2024年10月
※2024年10月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
・機械的に順張りに入っていたら-30%超も、自己判断でスルースルースルーで2LCに留まる。
・逆張りのこういうのが取れていた。ただ、2025年にルール検証したことで、この逆張りルールはトータルでトントン~マイナスだったため今後は掲載しません。

トレードや投資にAIは使えるのか?
私自身も、コンテンツ制作にライティングに人生相談にと、生成AIが生活になくてはならないものとなっています。
特に、2024年9月から12月に掛けては、サイトに謎のファイルが生成される現象が起こり、ChatGPTと相談したらマルウェアの感染だったと判明し、その後のサーバーリセットからの再構築までAIは教えてくれました。
ただ、AIはあくまでツールであり、限界があることも事実です。
投資コンテンツの作成に使っていると明確に分かりますが、方向性を指示したり、部分的に手直ししないと使い物になりません(とはいえ、枠組みとなる文章作成能力は脅威的です)。
では、ChatGPTは、投資やトレードに直接使えるのか?素人がAIを使ったら投資で儲けられるのか?
素人の人達が、AIに資産運用を委ねたいと期待する気持ちも分からなくもないですが、少なくともルールの作成には使えません。
そもそも私は、そういう発想が出てきてしまう時点で、金融教育の敗北だと思っています。
この2年間、新NISAやインデックス投資の風潮で何を学んできたんですか?と。
ChatGPTを使ってると分かりますが、間違い(ハルシネーション)も非常に多いです。
FP1級の引っ掛け問題にすら簡単に引っ掛かる奴に、虎の子の資金の運用を委ねるわけにはいきません。
わざわざAIを使わなくても、オルカンに長期・積立・分散投資で終わりです。
インデックス投資のメリットとして、脳死でできるというものがあります。
どれだけ学ぼうが、長期投資でインデックスに勝つのは非常に困難です。
数百銘柄への分散投資と銘柄入れ替えを、信託報酬ほぼゼロでやってくれるスケールメリットには、個人がAIを使った程度では勝てません。
そもそも、そこから一発で導ける答えがあります。
AIのポートフォリオの方が優秀なら、ファンドが既に使ってるだろと。個人が利用できるAIを使って、インデックス投資を出し抜けるなら、ファンドが作れてしまいます。
なんで、わざわざ資産運用にキャパシティーを使うのか?
なんで、わざわざ資産運用で自我を出さなくてはいけないのか?
スキルがない素人が、わざわざ資産運用にキャパシティーを使わなくてもいいようにと、新NISAでインデックス投資と啓蒙してきました。
スキルがないなら、脳死でインデックス投資でファイナルアンサーです。
それでも、AIを使って自分の手でやりたいというならご自由にですが、それは趣味と同じなんです。
普段はHackとか合理化とか言ってるのに、投資にAIを使ってなんちゃらどうこうとか言ってる奴等を見ると、「あっ」てなります。
情報強者のはずなのに、インデックス投資の一番基本的なメリットすら理解しておらず、回り回って、脳死でオルカンを積み立ててる初心者より非合理的なことをしている。
複雑な方が有利と思うのは、トレード1年生が引っ掛かることです。
よくあるのは、AIにバックテストをしてもらって、ルールを作るというものでしょうか?
分かる側から見ると、エアプなのが丸分かりです。
トレードのルールを、AIに検証してもらってから使えますか?虎の子の資産を、AIが作ったルールに委ねられますか?
私だったら、絶対に無理です。恐過ぎます。
そもそも、バックテストほどあてにならないものはありません。
バックテストするための素人が閃くアイデアは、まずカーブフィッティングにしかなりません。
私は、バックテストは、FX業者の売り文句だと思っています。
バックテストなんて意味ないんで、実際にトレードをつもり売買して統計を取ってみてください。
半年から1年以上継続的に統計を取ってみて、そこから閃いたアイデアをバックテストするなら問題ありません。
私も聖杯探しに多くの時間を費やしてきましたが、バックテストから有効なルールが生まれたことは一度もありません。本当に、一度足りともありません。
トレードルールが生まれる瞬間については、こちらの記事「売買ルールが生まれるとき」を参照してください。
なお、私はレバナスのルールについても同様で、ETF・新NISAのコンテンツを1年間毎日継続していたら偶然にも気付きました。
機能するルールというのは、統計を取るなりして、正しい努力を継続した末に、セレンディピティ的にしか生まれないと思っています。
とにかく、バックテストしてる時間があるなら、どんなルールでもいいから統計を取ってみてください。
ネット上ではFX業者の売り文句が氾濫してるため、バックテストには効果があると思ってしまうんだと思います。
逆に言えば、AIは、ネット上に溢れているFX業者の売り文句も大量に学習してるということです。
これも色んなトレード本に書かれていますが、もしバックテストが一番重要だったら、プログラマーがマーケットで最強になってるはずです。
ところで、私のルールは、バックテストするとマイナスの可能性もあります。
最強の銘柄や最強のテーマ、他の銘柄の動きなどを調整して選択しているため、バックテストの結果とズレるためです。
例えば、新興銘柄は同じサインが3銘柄以上出たら、資金が分散して急騰しづらいからスルーするなどです。
これはチャートには現れない情報のため、いくらバックテストしても分かりません。