していくと、こういうことが起こるわけですな。

 

〇~4月17日
・利食いが続くも、LCも続き、かろうじてトータルプラスで推移する(以下の利食いは一例)。

・しかし、週末金曜日のダウが-279ドルとなり……。プライベートでも色々あったこともあり……。

 

〇~4月24日
・何とかダウの暴落を凌ぎ、その後は金融銘柄を中心に利食いが続いた(以下は一例)。

 

・4月23日は、パナ+3.00%、JT+3.00%、野村HD+4.87%の3連続利食いとなった(野村以外は画像省略)。これで5連続利食いとなり、今月の利益が+月率8.87%に。

~~

・4月の収支は32トレード12利食い、勝率37.50%、月率+7.46%。

・このシステムは、終値エントリーとOCO注文さえ出来れば14時~15時の1時間以外は見てなくても大丈夫。まさか、ネット上の広告によくあるような「1日〇〇分の作業で月20万」ということが現実化するとは……と。ただ、運用システムが一つ確立したのは良かったが、他に新たな問題が出てきていた(下記に続く)。

 

トレーダーの本業探し

このシステムで年率+50%が期待出来るとしたら、8年で400万の種が1億円に到達するじゃないか!と。しかも、1日1時間の作業で出来るわけだから……。

ただ、問題もあって、このシステムは種の大きさに頼るシステムであったため、現状の資金からすると、そこまで大きな利益は期待出来なかったのです。利益から生活費と税金を払うと、複利の恩恵がそこまで受けられない……。

だから、このシステムを運用する以外に出来る、何か本業はないものか?と。

そこでまず目を付けたのは、クラウドワーキングだったんですが……。

クラウドワークスというサイトに登録してみたんですが。これはデザイナーやプログラマーのような専門スキルがある人ならいいけどなあと。未体験でも出来るライターや校正というのもあるみたいだけど、1年前に体験した至福の作業(攻略サイト作り)より楽しくないんだったら、人生トータルで考えて、やる意味ないじゃんと。稼ぎの効率を考えても、バイトした方がええやんと。

と言うことで、クラウドワーキングは却下されました。

クラウドワーキングがアウトになって、次に目を付けたのは、前々から興味があった転売でした。

それで、転売について色々と調べてみたら、自分が興味のある得意な商材でやるのがいいらしい。となると、私の場合はゲームと音楽ですな。それで、チケット転売について調べてみて、自分が好きな人気アーティストのチケットを転売するのがいいかなと。

で、タイムリーに、4月4日にファンキー加藤の一般販売があったんですね。自分も行きたかったものだから買えるかなと思って、転売の視察ついでに、4月4日にローチケにアクセスしてみたんです。しかし、土曜日の10時、全く繋がらない。サイト重過ぎ。で、見れたと思ったら、一瞬で予定枚数終了。その後、チケットキャンプを見てみたら、定価+1000~10000円位で売られていました。

これは、人気チケットを一般販売で買って転売するのは無理だなと。で、更にチケット転売について調べてみたら、ファンクラブに複数入らないと駄目みたいなんですね。

面倒くさすぎる……。効率が悪過ぎる……。で、それで取れる利益はいくらだよ?チケットキャンプの相場を見てみても、一部の超人気アイドル以外、ほとんど儲からんだろ、これ……(しかも、そういう超人気アイドルは転売対策をされているため……)。

と言うことで、チケット転売も却下されました。
※なお、チケット転売はユーザーとして利用することになった。詳しくはこちら

うーむ、トレードの相棒になるようなビジネスは何かないかねえ……。外を散歩して、色んな店の営業時間を見て、昼休みが14~15時の業務はないかねえと探したりもしました。

と、そんな中、4月10日頃に、CMBトレード塾からあるメールが送られてきたのです。そこには、1年間で100万円の種を2000万円にした人の話が紹介されていました。

デイトレってすげえんだな……。

ただ、過去に何回か検証した結果、デイトレは自分には出来んだろうなと思っていたんですね。デイトレは余りにも難し過ぎるから、自分はデイトレーダーにはなれないんだろうなと。

でも、デイトレだったら、このシステムと両立出来ることは確か……。

他に道もなく、引き出しを増やすためにも、デイトレの検証をしてみるかということで、1日1時間程度ではありましたが、新興銘柄の5分足を検証する作業が始まりました。

ただ、モチベーションは全く出ず……。それでも、ちょっとずつ不器用ながらも検証していく内に、デイトレは、5分足じゃなくて日足が大事だなということに気付いてきます。

次回以降に続く。

 

 

書評:「マーケットの魔術師」

有名な本です。インタビュー形式で一流トレーダーの相場に関する考え方が書かれています。

ただ、読み物としてはまあまあ面白いかもしれませんが、参考になるかというと……。

この本を読んで得られる最大の教訓は、マーケットへのアプローチは人それぞれ違うから、自分自身のオリジナルの手法を開発するしかないということかと思います。

個人的に好きなのは、エド・スィコータさんのこの言葉。

「勝っても負けても、皆自分の欲しいものを相場から手に入れる。負けるのが好きなように見える人もいる。だから、彼らは負けることによって手に入れるんだ」

「もしトレーダーが自分のトレードのパターンをじっくりと振り返ってみれば、自分のあらゆる目標も含めて、皆相場から自分の欲しいものを手に入れようとしていることに気づくはずだ」

「ほとんどの敗者は負けたがっている、そして目標に到達できない勝者は、成功を限定してしまうことで、その個人の内面にある何かを満足させている」

 

2015年5月

※2015年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~5月19日
・5月はゴールデンウィーク中はエントリースルーして(決算銘柄が多く、行き過ぎかと思ったため)、ゴールデンウィーク明けから再び入り始めた。ややプラスからトントンで推移していった(以下の画像は利食い銘柄の一例)。

 

〇5月20日
・日経平均が上がっているにも関わらず、保有銘柄は上昇せず。(LCが続いたら月トータルマイナスになるんじゃないかと)恐くなり、みずほと第一生命を、それぞれ手数料負け、-0.46%で途中決済した(第一生命は画像省略)。新しい銘柄にもエントリー出来なかった。冷や汗が出てきて、手が震えて……ノーポジにするしかなかった。

 

〇5月21~22日
・5月20日にエントリースルーしたNTTが見事に3%到達した。5月20~21日にエントリースルーしたが、22日からまた入り続けることに。
※5月21日にスルーした三菱重工も+3%に後日到達した。このスルーによって、月率3.065%相当の利益を逸失した。

 

〇~5月31日
・その後は利食いが連発した!(画像は一例)。

~~

・5月の収支は、25トレード11利食い、勝率44.00%、月率+6.97%。
※注:やはり、エントリースルーが勿体ねえなあ。
※注:データが少なかったため、このような平穏が毎月続いていくものだと思っていた。このシステムがドローダウンするとどうなるのか、このときはまだ知る由もなかった。

 

・新興銘柄で、デイトレの検証もやっていたが、この時期の演習は、5分足で安値割れ失敗した所で入った所でどうなるか?のような、裁量的なものだった。
※注:このような、裁量の余地が入るつもり売買は全く意味がありません。なぜなら、実際のカネを掛けてやると、絶対に入れないからです。つもり売買で意味があるのは、機械的に入る場合だけです。

・例えば、5月13日の演習内容はこんな感じ。

※注:これは、デイトレ検証の間違ったやり方として掲載しています。このような検証は100%都合の良い検証にしかなりません。つまり、このような検証をいくらしたところで、何の上達もないということです。

 

日給20万の世界?

この時期にデイトレの検証をしているときに、とんでもないボラティリティーで動くキチ〇イ新興銘柄を見ていて、ふと思ったんですが。

「これ、200万で+10%取れば、日給20万じゃねえか!」と。

「と言うことは、キ〇ガイ新興銘柄のデイトレが出来るようになったら、日給20万の世界が待ってるということか!?」

これ以降、「日給20万円の世界」という言葉は、デイトレスキルを習得するためのニンジン(スローガン)となりました。

人間、未来にとてつもない報酬が待っていると(それが勘違いでもいいから)思うと、頑張れるものです。

もしも、トレーダーになっても、年収500万円位の報酬が限度だったとしたら、私はここまで一生懸命色んなことをやらなかっただろうし、心残りの解消もコンプレックスの克服もやらなかったことでしょう。

報酬としてのおカネには、物凄い力があるのは間違いありません。

お金が全てではないし、お金よりも大切なものはあります。

でも、私の場合、未来に莫大な報酬が待ってると思ったからこそ、一生懸命色んなことをやって、その体験そのものがお金よりも大切な思い出になった。これが事実なんですよね。つまり、お金のために全力で頑張ったからこそ、お金よりも大切なものを得られた。

もしも、「カネは汚いものだ」とか思ってしまっていたら、このような機会を享受することは出来なかったわけです。

未来にとてつもない報酬が待ってる、今までに体験したことのないほど楽しい未来が待ってると、勘違いすること。これって、滅茶苦茶大事だと思います。その捏造した楽しい未来は、想像した理想を遥かに凌駕する形で現実化するからです。

これからの日本は、人類史上未体験ゾーンである人口減少社会に突入していくし、高齢化も進んでいって社会保障費も高騰していくだろうから、日本の未来は暗い的な風潮があるかと思います。
※私が考える日本の未来についてはこちら

私は、この日本の未来が楽しみで仕方ありません。

人類史上未体験ゾーンである人口減社会をどのようにして乗り越えていくんだろうか?世代間対立が深まっていって、それはどのような形で表面化していくんだろうか?不動産価格が暴落してどうなるんだろうか?2020年に起こると予想されている東京大震災は?2029年の西日本大震災(東海三連動)は?日本の財政は?移民は?東アジア情勢は?などなど、日本の未来には楽しみなことがあり過ぎるのです。
※2020年に東京大震災、2029年に東海三連動が起こるかもしれないという予測は、平安時代の三陸貞観地震(東日本大震災)から9年後に関東で大地震が起こり、18年後に東海三連動が起きたということから。

今までの日本の歴史上で、これからが一番面白い時代になっていくのは間違いないと確信しています。

いつ死んだとしても、最高に幸せな人生だった!」と言えるように生きてるけど、日本の未来がどうなっていくのかは見たい!絶対に見たい!この顛末を見れずに死んでなるものか!

そして、日本の未来は明るいと思っています。

日本の未来が明るい根拠?そんなものはないです。暗い根拠なら、上述したようにいくらでもありますが。

まあ、唯一あるとしたら、左翼から右翼に至るまで、ほぼ全ての人が「2020年以降の日本はやばい」という見解で一致していることですかね。でも、こういう人間の予測が当たった試しって、人類の歴史上では一度もないんですよね。

あと、私は、2010年に既卒になって社会の現実を知ったときには、もう二度と自分は専門的なスキルを活かした仕事は出来ないんだろうなと、もう学生時代のような楽しい思い出を作ることは出来ないんだろうなと、本気で思いました。

自分には(同世代のような)安定や安全が保障されてないことに絶望し、「いつ死んだとしてもいいように毎日楽しく生きていくしかない」と開き直って、現実を無視して未来は明るいと捏造して生きていくしかなかった。それが、まさかこんなに楽しい2010年代になるとは思わなかった。2010年代の全てに感謝しかないし、後悔も何一つありません。

今になってみると、絶望して、未来を捏造するしかない状況に追い込まれたことは、究極レベルでツイていたのだと確信しています。もしも最初から明るい未来が保証されていたらと思うと、ゾッとしてきます。

結局、やるかやらないかでしかないと思うのです。明るい未来が保証されていようがいまいが、やるかやらないか。

でも、人間は、信じられないような楽しい未来が待ってると思わないことには、そういう希望がないことには、パワーが出てこない。だから、根拠がなくても楽しい未来が待ってると信じる(自分を騙す)必要があるわけです。

 

 

書評:「株式上達セミナー」

1986年に出版された本ですが、相場に関する考え方は非常に参考になり、例え話が中々ユニークで読み物としても面白いです。

特に、情報の扱い方(素人の動向)や売買技術を向上するための努力の方向性については、今現在でもその本質は全く変わってません。

チャートを自分の手で書いて変動感覚を養成し、実際の売買を実践して売買を習得し、記録から改善する。

IT技術は進歩しましたが、結局、上達のためにやることは変わってないなと思います。

IT技術の進歩で大量のチャートを簡単に手軽に見れるようになったからといって、その行為を継続したり、記録を付け続けるような意図的な訓練までしやすくなったかと言うと……。

 

2015年6月

※2015年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~6月28日
・6月も入り続けていたが、ドローダウン気味の推移となった(以下の銘柄はエントリーの一例)。

 

・LC連発となってから、中外製薬・村田製作所と利食いが続き(画像は省略)。NTTが利食いとなればトントン回帰だったものの、+2.92%まで達してから、分割ついでの下落で-0.49%LCに。

~~

・2015年5月の初めに「自分史の書き方」でググると当サイトが一番上に表示されるようになったことを記念して、6月5日からは、(モチベーションが出てこなかった)デイトレの演習を一旦休止して、過去の売買日記を見直してみて、トレード史を書いてみることにしました。
※トレード史の書き方については、後述のコラム参照。

ただ、トレード史を単に書くだけでは面白くないなと思ったため、「もしも全てのトレードで3%利食いでやってたらどうなってたんだろうな」と、各時期のトレード史の記述と同時にチャートをマーケットライダープレミアムで見て、Excelで検証する作業もやってみたんです(今になってみると、結構凄い作業量で、1日に1~2ヶ月分やるペースで、約3年分を振り返るのに1ヶ月近く掛かりました)。

そうしたら、衝撃の事実が明らかになってしまったのです。

なんと、今までの全てのトレードを3%利食いでやってたら、普通にトレードするのと同じかそれ以上の結果になっていた……(結果は一貫してトータルプラスの右肩上がりの資金曲線。月トータルではマイナスもあるが、年トータルでは一貫してトータルプラス)。それも、トレードを始めた2012年3月から一貫してトータルプラスになっていた……。

と言うことは、最初からこのことに気付いていたら……。

これまでに、聖杯探しに費やしてきた何百~何千時間の努力は一体……。勝率が低いのはエントリーが悪いからだと思っていた。そのために莫大な時間をチャート検証に費やした。しかし実は、利食いが遅いだけだった……。

トレードの神様「この3年間、貴様が費やしてきた何千時間の努力は、この単純なことに気付くためのものだったのじゃ。全て、貴様が勝手に難しく考えていただけだったのじゃ!!」

でもこれは……。と言うことは、と言うことは、と言うことは……。

あとはもう、試行回数を増やして回しまくればいいってことじゃないか!!!!!

これは、トータルプラスとはどういうことなのか、大数の法則とはどういうことなのかを、ようやく理解した瞬間でした。

トレードで利益を出す、トータルプラスで稼ぐ方法は、これしかありません。私は、マーケットで利益を出す方法について、大数の法則が基になってない話は信じません。それは結局、聖杯を当てられるという話でしかないからです。

例えば、四季報を読んで、第二のガンホーが云々……。アベノミクス相場じゃなくて、リーマンショックが来てたらどうなっていたのか?偶然当たったものを、後付けで説明してるに過ぎない。でもこれ、チャート検証にしても同じことをやってるんです。

そして、厄介なことに、非常に厄介なことに、大数の法則(確率統計思考)は単に言葉で説明しただけで理解できるようなものではないです。

大数の法則という概念を知っている人はそこそこいるかもしれないですが、理解している人は絶滅危惧種並みでしょう。単に概念として知っているのと、体験を伴って理解しているのとでは、絶望的な差があります。そして、この壁こそが、グレートウォールとなってトレーダーを守ってくれているのです。

体験を伴わないことには、絶対に大数の法則の本質は理解出来ません。

そのためには、記録(売買日記、統計)を取るしかない。自分の手で記録を取り続けるしかない。そして、何かのきっかけで気付くしかない。

~~

〇6月29日
・トレード史で気付きを得て、「このドローダウンもそろそろ抜けるだろ」と思っていた、月曜日の朝。ギリシャ問題が週末に交渉決裂して、ギリシャデフォルト懸念が高まったことで、日経平均は-401円の暴落で寄り付いた。

・金曜日に買い保有していた、三住トラストは-3.31%LC、第一生命は-5.11%LCとなった。

・目の前で過去最大の資金が消失した(総資金の-5%)。ドローダウン中の暴落となったため、「マジかー」と言う他なかった。

・年トータルでは依然プラスのままだし、6月のドローダウンを含めても4月中盤~5月の含み益が融けただけのこと。ただ、このシステムだけでは……と思った。
※注:トレード史で気付きがあった直後、デイトレをやろうか決めあぐねていたこのタイムリーな時期にまあ……。

~~

・6月の収支は、24トレード4利食い、勝率16.67%、月率-8.24%。

 

トレード史の書き方

トレード史の書き方について説明します。

そこまで難しいことではなく、過去の売買日記を見直してみて、次の点にフォーカスして時系列順に箇条書きしていくといいです。
(1)印象に残ったトレード、教訓に繋がったトレード
(2)新しく取り入れることになった習慣や考え方など
(3)その月の収支

書き方の例としては、次のような感じです(私が作った造語が多くて分かりにくかったら申し訳ないです)。

 

1日に1~2ヶ月分のペースでやっていくといいですが、今の時点で、その時期を振り返ったときの感想を、その時期のトレード史を書いた日の売買日記にでも書いておくといいですね(トレード史ではなくて、他の所に書く)。例えば、こんな感じで。

 

それで、トレード史を書くことで得られる利点としては、教訓や習慣などにフォーカスして記述していくことによって、中長期的に自分自身の成長を実感出来ることです。これは、継続していくための大きな希望になります。

あと、注意点として、トレード史を振り返っていい時期は、最低でもその時期から半年は経過してないんだったら、やめた方がいいです。つまり、2017年1月のトレード史を記述するのは、2017年7月以降となります。これは、トレード史の効果を最大限に享受するためです。

 

 

書評:「あなたも株のプロになれる」

私は株で200万ドル儲けた」の日本版のような本です。

個人的に、この本の中で印象に残ったのは、中々株で稼げるようにならなかったため、株から(この当時、暴騰していた)小豆相場に鞍替えしようとしたときに出会ったおじいさんの次の言葉です。

「株で損ばかりしているので今度は小豆をやろうというのかね。証拠金も安いし儲けは大きい。株がだめなら小豆でという亡者がひとり来たのかい。(略)なにをいまさら商売替えをするんだね。となりのボタ餅は大きくみえるものだ。こちらに来たら一年生で経験なし。腕は未熟。それで儲かるかね。スッテンテンは時間の問題だ。悪いことはいわないから夢をおいかけるのはおやめなさい」

 

売買技法の上達についても詳しく書かれていて、結局、自分の性格に合った型を一貫して練習して身に付けていくしかないというのが結論です。特に、270~273ページに書いてある「損益の出方は個性を反映」は自分の型を貫いていくしかないという信念を強化してくれます。

売買ルールそれ自体に優劣はなく、自分に合った手法に徹底的に精通していくしかないわけです。他の人が使ってる手法が、「週トータルではまずマイナスにならず、年率1000%叩き出す」ものだったとしても、自分の性格に合ってなければ、何一つ参考になりません。
※情報商材などのマーケティングにおいては、月トータルでマイナスになりづらく、勝率も高いことが強調されます。なぜなら、世間一般的な欲求(学校教育や社会風潮によって植え付けられた、安定・安全を至上のものとする信念)に響きやすいからです。少なくとも、去年運用していた場合の勝率、成績、最大ドローダウンの3点が具体的に名言されてないシステムは、マーケティング目的だと思った方がいいです。セミナーであっても情報商材であっても、この3つを聞くだけで、すぐに分かります。

私も、この信念が結構強固で、「自分のルールは間違っていて、他のルールの方が優れてるんじゃないのか?」と何度も思いました。結果が出てないときは、いくらプロのトレーダーが口を揃えて「自分のルールに精通するしかない」と言っていても、中々信じられないんですね。

 

2015年7月

※2015年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~7月5日
・ギリシャショックによって、エントリーに恐怖心が出てきており、更にCMBトレード塾からのメールで「しばらく売買は控えた方がいい」という旨のメールが届いたことで、それに安堵してエントリーを控えた。……しかし、もしもルール通りにエントリーしていれば、イオン・ニトリと利食いが続いていた。それでも、ギリシャの選挙が終わる週明けまでは待機とした。

 

〇7月6日~7月21日
・ギリシャ選挙で緊縮反対派が勝ったことで日経平均は再び大きく下げた。この日からエントリーを再開した。ギリシャショックの次は上海市場の暴落で日経平均も影響を受けて、LCが続いた。買いではなく空売りのサインが出ていたが恐くてスルーしてしまい、利益を逸失……。第一三共やKDDIと利食いが続き持ち直してくるも、恐怖心からスルーしたJR西日本・ANNが仲良く利益目標達成……。その後は、日電産・JALと利食いが続き、利益が固まってきた(第一三共以外画像省略)。しかし……。

 

〇7月22日
・日経平均が-184円で寄り付き。これだけだったらそこまででもないんだが、7&IHD+0.56%(5MA割れ決済)、三住トラスト-1.41%LC、NTT-2.10%LC、アルプス-3.59%LC(アップルの決算でアップルウォッチが苦戦した)。

・なぜに、NTTとアルプスだけ……。狙い撃ちされたような……。
※NTTとアルプス以外は全て-1%程度の下落だった。

・その後も何とかかろうじて入り続けたものの、LCが続き、もうメンタルはボロボロに。

~~

・7月の収支は、20トレード6利食い、勝率30.00%、月率-2.02%。
※スルーせずに全て入っていた場合は、月率+3.13%だった。

・だが、色々とボロボロになっていったことで、このシステムに加えて、本格的にデイトレスキルを磨いていこうと決心することになった。そして、CMBのメールから影響を受けてしまった面もあったことで、CMBトレード塾に退会のメールを送った。結局、自分のシステムに従うしかない、もう独立してもやっていけるだろうと。

 

デイトレーダーになるために

ギリシャショックからの流れは、デイトレーダーになる決意を後押ししてくれました。

3~5月には、1日1時間弱の作業で済むスイングトレードでも十分稼げていたため、デイトレを本業にしようという踏ん切りが中々付かなかった部分があったんですね。

そのため、この3ヶ月は、利益は出ていたものの妙にモヤモヤした感覚があったのです。

でも、本当にこれでいいのか?と。

確かに、このシステムを回して年率50%を達成し続けていけば、バイトだろうと派遣だろうと金持ちになれるだろう。このシステムのお陰で、ようやく待ち望んでいた安定・安全が手に入る。でも、本当にそれでいいのか?

