2015年4月 トレード歴38ヶ月(トレーダーの本業探し、「マーケットの魔術師」)


2015年4月

※2015年4月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。

〇~4月7日
・過去のデータから、このシステムのドローダウンを調べてみたところ、+36.68%→-11.73%→+17.07%→-17.15%→+69.78%→-19.83%という山と谷を形成していることが分かった。そして、この3つのドローダウンを形成するのに要した日数は、-11.73%:20日、-17.15%:20日、-19.83%:14日。
※資金管理は1ユニット50%だったため、月率換算するとこの半分となる。
※注:このデータはともかく、システムの最大ドローダウンについて調べておく・知っておくことは重要です。ただ、実際に運用してみないことには詳しいことは分からないんですがね。

 

・3月終わりにはLCラッシュとなったが、4月初めは利食いが続いた(以下は利食いの例)。

※しかし、この2銘柄はLCが続いていたことでドローダウンを恐れる余り、玉をやや小さくしてしまった。

 

〇4月8日
・ソニーは3%で増し玉したが、トレイリングストップに掛かってトントンに。

※3%利食いがトントンに……。システム通りにやっていれば、統計上とほとんど同じ結果になるのだが、これで3%の差が付くのはメンタル的に嫌な感じだなあと。これ以降、3%増し玉することはなくなった。

 

・更に、統計上と実際の利益に差が出てきたことで(利食い銘柄の玉を小さくしたことと、増し玉→ブレイクイーブンでふいにしてしまったため)、統計上はプラスになってるにも関わらず、実利益はマイ転しそうだったため、LCを恐れて、代金2位だった楽天をスルーしてしまう。更に、(スルーを正当化するように)統計への記載もスルーした。翌日、3%に到達していた。
※注:システムを運用していくと、こういうことが起こるわけですな。

 

〇~4月17日
・利食いが続くも、LCも続き、かろうじてトータルプラスで推移する(以下の利食いは一例)。

・しかし、週末金曜日のダウが-279ドルとなり……。プライベートでも色々あったこともあり……。

 

〇~4月24日
・何とかダウの暴落を凌ぎ、その後は金融銘柄を中心に利食いが続いた(以下は一例)。

 

・4月23日は、パナ+3.00%、JT+3.00%、野村HD+4.87%の3連続利食いとなった(野村以外は画像省略)。これで5連続利食いとなり、今月の利益が+月率8.87%に。

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・4月の収支は32トレード12利食い、勝率37.50%、月率+7.46%。

・このシステムは、終値エントリーとOCO注文さえ出来れば14時~15時の1時間以外は見てなくても大丈夫。まさか、ネット上の広告によくあるような「1日〇〇分の作業で月20万」ということが現実化するとは……と。ただ、運用システムが一つ確立したのは良かったが、他に新たな問題が出てきていた(下記に続く)。

 


トレーダーの本業探し

このシステムで年率+50%が期待出来るとしたら、8年で400万の種が1億円に到達するじゃないか!と。しかも、1日1時間の作業で出来るわけだから……。

ただ、問題もあって、このシステムは種の大きさに頼るシステムであったため、現状の資金からすると、そこまで大きな利益は期待出来なかったのです。利益から生活費と税金を払うと、複利の恩恵がそこまで受けられない……。

だから、このシステムを運用する以外に出来る、何か本業はないものか?と。

そこでまず目を付けたのは、クラウドワーキングだったんですが……。

クラウドワークスというサイトに登録してみたんですが。これはデザイナーやプログラマーのような専門スキルがある人ならいいけどなあと。未体験でも出来るライターや校正というのもあるみたいだけど、1年前に体験した至福の作業(攻略サイト作り)より楽しくないんだったら、人生トータルで考えて、やる意味ないじゃんと。稼ぎの効率を考えても、バイトした方がええやんと。

と言うことで、クラウドワーキングは却下されました。

クラウドワーキングがアウトになって、次に目を付けたのは、前々から興味があった転売でした。

それで、転売について色々と調べてみたら、自分が興味のある得意な商材でやるのがいいらしい。となると、私の場合はゲームと音楽ですな。それで、チケット転売について調べてみて、自分が好きな人気アーティストのチケットを転売するのがいいかなと。

で、タイムリーに、4月4日にファンキー加藤の一般販売があったんですね。自分も行きたかったものだから買えるかなと思って、転売の視察ついでに、4月4日にローチケにアクセスしてみたんです。しかし、土曜日の10時、全く繋がらない。サイト重過ぎ。で、見れたと思ったら、一瞬で予定枚数終了。その後、チケットキャンプを見てみたら、定価+1000~10000円位で売られていました。

これは、人気チケットを一般販売で買って転売するのは無理だなと。で、更にチケット転売について調べてみたら、ファンクラブに複数入らないと駄目みたいなんですね。

面倒くさすぎる……。効率が悪過ぎる……。で、それで取れる利益はいくらだよ?チケットキャンプの相場を見てみても、一部の超人気アイドル以外、ほとんど儲からんだろ、これ……(しかも、そういう超人気アイドルは転売対策をされているため……)。

と言うことで、チケット転売も却下されました。
※なお、チケット転売はユーザーとして利用することになった。詳しくはこちら

うーむ、トレードの相棒になるようなビジネスは何かないかねえ……。外を散歩して、色んな店の営業時間を見て、昼休みが14~15時の業務はないかねえと探したりもしました。

と、そんな中、4月10日頃に、CMBトレード塾からあるメールが送られてきたのです。そこには、1年間で100万円の種を2000万円にした人の話が紹介されていました。

デイトレってすげえんだな……。

ただ、過去に何回か検証した結果、デイトレは自分には出来んだろうなと思っていたんですね。デイトレは余りにも難し過ぎるから、自分はデイトレーダーにはなれないんだろうなと。

でも、デイトレだったら、このシステムと両立出来ることは確か……。

他に道もなく、引き出しを増やすためにも、デイトレの検証をしてみるかということで、1日1時間程度ではありましたが、新興銘柄の5分足を検証する作業が始まりました。

ただ、モチベーションは全く出ず……。それでも、ちょっとずつ不器用ながらも検証していく内に、デイトレは、5分足じゃなくて日足が大事だなということに気付いてきます。

次回以降に続く。

 

 

書評:「マーケットの魔術師」

「マーケットの魔術師」ジャック・D. シュワッガー

有名な本です。インタビュー形式で一流トレーダーの相場に関する考え方が書かれています。

ただ、読み物としてはまあまあ面白いかもしれませんが、参考になるかというと……。

この本を読んで得られる最大の教訓は、マーケットへのアプローチは人それぞれ違うから、自分自身のオリジナルの手法を開発するしかないということかと思います。

個人的に好きなのは、エド・スィコータさんのこの言葉。

「勝っても負けても、皆自分の欲しいものを相場から手に入れる。負けるのが好きなように見える人もいる。だから、彼らは負けることによって手に入れるんだ」

「もしトレーダーが自分のトレードのパターンをじっくりと振り返ってみれば、自分のあらゆる目標も含めて、皆相場から自分の欲しいものを手に入れようとしていることに気づくはずだ」

「ほとんどの敗者は負けたがっている、そして目標に到達できない勝者は、成功を限定してしまうことで、その個人の内面にある何かを満足させている」