2017年の自分史の書き方

あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いします!

さて、2017年が終わったということで、早速2017年の自分史を書いているわけですが、参考になるかもしれないので、私の2017年の自分史の書き方を記事にしておきます。

用意するもの:メモ帳、去年の資料
※私が使った資料:ライブの記録、2017年のプレイリスト(以上、音楽用)。その他趣味の記録。日記。

 

1.日記以外の資料を参照しながら、各時期に何があったのかという出来事やコンテンツなどを列挙する。資料に書いてなくても記憶から思い浮かぶものも列挙する(ただし、時期の照合は厳密に行うこと)。
※重要事項で後に太文字にするものは”b”を付けてあります。
※以下の画像は、例として分かりやすくするために趣味に関するものだけ列挙してあります(趣味以外は削除してあるものです。趣味以外の事項も同じく列挙しておきます)。

2.日記を参照しながら、1.の内容への追記、および1.で列挙した内容を文章にしていく。
※1の作業だけでは抜け落ちている所が相当あるため、日記で補完する。人間の記憶がいかにあてにならないものなのかは、自分史を書くと本当によく分かります。
※2017年への感謝の気持ちを形にするように、楽しんで行いましょう!

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1月2日時点で1.の作業が1~2時間で終わったので、明日以降に2.の日記からの補完・文章化をしていく予定ですかね。大体、5日位で終わるんじゃないかなと思います。

 

書評:「書かない自分史」

この本は、自分史のレイアウトや見せ方に特化して書かれています。写真を貼ったり、動画を使ったり、漫画形式にしたり、自分史のスタイルには色んなものがあるんだなあということが分かります。

当サイトでは全く触れてませんが、自分史のレイアウトはいくらでも自由にしてもらって構いません。自分史の書き方で大事なのは、いかに自分に合った方法で作っていくかどうかなんで、文章だけなら文章だけでいいし、画像や写真を挿入したかったらいくらでも挿入してもいいし、漫画形式で書きたいならそうしてもいいです。

ただ、レイアウトに凝るのは問題ないんですが、この本で何度も推奨している、インタビューを受けて他の人に自分史を書いてもらうサービスを利用するのは、当サイトでは推奨しません。

本当の意味でクオリティーの高い自分史を作るには、自分の頭で過去を思い出して検証して、自分の手で書くしかないです。

仮に20年分書くとしたら、毎日1~2時間の作業を継続したとしても、3ヶ月程度は必ず掛かります。でも、自分史の作成に費やした時間に比例して、自分の人生に対する愛着が必ず生まれてきます。

実を言うと、「もっと簡単に多くの人が自分史を作れるようになったらいいなあ」と思って、ライトユーザー向けのコンテンツを作ろうと思ったことがあったんですね。でも、やめました。当サイトを何度も訪れてくれるヘビーユーザーの人達に対して申し訳ないと思ったからです。誰でもすぐに簡単に出来るような方法では、当然ながら薄っぺらいものしか出来ません。私は、ライトユーザー向けに薄っぺらいコンテンツを作るんだったら、100人に1人しか続けらなくても、その1人のために本物のコンテンツを作りたい。

自分史を簡単に書ける方法なんてないです。毎日1~2時間の作業を3ヶ月程度続けて、ようやく自分史が完成する。で、更に自分史の検証を習慣にして3~5年位続けていると、自分史が自己啓発ツールに昇華する。この時間を短縮する方法はありません。

やや話がずれましたが、自分史のレイアウトを参考にする点では、この本をおすすめします。

 

いつ死んだとしても後悔しない遺書の書き方

※トレードブログではなく、自分史関連の記事です。

自分史の書き方のついでに、いつ死んだとしても後悔しない遺書の書き方について書いておきます。

当サイトの自分史の書き方は、完全に自分自身のためだけに書くものですが、遺書については、万が一にも自分自身が死んでしまった場合に備えて、残された人達のために書いておくものです。