3年間で折角ここまで辿り着いたのに、ここで安住していいのか?

更に言うと、このシステムは種銭がある程度ないと機能しません。期待される利益は年率+50%前後なんで。

だから、もしも万が一にでも破産したら、もうトレードは出来なくなるんでは?

月率5%のシステムトレードで運用するだけ。果たしてそれで、トレーダーとして稼いでいると言えるんだろうか?

本物のトレーダーというのは、仮に社会的に抹殺されたような立場に置かれたとしても、100万円あれば、マーケットでそれを転がして1億円にしてしまう、そういうものなんじゃないのか?処刑しようとしても、処刑出来ない。誰にもその自由を奪えない。ナイフ一本あれば無双出来る。マーケットからカネをダウンロード出来る世界、日給20万円の世界……。

本当にこれでいいのか?

このように揺れ動いていた中で、6~7月のドローダウンを体験したことで、ようやく自分の本心と向き合うことが出来ました。

折角この道を志したんだから、ポケモンやパワポケでやったような気持ち悪い位の成果をトレードでも出したい。年率70%で安定とか言ってないで、年率522%とかいう気持ち悪い成果を出してみたい。

デイトレード」に書いてあった、「デイトレで生活費を稼いで、スイングで資産運用する」、これを実現したい。デイトレが出来るようになりたい。デイトレーダーになりたい。

 

ただ、今までに何度かデイトレは検証してきたけども、いつもすぐに撤退していました。そのため、自分はデイトレーダーには絶対になれないだろうという思い込みがありました。

でも、何となく今回は、デイトレが出来るようになるような気がしていたのです。過去に検証していたときと違って日足のテクニカル分析の精度が上がっており、トレード史の検証からトータルプラスの感覚・大数の法則を掴めてこともあり、今ならもう行けるんじゃないかと。

そして、ふとあることを考えてみたんです。それは、「デイトレーダーになる奴って、どういう奴かな?」と。

ある世代・ある学年の中には、必ず多様性が生まれます。例えば、19XX年生まれの学年においては、医者になる人がいて、サラリーマンになる人がいて、公務員になる人がいて、自営業になる人がいて、ニートになる人がいてというように。

そう考えたとき、じゃあ個人のトレーダーって、どういう人がなるんだろう?って思ったんです。

世代の中に多様性が生まれて、その中には必ず個人のトレーダーが出現するとしたら、じゃあどういう人がトレーダーになるんだろうか?

普通に就職した人や専門職の人は、トレーダーにはなる必要がない。そう考えてみると、自分自身の学生時代の学年やクラスメイトから考えてみても、この世代でトレーダーになるのは自分しかいねえわなと。
※このことに気付いたら、日本に対して感謝の気持ちが出てきました。ちゃんと居場所を用意してくれてありがとうと。

だから、諦めずにやってれば、必ずこの世代でトップクラスのトレーダーになれるのだと。今、この世代でトップクラスのトレーダーになれる位置にいるのに背骨を鍛えるのをやめたら、余りにも勿体無さ過ぎる。

今の自分の実力からすると、デイトレーダーになるのは夢みたいなことかもしれない。でも、ここでデイトレに挑戦しなかったら、絶対後悔する。

こうして、デイトレスキルを本格的に鍛えていくことが決まりました。

ただ、それまでのデイトレの演習では駄目だと思ったんで、考えました。これがポケモンだったら、どうする?と。

デイトレの情報商材を買う?CMBトレード塾のコンテンツを読み漁る?デイトレのトレード本を読みまくる?デイトレのセミナーに行ってみる?

全部違う。どれも聖杯探しにしかならない。

自分の手で統計を取るしかないだろう。

ポケモンバトルだったら、その環境でまず勝てそうなパーティで回してみて、それで一旦そのパーティの統計を取ってみる。そこから改善していけばいい。この方法で、勝率90%以上の気持ち悪いように勝てるパーティを大量に構築してきた。

だから、まずはボラの大きい新興銘柄の逆張りの統計を取ってみようと。3陰線を付けてから陽線を出した所で入ったらどうなるかという統計を取ってみることにしたのです。

具体的な作業としては、翌日に大きく動きそうなボラのでかい新興銘柄を前日に選んで、翌日に機械的に3陰線→陽線でエントリーしていたらどうなっていたか?という統計を取り始めました。

 

※なお、スイングトレードで利益が出せるようにならないと、デイトレは絶対に出来ません(なぜなら、デイトレは日足と分足を使って行った方が絶対的に有利になるため。日足のテクニカル分析に精通していないと、デイトレで利益を出すのは相当難しい)。デイトレは簡単そうだという先入観から、デイトレから始める初心者が少なくないですが、どれだけ恐ろしいことをしているか……。

 

 

書評「規律とトレンドフォロー売買法」

トレンドフォロー(順張り)について書かれた本です。パンローリング社の書籍の中ではマイナーですが、まあまあ良い本です。トレンドフォローシステムを運用しているんだったら、お薦めします。

特に、規律を守ってトレードを続けることと、それに伴うドローダウンについて書かれている部分は、その通りだなあと思います。

そのシステムの去年のリターンは何%だったのか?ということも大事ですが、最大ドローダウンは何%だったのか?も大事です。

いくらトータルでは右肩上がりの資金曲線を描くからといって、そのドローダウンに心理的に耐えられるのかどうか?そして、ドローダウン率は単に数字で示されただけでは、100%間違いなく絶対確実に、その心理的負担を過小評価するわけですね。

少しでも心理的負担を軽くするには、そのシステムの統計を一貫して取り続けるしかないわけです。ドローダウンがあるからといって、ルールを大幅に変更したり、他のシステムに行ってしまったら、また一からやり直しです。

 

あと、

フォルクナー「私が会ったことのある成功したトレーダーは皆、トレーディングよりも生活のほうが大切だということを常に意識している。(略)数学であれ、音楽、哲学、心理学、野球であれ、身の回りの世界に対して関心を持っていたおかげで、相場や運用資産の変化も乗り切れた。儲かっても損しても、自分のやりたいことを毎日やれるようになる。それがポジションを抱えているときに本当に助けになると言う」

 

本当に、これ。

 

2015年8月

※2015年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇8月3日
・デイトレのデータを機械的に取り続けることになり、FFRIを試しに売買してみたら、-1.04%LCに。

・その後は全て見送ったが、デイトレで初めてIFDO注文(逆指値と指値同時)を使ってみて、大丈夫だなということを確認した。

・そして、この日までで思ったのは、デイトレにおける日足の重要性。実際に仕掛けるのは5分足だが、日足の向きに影響を受けているのは明らかで、5分足で大きく上がる場合は、日足が上向きか、売られ過ぎか。

・とまあ、こんな感じで5分足のデータを集めていった。
※3陰線以上→陽線で機械的に入っていたらどうなっていたか?というデータを集めていった。
※デイトレのデータ(5分足)の集め方については後述。

 

〇8月4日
・なお、スイングシステムは、8月の初めに富士フィルム-1.53%LC、日電産-1.75%LCと損切り基準を超えるLCとなったことから(画像は省略)、デイトレのデータ集めに集中していくことになった。
※この後すぐに空売り相場となり、システム通りに入っていれば、2015年で最高の成績(月率+12.43%)となっていた。
※注:この感情センサーは凄過ぎる……。なんなんだこれは……。

※注:これ以降は、スイングトレードではなく、デイトレに関する記述が中心となります。なお、このシステムの2016年の成績は次のグラフのようになりました(資金管理は1ユニット50%であるため、年率はこの半分)(横線になってる部分は、月間利益がある水準に達したことでその月のトレードはスルーとした期間)。なお、2017年5月25日現在の2017年の収支は年率約-25%と、2016年後半のトランプ相場で利食いが続いた反動によるドローダウンが続いています(5月に入ってやや持ち直してきた)。とにかく、システムに従って淡々と入り続けていくしかないんですね。

※注:このシステムで思ったのは、資金管理を変更するタイミングは、1年に1回でいいなということです。資金が大きく増えた所で反映してしまうと、その後のドローダウンで想定以上の損失を喰らうことがあるため、資金は1年間そのままで通して、1年後に(もしくはドローダウン後に)反映するのがいいです。このようなことも、淡々と同じルールで統計を取り続けることでしか分かってきません。

 

〇~8月31日
・やはり、日足の向きが重要だなと。特に、日足の5MAが抵抗ラインとして機能していることが多い。あと、5分足が安値で切り上がっている所で入ると良い感じになってる。3陰線は中々出ない、単なる2陰線で入るのもありでは?など。
※注:特にあてもなく、「ボラのでかい新興銘柄の逆張りで、試行回数を増やせばトータルではプラスになっていくだろう。3陰線以上→陽線なら取れるんじゃまいか?」という仮説から、淡々とデータを取っていただけにも関わらず、多くの教訓を得ることが出来た。また、やることを明白化したことで、モチベーションも出てきて、デイトレのデータ取りと検証が習慣になった。どんなことでもいいから、とにかく適当な仮説を一つ立ててしまい、淡々と統計を取る。これ以外に近道はないのです。

 

デイトレのデータの取り方

デイトレの検証をするために必要な分足のチャートは、過去のチャートが見れないため、自分の手で集めていくしかありません。

それで、デイトレの検証記録としては、売買日記の方に、その日の対象となった銘柄の日足と5分足(+エントリー結果)を記載しておきます。
※日足で重要なのは、前日までの流れです。
※以下は、2016年11月24日のイグニスの事例。なお、売買日記の方には日足と5分足が1ページで収まるようにするといいです(大きさ:日足を67%~70位、5分足を100%)。

それで、デイトレの検証の場合は、これだけではまだ不十分なんですね。なぜなら、仮に5分足の終値(例えば、10時00分ジャスト)の価格が8000円だったとして、リアルタイムでそこでエントリーしたとしても、8000円でエントリーとはならないんです。デイトレの場合、5分足上の価格とエントリー価格とでは、ズレが生じます。

例えば、500株買いたいとして、5分足の終値の価格が8000円でも、売り板が次のようになってたら、8040円でのエントリーとなってしまいます(平均取得単価は8020円)。
~売り板~
100 8040
100 8030
100 8020
100 8010
100 8000

そのため、5分足でエントリーしたとして、いくらで玉を集められたのか?(=5分足チャートに記載するエントリー価格)は、板情報をリアルタイムで取得しないと検証できないわけです。

その方法を説明します。

まず、この時計を買ってください。PCの時計はよくズレますが、この時計は常に正しい時間に補正されます。
※別にAmazonで買わなくても、どこででも売ってると思います。ちなみに私はアピタで買いました。

次に、「AutoScreenCap」というソフトをインストールしてください。このソフトは、一定の時間ごとにPrintscreenして画像を保存してくれます。5分足の場合は、300秒毎に画面をキャプチャーするように設定しておき、SEICO CLOCKがジャスト5X分0秒になった瞬間からキャプチャーするようにクリックすれば、5分足の終値の板情報がPCに保存されていきます。これで5分足でのエントリー価格が検証できるようになります。更に詳しく、どういう画面で行えばいいのかは次の画像を参照してください。

さて、こうして、せっせと集めたデイトレのデータはどうするかって?

そりゃあ、もちろんExcelにぶっ込んで解析するわけですよ。

 

 

書評:「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」

トレーダーの精神分析」の著者が書いた、セルフコーチングに関する本です。

この本は分厚かったこともあり、買ってからはあまり読まずに放棄してあったんですが、今読んでみると必読の本ですね。ここまで具体的に、トレーダーに必要なセルフコーチングの方法が書かれている本は他にないです。今まで、「トレーダーの精神分析」推しだったんですが、この本は上位互換ですね。

特に、セルフコーチングによって自己改革するときに大事なことは、それを徹底的に継続することであると再三に渡って書かれてあります。

「トレーダーは初めて改革を行うと興奮してしまうものである。ボクシングのリングで対戦相手を痛めつけるだけで、とどめの一撃を加えに行かないのと同じである」

「悪しき習慣は大目に見てはならない。すでに述べたが、改革の敵は逆戻りである。新たなパターンを確立する努力をし、それを持続させなければ、すぐに過去のパターンに逆戻りしてしまうのだ」

 

過去に形成されてきた心のパターンは、一朝一夕にそう簡単に変わるものではないです。それを変えるには、どんなに小さくてもいいから、まず始めてみること、そして泥臭く続けること。

今日から始めただけで、今日から全てが変わるなんて、そんな魔法のような方法論はありません。どんな凄いメソッドだろうと、継続しないと意味がない。

更に、自己改革を推し進めていくには、習慣化(内在化)したいことを一つに絞って徹底的に行うことが大事です。

「トレーダーたちの自助努力の多くが失敗するのは、その焦点が合っていないからである。ある日のこと、あるトレーダーは日誌にポジションサイズのことを書き、それに取り組んだものの、翌日には心の動きをコントロールすることを強調し、また、その翌日には早めに損失を確定することを強調した。このように焦点を次から次へと変えているようでは、一つの方向性を維持できるわけがない」

 

多くの人が自己改革の必要性に迫られるのは、恐怖や不安・焦りを感じたときだと思います。そのときに何らかの自己改革ツール(引き寄せの法則でも天国言葉でもホ・オポノポノでもセドナメソッドでも)に出会って実践し始めたとします。

恐怖や不安・焦りといった精神的負荷があるときには、それを実践しているときはワクワクして(恐怖や不安を忘れて)、その方法論を継続することが出来ます。

ここまでは良いんですが、問題はここからです。人間は感情に飽きる生き物です。喜びや悲しみ、ワクワクや恐怖、それがどのような感情だろうと、飽きます。

恐怖や不安といった精神的負荷が掛かる状態のときに藁にもすがる思いで探していたら偶然見つけて安堵した自己改革ツールは、安心すると(恐怖や不安に飽きると)、それを継続するモチベーションもなくなってしまいます。「ああ、もういいやー」って感じになって、自己改革を継続するのをやめてしまうわけですね。

でも、ここで自己改革をやめてしまったら、結局、何も変わりません。それに、折角、逆境が与えてくれた利益を逸することにもなってしまいます。

ちなみに、自己啓発書を読む人の大半は、自分を変えたいから読むわけじゃなく、単に今の自分を肯定したいから読みます(私もそうだったからよく分かります)。例えば、スティーブ・ジョブズや孫正義の本を読みながら、自分にも当てはまって同意できる部分に線を引いて、「ジョブズはやっぱりすげえな!」的なことを思って良い気分になりながら読むわけです。

本気で思考や信念を変えたいんだったら、自己改革を徹底的に継続して、ネガティブな思考や信念を叩き潰すしかないです。精神的負荷がなくなって一時的に安心したとしても、ネガティブな思考や信念を叩き潰し続けなければいけない。

これは劣等感/コンプレックスの解消でも同じことです。「そんなの大丈夫だぜ!」とか「あなたしか気にしてないよ!」とか言われただけで劣等感/コンプレックスを解消出来るんだったら、誰も苦労しません。劣等感/コンプレックスを跡形もなく叩き潰すような気概で、徹底的に継続し続ける必要があります。

長年の間に身に付いてきた思考や信念を変えるのが、どれだけ難儀な作業になるか。

とにかく継続。自己改革は一日にしてならず。

 

2015年9月

※2015年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~9月30日
・3陰線以上→陽線のパターンで入ったらどうなるか?という統計を淡々と取り続けていった。更に、3陰線はほとんど出ないということで、2陰線の統計も取るようにした。

 

・こういうの、新興銘柄のデイトレってすげえなあと。これは夢がありすぎる!
※注:ただこれ、機械的に全ての2陰線、3陰線→陽線で入ってるわけではない(それでもこの銘柄は狂ったように取れてるが)。あと、あくまで5分足終値の値での検証のため、リアルタイム売り板ではいくらで買えたか?というのは未検証。

 

〇9月18日
・9月分のデイトレの統計をまとめてみたら、85トレード45利食い、勝率52.94%、+87.68%。なんと、(役割が違うため単純な比較は出来ないが)システムトレード1年分の成績を半月で……。
※注:これは3%利食いでのみ計算してみた結果ですが、相当甘く都合が良かった統計だったと言わざるを得ません。更に、このときは、3%で利食いした場合の統計しか取らなかったのです。なぜなら、体感的に3%利食いが一番成績が良いだろうと思い込んでしまっていたからです。人間の脳は感覚的に統計データを理解出来るようには作られておらず、実際の確率と体感確率は絶対的にズレる。だからこそ、Excelで詳しく検証することが大事なんですが……。

 

・例えば、こういう都合の良いことを……。

※注:これは2陰線で入るというルールだったら、その直前にもたくさん出ている2陰線も全て統計に含めなければいけない。で、こういう上昇波動だったら2陰線買いは押し目として機能するからいいが、もしも下降波動になったら……。

・統計を取り続けた結論としては、やはり重要なのはボラだなと。

・9月25日からは、3陰線→陽線と2陰線に機械的に入ったらどうなるのか?という統計を取るようになった。

※注:大体こういうのが現実。
※機械的に入ったとして、3%利食いとしたら、8トレード3利食い(LTLTLLLT)の3*3-1*5=+4%……というような感じで売買日記の検証の所に記載していった。
※注:なお、L=LC、T=TS(トレイリングストップに掛かった場合の利食いという意味で使っていたが、私の中ではいつの間にか利食いを表す記号になっていた)。

 

帰ってくる場所

折角この道を志したんだから、デイトレに挑戦してみようと決意してから、私の心の中である変化が起きました。

それは、なんと表現すればいいのか分からないですが、今までに味わったことがない安心感に包まれたようになったのです。

それまでは、私にとってマーケットというのは、あくまでカネを稼げるようになるかもしれない場所でした。だから、もしもマーケットで破産したとしたら、帰ってくる場所ではなかった。それが、仮に万が一に破産したとしても、帰ってくる場所だと思えるようになったのです。

それまでは「本当にトレーダーでいいのか?」「本当にこの道でいいのか?」という迷いがあったものが、「もう、ここしかない。自分にはこの場所しかないんだ」という、一種の諦めにも似たような感覚になった。

これからどんなキャリアを歩むことになったとしても、マーケットを軸に据えてキャリアを形成していく。それが最も人生の期待値が高くなる道だろうと。

これまでの努力に裏付けられて、マーケットが帰ってくる場所、アイデンティティの一部になったこと。トレーダーが、単なるキャリアとしての可能性の一つではなく、真の意味でのキャリアになったこと。

