自信喪失


日本人の自己肯定感・自己満足度はとても低い。ちょっとググれば色々と出てくるが、例えば、内閣府調査のこのページなど。

ちなみに、自己肯定感というのは、世界中の人間から「死ね!」と言われたとしても、「貴様等全員の価値より、俺様一人の方が価値がある!」と思える能力のこと。マイノリティーが逆襲するときには、絶対に必要になる能力だ。ただ、日本社会的にはやや迷惑な能力でもある。自己肯定感を高くするには、自分史を楽しめるようになればいいんだが、それについて詳しくはまた別の機会に。

それで、上記ページの調査では、日本人の自己肯定感・自己満足度は余りにも酷い状況になっているんだが、特に気になった点がある。それは、「自分自身に誇りを持っていること」という調査で、賢さ・頭の良さ、体力・運動能力、容姿の3点については、諸外国と比べても特に低くなっていること。つまり、極端な言い方をすると、この3点について、日本人はコンプレックスを持ちやすいと言うか、自信喪失してしまっていると言える。

日本では、「自分には出来ない」という刷り込みが、学校生活の中で自然と植え付いてしまうんじゃないかと思う。私自身の場合で考えてみても、勉強では「やれば出来る」って自信が付いたけど、体育や美術は出来る方ではなかったため、知らぬ間に自信喪失していた(精神分析したら出てくる出てくる……)。逆に、私は勉強で自信喪失はしなかったけど、勉強で自信喪失してた人もいるわけだ。だから、日本の学校では、全てが高水準で出来るオールラウンダーじゃないと、必要のない自信喪失をせざるを得ないのかなと。

自信喪失は潜在意識で起こるため、意識的には自分が自信喪失しているとは気付けない。しかし、それは自然な行動や感情となって表れる。

例えば、勉強で自信喪失していたら、勉強しても無駄だと潜在意識に刷り込まれてしまっているため、何らかの問題が発生したときであっても、勉強して問題解決しようとはしなくなってしまう(したとしても続きにくい)。しかも、自分はいくら勉強しても無駄だという世界観が構築されてしまうため、そういう状況に陥っていることにすらも気付けない(勉強するという選択肢がなくなってしまう)。

あと、調査にはないが、賢さ・頭の良さ、体力・運動能力、容姿の3点以外では、コミュ力もそうなんじゃないかと思う。学生時代に友達が少ないと、コミュ力で自信喪失している可能性がある。いや、これは私がそうだったんだが。

自分には出来ないとか、自分はいくら訓練しても無駄なんだとか、そういう必要のない自信喪失がどれだけ日本から可能性を奪っているのかと思う。そんなのやってみないと分からないじゃないかと、しっかり訓練を積んでみないと分からないじゃないかと。ちゃんと訓練すれば、それでメシを食えるようになるかは分からんけど、誰だって最低限人並みに出来るようにはなる。そういうことを、もっと学校で実践的に教えるべきなんじゃないかと思う。

「自分には出来ない」という自信喪失した状態も一つの信念であるから、その非合理的な信念を機能しないものにするには、「自分には出来る」という信念で置き換える必要がある。だから結局、自信喪失から回復するには、努力して結果を出す以外にない。しかし、その非合理的な信念、植え付かないに越したことはない。