自分史を書いて自分自身の人生にいくら満足していたとしても、万が一、自分自身が死んでしまったら、残された人達が悲しむ可能性があります。

残された人達に対して「自分は後悔なかったよ。だから、なるべく悲しまないでくださいね」という旨を残しておくためにも、遺書を書いておくことを強く推奨します。
※と言うか、自分史をいくら書いて残しておいてもあまり役に立ちませんが(自分の人生に興味があるのはこの世界でただ一人自分自身だけ)、遺書は役に立ちます。もしも自分史を書く目的が他者に残しておくためというものだったら、まず遺書を残しておかなければ意味がありません。

それで、遺書にはどのようなことを書けばいいのかについては、次の通りになります。

○いつ死んだとしても後悔しない遺書の書き方
・表題は”遺書”もしくは”遺言書”。
・書き出しは、”(名前)に何かあったときのために作成しました。”
・尊厳死の条件
・遺産について
・葬儀について
・物の処分について
・メッセージ

一つずつ説明していきます。

まず、表題は“遺書”もしくは“遺言書”になります。

最初の書き出しは、“(名前)に何かあったときのために作成しました”で始めます。
※名前にはフルネームで自分の氏名を入れる。

あとは、各項目を作成していくわけですが。まず絶対に書いておくべきこととして、尊厳死の条件があります。ここでは、自分がどういう状態になったら尊厳死させても恨まないよということを書いておきます。
※例えば、「意識不明の状態になって、3ヶ月経っても他者とコミュニケーションを取ることが出来る段階に回復する見込みがないんだったら、苦痛を和らげる処置を最大限施してもらった上で、延命措置の停止・生命維持装置の停止をしてほしい」。

遺産についても必ず書いておきましょう。まず、自分自身の金融資産についてまとめておきます。キャッシュ・銀行・証券・保険・その他の資産について、金額はいいんで、どこにあるか・何を持ってるかを全て列挙しておきます。例えば、預貯金はどの銀行にあるとか、株はどの証券会社にあるとか、生命保険はどの保険会社にとか、不動産や車は何を持ってるなどですね。あと、ローンなどの負債もちゃんと書いておきます。更に言えば、バランスシートの形式でまとめてあると最高です。そのようにして、資産と負債を列挙しておいた上で、その残った資産を誰に与えるかを書いておきます(特に希望がなければ、「法律通りで」にしておく)。

葬儀についても必ず書いておきましょう。どういう葬式をやって欲しいのか、誰を呼んで欲しいのかなどについて書いておきます。なお、葬儀について詳しくは当サイトではなく、他のサイト様を参照してください。
※残された人達に無理をさせたくないんだったら、「予算の範囲内で残った人達の裁量で自由に決めてもらって構いません」。
※SNSで知人に告知して欲しい場合は、その旨をコメントに書いておき、アカウントとパスワードを記載しておく。

所有物の処分についても必ず書いておきましょう。廃棄しても構わないのか、カネになるものは売っても構わないのかなどですね。
※残された人達に無理をさせたくないんだったら、「全て廃棄してもらって構いません」。
※ちなみに、私は知人のゴミ屋敷の掃除をやった体験から分かるんですが、思い出の品というのは当人以外の残された人にとってはガラクタ以外の何物にもなりません。先祖の遺品などは、値打のあるもの以外はゴミ以外の何物にもならないのが現実です。「なんでも鑑定団」とかを見ると勘違いする人がいるかもしれませんが、99%の遺品はゴミにしかなりません。

最後に、残された人達に対するメッセージを書いておきます。その書き方について詳しく説明します。

○いつ死んだとしても後悔しない遺書の書き方
・メッセージには、残った人達に対して「自分は後悔なかったよ。だから、なるべく悲しまないでくださいね」という旨を書いておく。
・メッセージの最後には、自分史や創作物・日記など、「後悔は少なかったこと」を証明するもののありかを記しておく。

いつ死んだとしても後悔しない遺書を書く最大の目的は、残った人達に対して「自分は後悔なかったよ。だから、なるべく悲しまないでくださいね」ということを伝えるためです。なので、メッセージにはそういうことを書いておきます。

