2018年1月
※2018年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
○1月19日
・この2ヶ月のデイトレの統計を検証した所、ドカンといくのは滅茶苦茶下げてる銘柄。そして、デイトレは9-10時で確定となった。更に、この日から順張りで入れそうなパターンも見てみることになった。
※仮説を出す→標本を集めて検証して結論を出す→また次の仮説……。この繰り返しでしか新しいルールは出てこない。見直してみると、アイデアはいきなりは出てきてないのがよく分かる。徐々に徐々に変化していって、それが大きな変化に繋がっている。
○1月22日
・「興味があるのは、5分足寄付き買い(日足で陽線となるパターン)か、それがLCになって下げた場合の寄り付き復帰買い(日足で下ヒゲ陰線になるパターン)」。
※ここに来てようやく、デイトレで一番シンプルなのは、翌日に陽線になりそうなのを、5分足の寄り付きで入ればいいんじゃね?と気付いた。
○1月24日
・順張りデイトレの演習。「やはり、分かりやすいのは、直近の抵抗ラインを抜けて新高値を付けていく展開か」「直近高値抜け後に調整が入った場合というルールでいいかもしれんな」。
※こんな感じのチャートを集めて、以後標本を集めて検証していくことになった。
トレードブログを始めてみた
「全ての願いは既に叶っている」「意図したことは全て叶う」としたら、「(この世界には存在しない)トレードの大学院に入学して修士号を取る」と意図したらどうなるのか?
この願望を意図してからしばらくしたら、「トレードブログを更新すればいいのでは?」というアイデアが浮かんできたので、1月1日から「実際の運用を通して確率統計思考とはどういうことなのか?」を示すためのトレードブログを更新することにしました。
始めの内は、トレード以外にも適当なコラムなども書いていたんですが、この下書きだけでもワクワクが止まらず。
「4月からトレードの大学院に入学だ!」と思ってブログを毎日書いていました。
引き寄せの法則が炸裂した次回に続く!
トレードブログの効果
トレードブログは毎日更新していますが、この習慣を続けたことによってどのような効果があったのかを説明します。
このルールは、2015年2月に確立した「ツイン統計波」と命名した東証一部の順張りルールなんですが、ブログを公開したことで新たな気付きや発見がたくさんありました。
このブログを公開した時点では、過去の古いルールだと思っていたんですが、再びシステムに組み込むことにもなりました。
やはり、人の目が入ると、公開するにあたって考えたり気付いたり検証したりすることになるため、新たな気付きが得られるようになります。
人に教えたり、コンテンツを公開することで、自分自身が一番学ばせてもらえます。
ブログやSNSで発信することは、PVを得られるかどうかは抜きにしても、トレードの学習体験として非常におすすめの方法です。
書評:「勝ち続ける意志力」(再レビュー)
この本は、2016年分にもレビューしたんですが、このレビューを書いた2017年には埋め合わせ的にレビューしたという背景があります。
その後、何度も読んだことによって、トレーダーとしても必読の本であると確信したため再レビューします。
特に、この本の第二章は必読です。
トレードにおいても、簡単に勝てる方法や勝率の高い方法が世に出回る(積極的に宣伝される)ことがあります。
売買日記や統計を付けて検証したり、テクニカルツールを数年間使い続けて精通するといった話は、重要であっても多くの人の耳には入りません。
トレードが特殊なのは、ルールの真似をすること自体にはスキルの差が生じないことにあります。
例えば、オシレーターが売られ過ぎを示していたとして、それを確認して入ることは誰にでもできます。
ただ、長年に渡ってあるルールやテクニカルツールに精通していると、迷いが生まれずにブレなくなります。
重要なのは、まずは自分の手で何か一つルールを確立すること。一つ目の軸となるルールを確立してしまえば、あとはそのルールの統計を取っていれば、そのルールに対する逆張りの派生ルールなども生まれてきます。
つまり、売買ルールそのものよりも、自分の手で売買ルールを生み出す過程や考え方の方が圧倒的に重要です。
例えば、私がブログで公開しているルールは、{-1%、-1%、+3%}の塊を作ることでトータルプラスになるという考えが裏にあります。
しかし、これはいくら文章や言葉で説明したとしても、実際の資金曲線を体験したり、エクセルで自分の手で統計を取ってみないことには、実感を持って理解することは不可能です。
自分の手で確立したルールは、自分だけしか知らないルールになることが多いです。この点は不安に思うかもしれませんが、だからこその強みになります。