書評:「実習 自分史の書き方」(内海靖彦)


この本は、今までレビューしてきた自分史本では、一番良いと思います。エピソード形式の自分史を書くとしたら、この本をお勧めします。

年代を追って書く「半生記」、様々な体験を書く「体験記」、エッセイ形式の「自由記」という3種類の書き方について、具体例を交えつつ体系的に説明されています。

読んでいて、「人生のあの体験をエピソード形式で書いてみたいなあ(=詳細に書くことによってもう一度疑似体験したいなあ)」と思ったのはこの本が始めてです。

そもそも自分史を書くことで何が一番大事かというと、間違いなく、モチベーションなわけですよ。誰だってモチベーションさえあれば、自分史は書けてしまいます。

当サイトもそうなんですけど、自分史本を参考書のように片手で参照しながら自分史を書くというのは、それはちょっと違う姿勢だと思うのです。自分史を書くって、そこまで難しいことじゃないです。最初の一歩さえ乗り越えてしまえば、誰だって最後まで楽しく書けると思うんです。

だから、自分史の書き方に焦点を絞ったコンテンツで大事なのは、自分史を書いているユーザーの楽しい体験を途切れさせないことだと思うんですね。ユーザーが自分史を書いている3ヶ月の間に、参照されるのは数回で十分。とにかく、自分史を書いているユーザーに、自分の過去を題材にした楽しい体験、過去を思い出して良い気分でいられる時間、それを途切れさせないこと。

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