2018年7月17日(火)


ツイン統計波

○保有銘柄
第一三共:4480L→
コスモス薬品:25620L→

トレード数:20 利食い:7 勝率:35.00%
収支(7月):+4.93%(月率+2.46%)

○今日のエントリー
・代金1位:安川電

・代金2位:SMC

・統計残:11+1(再)+10(新規)=22

※売買ルールはこちら

※日経平均はほぼ全面高で3日続伸。高値を試すか?

※「AI vs教科書が読めない子ども達」というAIについて書かれた本を読んだ。東大合格を目指す人工知能の作成に現役で携わっている数学者が書いた本で、とても分かりやすかった。現行のAIというのはビッグデータに基づく処理しかできず、意味や価値の認識はできないというのが主旨。つまり、人工知能は統計的な処理しかできないため、100%完全な判断をするのは不可能ということになる。この本は、これから否応なく人工知能の危機に晒されるであろうトレーダーとしては、絶対に読んでおいた方がいい。それで、現在の所、人工知能はスキャルパーしか淘汰してないと思う。それはなぜかというと、トレードにおいて人工知能(コンピュータ)が人間に対して持つ優位性は、注文するまでに物理的な時間が掛からない点にあるからだ。1時間単位のデイトレやスイングトレードにおいては、人工知能は心理面を除いては人間を圧倒するには至っていないし、これから圧倒することもないと思われる。まあ、心理的デメリットがない時点で、相当の優位性ではあるが……。ただ、1時間以上のデイトレやスイングトレードは、注文するまでに掛かる時間に余裕があるため、人工知能がやっても人間がやっても差は出ないため、人工知能に淘汰されることはないと考えられる。いずれにせよ、人工知能がトレードしたからといって、勝率100%にはならない。なぜなら、人工知能はビッグデータに基づく統計処理しかできないのが現状だからだ。つまり、現時点における人工知能の強みというのは、人間ならクリックや価格入力といった物理的時間が掛かる作業に対して時間が掛からない点にある。この人工知能が最大限に強みを発揮できる所での勝負を避ければいいということになる。しかし、この人工知能の性質からして、自動運転の実現は相当厳しい気がするが、どうなんだろうか?あと、私はプログラミングは全くのお手上げ状態だったが、それでも大学でプログラミングについて学んできた良かったと思った。神のようなコードは書けなくとも、コンピュータでできること・できないことは大体分かるようになったからだ。コンピュータ(プログラミング)にはできないことは相当たくさんあるが、コンピュータについて知らない人は、コンピュータは何でもできると勘違いすることが多い。プログラミングを学んでからゲームをやると、ゲームは神が作ったものではなく、人間によって作られたものだとよく分かる。こう考えてみると、全く何の役にも立ってないと思っていたプログラミングやコンピュータの知識も、回り回ってトレードにも役に立ってるんだなと。あと、人工知能には意味や価値の判断はできないというのは、私の感覚にも完全に当てはまる。もしも、世界最強の人工知能であるGoogleの検索エンジンに価値判断ができたら、コピペで作って検証もしてない攻略サイトがあんなに上に来るわけがないわけで。人工知能に意味や価値の判断ができていたら、WELQの問題とかは起こってない。当サイトがそこそこアクセス数を集めているのは、最強育成や自分史といった超ニッチで誰も作らないコンテンツがアクセス数を稼いでいるからだ。「自分史の書き方」が新聞社のページより上に表示されるのは、文字数が6万字以上と多いからだろう。「トレード日記」は24万字以上にも関わらず1日のPVが10前後なのは、ネット上に類似したコンテンツが多いからだろう。