2013年8月 トレード歴18ヶ月(インサイダー取引について、「まぐれ」)

2013年8月

※2013年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○8月2日
・シャープの空売り、決算で黒字転換を発表したことにより、寄り付きで-5.10%LC。

※注:人間は痛みからしか学習出来ない。テクニカル的にも、ここは……。レンジ割れのつもりなのだが、支持ラインが見えてるわけで。
※これ以後、エントリーする銘柄の決算発表時期について調べることになった。なお、決算の日時の調べ方は、Yahoo!ファイナンスの株式→決算スケジュール→銘柄コード入力でok。

 

・Dガレージは、一時+5.01%まで上昇するも、-0.45%TS(3%到達時点でTSをブレイクイーブンに設定して、4ティックずれて掛かった)。

※注:惜しい。銘柄選び、エントリー悪くない。

・東証一部以外の銘柄って、本当にエントリーすべきなのだろうか?ということで、これ以後東証一部以外の銘柄にはエントリーしないようになった。また、エントリーも終値で統一するように。
※注:これは、イメージによる非合理的な決定だった。ちゃんと統計を取って、MFEを見ていれば、東証一部銘柄よりも順行してることが分かるんだが……。

 

○8月13日
・ソフトバンク-3.00%LC、ケネディクス-3.38%LC。

※注:終値エントリーで統一したのは良い。しかし、レンジ割れ/レンジ抜けの定義を統一するのはまだまだ先のことになる。LCにはなったが、Dガレージこそがナイスエントリーだった。

 

○8月23日
・日経平均大幅反発で、空売り銘柄が軒並み大幅LCとなった。アイフル-3.07%、東電手数料負け、JFEHD-2.32%、マツダ-2.82%、関西電力-2.02%LC(アイフル・東電以外の画像は省略)。

※東電はあと1ティック耐えてれば、その後利益目標ラインまで達した(つまり、ジャスト高値でTSに掛かった)という不運も重なった。
※注:不運もあったかもしれないが、エントリーが良くない。東電はボラの賜物。

・こうして、4~5月の利益をほとんどを吹き飛ばした(原資はかろうじて保つ)。気分も良くなかったため、8月終わりの1週間は全て休養とした。

~~

・8月の収支は勝率0%の月率-8.71%。

・なお、トレードではあんまり良い気分ではなかったが、プライベートは絶好調で、2013年夏もまた最高の夏となった。
※注:日常生活や趣味が楽しいということは、モチベーションを保つためのこれ以上ない栄養剤となります。特に私の場合は、カネが掛からない趣味が山ほどあり、ネット上から何でも落とせる検索・ダウンロードのスキルがあることがどれだけでかかったか……。もしも、人生でやりたいこと・楽しいことがなかったら、絶対に続かなかったことでしょう。人生は今以上に良くならない。

 

インサイダー取引について

マーケットをよく知らない人がしている誤解の一つとして、インサイダー取引に対する誤解があると思います。インサイダー情報が手に入れば、誰でも簡単に利益を出せるものだと勘違いしていることが多いです。

でも、少なくとも私の場合は、インサイダー取引で利益を出すのは非常に難しいだろうなと思います。もし私にインサイダー情報が舞い込んできても、その情報をもとにトレードするのは恐くて出来ないです(捕まるリスクが完全に0だとしても)。

赤字決算予想が黒字に転換しそうだというような、明らかにカネになるようなニュースは数年に一回あるかどうかです。つまり、インサイダー情報の大半ってどうでもいいような情報ばっかりだと思うんですよね。株価を見てると分かりますが、ニュースで動くことってほとんどないです(あのニュースで動いたと後付けで説明されてることは山のようにありますが)。

だから、仮にインサイダー情報を貰ったとしても、マーケットに知られる前にその情報を手に入れたとしても、それでトータルで利益を出せる気が全くしないんですよね。

と言うか、そのインサイダー情報からした自分自身の判断が、マーケットの判断と一致しているという自信はどこから来るのだろうか?

例えば、あるインサイダー情報を手に入れたとして、上がると判断したとしましょう。でも、マーケットがそう判断するかどうかは分からないのです。コンセンサスより良い決算内容だったのに暴落するときも、コンセンサスより悪い決算内容だったのに暴騰するときもあります。

これは決算期に、引け後に発表される決算内容から翌日の株価が上がるのか下がるのかを50社程度予想してみて、その勝率を取ってみれば分かると思います。これは「もしも自分がインサイダー情報を手に入れていたら……」というシミュレーションです。これは今、即席で考えたシミュレーションなので私はやったことないですけど、勝率100%にはならないはずです。

インサイダー情報を手に入れたとしても、マーケットがどう判断するのかまでは分からない。インサイダー情報から企業の秘密情報は先に分かるかもしれないけど、その情報に対してマーケットがどう反応するのかは誰にも分からない。

だから、インサイダー情報を手に入れられる立場にありながらも、マーケットから退場していった人って少なくないんじゃないかと思うんですよね。高確率でカネになるであろうインサイダー情報にしても、ストップ高になると判断して大量に買い玉を仕込んでおいたのに、マーケットは失望してストップ安になったら、その1回のミスで全部終わりです。

と言うことで、インサイダー取引って、ほとんど旨味がないんじゃないかと思います。インサイダー取引から利益を得るにしても、予めどこで売るのか、どういう資金管理をするのかを徹底していないと、結局は利益を得ることは出来ないだろうなと。結局、トレードで利益を出すために必要なことと同じです。

つまり、「株で利益を出せないのは、インサイダー情報が手に入らないからだ!」と憤っている群衆は、仮にインサイダー情報を手に入れたとしても利益を出せるようにはならないわけですね。

 

 

書評:「まぐれ」

まぐれナシーム・ニコラス・タレブ

この本はトレーダーが書いた確率についての本です。人間の脳は確率を理解出来るようには出来ていないということが、繰り返し繰り返し説明されています。

マーケットでは、スキルがなくても運だけで稼ぐことが出来ます。しかし、スキルがなければ勝ち続けることは絶対に出来ません。勝ち続けるためには、トレードを確率ゲームだと認識して、確率統計思考を身に付ける必要があります。

確率統計思考はそう簡単に身に付くものではないですが、確率統計についての理解を深めるためにも、「たまたま」とともに読んでおくことを推奨します。トレーダーが書いた本なので、事例もマーケットに関するものが多く、読み物としても面白いです。

あと、この本では生存バイアスについても書かれているので、生存バイアスの話をしておきます。

アベノミクス相場のように、マーケットでは運だけで素人が大勝ちしてしまうときがあります。

このとき、群衆の間では何が起きているのか?なぜ素人がマーケットに大挙するのか?

まず、上昇相場になる前にたまたま株やFXをやっていた人が、たまたま大儲けしてしまいます。

しかし、株やFXで何百万何千万と儲けたら、会社の同僚や友達にどうしても言いたくなってしまいます。人間関係が壊れるリスクがあるわけで、カネの話は隠しておかないと駄目だと思ってはいても、どうしても言いたくなってしまいます。それが人間というものです。

そして遂に、会社の同僚や友達に、「アベノミクスで何千万儲けた!」と言ってしまいます。これで本人は満足ですね。めでたしめでたし。

……これ、聞かされた方は心中穏やかではないのです。

たとえ、株もFXも一生やらないと決めていたとしても、自分の周りで株やFXで儲けた人が徐々に増えてきて、ニュースでも「サラリーマンが何千万円儲けた」的な記事が出てきていたら、どういう感情になるか?

「自分だけ置いてかれてしまうんじゃないか!?」と、高まる不安・焦り……。そして、遂に耐えきれなくなり……。最悪の場合、2013年5月22日に買ってしまうわけですね。

アベノミクス相場のような狂乱相場では、この現象が日本中で起きてるわけです。これが買い圧力となって、どんどん相場を押し上げていきます。なんと素晴らしき同調圧力。その威力は、証券会社の営業トークとは比べものにならない。

でも、マーケットにはこの性質があるからこそ、何度も何度もチャンスが訪れるのです。

マーケットには運良く儲けた素人の存在は絶対に必要です。プロじゃ駄目なんです。素人じゃないと絶対駄目。もしも、マーケットがプロしか稼げない場だったら、誰も見向きしなくなり、とっくに衰退しています。運よく大金を儲ける素人が出現するからこそ、マーケットには何度も何度もチャンスが訪れるのです。

高確率で養分になるため、スキルのない素人は株やFXは一生やらない方がいいです。しかし、低確率ながらも大儲けする素人が必ず出現します。そして、この人達は、マーケットにとっては究極の広告塔になってくれるのです。

だから、偶然にもマーケットで大儲けした人達には「おめでとう!」と言いたい。ついでに、マーケットに対する感謝の気持ちを形にするためにも、マーケットの素晴らしさを更に多くの人に伝えてもらえませんかね?

 

2013年7月 トレード歴17ヶ月(トレードとコミュ力、「思考は現実化する」)

2013年7月

※2013年7月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
※2013年7月の1ヶ月はシミュレーションのつもり売買。

○7月2日
・東電をレンジ抜けで買い、+5.59%の利益のまま保有。

※注:これはナイスデイトレ。ただ一つ、これは順張りの三角持ち合い抜けで仕掛けているんだが、これは逆張りの三角持ち合い抜け。反発したとしても、5MAで持っていられるのは700円程度まで。

 

○7月3日
・東電は寄り付きで大幅下落となり、+2.54%決済となった。

※注:保有したこと自体に問題はない。ただ、アベノミクス相場全盛時とは違い、中々爆発はしていかない。株価というのは、このチャートパターンになったらこうなるというような物理法則に従って動くのではなく、人間が感情で動かしているものなのです。

 

○7月5日
・三菱UFJ+2.06%決済、ソニー+2.71%決済。

※注:これは中々動かないということで決済したが、テクニカル的に考えるとナイス利食い。日足で見ると、直近高値から半値戻し以上がほぼ完了した場所で入っているため、ここからどうなるのかが分からないライン。日経平均が戻し調子に入ってくれていたお陰で利食いになったという感じ。

 

・6月の結果を受けて、終値エントリーにやや懐疑的になったこともあり(?)、日足の終値ではなく5分足でブレイクした所で入ることが多くなった。しかし、結果はLCラッシュ。
※注:これは聖杯探しですな。5分足で入るのも終値で入るのも、メリット・デメリットがそれぞれにあるため、どちらが優れているというのはない(取れるエントリーも出てくるものの、損切りもそれだけ増える)。重要なのは、自分に合うルールを一つ決めて、それを一貫して継続すること、統計を取ること。ただ、自分のルールに懐疑的になって、他の方法を試してみるというのは、自分のルールを一貫するしかないと開き直るためには必要な体験なのだと思います。

 

・群栄化学をストップ高で買って、そのまま保有。何回も入り直した。

※注:日足のテクニカル的にも、直近高値抜けの順張り買い、問題なし。で、こういうエントリーは5分足で入ることでしか取れない(ストップ高だから終値では入れない)。ただ、だからといって、終値でのエントリーが5分足で入るエントリーと比べて劣っているということではないのです。

 

・UNITEDを同様にして買った。

○7月8日
・群栄化学+11.89%、UNITED+16.88%保有(画像は省略)。

 

○7月9日
・群栄化学+6.43%決済。

※注:利食いの是非はともかく、取れてる銘柄にはちゃんとした共通点がある。それは、ボラがあること。

 

・UNITEDは+7.35%決済。

※注:寄り付きで-10%利益を減らしているが、日足のどういう所でトレードしているのか?を考えたら驚くようなことではない。そして、こういう銘柄は、既に売り圧力パンパンであっても、どこまで行くのかは誰にも分からない。
※ちなみに、この終値再エントリーはLCになるも、その後は6000円も超えていった。

 

○7月16日
・野村HD+4.56%、東電+22.29%保有(画像は省略)。

 

○7月17日
・東電+17.03%で決済。

※注:終値エントリーからの保有。ボラのある銘柄に入ること、これに尽きる。

 

○7月24日
・アドウェイズ保有していたのが-6.03%LCになるも、デイトレで+13.15%。

※注:デイトレ+13%の根拠は前日高値抜け。ナイストレード。終値エントリーでもデイトレでもいいから、ボラのある銘柄に入ってさえいればいいのです。同じ1~2%のリスクを取るんだったら、精々5%までしか順行しない銘柄と、30%位まで爆発・暴落しそうな銘柄のどっちに入るのかと。

 

○7月29日
・日経平均暴落で、ケネディクス+9.50%、ソニー+3.56%、SBI+8.78%(画像省略)。

 

○7月30日
・ケネディクス+5.74%決済。

※注:レンジ割れの空売りで入っているが、これは順張りじゃなくて逆張り。だから、10%で利食いしておくのがベターだった(もちろん、この時期にはそんなことには気付いておりません!)。

~~

・利食いも多かったが損切りも多かったため、収支はややマイナスとなった(81トレード13利食い、勝率16.05%)。ただ、デイトレ部分のエントリーをなくしたらトータルプラスだったということで、デイトレ部分をなくして終値エントリーで行けばええんだなということで、シミュレーション期間は1ヶ月で終了となった。
※更に、この月から遂にExcelで収支を取るようになった!
※なお、全て3%利食いとしていれば、78トレード、勝率38.48%、月率+25.40%というとんでもない結果になっていたことを知るのは、これから約2年後のこととなる。

 

トレードとコミュ力

前回、私にとってトレーダーが魅力的だったのは、自分の世界に没頭出来る仕事であるというのも一因だったと書きました。実際、一人の時間を楽しめるスキルは大いに役に立ちました。

ただこれ、”人付き合いが好きじゃない性格の方がトレーダーに向いている・有利である”とは断じて一言も言ってないですからね。ここ、絶対に勘違いしないでおいてくださいね。

トレーダーになるというのはどういうことなのかというと、全ての仕事の中で最も習得するのが難しいスキルを習得するということです。

就活が上手くいかなかったから、人付き合いが好きじゃないから、その逃げ道としてトレーダーになるというような姿勢では、養分にしかなりません。

まあ確かに、トレーディングには日本社会で必要とされてるような協調性やコミュ力は必要ないです。ただ、それ以上に習得するのが圧倒的に難しいスキルが必要になります。

逆を言えば、トレーダーになれるんだったら、どんな職業にも就けるということです。どんな道も選べるけどトレーダーになりたいという人が、トレーダーになります。

トレーダーになるにはコミュ力は必要ない云々……ってのは、金融を軽視する風潮のある日本社会特有の思い込みだと思うんですね。

そもそも、「デイトレーダー」って聞いて、どういう人物像を思い浮かべます?