ちょっと長くなりますが、例文を出すと、「私を愛してくれる皆さんは、私の死を不幸だと思うかもしれませんが、私自身は不幸だと思っていません。私は最後の瞬間まで、一生懸命、全力で自分の人生を生きてきました。やりたいことは十分過ぎるほどやってきたし、やり残したことはほとんどありません。ただ、更に生きていれば、更に楽しい思い出が出来てただろうから、ちょっと勿体ないかなとは思いますが。私は私の道を歩いてこれて幸せです。ありがとう。この人生に感謝と満足しかありません。この人生での全ての出会いに感謝しています。この世界に残った皆さんは、どうか私の分まで、この世界を楽しんで思い出を作ってきてください。私のために、貴重な時間を無駄にしないでください。またいつでもすぐに会えるから、どうか悲しまないでください。私が愛した世界で出会ってくれてありがとう!向こうの世界でまた会おうね!楽しかったよ、ありがとう!」。で、最後に自分の名前とハンコを押しておきます。

あと、メッセージに加えて、もしかしたら悲しみ続ける人がいるかもしれないんで、その人達に「本当に、後悔なかったんだよ。だから、残された時間をもっと楽しんで」ってことを伝えるために、例えば自分史や創作物、日記などの「後悔は少なかったこと」を証明するもののありかを記しておけば、更にいいかなと思います。

 

遺書の書き方について他に注意点がいくつかあります。

○いつ死んだとしても後悔しない遺書の書き方
・自筆で書く(ペンや紙は何でもいい)。
・日付(年月日)を記入しておく。
・署名と押印をする。

まず、自筆で書いてください。下書きはPCで書いておいて、それを印刷して見ながら、清書するといいです。

次に、ちゃんと書いた日付を年月日まで記入しておくこと。何年の何月何日と。7月下旬とか駄目です。

そして、署名とハンコを押しておくこと。

以上、この3つがないと、遺書として無効になってしまうそうです。

 

以上で、いつ死んだとしても後悔しないための遺書の書き方は終わりですが、最後に、遺書を書くことの利点を書いておきます。これは私自身が実際に遺書を書いてみて感じたことです。

まず、遺書を書くことを通して、人生で今までやってきたことで満足してることにフォーカスすることになるため、本当にやってきて良かったなあと思う人生体験にフォーカス出来ます。自分の人生を好きになるという、自分史的な効果があるかと思います。

で、遺書を書くことで個人的に一番良いなあと思ったのは、人生のFuture works的なことにフォーカスすることです。遺書を書いてみると、やっぱり「もっと生きてたら、こんなことが出来るかなあ」的なことも浮かび上がってくるわけですよ。「今死んだら勿体ないと思うこと」、それはつまり、これからやりたいことでもあります。だから、遺書を書いてみることによって、これからやりたいことが浮かび上がってくる可能性があるなあと。

どれだけピンピンしていたとしても、遺書を書いておくことをおすすめします。自分のためだけじゃなくて、もしも何かあったときに、残された人達のために。

いや本当に、自分史を書くんだったら遺書を書いておく方が、大切な人達にとっては比べものにならない位、役に立ちますからね。

 

ハッピーエンド

もう、自分史の書き方について書けることもほとんどなくなってきたので、そろそろ締めに入っていきたいと思います。

自分史について色々と書いてきましたが、自分史というのはあくまで、これからの人生を更に楽しむためのツールに過ぎません。これを忘れないでください。

最後に、自分史がいつ完結したとしても、ハッピーエンドで終わるように生きようぜという話で締めたいと思います。

この物語、いつ終わるか分かりません。いつ淘汰されても、不思議ではありません。

だからこそ、いつ終わるとしても、今この瞬間に終わることになったとしても、「最高に楽しい人生だったな」と笑って終われるように、毎日楽しく生きていきましょう。

私自身、この思考になるまでには、1年近く掛かりました。でも、この思考を身に付けてから今日まで、笑顔が途切れた日が一日足りともありません。どんな逆境が訪れても笑えるようになりました。と言うか、笑うしかないのです。

そりゃあ、まだやりたいことも叶えたい夢もありますし、今終わったら後悔しないと言ったら嘘になります。でも、人生の平均値を上げるために、自分に出来ることは全てやってきたんだから、しゃあないなと。自分に到達できる一番遠い所まで歩いてきたんだから満足だなと。

もしも、あと1年しか生きれなかったら?
この世界に、あと1年しかいられないとしたら?
あなたは何をしますか?

