なぜに教科書形式?


なぜに、当サイトの自分史の書き方では、教科書的な概要の記述を推奨しているのか?について。

私も、エピソード形式というか、今まであったことについて自分史を箇条書きで書いてみたことがあるんですね。

で、何から何まで事細かく書いていたら、59万字になってしまった。これ、見直すのも一苦労です。冗長なんてレベルじゃないです。

この実体験から、シンプルに概要を記述していった方がいいなと。

もう自分史を書いて終わりなんだったら、エピソード形式で書いてもいいと思うんですよ。でも、自分史とはまだまだ付き合っていくわけで。

その年にあったことを時期毎に分けてシンプルに概要を記述していく教科書形式にすれば、1年分が多くても10ページ以内に収まるから、年毎に簡単に見直せますし、何より後から改訂・追記するのが楽なんですよ。

ある出来事についての見解は、時間が経つにつれて、検証を重ねるにつれて変わっていきます。例えば、去年の出来事だったら、まだ歴史的な意味が確定してないことがあるわけですよ。去年下した決断や政策が、これからの人生にどのような影響を及ぼしていくのかはまだ分からないんですよ。

教科書形式で自分史を書けば、本当に改訂・追記するのが楽です。大体3年に1回のペースで自分史を書くとしても、1日10分・1ヶ月で20~30年分の改訂・追記作業は終わります。見解が変わる部分があるとは言っても、大半は変わらないですからね。既に書いた自分史を読んで、ちょこっと追記したり、誤字・脱字を直したり、必要ない部分をちょっと削除したりするだけで、改訂・追記作業は終わります。あとは、新しく追加された3年分は同じようにして書けばいいわけです。あと、改訂・追記する前に、修正前のファイルは絶対に残しておいた方がいいですよ。バックアップは絶対に取っておいてください。

だから、これからも末永く自分史と付き合っていくためにも、教科書形式での記述をお勧めします。そもそも、教科書形式であっても、重要なエピソードは全部記述しますしね。それほど重要な出来事でもないのに冗長な記述がいかんのです。とにかく大事なのは、自分でその記述を読んでいて一番良い気分になれる書き方をすることです。

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