書評:「あ、これならわかる自分史の書き方」(内藤洋子)

100ページちょっとしかなく、自分史本の中では薄いです。ただ、これで十分です。200ページ・300ページある自分史本はどうしても冗長になってしまうんで。

内容としては、質問に答える形で、自分史を書くためのメンタル面について書かれています。

書き方に関する基本的なことは網羅されてますし、短いため読みやすいです。自分史を書くのに必要なのはモチベーションの一点だけなんで、読みやすいって大事です。

ただ、これは他の自分史本もそうなんですけど、出版することを前提に書かれていることは差し引いて読む必要があるかと思います。

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書評:「実習 自分史の書き方」(内海靖彦)

この本は、今までレビューしてきた自分史本では、一番良いと思います。エピソード形式の自分史を書くとしたら、この本をお勧めします。

年代を追って書く「半生記」、様々な体験を書く「体験記」、エッセイ形式の「自由記」という3種類の書き方について、具体例を交えつつ体系的に説明されています。

読んでいて、「人生のあの体験をエピソード形式で書いてみたいなあ(=詳細に書くことによってもう一度疑似体験したいなあ)」と思ったのはこの本が始めてです。

そもそも自分史を書くことで何が一番大事かというと、間違いなく、モチベーションなわけですよ。誰だってモチベーションさえあれば、自分史は書けてしまいます。

当サイトもそうなんですけど、自分史本を参考書のように片手で参照しながら自分史を書くというのは、それはちょっと違う姿勢だと思うのです。自分史を書くって、そこまで難しいことじゃないです。最初の一歩さえ乗り越えてしまえば、誰だって最後まで楽しく書けると思うんです。

だから、自分史の書き方に焦点を絞ったコンテンツで大事なのは、自分史を書いているユーザーの楽しい体験を途切れさせないことだと思うんですね。ユーザーが自分史を書いている3ヶ月の間に、参照されるのは数回で十分。とにかく、自分史を書いているユーザーに、自分の過去を題材にした楽しい体験、過去を思い出して良い気分でいられる時間、それを途切れさせないこと。

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エピソード形式の自分史を書くには?

当サイトの自分史の書き方では、各時期毎にあったことについての概要や詳細をシンプルに記述していく教科書形式を推奨しています。ただ、第三者にとっても楽しめるように、一種の読み物としてエピソード形式で書いてもいいわけです。

これはどっちが優れているということはないので、好きな方を選んでもらえればいいと思います。どちらにしても、過去を思い出す方法などについては共通です。エピソード形式でも、思い出せる部分から書く、書けるところからガンガン書いていくということは同じです。

ただ、教科書形式で自分史を作っておけば、エピソード形式で記述する際もかなり役に立ちます。

例えば、中学時代についてエピソード形式で書いてみようと思ったときに、教科書形式で書いてある自分史の中学時代の部分を読めば、それはカタログのような役割を果たすわけですよ。努力が報われた過程について更に詳細なエピソードを書いてみようかなあとか、修学旅行について更に詳細なエピソードを書いてみようかなあとか。

なので、エピソード形式で記述するとしても、まずは教科書形式で自分史を書いておくことを推奨します。

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世界一欲しいコンテンツ

自画自賛になってしまいますが、2ヶ月前に私が予想していた以上に体系的な内容になって、とっても満足しております。

最強論・育成理論に特化した攻略サイトもそうだったんですが、自分自身で「こんなサイトあったらいいなあ」「こんなコンテンツが欲しいなあ」と思えるものでないと、作る意味がないと思うのです。

これは自分史も同じことで、誰かのために作るんじゃなくて、自分のために作るわけですよ。自分で読みたいと思うから、自分で自分史を書くわけですよ。自分の人生について書いてあるガイドブックは、どこにも売ってません。自分で作るしかありません。でもそれは、世界一欲しい本を作る作業になります。

当サイトのコンテンツが、その世界一欲しいコンテンツを作るための一助になれば幸いです。

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書評:「“元祖が語る” 自分史のすべて」(色川大吉)

日本で自分史を提唱した色川大吉さんの本。

自分史の書き方に関することは最初の40ページだけで、あとは自分史の前身となった「ふだん記」の歴史の話が中心です。

自分史の書き方については記述が少ないと思うんですが、「自分史の書き方」というコンテンツを作っている私的には、日本ではどのようにして自分史が広まってきたのかという歴史は面白かったです。

