今日はちょっと自分史から離れた話。
「自分の人生が好きじゃない」という信念を持っている人がいたとします。その人はネガティブな思考で、苦しんでいるとします。
しかし、その人に、試しに成功本を読んでみることや、感謝の習慣を取り入れることや、自分史を書くことなどを勧めてみても、意味がないどころか逆効果になります。提案した時点で逆効果になります。それは相手にとっては人格攻撃だと捉えられてしまうのです。
「人生が好きじゃない」「人生は楽しくない」という信念を持っている人に、その信念に反する行為を勧めたら、いくらこちらが親切心でやっていることであっても、相手からすれば人格攻撃以外の何物でもないのです。
逆に言えば、自分自身が「人格攻撃された!」と感じた場合は、自分が持っているどの信念が攻撃されたと思ったのか?を考えることが大事です。これを拡大解釈してしまうと、厄介なことになる可能性があります。自分自身に対する攻撃じゃないんです。単に、自分が持ってる何らかの信念に反することだから、人格攻撃されたように感じてしまうのです。
信念にはこのような性質があるため、「人生が好きじゃない」という信念を持っていたとしても、そういう信念を自分は持っていると気付いている場合とそうじゃない場合とでは、天と地の差がある。
では、それに気付いていないネガティブな人が自分の周りにいたらどうすればいいのか?その人を何としてでも助けたい……。さて、どうする?
ワクワクするような明確な目標を設定するように勧める?
1日の中で1分1秒でもいいから良い気分でいる時間を増やすように勧める?
その人が持っている信念について教えてあげる?
全てアウトです。どれも人格攻撃だと捉えられてしまいます。アドバイスを求められた場合以外は何もしない他ありません。
ただ、引きずられて、自分までネガティブな気持ちにならないように気を付けましょう。 ネガティブに引き込まれないように、良い気分を維持することです。
これは、引き寄せの法則を確認するゲームだと捉えてしまいましょう。その人が発しているネガティブワードやネガティブな行動を脳内でカウントするんです。そして、理解する。「ネガティブな出来事をネガティブな言葉で引き寄せてるんだなあ」と。
ここで断じて、それを相手に伝えないように!修羅場になりますよ。
今日は何を言いたかったのかと言うと、自分史にせよ成功法則にせよ、自分の内側の部分を探る努力というのは、自発的にしか始まらないし、無闇に勧められるものではないということ。自分で幸せになる決心をした人でない限り、逆効果にしかなりません。
・あなたの人生において、感謝したい人物を思い付いた順でいいので挙げてみましょう。