2021年1月 トレード歴107ヶ月(IPO投資の闇)


2021年1月

※2021年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・IPO投資について統計を取ってみることにした(詳細は見出し2を参照)。

・順張りスイングはややマイナスも、逆張りスイングとデイトレ好調(3枚目のスクリーンは寄り付き決済。値は統計上のもの)。

・スイング逆張りは、「4エントリー以上なら全体相場がトレンドにあると判断してエントリーしない」という、エントリーしないルールが上手いこと機能した。

 


IPO投資の闇

2021年には、IPO投資について統計を取って調べてみることにしました。

IPO投資(公募に応募して上場初値で売り抜ける)については投資記事で執筆していましたが、網羅的・具体的に調べることはなく、曖昧にしか理解していませんでした。

「もしかしたら、IPO投資でも利益を出せるのでは?」と思ったのです。

投資サイト「96ut.com」が素晴らしくまとまっているためおすすめです。

2021年1月に、2020年分のIPOについて調べてみました。
・「ヘッドウォータースやべえ!」
・「AIやクラウド事業を手掛けていれば何だっていい感じ。IT系以外はそうでもない」
・「市場ごとに勝率、期待値を取ってみたら面白い。一部と二部はマイナス、一部にいたっては5の0。マザーズとジャスダックは5割超えで、期待値ですら100%前後」。

結論からいうと、東証一部のIPOは地雷で、マザーズ・ジャスダックのIPO投資の期待値は150%前後!

2020年のマザーズ・ジャスダックのIPO市場にはバブルが来ていると思いました。まず当たらないだろうけど、IPO投資をするのもアリかもしれないなと。

2021年1月にはこの結論で終わりましたが、2021年3月にふと思いました。
「2020年分だけ見てIPOにバブルが来てると思っていたけど、これは他の年はどうなっていたのか?」

結論から言うと、2017年から2019年に掛けても、マザーズ・ジャスダックのIPO投資の期待値は平均100%超え!

IPO投資の闇を感じました。

もしIPO投資が有効だったら、貧困がなくなってしまいます。

マザーズ・ジャスダックのIPO案件に片っ端から応募して、平均期待値が100%超えを達成できるなら、社会から貧困がなくなります。

IPO投資は、宝くじ並みの当選確率なんだろうなと。いや、恐らく、富裕層にしか当選しないようになってるんだと思います。

トレードスキルがなくても、マザーズ・ジャスダックのIPOに応募して上場と同時に売り抜けるだけで稼げる、マーケットにそんなフリーランチが落ちてるわけがないんですね。

株主優待の両建て・クロス取引にしても、逆日歩で焼かれるリスクがあるわけで。

IPOで利益を得るにはデイトレしかないと思います。

cisさんの本にも書いてあったんですが、一番儲かる可能性があるのはIPOのデイトレです。

ただ、IPOのデイトレは変則的な動きをするため一番難しいのです。

IPOのデイトレは、トレードでは最上位スキルであり、このスキルを身に付けたら豪邸が立ちます。

ただ、プロゲーマーになるのと果たしてどっちが難しいのかというレベルであり、私はIPOのデイトレには手を出していません。