個人的には、この五年間やってきたことで得られた最大の報酬はこれだと思います。

トレードスキルも、それを活用することで得られる自由も、誰にも奪うことは出来ないですが、このアイデンティティーも誰にも奪うことは出来ないものです。

それまでは、もしも万が一破産してしまったら「どうすんべ?」と絶望してしまったものが、人生のキャリアの軸が定まり、マーケットという帰る場所が出来たことによって、万が一破産したとしても、「トレード資金を稼げばいい」「誰かからトレード資金を借りればいい」とやるべきことが明白になったわけです。

この差はとんでもなくでかいです。

ただ、これだけ書くと、何かスマートで格好良いような話に聞こえるかもしれないですが、残念ながら、これは決してそういう話ではありません。

これは、「遂にトレーダーとしての道を見出した!」的な格好良い話ではなく、諦めの話です。

そう、諦めたんです、トレーダー以外の道を。

私自身、「自分のやりたいことは何だろう?」と人一倍悩んできたし、今だって思うことがあります。

でも、色んな道を検討して検討して検討して、合わない合わない合わないと何度も何度も絶望してきて、ようやく納得出来たんです。

「自分のやりたいことは何だろう?」って悩む人はたくさんいると思うんですが、一発で辿り着くってまずないと思うんですよね。仮に運良く一発でやりたいことに辿り着けたとしても、「他にまだ自分の天職があるんじゃないか?」と納得出来ないんじゃないかと。

やりたいことをやるって、やりたいことの道の上に辿り着くまでと、それがやりたいことだと納得する(諦める)までの2つのプロセスを経過しないと、それが自分のやりたいことだ、ここが自分の生きる道だってことには気付けないんじゃないかなと。

で、それは決して格好良いものじゃなくて、ほとんど諦めに近い感覚というか。

だから、単にやりたいことに出会っただけじゃ、不十分だと思うんです。やりたいことに出会えたら、それで人生バラ色だみたいな錯覚があるかもしれないけど、やりたいことに出会えた瞬間からそう気付けるってのは、相当に悩んできた下積みがあって、やりたいことを受け入れる・納得出来る精神状態が出来上がっていたからだと思います。

つまり、何が言いたいかというと、マーケットという無限の可能性を秘めた場所を何らかの情報源から知って、「トレーダーこそが自分の天職だ!」って思う人がいるかと思うんですが、それは単なる願望です。トレーダーはなりたくてなるものではなく、諦めてならざるを得なくてなるものだと思います。少なくとも、毎日チャートを見て、売買日記を書いて、統計を付けてなどの諸作業が継続出来ないのに、「トレーダーは俺の天職なんだ!」ってのは絶対にあり得ません。

 

 

書評:「損切りか保有かを決める最大逆行幅入門」

最大逆行幅(Maximum Adverse Excursion,MAE)と最大順行幅(Maximum Favorable Excursion,MFE)について書かれた本です。

個人的にはMFEとMAEはルールを作る上で必須の概念だと思うのですが、この二つについて書かれた本は少ないです。

MAEは、損切りルールを決めるのに使うといいです。

例えば、上昇トレンドの3陰線から大きく上昇していくパターンがあると思ったら、20~30位、そのチャートパターン(上昇トレンドの3陰線から上昇していったもの)を集めてきて、エントリーから順行していくまでに最大でどの位逆行したかを記録して、その統計を取ります(MAEの平均値や最大値など)。
※ここではあくまで上手くいったチャートパターン(勝ち筋)を集めて、そのMAEの統計から損切り幅を決めることになります。なお、エントリー→順行失敗になったパターンは入らないため、ここで統計を取っても意味がないです。この作業は、大まかな損切り幅を決めるために行います。

そこから、「これ位の損切り幅にしとけば、ノイズにそれほど掛からんだろう」という損切りラインを決めます。
※ここでの注意点としては、ノイズに掛からない最適の損切りラインを求めないようにすることです。そんなものは存在しないため、聖杯探しにしかなりません。
※全てのノイズに掛からないLC幅は存在しないため、順行したチャートパターンのいくつかはLCになります(ノイズに掛からずに順行に乗れるか、負けパターンになった場合の損切り幅をなるべく小さく抑えられるかはトレードオフ)。
※ここである損切りラインに決めたら、そのルールで固定して淡々と統計を取っていきます。

MFEの使い方についてですが、これは収支統計を取る際に記録しておくことで、利益確定ラインのシミュレーションが出来るようになります。統計を取る際は必須の値です。これは何度も何度も売買記録の方で言及していますね。

 

2015年10月

※2015年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~10月31日
・機械的に統計を取っていると、ロスカット祭りになるなあと。

 

・その後も機械的に統計を取り続けていった。

・こういうのも出るから、デイトレは夢があるなあと。

 

・統計を取るうちに何となく分かってきたことは、上昇波動の押し目か急落からの切り返しが取れるパターンである一方で、上昇波動後の調整と下降波動では損切りラッシュになるなあと。

 

〇10月9日
・9月30日からの9日分の機械的利食いについてまとめてみた所、ある銘柄でデイトレで取れるターンは1~2日間続き、その後は取れない調整ターンが来る傾向があるなと。この9日間では、機械的に入って3%利食いとしていたら、ベステラは53の19(勝率35.84%)、ジグソーは34の9(勝率26.47%)、PCIHDは36の11(勝率30.55%)、クルーズは46の16(勝率34.78%)で、4銘柄トータルで169の55(勝率32.54%)、単純計算で収支は+51%となっていた。

・引き続き、前日に決めた銘柄について、機械的に統計を取っていった。

 

〇10月12日(祝日)
・機械的に取ってきたデータをExcelに入れてみたら、なんと7%利食いが、3%利食いにダブルスコア以上の成績を付けていた!終値まで保有して決済としていた場合も思っていたほど悪くなく。やはりイメージではなく、実際に統計を取ることが大切だなと(統計を取る前は3%利食いが最強だと思っていた)。
※注:これぞまさに、感覚で思い込んでしまうリスク。そして、もしも記録を残しておかなければ、こういうことには一生気付けない。

・10月14日からは、3%利食いに加えて5%利食いにもフォーカスするようにした。

 

・こういう見事に嵌った銘柄もあれば(5%利食いなら1日で+39%、この銘柄だけで日給78万円(@200万))。

 

・こういう化け物もあり(あくまで理論上だが、10%利食いなら日給100万オーバー)。

 

・東証一部銘柄でスイングトレードしていたときには知る由もなかった、とんでもない世界が存在していることは分かったが、機械的エントリーであるため、こういう事案も多く(上記2つのような狂った展開より、当然こっちの方が多い)。

 

・あと、この機械的に統計を取る作業は、非常に退屈であった。

~~

・10月の全てのデイトレについて統計を取ってみた所、547トレードで次のグラフのようになっていた。

※3%:+15.81%、5%:+96.75%、7%:+110.69%、保有:+75.50%。
※注:ここで特筆すべきは、一番良い成績になっていると思い込んでいた3%利食いが、ダブルスコアどころかそれ以上の圧倒的な差を付けられていること。

・これは、確かに、機械的にエントリーして5~7%で利食いするだけで、100万の種でも月給100万行く計算になる、そうなっている。でもこれは、精神的に無理じゃ!!1ヶ月に547トレードは……(手数料を1回200円としても10万円以上になる。更に、スリッページも絶対に出るわけで……)。
※注:ちなみに、保有は一時100%以上ドローダウンしている。

・11月も引き続き、機械的に統計を取ることにした。

 

自分の既得権益(エッジ)を生かす

自分の持ってるもの・強み・環境・既得権益にフォーカスして、それらを徹底的に生かしながらトレードスキルを鍛えていくことは重要です。

引き寄せの法則では、「持ってるものにフォーカスして感謝することが大事」と言われてますが、これは「自分が持ってる既得権益にフォーカスしろ!その既得権益を最大限に生かせ!」ってことなんじゃないかと、最近になって思います。
※あと、ちなみにこれは余談ですが、「ありがとう」の反対の言葉は「当たり前」だそうです。

トレードの用語で言うと、既得権益とは優位性やエッジと言い換えることが出来ます。

それで、自分の持ってる既得権益や強みは、具体的な金銭に換算してみると分かりやすいです。

私の場合、実家に住んでいたため、住宅費などの生活費を払う必要がありませんでした。もしも、住宅費などが月10万円掛かるとしたら、年間120万円のコストを削減した計算になります。

あと、これはあまり大きな声では言えないですが、私はダウンロード世代でありまして、高校時代から培ってきたITスキルが攻守に渡って大活躍しました。1日3000円として、年間で約100万円以上のコストを削減した計算になります。これがあるんだから、そりゃあ暇にならないわけです。ネット上にアップロードされてるものなら何だって落とせる、インターネットは私の既得権益だと思っています。

更に、私の趣味は、カネがほとんど掛からないものが多いです。ちなみに、トレードで一番辛かった時期に心の支えとなった攻略サイトの作成は、ドメイン代とサーバー代で8500円しか掛からなかったにも関わらず、4ヶ月半機能しました。

トレードスキルを鍛えて、トレード資金を守りながらも、やりたいことをやる満足いく人生を送れたのは、この三点の強み(優位性、エッジ)を徹底的に生かしたのがとにかく大きいです。

もしも、これらのエッジがなかったら、種銭の他に、1000万円位は必要だっただろうなと。

自分が持ってる既得権益は何だろうか?

ここにフォーカスして、徹底的に生かしていくことが、本当に重要になります。例えば、性格、価値観(趣味)、環境、人脈、スキル……。

それがどれだけ大きなものなのかは、金銭に換算してみると、とても分かりやすいです。

かけがえのない友達を既得権益と言ったり金銭に換算してみるなんてとんでもない!と思われるかもしれないですが、現実的に自分が持ってるものにフォーカスして、地に足を付けて全力で努力をしていくためにも、自分の強みを認識しておくことは重要です。

この話では敢えて、”既得権益”というあまり響きが良くない言葉を使っています。

ちなみに、既得権益が格好悪いというのは、社会から植え付けられた信念です。群衆がそう思うことで、都合が良い人達ってのがいるわけです。社会的に良い既得権益と悪い既得権益というものを作っておき、後者だけを既得権益や利権だと叩くような風潮を作っておけば……。でも、良い既得権益も悪い既得権益もあるかって話です。

人間、そんな凄いもんじゃなくて。既得権益を持たずに生かさずに、全てを自分の力で切り開くような人ってのは、いないですからね。漫画の中だけです、そんなの。

誰しもが何らかの既得権益を持ってるし、その既得権益を生かすことこそが、成功への最短ルートになります。

親のコネで良い会社に入る人もいれば、親の事業を継ぐ人もいます。でも、そういう既得権益を持った親がいること自体が、立派な人脈以外の何物でもないわけです。

他人の既得権益がどうだとかピーピーギャーギャー喚いていてもしょうがない。自分が持ってる既得権益にフォーカスして、その強み・環境を最大限に生かすことを考えた方が良い未来に繋がってると思うのです。

 

書評:「オニールの相場師養成講座」

順張りの本で、アメリカ市場でのエントリーや銘柄選びに関するテクニカルな内容が中心に書かれており、個人的にはそこまで参考にはならなかったんですが、「利益と損失を3対1に想定する方法」はまさにその通りだなと思いました。

初心者はこの方法(損切りライン1に対して、利食いラインを3~5にしておく)で資金を守りながらトレードしていって、経験を積むことを強く推奨します。

生き残って経験を積むこと、データを集めることを目的にやるとしたら、これが一番ですね。つもり売買をしながら経験を積むより、こっちの方が絶対良いと思います。

一回のトレードで取るリスクは総資金の0.5~2%にして、1ユニットに投じる資金量を一定にして、損切りライン1に対して利食いライン3のOCO注文を入れて機械的に利食いと損切りを執行し、資金管理と損切りの執行だけは何があっても絶対に守る。

この4つを徹底すれば、銘柄選びやエントリーが酷くても、スキルや経験や記録を積みつつ生き残ることが出来ます。

「もし3%利食いじゃなければ、15%まで行ってたのに!」みたいなことも絶対にあるでしょうが、トータルではそこまで変わらんです。

 

2015年11月

※2015年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~11月30日
・引き続き、前日に決めた銘柄について、機械的に統計を取っていった。

・こういうのもあれば、

 

・こういうのもあり。

 

・それで、そろそろ実際に入ってみてもいいかな?とも思うが、もしも↑のようなLC10連発になったら?ということで入れず。何となくイメージ的に、5%とか7%まで待つのではなく、1%ちょっと位なら取れるんじゃないかという気がする。じゃあ、小遣い稼ぎ的に1%利食いから入るか?と。だが、統計を見てみると、1%利食いでは決して取れておらず。もしも、「1%利食いでええわー」という感じで入っていたら、ボッコボコにやられているだけ。
※注:これはいかにイメージと現実のチャートとが、掛け離れているかということ。もしも記録を残さずに、「1%程度なら楽勝で取れるだろう」という先入観・イメージで入ってしまうと……。ちなみに、MFEは1%以上順行した場合のみ付けていた。つまり、画像でLCとなっているものは全て、1%以上すら順行せずにLCになっている。本当に、客観的な記録に裏付けられていない人間の思い込みやイメージって恐ろしい……。

・取れるときは↓のように思いっきり取れるんだが、取れないときは10連続LCとかになる。

~~

・機械的に入った場合のデイトレ統計は次のようになった。

※415トレードの、3%:-20.27%、5%:+27.05%、7%:+65.45%、保有(=終値決済):+40.74%。確かに、トータルでは大きなプラスになってはいるが……。
※注:このときはまだ気付いていなかった話を。機械的に淡々と統計を取るという方向性は◎だった。さて、スイングトレードのシステムを確立したときは、機械的に順張りエントリーに入った場合の統計を集めたら、その母集団全てで3%利食いしてたらトータルプラスになっていたことに気付いたというのが始まりだった。この母集団全てにエントリーするのではなく、代金1位と代金2位にエントリーするというルールにしてエントリー数を1日2エントリーに抑え、かつポジションサイジングをすることによって、年率+50%前後で運用するシステムを確立することが出来た(例えば、順張りサインが出た銘柄全て(母集団の全て)に総資金の10%で入るのも、順張りサインが出た母集団の中から代金1位と代金2位の2銘柄を選んで総資金の50%ずつで入るのも、(母集団のエントリーサインの数にもよるが)結果はそこまで変わらない(母集団の中から順行するものはランダムであるため))。デイトレでも、これと同じことをすれば良かったのだが……。月トータルでは月率+50~100%(なお、最大でも@200万の単利なので、複利効果は享受出来ない)位になるとしても1日で10連続LCになったりするのは精神的に耐えられないため、成績が落ちるとしてもエントリーをもう少し減らして精神的負担を減らす方向に行くべきであった。だが、”順行するサインを選別出来ないのか?”という聖杯探しの方向に行ってしまうことに……。

 

数年間掛けてトレーダーになる方法

当ブログは、 毎日1~2時間の学習を数年間継続して、トレードスキル・運用スキルを身に付けたいと思っている人にとっては、最高に価値のあるコンテンツになると信じて作っています。

さて、これを例えば、情報商材の売り文句にしたとすると……。

「3~5年の間、毎日1~2時間の学習をすれば、株で資産運用出来るスキルが身に付きます。なお、毎日の基本的な学習の他に、メンタルトレーニングをしたり、トレード本を読んだりする必要もあります。また、そのような自己改革は一朝一夕で成し遂げられるものではなく、中長期に渡る断続的な取り組みが必要になってきます」

うーむ、こう書いてみると現実的ですね……。そりゃあ、そんだけやればトレーダーにもなれるだろ的な。それの何が凄いんだ的な。

例えば、技術者や研究者になるには、大学の工学部や理学部に入学して、大学院の修士課程を修了するとしたら、最短でも6年掛かります。医者や弁護士の場合も同様です。

1年で医者や弁護士になる方法を教えます!的なサイトも情報商材もないと思うんですね。

それは、医者や弁護士のような専門職になるには、特別な教育や訓練を積む必要があるということが常識になっているため、そのような詐欺に近いコンテンツは社会から淘汰されるからです。

もちろん中には、1年程度の教育を受けただけで専門スキルを習得してしまうブラックジャックのような天才もいるでしょうが、例外なのであてになりません。

でも、トレーダーの場合は、(私を含めて)誰もが自分を天才だと思い込む……。

当サイトは数年間掛けてトレードスキルを身に付ける一助になるかもしれないコンテンツですが、そこまでしてトレードスキルを身に付ける価値はないと思うであろう大多数の人には、トレードスキル(マーケットでの運用スキル)ではなく、合理的思考を身に付けることをおすすめします。具体的には、消費スキル(自分の価値観を明白にして、価値>価格のものだけ買う規律・習慣を付ける)や、情報収集スキル(ITスキル、検索スキル、自分の手で調べて自分の頭で考える習慣をつける)を身に付けることをおすすめします。

普通の人がまず先に身に付けるべきは、マーケットでの資産運用のスキルではなく、合理的思考です。合理的思考を身に付けてしまえば、わざわざマーケットで虎の子の資産をリスクに晒す必要はないです。

 

 

書評:「馬券裁判」

競馬で1億5000万円の利益を出して、外れ馬券が経費として認められるかどうかがニュースにもなった競馬師が書いた本です。

トレードとは一見関係なさそうではありますが、競馬データの取り方や検証の仕方に、資金管理の重要性に(この本に書かれている資金管理は1ユニットの資金管理そのもの)、ルールに淡々と従い続ける規律に、「これはトレードの話をしてるんじゃないのか?」と思うくらい、共通点が多いです。

ただ、この競馬のルールをそのまま実行するのは、絶対無理だなと思います。なぜなら、2006年に92%のドローダウン、2007年に69%のドローダウン(その後1億円達成)、2008年に93%のドローダウンを経験した上でトータルプラスになっているからです。

仮に、この本の著者が競馬の情報商材を作ったとして、使い続けられる人は本人以外にいないでしょうね。

テラ銭が25%取られる確率ゲームでトータルプラスを実現するには、これだけのリスクを受容しなければいけないんだなと。

ただ、100万円の種を1億5000万円にした超一流の競馬師が、その利益の大半を投資信託に投資してリーマンショックで失ってしまったというのは、やっぱり餅は餅屋だなあと思います。たとえ同じようなゲームであっても、自分の専門外の分野には手を出すべきではないなと。

この本を読んでいても、著者の競馬愛がヒシヒシと伝わってきます。これは好きじゃないと絶対出来んわなと。少なくとも私は、この本を読んで、一生競馬はやらないだろうと思いました。「競馬で楽に稼ぎたい!」と期待してこの本を買った人は、相当ショックを受けるんじゃないかと思います。

どんな世界であろうと、「好きじゃないとここまでやってられんだろ、ここまでやるの馬鹿だろ」と世間一般から思われる位の努力をする者だけが生き残ってメシを食うことが出来るんでしょうね。

 

2015年12月

※2015年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~12月18日
・引き続き、機械的に淡々と統計を取っていった。

・こういうのとか滅茶苦茶取れてるんだが、LCラッシュになるものも多く。

 

・統計を取っている内に、ストップ高→高く寄り付きのパターンは取れない可能性が高いことなどが分かってきた。このような教訓は銘柄選びに反映された。

・(トータルプラスになるのに)エントリー出来ないのは、メンタルに原因があるからか?
※注:機械的に入った場合の統計を取るという方向性は◎だった。だが、このままではエントリー数が多過ぎて、全てに入るのは精神的にきつい。では、どうすれば良かったか?これは例えば、2陰線は2陰線でも、直近安値を突破する2陰線、直近安値切り上げ2陰線などに分けられる。3陰線以上→陽線の場合も同様。このようにしてエントリー状況を場合分けした統計も同時に取れば良かった。その中から最も期待値が高い条件のものだけにエントリーするようにすれば、エントリー数が減り、精神的負荷を減らすことが出来る。もちろん、順行をスルーすることになるエントリーも多くなり、トータル収支も減るが、それは仕方ない。

 

〇12月17日
・この日、あることに気付いた。それは、「今までは5分足終値で検証してたが、実際にエントリーする際は、本当にその値で入れるのか?」ということ。と言うことで、5分おきにprint screen出来るフリーソフトを使って、リアルタイム売り板の情報も取得して検証することになった。
※注:4ヶ月経ってようやくこれに気付いた。こういうのも、実際に気付くまでは分からない。当然、5分足終値の価格と実際にエントリー出来る価格には数ティックの差が出ます。
※デイトレデータの取り方について詳しくは、2015年8月を参照。

 

〇12月18日
・モチベーションもなく、年末ということもあり、「プロジェクトクロスゾーン2」が滅茶苦茶面白かったこともあり、この日で2015年のトレードを終了した。
※注:休むも相場とは言うが、統計を取る作業は途切れさせるべきではない。エントリーは休んでもいいが、統計は毎日淡々と取り続けた方が絶対に良い。翌年1月に、統計を取ることを休んだしっぺ返しをマーケットから食らうことになり(スイングトレードで絶好の機会を逃した)、これ以降は何があっても毎日統計だけは淡々と取り続けるようになった。恐らく、これから一生死ぬまで、この習慣は続けることだろう。統計取りだけは絶対に休むべきではない。どんなに忙しくても、1日1時間のこの作業だけは必ず続けるべし。翌日以降にも取れる統計だったらいいが、当日にしか取れない統計は自分の手で取っておくしかない。だが、このようなことも、実際に統計を取る作業を中断することで痛みを味わうことでしか気付けない。

・ありがとう2015年!!!

