2025年5月
※2025年5月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
・大相場の直後だけにやることなし。三菱重工の順張り買いが利食いも、逆張り売りがマイナスでちょこっとマイナス。
FP1級とトレード・投資
2025年には、FP1級資格に合格しました。
詳しくはこちら。
2024年11月から2025年9月までの10ヶ月、学科だけで400時間以上勉強してきました。
役に立つ知識としては、年金受給権5年についてです。70歳まで年金を受け取らなかった場合には、5年分を一括して受け取るか、繰下げ受給できるかを選べるというものです。
ただ、間違いなく言えることは、私のトレーダー・投資家としてのスキルには、何一つ寄与しなかったということです。
私自身、FP1級を学んできて合格したことは、間違いなく良い体験だったと言えます。FPの仕事も増えて、FP1級をやってきたからこそ作れるようになったコンテンツもありました。
個人的には、金融資産運用は、FP1級のエースとして君臨してくれました。
どのような問題が出ようとも、金融資産運用だけは絶対に得点できる安心感がありました。
実際、私が受けたときは、貸借銘柄、ETFの単元株、クロージングオークションと、FP1級対策では答えられないボーナス問題が出題されました。
しかし、FP1級の知識が、実際のトレード・投資に役立つかどうかは全く別の話です。
インフォメーションレシオとか資本資産評価モデルとか効率的フロンティアとか、考え方は面白いですが、あくまで雑学に過ぎません。
少なくとも、私のトレーダー・投資家としてのスキルには、何一つ寄与しなかったことは間違いありません。
むしろ、FP試験に下手に過適合してしまうと、トレードや投資にはマイナスになることすらもあると思います。
そもそも、トレードは頭がおかしくないと利益が出ない仕組みになっています。詳しくは次回解説します。
2025年6月から2026年5月現在までは、半導体株・電線株を中心に順張り天国となっていますが、いずれもエントリーサインは客観的に見たら「頭がおかしい」ものばかりです。
FPの中立的でバランスを取るような感覚というのは、トレードのこの性質と絶望的に合いません。
本能に逆らって、狂った銘柄に入り続けないと、トレードは利益になりません。
こちらが、応用の金融資産運用で出題される計算問題となります(2025年5月までの内容)。
3 金融資産運用
3.1 指標計算
3.1.1 ROE(自己資本当期純利益率)
3.1.2 サスティナブル成長率
3.1.3 使用総資本事業利益率(ROA)
3.1.4 インタレスト・カバレッジ・レシオ
3.1.5 当座比率・流動比率・固定比率・固定長期適合率・負債比率
3.1.6 配当性向
3.1.7 配当利回り・PER・PBR
3.2 ポートフォリオの標準偏差
3.3 損益分岐点比率
3.4 外貨建て債券の利回り計算
例えば、ROEの計算は絶対に出ますが、これは実戦では使いません。
ROEなんて数値で出てるし、チャートを見ないと、指標単体では使えないためです。
ポートフォリオのリスクについても、ポートフォリオの標準偏差より、月足チャートの最大ドローダウン率の方が有効です。
はっきり言うと、FPの応用の計算問題というのは、年金から相続まで全て儀式だと思います。
また、新NISAで個別株からインデックス投資への流れになってるわけで、ROEより、インフォメーションレシオを出した方が実態には合うと思います。
更に言うと、資金管理やアセットアロケーションの配分、円・外貨比率の割合などの方が重要です。
例えば、「総資産は次のようになっている。新NISAに費やしてよい資金額を求め、世界株投信に毎月積み立てるべき額を計算せよ」とか「新NISAのポートフォリオは次のようになっている。円・外貨比率を求めた上で、ドル円が20%円安になった場合の為替差益を求めよ」とか「アセットアロケーションは次のようになっている。米国発の経済危機が発生して、米国株指数が現在の半分になってしまった場合の総資産額を求めよ」などです。
インデックス投資において重要なのは、このような資金管理の考え方です。
私はFP1級試験を受ける1ヶ月半前のトランプ関税ショックの際に、実際にこれらの計算をした上で【TQQQ】でレバナスデビューしました。
FP1級試験は、学科の理不尽さを体験すると、FP1級以外はFP資格じゃないと思うようになってきますし、FP1級を持っている人には学科を乗り越えてきた絆のようなものを感じます。
ただ、少なくとも、FP1級は、トレード・投資のスキルには一切寄与しないどころか、マイナスになることもあり得るということが現実です。