2024年9月
※2024年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
・大相場の後で、特にやることもない。

・こうやって過去の日記や統計を見直してみると、基本的に統計だけ取っておいて、暴落時にだけやるで十分だとさえ思う。
レバナスもインデックス投資も難しい
例えば、毎月S&P500指数もしくはオルカンを積立てすると決めたら、脳死でそれを継続します。
NASDAQが崩れそうだとか、円安ドル高が終わりそうだとか、AI半導体バブルが崩壊しそうだとか。そうやって下手に判断を入れてしまうと、それを繰り返す内に、どこかで間違えて、当初の投資計画を継続できなくなるリスクがあります。
今回は上手くいったとしても、いつか間違うわけで。むしろ、裁量的な判断が上手くいってしまったという間違った成功体験になってしまいます。
例えば、S&P500指数が-5%下落したときに、そこで利食いしたり、拠出をやめてしまったとして、その後に反発したら、もう入れなくなってしまいます。「またこの水準まで落ちてきたら、再開しよう」などと思っていても、まず落ちてこないし、落ちてきたとしても、暴落中で恐くて買えません。
もしくは、2024年4月にS&P500指数が-5%下落したときに、計画を無視して買い増しに成功したような場合です(最初から「S&P500指数が-5%下落したら買い増す」というルールなら全く問題ありません)。これは結果的には、上手くいきました。しかし、より長期で考えると、じゃあこれからS&P500指数が-5%下落する度に買い増すのでしょうか?いつか、ガチの暴落に巻き込まれます。
トレードや投資が難しいのは、単純な方法を工夫すれば、もっと上手くいくと思ってしまう点にあります。
「ルールを守ること」「自分なら上手くできると思わないこと」、この二つがどれだけ難しいことなのかです。
例えば、S&P500指数を毎月積立てすると決めてたら、S&P500指数が横ばいだったとしても、上昇だとしても、下落だとしても、やることは同じです。
「S&P500指数を毎月積立てする」というルールが書かれた紙があったとして、そこに勝手な解釈を付け加えてしまう。「調整入りしそうになったら、いったん利食いする」なんて、どこにも書いてません。
そもそも、私は純粋に諦めています。自分には上手くできるわけがないと。だから、インデックス投資では、脳死で積立てて、脳死で保有するしかないと。それで駄目なら仕方ない。
だって、仕方ないんです。上手くできないんだから。それで目の前で含み益が減っていっても、仕方ないです。
私はトレード歴13年で、ETFや新NISAのコンテンツは150万字以上作ってきました。
インデックス投資についてもやることはやってきた結論です。
自分には上手くできないから、脳死で積立てて、脳死で保有するしかない。これで駄目なら仕方ない。
S&P500指数を高値で売り抜けるなど、上手くできる奴はできるんじゃないでしょうか?凄いと思います。ただ、私にはできません。
2024年8月も、2025年4月も、私はオルカンの含み益が大きく減っていた状況を、ただ見ているだけでどうすることもできませんでした。
私は、次のルールに従って、脳死で長期・積立・分散投資をするしかないんです。
◆投資ルール(オルカン-レバナス)
・通常時は世界株ETF(オルカン)、暴落時は米国ETFのレバレッジ型NASDAQ100指数ETF(レバナス)に投資する。
・新NISA口座で【2559】世界株ETFに、2月末・5月末・8月末・11月末に分散・積立投資する。
※【2559】世界株ETFの分配金支払い基準日は「毎年6月8日、12月8日(年2回)」であるため。
・【1545】NASDAQ100指数連動型ETFが直近4ヶ月の高値から-20%下落した場合には、特定口座で米国ETF【TQQQ】レバナスETFに資金4回分を投資する(四半期末のオルカンへの投資を1年分置き換える)
・【1545】NASDAQ100指数連動型ETFの-20%下落を確認したら、その日の米国市場の寄り付きで注文する。
・【1545】NASDAQ100指数連動型ETFが前回の安値から+100%以上の順行を確認したら、保有している玉の半分を決済して、その分を次回の買付に繰り越す。
・新NISA・レバナスに投じる総資金は、原則として、総資産の半分までとする。
ところで、私のレバナスのルールは、2024年7月の暴落前にベストタイミングで作成されて、その後すぐにAIバブル崩壊でサインが出ました。
しかし、私はスルーしましたが何か?
「今回は、為替差損がでかいから例外」と理由を付けて、スルーしましたが何か?
1回目のサインは漏れなくこうなります。自分の手でしっかり検証したルールでも、ルールに従うのは難しいんです。
だから、相場というのは、スキルを身に付けた所で、どうにかなるものではないんです。痛みを経験しないことには、絶対に身に付きません。
では、2024年8月4日の翌日以降も暴落になってた可能性はなかったのか?当然、ありました。統計的に反発の可能性が高いというだけであって100%ではありません。
リスクを完全に排除できないからこそリターンがあるという当たり前の話なんですが、人間の脳は確実を求めてしまうので、本能に逆らわないといけないんです。
トレード・投資は、事後的にマウントはできても、エントリー時のマウントは絶対にできません。絶対に、絶対にです。
私も、これだけ検証してきたのに、5年に1度あるかどうかのレバナスの買いサインを逃してしまいました。なお、2025年4月7日にはリベンジして、レバナスデビューしました。