で、この本を読んでいて、一つ気付いたことあります。

もしも自分史がブームになったら、かなりの高確率で自分史本来の役割が無視されるなと。自分史がブームになったら、出版社がこぞって自分史の賞を設立するなりして、個々の自分史に優劣や競争原理を持ち込むことになるんだろうなあと。そうなると、自分の人生を好きになるためではなくて、評価されるために歴史を捏造して自分史を書く人が続出してしまうんだろうなあと。

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自己肯定感について2

今日は、過去の記事の続き。自己肯定感的な話です。

日本人の自己肯定感が低くなってしまう理由の一つに、「抑圧委譲の原理」と呼ばれる社会構造があります。

「抑圧委譲の原理」というのは、上の身分の者がストレスを下の身分の者に発散して、下の身分の者がストレスを更に下の身分の者に発散していくという精神的な構造のことです。

知らず知らずの間に、この日本のピラミッドに洗脳されてないですか?

例えば、「自分はスクールカーストで上じゃなかったら、人生を楽しんではいけないんだ(人生を楽しんだら上の人達を抜いてしまう……)」と無意識に思ってないですか?このような抵抗があると、必要のないことでも無意識的に遠慮するようになってしまいます。※1

無意識に遠慮してないですか?

あなたがそう思ったとしても誰にも迷惑は掛けないのに、遠慮してることないですか?

自分は自分史を書くに値しないとか、遠慮する必要なんて全くないんです。

例えば、「私はこの世界の誰よりも楽しませてもらっている。(私にとって)これ以上に面白い人生はない」と、公の場で豪語するのは迷惑だけど、仮にそう思ってたとしても誰にも迷惑は掛けないんですよ。

だったら、そう思って生きた方が得じゃないでしょうか?

別に無理矢理そう思えというんじゃなくて、ナチュラルに「楽しい」「幸せ」と思えたとして、その思考を遠慮しないことです。

 

※1
「自分には出来ない」「自分にはなれない」などの自信喪失的な信念というのは、潜在意識レベルで機能します、意識では自信喪失してることに気付けないんです。人間は、意識的に「自信喪失してる・諦めてる」と気付いてることの何十倍何百倍ものことを諦めています。自信喪失というのは、一酸化炭素中毒のような感じで起こるのです。「自分は~~で自信喪失してるな」と意識的に気付けるようなことは、本当の意味では自信喪失していないんです。

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過去を思い出すツールについて

単に記憶を引っ張り出すのではなく、過去に関係するモノから記憶が引き出される場合があります。

今日は、そのような過去を思い出すためのツールについてまとめてみました。

で、これらの過去のアイテムについては、カメラやスキャナを使うことによって自分史中に取り込んでokです。自分史で重要なのは、その時期について読んでいるだけで、その時期の情景や雰囲気が脳内で再生されるようになることです。それは何も、文章だけで呼び起こす必要はないのです。必要ならば、その当時を象徴する画像を挿入しましょう。

※自分史の作り方によっては、その当時を象徴する映像や音楽を流すことも可能かもしれません(例えば、2010年1~3月にスクロールするとその時期を代表する曲が流れて、2010年4~5月にスクロールするとその時期を代表する曲が流れるみたいな)。残念ながら、Wordでは出来ないようですが……。今後の技術発展を待ちましょう。

 

○過去を思い出すツール
・写真、アルバム、動画

・学校のプリント、テスト、創作物、卒業アルバムなど

・仕事や会社の資料

・日記、手帳、手紙

・遊んだもの(おもちゃなど)、集めたもの、作ったもの

・音楽、テレビやゲームの映像(youtubeを使う)

・コンテンツのパッケージ、本の表紙(Amazonを使う)

・地図

・乗り物(自転車、車)、製品(パソコンやゲーム機など)

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過去の場所巡り

今日は、過去の思い出の場所を巡ってみることについて。

住んでる場所にもよるんですが、これはかなりお勧めです。

過去の場所に行ってみることによって、自分史を思い出す効果があるとか、そんなことどうだっていい。単純に、楽しいんですよ。自分史がどうとか全く考えない方がいいですよ。

これは自分史を書く・書かないを全く別として、お勧めしたい体験です。

自分史が、自分の過去を題材にして歴史を楽しむコンテンツだとしたら、過去の場所巡りは、自分の過去を題材にして地理を楽しむコンテンツですね。自分史が歴史だとしたら、過去の場所巡りは地理なのです。

例えば、友達と一緒に秘密基地を作った場所に行ってみるとか、中学校の下校時の帰り道を一人で歩いてみるとか。もちろん当時を思い出しながら!