 

トレードスキル向上の習慣

トレードスキルを向上させるための最短ルートになるような習慣を書いていきます。

まず、ExcelのWebクエリを使ってランキングをコピペする方法で毎日チャートを100~300見ます。
※詳しくはこちら

そして、チャートを見ると同時に、ある売買ルールのもとで、淡々と統計を取ります。
※詳しくはこちら
※エントリー条件、エグジット条件が明白ならどんなルールでもよい。
※チャートを見る際に、エントリーサインが出た銘柄は消さずに残しておき、Excelに記入。サインが出てからエグジットしてない銘柄は、その後の経過を見ながら、エントリーからエグジットまでの記録をExcelに入力して統計を取る。
※とにかく、淡々と統計を付けること。トータルプラスになることなんて考えなくてよい。「利益になってねえなあ。またロスカットかよ……」的な心理的抵抗やストレスが起こるかと思うが、それでも騙されたと思って淡々と統計を取ること。
※エントリーサインを探して、トレイリングストップに掛かるまでの経緯を見守るという作業を淡々と続けることで、それらに用いるテクニカルツールに精通することが出来る。そうなると、順張りの統計を取り続けることで、逆張りのルールが作れるようになったりする。引き出しを増やすには、一つのルールに徹底的に精通する以外にない。

この作業を毎日30分から1時間、(相場と関わる限りは一生)続けます。

何の目的もなく淡々とチャートを見るのではなく、売買ルールのサインを探して統計に付けるゲームだと思ってやるといいです。ただし、利益が出る云々は全く期待せずに。
※これは矛盾してるんですが……。利益を出すためにチャートを見るのに、利益になることを期待するなとは……。でも、そうとしか言いようがないのです。利益が欲しい心理で統計を付けたりバックテストをすると、ドローダウンを無視するか、ドローダウンでストレスが溜まってやめてしまうか(そして、聖杯探しが始まる)。直近でよく取れてたチャートパターンから作ったルールの検証をして、ドローダウンがあると分かると落胆する(直近にカーブフィッティングしたものであるため当然なんですが……)などなど。エントリーのルールや手法なんて、どうだっていいです。トータルプラスになるんだったら何だっていい。トレードの難しさは手法の確立ではなく、一貫性にあります。

あと、売買したら、必ず売買日記を書いておき、全ての売買の収支はちゃんとExcelで管理しておきます。
※売買日記の書き方はこちら。収支の付け方はこちら

私は、本当に本当に思います。なんで最初から、淡々と統計を付けておかなかったのかと。これは、記録と記憶の誤差を圧倒的に過小評価していたからです。記憶やイメージで思ってることは過小評価あるいは過大評価された思い込みであり、実際の記録とは全く違うのです。

「株の魅力は不労所得にあるはずだ!毎日1時間程度の作業をしなければいけないんだったら不労所得じゃないじゃないか!上がる銘柄をさっさと教えてくれ!」っていう方が絶対いると思うんですね。

そういう風に、株に幻想を抱いてる人は、悪いことは言わないんで、相場とは一生関わらないで生きていった方がいいです。

 

 

書評:「トレードコーチとメンタルクリニック」

ポジションサイジング入門」のタープ博士による、メンタルについて重点的に書かれた本です。

ただ、その大半がスピリチュアル的な内容であるため、スピリチュアル的な考え方に抵抗があるなら、読まない方がいいかもしれません。

なぜトレードにおいてスピリチュアル的な思考が必要になるのかというと、トレードルールを規律に従って淡々と執行するためです。どのような結果になっても受容出来る精神状態と、損失に対して恐怖心がある精神状態とでは、どちらがそのトレードルールを享受出来るかは明らかです。

期待値プラスのルールを構築したとしても、そのルールに従えなければ意味がないんですね。だから、自分の性格にあった、精神的負荷が小さいルールを構築する必要があります。

私にも、期待値プラスのルールさえ手に入れてしまえば全ての問題が解決する(=期待値プラスのルールなら従うことは簡単で問題にならない)と思っていた時期もありました。

私が知ってる期待値プラスのルールというのは、その検証をしているときもストレスが溜まっていくようなものです。トータルでプラスになってるんだけど、損してる感じしかしない。統計を取ってて嫌な気分になってきます。でも、トータルではプラスになっているし、1回当たりの期待値も悪くないという……。

検証の際に、儲かってる感じしかしなくて、トータルでも大きくプラスというものは、かなり都合の良いバイアスが掛かっている可能性が高いです。
※例外は、試行回数が年に数回しかないような特殊ルール。

試行回数が多くなるルールの場合、大数の法則で利益を出すしかありません。でも、人間の脳は確率を理解出来るようにはなってない。

 

 

2016年1月

※2016年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~1月31日
・引き続き、統計を取っていった。
※銘柄を1日2~3銘柄に絞るようになっていった。
※2陰線と3陰線→陽線に機械的に入るという統計から、(順行しそうな)2陰線と3陰線→陽線の統計のみという方向に。
※注:これは、LCラッシュになるのを避けたいということでそうなっていったわけだが、方向性が間違っていたと言わざるを得ない。都合の良い統計になっていってしまった。上昇してない場合や安値を切り上げていた場合など、エントリー条件を絞り込むことで機械的に入るという条件で統計を取らないと、統計の意味をなさなくなってしまう。

※こんな感じになってしまった。
※注:機械的に統計を取った3~4ヶ月分のデータを使ってすべきだったのは、そのデータをエントリーの種類で場合分けして、再度統計を取ることだった。その中で最も期待値が高いエントリー条件で、機械的に入っていたらどうなっていたか?という検証をしていくべきであった。
※注:トータルで大きくプラスになってるのに入れないのは、「自分のメンタルが弱いからだ」みたいな思い込みがあったが、そうじゃなくて、ルールを自分のメンタルに合わせる必要があった。

 

〇1月15日
・スイングトレードの統計をExcelに打ち込むのが億劫だなあということで、統計を取るのを一旦やめてみた(チャートは見る)。「抵抗あるかもしれんが、やらなかったらやらなかったで、本当に有益な行動だったとしたら、その不利益が見えてくるわけで、統計取らない実験してみようぜ」。
※注:なぜ、このような馬鹿なことをしたのかはよく分からないが……。1月一杯は統計を取らなかった。

〇1月16日
・日経平均下げ過ぎか?ということで、村田製作所とマツダを買ったが、翌日に-1.13%LC、+0.44%チキン利食い(画像は省略)。
※注:これは、統計を取って得られていた指標を見ていれば、ここで買うことはなかった(マイ指標で空売り指数50を超えてたら日経平均下げ過ぎの特殊ルール)。統計を取るのを一旦やめたことで、「そろそろ反発か」的なニュースがあって、その影響で買った。

〇1月21日
・日経平均下げ過ぎか?と、ここで再び買いの検討をしたが、結局入らず。
※注:統計を取ってなかったため指標がなく。統計の指標からしたら恐らく買いだったことだろう。本当に勿体ないことをしてしまった。

〇1月22日~1月27日
・日経平均は大反発していった。チャートを見るにも、統計を付けながらやった方がやりがいがあるし、統計のありがたみを知った。もちろん、2月からまた統計を再開した。やめてみて分かる、統計の重要性。
※注:もしも、1月に日経平均下げ過ぎパターンが来てなかったら、非常に危ういことになってたような気がする……。統計は何があっても絶対に取り続けましょう。

 

目標設定について

目標の重要性について書かれた自己啓発書は多いですが、目標には結果目標と行動目標の2種類があります。

結果目標というのは「年率+100%を達成する」というようなもので、行動目標というのは「売買日記を付ける」とか「資金管理のルールを守る」といったものです。

私の経験上では、結果目標を立てただけでは、何の成果も生まれなかったことが山ほどあります。まあ、そりゃあそうですけどね。

人生で大きな結果に繋がってきたのは、その大半が行動目標をクリアしたもので、願望から立てた結果目標はそのほとんどが何の成果にも繋がらなかったなと。

ただ、不思議なことに、「こんなの実現するわけねえだろ!」と思うような結果目標が、数年後にいつの間にか叶ってたことが数回あります。その共通点としては、実現するとは思えないけど、そうなったらワクワクすることですね。何の成果にも繋がらなかった結果目標は、例えば「TOEICで900点取る」など、社会的には格好良いけど、その具体的な努力が楽しくなく、その目標にもほとんどワクワクしない(単に承認欲求が得たいだけ)ものが多いです。

だから、行動目標をクリアしていくことを基本にしながら(「統計を取る」「売買日記を書く」「売買ルールを守る」など)、「現時点からしたら信じられないけど、これが実現したらすげーわ!」というようなスケールのでかい結果目標を立てておくのがいいかなと思います。あくまで、私の場合ですけどね。

ただ、結果目標を立てたら、そこから色々とアイデアが浮かんできて、毎日の行動目標が出来たみたいなこともあるんで、一概にどうこうは言えないです。ああ、あと、次から次へと結果目標を立てるも何の成果も出ずということを繰り返していったら、なんかよく分からないけど繋がった、(成果が出ない結果目標を立てたことも)全て無駄じゃなかったみたいなこともあります。

それに、行動目標を立てたからといって、それが楽しくなければ続かないですしね。行動目標を立てただけでそれが出来たら、誰だって金持ちになってるわけで。

人生のとある体験がきっかけになって、その行動目標がいきなり楽しくなることもあります。でも、これも実質、運だわなと。

ワクワクするような結果目標にしたって、人生のテーマになるような結果目標を閃くかどうかは、ほとんど運命的な出会いなんじゃないのかと。

つまり、行動目標も結果目標も重要だけど、それを閃くかどうか、その道が楽しいと思えるかどうかは、結局は運の要素が非常に強い。

ただ、いずれにしても、人生はどうにかなってしまうんだから、案ずることはないと思います。

この観点から私が常に持ち続けている人生目標は、「今、やりたいことをやってるか?」「5年後、10年後の自分に感謝されるか?(後悔しないか?)」の2点を満たしてればゴールというものです。

今、5年前の2012年の自分にも、10年前の2007年の自分にも、最高に感謝出来ている。「この5(10)年間、最高だった!」と言える。今から5年後、10年後にも、これが出来てれば最高なわけです。

仮に今が不安だったとしても、この状態を維持出来ていれば(やりたいことをやれていて、やるべきことをやっている)、今は既に人生の目標をクリアしている。もし結果に繋がってないとしても、それは運が悪いだけ。とにかく、今の自分に出来るやりたいこと・やるべきことを全力でこなしていくこと。

 

 

書評:「金鉱まで残り3フィート」

思考は現実化する」に載っているエピソードを題材にした物語形式の自己啓発書で、特に必読の本というわけでもないんですが、個人的に好きな本なので紹介します。

「諦めないこと」の重要性について書かれており、結果が出てないときの心理描写が秀逸です。努力してきたのに、中々結果が出ず、諦めたくなったときに読むことをおすすめします。

「じつは個人にしろ企業にしろ、最大の成果を上げるのは、いちばん苦しい時期であることが多いんだ。必ずしも儲けも最大になるとは限らんが、軌道を修正し、たるんだ部分を引き締め、自分を振り返り、発展の土台を築くのはそういう時期だ」

 

人間の意思はとても弱いため、逆境がないと、何らかの行動や自己改革は行われないんですね。逆境は、後から振り返ってみれば、奇跡だったことが分かります。ただ、何とかするのに必死なリアルタイムでは絶対に気付けない(気付けていたら逆境からの果実が得られない)。

「いちばんよくないのは、こんな思いをしているのは自分ひとりだと思ってしまうことだ。じつは誰もが同じ思いをしているのにね」

「きみだって、金鉱まであとたった三フィートのところにいるんだよ。だから自己憐憫のとりこになったり、被害者づらしたりするのはやめて、とにかく掘り続けることだ。次はきみの番だぞ!」

 

2016年2月

※2016年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~2月29日
・引き続き、(都合良く)統計を取り続けていった。

・新興銘柄のデイトレの統計を取っている内に、上昇波動(陰線がほとんど出ず陽線連発で上げて行くもの)が一旦出てしまうともう上昇波動が出ることはまずないということや、3ケタの価格の銘柄はデイトレではほとんど取れないなということなどが分かってきた。また、ボトムから何%上昇したか?トップから何%下落したのか?ということも注目するようにもなってきた。あと、安値を切り上げている2陰線、トップから-10%以上下落後のサインは比較的行きやすいかなと。
※注:どんなことだろうと、継続すると気付きはあるもの。とにかく継続すること。

 

〇2月10日
・前日の統計指標から日経平均が売られ過ぎのサインが出ていたので、三菱UFJ、野村HD、マツダを買った。

 

〇2月12日
・が、ダウが2日で下げて円高が更に進んだことで、日経平均は-287円で寄り付き。三菱UFJ-4.11%、野村HD-6.89%、マツダ-8.61%LC(マツダ以外画像省略)。ギリシャショックを超える1日で総資金の-7%……。うぼぁー。

・だが、依然、日経平均売られ過ぎだったため、マツダと野村HDを買った(三菱UFJの分の資金を割り増し。トータルでは変わらず)。

・ああこわ……。戦争で爆撃を受けてる町に、群衆の群れと逆行して火事場泥棒に行くような心理やなと。指標的には絶好のバーゲンセールなのだが、(引け後に見た)2ちゃんねるのニュース系のスレは総悲観だった。

 

〇2月15~16日
・日経平均大反発。1日目は野村+10.84%で10%ラインで半分決済、マツダ+8.41%の上昇。2日目に、野村+13.07%で残り玉を決済、マツダ平均+11.68%で全て決済。トータルでは総資金+5%となった。

 

素人の相談

2016年の2月に、親戚から株の相談をされたことがあったんですが、そのときの話をします。それはそれは信じられないような話の連続でしたが、「素人ってこんな感じなのか……」ということが分かった貴重な体験でした。長くなるので、2回に分けて書いていきます。

それで、2016年2月の始めに、私の祖父から、株の相談をしたいという話がありました。

その話によると、パナソニックを買ったが、この件について相談したいとのことでした。まあ、この時点で既に???なわけですが……。

そもそも、買ってから相談したいってのは相談と言わない。単に「上がる」と言ってもらいだけ、安全・安心を保証して欲しいだけ。「パナが上がるかどうか?知らねーよ、そんなの」というのが本音です。

……って言うか、パナは今日決算発表じゃなかったか?

そう、私の祖父は、タイムリーに決算発表の日にパナソニックを買ってしまったんですね。何も、1年で数回しかない決算発表当日に合わせて買わなくてもいいだろうに……。素人の潜在意識恐るべし……。

もっと早く相談してくれていれば、決算発表を待ってから買うべしという最低限のアドバイスが出来たんだけど、残念ながら、決算発表の日に最悪のタイミングで買ってしまったわけですね。

さて、この翌日に、決算結果を受けてパナソニックは約-10%暴落しました。素人の潜在意識ってすげえ!

そして、私を含めて家族で話し合いをすることになったんですが……。

どうやら1000万円をパナにぽーんと投じてしまったようで、1日で約100万円の含み損になってしまったと。資金管理どころか分散投資の概念もないまま、単一銘柄にポーンと1000万円投資出来るのもアッパレですが、世代間格差のリアルを感じました。

さて、投資スタイルは配当目当ての長期保有ということだったんで、私がしたアドバイスは、「決算を食らってマイナスになってしまったのはしゃあないんで、数年保有の配当目的だったら、あとは放置しておけばいい。だから、気にすることはない」というものでした。というか、これしか言いようがないわけで。

ところが、ここからの展開が想像を絶するものでした……。

私がしたアドバイスは、「数年保有すると決めたんだったら、そのルールを守ること。だから、株価はもう見ないこと」というものです。つまり、何もするなということです。

でも、「株価を見ていたい」って言うんですよ。それに対して、「その株のソフト、今すぐにアンインストールすべき」とアドバイスしました。

だって、数年間長期保有するんだったら、わざわざ毎日、株価なんて見る必要ないわけで。たかが株の動きで一喜一憂するなんて馬鹿らしい。

ちなみに、どうして株価を見ているのは駄目なのかと言うと、5000%の確率でルールを破ることになるからです。株価を見ていると、含み損に耐えられなくなって、損切りしてしまう。そして、そこが大底になって反発していく……。

株価を見なければ、この最悪のパターンだけは回避出来るんです。このことをちゃんと説明しました。

ところが、これだけ説明しても、「何もしないから、株価を見ていたい」と言います。

この時点で、「ああ、これは信念になっちゃてるね。もう何話しても無駄だな」と思ったんですけど、身内が養分になるのはちーとあれなんで、ちょっとテンションを上げて話してみました。マーケットの現実を突きつけるような話です。

それでも全く何も変わらず、「これからもアドバイスが欲しい」と言われました。でも、アドバイスも何もありません。「何もするな、株価見るな」以上のアドバイスはありません。

それに、何か行動を起こしてからアドバイスが欲しいと言われても、それは単に安全・安心の言葉を貰いたいだけです。そもそも、本当に私を信頼してたら、買う前にアドバイスを聞いてくるわけで。現に、そうしていたら、決算の暴落による損失は防げたわけで。

私も徐々に怒りが込み上げてきました。プロ舐めんじゃねーよ?と。株でカネを増やそうというのは、この世界で一番難しいことでカネを増やそうとしているのと同じなんだぜと。

それに、この世界には、本気でトレーダーになりたいって思って努力してる人がいる。毎日チャート見て、統計取って、売買日記付けて、トレード本読んで、メンタルも勉強して自己改革に取り組んで、それでも結果が出なくて、どれだけ泣きたい夜を過ごしたか知れず。それでも未来を信じて、トレードで飯を食いたい、プロのトレーダーになりたい、絶対にトレーダーになってやると諦めない人がいる。

そういう人がいるのに、株は簡単だ、自分は例外だから努力なんて必要ないと思うのは、プロのトレーダーに対する冒涜以外の何物でもないだろうと。

単に株価を見なければいいだけの話なのに、これからずっと株価を見ながら、毎日悶々と過ごすことになるんだろうなと。たかが株の動きで一喜一憂して毎日が楽しめなくなってしまうなんて、実に勿体ない(一喜より一憂の方が大きい。一喜は飽きるが、一憂はその度に精神にダメージを与えるため)。金銭以上の損失ですわね。

(次回に続く)

 

 

書評:「老人喰い」

オレオレ詐欺について書かれた本です。読み物としても非常に面白いのでおすすめです。

私も上述の体験をしてから、オレオレ詐欺が減るわけがねえなということを実感しました。どれだけ周りが止めたとしても、信念を形成してしまったら、止めるのは無理です。

さて、この円グラフは、日本の金融資産はどの世代が持っているかを表したものです。

これを見れば、今の日本で若者向けの商売をやることが、いかに非合理的かが分かります。

そりゃあオレオレ詐欺が減らねえわなと。ちなみに、オレオレ詐欺の被害規模は年間500億円相当で、年々増加傾向にあるそうです。ここまで来ると、一つの産業です。無知と不安はカネになるんですね。

この本にも書いてありますが、カネを持ってる高齢者への詐欺は弱者を狙った犯罪ではないなと。詐欺の電話が掛かってきて、現ナマをポーンと出せる高齢者が弱者ではないわけで。どう考えたって、ストックがない若者の方が弱者なわけで。正直言うと、莫大なストックに加えて年金というフローもあるんだから、何千万も貯め込むのはやめてくれと思います。貯め込むんだったら、徹底的に贅沢して社会にカネを流してくれと。

これは冗談じゃなく、日本の未来が明るいかどうかは、いかに若者達が老人達が持ってる金融資産を切り崩して、未来に投資出来るかどうかに掛かってると思います。

だから、あんまり大きな声では言えないけど、オレオレ詐欺は社会的には必要悪である面もあるよなと。

ちなみに、株式市場の参加者も、大体このグラフ通りだと思われます。
※リンク先のページは既に消えてますが、「「若者の株式市場離れ」を食い止めろ : 東証、アプリ開発コンテストを初開催」というNHKの記事によると、20代での株式投資経験者は2.94%、30代での株式投資経験者は13.37%とのことです。

