問題も顕在化する


努力は顕在化するわけだが、同じように、先送りしている問題もいつか顕在化する。そして、とんでもない大惨事になってしまう。

問題先送りの典型例としては、日本の少子高齢化と財政問題はそれだ。少子化を20年以上放置してきて、あれだけ歪な人口ピラミッドになってしまった以上、消費税10%で足りるわけがない。奇跡が起きて、今日から少子化が改善したとしても、問題解決まで20年以上掛かるのだ。つまり、もう手遅れで詰んでる。にも関わらず、少子高齢化に対する社会の関心度は低い。 ※1 ※2

今の子供達が大人になる頃の日本では、まず給料の半分は税金で持っていかれる。それでいて、残ったカネを使おうとすると、消費税が30%位かかる。このまま行けば、そういう社会が待っている。で、今大体30代後半から40代のロスジェネ世代こと団塊ジュニア世代がほとんど死ぬまでは、この状況は改善されていかないと思う。そこまで行ってようやく、歪な人口ピラミッドが解消されていく。だから、最低でもあと40年以上は改善の見込みもなく日本は経済的に衰退していく。福島第一原発が廃炉になる頃に、ようやく光が見え始めてくるかなと。

希望を持つのは大切だが、希望を持つ=現実から逃げるではない。自分が置かれている現実を直視した上で、必ず改善されると未来を楽観視して、自分が出来ることを全てやっていくこと。奇跡を信じるのはいいが、奇跡が起こると期待してはいけない。自分の信じた道を突き進んでいけば、奇跡は嫌でも起こるものだ。

※1
問題なのは人口減や少子化そのものではなく、少子高齢化であり、歪な人口ピラミッドをどうするのかということ。そもそも日本は人口多過ぎだから、8000万人でもやっていけるという意見もあるが、問題の本質は溢れるほどいる老人達を誰がどうやって支えるの?ということ。

※2
人口減への対処療法として移民の話が出てくると、移民に対する拒否感が先行して議論にならないことがある。更に、なぜか中国人や韓国人の移民の話になることもあるが、中国・韓国は日本を上回るペースで少子高齢化が進んでいるため、日本が心配しなくていけないのは、中国・韓国との移民争奪戦の方である。移民にとって、中国・韓国の方が魅力的な国だったら、来るのを拒んでいる移民すらも来てくれない。