人が後悔するのは、出来なかったことではなく、やらなかったことです。

今やれないことは一生やれません。”いつかやる”、その”いつか”は一生訪れません。今やらないでいつやります?

”いつかやれるだろう”と先送りし続けていくと、一生やらないまま終わってしまいます。今すぐにやりたいことをやるべきです。

その一歩を踏み出すことには、恐怖と不安があるかもしれません。でも、勇気を出してその一歩を踏み出せば……。

そこからまた、自分史の新たな物語が幕を開けていきます。

このコンテンツをここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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自分史で打線を組んでみた

よく、2ちゃんねるのまとめサイトなどに、「~~で打線を組んでみた」というスレがあります。

これ、自分史にも応用できます。検証の応用になります。

例えば、「今までの楽しかった出来事で打線を組んでみる」「逆境で打線を組んでみる」「レジェンド級のゲームで打線を組んでみる」「重要人物で打線を組んでみる」など。

これらは答えの出ない作業になるんですが、このようなテーマで自分の過去について考えて楽しむという行為そのものが重要なんです。

私のお勧めは、「年で打線を組んでみる」というものです。人生の今までの年で、ベストナインを作ってみるんです。これは非常にお勧めです。

例えばこんな感じで。

1 2007年
2 2011年
3 2001年
4 1999年
5 2006年
6 2009年
7 2008年
8 2014年
9 2004年

一応、これ順位じゃなくて打線です。DH制の打線です。

打線を組んでみる検証の良い所は、直接のランキングにならないことです。クリーンナップの3~5番や1番には重要なものが来ますが、それはあくまで傾向でしかないんです。

ただ、注意点としては、層が厚すぎることで打線を組んでみると、検証にならないということです。なので、層が厚すぎるテーマでは、打線を組んでみる系の検証はほとんど効果がないです。

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自分史の配布

自分史を書き終わってから、自分の周りにその自分史を配りたいと思うかもしれないです。

エピソード形式ならまだしも、当サイトの書き方(教科書形式)で書いた自分史を読んでも理解出来るのは自分だけなんで、当サイトの書き方で書いた自分史を配布するのはやめましょう。もしも配布するとしたら、エピソード形式で記述したものにしましょう。

と言うか、こういうことを書くべきかどうかは分からないんですが、そもそも他人の自分史を配られても……。それは、承認欲求なんですよね。

当サイトの自分史の目的は、自己肯定感の確立なんであって、自己実現の欲求を満たすものです。承認欲求を得るものではありません。

で、昨今は自己肯定感という言葉が過大評価されてると思います。

そもそも、日本社会というのは、多数派に属していれば、自己肯定感がなくても生きられる素晴らしい社会です。そのため、自己肯定感が勘違いされています。

自己肯定感というのは極端な話、世界中の人間に「死ね!」と言われても、「貴様等全員より俺様一人の方が価値がある」と思える能力のことです。

で、自己肯定感が非常に高い人物というのは、例えばヒトラーがその代表です。あと、2014年に韓国で起こったセウォル号沈没事故の船長も自己肯定感が非常に高い人物の一人です。

このような自己肯定感が異常に高い人間が社会にたくさん存在してしまうと、どんな社会だろうと崩壊します。自己肯定感とは、そのような側面もあるのです。つまり、2600年以上続いてきた日本社会というのは……。

悪役は自己肯定感が高いです。と言うか、自己肯定感が高くないと、正義の価値観に簡単に迎合してしまうから、悪になれないのです。

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人生のプレイリスト

自分史の書き方について書くことはもう特にないんですが、過去を思い出す方法について一つ。

これは音楽好きの人限定の過去を思い出す方法なんですが、人生のプレイリストを作ってみるという方法があります。

まず、各年についてのプレイリストを作ります。その年を代表する楽曲で、20~40曲のプレイリストを作ります。そのプレイリストを聴けば、その年の情景や雰囲気が蘇ってくるようなプレイリストを作ります。なお、曲順は時系列順に。