つまり、株で稼ぐということは……。イメージからすると中々信じられないことではあるけども、新興銘柄を高値掴みしてるのって……。

 

2016年3月

※2016年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~3月31日
・引き続き、デイトレの統計を取っていった。
※統計を取り続けていく内に、サインの先端に注目して統計を取るようになった(それまでは、2陰線or3陰線→陽線を淡々と全て記録していたが、一番最後に出たサインがLCになってない場合は統計には記録しないようになった。例えば、2陰線が出て、LCに掛からず上昇していってから2陰線が出ても、後者は記録しないようになった)。「先端を記録せよ」ということが、個人的には重要な概念になっていった。
※注:機械的に淡々と統計を取るのではなく、裁量(都合がよくなってしまう……)で統計を取って「おお、すげえ!ほら、大丈夫だぜ。入ろうぜ?」とやっていたのだが……。この時期の統計を読み返していると、恥ずかしい。ただ、間違った方向へ努力したことも、後から振り返ってみればいい薬になったかと。それに、毎日継続していったことによって、分かってきたこともたくさんあったわけで。

※この時期に取っていたデイトレ統計の例。

~~

・それで、この3ヶ月の統計によると、3%:+218.49%、5%:+350.48%、7%:+395.88%、保有:+416.04%とのことだが。
※注:あり得ない。この半分も行っていたら、相当良い方だろう。いかに都合の良い統計を取っていたか。

 

素人の相談2

(前回からの続き)

ほんの1~2時間位の話し合いだったにも関わらず、衝撃的なことがたくさんありました。

長期投資ということだったんで、日本のマクロ経済見通しについての話もしたりしました。日本の人口動態がどうのこうの、2020オリンピックまでにどうのこうの……。そして、日本の未来は経済的には終わってるということを説明したら、驚かれたという……。株をやるのに、しかも長期投資目的なのに、日本の終わってる人口動態すら知らないとは……。

外人に「日本凄い!」と言わせてる気持ち悪い番組が、どの層に需要があるのかが何となく分かった気がしました。そもそも、若者はテレビを見ないし、不景気の時代しか知らない若者は「日本凄い!」なんて言っても共感しないよなと。あれって、高齢者が喜んで見てたんだなと。

 

新興銘柄がどうのこうのって話に及んだときに、「ソフトバンクみたいなか」と言ったのを私は聞き逃しませんでした。時価総額がトヨタに次ぐ規模であるソフトバンクが新興銘柄という認識の人に、何をどう教えればいいんでしょうか?せめて、ガンホーやミクシィにして欲しかった……。

 

パナソニックの話に及んだときに、(何を話しても無駄だと)ほとんど投げやりになって、「パナは、テスラの電池作ってるし、長期に持ってることを~(意訳:とにかく何もせず持ってろ!)」と言ったら、テスラについて知らないようでした。 恐らく、未だにパナソニックの主要事業が白物家電と思ってるパターンだったんだと思います。

 

そして、極めつけが、配当についての話に及んだときのことです。これはさすがにノックアウトされそうになりました。

パナの配当はいくらかと聞いてみたら、「年20何%」らしいんですよ。

「(はあ?いや、あり得ねえだろ!。年20%って、複利10年だったらどんだけ……。だったら、パナソニックの株を持ってるだけで、老後の心配をする高齢者がいなくなっとるわ!パナソニックはどんだけ高齢者のエンジェルなんだ!)」と心の中でツッコミを入れつつ、「配当金÷株価。パナの場合は年間20円÷約1000円だから、年利約2%。小学生でも計算出来る(キリっ!)」と説明しても、「そんなはずはない!」と抵抗したため、「「ヤフーファイナンス パナソニック 配当 年利」でgoogleさんに聞いてみましょうか、おじいちゃん」と、これでようやく納得してくれました。

ただこれは、年2%と年20%がどれだけ違うかが分からないのは、私の祖父に限らず、教育の問題だろうなあと。高校か大学で金融教育を導入した方が絶対良い。

 

あと、これはこの日の会話でのことではないんですが、私の母親が祖父に「ローソク足って知ってる?」と聞いたら、「チ〇ポが腐る病気」と答えたみたいなんですよ。ローソク足は、日本人が江戸時代に開発して(本間宗久が開発したと言われ、堂島の米取引で使われるようになった)、金融の歴史に大きな影響を与えた日本発の偉大な発明の一つなんですがね……。

 

これが赤の他人だったら、「養分乙ww」で終わる笑い話になるんだけど、笑いごとじゃねえんだ!身内が養分になりかけている話なんだ!しかも、「今こそ株をやらなければいけない!」って信念で凝り固まってしまっている。人間の信念を変えるのがどんだけ難儀なことか考えてみやがれ!

とまあ、私も全力を尽くして、出来る限りのアドバイスはしたんですが……。でもやっぱり、他人の信念を変えるのは無理だなと。

ただ、最低限、「損失が膨らんでも追加資金を入れてナンピンするのだけは絶対にやめとけ」と、(祖父の資金管理をしている周りの人に)言っておきました。

で、これは自分のコンプレックスを株で埋めよう、自分の実力を証明しようとしているパターンだと思います。だって、1000万あったら、株をやる必要なんてないだろうに。ローン完済済みの持ち家があって家賃分の生活コストも掛からないし、まだ自営業で働いていて国民年金も出ている。心理的リスクを負ってまで、これ以上資産を増やす必要なんてないだろうに。これから株が気になって、日々の楽しみを楽しめなくなるリスクが生まれてしまう。たかが株価の値動きで、人生を楽しめなくなるリスクを抱えてしまう。本当にもったいないなあと。

それと、こんな近くに株の専門家がいるのに、全く活用出来なかったということ。自分のコンプレックスを埋めたいがために、専門家の意見をそのまま鵜呑みにすればいいのにそれをしない。一方で、銀行や証券会社、保険屋は信じてしまう(営業マンが持ち上げてくれるからね)。

結局、いくら近くに専門家がいても、その人の器が小さいと活用出来ないんだなあと。人間社会、上手く出来てる。人脈の重要性が叫ばれているけど、その人脈を活用出来るかどうかは、結局、自分次第なんだなと。身内の話だけど、「こうはなりたくない」と思ってしまいました。

だから、少なくとも私は、他の人の専門スキルをなるべくリスペクトしようと思いました。

どんだけ泣きたい夜を過ごして、どんだけ未来が不安でも、それでもこの道しかないと鍛えて身に付けてきた専門スキル。それが全く尊重されない悲しさ。

当てたとしてもリスペクトされないし、それどころか外したら……。プロでも普通に間違えるということが理解されていない。確率的思考を理解(≠習得)すらしてない人には、説明のしようがない。

この件で、もう素人の相談に乗るのは一生やめることにしました。余りにも馬鹿らしい。それは、自分を傷付けることにしかならない。

これから一生、株についてのアドバイスを求められたら、誰に対しても「やめとけ」と言います。責任を負えないし、そもそも大数の法則の概念を知ってすらいない初心者の相手をしたくない。トレーダーであることを隠してすらおきたい。世界一難しいゲームなのに、自分だけは例外に稼げると思ってる人が余りにも多過ぎる。

ただ、この経験から得たものもたくさんありました。まず、(祖父を含めて)家族から圧倒的な信頼を得るようになったことです。そして、この体験から、素人との圧倒的な意識の差を実感したことで、「プロのトレーダーって滅茶苦茶格好ええんだな……」と初めて自分に対して思えるようになったことです。

だから、全力で自分に出来る限りのアドバイスをしたことは、本当に良かったです。非常に有意義な体験をすることが出来ました。

 

 

書評:「勝ち続ける意志力」

「世界一長く賞金を稼ぎ続けているプロゲーマー」としてギネスブックにも載っている梅原大吾さんが成長について書いた本です。

トレーダーになるということは、あるマーケットのプロゲーマーになることと同じです。さすがに、ウメハラレベルにならなければメシが食えないほど難しいわけではありませんが、相当厳しい道のりになります。

この本で首尾一貫している主張は、”一番大事なのは勝つことではなく、成長することである”というものです。結果は目標にはなるけど、目的はあくまで成長することにあると。

このような成長思考はトレーダーにとっても不可欠なものです。と言うか、この思考がなければ、一定のスキルが身に付くまで結果が出ない時期が長いこと続くトレーダーはやってられません。

梅原さんの本では、学校教育の是非や良い人生とは何か?について書かれた、こちらの本もお勧めです。

 

2016年4月

※2016年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~4月30日
・引き続き、機械的に統計を取り続けていった。5分足でエントリーサインが出た場所の先端を記録するという、デイトレの統計を付ける型が出来ていった。
※注:依然として、都合の良いチャートで検証している(ボラがあるため、いずれにせよトータルではプラスだとは思うが。ただ、想定していたプラス幅よりはかなり圧縮される)。この時期の心理を俯瞰的に見ると、焦りがあるというか、5分足に現れる全ての上昇を取ろうとしているというか。そういう心理があるために、聖杯探しをしてるような感じになってるなあと。全ての順行を取る必要はなく(そんなの無理)、それでかつなるべくノイズを喰らわないような判断をする必要もなく(そんなの無理)。順行を逃してもいいから、精神的に余裕があるエントリー数になるルールを構築していくべきだった……と言えるのは、聖杯探しを経験したからこそ。間違った努力でもいいから、とにかく継続することしかない。そうすりゃあ、何かしらには気付くし、何かしらは上達する。あと、5分足でも日足でも、直近の数銘柄の動きを見てルールを作ってもカーブフィッティングにしかならない(そりゃあ、チャートを見るとたくさん都合の良いアイデアは浮かぶが……)。スイングは検証可能だが、デイトレの場合は、検証するための5分足のデータが手に入らないため、どうしても数ヶ月以上は必要になってしまう。

 

素人の相談 その後

(前回からの続き)

その後、パナソニックは一時-24%以上まで下げました。

このときは私の祖父は顔面蒼白となり、ご飯も喉を通らなくなっていたそうです。
一方、私は、大量の含み損を抱えた素人のリアルな心理がどういうものか知りたくて知りたくてたまらなかった。

ただ、「とにかく持ってることだ!オリンピックまでに日経平均は4万円行く!絶対に戻る(ぶっちゃけ、知らねえけど)」と私が言った甲斐があってか、このドローダウンでもちゃんと保有しました。

その後も、しばらくは株を毎日見ていたようですが、いつしか株を見るのも飽きたようで、その後放置となったようです。更に、仕事が忙しくなったり、親戚のおばちゃんが亡くなったことなども重なり、株の動きを全く気にしなくなっていったそうです。
※皮肉なことに、これは最高のメンタル。ちなみに、投資資金の1000万円は余裕資金で、別になくなってもいいカネだそうです。これで思うのは、老後に仕事があることの重要性ですね。もしも、老後の仕事がなくて、専業トレーダーみたいなことをしようとしたら……。他にやることがあるからこそ、長期投資するにも良い精神状態が確立されたんだろうなと。

そして、パナソニックはトランプ相場で決算暴落前の水準を回復し、2017年6月8日時点では+40.39%の大きな含み益となっています(祖父がまだ決済してなければ。話によると決済していない)。

※画像はパナソニックの月足

何より運が良かったことが最大の要因ではありますが、これは祖父の実力です。株価を毎日見てたけど、何もせず保有出来たというのは、無知や恐怖心から結果的にそうなったことであっても、本人の実力によるものです。アッパレと言う他ありません。

キャピタルゲインの含み益がこれだけあるからこそ、保有しながら長期投資で配当を得るのが安全に出来るようにもなるわけです。

つまり、「新興銘柄の代表がソフトバンクという認識」で「テスラを知らず」、「パナソニックの主力事業は未だに白物家電だと思っており」、「配当金の利率計算すら知らず」、「日本のマクロ経済見通し(人口動態)を知ると驚き」、「ローソク足はチン〇が腐る病気だと思ってる」。この程度の知識でも、長期投資で利益を出すことは出来るわけですね。ファンダメンタルズとは一体……。

ただ、この程度の認識でスイング・デイトレをやったら、まず死にます(ファンダメンタルズ的な知識は全く関係ない)。長期投資の1発勝負だったからこそ、無知でも運だけで利益を出せたわけで、試行回数が多くなるスイング・デイトレでは、大数の法則を味方に付けなければ死ぬだけです。

 

 

書評:「インベスターZ」

「ドラゴン桜」で有名な三田紀房さんによる株の漫画です。お金を題材に描かれた漫画では、この漫画を一推しします。

あくまで株を題材にしたエンタメ作品なので、ツッコミ所は多いですが(例えば、全体的に投資と投機の区切りが曖昧、新興ゲーム株の買い玉をいきなり30億円分集めたらストップ高になって集められないし売り抜けるのも大変など)、そこまで間違ったことは描いてなく、一番重要な損切りの重要性についても述べられているため、別に読んでも悪いことにはならないです。

特に、お金の歴史やお金に関する日本の社会風潮に関しては「なるほどー」と思うようなことが結構書いてあってためになりました。

「戦争は儲かる」とか「日本が高度経済成長したのは、(日本人が勤勉だったからではなく)人口ボーナスのお蔭だった」とか、合理的に考えれば正論にも関わらず、あまり表立って話されることはないお金に関する話も多く描かれています。この点からしても、一般の書店に並んでいる甘いことしか書かれていない株本を買って読むんだったら、この漫画を読んだ方がいいです。

ただ、お金に関する部分はともかく、株や企業分析に関する部分は斜めに構えて読んだ方がいいです。この漫画に描いてあるようなことでは、株価はほとんど動かないです。

 

 

書評:「闇金ウシジマくん」

お金に関する漫画をもう一つ紹介します。闇金にまつわる人間物語を描いた漫画です。さすがにちょっと極端な描写が多いですが、お金に関して無知でいることの恐ろしさが描写されています。

7巻途中から9巻に掛けての「フリーターくん」編で、新興株の話がちょろっと出てきます。

「フリーターくん」編のあらすじを書くと、フリーターを子供に持つ奥さんが焦って新興株に手を出すものの、悪い奴等に嵌められて借金を作ってしまい、借金を返すために家を手放すことになってしまう。だが、非流動性資産の家はすぐには売れず、仕方なく業者に嵌められて相場価格の半分で手放すことになり……。

「フリーターくん」編は、株の話が出てくることを抜きにしても、個人的に一番好きな回でもあります。ウシジマくんにしては珍しく、最後は救われる展開になってます。

ただ現実問題、新興株に手を出すにしても、オレオレ詐欺に騙されるにしても、闇金に手を出すとしても、どれだけ社会が注意喚起をしても、騙される奴はこれからも一生騙され続けるんですよね。

ウシジマくんを読んでると、「なんで折角カネが出来たのに、借金の原資を返すのに使わないの?なんで、ギャンブル・焼肉・風俗に行ってまた散財しちゃうの?」って何度も何度も思います(そういう行動をしたら、そもそも漫画にならないけど……)。

でも、よくよく考えてみれば、こういう人達がいるからこそ、ウシジマくんのような闇金業者の人達がメシを食えるんですよね。どうしようもない人達が会心してしまったら、社会には困る人達が存在している。だから、どんな人だろうと、存在してるだけで社会の役に立ってるんですね。

現に、新興銘柄のトレードで稼げるのはなぜかというと、そういう人達がいるからなわけです。

 

2016年5月

※2016年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~5月31日
・統計を取っていった。

・「トップから-10%後の切上2陰線が鉄板パターンだなと」。
※注:だったら、その統計を取る!思い付いたら、一定の標本を集める。……というのは、色んな作業を体験してきたからこそ言えるわけです。

 

〇5月18日
・ブランジスタが滅茶苦茶下げていた。

・これ、「明日の寄付きから-10%位下げたら買っていいんじゃね?」と。もちろん、見送ったが……。

・もし買ってたら、-10%含み損のストップ安保有となっていた。あぶねー!
※注:統計的な裏付けや検証がない思い付きのトレードは絶対に絶対にしない方がいい。特に、こういうキチ〇イ新興銘柄でそういうことをすると死ぬだけ。

 

株主優待とフリーランチ

※下記は2016年11月時点での情報です。

2016年のいつ頃かは忘れましたが、「日経トレンディ」などの雑誌を立ち読みしたときに、「株主優待ってこんな感じなんだなあ」と興味が出てきたので、株主優待について調べてみました。

そうしたら、いくつかのサイトに載ってたんですけど、両建てして株主優待を取る方法があるみたいなんですね。

具体的には、次のようにやるようです。

○両建てで株主優待を得る方法
1.権利付き最終日の寄付き(前場/後場どちらでもok)に、信用買い&信用売りで両建てする。
2.ザラ場中に現引きで信用買いを現物買いにする。
※ライブスター証券では15:30までに行えばok。
3.翌日に現渡しして、信用売りを解消する。
※翌日の取引になるようにしないと現物買いが反映されないので注意。翌日の寄付き後に行えば確実。
※注意点は逆日歩が発生するかもしれないこと。
※信用売りで資金が拘束されるため、余裕を持って行うことが大事。

「へぇー、この方法なら、信用取引の手数料だけで株主優待が得られるみたいじゃないか。これで、いくらかの外食費を大分節約出来るかもしれん。これはフリーランチじゃないか?」と。

と言うことで、株主優待が得られそうな銘柄についてこんな感じでまとめてみたんです。

○株主優待銘柄
※株価は2016年11月2日終値のものとする。

◇日本マクドナルドHD(2702)
賃借銘柄:○ 株価:3005 権利確定:6月末、12月末
株主優待:
(1)100株~:マクドナルド優待食事券1冊
(2)300株~:マクドナルド優待食事券3冊
(3)500株~:マクドナルド優待食事券5冊
優待利回り:2.38%
※マクドナルド優待食事券1冊を3600円とする(600円*6)
必要金額:300500~1502500

◇吉野家ホールディングス(9861)
賃借銘柄:○ 株価:1558 権利確定:2月末、8月末
株主優待:
(1)100株~:株主優待券3000円分
(2)1000株~:株主優待券6000円分
(3)2000株~:株主優待券12000円分
優待利回り:(1)3.88% (2)(3)0.76%
必要金額:155800~3116000

◇アトム(7412)
賃借銘柄:○ 株価:690 権利確定:3月末、9月末
株主優待:
(1)100株~:株主優待券2000円分
(2)500株~:株主優待券10000円分
(3)1000株~:株主優待券20000円分
優待利回り:5.79%
必要金額:69000~690000

◇コロワイド(7616)
賃借銘柄:○ 株価:2036 権利確定:3月末、9月末
株主優待:
(1)500株~:株主優待券20000円分
優待利回り:3.92%
必要金額:1018000

◇カッパクリエイト(7421)
賃借銘柄:× 株価:1219 権利確定:3月末、9月末
株主優待:
(1)100株~:株主優待券3000円分
(2)1000株~:株主優待券6000円分
(3)2000株~:株主優待券12000円分
優待利回り:(1)4.92% (2)(3)0.98%
必要金額:121900~2438000

◇ゼンショーホールディングス(7550)
賃借銘柄:○ 株価:1945 権利確定:3月末、9月末
株主優待:
(1)100株~:株主優待券1000円分
(2)300株~:株主優待券3000円分
(3)500株~:株主優待券6000円分
(4)1000株~:株主優待券12000円分
(5)5000株~:株主優待券30000円分
優待利回り:(1)(2)1.02% (3)(4)1.23% (5)0.61%
必要金額:194500~9725000 ※(4)の必要金額:1945000

◇モスフードサービス(8153)
賃借銘柄:○ 株価:3505 権利確定:3月末、9月末
株主優待:
(1)100株~:株主優待券1000円分
(2)500株~:株主優待券5000円分
(3)1000株~:株主優待券10000円分
優待利回り:0.57%
必要金額:350500~3505000

◇イオン(8267)
賃借銘柄:○ 株価:1454.5 権利確定:2月末、8月末
株主優待:
(1)100株~:イオンオーナーズカード3%キャッシュバック
(2)500株~:イオンオーナーズカード4%キャッシュバック
(3)1000株~:イオンオーナーズカード5%キャッシュバック
(4)3000株~:イオンオーナーズカード7%キャッシュバック
優待利回り:(1)3% (2)4% (3)5% (4)7%
必要金額:145450~4363500

