信念の戦い


「人生が嫌い・つまらない」という信念を持っていると、その信念を強化するための他の信念も同時に持っている場合があります。それは例えば、「人生は自分で改善することが出来ない」という信念。

だからこそ、今を楽しむための努力をすることが重要です。今を楽しむための努力をして人生を改善することが出来れば、「人生は楽しい」「自分の人生は自分で改善することが出来る」という2つのポジティブな信念が強くなるからです。

ただ、ここで気を付けなければいけないのは、信念には一方的に強くなる性質があるということ。そして、人間は信念の生き物であるため、今機能している信念に背くことは、人格否定されたように感じてしまいます。

「人生が嫌い・つまらない」「人生は自分で改善することが出来ない」という信念を持っていると、今を楽しむことに罪悪感のような感情が出てきます。今が楽しいという状態は、「人生が嫌い・つまらない」という信念に背くからです。この信念が邪魔をするため、今楽しいことを認められません、人生を楽しんでいる自分が認められません。1日の中に良い気分で笑っている時間があるにも関わらず、そのような時間が存在していることを認められません。それは、信念に背く自分だからです。だから、罪悪感という感情を発生させることによって、笑って楽しんでいる自分に対して罰を与えるんです。人生を楽しんでいない自分がアイデンティティーになっています。このアイデンティティーを守るために、楽しんでる自分に罰を与えるんです。

だから、今自分が楽しいと感じることについて、素直に「楽しい」と認めることから始まります。「楽しい」というポジティブな感情を認めることから始まります。

「楽しい」「幸せだ」という良い気分を感じている時間があるにも関わらず、罪悪感のようなものが出てくる場合、自分自身を客観的に観察してください。「これは、私の中で「人生がつまらない」という信念と「人生が楽しい」という信念が戦っているんだな。今はまだ「人生がつまらない」という信念の方が強いから、楽しむことに対して罪悪感が出てきているんだな。でも、楽しい体験にフォーカスし続けていけば、「人生が楽しい」という信念の方が強くなるときがやって来る。私は幸せになっていいんだ」と。このようにして、自分の感情を機械的に把握してください。必ず、決壊するときがやってきます。感情に呑まれないでください。

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