次に、人生についてのプレイリストを作ります。各年を代表する楽曲を10曲前後(私は毎年12曲で固定しています)ずつ抽出して、人生のプレイリストを作ります。そのプレイリストを聴いてるだけで、人生の名場面がフラッシュバックされるようなプレイリストを作ります。

これは、音楽好きの人には是非ともおすすめしたい方法です。左脳で思い出せなくても、右脳から記憶が蘇ってくる可能性があります。

これらのプレイリストは、この世界に一つしかない、あなたの人生を奏でるオーケストラになります。

邦楽・合唱曲・BGMなど、ジャンルを問わない編成になってくるかと思います。だから、音源の入手が難しい曲があると思うのです。

今は便利な時代になったもので、youtubeがあります。動画→音声の変換ソフトがあります。ここから先は自己責任でお願いします。

なお、再生ソフトは、Winampがお勧めです。

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自分史本を読んでみて分かったこと

自分史本をいくつかレビューしてきましたが、色んな自分史本を読んできて思うのは、基本的に言ってることは全部同じだなということです。自分史を書くとは、印象に残ってることを思い出して、それを文章にすること。これ以上でもこれ以下でもないです。モチベーションさえあれば、自分史は誰にだって書けます。

当サイトの自分史の書き方だって、何も特別なことは書いてないです。

例えば、自分史の書き方に関する本をいくつも読んでるんだけど、中々書き始められないという人がいたとします。それって、自分史に捉われ過ぎてると思うのです。少なくとも、自分史の書き方に関するコンテンツの中に答え(聖杯、完璧主義の欲求を満たしてくれるもの)はないです。自分史を書くための最高の資料は、自分の記憶であり、自分の身の周りにあるものです。

ただ、敢えておすすめの自分史本を挙げるとしたら、初心者には「あ、これならわかる自分史の書き方」(内藤洋子)をお勧めします。この本は100ページちょっとしかないんですが、他の自分史本は冗長になってるだけで、この本以上のことは書いてないです。

当サイトを参考にして自分史を書き終わった人には、「実習 自分史の書き方」(内海靖彦)をお勧めします。教科書形式で書いてから、人生の重要な出来事についてエピソード形式で書いてみるのは面白いと思います。

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書評:「あ、これならわかる自分史の書き方」(内藤洋子)

100ページちょっとしかなく、自分史本の中では薄いです。ただ、これで十分です。200ページ・300ページある自分史本はどうしても冗長になってしまうんで。

内容としては、質問に答える形で、自分史を書くためのメンタル面について書かれています。

書き方に関する基本的なことは網羅されてますし、短いため読みやすいです。自分史を書くのに必要なのはモチベーションの一点だけなんで、読みやすいって大事です。

ただ、これは他の自分史本もそうなんですけど、出版することを前提に書かれていることは差し引いて読む必要があるかと思います。

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書評:「実習 自分史の書き方」(内海靖彦)

この本は、今までレビューしてきた自分史本では、一番良いと思います。エピソード形式の自分史を書くとしたら、この本をお勧めします。

年代を追って書く「半生記」、様々な体験を書く「体験記」、エッセイ形式の「自由記」という3種類の書き方について、具体例を交えつつ体系的に説明されています。

読んでいて、「人生のあの体験をエピソード形式で書いてみたいなあ(=詳細に書くことによってもう一度疑似体験したいなあ)」と思ったのはこの本が始めてです。

そもそも自分史を書くことで何が一番大事かというと、間違いなく、モチベーションなわけですよ。誰だってモチベーションさえあれば、自分史は書けてしまいます。

当サイトもそうなんですけど、自分史本を参考書のように片手で参照しながら自分史を書くというのは、それはちょっと違う姿勢だと思うのです。自分史を書くって、そこまで難しいことじゃないです。最初の一歩さえ乗り越えてしまえば、誰だって最後まで楽しく書けると思うんです。

だから、自分史の書き方に焦点を絞ったコンテンツで大事なのは、自分史を書いているユーザーの楽しい体験を途切れさせないことだと思うんですね。ユーザーが自分史を書いている3ヶ月の間に、参照されるのは数回で十分。とにかく、自分史を書いているユーザーに、自分の過去を題材にした楽しい体験、過去を思い出して良い気分でいられる時間、それを途切れさせないこと。

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