私の場合は正直に言うと、トレーダーになる前までは、デイトレーダーというのは、ちょっと引きこもり的なイメージがなかったかと言うと嘘になります。

とんでもないですよね。

トレーダーというのは、マーケットや心理学のスペシャリスト・専門家以外の何物でもなく、あらゆる職業の中で最も合理的に判断する人達です。常にプラス思考で明るく前向きで、私生活においても多くの規律を守って生活している。

ちょっと盛った部分もありますが、これがプロのトレーダーの実態です。

デイトレーダーに引きこもり・コミュ障的なイメージがあるのって、日本だけですからね。デイトレーダーって、日本ではあんまり良くないイメージがあるけど、欧米では普通に尊敬されているそうです。自分でリスクを取って投資するんだから、投資家以外の何物でもないと。

では、どうして日本では、デイトレーダーに対して何となく暗いイメージが付いてしまっているのか?これは、証券会社の陰謀の一つなんじゃないかと思います。

(社会的にはあまり良いイメージがない)引きこもりでもカネを稼げるよ的な社会的イメージを形成することによって、マーケットに養分を集めたいという思惑が働いているんじゃないかなと思うのです。もしも、プロのデイトレーダーの実態を明かしたら、誰も入って来なくなってしまうんで。

 

あと、私の場合は、”人付き合いが嫌い”ということじゃなくて”一人の時間が好きで好きでたまらない”んですよね。

それに、トレードで結果が出てなかったときも、普通に人生を謳歌してましたし。トレーダーとして成功しようがしまいが、「人生は楽しい」「いつ終わってもハッピーエンド」という結論が揺らいだことは一度もありません。

この時期(2013年7月)も未来が不安だったことは間違いないですが、それでも毎日笑顔で楽しんでました。2013年の思い出を語らせたら、楽しかったこともそうじゃなかったことも一日中話していられます。2013年をこの世界の誰よりも愛している自信があります。

だから、コミュ力の有無よりも圧倒的に大事なのは、前向きなプラス思考だと思います。

会社が嫌だからとか、人付き合いが好きじゃないからとか、そういう逃げの理由でトレーダーを目指すんだったら、今すぐに退場することをおすすめします。

トレーダーになるためなら何だってやってやる!!という強い意志をマーケットの神様に示せるかどうか。

 

 

書評:「思考は現実化する」

「思考は現実化する」ナポレオン・ヒル

世界的ベストセラーとなった成功哲学に関する本です。原題は「THINK AND GROW RICH」。

大学3年のときに初めてこの本を読んだときの衝撃は忘れられません。私の人生観を大きくプラスに変えてくれた一冊でもあります。

トレード本の中で一番読むべき本としては「ゾーン」を推しますが、全ての本の中で読むべき本を挙げるとしたら、私は間違いなくこの本を推します。今までに、自己啓発書と呼ばれる本を200冊前後読んできましたが、この本以上はないです。

特に、逆境に対する考え方は必読です。

「逆境の中には、それがひどいものであればあるほど、その中に逆境のひどさに見合った、強力な幸せの種子が隠れているのです。不幸を幸運に変える、つまり、逆境であればあるほど、貴重な体験を重ねることができるのです」

「大きな成功というものは人々が敗北感に屈してしばらく経ったときにやってくるものである。敗北とは本当にいじわるなもので、皮肉なペテン師のようなものである。そしてこのペテン師は成功の一歩手前で人々を挫折させることを、何よりも喜びとしているのである」

「ときには何者かが陰に隠れていて、あらゆる種類の失敗を経験させることによって、忍耐力のテストをしているように思えるときすらある。だが、その失敗にもめげず、挑戦を続けている人たちだけが目標に到達するのだ。このとき、世界はこう叫ぶだろう。「おめでとう!あなたならきっとやり遂げると思っていた!」」

 

私も、どうにもならないような逆境に何度も何度も直面しました。「マーケットで利益を出す方法なんて存在しないんじゃないか?」とすら思ったこともあります。でも、そういう逆境がある度に、より深く考えるような精神的負荷が掛かります。事態を好転させるようなアイデアはいつも逆境がきっかけとなって生まれてきました。

 

2013年6月 トレード歴16ヶ月(孤独とトレーダー、「トレーダーの精神分析」)

2013年6月

※2013年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇6月4日
・野村HD+3.42%。

※注:利食いが遅い。一時は+10.90%まで行っていた。

 

・MDNT-2.74%LC。

※注:一時は+9%まで行っていた。勿体ない。あと、これは余談ですが、この銘柄、読み方はもちろん「マダンテ」ですよね?
※注:更に追記しておくと、この時期に新興銘柄の終値エントリーでことごとく大幅LCになったことで、無意識的なトラウマが生じたと思われる。そのため、「新興銘柄は終値でエントリーすべきではない」という強固な信念が無意識の内に形成されてしまった。これは不合理的なトラウマ。例えば、ルールを破ったことでの痛手は、「ルールは破るべきではない」という合理的なトラウマ(信念)として機能する。しかし、合理的な行動をとった場合にもトラウマ(信念)が出来ることがある。スキルがなかったことで(この時点では飛び付きエントリーしてしまうこと、利食いスキルの欠如)、このような勘違いによる不合理的なトラウマ(信念)が形成されてしまう場合がある。更に詳しくは「ゾーン」を参照してください。

・野村の空売りに、MDNTの買いに、両方でナイス銘柄選びであったのだが、利食いのスキルがないために……。

 

〇6月7日
・ケネディクス-2.20%LC。

※注:一時+7.03%まで順行したのだが……。勿体ない。アベノミクス相場のMFEの感覚が抜けきらないためだろうなあ。あと、これは、三角持ち合い割れでのエントリーで、順張りの感覚で入っている。しかしこれは、逆張り。単なる言葉遊びにしかならないため、順張り・逆張りの定義なんてものはどうだっていいんですが。順張りというのは抵抗ラインがないチャートの右上や右下で入ってどこまでも利益を積んでいくもの、逆張りというのは抵抗ラインが見えており一時的な逆行を取るものとすると。これは抵抗ラインが見えており、左下の安値まではどう考えても落ちないわけです。つまり、逆張りです。順張りの場合はトレイリングストップで思考停止しながら持ってるのが通用したけど、逆張りの場合は利益確定ラインを設定しないとこういうことになるわけです。こういうサインしかないため、こういうエントリーばっかりです。エントリー自体は問題ないんだけど、アベノミクス相場の時の順張りと同じ感覚で入ってる(保有してる)のが問題。

 

・ドワンゴ+11.30%決済。

※注:素晴らしい。ナイストレード。これこそが、この時の相場で最もベターなトレード。ちなみに、利食いした理由は、1日で+10%以上の利益となり、徐々に目減りしていったことで10%以上確保しなければいかん!と恐くなったため。

 

○6月10日
・日経平均暴騰で、マツダ-6.17%LC、JFEHD-4.40%LCとなった。

※注:これは痛いですな。でも、これ自体はそこまで悪いエントリーではない(順張り意識でやってるのが問題)。何が問題だったかというと、日経平均がトップから3000円前後落ちていて、それが売られ過ぎであるという意識がなかったこと。ただ、このときは全く気を留めておらず、「日経平均が微妙なラインにあるとき(三角持ち合い抜け直前など)にアメリカ雇用統計などの重要イベントが控えていたら、様子見すること」という教訓に。「日経平均が3000円前後落ちてたらそろそろ大反発がくるかも」ってことは、後に日経平均大暴落時の逆張りシステムを検証していたら気付いた。順張りシステムだけだと、気付きにくい。ここは買い。それも、絶好の買い時だった。
※注:この後は、買いでLCラッシュとなった。踏んだり蹴ったり。

 

○6月19日
・関西電力+6.21%決済。

※エントリー理由は、上値抵抗線抜けの再エントリー。
※注:これはナイス。そして、これはまさに逆張り(順張りのつもりで入ってるが)。直近安値からも既に+30%前後上げており、直近高値を超えていく可能性は相当低いと思われる(直近高値を超えていくということは、ボトム圏で買ったトレーダーの利食い売りを吸収し、直近高値圏で買って損切りスルーしてしまったトレーダーの売りを吸収するほどの買いが入る必要がある)。だから、アベノミクス相場で通用したトレイリングストップ保有はまず通用しない。早めに利食いしたのはナイス。

 

・苦し紛れにデイトレもどきをしようとするも、出来るはずもなくすぐに撤退した。

~~

・勝率14.58%の、月率-9%となった。これはちょっと……ということで、7月はシミュレーションで行くことになった。
※注:(Excelで検証してなかったため)トータルマイナスになったのは地合いが悪かったからだと思っていたが、もしも全部3%で利食いしてたら、月率+6%以上になっていたという衝撃的な事実を知るのは、これから2年後となる。そう、この地合いでも、ボラのある銘柄に入って損小利大をやってれば、全然余裕で利益が出せたのである。実際、銘柄選び・エントリーは悪くない。

 

孤独とトレーダー

個人トレーダーは、孤独であると言われます。

ただ、個人的な意見を言わせてもらうと、それの一体何が問題なんだろうか?

私にとってトレーダーが魅力的だったのは、自分の世界に持ち込んで出来る仕事だからというのがあります。

トレーダーは全て自分で決断し、改善点も全て自分で見つけ出し、資金管理なども自分で律する必要があります。トレーダーの割合を考えると、相談相手も基本いません。モチベーションも夢も希望も目標も、その全てを自分で問題設定して、問題解決する必要があります。

そう考えてみると、孤独耐性がなく、一人の時間を楽しめない人にとっては、この道は地獄かもしれないですね。

一人の時間や自分の世界を楽しめることは、なぜか社会的にはあまり良しとはされてませんが、人生を楽しむうえで役に立つスキルの一つです。

他人と会話するように自分と会話することを、一人ブレーンストーミングと言います。ちなみに、創作活動をしている人間にとっては、この習慣は絶対に必要です。

そしてこれは、自分の内面との戦いであるトレーダーにとっても、役に立つスキルです。

特に、その日のトレードの復習をするときに非常に役に立ちます。

そのやり方の一例としては、今日のとあるトレードや銘柄やエントリーなどについて、「あれはどうだったよ?」と自分に対して話し掛けます。「こうこうだったな」と返答します。このように自分で1人2役以上の会話をすることによって、新たな疑問点なども生まれていき、復習効果は絶大なものとなっていくわけです。

このような自分との会話(独り言)を楽しんで行うことは一種のスキルなんですね。スキルだから身に付けることが出来るわけです。

よく、孤独耐性というと、孤独に耐えられる力と勘違いされてると思うんですが、そうじゃなくて、一人でも楽しめるスキルを持ってるかどうかなのです。

 

 

書評:「トレーダーの精神分析」

トレーダーの精神分析」ブレット・N・スティーンバーガー

性格の話をしたということで、この本を紹介します。トレーダーがプロのレベルに至るまでの学習について書かれた本です。

この本は「ゾーン」や「タートル流」などと比べると、ややマイナーな印象がありますが、絶対に読まなければいけないトレード本です。

どのような分野であれ、プロになるためには相当の訓練が必要です。しかし、トレーダーになるために訓練が必要だとはあまり認知されていません。

ただ、訓練は楽しくなければ続きません。そのため、自分の性格やライフスタイルに合った、自分の強みを最大限に活かせるトレードスタイルにおいて訓練を継続していくことが重要です。

私の場合、ゲームや自分史などで培ってきた特性が、まさにそのままトレードに生かされてきたと思います。

記録を取りながら改善していくというのは、ポケモン・パワポケでは当たり前の習慣だったし、一人の時間を楽しめるという性格は継続的に学習していくのに役に立ちました。
※これらの特性がトレーダーになるために絶対必要だということではありません。自分の強みを活かせるかどうかということです。ただ、どのような場合においても、記録を取って意図的な学習に生かすことと、それを長期間継続することは絶対に必要となります。逆に言えば、記録を取って継続することが楽しいトレードスタイルこそが、自分の強みを活かせる分野であるとも言えるんじゃないでしょうか?

