規制と結婚


社会には数多くの規制が存在しています。規制は、「自由競争による強者の行き過ぎた総取りを防ぎ、社会に歪みを生じさせないため」に行われます。

多くの人は規制を支持しますが、それは「規制で得する、得すると思っている人が多いから」です。

あまり規制だと認識されることはありませんが、結婚制度というのも社会における規制の一つです。

結婚制度によって、1人の人が結婚出来る人が1人までと規制されているために、恋愛強者は結婚したら恋愛市場からは退出しなければいけない決まりになっています。

つまり、この規制があるために、恋愛強者未満の人は結婚制度によって得をしているわけです。

もしも、結婚制度で規制されておらず、1人の人が結婚出来る数に制限がなければ、恋愛強者は結婚してもまだ恋愛市場に残り続けてもよいため、強者総取りが起こり得ることになってしまいます。

結婚制度が規制であるのは、友達で考えてみれば分かるかと思います。友達の数は結婚とは違い規制されていないため、友達の数が5000人の人もいれば、0人の人もいます。

私は友達が少ないことで劣等感があったため、もしも学生時代に「友達の数を規制する法案」があったら、全力で賛成していたことでしょう。もしも、「学生時代に作っていい友達は5人まで」というような規制があれば、私に劣等感が出来ることもなかったのです。

だから、恋愛強者未満の人は、結婚制度に感謝しなければいけないのです。もしも、結婚制度で規制されてなければ、結婚数に劣等感を持つ人が出てきますからね。

自由競争も社会に歪みを生じさせますが、規制も社会に歪みを生じさせます。

結婚制度による規制で生じる歪みは、不倫という形で顕在化します。

しかし、不倫が発覚すると、不倫をした本人にばかり批判の矛先が向き、結婚制度そのものに原因があると指摘されることはありません。

自由競争でも、規制でも、どちらにせよ社会に歪みを生じさせます。自由競争を徹底し過ぎると格差が拡大し過ぎることによる歪みが生じ、規制し過ぎると強者の不満による歪みが生じる。

ただ、人間の歴史を発展させてきたのは、一握りの圧倒的天才のお陰であるというのが現実です。

だから、基本は自由競争を推奨しつつ、規制が必要な所は規制すべきであると、私は考えています。