スキルと確率


トレードというゲームは面白いもので、一時的ではあるものの、チャートの見方すらも分からない素人がプロより儲けてしまう場合がある。プロ野球では実力がないピッチャーが沢村賞を取ることは絶対にないが、トレードではそういうことが起こりえる。

例えば、アベノミクス相場前にガンホーをナンピンしてたら……。長期的に考えたら、ナンピンはいつか絶対に退場する運命にある。だが、ナンピンで成金や金持ちになる人が必ず発生する。

これをポケモンで例えると、スカーフ絶対零度、先制の爪つのドリル、タスキじわれ、メガカイロス:ハサミギロチンの4体のパーティが、世界大会優勝者やレーティング1位相手に10連勝することがあり得る。勿論、勝率はズタボロだろうが、10000回もやれば10連勝出来るときが出てくるだろう。このパーティを使って世界大会優勝者に10戦挑むトレーナーが10000人いたとして、10連勝するトレーナーが1人は現れる。もしかしたら、もっと試行回数が必要かもしれないが、いずれにせよ確率0%の事象ではないため、いつかは10連勝するトレーナーが現れる。

つまり同じことで、ナンピンするトレーダーが10000人いたとしたら……。

だが、問題は、自分の資金や自分の人生を、つのドリルに託せるか?ということだ。果たして、アズマオウに人生を託せるか?

確かに、アズマオウだって、つのドリルでカイオーガに10連勝出来る場合がある(しかも、最近のアズマオウには雷が効かない!)。アルセウスにだってミュウツーにだって10連勝出来る場合がある。ゲンシグラードンにもゲンシカイオーガにもメガレックウザにも10連勝出来る場合がある。

だが、アズマオウに貴重な資金を託せるか?

マーケットでは、運だけで成金になってしまう素人が一定数は必ず現れる。しかも、一番スキルがあるプロよりも稼いでしまう場合が多々ある。その一方で、スキルはあるのに運悪く失敗するプロというのも一定数出てくる。これはランダムネスの法則上、こういうことが絶対に起こる。

だが、スキルはないけど運だけで成功した人は、それを続けていればいつかはそのしっぺ返しをくらうことになる。逆に、スキルはあるのに運悪く失敗した人は、それを続けていればいつかは成功する。

だから結局、運に頼るよりもスキルを磨くのが一番確実なのだ。