 

2013年5月 トレード歴15ヶ月(経済学とトレード、「クルーグマン経済学」)

2013年5月

※2013年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○5月7日
・東証一部銘柄が沈黙していたこともあり、今まで封印していた新興銘柄の封印を解いた。

 

○5月8日
・ナノキャリア、一時はストップ高まで順行するも、-1.42%LCに。

※注:勿体ねえ!10%で利食いしとけばいいんだが、アベノミクス相場でMFEの感覚がおかしくなっている。

 

○5月13日
・ソフトバンク+12.50%で決済。

※他の銘柄を買うために決済。

・野村HD+14.60%、アイフル+20.98%、シャープ+19.62%、マツダ+2.52%保有(画像は省略)。
※注:ちょっとおかしいわ、この相場……。相場がおかしかったから、必然的に抵抗ラインのない右上のレンジ抜け/三角持ち合い抜けへのエントリーが増えて、結果的に取れていたって感じ。とにかく運が良かったとしか言いようがないです。

 

○5月15日
・野村HD+13.37%で決済。

※注:三角持ち合い抜けで入って、ナイストレード。問題なし。

 

・アイフル、決算が悪くストップ安まで下落。寄り付きで+4.91%決済となった。

※注:勿体ない。前日終値時点で+16.61%あった利益を10%以上減らしてしまった。こんだけ利益が出ていたら、決算前に決済した方がいい。まあ、その概念すらなかったわけです。それはなぜか?決算で暴落するということが未体験だったからです。更に、アベノミクス相場でMFEの感覚がおかしくなっているため、「決算の日付を調べておくことも重要だと思うが、仮に昨日の時点で決算だと分かっていても保有だったと思われる」と書いております。

 

・シャープを+18.67%決済。

※注:これはナイス利食い(前日にトレイリングストップを安値割れに設定して掛かった)。ただこれも決算が悪く、前日+25.53%の利益をここまで減らしてしまったわけですが。

 

○5月22日
・三菱重工+6.08%、シャープ+8.87%、JFEHD+8.47%、日立造船+3.88%保有(画像は省略)。

・そして……。

 

○2013年5月23日

・この半年間平和だった東証に超大型陰線が出現し、1日-1143円の大暴落となった。

~~

・三菱重工+4.10%決済、JFEHD+5.37%(画像省略)。
※注:これどっちもナイス利食い。+5%前後を2つ取れてるんだから十分。

・シャープは-0.18%決済。一時-10%まで行ったが、この日1日でブレイクイーブンポイントまで落ちた。

※注:だから、10%で決済しとけと……。

~~

・日経平均大暴落。「そうだ、空売りだ!」と、特に下げていた金融・不動産系の銘柄を終値で空売りした。ただ、ケネディクスはストップ安張り付きで空売り出来なかった。
※注:大暴落を体験してないと、こうなるわけですな。こういうときはどうなるか分からないから、何もしないのがベターなんですが。ちなみに、この体験以降、大暴落でこのような飛びつき空売りをすることは一切なくなりました。ケネディクスがストップ安で空売りできなかったのは、とにかくツイてたとしか言いようがないです。

・引け後、夜にかけて、CMEを見て、「ダウは全く下げてないんだが……。日経先物は……」。

 

○5月24日
・日経平均はこの日も1000円以上大乱高下したが、始値は大きく上げて寄り付いた。

・三菱UFJ-2.99%LC。

 

・SBI-5.35%LC。

※注:どちらも飛びつきエントリーですが、絶対に必要な体験です。こういうときは見送る・何もしないに限ります。

 

・空売りで大幅LCを喰らったとはいえ、今月の利益はまだ相当残っていたため、このことでそこまで大きな心理的ダメージはなかった。それよりも、「アベノミクス相場に過適合してしまったんじゃないのか!?」「もう、今まで通りのスイングトレードでは利益を出せなくなってしまったんじゃないのか?」と、滅茶苦茶不安になった。この日(金曜日)を含めた週末3日間は、今までで一番トレードについて考えた。

 

○5月28日
・ブロードメディアが寄り付きで-7.78%LC。

※注:新興銘柄に初心者は手を出すべきじゃなーい!東証一部銘柄と同じ感覚で終値で入っても、ボラで振り落とされるだけ。こういうのも痛みからしか学べないのです。

~~

・後半はLCラッシュとなったものの、月率では+5%以上の利益となった。
※注:見直してみると、大暴落以降は本当に馬鹿なことしかやってないって感じです。でも、全部必要な体験なんですね。圧倒的経験不足なんだから、経験するしかないのです。
※注:このときの良かった点を挙げるとしたら、資金管理をしっかりと行っていたことでしょう。もしも、利益が積み上がるたびに資金量を指数関数的に増やしていて、大暴落時に全力で空売りをしてたら……。もしくは、全力でナンピンしてたら……。経験を積むこと、生き残ることが第一なのです。「もし全力で買っていたら……」とか、そんなの結果論ではいくらでも言えますからね。その逆の展開になってたら、どうするんですか?と。

 

経済学とトレード

後で後悔しないためにも、出来ることは全てやっておこうということで、この時期にはトレード本を読むのを一旦中断して、経済学の勉強をしていました。勉強に使ったのは、書評の所でも紹介しますが、「クルーグマン経済学」という本です。

結論から言うと、経済学の知識はあってもなくてもトレードスキルには何の影響もないです。

ただ、経済学を学ぶことによって、市場論理を理解しやすくなる点は利点かなと思います。経済学を1~2ヶ月集中して勉強することによって、需要供給曲線のモデルが何となく頭の中に構築されてきます。

このモデルが頭の中に出来ていないと、市場論理というものを中々理解出来ないと思うんですね。頭の中に需要供給曲線のモデルが出来てない人には、どう説明しても市場論理を理解してもらうことはまず不可能です。

個人的に、経済学を勉強して一番思ったのは、転売屋って滅茶苦茶社会貢献してるじゃないか!ということです。ネット上でチケット転売屋は滅茶苦茶叩かれてるけど、これは結局、チケットの販売価格が市場価格より安いから、サヤ取りしようとする転売屋が現れてるんであって、チケット価格を上げない販売元が悪いんじゃないかと。

あと、経済学では合理的な消費者を想定していますが、実際のマーケットでは、そんなものは幻想でしかないことが分かります。それはなぜかというと、感情が入るからです。恐怖や不安、欲望といった感情は市場の歪みを生みます。そして、市場の歪みから利益を出そうとする人種こそが、そうトレーダーです。

ただ、市場の歪みというのは経済学的には例外処理なので、本の隅っこの方に小さく書かれてるだけです。

市場の歪みとは、需要供給曲線上ではどういうことを指しているのか?
なぜ、市場の歪みから利益が生まれるのか?

経済学を学んで、市場論理のモデルが脳内に出来てくると、「これは経済学的にはこういうことなのね、なるほど……」と理解出来るようになってきます。

トレードスキルとは関係ないですが、マーケット理解の一環として、経済学を勉強しておくのはおすすめです。

特に、需要供給曲線と市場の歪み、消費者余剰と供給者余剰、比較優位と絶対優位の3つは知っておくと役に立ちます。

 

 

書評:「クルーグマン経済学」

クルーグマン マクロ経済学 第2版」ポール・クルーグマン、ロビン・ウェルス

ノーベル経済学賞受賞者でもあるクルーグマン博士が大学生向けに書いた経済学の本です。ミクロ経済学とマクロ経済学の2冊ありますが、両方お勧めします。

勉強の仕方としては、章内の文章を一通り読み、理解度チェックなどで理解していく(いきなり全部理解しなくて良い)→章末問題を全て解く(ここで理解する)。

章末問題は難しくなく、解答は付いてないですが、分からなかったら、その章の文章を読みながら解けば、絶対に解けます。全ての章末問題の答えを書いておくためのノートを5冊ほど用意しておくことを推奨します。

経済学は、恐らく読むだけでは理解出来ないと思います。だから、手を動かさずに経済学を勉強したい人にはおすすめしません。本を読みながらでいいから、章末問題を自分の手でグラフを書いたり計算することによって、経済学の概要が理解出来てきます。

本当に、市場原理や市場論理は、文章を読むだけでは理解出来ないですからね。具体的に、グラフではどういうことが起きているのか?どういう計算なのか?というのを、自分の手でノートに書いてみないことには、分からないのです。

 

2013年4月 トレード歴14ヶ月(自己責任、「道は開ける」)

2013年4月

※2013年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇4月2日
・関西電力+10.48%で決済。

 

・ソフトバンク+5.53%決済。

※注:いずれもやや利食いが遅かったが、ナイストレードに変わりなし。

 

〇4月4日
・日銀が異次元金融緩和を発表。日経平均は大暴騰した。
※マーケットから「(トレーダーになりたければ)命を賭けてかかってこい!」と言われたような気がした。

・東電が-1.59%決済も、終値で再エントリー。

※注:前日は終値+24.20%。これはさすがに……。ここまで来ると、利食いの売りが入ってくる。再エントリーはナイスというか、一旦待ってからエントリーだけで十分だった。

 

〇4月5日
・日経平均が異次元緩和を受けて更に暴騰した。

・東電は一時+11.94%まで上昇するも、ブレイクイーブンとなった。

※注:勿体ねえ……。アベノミクス相場で上手くいってしまったがために、利益確定ラインで利食いするという概念がなく(その意味すら分かっていない)、トレイリングストップ保有しか頭にないのが理由。

 

〇4月8日
・日経平均が更に上昇し、ソフトバンク+5.30%、三菱UFJ+10.72%、東京機械+26.00%の保有(画像は省略)。

 

〇4月10日
・ソフトバンク+3.31%決済(画像は省略)。

・東京機械+18.50%で決済。

※高値切り下げ+出来高急減となったため決済した。
※注:ナイストレード。利食いが遅い……というのは結果論であって、利食い目標を設定してたら、ここまで持ってられないわけで。

 

〇4月15日
・三菱UFJ+14.70%、野村HD+17.49%、関西電力+41.86%保有(画像は省略)。

 

〇4月16日
・三菱UFJ+10.03%決済。

※注:メガバンクがここまで順行するという……。経験不足であるため、この異常事態に気付いていない。上値抵抗線抜けで入ってここまで持ってたのは悪くはない。

 

・関西電力+30.05%決済。

※注:これ、エントリーは「上昇トレンドで抵抗線を抜いたから」というものだが、そこまで良いわけではない。運良く爆発していったに過ぎない。ただ、30%以上取れてるわけで、ボラのある銘柄に入ったことがナイス。

 

〇4月17日
・野村HD+14.47%決済。

※注:特に問題はないかと。ナイストレード。

 

〇4月18日
・グリーを買った。

※エントリーの根拠は、「出来高急増の売買代金326億円でレンジ高値を抜けたため買い」。
※注:思いっきり、支持線が転換した抵抗線が見えてるやないか!ここまで問題ないエントリーでしっかり取ってきたのになあ……。
※結果は-1.10%LC。
※注:LCになってて良かった。こういうので下手に取ってしまうと、駄目な学習をしてしまう。

~~

・後半はLCが続いたが、4月の収支は31の8、勝率25.80%、月率+19.29%。
※注:この時点のレベルで+19.29%取れるんだから、アベノミクス相場は凄い。1ユニットを総資金の25~33%と控えめにしていたため、1ユニットを総資金の50%にしていたら+30%近く行っていた。果たして、アベノミクス相場が終わったらどうなるのか……。
※注:全部10%で利食いしてたらどうなったのかを検証しておいて欲しかったなあと。ちなみに、この時点ではまだExcelを使って収支統計を出してません。紙に書き出して行っています。
※注:ただ、何もかも全ては、色んなことを経験してきたからこそ言えるんです。だから、結局はオールオーケーなのです。マーケットは人間が作った究極のゲームです。マリオメーカーで作ったどんなステージよりも難しい、究極の死にゲーでもあります。死んで学習していくしかないんです。

 

自己責任

いつ死んだとしても「最高の人生だった!楽しかった!」と言えるように、やりたいことは全部やろうということで、2013年には、私の人生に関係があった思い出の場所に毎週毎週出掛けました。人は死ぬ間際になると、思い出の場所に行くようになるらしい。だったら、もう行ってしまおうと思い立ったのです。

いつ死んだとしても「最高の人生だった」と言えるように、やりたいことは全部やること」と「感謝の気持ちを形にすること」の2つは、トレーダーになっていく過程で、私のライフスタイルになりました。今回、トレード記録をこうして書いてみようと思ったのも、トレードの神様に対する感謝の気持ちを形にするためです。

ただ、「いつ死んだとしても……」と口では簡単に言えますが、この思考を身に付けて実践するのは、そう簡単なことではないと思います。心のどこかで「いつか出来る」と思っていて、今やりたいことを先送りしてしまう人がどれだけ多いことか……。本当に、「いつ死んだとしても……」と思っていたら、そんなことが出来るはずないんです。

私がこの思考に至ったのは、日本で道を外れてしまうと、どれだけ探しても安定・安全は得られないということに何度も何度も直面したことで、この思考にならざるを得なかったからなんですね。自分にはもう安定・安全は用意されてないんだと諦めたことで、結果的に、この思考にならざるを得なかったのです。

で、この思考になった結果、自分の死が不幸だとは思わなくなるとともに、他人の死も不幸だとは思わなくなりました。人生とはいつ終わったとしてもおかしくないし、別にそれは不幸ではないという人生観に変わった(変わらざるを得なかった)からです。人間一人一人に個性があるように、死というイベントすらも人間一人一人の人生の個性でしかないと。だから、他人の死に対しても「可哀想」という気持ちが全く出てきません。どのような終わり方をした人に対しても、「良い人生だったね」としか思わなくなってしまいました。

