2013年2月
※2013年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
〇2月4日
・日経平均上昇で、マツダ+22.80%、JFEHD+30.05%、三菱UFJ+6.63%保有(画像は省略)。
※注:5MA保有しか出来なかったのに、それに合わせたような相場が来た。運がいいねえ。
・目標であった直近3ヶ月平均で月率+10%の達成がほぼ確実となったため、(電話審査があると思って)信用取引についての簡単な勉強を始めた。
※注:資金管理・損切りがきっちり出来れば、別にそこまで勉強しておく必要はありません。ただ、信用金利や逆日歩については知っておいた方がいいです。
〇2月8日
・JFEHD+23.35%で決済。
・三菱UFJ+6.03%で決済。
〇2月12日
・マツダ+27.63%で決済。
※注:この3銘柄保有の副産物としては、5MAで長く保有したものだから、その間に他の銘柄に(無駄な)エントリーをしなかったこと。いずれもナイストレード。
・DENAを空売り。
※注:うーむ……。逆張りになるが、ここで空売りはそこまで悪いとは思わない。ただ、レンジ割れにしても、一貫してないことが問題。ボラもでかい銘柄だし10%位落ちるかもしれない。ただ、レンジ抜けはチャート右上、レンジ割れはチャート右下と決めないとエントリーが一貫しない。逆張りだと理解した上で入るならいいんだが……。
〇2月14日
・オリコの空売りが-4.36%LC。
※注:こういうことになるわけです。
〇2月19日
・DENAの空売りは+3.77%決済。
※一時+14%まで順行していた。
※注:ってこれ、行ってたんかーい!ただ、この相場状況でまたいつ暴騰するか分からないわけで、10%で利食いしないと駄目。なぜ、ここまで持ってたのかというと、アベノミクス相場の弊害で、「+10%でなんて利食いしてられねえ!」ってのがあったからだろう。狂乱相場はこれが恐ろしい。
〇2月25日
・丸山製作所+37.03%のストップ高(画像は省略)。
〇2月26日
・丸山製作所+59.25%、ヤマタネ+15.06%保有(画像は省略)。
〇2月27日
・丸山製作所は+43.05%で決済。
※注:よく入れたし、よく持ってられたなと。無知だからこそ出来たこと。ただ、狂乱相場は無知な者が一番強い。
・ヤマタネは+7.22%で決済。
※注:狂乱相場の賜物とはいえ、エントリーラインは直近高値抜けのレンジ抜けで問題ない。まあ、利食いが遅いが……。
~~
・2月は、15トレード6利食い、勝率40.0%、月率+29.46%となった。
※こうして、信用口座開設にゴーサインが出た!
トレード本について
トレード本を読むことは大事ですが、一番重要なのは、自分の手で書いた売買日記であり統計です。トレード本はあくまでその補助に過ぎません。そのため、どれだけ多くのトレード本を読もうが、自分の手で記録や収支をつけて復習してなければ、ほとんど何の効果もないです。
トレード本にはどのような効果があるのかと言うと、
(1)売買ルールの参考になることがある。
(2)今まで知らなかった新しい知識や概念を知れることがある。
(3)(1)(2)のため、新しいアイデアが閃くことがある。
(4)先人達の言葉はモチベーションに繋がる。
つまりは、知識が得られることで新たなアイデアに繋がることがあり、トレードを続けるモチベーションになること。これがトレード本を読むことで得られる効果です。
何度も言いますが、自分自身を最も成長させてくれるツールは、トレード本ではなく、自分の手で書いた売買日記であり収支であり統計です。
それと、私が住んでるのは人口10万人ほどの地方都市なんですが、パンローリング社のトレード本が売ってる所を一度も見たことがありません。一度、「デイトレード」が並んでたのを見たときは感動したものです。もしも「ゾーン」や「投資苑」が売ってたら、感動の余り立ち尽くしてしまうんじゃないかと思います。本屋の株のコーナーにはいつも、日本人が書いた、タイトルだけは一丁前の本がたくさん並んでいます。あのタイトルだけ見ると、株は簡単だと勘違いしてしまう人がたくさん出てしまうのも仕方ないかなと思ってしまいます。
トレード本は定評のある名著だけ読むようにしましょう。で、その購入にはAmazonを最大限活用するといいです。トレード本の名著は普通の本屋にはまず売ってません。