~~

と、こんな感じで資料にまとめていて「中々悪くねえじゃねえか」と思っていたんですけど、更によく調べてみたら、逆日歩で焼かれることがあると。アトムやマックはほぼ確実に逆日歩が発生していると。で、逆日歩がどの位発生しているか調べてみたら……。

…………ま、雑誌やネットにフリーランチが落ちてるはずがねえわなと。こんなことするんだったら、デイトレ・スイングで一発取った方がいい。
※この方法を節約術として載せているサイトがいかに多いことか。過去の逆日歩からどの位の損失が発生して、トータル(=株主優待-逆日歩-手数料)ではどの位の利益になるのかを自分の手で検証すらしてないんだろうなと思います。

と言うことで、株主優待に対して抱いた幻想は1日で終わりました。

 

 

書評:「自分を超える法」

世界ナンバーワンコーチであるアンソニー・ロビンズの史上最年少トレーナーが書いた自己啓発書です。

この本の主旨は「自然界では、全ての生物が成長し、自分以外のものに何らかの貢献をしている。だから、この自然界の法則に調和するように、成長と貢献にエネルギーを注いで生きることが重要である」というものです。

あと、この本で特筆すべきは、安定と不安定に関するところですね。

「自然界に「安定や確実性が保証されているところ」などどこにもない。私たちの人生しかりです」

「人生の質は、あなたが居心地のよさを感じられる、不安定の量に正比例する」

 

世間一般的に理想とされているライフスタイルというのは、安定・安全が保証されていて、それに浸りつつも楽しい人生を送るというものかと思います。

でも多分、それは無理じゃないかと思うんですよね。人間はそこまで意思が強くないから、安定・安全に浸れる状態になったら、今やりたいことを「いつかやれる」と先送りしてしまう(そして、一生塩漬けにしてしまう)。

ある程度の精神的負荷が掛かった、やや不快な状態からしか、成長も楽しさも生まれないんじゃないかなと思うのです。

でも、そうは言っても、安定・安全は魅力的で羨ましいし、精神的負荷はあんまり良いもんじゃねえんだよなあ……。

 

2016年6月

※2016年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~6月30日
・統計を取り続けた。

※注:今になってみると、デイトレの銘柄選びが、まだそれほど上手くないなあと思う。例えば、これ。

※日足
※注:日足で見ると、暴落後の反発も終えて、ダラダラモードに入ってきそうな展開。直近のボラはでかいかもしれないが、これはデイトレでは取りにくい(日足で陽線が出そうにないため)。デイトレの銘柄選びというのは、そのまんま日足のテクニカルのスキルに直結している。もちろんボラがでかくないとデイトレでは取れないが、ただ単にボラがでかいだけでは取れない(ボラがでかい下降トレンドになったら、むしろ悲惨なことになる)。つまり、直近数本分の足とボラしか見ないで、銘柄選びをしてるなと。恐らく一番良いのは、これらの銘柄でスイングトレードするとしたらどうするか?という統計を実際に取ってみることです。こうすることによって、新興銘柄の日足の動きが何となく掴めるようになってくるため、デイトレにも好影響を及ぼします。でも、デイトレにフォーカスしてるときは、そんなことには気付かないんですね。結局、継続していって、あるときに偶然にも気付くしかないんだと思います。最初から、順行しやすい日足のパターン(銘柄選び)をいくつか教えてもらって、なおかつエントリーのルールを教えてもらっていたとしても、「何か他にもっといい条件があるんじゃないか?」と思ってしまう可能性が濃厚であるため、結局自分の手で淡々と統計を取って検証するしかないかと。そして、聖杯はないと諦めて決めるしかない。そのルールでは、大暴騰をスルーすることもあるだろうし、MAEでジャストLCになることもあるでしょう。でも、その方法に決めて一貫するしかない。スイングトレードではちゃんと出来ていた割り切りが、デイトレでは出来ていなかったんだなと思います。だからとにかく、前日にデイトレ銘柄を予習する→翌日にエントリーパターンで入る、この演習を淡々とやり続けるしかないんじゃないかと思います。そして、気付く・諦める。

 

〇6月24日
・ブレグジットの影響で日経平均-1286円。一時、東証一部銘柄全部安になっていた。記念魚拓。

 

 

出来るようになるまでやる

この時期には、ドラクエ無双2をやっていたんですが、竜王(強)が滅茶苦茶強かったんです。これはあり得んだろと。前作の闇ゾーマが可愛く見えるレベル。そりゃあ、こいつを倒せるんだったら、世界の半分貰うわ……。もし初見で倒せた奴がいたら、それはもう人間じゃねえ……。

それでも、折角トロフィーも全部ゲットしたし、100時間以上やったし、ここまで楽しかったゲームだから、竜王を倒して終わりたいなあと。

で、攻略サイトや動画を見ながらやってるんだけど、それでも倒せない(ちなみに、主人公単騎・バトルマスター・爪)。

それでも諦めずにやっていたら、人間の学習能力とは凄いもので、やってる内にどんどん上手くなってくるんですね。で、サイトや動画に載ってないようなコツとかも分かってくるし、言わば竜王脳になってきて、無意識に攻撃を避けられるようにもなってくる。

そして、遂に、竜王を倒しました。無心こうげきで止めを刺したときの達成感と言ったら……。100回200回、いや恐らくそれ以上死んだけど、最後は竜王を倒すことが出来た。

まあしかし、攻略サイトや動画を見ないで3分とかで倒す人がいるんだから、凄いものです。どんなことでも、上には上がいます。私も更にやっていけば上手くなっていったんだろうけど、もうこれで満足でした。

それで、この体験から、竜王にこう言われた気がしたんです。

「勇者よ、出来るようになるまでやればいいではないか」と。

周りと比べてどんなに成長が遅かったとしても、周回遅れになったとしても、出来るようになるまでやってやればいい。その世界が体験出来るようになるまでやってやればいい。仮に、終わってる年齢になってもまだ体験出来てなかったとしても、持ってなかったとしても、それでも足掻き続けてやれと。

「希望を捨ててはいかん。諦めたら、そこで試合終了だよ」

 

 

書評:「やり抜く力 GRIT」

「継続すること」の重要性について書かれた本です。

この本の概要を一言で言うと、「生まれもった才能よりも、一つの目標に向かって長年の努力を継続し続ける方が成功しやすいし、人生の満足度も高くなる」という、何とも当たり前のことです。

それで、「やり抜く力」を人生で習慣化するための方法の一つとしては、一度始めたら最後までやり抜く体験を重ねることが大事だよと。

私も、今回のトレードブログは、誰も見てくれないかもしれないけど、2012年から2016年12月分まで、とにかく最後までやり抜こうと決めてここまで3ヶ月やってきました。

人生でやり抜いてきたことは、その全てが直接成果に繋がったと言えるわけではないかもしれないけど、その体験は必ず実になる。最低限、その年を代表する思い出の一つにはなります。

あと、この本の中で個人的に感銘を受けたのは、次の部分です。

「レンガ職人の寓話では、3人の職人は同じ職業に就いていても、主観的経験(自分の仕事をどう思っているか)は大きく異なっていた。(略)。たとえばレンガを積むにしても、ただやるべきことをこなしているだけ(仕事)か、ステップアップするため(キャリア)だと思って取り組んでいるのか、自分よりも大きな存在とつながるための重要な仕事(天職)だと思って取り組んでいるか、ということだ」

 

個人のトレーダーは社会的には全く評価されませんが、自分自身がどう思うかは関係ないわけです。

実際、私はトレーダーは専門職であり、社会貢献に繋がっているビジネスだと思っています。

これは本当に重要なことです。私がトレーダーをやり抜くことが出来たのは、「勉強でメシが食いたい」「専門的なスキルを身に付けたい」という目標があったからです。この目標があったからこそ、どんなに辛くてもトレーダーになることを諦めなかった。トレーダー以外に専門職でメシを食ってると思える道がなかったからです。

でもこれがもしも、「トレーダーなんてただの博徒」「株で生活するなんてニートと変わらん」「トレーダーが専門職?頭脳労働?何言ってんだ?」的なイメージを持っていたら、どうだったか。果たして、やり抜くことが出来たかどうか。

自分の人生に対しても、自分の仕事に対しても、その他どんなことに対しても、自分自身がどう思うかは、全て自分が決められます。そして、脳はその思い込みに沿ったバイアスを掛けて世界を認識するようになるため、実際にその通りになってしまう。

マーケットから合法的にカネをダウンロード出来る夢のようなスキル。でも、このスキルが身に付いたのは、チャートを見て記録を付けるという誰にでも出来る努力を5年間継続してきただけです。2012年の私に言っても絶対に信じられなかっただろうけど、この淡々とした努力の積み重ねが、信じられないような未来に繋がっていた。

あと、私が大好きな脳の神経回路という観点から、脳が逆境に強くなる方法について。

「あなたなら逆境を乗り越えられる、と言われただけじゃダメなんだ。脳の神経回路の再配線が起こるには、下位の抑制領域と同時に、制御回路が活性化する必要がある。それは実際に逆境を体験して、それを乗り越えたときに起こることなんだ」

 

つまり、どんなに「全ての逆境は必ず栄光に繋がっている」と説かれても、自分の人生で実体験しないことには信じられないんですね。

 

2016年7月

※2016年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~7月31日
・デイトレの統計を取り続けていった。
※注:デイトレが入れない。ただ、入り方が、分からねえんだなあ……。
※注:チャートは今までにも載せてきたような新興銘柄の5分足のデータと同じなんで特に載せないですが、ただデータを取っているだけで、無意識聖杯探しのスパイラルに嵌り込んでいるなあと。この体験から繋がってきたことがあるから、無駄な時間を過ごしたってわけではないんですが、改めて見直してみると、ちょっと思う所があるなあと。いや、聖杯探しをしていたってことに気付けたから、決して無駄ではないんですけどね。

 

くそったれ転売屋をやっつけろ!

※タイトルからすると、勘違いされるかもしれませんが、私は転売屋の存在を全肯定しており、転売には全面的に賛成しています。なお、それはマーケットの自由を支持しているからであり、その延長で転売屋の存在を肯定しています。自由市場でサヤ取り目的の転売屋が現れるのは当然の現象であり、転売屋が利益を上げようが損失を出して退場しようが知ったことではないという考えです。

マーケットのスキルを株以外で応用した話をしたいと思います。

2015年の春に、チケット転売が副業にならないかなと思ったんだけど、余りにも面倒過ぎてデイトレに流れてきたということはいつか書きました。

ただ、ライブには行きたいから、チケット転売市場はユーザーとして利用させてもらうことにした。

それで、2015年には有料のライブに5回行ったんですが。
・2015年3月23日 若旦那 郡山Club#9:先行販売で購入(スタンディング中番号)
・2015年4月12日 ケツメイシ グランディ21:一般販売で購入(後方スタンド席)
・2015年11月21日 湘南乃風 仙台ゼビオアリーナ:一般販売で購入(アリーナ席後方)
・2015年11月22日 ゆず グランディ21:先行販売で購入(やや後方スタンド席)
・2015年11月23日 ポルノグラフィティ  福島県文化センター:チケットキャンプで購入(最後列)(※)

ほとんどは一般販売か先行販売でチケットを買えたんですけど、ポルノグラフィティのアルバムツアーは一般販売で買えなかったんで、チケットキャンプで買ったんですね。

ただ、11月23日のライブだったんだけど、一般販売が8月の終わりで、「これは早くチケットを手に入れておいた方がいいだろうな(早くしないと転売屋やからも買えなくなってしまうのでは?)」ということで、9月4日に落札したんです。価格は一般販売より約1万円高い16000円で、席は最後列。

このときは、人気バンドのライブだし、「こんなもんなんだろうな」と思ってたんです。一般販売でも買えなくなってる以上、転売屋にプレミア分を払うしかないんだろうなと思考停止してたんですね。

ところが、2016年にある気付きを得たのです。

3月27日のナオト・インティライミのライブのチケットはすぐに一般販売終了になってたんですけど、3月の初めにたまたまチケットストリートを見たら、ほぼ定価で売ってたんですよ。席は最後列ではあったけども、公演の約1ヶ月前にほぼ定価でチケットが買えた。

更にその後、5月15日の山猿のライブに行きたかったんだけども、一般販売も終了になってて、800人のキャパだからか転売サイトにも中々上がらない。上がってきても、10000円や20000円の高値。

ところが、公演の4日前に、定価の5000円でチケットが出品されたんですよ。「は?なんだこれ?」と。即、買いを入れました。しかも、席も全体の真ん中あたりで悪くなかった。

これで気付いたんですよ。

「これ、市場の歪みだわ……」と。トレーダーなのに、転売市場で市場の歪みが発生してるってことに気付かんかった……。

どういうことか説明します。
経済学では、合理的な消費者を想定するため、市場の歪みというのはほぼ例外事項として扱われてますが、リアルマーケットでは株式市場を含めてそんなことはなく、市場の歪みが至るところに発生しています。

限定チケットの場合だと、転売屋はプレミア分を市場価格に上乗せすることによって、より多くの利益を得ようとします。じゃあ、転売屋が得るプレミア分というのは、具体的に何に対しての対価なのか?それは、ファンの不安心理です。「チケットを取れなかった、イベントに行けないかもしれない……」という不安心理から、転売屋にプレミア分を払ってもチケットが欲しいというファンが現れます。だから、プロの転売屋は早めに出品して早めに売り抜ける(ポルノグラフィティのときの取引がまさにこれだった)。つまり、ファンの不安心理が一番高まる時期というのは、チケットが取れなかった直後、一般販売終了直後。このときは売り手が有利になる市場の歪みが発生しやすいわけです。

その一方で、逆のパターンもあります。それは、用事が出来て行けなくなってしまった人がチケットを出品するケースで、これは最初から利益目的の転売屋から買う場合とは逆に、安く買えるんですね。じゃあ、なぜに安く買えるのか?それは、「折角チケット買ったのに、このままでは紙屑になってしまう……。何とか取り戻したい……」っていう不安心理から、「安くてもいいから早く売りたい!」となるからです。では、そういう売り手がたくさん出てきたらどうなるか?その恐怖心から早売り競争が始まって、価格がどんどん下がっていくわけです。

と言うことは、不安心理を抱えたファンが現れるのを待てば、チケットを安く買い叩くことが出来るってことじゃないかと。この市場の歪みを活用すれば、どんな超人気イベントであっても、格安でチケットを落とせるやないかと(なぜなら、どんな超人気イベントであっても、用事が出来て行けなくなる人が確率統計的に必ず出て来るため)。

トレーダーたる者、市場の歪みを利用して、徹底的に買い叩いてやれ!!くそったれ転売屋をやっつけろ!!
※なお、実際にやっつけるのは、プロの転売屋ではなく、不安心理を抱えた素人のファンのもよう。

このことに気付いてからの実績はこちら。
・2016年6月26日 ウカスカジー 仙台PIT:先行販売(ステンディング中番号)
・2016年7月17日 aiko 仙台サンプラザホール:チケットキャンプ(最後列指定席)
※18周年のプレミアライブだったが、定価+1000円程度で落札出来た。
・2016年7月24日 ファンキー加藤 横浜アリーナ:先行販売(スタンド最後列中央)
※これはやや勿体なかった。先行販売で勝った直後に暴落のニュースが入ってきた。ただ、横アリ3階の全体を見渡せるセンター席だったので良かった。だが、これで先行販売で買うのはもうやめた。手数料で+1000円以上払うんだったら、転売サイトで良席を買い叩く方が絶対良い。
・2016年8月6日 ケツメイシ 日産スタジアム:チケットキャンプ(アリーナ良席 定価の3倍)
※これは絶対行きたかったライブだったので、プレミア分を払って良席をなるべく安く買った。そういう拘りがなければ、スタンド席は5000円、アリーナ席は8000円で買えた(定価8500円、即日一般販売終了)。
・2016年11月23日 ナオト・インティライミ グランディ21:チケットキャンプ(定価の半額以下 アリーナ席)
・2016年12月6日 ファンキー加藤 郡山市民文化センター:一般販売(流動性なく一般販売で買った)

・2017年4月15日 山猿 郡山市民文化センター:チケットキャンプ(前方良席 ほぼ定価)
・2017年5月13日 miwa ゼビオアリーナ:チケットキャンプ(アリーナ前方良席 ほぼ定価)
・2017年7月16日 ケツメイシ グランディ21:チケットキャンプ(アリーナ最前列付近 定価以下)

~~

と言うことで、チケットは一般販売・先行販売で買う必要はないです。ファンクラブに年会費を払う必要もありません。二次流通市場で、不安心理を抱えたファンから良席を買い叩くか、転売屋にプレミア分を払って超良席を買えばいいわけです。

参加したいイベントに運が悪いだけで参加出来なくなるなんて、本当に馬鹿らしい。マーケットはなんと素晴らしいのかってことです。転売万歳!自由市場万歳!資本主義万歳!

 

〇チケット転売サイトでチケットを買い叩く方法まとめ
(1)一般販売終了直後は買わない
※一般販売終了直後は、不安心理が高まったファンを狙ったプロの転売屋が活発になる。

(2)公演まで日数があるなら焦る必要はない
※1000人以上の会場の場合、公演までに行けなくなったファンの狼狽売りが、確率統計的に考えて必ず出てくる。焦って高値掴みしたら、転売屋の思う壺。

(3)具体的な方法論に落とし込むと、毎日1分行きたい公演の相場を見て、市場の歪みが現れた所で買えばいい
※毎日1分チケット相場を観察して、安値の推移を観察する。
※なお、売り板が並んでるときは、わざと待って、出品者がビビって更に安くしてきた所を買い叩いてやればok(トレード用語でいうと、ロスカットハント)。

この方法はこれからも機能し続けると思われます。なぜなら、99%のファンは毎日1分相場を見る程度の努力すら継続出来ないからです。嘘だというんだったら、貴様等、音源をちゃんとカネ出して買え!コンテンツにちゃんとカネを払え!と、音楽ファン歴20年近くになる私は思うわけですよ。

 

 

書評:「しらずしらず」

たまたま」の著者による、無意識が与える影響(バイアス)について書かれた本です。

この本は、「もしかしたら、記憶のバイアスについて書かれている本かな?」と期待して読んでみたら、まさにそういう本でした。こういう期待はかなりの確率で外れるのに、期待通りの本だったのは超珍しい。

この本の第三章を読んで、人間の記憶はいかにバイアスが掛かったものになるのかを理解すれば、売買日記統計を記録として残しておくことがいかに大事かという信念がちょっとは強くなるかもしれません。

なぜ、記憶は実際あったこととは食い違ってしまうのかというと……

「第一に、人間は出来事の一般的な要点はよく記憶できるが、詳細はうまく記憶できない。第二に、正確に話そうと誠実に対応する善意的な人間でさえ、覚えていない細部を問い詰められると、うっかりでっち上げて記憶の欠落を埋め合わせてしまう。そして第三に、人間は自分がでっち上げた記憶を信じてしまう」

「記憶を再現するよう繰り返し言われると、そのたびに記憶が強化され、実際の出来事でなく、ある意味その記憶を記憶するようになってしまうのだ」

 

更に、第10章では、人間がどれだけ過大な自己評価をしてしまうのかについて書かれています。

つもり売買やバックテストでとんでもない利益になってても、(それは無意識的にバイアスが掛かった検証になっているため)ほとんど意味がないんですね。

これは、このトレードブログを作るのに、過去の資料を見直してみて、何度も何度も愕然としました。それも、つい1年前のデイトレの検証ですらも、無意識的に聖杯探しをしていたという……。余りにも恥ずかしい……。

ただ、トレードの技術的な面では楽観視は害悪以外の何物でもないですが、トレードスキルを身に付ける過程では楽観的な思考は必要不可欠です。

「研究によれば、きわめて正確な自己像を持っている人は、軽度の鬱に陥っているか、自己評価の低さに悩んでいるか、またはその両方であることが多い。それに対して、過度に前向きな自己評価をしている人は、正常で健康であるという」

 

と言うか、非現実的な楽観論をしてないと、この道はやってられんです。

 

2016年8月

※2016年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~8月31日
・統計を取り続けた。
※注:続けるうちに、こういう日足の銘柄はデイトレでは中々取れない(一時的な騰落だけで続かない。大きな騰落が起きて注目しても、翌日にはボラが出てきづらい)ということが、記録を付けることを通して学習していった。毎日毎日、新興銘柄の日足及び5分足を見続けていたことが、無意識の内にある知識として積み上げられていったのは確かであった。

 

・やはり、取れるのはこういう日足の銘柄。

 

チケット転売反対問題について

前回、チケット転売市場の話をしました。その関連として、今回は投機家として衝撃を受けた話をします。

2016年の8月に、こんな新聞広告がでかでかと出て、大きなニュースにもなりました。

社会的影響力がある多くの人達が、この広告に様々な意見を述べていました。

でも、転売サイトの一利用者かつトレーダーである私が感じたのは、「はあ?何言ってんだ?明らかにズレてるんだが……」という違和感でした。
※唯一人、チケットストリートの西山社長だけが、事実に基づいた正論を淡々と述べ続けていました。心無い群衆からは、マッチポンプだと一方的に袋叩きにされていましたが……。

で、この社会的影響力のある偉い人達は、実際のチケット転売市場を自分の目で見たことがあるのか?

