トラウマを軽減する方法


今日は、自分史の書き方とはちょっと違う話になるんですが、過去のトラウマを軽減する方法について。

過去のトラウマ的な出来事で抱いていた感情って、潜在意識に溜め込まれてる場合があるのです。その感情を、過去の自分と対話して、今吐き出してもらうのです。

具体的には、その当時の自分に対して、「どんなことを思っていたか教えてくれないかな?」「どんな感情だった?」「何がやりたかった?」など、とにかく聞いてみるのです。そうやって、過去の自分に対して質問を繰り返します。

大事なのは、愛をもって過去の自分とコミュニケーションを取ることです。つまり、聞く側に徹して聞いてあげること。それで、どんな答えが返ってきても、それを絶対に否定しちゃ駄目です。今の自分自身の価値観や信念を押し付けるようなことは絶対にして駄目。とにかく、過去の自分が言ったことを100%全面的に肯定してあげること。

その出来事は、別に誰が悪いわけでもないし、もちろん自分自身も悪くないんだけど、悔しかっただろうなと、悲しかっただろうなと。

その当時の自分はその感情を表には出さずに、溜め込んでしまった。だから、その当時の自分に、悔しさや悲しさといった、その時に溜め込んでしまった感情を吐き出してもらうんです。

「よく耐えたね。その気持ちを、今、吐き出していいよ」って。

そうすると、涙が泉のように溢れ出てきます。これは、本当に凄いです。昔押し殺した感情ってのは、心の奥底にずっと溜まってるということを実感できます。今の自分は何も感じていないのに、涙がブワーっと溢れ出てくるんです。それと同時に、胸の中にあった何かが出ていったような感覚になります。何かが抜けて軽くなるんです。

こうなれば、それはもう嫌な出来事でも何でもないです。もう、そのときの自分と対話しても、嫌な感情はどこにも残っていません。それは黒歴史でも何でもなく、過去の自分は逆境を乗り越えたという歴史的事実以外の何物でもありません。

「あれは嫌だったね」「もう、絶対にごめんだ……」というその出来事に対する感想は変わらないですが、嫌な感情は出てきません。

そのトラウマ的な出来事を乗り越えて繋いでくれた、過去の自分に対する感謝・尊敬の念しか残りません。押し殺していた嫌な感情が解放されるんだから、感謝の気持ちしか残らないのです。

最後に、その当時の自分に「乗り越えてくれてありがとう!」って絶対に言いましょう。

 

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