人生を攻略するには、自分に与えられた運命を完全に受け入れることが大事だと思う。とまあ、文章で書くのは簡単だが、これが中々難しい。ただ、これさえ出来れば、人生は攻略したも同然だよなあと思う。与えられた運命を楽しめる能力、これさえあれば人生で恐れることなどなくなるだろう。
どういう人生を歩んできてようと、自分に与えられた運命を完全に受け入れて、そこから歩いて行くこと。それはつまり、「どういう道を歩んでいこうか?」というんじゃなくて、ゼロベース思考で、「この道をどうやって攻略しようか?」という姿勢。この与えられた人生を、どうやってより良いものにしていこうかという姿勢。前者は理想からのマイナス査定で、後者はゼロからのプラス査定になる。
どうしても、人は比べてしまうし、理想や期待感を抱いてしまう。自分の人生に100%完全に集中するのは難しい。
戦後直後の日本は、ゼロベース思考から始まったんだと思う。ドン底まで行くと、もはや失うものが何もなくなるから、ゼロベース思考になる。その運命を受け入れて、自分に出来ることから始める他なくなる。その結果、リスクを取れなかった持つ者を、ゼロベース思考にならざるを得なくてリスクを取った持たざる者が逆転してしまう。
では、ドン底に陥る以外に、ゼロベース思考になるにはどうすればいいのだろうか?これ、危険な場合がある。逆境は求めてはいけないのだ。
例えば、何かを始めようと思っているが、中々その一歩が踏み出せないとする。このとき、嫌なことが起こって逆境に陥れば、その一歩が踏み出せるようになるんじゃないかなあと思うかもしれない。人間にはそういう気持ち悪い信念がある。
だが、その願望通りに嫌なことが起こって逆境に陥ったとしても、初めの一歩が踏み出せるということはない。嫌なことが起こって、ただ惨めなだけ。何となく、嫌なことが起これば開き直れるみたいなイメージはある。何かを失わない限り、何かを手に入れてはいけないみたいなね。例えば、日本と中国が戦争になったら、平和ボケになった日本人が目覚めるかもしれないとか。実際は、悲惨極まりないことになって終わりだろう。あと、このまま日本で人口減少が進めば、さすがにどこかで少子化が改善されて、歪な人口ピラミッドも是正されていくだろうというのも、同じく悲惨な結末になると思う。
結局、何かを始めようと決心して踏み出せるのは大抵の場合、プラスの出来事からだけ。プラスのエネルギーを帯びてることからしか、何かを始めようとはならない。だから、マイナスの出来事を期待してはならない。人生に多大なる果実をもたらす逆境は、自然な流れの中で必然的に起こる。