2014年1月
※2014年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
〇1月6日
・マツダ+6.17%決済。
〇1月7日
・熊谷組、加重平均+4.00%で決済。
※増し玉はエントリー玉の2倍。
※注:決済した日も一時+10%超えまで上がっている。+10%を二度スルーというのは、欲張りトレード。利食いが遅かった。
〇1月14日
・川重、加重平均+1.25%で決済。
※増し玉はエントリー玉の2倍。
※注:途中まで悪くなく、一時+6%以上まで順行したんだが、日経平均-489円に飲まれてしまった。ただ、熊谷組でもそうだが、増し玉のエントリー玉の2倍ってのはなあ……。
〇1月20日
・シャープ、加重平均-0.81%決済。
※エントリー玉と増し玉は同数。
※注:これはそもそも、エントリーが良くない。直近に抵抗ラインが見えている。こういうエントリーで増し玉するってのは、リスクの方がでかい。仮に入るとしても、3%到達時点で利食いするのがベター。
〇1月23日
・KLab-1.20%LC。
※注:これも、抵抗ラインが見えている。本当に強い銘柄というのは、直近でLCをスルーした人達のやれやれ売りすらも吸収して上げていくのだが、これはまだ直近のやれやれ売りを吸収してまで上げていくかどうかが分からない。一時的に強いというだけ。
〇1月27日
・日経平均暴落で、空売りしておいたJPXを-3%ラインで増し玉。一時-4.75%まで到達。-3.55%で前場引け。しかし、なぜか後場寄りに買いが殺到。そして、-1.83%で後場寄り。「なぜに、JPXだけ?」と思ったら、どうやら決算が発表されていたらしい。そのまま成す術もなく見ていたら、ブレイクイーブンに到達し、加重平均-1.51%で決済となった。だが、ここで刈り取られてから+2ティック高値を付けてから再び落ちていき、一時-5.46%を付けた。
※なお、この決算発表は、当初は1月31日発表だったのだが、なぜかこの日になったという完全不意打ちだった。
※当時のリアルタイム感想:「もう、なんつーか、泣きてえ……。なぜに、JPXだけ……。何と言うか、狙い撃ちされたとしか思えんわ……」。
※これ以降、増し玉後は加重平均でブレイクイーブンとなるポイントにTSを移すようになった(CMBトレード塾のOBQさんの資金管理のページを見たことも大きかった)。
※この日、ほとんど衝動的にCMBトレード塾に入会した。
※注:これは究極的にツイてた。マーケットの神様から、CMBトレード塾に入るきっかけを与えてもらい、増し玉後のTS設定の教訓を得てと。この当時は嫌な気分だったが、後から振り返ってみると、どんな嫌だったことも逆境も最高にツイてたことになるのです。
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・収支は17トレード3利食いで、勝率17.65%、月率-1.69%。
CMBトレード塾
※管理人は、2014年1月から2015年8月までの間、入会していました。今現在は変わっている点があるかもしれません。
まずこれは当たり前のことですが、CMBトレード塾に入会しただけで利益を出せるようには絶対になりません。トレードはそんな簡単なものじゃないです。
私が、CMBトレード塾から得られた大きな利益は次の3点です。
①ブッコミ指数による逆張りトレードの概念を知れたこと
②テクニカル分析の使い方を知れたこと
③結局、自分の売買ルールを貫くしかないという結論に至ったこと
それぞれ説明していきます。
①ブッコミ指数による逆張りトレードの概念を知れたこと
この概念を知れるだけでも、授業料分は楽勝でペイ出来ます。ただこれは、検証しないと意味ないです。検証しないと、ブッコミ100が出ていても恐くて入れないわけで。
②テクニカル分析の使い方を知れたこと
内田先生と窪田先生の売買日記と解説を聞き続けたことによって、プロの人達はテクニカル分析をこういう視点で使うんだなというのが、非常に参考になりました。テクニカル分析というのは、相場参加者の感情を読むために使うためのツールでしかないというのが、よく分かります。
それまでは、単にチャートパターンしか見ていなかったものが、相場参加者の感情も考えるようにしてチャートを見るようになりました。
これは文章で説明するのには限度があります。実際に動画で解説を聞きながら学習しないことには分からないです。
③結局、自分の売買ルールを貫くしかないという結論に至ったこと
なぜに私は1年半で退会したのか?についてなんですが、それは内田先生と窪田先生の売買日記を見続けている内に、「自分のトレードに応用出来る点はもうないな」と思ったからです。
結局、自分は自分なんだなということに気付いてきたんです。「プロのトレーダーの手法をそっくりそのまま真似するのは不可能」「自分で作った自分の売買ルールを貫くしかない」ということは、実際にプロのトレーダーの売買記録・解説を見続けてから(聖杯はないと諦めたように)結論を出すのと、そうじゃないのとでは余りにも大きな違いです。
私は1年半で退会したんですが、ブッコミ指数による1トレードだけで元が取れたどころか、テクニカル分析の使い方の概念を知れたし、自分のルールを貫くしかないという気付きを得られました。CMBトレード塾がトレーダーとしての成長に大きく寄与したことは間違いないです。
書評:「規律とトレーダー」
・「
「ゾーン」の筆者であるマーク・ダグラスさんが書いたトレード本です(「ゾーン」の前作です)。トレードにおける心のあり方に関しては、「ゾーン」同様に参考になります。
私は「ゾーン」を読んでからこの本を読んだんで、心理的な部分は「ゾーン」に書かれていることとほとんど同じかなと思ったんですが、第16章「成功に至る道」に書かれていることが希望になりました。
まず、次の部分です。
「心の苦痛とトレードミスの恐怖心を克服するには、トレードミス(間違い)そのものに対する考え方を大きく変えなければならない。すなわち、すべての経験にはそれなりの意味と有効性があり、間違いというものは存在しないと考えるのである」
後から振り返ってみれば、どれだけ愚かなトレードで、どれだけ損失を出したとしても、そのトレードから教訓を学んで改善に繋がるんだったら、それは決して間違いではないんですよね。
だから、この時期のトレード日記の方で良く出ている、増し玉後のTS設定だったり、抵抗ラインが見えてるのにエントリーしてたり、それは確かに今ではやらないことだけども、実際にやらかしてきた経験があるからこそ、今ではもうやらないわけです。ちゃんと改善に繋がっているんだから、決して間違いではない。今までにしてきたどんなトレードも、間違ったトレードなんてものは一つもなかったのです。
あと、第16章には、まずは一つのパターンのエキスパートになることの重要性も書かれています。
初心者の頃は、自分が続けてやっているルールですらも、中々利益が出せないわけですよ。他に引き出しがなくて焦るどころか、自分が最も知っているルールですらも中々利益が出せない。だから、「もしかしたら、他のルールの方がいいんじゃないか?」という誘惑に駆られます。
でも、一つのルールに精通することによって、トータルプラスの感覚を身に付けてしまえば、引き出しを増やすことは難しくなくなります。そして、気付いたときには、「あら?いつの間にか、引き出しめっちゃ増えてるな……」となります。その段階になれば、テクニカルのスキルも相当身に付いているだろうから、いくらでも応用が効くようになっています。
トレードの引き出しを増やすには、とにかくまずは徹底して一つのルールに精通することです。引き出しがないと焦ると思うんですが、まずは徹底して一つのルールで統計を取り続けるしかないです。