更に言うと、自己責任型の思考に変わったと言いますかね。

私は、コンテンツを楽しめないのは、コンテンツのクオリティーに問題があるんじゃなくて、自分自身に問題があるからだと思っています。仮にコンテンツに問題があったとしても、そのコンテンツを選んだ自分の責任である。つまり、人生を楽しめないのは、全て自分の責任であると。
※コンテンツに関しては、トレードを始める前からこの思考でした。自分史の検証の結果、これ以外の結論はなかったからです。それと、音楽にせよゲームにせよ、ネット上でオワコンと言われていたのに、自分の人生では全く違っていて「世間は一体何言ってるんだ?」という体験をしていたのも大きいです。最近でも、FF15が叩かれまくってるのは???です。貴様等の人生がつまらねえからって、FFに八つ当たりしてるんじゃねえぞ!と言いたくなります。

トレードで結果が出ない時期はマジで辛いです。先も見えないし、この先どうなるんだろうという不安がつきまといます。

でも、それは自分で選んだ道なんです。誰が悪いとか社会が悪いとか、それは違う。全て、自分の責任。そりゃあ、もどかしい部分ありますがね。いくら「いつ死んだとしても~」と思っていても、安定・安全を持ってる人が羨ましくなることもあります。でも、自分で選んだ道である以上、どういう結果になろうと、自分の人生として受け入れる以外にないんです。

この道を選んだことで体験出来なくなることも、この道を選んだお陰で体験出来ることもたくさんあります。社会的には、この道を選んだことで体験出来ないことがあって可哀想・不幸だと思われるかもしれない。それでも、私はこの道を非常に高く評価しています。この道を選んで体験してきたことが、余りにも素晴らしかった、楽しかった、最高の思い出になった。だから、過去に後悔は何一つないです。

自分の人生、全てに責任を取る。全て自分が選んだ道。仕事も趣味も恋愛も、死ぬことですらも自分で選んだ道。

成功するための努力は最大限にするけど、それでも駄目ならしゃあない。「ま、そういう運命だ、しゃあないね。よくやったね、自分は。楽しかったぜ、ありがとう!」って、人生の最後に言うだけのこと。世間的にはバッドエンドに思われたとしても、自分の人生が楽しかったかどうかを決められるのはこの世界で自分だけです。

~追記~

別に、誰が悪いとか社会が悪いとか責任転嫁してもいいかもしれないですよ。でも、それをやってしまうと、楽しいことの上限を他者に委ねることになってしまいます。その姿勢では、限界突破して突き抜けるような人生体験ってのは、絶対出来ない。なぜなら、その姿勢からは、主体的に楽しもうとする改善の余地が生まれないからです。

例えば、ライブに行ったけどそれほど楽しくありませんでした。誰の責任か?そのイベントを選択した自分の責任でしょうが。アーティストの選択は問題なかったのか?アルバムをちゃんと聴き込んだのか?ちゃんとやったんだけど、セトリが悪かった。そりゃあ、運だなと。そういうこともあるわなと。だったら、また次行けばいいだけの話です。これを自分じゃなくて、そのアーティストの責任にしてしまうと、称賛することが目的で楽しむことが二の次の信者になるか、すぐ離れる一時的なファンにしかならないんですよ。

コンテンツに限らず、楽しめないのは全部自分の責任って姿勢でいないと、改善の余地がなくなってしまいます。楽しめないのを他者や環境の所為にしてしまうと、楽しむ自由が奪われてしまうんです。

本当の意味で自己責任を取ると、リターンの上限が突破されます。

だって、もしも就職出来ないのは社会が悪いからだと社会に全ての責任を押し付けてたら、9時から15時30分まで作業するだけで同年代の何倍もの収入や自由が得られるスキルを社会が与えてくれたんですかね?もしも奇跡的に社会が最大限報いてくれたとしても、精々、生活保護レベルの待遇だったと思うんですよ。

 

 

書評:「道は開ける」

「道は開ける」D・カーネギー

世界的なベストセラーにもなった、悩みについて書かれた本です。

私がこの本と出会ったのは大学3年生のときですが、一番最初の章に書かれている「今日、一日の区切りで生きよ」という思考・生き方は、トレーダーになってから益々その重要性を実感しています。

恐怖や不安は連鎖するものです。例えば、不安な感情を持ったまま、暇潰しにネットをやると、バイアスが働いて、不安な情報が益々目に入ってきます。そして、その不安を解消するような情報を求めると、また更に不安になる情報が目に入ってくる……。

人間の脳には、空白を埋めようとする機能があります。その空白には、恐怖や不安、嫉妬や羨望などの負の感情が入ってきやすい。特に、暇でいるときにこの機能はよく働くようです。

だから、恐怖や不安でどうしようもなくなったら、仕事でも趣味でもいいから、人生の豊かさに繋がる何か建設的な作業に打ち込むことであると。

貴重な時間を悩んで浪費するんだったら、1ティックでも多くの思い出を作ることに使った方がマシです。今日が人生最後の日だったら、何もしないで悩んで過ごすのか?と。

とまあ、偉そうなことを書いている私も、そうは頭で思ってはいても、スマホで暇潰ししてしまうんですがね。

 

2013年3月 トレード歴13ヶ月(信用口座について、「投資苑2」)

2013年3月

※2013年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇3月8日
・「今日から、エントリーしなかった“売買代金~50位までもしくは売買代金100億円以上でサインが出た銘柄”については監視しておくことにする。それの結果について統計を取る」。
※注:いいねえ。

 

〇3月11日
・「金曜日から統計を取るように言ったけど、これはやめた方が良い気がしてきた。どうして統計を取ろうと思ったのかと言うと、取り逃した銘柄があったかもしれないから、それを探すため。だが、爆発した全ての銘柄にエントリー出来るわけではないのである。その思考はいかんと思う。ここは優先株に絞るべきだと思う。」
※注:補足説明しておくと、この時期まではずっと、売買代金150位くらいまでの中から、順張りのサインだと思った銘柄で行きそうなものを任意で選んでエントリーしていたわけです(つまり、エントリーしなかった他の銘柄がどうなっていたかは全く調べていなかった)。それを、売買代金50位までにサインが出た全ての銘柄について統計を取ってみて、どうなっていたか?を調べてみてはどうかという素晴らしいアイデアが出たのですが……。(体感的に考えて)別に必要ないだろうということで、見送られてしまいました。
※注:なお、この統計を取る習慣が始まったのはここから半年後になった。つまり、半年間、この部分での成長が遅れたとも言えるわけです。取ってみないと分からない、統計を取る重要性。それは、統計を取る前には絶対に分からないのです。

・SBI証券の信用口座に申し込んだ!資金も150万円出来たし、信用口座についても十分に勉強したから、これでいつ電話が掛かってきても大丈夫。ただ、もしも電話審査で落ちたらどうしようかと、ちょっと不安も。

 

〇3月13日
・電話来ねえなあ……。と、夜にSBI証券を見てみたら、「信用口座開設のお知らせ」。は?電話審査も信用口座に関するテストみたいなのもないんか!まあ、何はともあれ、2012年の目標を無事に達成した。おめでとう!

 

〇3月14日
・シミュレーション時代、最後の決済、大和証券が+11.86%で決済となった。

※3月前半はシミュレーションだったが、トータルではほぼトントンのややマイナスとなった。

※これ以降は、シミュレーションではない、リアルな売買記録となります。

 

〇3月18日
・キプロスショックで日経平均下落。ソニーが初値で-2.39%LCとなった。

※注:レンジ抜け(抵抗線抜け)のエントリーであるが、前日5MAをずっと割ってないため警戒が必要。まあ、キプロスショックはしゃあない。
※なお、再エントリーしてたら、翌日に+6.81%上昇していたもよう(終値では微妙に節目上だったが、大陰線に怖気づいて再エントリー出来なかった)。

 

〇3月22日
・オリコが初値で-4.34%LC。

※これは痛い。
※注:これ、エントリー時の終値が+25%超えてるわけで……。
※注:しかし、こういうエントリーも含めて、ミスっていきなり0にはならないんだなと。間違いに気付いたり、とある知識を得たからといって、その時点からいきなりミスが0にはならない。そうじゃなくて、徐々に減っていくものなんだなと。これは今回記録を見直してみたことで改めて分かった衝撃的な発見の一つです。

 

〇3月29日
・関西電力が+15.85%の保有。

※注:下降トレンド抜け。振り落とされなかったのはツイてた。

 

・ソフトバンクが+9.18%の保有。

※注:レンジ抜け。問題なし。取れてるトレードにはちゃんと理由があるなと思います。

~~

・2013年3月の(信用口座開設後の)収支は-4.77%となった。が、関電とソフトバンクの含み益を含めたらプラスであった。

※注:この時期のテクニカル分析について一つ言いたいのは、チャート右上のレンジ抜け/三角持ち合い抜け/抵抗線抜けなどが、なぜ順張り買いサインになるのか?ということが理解されてないなと。形だけで入ってる。なぜに、新高値を付けるようなチャートが順張りサインになるのかというと、抵抗ラインが少ないからなんですね。新高値を付けていくと、損切りスルーしてしまった人達のやれやれ売りが入ってこないため、その分抵抗がなく上がりやすくなるという仮説が立てられます。これが、チャートの途中(見えてるチャート内の高値~安値の間)になると、利食い売りだけじゃなくてやれやれ売りも入ってくるために、取れる値幅が限定されてきてしまいます。だから、抵抗ラインが少なくなると思われる右上のレンジ抜けで入るわけです。更に言うと、値幅が十分に取れるんだったら、別に右上のチャートサインで買わなくてもいいんです。でも、順張りのサインについて初心者に説明するとなると、結果的に、(抵抗ラインが少なくなる)右上のレンジ抜け・抵抗線抜けで買ってくださいとしか言いようがないんですね。なぜ、そこで買うのか?という説明は、経験を積まないことには説明しても分からないと思うんで。でもそれは、抵抗ラインがなくなる場所が、新高値を付けていく場所に限定されてしまうからなんであって、新高値を付けるサインが魔法のサインだからではないんですね。チャート分析の基本は群衆心理の分析なのです。

 

 

信用口座について

このときは、(信用口座を開くのは難しいという思い込みがあったため)信用口座が開きやすくかつ手数料が比較的安いという理由から、SBI証券の信用口座を開きました。

信用口座選びでポイントになるのは、次の2点です。
(1)信用手数料、信用金利・貸株料が安いこと。
(2)注文ツールが整っていること(逆指値注文が出来ないのは論外。OCO注文が出来てほしい)。

この2点からお薦めする信用口座は、ライブスター証券です。信用手数料はほぼ最安値であり、注文ツールであるlivestar RではOCO注文を始めとした様々な機能に対応してるからです。特に、注文と同時にOCO注文を設定出来るif-do注文は、デイトレでは必須の機能です。

ただ、SBI証券では、HYPER空売りという、一般信用取引で貸借銘柄ではない銘柄を空売りすることが出来ます(ただし、銘柄毎に異なる手数料が追加で掛かる)。

以上から、当サイトでは、ライブスター証券とSBI証券の信用口座を開いておき(ライブスター証券を主とし、SBI証券は新興銘柄の空売り専用とする)、チャートソフトはマネックス証券のマーケットライダープレミアムを使うことを推奨します(2017年4月現在)。

あと、ネット銀行についても書いておきますね。ネット銀行を一つでも開設しておくと、非常に便利なんで。

私がお薦めするネット銀行は、住信SBIネット銀行です。

他のネット銀行に振り込む際の振り込み口座にも使えますし、何より大きいのは、(引き出し無料回数はランクによりますが)セブンイレブンのATMで無料で引き出せることです。

つまり、ゆうちょ銀行と住信SBI銀行の口座があれば、日本中どこに住んでいようが対応出来ます。
ゆうちょ銀行は普通口座(総合口座)に加えて、ダイレクト口座を開いておくこともお薦めします。

あと、住信SBI銀行の口座とSBI証券の口座は、「SBIハイブリット預金」というサービスで連携させておくといいです。
※口座を連携させることによって、SBI証券で使っていない取引用資金が、住信SBI銀行の金利を受けられるようになります。ただ、これは計算式がどうなってるのかは分からないですが、何回か謎の追証が発生したことがあります。住信SBIのハイブリット預金の残高を0円にしてたら発生したので、住信SBIの残高に1000円弱は残しておくことを推奨します。

あと、これら証券・銀行の残高をまとめて管理しておくスマホアプリとして、「Money forward」が超お薦めです。

 

 

書評:「投資苑2」

「投資苑2」アレキサンダー・エルダー

投資苑」の続編となります。

口座の選び方やトレード記録の付け方といった基本的なことから、テクニカル分析、資金管理、メンタルまで、体系的に書かれている本です。トレードについて一から体系的に書かれている本としては、この本を推しします。

個人的には、機関投資家と個人投資家の違いについて書かれた部分がとても参考になりました。

あと、デイトレの難しさについても何度も書かれています。日足のスイングで利益を出せないのに、デイトレで利益を出すのは無理です。これを知らずに、無謀にもデイトレから始めてしまう人がどれだけいることか……。

エルダー博士の本を3冊レビューしてきましたが、どの本でも共通して言ってることは「記録を付けなさい。記録を付けて復習しないことには成長はない」ということです。

 

2013年2月 トレード歴12ヶ月(トレード本について、「アイデアのつくり方」)

2013年2月

※2013年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇2月4日
・日経平均上昇で、マツダ+22.80%、JFEHD+30.05%、三菱UFJ+6.63%保有(画像は省略)。
※注:5MA保有しか出来なかったのに、それに合わせたような相場が来た。運がいいねえ。