もう死ぬほど儚くなってきます。泣きたくなってきます。

でも、不思議なことに、過去の思い出の場所に行ってみることによって、新しい思い出が出来るんですよ。あと、写真も撮りましょうね。

ただ、大人になってから子供時代の場所に行くときは、不審者扱いされて捕まらないようにだけは注意してください。

あと、出来れば、時期も一致させた方がいいです。過去の11月に思い出となった場所なら、現在の11月に行った方がいいです。なるべく過去の状態や雰囲気と一致させて、今行くんです。

これは本当に楽しい体験になると思うんで、 多くの人にお勧めです。

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自分史の添削について

昨日は添削についてよく書かれている自分史本のレビューをしたということで、今日は、自分史の添削・ブラッシュアップについて説明したいと思います。

で、添削しながら書き進めていくというのは、あまり推奨しません。

最初から最後まで一通り全て書き終わってから、最初から最後まで見直して添削・ブラッシュアップしていくことを推奨します。

添削の仕方ですが、まず第一に楽しんで行いましょう。

添削というより、書き終わった自分史を読んで楽しむという気持ちでやりましょう。書き終わった自分史を読みながら、ついでに添削・ブラッシュアップしようぜみたいな。

で、添削していく箇所にも2種類あります。

一つは、国語的な添削です。誤字・脱字を修正していって、読みにくい文章は修正していきます。要するに、校正作業ですね。

もう一つは、内容的な添削です。書き終わってから時間が経って、もう一度読んでみると、その時期や出来事について書き足したいことが出てきます。例えば、「この時期には、あのコンテンツについても書いておいた方がいいなあ」とか、「この出来事には、強く心に残ってる情景についても記述しておいた方がいいなあ」とか。

もしくは、冗長だなとか余分だと思う部分も出てきます。「このコンテンツはそれほど重要じゃなかったから、ここまで詳細を書く必要はないよな」とか、「この出来事のこの描写は余分だな。削った方がシンプルな記述になるな」とか。

そのようにして、必要な部分は追記して、余分だと思った部分は削除していくことによって、自分史はブラッシュアップされていきます。

なお、当サイトの自分史の書き方は、自己啓発目的であるため、基本的に自分しか見ないことを前提に作成するわけですが、ブラッシュアップしていけばしていくほど、客観的な記述になっていきます。

とにかく、添削作業も楽しんで行いましょう。添削って結構労力を使うんで、1日1年のペースで十分ですよ。急ぐ必要はありません。

で、これは検証の所でも書いたんですが、添削するときも、自分史の感想を言葉に出しながら添削していくことを強く推奨します。

その年や、その時期の出来事やコンテンツ、その時期の自分自身に対して、ありのままの感想を言葉にしながら読んでいくんです。

この作家(=自分自身)、この物語(=自分の人生)の超ヘビーユーザーになったような感覚で、ありのままの感想を言葉に出しながら添削していくことを強く推奨します。

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書評:「失敗しない自分史づくり 98のコツ」(前田義寛、前田浩、野見山肇)

98のコツとありますが、3分の2以上が文章の書き方や文法、添削などについてです。ただ、この文法・添削については、実際の自分史を例にして説明されているため、非常に分かりやすいです。

残りの3分の1の部分には、自分史記述について基本的なことが書いてあります。

基本的なことはちゃんと書かれているため良書ではあるんだけど、可もなく不可もなくと言った所でしょうか。

あと一点。自分史で登場した思い出の場所を巡ってみるという方法が紹介されてますが、私も1年間に渡って毎週休日にやってみたことがあるんですが、これはかなり楽しいです。今住んでる場所にもよりますが、自分史を書いたら、この遊びをやってみることをお勧めします。

過去の場所巡りについては、数日中に詳細をアップしたいと思います。

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