人生はジェンガに似ている。
ジェンガは抜きやすいブロックを積み上げていくことが高いタワーを積み上げるためのポイントになる。抜きにくいブロックはただ抜きにくいばかりか、なんとか抜いたとしても、タワーが崩れてしまう可能性が高い。だが、抜きにくいブロックは抜きやすいブロックを先に抜いておくことで、いつの間にか抜きやすくなっていることが多い。
人生でも、これと同じことが言える。今、自分がやってて楽しいことを積み上げていくことで、一番理想的な人生のタワーが積み上がっていく。逆に、今やらなくてはいけないと思っていることを、楽しくもないのにやっても、不安定なタワーになることが多い。だが、今やりたいことをやり終えてからそれに取り組むと、それまではやりたくないことだったにも関わらず、不思議とやる気が湧いてきて、一番やりたいことになることがある。
大切なことは、自分にとって大事な欲求を優先順位が高い順に満たしていくこと。自分にとって重要な欲求を満たしていって、その領域の欲求が完全に満たされた状態になると、その次の優先順位にある欲求を満たしたくなってくる。
例えば、まずは趣味を充実させたいとする。この場合、その趣味の時間を大切にすることだ。エネルギーが全身全霊から溢れてくるまで、その趣味の時間を楽しむこと。完全に満たされると、その時間の楽しいの次元が変わる。決壊して、エネルギーが溢れてくるようになる。そうなると、興味のターゲットが次の優先順位に移って、それまでは全く興味のなかった、例えばオシャレが楽しくなってきたりする。
しかし、楽しいこと・やりたいことだけをやるって、精神的に滅茶苦茶苦しい部分がある。私も学生時代には楽しいことだけやってて、就活は馬鹿らしくてほとんどやらんかったから、既卒になってもうたわけだ。でも結局、就活から辿り着けるどの仕事よりも理想的な仕事に就けた。これは、就活期にも、既卒になっても、楽しいことだけをやり続けたからだと思う。……これだけ書くと順風満帆のように思えるけど、「本当にこれで大丈夫なんか?」って何度思ったか分からない。
成功法則教に従って、楽しいこと・やりたいことだけやるってのは、本能に背く行動だからね。今までの人類の歴史から、楽しいこと・やりたいことだけやるのは危険だと、本能に刻まれている。だから、楽しいこと・やりたいことだけやるってのは、心理的にはとっても苦しい。むしろ、楽しいことじゃなくて、苦しい努力をし続けるのは、心理的には意外と楽。
案の定、私も、就活ちょっとはしたし、既卒になってからもちょっとは就活した。つまり、本能が耐え切れなくなって、苦しい努力を求めた。しかし、3日と続かなかった(これが幸いした)。
楽しいこと・やりたいことだけやると言うと、楽をするようなイメージがあるかもしれない。でも実際は、本能に背くことだから、精神的には全然楽じゃないのです。