2023年1月
※2023年1月当時の売買日記を読みながら作成(図も当時のものをそのまま転載)。
・スイング順張りプラスも、スイング逆張りがマイナス。トータル+2.00%。
・特に載せるようなチャート画像もない。
インデックス投資の資金管理
新型コロナ以降、米国株や世界株によるインデックス投資は情報強者の証といった風潮となっています。
ただ、私はこの風潮にはやや疑問を感じてもいます。
特に危険だと思うのが、新NISAが始まる2024年から、全財産をいきなりブッコンでしまうというような行為です。
ある程度の時間分散は必要だと思います。
特に、リーマンショック級の暴落が来た場合についてです。
リーマンショック級の暴落が来たとしても、長期・積立・分散投資をしっかりして平均取得単価をならしていくことで対策できます。
例えば、5年間で毎年80万円ずつ合計400万円投資して、リーマンショック級の暴落が来て一時的に資産評価額が200万円になってしまい、安値圏での推移が5年間続いたとしても、その間も長期・積立・分散投資を続けていれば、平均取得単価は75%まで戻せます(分配金も含めたら、ほぼトントン近くまで持っていけます)。
時価総額加重平均型のインデックス投資だったら、産業構造の変化が考慮された成長株が上位に来るため、長期で見たら高確率で上がっていきます。
では、具体的に、リーマンショックの際には、S&P500指数はどうなっていたのかを見てみましょう。
東証のS&P500指数連動型ETFはリーマンショックのときはまだ上場してなかったためデータがないので、Trading Viewで調べてみました。
S&P500指数は、2007年10月に付けた高値1576.09から2009年2月には666.79まで、-57.69%下落しました。
2007年10月の高値を回復したのは2013年4月で、5年6ヶ月掛かりました。
最大ドローダウン率-57.69%、最大ドローダウン期間5年6ヶ月。
円高も加わったら、-70%位下げてもおかしくないかもしれません。
ここから資金管理のルールを決めるとしたら、新NISAに回すのは最大でも総資産の半分までが一つの目安になるかと思います。
新NISAにフルでぶっ込んで、5年後にリーマンショック級が来て総資産が半分になってしまいましたみたいになったら耐えられますか?
その5年間で種銭を使ってしまっていたら、平均取得単価を有利にもできません。
ただ、米国経済や世界経済は今後も成長する公算が高いため、長期・積立・分散投資を継続していれば戻す可能性は強いと考えられます。
インデックス投資における資金管理のルールは次の通りになるかと思います。
・新NISAに拠出するのは最大でも総資産の半分までとする。
・「毎月5万円の積立を30年に渡って継続する」といった、長期・積立・分散投資を継続する。
・暴落が来ても売らずに継続する。