2016年9月 トレード歴55ヶ月(お金の勉強、「FP3級の教科書」)


2016年9月

※2016年9月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~9月30日
・統計を取っていた。
※注:本当に淡々とデータ取りしかしていないため、特に書くことがありません。ゼニは確かに落ちている。しかし、その拾い方が分からない。ただ、これを続けていったことで繋がったことがあるため、やはり「それでいい」としか言いようがないんですね。

 


お金の勉強

この時期には、教養も兼ねて、お金の勉強でもしてみようかなあと、「FP3級の教科書」を買って勉強してみました(資格とる気は0)。

暇潰しに勉強してみたことだったんだけど中々面白い。と言うか、年金に、保険に、税制に、相続税に、知らないことばっかりだったなと思いました。大半の人にとっては、株やFXの勉強をするんだったら、こっちを勉強した方が絶対良いです。

例えば、国民年金は世間一般ではぼったくりというイメージがあるけど、保険の機能を考慮すると超優良金融商品じゃないか!とか。
※冷静に考えてみれば、税金で補填してるんだから超優良金融商品なのは当たり前で、民間がこういう金融商品を提供するのは無理。まあだからこそ、年金はピンチになってるんですがね。

あと、保険も難しく思い込んでたけど、滅茶苦茶簡単じゃないか!生命保険ってのは要するに、残された家族へのリスクヘッジを目的にした金融商品であって、資産形成を目的とした金融商品ではないなと。つまり、カネを稼ぐ役割を持ってない人には生命保険を掛ける必要はない。最強のディフェンシブ金融商品は預貯金。残された家族のことを考えると、国民年金に加えて、収入保障保険と学資保険があれば大丈夫だなと。その他の保険は割に合わないし、独身なら自動車保険以外は一切いらないなと、私は思いました。

知識を得て、ちょっとググって考えるだけで分かるこんな当たり前のことすらも、どこかで植え付いていた思い込みが邪魔をして知らなかったわけです。

って言うか、調べれば調べるほど、日本の社会保障って滅茶苦茶充実してますね。高額医療保障とか凄過ぎる……。そりゃあ、日本の社会保障は破綻するわな……。しかし、日本人達は一体、何にそんな不安になってるんだろうか?しかも、勤め人だったら、退職金に厚生年金まで貰えるわけで。一体、何に対してそんな不安なんだろうか?老後に1億円必要とか煽る記事があるけど、よーく自分の頭で考えた方がいいです。それ、煽ることによって誰が儲かります?不安って滅茶苦茶儲かるんですよね。不安はカネになる。

で、税制についても、改めて自分の手で計算してみたんですが。トレーダーは所得税+住民税が一律20%なわけですけど。給与所得者と比べると、トレーダーの方が優遇になるのは年収1250万円位からで、妻子ありだったら年収1600万円位からになります(計算が間違っていたら申し訳ありません)。

しかし、調べれば調べるほどに、日本は中流家庭に優しい国ですなあ。と言うか、中流の給与所得者、優遇され過ぎ。それでいて、大半の人達が「努力が報われない」と思ってるとか……。利益を出さなくても給料やボーナスを貰える、それこそが努力に対する対価なんだって……。

これだけ恵まれた国に不平不満を言う人達には、どんだけやっても結果が出ない・未来も保障されてない状態を体験させてあげたいですなあ。自分の人生を担保にして未来に希望を持つしかない状況になったら、「人生がつまらない」とか「未来が暗い」とか「社会が悪い」とか口が裂けても言えなくなるわけで。恵まれ過ぎていて、人生の醍醐味を味わう必要性に迫られない。これはある意味で不運ですな。

あと、相続についても、相続税は高いから滅茶苦茶取られるんだろうなと思い込んでいたんですよ。それが、自分の手で計算してみたら、例えば5000万円を配偶者1人と子供3人で相続する場合は、相続税はほとんどゼロに近い。1億円を同じ条件で相続するとしても、相続税額は5%ちょっと。でもこれが、1人10億円以上相続するとなると、半分位ゴッソリと……。本当に、日本の税制って、中流以下が優遇されてるんだなということがよく分かります。