・目標であった直近3ヶ月平均で月率+10%の達成がほぼ確実となったため、(電話審査があると思って)信用取引についての簡単な勉強を始めた。
※注:資金管理・損切りがきっちり出来れば、別にそこまで勉強しておく必要はありません。ただ、信用金利や逆日歩については知っておいた方がいいです。

 

〇2月8日
・JFEHD+23.35%で決済。

・三菱UFJ+6.03%で決済。

 

〇2月12日
・マツダ+27.63%で決済。

※注:この3銘柄保有の副産物としては、5MAで長く保有したものだから、その間に他の銘柄に(無駄な)エントリーをしなかったこと。いずれもナイストレード。

 

・DENAを空売り。

※注:うーむ……。逆張りになるが、ここで空売りはそこまで悪いとは思わない。ただ、レンジ割れにしても、一貫してないことが問題。ボラもでかい銘柄だし10%位落ちるかもしれない。ただ、レンジ抜けはチャート右上、レンジ割れはチャート右下と決めないとエントリーが一貫しない。逆張りだと理解した上で入るならいいんだが……。

 

〇2月14日
・オリコの空売りが-4.36%LC。

※注:こういうことになるわけです。

 

〇2月19日
・DENAの空売りは+3.77%決済。

※一時+14%まで順行していた。
※注:ってこれ、行ってたんかーい!ただ、この相場状況でまたいつ暴騰するか分からないわけで、10%で利食いしないと駄目。なぜ、ここまで持ってたのかというと、アベノミクス相場の弊害で、「+10%でなんて利食いしてられねえ!」ってのがあったからだろう。狂乱相場はこれが恐ろしい。

 

〇2月25日
・丸山製作所+37.03%のストップ高(画像は省略)。

 

〇2月26日
・丸山製作所+59.25%、ヤマタネ+15.06%保有(画像は省略)。

 

〇2月27日
・丸山製作所は+43.05%で決済。

※注:よく入れたし、よく持ってられたなと。無知だからこそ出来たこと。ただ、狂乱相場は無知な者が一番強い。

 

・ヤマタネは+7.22%で決済。

※注:狂乱相場の賜物とはいえ、エントリーラインは直近高値抜けのレンジ抜けで問題ない。まあ、利食いが遅いが……。

~~

・2月は、15トレード6利食い、勝率40.0%、月率+29.46%となった。
※こうして、信用口座開設にゴーサインが出た!

 

トレード本について

トレード本を読むことは大事ですが、一番重要なのは、自分の手で書いた売買日記であり統計です。トレード本はあくまでその補助に過ぎません。そのため、どれだけ多くのトレード本を読もうが、自分の手で記録や収支をつけて復習してなければ、ほとんど何の効果もないです。

トレード本にはどのような効果があるのかと言うと、
(1)売買ルールの参考になることがある。
(2)今まで知らなかった新しい知識や概念を知れることがある。
(3)(1)(2)のため、新しいアイデアが閃くことがある。
(4)先人達の言葉はモチベーションに繋がる。

つまりは、知識が得られることで新たなアイデアに繋がることがあり、トレードを続けるモチベーションになること。これがトレード本を読むことで得られる効果です。

何度も言いますが、自分自身を最も成長させてくれるツールは、トレード本ではなく、自分の手で書いた売買日記であり収支であり統計です。

それと、私が住んでるのは人口10万人ほどの地方都市なんですが、パンローリング社のトレード本が売ってる所を一度も見たことがありません。一度、「デイトレード」が並んでたのを見たときは感動したものです。もしも「ゾーン」や「投資苑」が売ってたら、感動の余り立ち尽くしてしまうんじゃないかと思います。本屋の株のコーナーにはいつも、日本人が書いた、タイトルだけは一丁前の本がたくさん並んでいます。あのタイトルだけ見ると、株は簡単だと勘違いしてしまう人がたくさん出てしまうのも仕方ないかなと思ってしまいます。

トレード本は定評のある名著だけ読むようにしましょう。で、その購入にはAmazonを最大限活用するといいです。トレード本の名著は普通の本屋にはまず売ってません。

あと、トレード本はやや高いです。なので、比較的安く買う方法について説明しておきます。それはズバリ、Amazonマーケットプレイスを使って中古を買えばいいわけですが。

今すぐに読みたい本でなければ、モノレートというサイトで所望のトレード本の相場価格を調べておきます。中古価格の推移を見ておき、高値圏で掴まないようにして買えばいいです。

すぐに欲しいというわけではなく、1ヶ月位の間に買えればいい場合は、安値圏で買う方法があります。これはトレードスキルの応用で、その本の中古の売り板が並んでいるとして、出品者の気持ちを考えます。すぐに売りたい出品者は、何をするか?すぐに処分したいけど中々売れない場合は、投げてくるわけですよ。そのタイミングで買えばいい。これを具体的な作業に落とし込むと、毎日1分でいいから、その本の最安値価格を見ておき、新安値を付けた所で買えばいいんですね。毎日1分の作業で1000円安く買えたら、時給換算して6万円相当になります。私はこの方法を使って、トレード本を買い集めました。
※これ、トレードの練習だと思いましょう。マーケットプレイスやオークションなどで相場価格よりも安く買い叩く行為は、トレードで利益を出すことに比べたら圧倒的に簡単です。これもトレーダーになることで得られる副産物ですね。

あと一つ。Amazonで買う場合は、AmatenでAmazonギフト券を95%以下になったときに仕入れておくといいです。これはトレード本に限らず、他の消費にも応用出来ます。
※ただし、最近になって、AmazonはAmatenのような格安ギフトサイトで不正転売されているAmazonギフト券を無効化する旨の声明を規約に記載しました(これは恐らく、Amazonカードの還元率よりも安く買えてしまうために、取り締まりを強化したんじゃないかと思います)。私は一度も無効化されたことはありませんが、もしもの場合に備えて、大量にAmatenで買ってストックしておくのはやめた方がいいと思います。ストックするのは多くても1万円位までに留めておくのが賢明かと。使うときだけAmatenで買って、すぐに使ってしまうのがいいと思います。

なお、一部のトレード本がネット上に違法アップロードされてますが、紙の本をちゃんと買いましょう。電子書籍としてただ読むのではなく、紙の本に線を引くなり書き込むなりしてちゃんと勉強しないと学習効果が半減されます。必ず紙の本を買って勉強するようにしてください。

 

 

書評:「アイデアのつくり方」

アイデアのつくり方ジェームス・W.ヤング

あるアイデアが閃いて、それが劇的な改善に繋がる場合が少なくないです。これは意外なようですが、トレーダーにとってもアイデアや閃きというのは重要です。

この本は、クリエイターとして成功した私のお師匠様曰く「コンテンツ制作をする者は絶対に読んでおかなければいけない」、アイデア・閃きに関する本です。世に出ているアイデア・閃きの本は、その全てがこの本の亜種であるそうです。

それで、この本に書いてあるアイデアの出し方は、次の5工程からなります。

〇アイデアの出し方
1.知識を得る。
2.知識を組み合わせて、試行錯誤する。
3.仕事を放棄して遊ぶ。
4.ユーレカ!閃いた!!
5.閃いたアイデアの加工。

この5工程について、コンテンツ制作(アイデア)でメシを食ってる私のお師匠様から解説してもらったことがあり、その説明が非常に分かりやすかったので、その書き起こしを書いておきます。
※ちなみにこれはトレードとは全く関係ない場所での話です。20年以上コンテンツ業界の第一線で活躍しているプロのクリエイターからアイデアの話をしてもらったときの書き起こしのコピペです。

「じゃあ、この工程を一つずつ説明していきますか。まず1番最初は、「知識を得る」。アイデアってのは、概念の組み合わせでしかないんで、そのベースとなる知識がないことには、新しいアイデアは出てこない。無から有は生まれない。だから、まずは知識を得る。知識がなければ始まらない。でも、だからと言って、ガリ勉になれと言っているのではない。知識量は少なくとも構わない。重要なのは、概念化された知識であって、ただ量だけ詰め込んでも、何の意味もない。だから実は、知識量はアイデア出すのにそれほど重要ではない。重要なのは2番目、「知識を組み合わせて、試行錯誤する」。これはどういうことかと言うと、概念化された知識を、関連付けして組み合わせること。アイデア出しで一番苦しいのはここ。でも、ここを経過せずに、ただ知識を入れるだけだと、アイデアには繋がらない。次に3番目は、「仕事を放棄して遊ぶ」。換言すると、何も考えずに楽しいことやれってこと。私がよく言う、必死に考えていてもアイデアは出てこないってのは、この部分を無視しているからね。そして、4番目に、「ユーレカ!閃いた!!」となる。最後に、「閃いたアイデアの加工」、閃いたアイデアを煮るなり焼くなり、好きなようにしてくださいと。アイデア出しの部分は、2番目から4番目の工程。ここが苦しいんだよ。何が苦しいって、2番目の工程が苦しい」

「アイデア出しの工程では、とにかく2番目が苦しくてしょうがないんだよ。だから、皆避けようとする。でもね、この苦しみから逃れることは不可能なんです。じゃあ、どうして知識を組み合わせる作業ってのは、こんなに苦しいのか?それは、今まで自分が生きてきた中で習得してきた全ての概念化された知識を組み合わせるから。それが、考えて出来ますか?意識下では無理でしょ?だって、今ではほとんど思い出せない幼年期から、今現在に至るまでの全ての概念を、足し算、引き算、掛け算、割り算、微分積分、論理計算していくんだよ。意識的には絶対に無理でしょ?意識ってのは、言わば20年前の家庭用コンピューター並みの性能しかないから、そんなことは不可能。すぐにフリーズしてしまう。だから、それを潜在意識にやってもらうんだよ。潜在意識はやってくれるんだよ。潜在意識のスーパーコンピューターなら、それが可能なんだよ。潜在意識は、ちゃんと全ての概念を組み合わせてくれているんだよ。それが意識的には認識出来ないし、アイデアも思い浮かばない、だから苦しい。これが産みの苦しみの正体。でも、意識的には認識出来ないけど、潜在意識はアイデアを作ってくれている。そして、アイデアが完成すると、潜在意識から閃きとして意識に送られてくる。アイデアが閃きとして誕生するまでの過程が、意識的には認識出来ないから、苦しい。でも、潜在意識は、ちゃんとアイデアを作り続けてくれているんだよ。つまり、アイデアが出てこない状態が苦しいってのは、潜在意識でアイデアを作っている状態を認識出来ないから。完成品が閃きとして意識に送られてくるまでは、一切アイデアがどうなっているのか認識出来ないから。少し分かりやすい例を出して説明すると、大切な人が手術を受けていて、手術室の外で待っている状態を思い浮かべてみて。その人が手術室から出てくるまでは、不安でしょうがないでしょ?例え、成功率100%の手術だったとしても、不安でしょ?これと同じこと。じゃあ、潜在意識で起きてることを意識で認識出来るようにはなりますか?ならないですね。そんなの無理ですね。市販のコンピューターがスーパーコンピューターを認識することは出来ないですよね」

~~

これをトレードでのアイデア・閃きに換言して説明したいと思います。

トレード本を読んで新しい知識や概念を得ることで、新しいアイデアや閃きに繋がることがあります。でも、それは、自分の手で付けた売買日記や収支などの記録から何度も復習することで、トレードについての知識・経験を脳内で何度も何度も試行錯誤した所に、トレード本から新しい知識や概念が入ってくることで起こる化学反応なのです。

無から有は生まれない。

自分の手で記録を付けてなく、復習してもいないのに、トレード本で知識だけ入れても、事態を改善するようなアイデアや閃きは生まれないわけです。

でも、ちゃんと記録を付けて復習をしていれば、トレード本達は必ず力強い味方になってくれますよ。

「私は読者の皆さんの成功を望んでいるし、「幸運を祈る」と言わせてほしい。しかし実際には、適当な技術の習得に努めれば、幸運は必要ないだろう」(「ゾーン」より)

「転んでも、起き上がる過程で学ぶことができれば問題ない。私の被った損失はすべて次なる高みへの発射台となってきた」(「デイトレード」より)

「人生においてワーオッ!を見つける正しい道は一本だけではない。唯一肝心なことは、途中であきらめないことだ」(「くそったれマーケットをやっつけろ!」より)

「試みて失敗したら、その失敗から学び、もう一度挑戦すればいい。粘り強く続ければ、自分の目標にどんどん近づくことができる。あるいは、別の目標がもっと重要になってくるかもしれない」(「タートル流投資の魔術」より)

「株式相場に対する自分なりの戦略、取引手法をもつとよい。そのために必要な助言、有用な提案は、これまで歩んできた道のりがおしえてくれる」(「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」より)

 

2013年1月 トレード歴11ヶ月(統計の取り方、「投資苑」)

2013年1月

※2013年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇1月4日
・大発会は日経平均暴騰で始まった。去年終わりに決済したオリコは+22.69%の暴騰。

※注:これを持ってたらなあとか言っててもキリがない。+37%の時点でナイストレード。

 

〇1月8日
・JFEHDを+18.97%決済。

※注:素晴らしい!ナイストレード。

 

・不動テトラが1日で+10.05%の含み益。

 

〇1月10日
・都競馬が-3.23%LC。

※注:エントリー根拠は「上値抵抗線抜け」だそうだが……。貴様には直近3陽線が見えんのかー!それに、12月中旬に買ってた奴等は、2倍近くになっとるんやぞ!全体的にエントリーは改善されているんだが、こういう訳の分からないエントリーがちらほら見受けられる。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(by ノムさん)ですな。