あと、トレード本はやや高いです。なので、比較的安く買う方法について説明しておきます。それはズバリ、Amazonマーケットプレイスを使って中古を買えばいいわけですが。
今すぐに読みたい本でなければ、モノレートというサイトで所望のトレード本の相場価格を調べておきます。中古価格の推移を見ておき、高値圏で掴まないようにして買えばいいです。
すぐに欲しいというわけではなく、1ヶ月位の間に買えればいい場合は、安値圏で買う方法があります。これはトレードスキルの応用で、その本の中古の売り板が並んでいるとして、出品者の気持ちを考えます。すぐに売りたい出品者は、何をするか?すぐに処分したいけど中々売れない場合は、投げてくるわけですよ。そのタイミングで買えばいい。これを具体的な作業に落とし込むと、毎日1分でいいから、その本の最安値価格を見ておき、新安値を付けた所で買えばいいんですね。毎日1分の作業で1000円安く買えたら、時給換算して6万円相当になります。私はこの方法を使って、トレード本を買い集めました。
※これ、トレードの練習だと思いましょう。マーケットプレイスやオークションなどで相場価格よりも安く買い叩く行為は、トレードで利益を出すことに比べたら圧倒的に簡単です。これもトレーダーになることで得られる副産物ですね。
あと一つ。Amazonで買う場合は、AmatenでAmazonギフト券を95%以下になったときに仕入れておくといいです。これはトレード本に限らず、他の消費にも応用出来ます。
※ただし、最近になって、AmazonはAmatenのような格安ギフトサイトで不正転売されているAmazonギフト券を無効化する旨の声明を規約に記載しました(これは恐らく、Amazonカードの還元率よりも安く買えてしまうために、取り締まりを強化したんじゃないかと思います)。私は一度も無効化されたことはありませんが、もしもの場合に備えて、大量にAmatenで買ってストックしておくのはやめた方がいいと思います。ストックするのは多くても1万円位までに留めておくのが賢明かと。使うときだけAmatenで買って、すぐに使ってしまうのがいいと思います。
なお、一部のトレード本がネット上に違法アップロードされてますが、紙の本をちゃんと買いましょう。電子書籍としてただ読むのではなく、紙の本に線を引くなり書き込むなりしてちゃんと勉強しないと学習効果が半減されます。必ず紙の本を買って勉強するようにしてください。
書評:「アイデアのつくり方」
・「 」
あるアイデアが閃いて、それが劇的な改善に繋がる場合が少なくないです。これは意外なようですが、トレーダーにとってもアイデアや閃きというのは重要です。
この本は、クリエイターとして成功した私のお師匠様曰く「コンテンツ制作をする者は絶対に読んでおかなければいけない」、アイデア・閃きに関する本です。世に出ているアイデア・閃きの本は、その全てがこの本の亜種であるそうです。
それで、この本に書いてあるアイデアの出し方は、次の5工程からなります。
〇アイデアの出し方
1.知識を得る。
2.知識を組み合わせて、試行錯誤する。
3.仕事を放棄して遊ぶ。
4.ユーレカ!閃いた!!
5.閃いたアイデアの加工。
この5工程について、コンテンツ制作(アイデア)でメシを食ってる私のお師匠様から解説してもらったことがあり、その説明が非常に分かりやすかったので、その書き起こしを書いておきます。
※ちなみにこれはトレードとは全く関係ない場所での話です。20年以上コンテンツ業界の第一線で活躍しているプロのクリエイターからアイデアの話をしてもらったときの書き起こしのコピペです。
「じゃあ、この工程を一つずつ説明していきますか。まず1番最初は、「知識を得る」。アイデアってのは、概念の組み合わせでしかないんで、そのベースとなる知識がないことには、新しいアイデアは出てこない。無から有は生まれない。だから、まずは知識を得る。知識がなければ始まらない。でも、だからと言って、ガリ勉になれと言っているのではない。知識量は少なくとも構わない。重要なのは、概念化された知識であって、ただ量だけ詰め込んでも、何の意味もない。だから実は、知識量はアイデア出すのにそれほど重要ではない。重要なのは2番目、「知識を組み合わせて、試行錯誤する」。これはどういうことかと言うと、概念化された知識を、関連付けして組み合わせること。アイデア出しで一番苦しいのはここ。でも、ここを経過せずに、ただ知識を入れるだけだと、アイデアには繋がらない。次に3番目は、「仕事を放棄して遊ぶ」。換言すると、何も考えずに楽しいことやれってこと。私がよく言う、必死に考えていてもアイデアは出てこないってのは、この部分を無視しているからね。そして、4番目に、「ユーレカ!閃いた!!」となる。最後に、「閃いたアイデアの加工」、閃いたアイデアを煮るなり焼くなり、好きなようにしてくださいと。アイデア出しの部分は、2番目から4番目の工程。ここが苦しいんだよ。何が苦しいって、2番目の工程が苦しい」