そもそも、一方的に悪役にされてる、組織的にチケットを買い占めてるチケット転売集団ってどこにいるんだ?

私が転売市場を利用してきて思ったのは、「チケット転売をしているのは、その大半がファンだな」というものだったんです。

確かに個人の転売屋と思われるユーザーもちらほらいるけど、大半はついでに転売してるファンだなと。

そして、このついでに転売してるファンが専業転売屋を淘汰してるんだなと。
※これはどういうことかと言うと、ついでに転売してるファンは、神席が当たったとしても、チケット代やグッズ代などがペイ出来ればいいような価格に設定するため、専業転売屋もその価格設定の影響を受ける(例えば、それまで専業転売屋が神席を5万円で売っていたのに、ついでに転売するファンが神席を2万5000円で売るようになったら、前者はその影響を受けて売れにくくなる。つまり、ついでに転売してるファンが専業転売屋の利益を圧迫することで、チケット転売の旨味をなくし淘汰している)。

これが嘘だと思うんだったら、実際にチケットキャンプなりチケットストリートなりの相場を自分の目で見てみれば分かると思います。その上で、非難の対象になってる転売集団って、一体どこにいるのか(どこで利益を出してるのか)教えてもらいたいものです。

更に言うと、私は実際にチケット転売をやろうかと検討したことがあります。でも、やめました。なぜなら、ビジネスとしてやるには余りにも馬鹿馬鹿し過ぎたからです。個人の副業でやるならまだしも、人を雇ってまでやることでは絶対ない。まず人件費がペイ出来ない。

例えば、チケットが4枚当たったとして、1万円のプレミアを付けて売ったとします。でも、そこからファンクラブの年会費を払って、チケット発行のために手数料や送料を払って、更に転売サイトにも手数料・送料を払って……。しかも、高く売れる神席が当たるかどうかも分からないし、その神席はファンの間でも争奪戦になり、ついでに転売する一部のファンが転売の競合相手にもなるという。

ビジネスとして考えたら、余りにも馬鹿らしすぎる。これを組織的にやるって、絶対割りに合わねえだろ……。コンビニでバイトした方が絶対効率いいだろと……。反射的に転売屋を叩いてる人達が、この程度の概算すら出来ないってことは、少なくとも自分でビジネスをしたことはないんだろうし、どんだけ貧乏なんだ……。

しかし、社会的影響力がある知識人だけでなく、大新聞までもが、転売を組織的にやってる存在がいるという陰謀論を前提に記事を書く始末……。

社会や群衆のレベルって、この程度なんだなと。市場原理のメカニズムすら知らない人が新聞の記事を書いている。そして、自分でそれを見たわけでもないのに、都合良くそれを信じる群衆。

世界恐慌のとき、リバモアを初めとする投機家は、現代日本の転売屋のような感じで石を投げられたんだろうか?

この件で私が得た最大の教訓は、実際に自分の目でその相場を見ないことには、ニュースや偉い人の言葉であっても信じてはいけないということです。

例えば、これからの日本では不動産価格が暴落すると言われてますが、どれだけ偉い人がそう言ってたとしても、新聞やニュースに出ていたとしても、自分の目で実際の相場を見てみないことには何も分からない。そして、知らない相場には、素人は絶対に手を出すべきではない。
※私も、チケットを買い叩くことは出来ますが、転売市場で利益を出すスキルはありません。株でもそうなんですが、日経平均がどうなった・どうなりそうだという記事は誰にだって書けます。でも、具体的にどの銘柄をどのタイミングでエントリーしてどこで利食い/損切りすればいいのかという情報(=利益を出す情報)はまず表には出てきません(情報だけではトータルで利益が出せませんがね)。そのマーケットを知っているのと、そのマーケットから利益を出せるかどうかには、とてつもない差があります。だから、転売市場で利益を出せるのは凄いスキルだと思います。

 

~追記~

更に言うと、この事案は「噂で買って、ニュースで売れ」の最たるものだったと思います。

このニュースが流れたとき、「ライブは成長産業である」というコンセンサスが形成されていました。

でも、私は「いや、そもそも、その前提が怪しくなってきてるんじゃ……」と思ったんですね。だって、もし本当にライブが儲かってしかたないんだったら、わざわざこんな広告を出す必要ないじゃないですか。

現に、テレビによく出ているような人気アーティストであっても、一般販売終了にならないケースが増えてるんです。そして、転売市場においても、チケット価格がそれほど高騰しない。一部のアイドルはともかく、高額転売しなければライブに行けないアーティストはほぼ皆無なんじゃないかと思います。

その原因の一つとして私が思っているのは、音源が売れなくなってる影響でアルバムのリリースが少なくなる一方で、ライブが増えていることです。その結果、セトリがマンネリ化してきている。これは多くのアーティストのファンの間でよく言われていることです。こういうことが効用の減少に繋がっていて、ライブグッズとかが売れなくなってきているんじゃねえんかなと。

もしも「音楽ライブ産業」みたいな銘柄があったら、この広告記事が出た時点で、空売りを仕掛けるとまではいかないまでも、買い玉は全て決済しておいた方がいいだろうな的な。これはなんかおかしいよなと。

だから、あの広告を見て、「ライブは成長産業なんだな。転売屋は死ぬべきだ!」って反応をしたんだったら、絶対に株とかやらない方がいいです。

 

~追記2~

ちなみに、高額転売をなくす一番良い方法は、チケット販売側がオークション形式で売ることです。これは総余剰の最適化をするにはオークションしかないということで、経済学的には自明です。
※ただし、これだけでは転売そのものはなくならない。なぜなら、行けなくなった場合に売りたい人が必ず現れるため。しかし、転売屋が取れるサヤが消失するため、高額転売は圧倒的に減る。ではなぜ、販売側はオークション形式でチケットを売らないのかというと、①定価で撒くことで安定した売上が見込める、②定価で売るよりも高額になったら社会的にバッシングを受けるリスクがある、③システムを構築することにコストが掛かる、④その他利権の問題(著作権料の支払いなど)など、複数要因が考えられるかと。つまり、オークション形式にすれば、確かに高額転売そのものは減るが、販売側にもリスクがあるから導入しない(高額転売を減らすリスクにコストが見合っていない)。
※なお、顔認証システムの導入などで高額転売を規制しようとするのは、そのコストが価格に転嫁されることになるため、ユーザーからすれば百害あって一利なしなんですが、よく支持されています。これは、ユーザーの利益を建前にしているだけであって、その実は、ファンクラブ(チケット優先購入権)による固定収入を守るためのものだと思います。ファンクラブを通して買えるチケットの金銭的価値は、”定価+ファンクラブ年会費”です。この年会費の部分を守るために、ユーザーの利益を建前にして、チケット転売反対を唱えているんだと、私は解釈しています。

オークションの導入が無理だったら、高額転売を減らすには、消費者側が賢くなるしかないんですよね。となると、学校教育の時点で金融教育・IT教育を徹底して情報弱者を撲滅するしかないかと(もしも、ガチのIT教育をしたら、違法ダウンロードするユーザーがとんでもなく増えるでしょうが)。

結局、カモにされる情報弱者が感情をコントロール出来なくて馬鹿みたいな価格で買ってしまうから、高額転売がなくならないわけで。でも、こういう人達がいるから、転売屋がメシを食えて、経済が回っていくんですよね。結局、騙される奴が全て悪い。資本主義社会で生きている以上、自業自得・自己責任。私だって1回転売屋にぼったくられたわけで。騙されたら学習して、向こう側に回ればええんです。

それと、チケット転売を含めた市場での自由取引を規制しろと騒ぎ立てる人達は、規制すればするほど自分達が馬鹿になっていくってことを理解しているんだろうか?一部の情報弱者の所為で自由取引を規制する羽目になって、それで被る社会的コストをちゃんと理解しているんだろうか?

この問題の滑稽な所は、音楽業界的には「ファンが悪い」「ファンがついでに転売してる」なんてことは口が裂けても言えないことにあります。だから、ありもしない転売屋集団というのをでっちあげて叩く必要があるわけですが。果たして、音楽の未来を奪っているのはどちらなのか?

私は市場原理が全て正しいとは思ってないですし、もしも生活必需品で転売問題が起きたらすぐに規制すべきだと思います。でも、たかがエンタメチケットの自由取引を規制するなんて余りにも馬鹿げている。

私は、これからもずっと転売サイトを使い続けます。ファンクラブやプレイガイドに余計な手数料を払っても確実に良席をゲット出来るとは限らないんだったら、転売サイトや転売屋に小銭を払って良席をゲットした方が絶対良いわけで。ユーザーの利益を考えたら、転売に対しては徹底的に「YES!!」の姿勢でいた方が良いですよ。自由取引はユーザーに利益しかもたらさないんで。ユーザーのためを装いながら、ユーザーの利益を狡猾に誘導してることに気付いた方が良い。

もしも転売自体を世の中からなくしたいというんだったら、資本主義国の日本じゃなくて、ミサイル技術で有名な北の国に行けばいいんじゃないかと思います。

と言うか、「転売屋は死ぬべきだ!」とネット上でピーピーギャーギャー騒いでる人達は、どうして具体的な解決策を示そうとしないのか?

一般販売終了直後は転売屋からは買わない、公演直前になるとファンの狼狽売りが出るのでそれを待てばいい。この2つを徹底するだけで、転売屋にぼったくられることはなくなります(この2つを守っても高額でしか買えないのなら、それがそのチケットの市場価格であるということ)。「転売屋は死ぬべきだ!」って感情的になってるんだったら、この知識をもっと周知して、情弱を減らしてください。

まあとにかく、キャッシュフローを考えることです。表に出てくるニュースや情報ではなくて、冷静にキャッシュフローを考えれば見えてきます。それと同時に、相手の立場に立って考えてみること。だって、私がもしも音楽業界でメシを食っていたら、どれだけ市場原理を支持していたとしても、ファンクラブ年会費(チケット優先権)によるキャッシュフローを守るためだったら、建前であっても転売否定しますもん。だから、市場原理から考えたら、音楽業界は馬鹿なんじゃないのか?と思うかもしれないけど、馬鹿じゃないんですね。

私はカネが第一であるとも、カネこそが人生の全てだとも言ってません。カネより大事なものもたくさんあります。ただ、社会の99%はカネで動いているのが現実です。だから、キャッシュフローの観点から、相手の立場に立って考えてみることが大事なのです。

 

 

書評:「マネーの公理」

投機について書かれた古典的な本です。

リスクに関する考え方、利食い・損切りの重要性など、投機で稼ぐために必要な考え方が書かれています。

余りにも基本的なことしか書かれてないため、少しでも他のトレード本を読んだことがあるような初級者以上には物足りないですが、右も左も分からない初心者が「投機とは何か?」という概要を学ぶには中々良い本です。

この本に書かれている投機の原則が今現在でも変わらないのは、人間の本質が変わっていないからです。科学技術は進歩したし、投機対象は変わってはいるけど、人間心理の本質は全く変わっていない。

だから、相場を学ぶということは、不変の人間心理を学ぶことに他ならないわけですね。

株価にしても、自然現象として動いているのではなく、それを動かしているのは群衆の心理です。

「これからも投機で稼げるのかどうか?」という問いは、「人間の本質はこれからも変わらないかどうか?」という問いと同じことです。

科学技術はこれからも進歩していくでしょうが、人間自体はこれからも変わらないままだと思います。なぜなら、多くの群衆は変わる必要がないからです。

 

2016年9月

※2016年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~9月30日
・統計を取っていた。
※注:本当に淡々とデータ取りしかしていないため、特に書くことがありません。ゼニは確かに落ちている。しかし、その拾い方が分からない。ただ、これを続けていったことで繋がったことがあるため、やはり「それでいい」としか言いようがないんですね。

 

お金の勉強

この時期には、教養も兼ねて、お金の勉強でもしてみようかなあと、「FP3級の教科書」を買って勉強してみました(資格とる気は0)。

暇潰しに勉強してみたことだったんだけど中々面白い。と言うか、年金に、保険に、税制に、相続税に、知らないことばっかりだったなと思いました。大半の人にとっては、株やFXの勉強をするんだったら、こっちを勉強した方が絶対良いです。

例えば、国民年金は世間一般ではぼったくりというイメージがあるけど、保険の機能を考慮すると超優良金融商品じゃないか!とか。
※冷静に考えてみれば、税金で補填してるんだから超優良金融商品なのは当たり前で、民間がこういう金融商品を提供するのは無理。まあだからこそ、年金はピンチになってるんですがね。

あと、保険も難しく思い込んでたけど、滅茶苦茶簡単じゃないか!生命保険ってのは要するに、残された家族へのリスクヘッジを目的にした金融商品であって、資産形成を目的とした金融商品ではないなと。つまり、カネを稼ぐ役割を持ってない人には生命保険を掛ける必要はない。最強のディフェンシブ金融商品は預貯金。残された家族のことを考えると、国民年金に加えて、収入保障保険と学資保険があれば大丈夫だなと。その他の保険は割に合わないし、独身なら自動車保険以外は一切いらないなと、私は思いました。

知識を得て、ちょっとググって考えるだけで分かるこんな当たり前のことすらも、どこかで植え付いていた思い込みが邪魔をして知らなかったわけです。

って言うか、調べれば調べるほど、日本の社会保障って滅茶苦茶充実してますね。高額医療保障とか凄過ぎる……。そりゃあ、日本の社会保障は破綻するわな……。しかし、日本人達は一体、何にそんな不安になってるんだろうか?しかも、勤め人だったら、退職金に厚生年金まで貰えるわけで。一体、何に対してそんな不安なんだろうか?老後に1億円必要とか煽る記事があるけど、よーく自分の頭で考えた方がいいです。それ、煽ることによって誰が儲かります?不安って滅茶苦茶儲かるんですよね。不安はカネになる。

で、税制についても、改めて自分の手で計算してみたんですが。トレーダーは所得税+住民税が一律20%なわけですけど。給与所得者と比べると、トレーダーの方が優遇になるのは年収1250万円位からで、妻子ありだったら年収1600万円位からになります(計算が間違っていたら申し訳ありません)。

しかし、調べれば調べるほどに、日本は中流家庭に優しい国ですなあ。と言うか、中流の給与所得者、優遇され過ぎ。それでいて、大半の人達が「努力が報われない」と思ってるとか……。利益を出さなくても給料やボーナスを貰える、それこそが努力に対する対価なんだって……。

これだけ恵まれた国に不平不満を言う人達には、どんだけやっても結果が出ない・未来も保障されてない状態を体験させてあげたいですなあ。自分の人生を担保にして未来に希望を持つしかない状況になったら、「人生がつまらない」とか「未来が暗い」とか「社会が悪い」とか口が裂けても言えなくなるわけで。恵まれ過ぎていて、人生の醍醐味を味わう必要性に迫られない。これはある意味で不運ですな。

あと、相続についても、相続税は高いから滅茶苦茶取られるんだろうなと思い込んでいたんですよ。それが、自分の手で計算してみたら、例えば5000万円を配偶者1人と子供3人で相続する場合は、相続税はほとんどゼロに近い。1億円を同じ条件で相続するとしても、相続税額は5%ちょっと。でもこれが、1人10億円以上相続するとなると、半分位ゴッソリと……。本当に、日本の税制って、中流以下が優遇されてるんだなということがよく分かります。

あともう一つ、相続の所で思ったのは、相続って儲かるんだろうなということです。無知な金持ち高齢者相手にぼったくってる弁護士とかいくらでもいるんだろうなと。ウシジマくんのフリーター編で自宅が買い叩かれたような感じのことが、実際にも起こってるんだろうなと。だから、知識って本当に大事ですね。こういう最低限の知識があるだけでは利益を出したりビジネスをすることは出来ないけど、最低限ぼったくられることはなくなります。

と言うことで、お金の勉強の一環として、FP3級の本で勉強することをおすすめします。

こういう勉強は仮に学生時代にしても、カネの重みも現実味も湧かないだろうから、社会人になってから勉強することに意味があると思います。少なくとも、もしも私が学生時代にこういう勉強をしてても、全く響かなかっただろうと思います。

ほとんどの人が養分にしかならない株やFXの勉強をするんだったら、こっちを勉強した方が絶対に良いです。

トレードでは単に知識を身に付けただけでは継続的に利益を出せるようにはなりませんが、この勉強は速効性があり、コストパフォーマンスが非常に高いです。

本代の1600円と1~2週間程度の勉強をけちるだけで、国や銀行、保険屋、証券会社などに余分なカネを払っている人がどれだけ多いかを考えると、中々感慨深いものがあります。

 

 

書評:「FP3級の教科書」

他のFP3級の本はどうか知りませんが、お金の勉強にはこの本をおすすめします。

社会保障制度に、保険に、金融資産に、税制に、相続にと、生きていくうえで必要なお金に関する項目が網羅されています。

資格を取る必要も暗記する必要もないんで、お金について自分で考えるための教科書として持っておくといいです。知識がないと、考えることすらも出来ないですからね。

本を手元に置いておいて、知りたい所を具体的な数値計算をしてシミュレーションしてみたり、スマホを使ってネットで深く調べる的な使い方をするといいです。
※例えば、学資保険で一番良さそうなのはどれなのかな?とか、クレジットカードはどうすればいいのか?などは、自分の手で調べるしかありません。でも、知識がなければ、存在すら知らなければ、調べる段階に辿り着くことすらも出来ない。

例えば自営業・自由業で、あと2年以上は動かさないであろう貯金が100万円以上あったら、国民年金を2年前納すればいいと思うんです。これって、40万円弱を完全ノーリスクで4%運用するのと同じことなんですが、中々理解されません。多くの日本人は、この程度のリスクを取ることすらも嫌います。って言うかこれ、リスク、限りなく0に近いですからね。少なくとも、これだけの超低リスクで4%運用する方法は、インサイダーを含めて株式市場には存在しません。一時的に通帳の額面が40万円弱減るという感情的なリスクしかない。いずれにせよ毎月年金を払うことになるんだから、動かさない貯金が100万円以上あったら、4%で運用すればいいのにと思うんですが(なお、クレカで払えば更に+1%)。NISAで株を100万円分買って放置しておくんだったら、国民年金を2年前納した方が絶対良いです。でも、2年前納して毎月年金に払うはずだったお金を貯金に上積みしていけば40万円弱を4%運用するのと同じと、いくら説明しても理解されません。銀行に置いておいた方が安心するようです。でもそれって、金利いくらよ?この程度の運用ですら恐くて出来ないというのが、日本人の金融リテラシーの現状かと思います。

こういうお金の教育は高校生や大学生の内からしておくべきだと私は思っているんですが(たとえ響かなくても、最低でも奨学金ローンについては教えておくべき)、絶対に実現しないでしょうね。なぜなら、情報弱者がいるお陰でメシを食っている人達が社会には山ほどいるからです。

 

2016年10月

※2016年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~10月31日
・統計。

〇10月7日~10月10日
・1月から7月までのデイトレの統計を見直してみて、この時点での基準でデイトレの統計を取りなおしてみた。3%:+164.11%、5%:+255.79%、7%:+263.09%、保有:+276.84%となっていた。3%利食いの勝率が33%になったものとして圧縮すると、3%:+77%、5%:+168%、7%:+176%。12ヶ月に換算すると、3%:+132%、5%:+288%、7%:+301%、保有:+324%。
※注:日給20万円目指してきたけど、これが現実か……的な雰囲気があった。いや、あくまで生活費を稼ぐためのシステムだから、スイングトレードと組み合わせれば十分過ぎるんだが。スイングトレードのシステムが確立されていたことで、デイトレで生活費を稼いでスイングで運用するか、労働力を売って生活費を稼いでスイングで運用するかを選べる状況になっていたのは、精神的に本当に大きかったと思う。逆に言えば、スイングシステムがあったからこそ、デイトレのモラトリアム期間が長引いた面もあったのかもしれないが。
※注:1年前の7月には、まだデイトレスキルを鍛えるかどうかも決まってなくて、何のあてもなかったのに、「パワポケやポケモンでやってきたような気持ち悪い成績を、年率+514%みたいな成績をトレードでも叩き出したい」と紙に書いてあった。やっぱり、願望は叶う方法が全く分からなかったとしても意図しておくものだなあと思う。実現したかどうかはともかく、そういう方向に行ったのは確かだったわけで。

 

〇10月14日
・上記のデイトレの統計について、①切上2陰線、②安値突破2陰線、③切上の3陰線→陽線(3本目以下、2本目より下)、④安値突破の3陰線→陽線(3本目以下、2本目より下)、⑤切上の3陰線→陽線(はみ出し)、⑥安値突破の3陰線→陽線(はみ出し)、⑦②・④の内トップから-10%ラインの割合をそれぞれ調べてみた。その結果、機械的に全て入っていた場合の全ての順行の内、ある4パターンに絞れば、順行の捕捉率が73.97%になっていることを発見した(この内の81%がある1パターン)。更に、追撃について調べてみた所、追撃が成功した30トレード中29トレードにある特徴があることを発見した。機械的に統計を取り続けることの重要性を再認識した。

・この結果から、デイトレのルールを作成した。

 

断言法

潜在意識に願望を刷り込む方法論に、「断言法」というものがあります。

そのやり方は非常にシンプルで、「ある願望が達成された状態をイメージして、その状態と感情を現在形で紙に15回程度書き込む」というものです。

例えば、「〇〇が手に入って幸せ!」とか「〇〇が成就するとは、夢じゃないかって思う!」など、願望が達成された状態を現在形で毎日15回程度書き続けます。

私は、断言法を2016年9月から11月初めまでの2ヶ月の間、実践し続けてみたんですが、効果はあるかもしれないですね。
※断言法を実践したから「夢じゃないかって思う!」ということが起こったのかどうかは検証のしようがないため、効果があったのかどうかは神様にしか分からない。

9月に「〇〇するなんて夢じゃないかって思う!」と毎日書いていたら、10月に本当に「△△出来るなんて夢じゃないかって思う!」ということがいくつか起こりました。つまり、意図したこととは別のことで、「夢じゃないかって思う!」ということが起きたわけですね。やっぱり、実現するのは感情の部分だなと。

私は2ヶ月しか継続しなかったですけど、これを習慣にしたらどうなるのか気になる所です。また習慣にしてもいいですね。いや、検証した結果、効果があるって分かったんだから、今日からまた習慣にします!