 

〇1月11日
・不動テトラ+7.40%決済。

※注:7%取れてるわけでナイストレード。ただ、1日目に一時+18%まで行ってから終値+10%だった。2日目に出来高が急減した時点で終値決済するのがベターだったかと。

 

・シャープを買った。

※注:「上昇トレンド後のレンジを抜いたため」だそうだが……。直近高値圏で買って損切りスルーした奴等がさ……。
※結果は-1.51%LC。

 

〇1月25日
・ミヨシが-4.65%LC。

※注:だから……。これ以外にもLCラッシュにはなってるものの、エントリーは悪くなくちゃんと-1~2%で切れてる。

 

〇1月29日
・エプソンが-2.16%LC。

※注:上記の他の豚エントリーに比べたら悪くないが、これは1ヶ月近く、前日5MAを割らずに上がっている。さすがに、そろそろ……と、入るとしたら一度でも前日5MAを割ってからにした方が良かったかと。これは、移動平均線の知識の欠如。こういうことは経験で学んでいくしかないのです。

 

〇1月31日
・日経平均上昇で、マツダ+7.89%、JFEHD+11.56%、三菱UFJ+4.82%の含み益(画像は省略)。

~~

・1月は、21トレード3利食い、勝率14.28%、収支は-0.63%。
※ただ、最後の3銘柄の含み益を加えると月率+10%以上のプラス。
※注:JFEHDと不動テトラが取れて、なぜにトータルマイナス?ブタエントリーが軒並み大幅LCになったからだろう。勝ちトレードはどれも納得のエントリーで、大幅LCになったトレードはどれも納得のエントリーだった(こうなるのは意外と珍しい)。
※注:これ、ブタエントリー達って、よくよく考えてみると、飛びつきエントリーなんですな。テクニカル的には売り圧力パンパンになってたり、損切りスルーした人達の決済売りが入りそうな所で順行買いするんだから、そりゃあ逆行される可能性が高くなりますわと。5分足での急騰では買ってなかったから、自分は飛びつきエントリーをしてないと思っていたけど、無意識的には飛びつきエントリーをしていたと。なるほど……。

 

統計の取り方

統計の取り方について、説明したいと思います。超重要です。私がこれを始めたのは2013年9月からですが、もしも最初からこれをやっていたら、トレーダーとしての成長が1年位早くなっていたんじゃないかとすら思います。非常に重要なことなんで、売買日記とは同期させずに早めに掲載します。
※この記事は、管理人が2014年9月に書いたこの記事を一部修正・加筆したものです。
※Excelについては、収支の付け方でも書きましたが、自分の手で一から作らなければ意味がないです。テンプレートも置いておきますが、必ず自分の手で統計用のExcelファイルを作成するようにしてください。

統計を取るには、次の4点を決めておいて、Excelに淡々とデータ入力してその統計を取っていきます(出来るだけ、自分の売買ルールと同じものにした方がいい)。
①絞り込み条件
②エントリー条件
③損切り条件
④保有条件(トレイリングストップ)

①の条件下にある全ての銘柄について、②の条件を満たしていたらエントリーしたとして、③もしくは④のどちらかに掛かるまでのデータを取ります。

①の絞り込み条件というのは、例えば、値上がり/値下がり率上位100銘柄とか、出来高上位100銘柄とか、売買代金30億円以上とか、銘柄を絞り込む条件のことです。個人的におすすめなのは、売買代金で絞り込むことです。

②のエントリー条件というのは、ゴールデンクロスで買う/デッドクロスで空売り、レンジ抜けで買う/レンジ割れで空売りするなどのことです。2つ以上組み合わせてもokです。売買ルールと同じ条件でやりましょう。

③の損切り条件というのは、エントリーした価格からどの位逆行したら損切りするかということです。-1%や-2%のような固定の逆行幅でも、④と同じルールでもokです。

④の保有条件というのは、トレイリングストップのことです。移動平均線でもボリンジャーバンドでもいいんで、売買ルールと同じものを使ってください。

ここで注意点があります。統計を取るにあたっては、①~④の条件を最低でも3ヶ月分位は一切変えないことです。この作業の目的は、自分の売買ルールで全ての銘柄にエントリーしていたらどうなったのか?という統計を取ることにあります。そして、この統計を取っていると、分かってくることがあるんです。
※3ヶ月としましたが、もっと欲しいですね。せめて半年~1年ほどは……。

百聞は一見にしかずということで、具体的な統計の取り方を説明していきます。良かったら、私が使っていたエクセルファイル:2014.9.6を使ってください。このファイルをもとに説明していきます。

まず、条件は次のように設定したとします(即席で決めたものです)。
①東証一部の売買代金100位以内
②抵抗線抜けで買い/支持線割れで空売り ※終値エントリー
③-2%切り上げラインで損切り
④5MAで保有

この場合、東証一部の売買代金100以内の銘柄について毎日スクリーニングして(スクリーニングの仕方は2012年1~2月を参照)、抵抗線抜けした銘柄を終値で買い/支持線割れした銘柄を終値で空売りとする(銘柄名、日付、エントリーの根拠、L/S、参入価格を記入)。2%逆行するか、5MAを割ったら(抜いたら)、終わり(決済にその価格を記入する)。あと、エントリーしてからエグジットするまでの間に、最も順行した価格(最大順行幅)をMFEに記入しておきます。

銘柄の記入方法について、2014年9月1日に化工機を買っていた場合で説明します。

売買代金100位以内の銘柄で、上値抵抗線を終値で抜けました。銘柄名に”化工機”、日付は”9月1日”、エントリーの根拠は”上値抵抗線抜け”、L/Sは”L”、参入は終値の”499”と記入しておきます。このエントリー価格から2%逆行した489円になるか、前日5MAを割ったら決済となります。

翌日に大爆発して、それから乱高下したんですが、エントリーから4日後の9月5日に前日5MA割れとなる523円まで下落。ここで決済となります。

日数に”4”、決済に”523”、MFEはエントリーしてから決済するまでの高値は3日目に付けた582円なので”582”を記入。これで終わりです。次のようになったかと思います。

こんな感じで、該当する全ての銘柄について統計を取っていきます。

 

統計を取る副産物として、その統計そのものが一つの指標として使えるようになることが挙げられます。例えば、最大順行幅(MFE)の統計を取ることによって、ボラティリティーの指標が得られます。つまり、自分のルールで統計を取り続けることによって、オリジナル指標を得ることが出来るのです。もちろん、あくまで指標に過ぎないため、聖杯にはなりません。ただ、相場全体が過熱気味/売られ過ぎというのを判断する指標として使えるときがあります(あとはここから特殊ルールを作れば!)。ただ、一度でも①~④のルールを変えてしまうと、その指標の有効性はリセットされてしまうわけです。だから、統計は同じルールで一貫して取り続ける必要があるのです。

騰落レシオなどの相場全体の状態を示す指標は、滅茶苦茶頭の良い人にしか作れないと思ってませんか?実は、同じルールで一定の標本を集められる統計を取り続ければ、誰にだって簡単に作れるものなのです(それで利益を出せるようになるとは言っていない。騰落レシオだけを見ても利益を出せないのと同様)。

私が思うに、サラリーマントレーダーの場合は、下手にどうこうやるよりも、帰宅後に淡々と毎日統計を取り続けて、1年に1~2回あるかどうかの売られ過ぎのサインが出た翌日の寄付or終値で複数銘柄を信用全力買いして、数日後に利食いするのが一番良いと思うのです。これこそ、ザラ場を見なくても出来る、最もリスクが少なく、それでいて年利20~30%程度は確保できる唯一の方法なんじゃないかと。個人的には、これこそが安定収入があるから出来るローリスクハイリターンの最強の投資法だと思うんですが、(それが将来的には本業よりも利益を生むことに繋がる行為だとしても)99%の人は毎日淡々と統計を取り続けられないだろうから、別にここに書いておいても大丈夫でしょう。

 

 

書評:「投資苑」

「投資苑」アレキサンダー・エルダー

精神分析医であるエルダー博士が書いたトレード本です。

トレーディング心理学・マーケット分析及びトレーディングシステム・マネーマネジメントの3つこそが、トレードで成功する鍵であるとして、この3つの分野について体系的に書かれています。

精神分析医の観点から、トレーダー個人の心理と群衆心理について書かれているため、非常に分かりやすいです。そして、記録を取ることの重要性についても繰り返し繰り返し書かれています。

トレーダーになるということは、マーケットのスペシャリストになるのは当然として、心理学のスペシャリストになるということでもあります。トレードスキルが向上すれば向上するほど、必然的に、心理学についても詳しくなっていきます。

なお、エルダー博士の本では、「利食いと損切りのテクニック」は2012年8月にレビュー済みで、次回「投資苑2」をレビューします。全部読むのが推奨ですが、1冊だけ読むとしたら、次回紹介する「投資宛2」を推奨します。

 

2012年12月 トレード歴10ヶ月(自分史とトレード(記憶と記録)、「ツキの大原則」)

2012年12月

※2012年12月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇12月5日
・(都合の良い)検証中に、損切りラインは固定した方がいいんじゃないか?と。
※これ以後、損切りラインは固定された。
※注:非常に重要。うーん、やはり、都合の良い検証が結果的には繋がっている……。もしも、損切りラインにせよトレイリングストップにせよ、最初から固定されたルールを教えられていたとして、ちゃんと続けられたかどうか……。

 

〇12月6日
・DENAを+9.77%で決済。

※5MAのトレイリングストップに掛かった。
※注:トレイリングストップのルールが出来てから初のナイストレード。やや利食いが遅い感じだが、それでもこれまでの遅すぎた利食いの数々に比べたら、トレイリングストップのルールを適用したことで、大分改善された。
※注:更に付け加えておくと、この時期には利益目標ラインを設定する意味が全く分からなかった。トレイリングストップで持ってればいいんじゃね?と、利益目標ラインを設定する意味が全く分からなかった。

 

〇12月7日
・不動テトラを+16.79%で決済。

※注:これも、やや利食いが遅いが、トレイリングストップに掛かってある程度の利益をしっかり確保した。

・この2銘柄以外はNTNにしかエントリーせず、無駄なエントリーが減った?
※注:今まで書いてなかったが、これまでの低勝率の原因は無駄なエントリーが多すぎることであり、エントリーを改善することが勝率の改善に繋がるものと思っていた。まあ、それもあるんだが……。この時点ではまだ気付いてないことが………。

 

〇12月14日
・NTN+10.81%、JFEHD+2.23%、アイフル+2.23%、NEC+2.53%と非常にいい感じ(画像は省略)。

・東電を買った。

※注:レンジ抜け後の直近高値抜け。いいね!

 

〇12月17日
・自民党が選挙で圧勝し、日経平均が大幅続伸。東電は+32.89%のストップ高となった。キター!!!

※注:無知だからこそ保有出来た強み。ある程度の経験があれば、+20%位で恐くなって一旦利食いしてしまう。

 

〇12月19日
・日経平均は1万円台を回復した。NTN+21.08%、JFEHD+13.09%、アイフル+13.15%、NEC+5.69%、東電+51.31%(画像は省略)。

 

〇12月21日
・NTN+15.13%で決済。

※注:結果的には取れたが、これはあんまり良いエントリーとは思わない(チャートの右上ではない)。この時期はどんな銘柄に入ってもこの位は取れたわけで。ただ、トレイリングストップで保有し続けたのはナイス。

 

・東電は一時+60%まで利益が乗ったものの、+47.36%で利食いとなった。それでも過去最高の利益。

※東電が信用口座への道を切り開いた!縁があるなあと。
※注:利食いが遅い……とは言えない。利食いが遅かったからこそ、持っていられたわけで。ナイストレード。

 

〇12月25日
・アイフルが+5.21%で決済。

※これはチャートの前日にトレイリングストップに掛かって決済となったが、翌日に大きく順行していたということ。
※注:これはエントリーから決済まで何の問題もない(10%で利食いというのはあったかもしれないが)。こんなのいくらでもあります。安値がジャストで損切りラインに掛かってから爆発して行ったとか、トレイリングストップに掛かった翌日に爆発したとか。では、これは、損切りラインの設定やトレイリングストップのルールが悪いのか?それはゴールのない聖杯探しの入り口です。このトレードの真のナイスな所は、この後もトレイリングストップのルールを変えなかったこと。

 

〇12月26日
・オリコが+26.58%の上昇。

※注:すげえな、おい……。エントリーはともかく、銘柄選びは素晴らしい。

 

・シャープを買った。

※注:上値抵抗線ブレイクらしいですが、さあ都合の良いエントリーが出ました。まさに欲にまみれた豚のエントリーであります。直近高値から真横に抵抗線を引いて、そこを超えるまでは待機でしょう、これは。
※結果は-1.58%LC。

 

〇12月28日
・オリコを+37.55%で決済。

※東電の教訓から早めに決済した。
※注:この利益を取れたわけで、ナイストレードとしか言いようがない。ただ、東電もそうだが、無知だからこそ保有していられた。

~~

・12月の収支は、11トレード7利食いの勝率63.63%。収支は+24.19%。
※更に、JFEHD+19.19%保有で、収支に計上してない。
※東電やオリコなどの利益の割に高くないのは、リスクが高い低位銘柄の玉を小さくしていたため。
※注:一部エントリーが?なものもあったが、ほとんどはエントリーにも問題なく、エントリー数も絞られており、トレイリングストップのルールも見事に作用した。損切りラインが固定され、テクニカル分析が大きく改善し、トレイリングストップのルールが出来たこのタイミングでアベノミクス相場が直撃したのは、マーケットの神様からのご褒美だったとしか。「2013年3月までに信用口座を開く。直近3ヶ月で月率平均+10%になったら申請しよう」という無知だからこそ設定出来た目標に、マーケットの神様が応えてくれたんだろうなと。とにかく運が良かった。まあ私は、ここまで運だけで生き残ってきた人間ですからね。運のよさだったら、誰にも負ける気がしないのです。ただ、この幸運も、売買日記を書き続けていたからこそ、享受出来たのです。

・ありがとう2012年!!!

