2022年8月
※2022年8月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
・順張りスイング、逆張りスイング、デイトレ、全部駄目!月率-8%
・光彩のデイトレが惜しかった。あと2ティック耐えていれば、ストップ高張り付き→翌日より利食いで+17%利食いになっていた。
高校投資授業の仕事をした
2022年4月から高校で投資教育が始まったこともあり、2022年には日本で最も生徒数が多い高校の投資授業資料作成の仕事に携わらせてもらいました(クラウドワークスで募集しており、私以外に誰も応募しなかった幸運により、仕事を受託させてもらいました)。
高校生の内からお金について触れることは、とても良い取り組みだと思います。
ただ、トレーダー・投資家の観点から本音を言わせてもらうと、日本人の金融リテラシーを劇的に上げる効果はないだろうなと思いました。
結局、教える側に金融村が入ってる以上、こうなってしまうわなと。
高校投資授業は、個人的には仕事が増えるため歓迎ですが、高校生は数学・理科・英語に使った方がいいと思います。
むしろ、金融教育の導入で、数学・理科・英語の時間が減るなら、日本の教育全体にとってマイナスだとすら思います。
投資は社会人になってからでも独学で学ぶことができますが、数学・理科・英語を独学で学ぶのは難しいからです。
金融教育と三角関数のどちらを高校で学ぶべきかといったら、三角関数に決まってます。
別に将来、個別株投資もトレードもやらなくても楽勝で生きていけるし、インデックス投資については2時間程度あれば学べることです。
ちなみに、高校の投資授業は、インデックス投資については全く触れず、むしろテーマ株投資や個別株投資重視の内容になっています。
ただ、高校生の皆さんには、投資教育を通して、一つだけ覚えておいてくれたらいいなと思うことがありました。
テーマ株投資とかグロース株投資とか、PERやROE、配当利回りとか、ポートフォリオの組み方とか、どうでもいいです。
高校の投資授業は、単位を取ったら、すぐに忘れて構いません。
ただ、一つだけ覚えておいて欲しいのは、あらゆる分野において、最新テクノロジーこそが未来を作っているという事実です。
これだけは、絶対に覚えておいて欲しい。
例えば、ESGの脱炭素では、メガソーラーに洋上風力に小型原子炉に電気自動車に全固体電池に、全てが最新テクノロジーです。
働き方改革ではロボットにAIにRPAに、DXではキャッシュレス化にテレワークにクラウドにマイナンバーに。
災害対策にしても緊急地震速報や天気情報に、耐震住宅も防災アイテムも進化してます。
コンテンツにしても、動画配信サイトにVチューバーに、VR・AR・XRに、電子コミックに。新しいコンテンツが出てるのは、最新テクノロジーの発達のお陰です。
スマホやゲーム機が進化してるのは当たり前かもしれないですが、これは半導体や映像技術、電池の進化によって、新しいコンテンツが楽しめるようになってることが大きく影響しています。
動画配信や電子コミックは、あるのが当たり前のように思うかもしれませんが、これは通信技術の進化によって拓けたコンテンツです。
コンテンツから脱炭素、少子高齢化対策に至るまで、全ての分野において、最新テクノロジーこそが未来へのカギになっているということ。
もちろん、かといって、これらのテクノロジーを手掛けているテーマ株が買われるわけじゃありません。AI株の大半はIPOゴールになって暴落です。
投資教育の単位を取ったら、その内容は全部忘れても構いません。
別に、大人になってから個別株投資やトレードなんてやらなくても、楽勝で生きていけます(NISAを使ったインデックス投資はやった方がいい)。
ただ、最新テクノロジーの発達によって、人生でできることが広がっているということ、これだけは覚えておいて欲しいと思いました。
本当に、これは当たり前のことで、社会の構成員が平等に享受することだから意識されないし、言語化されることもありません。
むしろ、最新テクノロジーを脅威に思ってしまう大人も少なくありません。
若いときはギークだったのに、中年になったら、最新テクノロジーに適応しなくなって、素人と同じになってしまった人もたくさんいます。
高校の投資授業は、テーマ株や指標なんてどうでもいいんで、この観点から授業を受ければ、とても有意義な時間になるんじゃないかと思います。
ただ、繰り返しになりますが、社会や生活において重要なテクノロジーと、テーマ株として買われるかどうかは一致しません。
もし高校生で投資に興味を持った人がいたら、個別株投資じゃなくて、インデックス投資に興味を持ってください。
インデックス投資については、こちらのサイトがおすすめです。
https://trademaster.jp/
なお、皆さんが授業で教えられているESG投信は、中身がTOPIX・S&P500指数と変わらないのに、信託報酬だけ高いぼったくり商品です。
これははっきり断言しますが、世の中の99%以上の人は、個別株投資やトレードを学ぶより、ダウンロードを学んだ方がいい。
最新テクノロジーの進化に適応していけば、まず表には出てこない領域で生きやすくなることが少なくありません。