2018年3月 トレード歴73ヶ月(トレーダーの適性と強み、「幸福の資本論」)


2018年3月

※2018年3月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

○3月9日
・2017年6月~2018年2月までの検証の結果、この1年で検証してきた逆張りルール4つのうち3つは素晴らしいとの結論になった。
※まあつまり、ルールってのは検証するまでに1年は掛かるわけですな。

○3月13日
「思ったんだが、逆張りデイトレ(直近で大きく下がっていて切上2陰線で入るもの)について、切上2陰線が出ずに上げていってしまうパターンがかなり多い気がするんだが……。これってつまり……。寄り付きで入ったらどうなってるってばよ?」
※下手に5分足中での逆張りとか考えずに、デイトレの基本は「翌日に陽線になりそうな銘柄を、5分足の寄り付きで入ればいい」ということから始めていれば……。

○3月14日
・逆張りのデイトレについて寄り付きで入ったらどうなるかを検証した。その結果、上手くいくことが分かった。
※このときグッジョブだったのは、-2%LC、-1%LC、-0.5%LCでちゃんと比較検証したこと。利食いも損切りも場合分けしてどうなったかをちゃんと検証することが大事。
・「順張りデイトレだと2%損切りが最適になるのに、逆張りの場合は損切りラインが小さい方がいいってのは面白いな。こういうのは検証しないことには分からん」

○3月15日~3月16日
・1月から検証を続けていたデイトレ順張りについて、ルールが確定した。

・「複数ルールを回すと、あたかも裁量トレードをやってるかのように見えるんだな。これは不思議だ」
※詳しくは2017年3月のコラムを参照。

※改めて売買日記を見直してみると、進歩や変化ってのは日々の継続の末に徐々にしか起こらないってのがよく分かる。

 


トレーダーの適性と強み

「デイトレード」に書いてある「デイトレで生活費を得て、スイングトレードで資産を作る」という文面はマーケティングだと思います。これは誰にでもできるものではありません。

誰にでもできるものではありませんし、その実態は非常に辛いものがあるというのが現実です。

まず、トレードで安定収入を得るのは不可能です。長い目で見ればトータルでプラスにすることは難しくありませんが、不確定要素を取り除くことは絶対にできません。

不安定なトレード収入で毎月の生活費を賄う精神的負荷は想像を絶します。これは体験してみなければ分かりませんが、体験しないことをおすすめします。

「労働で生活費を得て、トレードで資産を作る」が絶対的におすすめであり、合理的です。

また、これはトレードに限りませんが、人間できないことはできません。苦手なことは苦手のままです。だから、自分の強みを発揮できる領域で勝負することが重要です。

私はスイングトレードには適性があったと思いますが、デイトレには適性があるとは思えません。現在もデイトレのルールはありますが、日足で陽線になりそうなものを狙い、5分足の寄り付きで入るという簡易なものだけです。

自分の世界に浸りながら独り言を常に言って、自分とコミュニケーションを取り続けてないと寂しくて死んでしまう私にとっては、トレーダーとフリーランサーというのは最強の組み合わせです。

しかし、一人の時間を楽しめない性格の人にとっては、トレーダーは地獄の環境だと思います。そういう人にはトレード自体をおすすめしません。

私は、デイトレーダーを目指し、体験してみたことで、改めて「自分の強みを生かす」ことの重要性を認識しました。

特に、トレーダーの強みはストック(資金量)にあります。ストックが多ければ多いほど、フローも増えます。

トレード資金から生活費を賄うというのは、社会においてトレーダーであることの強みを削ぐものです。

収入チャネルをトレードだけにして生活することはおすすめできません。

社会におけるトレーダーの強みは何か?(それはスバリ、ストックである)。

この重要性は、どれだけ強調しても足りることはありません。

強みとは具体的には、フローを生み出す源と定義できるかと思います。

多くの仕事では、ストックは単なるストックに過ぎません。貯金が増えたからといって、収入には何の影響もありません。

しかし、投資家やトレーダーは違います。投資家やトレーダーにとってのストックは、多くの人とは異なる意味を持ちます。

社会におけるトレーダーの強みは何か?

その強みを生かして豊かに生きるには、どうすればいいか?

この問いの重要性は、どれだけ強調しても足りません。

 

書評:「幸福の資本論」

幸福に生きるための人生戦略を、金融資本、人的資本(稼ぐスキル)、社会資本(人間関係)の3つの視点から考察した本です。

日本でデイトレやスイングトレードを両立できる仕事は自営業や深夜バイト、フリーランサーなどに限られていますが、人的資本について書かれた第二章は兼業トレーダーにとっても参考になります。

これはあまり話題になりませんが、これから人生100年時代を迎えるにあたっては、トレーダーが抱える暇という大問題を多くの人が抱えるようになると思います。

投資は、死ぬまで続けられる趣味も兼ねますが、問題なのは時間をほとんど消費できない点です。

この本でも書かれているように、自分の好きなことで稼ぐ道を確立することは、人生のQOLの観点から見ても益々重要になってくると思います。

人生100年時代における最も合理的な戦略は、好きな仕事を死ぬまで続けること。長生きした場合の保険である年金は70歳まで繰り下げ受給するに限ります。

自由を体験したことがない多くの人は、「老後の楽しみは自由だ!」と憤慨するかもしれませんが、それは自由に対して幻想を持ってるだけです。

私みたいに、趣味が人一倍多い人生を歩んできた遊び人ですらも、3~5年程度でやりたいことが枯渇してしまったわけで……。