 

自分史とトレード(記憶と記録)

私が、結果が出なくても、前向きに根拠なく未来は明るいと信じてこれたのは、自分史による影響が大きいと思います。

私は、不安になると自己防衛本能から、過去の自分史を検証します。そして、過去もこうだったんだから大丈夫だろと、どうせまた奇跡起こるだろと、前向きになってしまうわけです。

具体的に言うと、人生が過去10年の1年毎にどれだけ変化しているのかに着目して検証し、直近3ヶ月にあった楽しい思い出を数え上げることによって、「1年前にはこんなことが起きてるなんて絶対想像出来なかった。つまり、1年後にも今からは絶対想像出来ないことが起きてる。今までずっとそうなんだから間違いない」「3ヶ月前には今楽しんでるコンテンツが登場してなかった、3ヶ月後にも今はまだ知らない楽しいことが待ってるんだろう」と。
※更に詳しくは、自分史の書き方の検証の項(時期の検証、直近3ヶ月の検証)を参照。

なお、自分史は、書くだけでも3~4ヶ月掛かり、検証するとなると更に途方もなく長い時間が掛かります。そのため、メンタル面を鍛えるには、他の方法論を推奨します。

さて、ここからトレードとも関係のある非常に重要な話をします。

99%の人は、自分の人生について間違って理解してます。これは間違いありません。なぜなら、記憶から自分史を理解してるからです。

恐らく、自分の人生について年表を書かせてみたら、正しい時系列を書ける人は全体の1%もいないでしょう。

嘘だと思うんだったら、直近10年分の自分史年表を記憶から書いてみてください。その後、資料を使って照合してみてください。

私も、今年(2017年)の1月始めに、2016年の自分史を書いて自分史を更新しました。記憶と日記やその他の資料から照合しながら書いていくわけですが、どれだけ人間の記憶というものがあてにならないかが分かります。

ちなみに、私は高校3年から自分史に興味を持ち、「自分史」でググると某新聞社の自分史のページを抜いて一番上に表示されるコンテンツを作ったほどです。
※なお、17歳のときに初めて書いた自分史は、記憶と学校の資料などとを照合しながら書いたんですが、余りにも記憶と違うものだから、記憶の方が正しいと思って、「これは高次元体の仕業だ!高次元体が過去を改竄したんだ!」と本気で信じてました。

私は自分史の検証がライフスタイルの一部になっており、ほぼ毎日暇があれば自分史の検証をしています。2016年についても、何度も振り返って「2016年はスゲー!」「〇〇はレジェンドだったわ!」などの感想を言っていました。

それでも、いざ2016年の自分史を書いてみると、記憶と事実が相当乖離しているんです。終わってから1年経ってない2016年ですらこの有様です。常に過去の検証をしている私ですらこれです。となると、内省の習慣がない人は、どれだけ曲解して、自分の人生を理解していることか……。
※更に詳しくいうと、何があったのか?はほとんど合ってるんですが、その時系列が滅茶苦茶です。大抵の人は、自分の人生で何年に何があったのか?すら滅茶苦茶になっています。
※嘘だと思う人がいると思うので、試しにテストしてみましょう。2008年4月、2011年6月、2014年9月について、あなたの人生で何があったか即答してください。これ、自分の人生の時系列を理解すると出来るようになるんですね。脳内でその月に何があったかが完全に紐付けされてる状態で、その時期を見ただけで一瞬でその時期の概要が浮かんでくる状態になるんです。ちなみに私は、当時小学4年生だった1997年4月から2017年3月現在までの全ての月について即答出来ます。これを知ってる人からは、よく気持ち悪いと言われます。

だから、有名人の伝記などを読むと、「これ、ちゃんと記憶と資料を照合する作業をして書いたんだろうか?」と思ってしまいます。ちなみに、自分史の書き方に関する本はいくつか出ていてレビューもしましたが、筆者は自分史の書き方を教えたことはあっても、自分では自分の自分史を書いたことがないってのが丸分かりです。

まあ、別に、自分史の理解が間違っていようが、どうだっていいんです。そんなの間違えていたって、何も失うものはないわけで。

ただ、人間の記憶がいかにあてにならないものか、自分の人生についてすらほとんど出鱈目に記憶している。自分史を書く必要はないですが、これだけは覚えておいてください。

そして、虎の子の資金を失うリスクがあるトレードでも、記録ではなく記憶を頼りに改善しようとしている人が大量にいるわけです。人間の記憶がいかにあてにならないかを実体験したことがあれば、記録を取らないでトレードをするってことが、どれだけ恐ろしいことをしているか……。

前回話したポケモンでもそうです。負けたバトルの相手パーティやそのバトルの流れの概要を記録しておかないで、どうやって改善するんですか?と。自分の記憶から改善する?そりゃあ、一向に勝てないわけです。ちなみに、トレーダーになるのは、ポケモンの一番レベルの高い環境で上位1%以内に入るのとは比べものにならないほど難しいです。レートいくらに到達したとかいう低レベルな領域ではなく、任天堂にプロポケモントレーナー認定されてポケモンバトルでメシが食えるようになるレベルを想定してもらえればいいと思います。全世界に1000万人以上のユーザーがいる世界最大の知的ゲームとはいっても、たかがゲーム。マーケットではゼニが掛かったガチの騙し合いが行われているわけで、その難しさはポケモンバトルとは比較になりません。で、トレードに比べたらガキの遊びでしかないそのポケモンバトルですらも、記録を取らないと勝てるようにはならないのに……。

このブログのトレード日記についても、2012年12月にDENAと東電を取ったことは覚えてたけど、オリコは覚えてなかったですからね。アイフルじゃないその他金融銘柄の何かが滅茶苦茶上がったことはかろうじて覚えていたけど、それがオリコだったか、売買したのか検証だったのかは全く覚えてなかったです。

とにかく、記録を取ることです。人間の記憶ほどあてにならないモノはないですからね、本当に。

 

 

書評:「ツキの大原則」

「ツキの大原則」西田文郎

完璧なタイミングでアベノミクス相場が直撃して運が良かったということで、運について書かれた本を紹介したいと思います。

運が良くなる思考になるために必要なことが書かれています。

詳細を書くと身元が割れるので書きませんが、私は20代にして、普通だったら既に6回はゲームオーバーになってる超アウトサイダーな人生を生き延びてきております。トレーダーになったのも普通の道からすれば特殊なのかもしれないですが、私の人生の経緯からしたらそこまで特殊でもないです。もしも運が良くなかったら、今のように「なんて楽しい人生なんだ!」と思うような人生を送ることは不可能だったことでしょう。
※私にとって最大級に運が良かった出来事はこちら(閲覧注意!オカルト信仰に抵抗を感じる方は読まないように。要約すると、日本史の教科書にも絶対に太字で載るであろう2つの歴史的出来事が私のためだけに起きたとしか思えなく、その歴史的出来事に夢を叶えてもらい、一生信仰することになる神様まで与えてもらい、更にトレーダーになるチャンスまで与えてもらった話)。これに比べたら、アベノミクス相場が直撃したのもそこまでツイてたとは思えん。

それで、自分史の書き方でも書きましたが、「人生は楽しい」というのは信念なんですね。だから、自分史を検証するときは、まずは楽しかった出来事から検証して、「楽しかったなあ」「○○年はすげえわ!」と感想を繰り返し繰り返し口に出して言うことが大事です(ただし、感想の捏造は絶対にして駄目。嫌な出来事や逆境は「あれはもうゴメンだね……」などの感想を素直に言う。「人生は楽しい」という信念が機能するようになってくると、この感想自体は変わらないが、エネルギーが変わってくる)。これを続けていると、自分の人生に洗脳されてきて、「人生は楽しいんだな……」となってきます。そうなると、無意識的にバイアスが掛かって、人生の楽しかったことにフォーカスが向かうようになる。そして、その信念を持ったまま、逆境や嫌だった出来事も評価することになると、「全ての出来事が良い出来事なんだな」となる。自分史の効果を論理的に説明すると、こういうことになります。

この本にも似たようなことが書かれており、運が良いかどうかというのも、同じ原理のようです。つまり、「自分はツイてる!」と思うから、(バイアスが働いて)本当にそうなる。「自分はツイてない…」と思うから、(バイアスが働いて)本当にそうなると。

この本にも書かれていますが、感謝することは滅茶苦茶大事です。ただ、感謝の習慣がいかに大事かは、ある程度トレーダーとして成長してからでないと分からないと思います。しかし、人間的成長をするためには、感謝することは避けては通れないのです。

 

2012年11月 トレード歴9ヶ月(ポケモンバトルとトレード、「たまたま」)

2012年11月

※2012年11月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇11月9日
・LCラッシュとなっていたが、富士紡HDは+5%以上順行。しかし……。

 

・風邪をひいて、健康の有り難さを再確認させてくれた風邪に感謝し(オカルティストでも病気の効果は出ます)、風邪が治ったらあるメールが……。

・株の学校から送られてきた「証券会社の選び方」という動画で、ツール類はマネックス証券がいいが、手数料はSBI証券がいいと(更に、今月末から手数料改定で更に安くなると)。しかも、これに加えて、SBI証券は信用口座を開きやすいことで有名らしい……。これは……。
※注:今になってみると、なぜにこんなに信用口座を開くこと(空売りが出来るようになること)を難しく考えていたかは不明。ただ、滅茶苦茶運が良い。もしも、最初から資金があり、信用口座も簡単に開けていたら、シミュレーションにはならなかったわけで……。

 

〇11月14日
・(都合の良い)検証をしてたら、あることに気付いた。「これ、移動平均線って、利食い(トレイリングストップ)に使えるんじゃないか?」と。
※注:1ユニットの資金管理以来の閃き。こういうのがあるから、都合の良い検証もあながち悪くなかったんだよなあと。どんだけ都合の良い検証であっても、それだけチャートは見ることになるわけで……。聖杯探し以外で、チャートを見る動機って他に生まれたんだろうか?
※注:なお、これはトレイリングストップの固定ルールが出来たことが大きいんであって、「移動平均線をトレイリングストップに使うこと」が重要なのではないですからね。別に移動平均線でも他のオシレーターでも何でもいいから、ルールを固定してデータを取り続けることが重要なのです。

 

〇11月21日
・野村HDを+3.16%利食い。

※レンジ抜けで買ったが、期待通りに行かないから3%で利食いした。電力セクターに比べて上げ幅が小さかったものだから、「セクターが悪かった」なあと。こういう悪いセクターの銘柄はさっさと利食いしてしまうに限ると。
※注:3陽線ではあるが、レンジ高値抜け。直近3陽線が出ているため、調整になるのはおかしくない。

 

〇11月22日
・野村が開花した!

※注:なんで、こういうときに限って利食いを早くするんだ!これは一種の芸術ですな。

 

〇11月29日
・DENAの含み益が+7.05%まで上昇した。

 

・不動テトラを直近高値抜けのリバース注文で1日で+12.97%の利益。

~~

・11月の収支は、19トレード1利食い(野村だけ)の勝率5.55%。-7.03%。
※最後のDENA、不動テトラは決済してないため含まず。なお、仮に含んでもマイナスだったもよう。

 

ポケモンバトルとトレード

株はボロボロでしたが、この時期(2012年9~11月)には、その憂さ晴らしをするかのように、ポケモンバトルでは無双していました。

ちなみに、当サイトはFF・ドラクエ・パワポケの攻略サイトで、ポケモンはほとんどありませんが、私自身が一番やってきたゲームは間違いなくポケモンです。好きなポケモンはゲンガーとキノガッサ。

で、Wifiトレインに関しては、下手したら世界一攻略したんじゃないかと思います。余りにも勝ちすぎてしまったため、上位ランクには私のパーティしかいない状態になってしまいました。
※詳しくはこちら

この3ヶ月は、24時間、仕事以外の時間は常にバトル環境とパーティ構築について考えていました。そして、この時間が幸せで仕方ない。ポケモンについて考えているだけで幸せ。キノコのほうし→みがわり→ローキックの流れにどうやって嵌め込むかを考えているだけで幸せで、脳汁が溢れ出てくる。

全世界で1000万人以上のユーザーがいるゲームで世界トップクラスの成績。いつか、トレードでもこうなったらいいなと思ってました。

それで、ポケモンバトルとトレードの共通点は、何といっても確率ゲームであるということですが、他にもいくつかトレードにも通じる話をしていきます。

(1)トレーナー効果

ポケモンバトルでは、本当に勝ってるプレイヤーは、絶対に表には出てこないんですね。なぜなら、トレーダー効果ならぬトレーナー効果が起こるためです。

例えば、ガチ環境で勝率90%以上のパーティを構築したとして、もしもそのパーティをネット上に晒したらどうなるか?その情報を見て、同じパーティを使う人が増えたら、バトル環境が変わってしまいます。その結果、それまでの環境では勝率90%だったそのパーティは勝ち続けられなくなってしまいます。