「アイデア出しの工程では、とにかく2番目が苦しくてしょうがないんだよ。だから、皆避けようとする。でもね、この苦しみから逃れることは不可能なんです。じゃあ、どうして知識を組み合わせる作業ってのは、こんなに苦しいのか?それは、今まで自分が生きてきた中で習得してきた全ての概念化された知識を組み合わせるから。それが、考えて出来ますか?意識下では無理でしょ?だって、今ではほとんど思い出せない幼年期から、今現在に至るまでの全ての概念を、足し算、引き算、掛け算、割り算、微分積分、論理計算していくんだよ。意識的には絶対に無理でしょ?意識ってのは、言わば20年前の家庭用コンピューター並みの性能しかないから、そんなことは不可能。すぐにフリーズしてしまう。だから、それを潜在意識にやってもらうんだよ。潜在意識はやってくれるんだよ。潜在意識のスーパーコンピューターなら、それが可能なんだよ。潜在意識は、ちゃんと全ての概念を組み合わせてくれているんだよ。それが意識的には認識出来ないし、アイデアも思い浮かばない、だから苦しい。これが産みの苦しみの正体。でも、意識的には認識出来ないけど、潜在意識はアイデアを作ってくれている。そして、アイデアが完成すると、潜在意識から閃きとして意識に送られてくる。アイデアが閃きとして誕生するまでの過程が、意識的には認識出来ないから、苦しい。でも、潜在意識は、ちゃんとアイデアを作り続けてくれているんだよ。つまり、アイデアが出てこない状態が苦しいってのは、潜在意識でアイデアを作っている状態を認識出来ないから。完成品が閃きとして意識に送られてくるまでは、一切アイデアがどうなっているのか認識出来ないから。少し分かりやすい例を出して説明すると、大切な人が手術を受けていて、手術室の外で待っている状態を思い浮かべてみて。その人が手術室から出てくるまでは、不安でしょうがないでしょ?例え、成功率100%の手術だったとしても、不安でしょ?これと同じこと。じゃあ、潜在意識で起きてることを意識で認識出来るようにはなりますか?ならないですね。そんなの無理ですね。市販のコンピューターがスーパーコンピューターを認識することは出来ないですよね」
~~
これをトレードでのアイデア・閃きに換言して説明したいと思います。
トレード本を読んで新しい知識や概念を得ることで、新しいアイデアや閃きに繋がることがあります。でも、それは、自分の手で付けた売買日記や収支などの記録から何度も復習することで、トレードについての知識・経験を脳内で何度も何度も試行錯誤した所に、トレード本から新しい知識や概念が入ってくることで起こる化学反応なのです。
無から有は生まれない。
自分の手で記録を付けてなく、復習してもいないのに、トレード本で知識だけ入れても、事態を改善するようなアイデアや閃きは生まれないわけです。
でも、ちゃんと記録を付けて復習をしていれば、トレード本達は必ず力強い味方になってくれますよ。
「私は読者の皆さんの成功を望んでいるし、「幸運を祈る」と言わせてほしい。しかし実際には、適当な技術の習得に努めれば、幸運は必要ないだろう」(「ゾーン」より)
「転んでも、起き上がる過程で学ぶことができれば問題ない。私の被った損失はすべて次なる高みへの発射台となってきた」(「デイトレード」より)
「人生においてワーオッ!を見つける正しい道は一本だけではない。唯一肝心なことは、途中であきらめないことだ」(「くそったれマーケットをやっつけろ!」より)
「試みて失敗したら、その失敗から学び、もう一度挑戦すればいい。粘り強く続ければ、自分の目標にどんどん近づくことができる。あるいは、別の目標がもっと重要になってくるかもしれない」(「タートル流投資の魔術」より)
「株式相場に対する自分なりの戦略、取引手法をもつとよい。そのために必要な助言、有用な提案は、これまで歩んできた道のりがおしえてくれる」(「世紀の相場師 ジェシー・リバモア」より)