あともう一つ、相続の所で思ったのは、相続って儲かるんだろうなということです。無知な金持ち高齢者相手にぼったくってる弁護士とかいくらでもいるんだろうなと。ウシジマくんのフリーター編で自宅が買い叩かれたような感じのことが、実際にも起こってるんだろうなと。だから、知識って本当に大事ですね。こういう最低限の知識があるだけでは利益を出したりビジネスをすることは出来ないけど、最低限ぼったくられることはなくなります。

と言うことで、お金の勉強の一環として、FP3級の本で勉強することをおすすめします。

こういう勉強は仮に学生時代にしても、カネの重みも現実味も湧かないだろうから、社会人になってから勉強することに意味があると思います。少なくとも、もしも私が学生時代にこういう勉強をしてても、全く響かなかっただろうと思います。

ほとんどの人が養分にしかならない株やFXの勉強をするんだったら、こっちを勉強した方が絶対に良いです。

トレードでは単に知識を身に付けただけでは継続的に利益を出せるようにはなりませんが、この勉強は速効性があり、コストパフォーマンスが非常に高いです。

本代の1600円と1~2週間程度の勉強をけちるだけで、国や銀行、保険屋、証券会社などに余分なカネを払っている人がどれだけ多いかを考えると、中々感慨深いものがあります。

 

 

書評:「FP3級の教科書」

「FP3級の教科書」滝澤ななみ

他のFP3級の本はどうか知りませんが、お金の勉強にはこの本をおすすめします。

社会保障制度に、保険に、金融資産に、税制に、相続にと、生きていくうえで必要なお金に関する項目が網羅されています。

資格を取る必要も暗記する必要もないんで、お金について自分で考えるための教科書として持っておくといいです。知識がないと、考えることすらも出来ないですからね。

本を手元に置いておいて、知りたい所を具体的な数値計算をしてシミュレーションしてみたり、スマホを使ってネットで深く調べる的な使い方をするといいです。
※例えば、学資保険で一番良さそうなのはどれなのかな?とか、クレジットカードはどうすればいいのか?などは、自分の手で調べるしかありません。でも、知識がなければ、存在すら知らなければ、調べる段階に辿り着くことすらも出来ない。

例えば自営業・自由業で、あと2年以上は動かさないであろう貯金が100万円以上あったら、国民年金を2年前納すればいいと思うんです。これって、40万円弱を完全ノーリスクで4%運用するのと同じことなんですが、中々理解されません。多くの日本人は、この程度のリスクを取ることすらも嫌います。って言うかこれ、リスク、限りなく0に近いですからね。少なくとも、これだけの超低リスクで4%運用する方法は、インサイダーを含めて株式市場には存在しません。一時的に通帳の額面が40万円弱減るという感情的なリスクしかない。いずれにせよ毎月年金を払うことになるんだから、動かさない貯金が100万円以上あったら、4%で運用すればいいのにと思うんですが(なお、クレカで払えば更に+1%)。NISAで株を100万円分買って放置しておくんだったら、国民年金を2年前納した方が絶対良いです。でも、2年前納して毎月年金に払うはずだったお金を貯金に上積みしていけば40万円弱を4%運用するのと同じと、いくら説明しても理解されません。銀行に置いておいた方が安心するようです。でもそれって、金利いくらよ?この程度の運用ですら恐くて出来ないというのが、日本人の金融リテラシーの現状かと思います。

こういうお金の教育は高校生や大学生の内からしておくべきだと私は思っているんですが(たとえ響かなくても、最低でも奨学金ローンについては教えておくべき)、絶対に実現しないでしょうね。なぜなら、情報弱者がいるお陰でメシを食っている人達が社会には山ほどいるからです。