あと、この2ヶ月の間に色んな願望を現在形で書いてきたけど、私の場合、「~~が実現したら夢じゃないかって思う!」「~~するようになるとは想像出来るわけがなかった!」って意図の仕方が一番しっくり来る(その感情にフォーカス出来る)ことにも気付けました。「~~して幸せ!」「~~して楽しい!」も書いてきたけど、こっちはあんまりしっくり来ない。これは個人差があるため、実践しないと分からないことですね。

願望意図の方法論は色々と実践してきたけど、断言法とビジョンボードの二つが私にはしっくり来るなと。どちらも後から検証出来るため、ゲームみたいに出来るのも楽しいのです。やってもやらなくても、「夢じゃないかって思う!」ということが起こるんだったら、別に1日5~10分程度、願望を意図する時間に投資してもいいんじゃないか?と思うのです。

断言法は、シンプルに潜在意識に願望を落とし込む正攻法であるので、実践したとしても悪いことにはならんです。

では、なぜに断言法には効果があるのかというと、願望を現在形で複数回書き込むことによって、脳が(その感情を引き起こす事象に)フォーカスするようになるからです。

断言法を実践したら、偶然にも夢が叶った・奇跡が起きた……んじゃなくて、断言法を実践することで、脳がフォーカスする領域が変わって、(盲点になっていた)あることにフォーカスしやすくなって、見つかったということだと思います。

あと、断言法に限らず、紙に書くことって滅茶苦茶良い方法なんですね。

例えば、これは自分史でよくあることなんですが。「自分の人生は好きじゃない、楽しくない」という信念が強固な場合、自分の人生に楽しかった出来事があったということは、信念が抵抗して認められないんです。恥ずかしいとか罪悪感などの感情を発生させて、楽しかった体験を語ることに強固な抵抗を生じさせます。

語ることに比べれば、無言で紙に書くことは敷居が低いのでやりやすいです。

もしも、人生で楽しかった感想を言葉に出すことに抵抗があるのなら、まずは無言で紙に書くことから始めるのが良い。紙に書けるようになってくれば、言葉に出せるようにもなってきます。

これは願望の場合も同じで、実は「〇〇したい!」と思っているのに、言葉に出せない・口に出せない場合があります。

どうしても認めることに抵抗があるんだけど、でも認めたいことがあるんだったら、紙に書くってのはベストステップなんですね。

 

 

書評:「影響力の武器」

群衆心理・社会心理学について書かれた本です。

トレーダーは、社会全体に対しては逆張りで考える必要があります。大空襲のときに、「これはチャンスだ!」と皆が逃げ惑う方向とは逆に走れるかどうか。

チケット転売反対広告の件は、偶然にも私がそこそこ知ってる市場でのマーケット心理に関する出来事だったから「何言ってんだ、これ?」となりましたが、世の中の99%は私の知らない世界なわけで、チケット転売反対広告が出たときの群衆と同じように、知らず知らずの間に思考停止して、群衆と一緒になってることが山のようにあるんだろうなあと思います。

まあ、人間社会で暮らしてる以上、騙されるのは仕方ないとして、貴重な時間やカネを大量搾取されてなければいいかなと。ここだけ注意してれば、やばいことにはならないと思うんで。時間とカネのフローに注目してれば、大きく搾取されることはないかなと思います。

 

2016年11月

※2016年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~11月30日
・ルールの検証。

・イグニスが狂ってるほどよく取れてた。しかし、なぜにこのタイミングでよりにもよってこの銘柄名……(FF15 メガネの人)。時々、マーケットの神様が自分の人生を監視して遊んでいるんじゃないかと思う時があります。

 

〇11月10日~
・トランプ氏が当選したら、株安円高になると誰もが言っていたが……。
※注:いかにアナリストが当てにならないか。そして、こういう事例は枚挙にいとまがないのに、アナリスト(正確に言うと、「株を買うべき」という信念を正当化してくれるアナリスト、「必ずここから上がる!」という信念を正当化してくれるアナリスト)を信じる群衆がいかに多いか……。

 

セドナメソッド

私は、セドナメソッドは何回か実践してみたんだけど、中々上手く出来なかったんですね。そもそも、感情の解放というのがどういうことなのか分からないというか。だから、長い間、セドナメソッドの効果がよく分かりませんでした。

それが、2016年の11月終わり頃から、腰を据えてセドナメソッドをやってみようかなと、しっくりくることから続けてみることにしたんです。

一番やりやすそうだった、「お金についての利点・不利点の解放」をノートに書き出してやり続けてみることにしました。

具体的には、「金持ちになることの利点は何ですか?」と自分に問うてから、思い浮かんだことをノートに書き出して、「その感情は安全になりたい気持ち(安全欲求)?認められたい気持ち(承認欲求)?思い通りにしたい気持ち(制御欲求)?」(安・承・制のいずれかをノートに書き出す)→「その感情を手放せますか?」と自問して感情を解放する。次に、「金持ちになることの不利点は何ですか?」と自問してから同様に書き出す。これを複数回繰り返します。
※ただ、感情が解放されたような実感は湧かず。うーむ……って感じでした。
※「金持ちになる利点」はいくらでも出てくるのに、「金持ちになる不利点」はいくつかしか浮かばない。

それから、「お金についての利点・不利点の解放」以外にも、その他の利点・不利点の解放や目標の解放をやり続けていたら、抵抗があること(不利点)の共通点みたいなものが見えてきて、深層心理からある問いが浮かんできたんですね。

ん、これは?これは、もしかして?と。

あと、過去に無意識の内にしていた決意みたいなものが浮かんできて、涙が溢れ出てきたこともありました(「人生を変える一番シンプルな方法」の第9章コラムに書いてあることと似たようなことが起きた)。

これは感情の解放というセドナメソッド本来の効果ではないかもしれないんですが、続けることによって、何らかの効果はあるなあと思いました。

結局、どんなこともそうだけど、最初から上手く出来るはずがないんですわね。不器用ながらも継続していくと、徐々にコツなどが分かってくると。
※不安になって探す→方法を見つける→やってみるも上手く出来ない(そりゃそうじゃ)→不安に飽きて(安心して)方法の継続をやめる……のループを繰り返すから何も変わらない。不安になった瞬間に飛び付いて、いざその方法を始めても上手くいくはずがないんですね。自己改革の強敵は、皮肉なことに自己改革を始めた瞬間の目的である安心感であるという矛盾があります。その安心感は、自己改革による変化ではなく、不安の感情に飽きたという人生のバイオリズムによるものであることが大半。

ただ、私の場合、セドナメソッドの効果は実感したけども、しっくりこないんですよね。複雑なことをやる割には効果が分かりにくいセドナメソッドよりは、天国言葉ホ・オポノポノの方が単純で分かりやすくていい。こういう方法論の合う合わないも、数ヶ月継続してみないことには分かりません。

※あと、私の場合、言葉に出すだけでは記録として残せない(後から検証出来ない)ため、書いて実践してみる方がモチベーションが出て続けやすいというのがあります。後から検証することにワクワクするため、それが続けるモチベーションになるわけです。こういう部分は完全に個人差があるため、自分に合った形で楽しく継続することが重要です。そして、このような性格特性も、実践・継続してみないことには分からないのです。

 

 

書評:「人生を変える一番シンプルな方法」

感情の抑圧と解放について書かれた本です。セドナメソッドを実践する場合は必須の一冊となります。感情について非常によく書かれており、セドナメソッドについて書いてある部分を差し引いても、おすすめの自己啓発書です。

あと、セドナメソッドを実践するにあたっては、こちらのサイト(「感情と向き合う」)が非常に参考になりました(セドナメソッドの効果が感じられなかったがために、実際にアメリカまで行ってセミナーを受けて、その後も数年以上に渡って実践し続けた方が書いた、この本の解説記事です)。

こちらのサイトによると、「解放しますか?」とやって解放するとちゃんと解放されていて効果はあるんだけど、エゴがそれを認めたくないがために、解放の効果を実感させないとのことです。だから、ちゃんと効果は出ていると信じて、継続していくことが大事であると。

だから、私は解放の効果を感じられんかったんだろうなと。感情の解放を感じることは出来なかったけど、数ヵ月継続したら、深層心理からの気付きがあったのは確かですからね。

思考は中々変わらない、長年の間に身に付いた信念を非活性化させるには徹底的に努力を継続し続ける必要があると常々思ってるのに、自分史の書き方では「人生は楽しくない」という信念を非活性化させる方法を説いているのに、いざ自分がその立場になると信じられないんだから、人間は個人的な確証があることしか信じられないように出来てるんだろうなと思います。

 

天国言葉にせよ、ホ・オポノポノにせよ、引き寄せの法則にせよ、セドナメソッドにせよ、断言法にせよ、ゲーム感覚(執着が入ってない状態)で出来るようになると、実践することにモチベーションが必要なくなります。「これを継続すれば、どうなるんかな?何が起こるんかな?」という単純な好奇心で続けられるようになってきます。

例えば、天国言葉を風呂の中で30回連呼してたり、願望を現在形でノートに何度も何度も書き綴っていたり、ビジョンボードを印刷して部屋に貼っておいたり(全て私の習慣です)。傍から見れば、ただの変人です。少なくとも、多数派の習慣ではないでしょう。でも、私にとってはこれが楽しくて仕方ないんです。ワクワクして仕方ないんです。趣味の一環なんです。別に効果がなくても構わない(そりゃあ、出来たら効果があって欲しいけど)。単にどうなるかが知りたくて、楽しくてワクワクするからやってるだけ。そして、これを実践してる自分が好きでたまらない。

でも、最初からこうでは決してなかったんですね。自己啓発書はただ読んで、自己正当化して終わりでした。書いてある方法論なんて、一度も実践したことがありませんでした。

それが、トレードで結果が出なかった逆境のお陰で、藁にも縋る思いで半信半疑で天国言葉を連呼する所から始まり、「ザ・シークレット」のDVDを毎日聴き続けて、引き寄せの法則を実践・検証し……。

もしも逆境がなければ、このような機会は生まれなかったことでしょう。精神的負荷が掛かってない状態では、信じていないことをやる機会は絶対に生まれません。

方法論の実践・検証を継続する中で、引き寄せの法則に対して聖杯意識を持っていた時期もありました。「引き寄せの法則をゲーム感覚で出来たらいいなあ」と思いつつ、執着が入って期待していました。引き寄せブログなどを読み、何かいい方法はないかなと聖杯探しをしていたこともありました。

それがいつの間にか、期待も執着もなく、ゲーム感覚で実践・継続出来るようになっていた。

そうなった理由としては、継続したことで「おお、これすげえわ!効果あったわ!」と、その効果を実感する機会があったこと、継続したことでこういう方法論を実践することがアイデンティティの一部になったこと、ある出来事がきっかけとなって聖杯意識が抜けたことなどが原因かなと思います。
※聖杯意識が抜けるきっかけとなった話はまたいつか書きます。簡潔に言うと、引き寄せの法則に対して聖杯意識を持ってるだけで実践・継続しない人達を見たことで、物凄い嫌悪感が出てきたことによって、聖杯意識が完全に抜けました。

あと、”効果を実感した”と書きましたが、これはもしかしたら、このような習慣は全く関係なく、単に人生のバイオリズムでそうなっただけかもしれません。本当に効果があったかのかどうかは神様にしか分かりません。自分史関連の話でよく書いてるように、人生は1年で信じられないほど変化します。だから、別にやってもやらなくても結局は同じことなのかもしれない。

でも、脳はそんなことを理解出来ないため、私の脳には、「天国言葉は効果がある」「ビジョンボードは効果がある」「断言法は効果がある」と条件付けされています。

だから、トレードにしても自己改革にしても、とにかく大事なのは、継続することなのです。継続すれば、本やDVDなどには書いてないコツや、自分の性格特性などが分かってきます。どういう方法論であっても、最初からゲーム感覚で出来るなんてことはまずあり得ないんじゃないかと思います。

※あと、成功してる人が願望意図の習慣を実践していて欲しいと思っていたときもありました。成功してる人がやってる習慣なんだから、自分もそれにあやかりたい的な、成功が保障されていて欲しい的な感情ですね。これもなくなりました。別に誰もやってない習慣だろうと構わない。単に好きだから・楽しいからやってる、それだけ。もしも成功した人で誰にもこういう習慣がある人がいなかったとしたら、私が成功して、こういう習慣があるよということを表明してその先駆者となって、引き寄せの法則に対する感謝の気持ちを形にしてやればいいじゃんと。

~追記~

もちろん、このような方法論を実践するときには、「人生が更に良くなって欲しい」「更に楽しい体験をしたい」という期待もあります。こういう期待感が完全に0で、好奇心・アイデンティティーだけでやってるのかと言ったら、それは嘘になります。でも、聖杯意識を持っていた頃からすると、明らかにこういう期待感が小さくなって、執着が入らなくなりました。

 

2016年12月

※2016年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~12月31日
・ルールの検証。

 

〇12月6日
・メタップスにデイトレで入るも、-1.54%LCに。

※上図はデイトレの統計。①で入って、3128.3L→3080LC(-1.54%)。

・いきなりLCになったものだから、うーむ……。まずはフル玉ではなく、想定した玉の半分で入るようにして、慣れていくことが先だなと。

 

〇12月9日
・さて、サインであるが……。

・…………。

・しかし、このメタップス以外に順行していくものがあまりなく、12月はトータルでプラスにならなかった。メタップスでLCになってからは統計を取ることに徹したため、FF15をやるのに忙しくて朝起きるのが億劫だったため、LCラッシュからは免れて資金を守ることとなった。「何てーか、正直、今までの検証、その全てがウソっぱちに見えてきてしまう……」。

・ありがとう2016年!!!

 

書評まとめ(絶対に読んで実践した方がいい名著12選)

◇トレード本
・「ゾーン」:トレーダーの心のあり方について、ここまで詳しく書かれている本は他にない。

 

・「先物市場のテクニカル分析」:テクニカル分析についてはこの本がおすすめ。あとは毎日チャートを見まくろう。

 

・「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」:伝説の相場師の生涯を通して、相場に関する考え方が学べる。一番最初に読むべき本。

 

・「デイトレード」:マーケットとの関係性やトレーダーの成長過程について書かれた本。

 

・「タートル流投資の魔術」:トレードにおける確率的思考、トータルプラスとはどういうことか?が書かれている。

 

・「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」:セルフコーチングについて具体的に書かれている。

 

・「投資苑2」:トレードについて体系的に書かれている本。

 

◇自己啓発書
・「思考は現実化する」:成功本の辞書的な本。成功本はこれ一冊あれば事足りてしまうほど。また、受信について書かれているのはこの本だけ。

 

・「道は開ける」:悩みに関して書かれた本。

 

・「ザ・シークレット」:夢を叶えるための方法について書かれた本。DVDをおすすめ。

 

・「心のブレーキの外し方」:潜在意識について、ここまで簡単で分かりやすく・実践しやすく書かれた本は他にない。

 

・「地球が天国になる話」:劣等感/コンプレックスについての話。音声をおすすめ。

 

 

 

リンク

2012年1~2月:ザ・トレンドマスター、「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」
2012年3月:売買日記の書き方、「先物市場のテクニカル分析」
2012年4月:規律ある消費、「デイトレード」
2012年5月:売買シミュレーション、「くそったれマーケットをやっつけろ!」
2012年6月:いつ死んだとしても…、「死ぬときに後悔すること25」
2012年7月:トレーダーになる理由、「ゾーン」
2012年8月:収支の付け方、「利食いと損切りのテクニック」
2012年9月:1ユニットの資金管理、「タートル流投資の魔術」
2012年10月:複利と資金管理、「経済性工学の基礎」
2012年11月:ポケモンバトルとトレード、「たまたま」
2012年12月:自分史とトレード(記憶と記録)、「ツキの大原則」

2013年1月:統計の取り方、「投資苑」
2013年2月:トレード本について、「アイデアのつくりかた」
2013年3月:信用口座について、「投資苑2」
2013年4月:自己責任、「道は開ける」
2013年5月:経済学とトレード、「クルーグマン経済学」
2013年6月:孤独とトレーダー、「トレーダーの精神分析」
2013年7月:コミュ力とトレード、「思考は現実化する」
2013年8月:インサイダー取引について、「まぐれ」
2013年9月:統計を取る利点、「確率論的思考」
2013年10月:継続するための方法(条件付けと潜在学習)、「金持ち父さん 貧乏父さん」
2013年11月:結果が出てないときの思考、「フルタイムトレーダー完全マニュアル」
2013年12月:日本の未来、「知の衰退からいかに脱出するか?」

2014年1月:CMBトレード塾、「規律とトレーダー」
2014年2月:人生で逃げ続けてきたこと、「生涯現役の株式トレード技術」
2014年3月:コンプレックスの克服、「地球が天国になる話」
2014年4月:感謝の気持ちを形にする、「心のブレーキの外し方」
2014年5月:天国言葉の効果、「100%幸せな1%の人々」
2014年6月:コンプレックスと精神分析、「嫌われる勇気」
2014年7月:規律ある運動と筋トレ、「高勝率トレード学のススメ」
2014年8月:コンプレックスの克服2、「続高勝率トレード学のススメ」
2014年9月:引き寄せの法則、「ザ・シークレット」
2014年10月:引き寄せ実践の効果、「引き寄せの法則 エイブラハムとの対話」
2014年11月:トレーダーの副産物、「こうして、思考は現実になる」
2014年12月:トレーダーの社会的地位、「私は株で200万ドル儲けた」

2015年1月:感謝の気持ちを形にする2、「トレーディングエッジ入門」
2015年2月:自分の人生に希望を持つ方法、「ポジションサイジング入門」
2015年3月:天国言葉とホ・オポノポノ、「豊かに成功するホ・オポノポノ」
2015年4月:トレーダーの本業探し、「マーケットの魔術師」
2015年5月:日給20万円の世界?、「株式上達セミナー」
2015年6月:トレード史の書き方、「あなたも株のプロになれる」
2015年7月:デイトレーダーになるために、「規律とトレンドフォロー売買法」
2015年8月:デイトレのデータの取り方、「悩めるトレーダーのためのメンタルコーチ術」
2015年9月:帰ってくる場所、「損切りか保有かを決める最大逆行幅入門」
2015年10月:自分の既得権益(エッジ)を生かす、「オニールの相場師養成講座」