演習解説3~検証の応用~


今日は、演習の考え方について例を示していきたいと思います。

 

○2015年1月31日
・あなたの人生において、印象が強く残っているお金に関する出来事を挙げてみましょう。

これは、検証の応用です。脳内で人生を俯瞰しながら再生して、この条件にあう出来事やエピソードを検索して取り出していけばいいのです(自分史の検証作業)。

で、別にそこまで深く考えることはないです。ざっと人生を振り返ってみて、パッと出てくる出来事やエピソードを思い出していきましょう。もちろん、楽しんで(一番大事な所です)。

例えば、小学生時代に思わぬ大金を手に入れて滅茶苦茶ワクワクした体験とか、その大金を持って自転車で色んな所を飛び回った体験とか、欲しい物を一生懸命努力して買った体験とか。

あと、お金の使い方の歴史について検証してみると、連絡や趣味について何か新しい発見が得られるかもしれないです。

小学生時代のお小遣いの使い道は?中学時代は?高校時代は?社会人になってからは?初任給で何を買った?などなど。言わば、消費史の検証ですね。

このように、お金に限らず、あるテーマを切り口にして過去を検証することが大事です。様々な角度から検証することによって、自分史に関する理解が深まっていきます。自分が一番検証してみたいテーマを切り口にやっていきましょう。とにかく自分史の勉強で大事なのは、良い気分でやることです。自分史は、自己啓発を兼ねた趣味の一つなのです。

 

○2015年2月1日
・2001年もしくは2011年について、あなたの人生で一番メインだったものは何でしょうか?(連絡、勉強・部活、仕事、趣味など)。そのメインだったものの流れについて説明しましょう。
※例えば、仕事が中心だったら、2001年(2011年)の仕事の流れについて検証する。

これは年の検証の応用です。脳内でその年の1月から順に再生して、各時期に何があったのかを思い出していきます(年の検証作業)。

で、この場合は、その年のメインコンテンツにだけ絞って検証していきます。つまり、ある年についてメインコンテンツという切り口で検証するわけですね。

例えば、2011年に一番メインだったことが仕事なのだとしたら、2011年の1月から順に脳内で再生して、仕事に関する流れだけを取り出していくわけです。言わば、2011年の仕事史に絞って抽出していく。もちろん、楽しんで!

年の検証作業というのをやればやるほど、その年の特徴や個性というのが分かってきます。まるで、その年そのものが、一人の人間であるかのような親近感を感じるようになってくるんです。

そうなると、その年について自分史の記述をするとき、ある変化が生まれます。

例えば、友達について紹介するときって、テンプレート通りに紹介はしないと思うんです。個性を知ってますからね。これと同じように、年について理解してくると、テンプレート通りの自分史の記述というのはなくなってきます。全ての年について、その年の特徴や個性を最大限に理解した書き方になってくるんです。

つまり、自分史の記述というのは、各年の個性の記述であると言っても過言ではないのです。

 

○2015年2月2日
・あなたの人生において、2014年を褒めてみましょう。その感想を言葉に出してみましょう。
※褒める部分は何でもいいです。
※例えば、「○○スゲー!!」とか「○○は楽しかったなあ!」とか。

これは年の検証です。まず脳内で2014年の1月から順に再生していきます。それで、各時期にあった楽しかったことや嬉しかったことなどについて褒めていきます。もちろん、楽しんで!

「あれは楽しかったなあ」「最高だった!」「○○はレジェンドだわ……」などなど、2014年の構成要素に良い言葉をたくさんかけてあげます。

ただ、絶対に無理はしないでください。ナチュラルでそう思えることについてだけ褒めてください。たった1つでもいいです。2014年に良い出来事が1つしかなかったとしたら、褒めるのはその1つだけでいいです。2014年が良いこと1、悪いこと999で構成されてる年だったとしたら、そのたった1つの良いことを繰り返し褒めてください。良いことが1つもなかったとしたら、激動の年を生き抜いた自分自身を褒めてください。

必ず、2014年は最高の年だったなと。なんて素晴らしい年だったんだと思えるようになります。これは2014年に限らず、全ての年でそうなります。

 

○自分史の演習
・あなたの人生において、2014年1月と2015年1月の変化について論じてみましょう。

 


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