だから、ポケモンで滅茶苦茶強いパーティというのは、絶対に出回らないんですね(少なくともネット上の人気サイトには)。それが出回った時点で、環境が変わって機能しなくなってしまうからです。現環境をカモに出来る滅茶苦茶強いパーティは、自分で構築するしかなくて、公にできない。ポケモンというゲームの性質上、そうなっているわけです。

つまり、ポケモンバトルの攻略サイトというのはネット上に存在出来ないんですね(ストーリー攻略、データ集まで)。ポケモンバトルに役立つ人気攻略サイトというのは、ポケモンバトルの本質を知っていたら、そもそも矛盾してます。

※トレードも同じなんですが、では、なぜ今回、トレードブログを公開しようと思ったか?を正直に書いておきます。それはズバリ、当ブログに書いてあることをガチでやる人は1000人に1人もいないと確信してるからです。でも、もしも、その1000人に1人の未来のトレーダーが当サイトを見たことで人生が変わったら嬉しいし、それはマーケットに対する恩返し、感謝の気持ちを形にすることになると思ったからです。

 

(2)聖杯探し

ポケモンバトルでは、勝率100%のパーティを構築しようとするのと、勝率90%以上のパーティを構築しようとするのとでは、180度違うアプローチが必要になってきます。

不思議なことに、トレードでもポケモンでも、勝てない人ほど勝てる情報(聖杯)を求める傾向にあります。なぜか、勝率100%に近付けることこそが改善になると思われているんですね。

でも、ポケモンで勝率100%のパーティを求めるとどうなるか……。そもそも、アズマオウがスカーフ巻いて「つのドリル」で特攻してきたら、どんなパーティだろうと2.7%(=0.3^3)で3タテされるわけで……。そんな滅茶苦茶なパーティに対応する必要はないんです。

その環境の最強のパーティであっても、10回に1回は別に負けてもいいんです。

改善の方向が間違っているし、自分の手で統計を取らないから、一向に勝率が上がらない。ポケモントレーナーの90%位はこの状態だと思います。

かつて、Wifiトレインで、ユキノオー、無限トド、シャンデラの3体を使っていたことがあるんですが。全員岩弱点。「ロックブラスト」を覚えているパルシェンが来たら、その時点で負けがほぼ確定のパーティです。ポケモンのタイプ相性を知っていれば、小学生でもその穴に気付けます。ほとんど冗談半分で組んでみたパーティだったんだけど、統計を取ってみると、勝率9割超え。滅茶苦茶機能してるし、滅茶苦茶つええ!パルシェンが来たらロックブラストが外れない限り負けるんですが、それ以外にはほぼ全勝だったからです。ガッサやラッキーやローブシンを組み込んで、誰が見ても穴がなさそうなパーティを構築しても、ランク7から10に上がるのは至難の業なのに、この穴があるパーティはいとも簡単にランク7→10を行き来してしまう(パルシェンが来たらまず3タテされますが)。つまり、天敵がいたとしても、その環境でトータルで勝てればいいんです。

シャンデラを代えて、岩弱点の穴を埋めれば、更に勝率が上がったのでは?と思うかもしれないです。でも、シャンデラ以外にすると勝率が劇的に下がったんですね。パルシェンには対応出来るようになるけど、それ以上に落とすバトルが多くなってしまうからです。つまり、岩弱点というデメリットよりも、パーティ全体の相乗効果の方が圧倒的に大きかったと。

このパーティ、もしもネットで評価してもらったら、酷評の嵐だったと思います(ちなみに、ネット上で評価してる人達ってのは、育成論は立派だけど、実際に運用してないですからね)。だって、岩に弱いことが一目瞭然なんですもん。でも、実際に統計を取ってみると、パルシェン以外の環境にぶっ刺さって、勝率9割オーバー。パーティを作るときは共通の弱点を作るなってのは、パーティ構築の一番基本中の基本なんだけど、こういう例外もありますよと。今から振り返ってみると、岩で要注意はバンギラスとテラキオンだけという環境だったから行けたんでしょうね。でも、勝率100%を目指してパーティ構築してしまうと、こういうアプローチは絶対に採れなくなります。

※なお、このパーティはこのページの霰パです。

勝率という観点で見ると、トレードとポケモンとで違うのは、ポケモンの場合はガブリアスで勝とうがフライゴンで勝とうが1勝は1勝でしかないですが、トレードの場合は違うということです(ポケモンでは1勝は単なる1勝だが、トレードでは+10%の利食いと+1%の利食いとで異なる。確率の用語で言うと、対称的な事象と非対称的な事象)。この点で考えると、使用パーティによってスコアが変わるドラクエモンスターズの方が、トレードに近いのかな?

 

(3)体感確率と実際の確率

ポケモンバトルは確率ゲームなわけですが、勝てるパーティを構築するために重要なことは、「自分の手で統計を取ること」です(ここ、どれだけ強調してもどれだけ太字にしても足りないほど重要です)。自分のパーティの勝率を記録しておくことは当然として、自分のパーティが負けたバトルの相手パーティの構成やバトルの流れを、自分の手でちゃんと記録しておくこと。これをやらないトレーナーがどれだけ多いことか……。

確率統計思考を身に付けてないとポケモンマスターには絶対なれんのです。これ、誰でもいいからサトシに教えてくるべきです。
※ただ、ポケモンバトルでの確率統計思考を身に付けていた私も、実際のカネが掛かってるトレードでの確率統計思考を習得するまでは非常に長い長い……。

実際に統計をとった本当の確率と、体感確率とでは、大きなズレが生じます。これを知らない人が余りにも多過ぎます。この確率に関する知識がないから、統計を取らない。その結果、ネット上では、「タワークオリティ」という用語が蔓延する始末です。
※「タワークオリティ」とは、ピンチの場面で命中率70~95%の技が外れるのは、何らかのゲーム内調整が入ったとする主張。「同じ条件で100回統計取ってみ?」の一言で終わりなんですが……。

ネット上のお前らが「タワークオリティ」と揶揄するものこそが、確率の正体なんです。でも、人間の脳は確率を理解できないようになっているから、肝心な場面で「ストーンエッジ」(命中率80%)や「だいもんじ」(命中率85%)が外れると、「タワークオリティ」と言われてしまう。

「つのドリル」(命中率30%)が3回連続で当たることもあれば、「どくどく」(命中率90%)が3回連続で外れることもあります。しかし、何百回とやっていれば、命中率の値に収束します(大数の法則)。だから、期待値(威力×命中率)が高い技を選ぶということは、その時点で統計的な優位性がある(役割により例外あり)。肝心な場面で1回や2回外れただけで、「ストーンエッジ」(期待値80.0)を「いわなだれ」(期待値67.5)にしたり、「だいもんじ」(期待値102)を「かえんほうしゃ」(期待値95)にするのは改悪にしかならない(データは第五世代)。

人間は実際の確率を全く理解してないです。ギャンブラーのように、日常的にサイコロを振ってる人種ならともかく、99.9%の人間が感じる体感確率と実際の確率は、大きく乖離しています。これは、ポケモンでもトレードでも、実際に統計を取ってると嫌というほど分かります。逆に言うと、これは自分の手で統計を取ってみないと分からないと思います。人間の体感確率ほど信用してはいけない統計はないと断言してもいいです。

まず、体感確率(各人の確率の定義)というのが、人によって皆バラバラなのです。確率30%とは言うけども、人によってその定義がバラバラなのです。しかもそれに加えて、皆バラバラの体感確率と実際の確率も大きく乖離している。自分にとっての体感確率50%は、実際の確率では65%かもしれない。一方で、相手にとっての体感確率50%というのは、実際の確率では40%かもしれない。だから、野球の解説を聞いてるときも、確率の数字が出てきたらニュアンスだけ受け取るのがいいです。プロ野球選手であっても、体感確率と実際の確率は間違いなく乖離しています(ただ、体感確率のブレは少ないと思います)。現に、2011年の日本シリーズの解説で、フジテレビ(確か)が取った杉内投手のアウトローの統計に対して、ノムさんが「そんなはずがない!(多い・少ないのどっちだったかは忘れた)」と反論していました。これ、今になってみると、フジテレビの方が正しかったんじゃないかと思います(ノムさんが自分の手で統計を取ってなければ)。

と言うか、ポケモン世代のお前らは、小学生時代にニドキングが表紙の「ポケットモンスターを極める本」を読まんかったんか?と。

詳しく説明すると、この本のコラムに、ゲンガーの「さいみんじゅつ」は余りにも(体感的に)当たるものだから、「さいみんじゅつ」の命中率55%というのは嘘で、実はもっと高いはずだということで、実際に100回統計を取ってみたらという企画があったんですね。その結果は、100回中56回命中して、公式の確率通りじゃないか!と。私が一番好きなポケモンであるゲンガーによる実験だったことから、「へえー、そうなんだ」とこのコラムは強く記憶に残っています。まさか、小学4年生のときに破れるほど読んでいたこの本の知識を、仕事で使うことになるとは想像出来るはずがありませんでした。

ポケットモンスターを極める本

 

(4)勝者への勘違い

ポケモンに関することだったら、いくらでも書けるんですが、確率統計に関することでいうと、勝ってるトレーナーに対する勘違いがあるかと思います。

恐らく、ポケモンバトルで一番白熱するのは、勝率50~60%位の中途半端なトレーナーなんじゃないかと思うんですね。この位の勝率は、プロ野球の贔屓のチームを応援するような一種のギャンブル的な白熱があるんじゃないかと思います。だからか、勝率80~90%の上位1%以上になっても、この白熱が続くものだと勘違いされている。

でも実際、夢のない話をしますけど、90%以上の勝率になると、飽きてくるんですよ。ポケモンバトルが淡々とサイコロを転がすのと同じゲームになってしまい、勝ってもそれは当たり前だから嬉しくないし、負けても悔しいどころかむしろ相手の珍しい戦略やパーティに感嘆出来ることがあるため、むしろ負ける方が嬉しいときすらあるという状態になります。淡々とコマンドを入力し続けるだけで、白熱する部分なんて何もありません。勝率90%以上のパーティを構築するまでは、世界中にユーザーが1000万人以上いるゲームを攻略するという究極の知的ゲームになるんだけど、いざ構築してしまうと、勝つのが当たり前でつまらないクソゲーになってしまう。
※だから、ポケモン廃人の大半は勝率60%前後なんじゃないかと思います。勝率90%以上のあのつまらなさを継続出来たら、それは一種の才能じゃないかと。

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※かつて、ポケモンと確率について書いたブログ記事がこちら:ポケモンの確率トレードとポケモントレードとポケモン2
※今回の記事はこれらの記事をまとめてやや修正を加えたものです。

何が一番言いたいのかというと、ポケモンバトルで勝ちたかったら、自分の手で統計を取れ!ってことです。あと、育成するときは改造コードや乱数をフルに使って、出来るだけ育成を効率化すること(アドレスの知識が少しでもあり、公式がどのようにして改造ポケモンを弾いているかを考えて使えば、改造コードを使ってもBANされません。直接ポケモンを改造で出すからBANされるんであって、極限まで育成を効率化するようにして使うことがポイントです)。育成に時間掛けてる暇があったら、パーティ構築にその時間を使え!そして、ちゃんと自分の手で統計を取れ!

 

 

書評:「たまたま」

「たまたま」レナード・ムロディナウ

確率統計思考について書かれている本としては、確率・統計の教養やエピソードも兼ねているこの本を推します。

この本にも出てますが、モンティ・ホール問題という確率に関する有名な問題があります。全文この本から引用させてもらいますと、

「テレビのゲーム番組で、競技者が三つのドアの選択権を与えられてるとします。一つのドアの後ろには車が、残りのドアの後ろにはヤギがいます。競技者が一つのドアを選択したあと、すべてのドアの後ろに何があるかを知っている司会者が、選ばれなかった二つのドアのうちの一つを開けます。そして競技者にこう言います。「開いていないもう一つのドアに選択を変えますか?」。選択を変更することは競技者にとって得策でしょうか?」

 

これ、答えがどうかはともかく(答えは得策。確率33%→確率50%に上がるため。詳しくはこの本を参照)、トレーダーだったら、どういうアプローチでこの問題の答えを探ります?

答え(反転してね):自分の手で統計取るっしょ!

ちなみに、この問題の答えについてはアメリカで一騒動起き、数学者までもがこの問題の答えは間違っているとして、多くの数学者が抗議の手紙を書いてきたとのことです(アメリカ人の92%がこの問題の答えに反対した)。

実際に統計を取ってみれば一発で分かることなのに、数学者でさえも間違うほどに、人間の脳というのは確率を理解するようには出来ていないわけですね。

現に、私も大学で確率統計学の単位を取りましたが(しかも、成績は100点だった!)、確率統計学と確率統計思考って全く違いますからね。「ポケットモンスターを極める本」のコラム以上に確率統計思考について書かれた本は、少なくとも大学までの学校教育では出会うことはなかったです。

あと最後に、当サイトからも問題を出しておきます。これ一発で、トレーダーやギャンブラーとその他を見分けることが出来る問題です。

確率33%とはどういうことか一言で説明せよ。

 

これは、実際に自分の手で統計を取ったことがないと、絶対に引っ掛かる問題です。

答え(反転してね):3000回中1000回位当たること。(3回に1回は×。大数の法則を理解してるかどうかが分かる)