今日は、演習の解説をします。
○2015年2月6日
・あなたの人生において、2014年1月と2015年1月の変化について論じてみましょう。
今日のメインイベント。これは、ある程度、自分史を理解してから是非おすすめしたい検証方法なんですが、時期の検証というものです。
ある月(1月とか2月とか)やある時期(春とか夏とか年末とか)について、年毎に検証していくんです(時期の検証)。
例えば、夏について検証する場合、2000年から検証を行うとすると、2000年の夏について検証→2001年の夏について検証→2002年の夏について検証→……と、ある時期について1年飛びで検証していくのです。
これは本当に有効な検証方法です。人生というものが、1年でどれだけ変化していっているのかが分かります。人生の凄さ・偉大さに驚愕するはずです。なお、応用として2年飛びでやってもいいです。
ただ、この検証を行うには、各年の各時期には何があったのか?という自分史の知識が必要になってきます。
あと、この検証で重要なのは、優劣を比較する検証ではないということ。全ての年を楽しんでください。夏について検証するとしたら、全ての年の夏を楽しんでください。優劣を比較するのではなく、各年毎の個性を楽しんでください。
もちろん、ナンバーワン決めてもいいですよ。どの年の夏が一番良かったかな?という検証も非常に面白いものです。但し、この場合の心理的な大前提としては、全ての年が素晴らしいと思えていること。まあ、この検証が出来る段階にあれば、必要ない注意事項だと思います。
で、この演習題なんですが、今から1年前、あなたは何をしてましたか?この1年間でどれだけ多くのことが進歩してきたことか、自分自身がどれだけ成長してきたことか、理解出来ることでしょう。
今の自分が当たり前にやってることの多くが、1年前には想像できなかったことだと思います。それは、2014-2015だけじゃなくて、全ての年でそうなっているはずです。
例えば、今当たり前に聴いてる曲は、1年前どころか3ヶ月前には想像できなかったんですよ。当然、今は想像できないことが、3ヶ月後の自分には起こっているわけです。間違いなく。今の自分が楽しんでいることが3ヶ月前には想像出来なかったんだから、3ヶ月後には今の自分が想像出来ないものに楽しませてもらっているのです。つまり、未来が楽しいことは既に確定している。だって、過去の事例から100%そうなんだから、間違いない。
絶対確実に言えることは、1年後には、嫌でも人生は変わってるということ。しかも、大半は良い方向に。長期的に見れば、全てが良い方向に。
年の検証や人生の検証を自由に楽しく出来るようになって、時期の検証も楽しんで出来るようになれば、自分史は一生あなたを助けてくれることでしょう。
○2015年2月7日
・あなたの人生において、重要な役割を果たしてくれた(果たしてくれている)趣味を一つ選択して、たくさん感謝してみましょう。
書いてある通りです。趣味に感謝です。少しでも楽しませてもらった体験があるんだったら、そのコンテンツに感謝です。
自分史で大事なのは、その過去の体験に対して感想を呟いてみることです。例えば、「あれは最高だった」「なんて楽しかったんだ」「羨ましいなあ」とか。
過去を過大評価せずに過小評価もせずに、なるべくバイアスを掛けないように意識して、その当時の視点で過去を評価してみます。そして、ありのままの感想を言うのです。
○2015年2月8日
・あなたの人生において、2012年の重要な出来事を一つ挙げてください。その当時のライフスタイルについて思い出してみましょう。
これは、過去を思い出すための方法論の一つです。
2012年について年の検証(1月から順に脳内で再生していく)が出来なかったとしたら、強く印象に残っている2012年の重要な出来事を思い出してみます。で、その出来事が起こったとき、あなたは他に何をしていましたか?交友関係は?仕事や学校は?趣味は?
このように、強く印象に残っている出来事やエピソードを起点にして、少しずつ過去のパズルを埋めていくのです。
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自分史の勉強で重要なのは、どのような切り口で自分史を思い出していくか?ということであって、当ブログでは参考になるかもしれない切り口や考え方/思い出し方を紹介しております。
自分史というのは、どのような切り口から理解していってもいいですし、どのような書き方をするのも完全に自由なのです。
だから、出来るだけテンプレートや事例は示したくないんですね。なんでかと言うと、型を示してしまうと、自分の人生もその型に当てはめて考えてしまう可能性があるからです。だから、当サイトで示すのは、あくまで書き方のルールや考え方/思い出し方までです。
例えば、自分史の記述で一番重要である重要イベント/重要エピソードについては、書き方の例を示せるはずがないんですよ。どんなことを体験して、どんなことを思ったのか、その主観を体験したのはあなたしかいないんですから。
とにかく書いてみることだと思います。そのことのメモでも箇条書きでも感想でも何でもいいから書いてみることです。そこから少しずつ思い出せるようになってきます。頭の中でまとまってきたら、それをあなたの言葉で文章にすればいいのです。それで100点満点です。
よく日本人は同質性が強いから個性的じゃないと言われますが、個性的じゃない人生なんて存在しないのです。だって、出会う人も違って、趣味も違って、心で描く感想も違うんですから。
○自分史の演習
・あなたの人生において、交友関係もしくは趣味について、2012年2月と2013年2月の変化について論じてみましょう。

いつもありがとうございます!