私は小学生高学年の頃に、この本を毎日のように読んでいた。私の基本的な国語力はこの本で培われたと言っても過言ではない。国語の教科書の1000倍は役に立った。この本と「全ポケモンレベル100」に出会ってなかったら、ここまでポケモンやってなかっただろうなと思う。
それで、この本に出てくるゲンガーパーティのコラムの中で、「さいみんじゅつ」(当時の命中率55%)は命中率55%のはずがない、恐らく70~80%はあるはずだということで、実際に100回統計を取ってみたら56回しか当たらなかったという検証があった。
これ、まさにこれ。これが確率。ポケモンの攻略本で一番確率についてよく書かれているのは、このコラムだ。
まあ、ポケモンの確率はさておき、今日はパワポケの確率について。
パワポケの確率で重要なのは、一回一回の練習の故障率にはそれほど意味がないということ。なぜなら、サクセスを通じて50回前後は練習するからだ。つまり、トータルで考えることが重要になる。
当サイトの育成理論では、基本的に故障率6%以下で練習としているが、これは3週間以上の怪我が発生しなくなるため。いざというときは、故障率10%程度でも練習してよい(但し、3週間以上の大怪我をしたらやり直した方がいい)。パワポケの育成理論では、(体感確率)95%位は育成理論通りにやればいいが、残り5%はフィーリング。例えば、次の週に体力が全回復する定期イベントが控えているのに故障率7%だったら、練習する。彼女イベントが遅れてて好感度が足りなかったら、練習放棄してデートし続ける。
ちなみに、サクセスを通じて練習を60回するとなると、故障率平均3%だとすると、1回もケガをしない確率は0.97^60=16.08%。故障率5%で練習する部分が30回あるとすると、その30回で1回もケガをしない確率は0.95^30=21.46%。まあ、サクセス全体で1~3回は怪我する。
しかし、それでも最悪でねんざであり、3週間以上の怪我はしないため、リスクは限定される。いざというときは育成理論から外れて、故障率10%程度で練習しても構わないが、あくまで緊急的な場合に限る。サクセス全体で1回あるかどうか。故障率10%での練習を続けてたら、いつか交通事故が起こる。ちなみに、故障率10%で5回練習したとき、1回もケガをしない確率は0.9^5=59.04%。
パワポケでは、改造手術する以外には(1,2,4)、一発でかいリスクを取るべき場面がほとんどない。と言うか、貴重な時間もポイントも使うわけで、低確率で再現性のないものは育成理論と言えないと思う。