2022年6月
※2022年6月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
・順張りスイング、逆張りスイングのいずれも好調で、月率+11.5%。
※2枚目は5%利食い。
日本で投資が市民権を得ることはない
2022年には米国株安となり、円安でヘッジはされたものの、米国株・先進国株・世界株のインデックス投資も調整局面となりました。
厚切りジェイソンさんが出した「ジェイソン流お金の増やし方」はベストセラーとなりましたが、この本を参考にしてインデックス投資をした一部の素人からは、厚切りジェイソンさんを叩く人も出てきました。
私は厚切りジェイソンさんの本を立ち読みしましたが、基本的なインデックス投資についての話しかしていないため、初心者には良書だと思いました。
そもそもインデックス投資は、誰が説明しても同じです。
米国株・先進国株・世界株ETFや投信に、長期・積立・分散投資という答えが出ているためです。
現物でインデックス投資をしている場合には、淡々と長期・積立・分散投資するだけのことで、2022年のような年は平均取得単価を有利にする時期となります。
長期・積立・分散投資でトータルマイナスになるとしたら、永遠と下降トレンドが続くケースです。
ただ、インデックス指数は時価総額加重平均型であるため産業構造の変化にも対応でき、分配金も出るため、長期に投資していればトータルマイナスになることはまずありません。
長期的に期待できるリターンは年率5%程度となりますが、情報だけでは年率5%が限度です。
また、年率5%というのは、給料のように毎月0.5%ずつ積み上がっていくのではなく、年率+30%の年もあれば、年率-10%の年もあるといったようにブレます。
どれだけ情報強者が初心者にアドバイスしようと、年率5%以上のリターンを得られるようにすることは不可能なのです。
どのような手法であっても、もちろんインデックス投資であっても、ドローダウンの時期があります。
しかし、にも関わらず、2022年に厚切りジェイソンさんを叩いた一部の素人のような人は出てきてしまいます。
私は、個別の投資アドバイスは、絶対にやりたくありません。
ゼロリスクで利益が出続ける方法を求められるからです。
月足チャートで見れば一瞬で過ぎることですが、実際の時間の重みに耐えられずに文句を言ってくるゼロリスク志向の人が少なくありません。
反原発、コロナ脳、解雇規制の撤廃(45歳定年制への猛反発)など、日本人のゼロリスク志向は、投資には絶対的には向いていません。
インデックス投資であっても、日本で投資が市民権を得ることは絶対にないと思います。
米国株・先進国株・世界株ETFの長期・積立・分散のインデックス投資で文句を言われたら、もはやどうしようもありません。