2020年2月 トレード歴96ヶ月(老後に2000万円貯める方法)


2020年2月

※2020年2月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

・2月初旬は新型コロナ銘柄のデイトレ。

・2月10日は逆張り買いのエアーテックがストップ高。+18.90%TS。
※画像は全て統計値であるため利食いとは異なります。+18.90%利食い。

・順張りスイングも強く、2月中旬までは買いで、それ以降は空売りで利食い!利食い!利食い!2月25日の暴落によって打ち止めラインの月率+12.5%を超えて、+15.7%まで到達したため打ち止め。その後も入っていれば、+22%まで行っていたが仕方ない。

・2020年1月に2019年のマイナス分を吹き飛ばした翌月、2020年2月の1ヶ月で1年分の利益となりました。重要なことは、トータルマイナスとなった2019年と比べて、やってることが変わっていないということです。

・そして、日経平均が暴落し、空売り残が増えてきたことによって、次は暴落時逆張り買いのタイミングを探っていくこととなります。とはいえ、コロナショックは今まで体験してきた暴落相場(2013年5月、2014年1~2月、2015年6~7月、2016年1~2月、2018年10・12月)とは訳が違ったということを思い知らされることとなります。

 


老後に2000万円貯める方法

インデックス投資について書いていく前に、より重要な話をします。
※これは投資アフィサイトの方では書きづらい現実的な話です。

金融庁が、(iDeCo加入を進めるよう金融村からの要請を受けて)、「老後は2000万円必要になる!」と煽ったことは大きな話題となりました。

トレードや投資は老後資金の形成に役立つことは確かですが、老後2000万円問題を解決する最善の策は、死ぬまで働くことです。

今回は、私の身近で、老後に2000万円貯めた人の話をします。

かつて、私は祖父から株式投資のアドバイスを受けたことがありました。

私の祖父の金融リテラシーは凄いもので、ローソク足は「チ○ポが腐る病気」のことだと思っていたり、パナソニックの配当利回りは「20%」と答えたり、ソフトバンクを新興銘柄と思っていたり、生命保険に1000万円使ったと豪語したり。とにかく、物凄い金融リテラシーの持ち主です。

しかし、新型コロナ相場によって、パナソニックから買い換えたソニーとソフトバンクの株が上がったことで祖父はホクホクです。

なぜ、祖父が2016年から5年以上に渡って株を持ち続けられているかというと、働いているからに他なりません。もしも、老後にやることがない無職だったら、株価に生殺与奪が握られてしまい、2018年の米中摩擦ショックや2020年のコロナショックで手放してしまっていたことでしょう。

そして、実は祖父は、老後20年間で資産を2000万円近く増やしています。

その方法は、国民年金を22年間、銀行に振り込まれたまま放置しているからです。年金を降ろしたことがないため、祖父は年金支給日がいつなのか知りません。

なぜ、そんなことができるかというと、65歳を超えても自営業で働き続けているから。

老後に年収200万円だろうと、それで生活費を賄えれば、年金だけで2000万円近く貯めることが可能なのは、算数ができれば分かります。国民年金が年間78万円とすると20年間で1560万円になる計算です。

年金2000万円問題や人生100年時代を機に、金融リテラシーを身に付けるべきだという風潮が高まってます。

しかし、金融リテラシーが全くないどころかマイナスですらある私の祖父は、年金だけで老後資産を2000万円近く増やしました。

何が言いたいかというと、人生100年時代に金融リテラシーは重要なスキルになるだろうけども、老後にも働き続ける効果よりは、その重要性は遥かに低いということです。

iDeCoやNISA、つみたてNISAに過度に期待してる人が多いと感じることは少なくありません。しかし、トレードや投資だけで人生100年時代を乗り越えようとするのは、限りなく悪手です。それは、安定収入がない精神的負荷を過小評価し過ぎています。

人生100年時代には、まず死ぬまで社会貢献したいキャリアがあって、そのサブウエポンとしてトレード・投資があると考えるべきです。